JPH023002Y2 - - Google Patents

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JPH023002Y2
JPH023002Y2 JP17158085U JP17158085U JPH023002Y2 JP H023002 Y2 JPH023002 Y2 JP H023002Y2 JP 17158085 U JP17158085 U JP 17158085U JP 17158085 U JP17158085 U JP 17158085U JP H023002 Y2 JPH023002 Y2 JP H023002Y2
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JP
Japan
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retainer
recess
peripheral surface
sliding member
sliding
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Application number
JP17158085U
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JPS6280067U (ja
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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H41/00Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H41/24Details
    • F16H2041/246Details relating to one way clutch of the stator

Landscapes

  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車その他の車両用に適した流体ト
ルクコンバータのリテーナに関する。
(従来の技術) 一般に3要素1段型トルクコンバータでは第5
図に示すように、入力軸1に直結したポンプイン
ペラ2と、出力軸3に直結したタービン4と、固
定筒軸5にワンウエイクラツチ機構6を介して連
結されたステータ7を備えており、ポンプインペ
ラ2によりタービン4が駆動されて出力軸3の回
転が上がり、速度比がクラツチポイントに達する
まではステータ7は静止しているがクラツチポイ
ント以上ではステータ7は固定筒軸5に対し相対
回転を始める。ワンウエイクラツチ機構6はアウ
タレース8と両側のリテーナ9,10がステータ
7のハブ内周面にスプライン、その他の方法で嵌
合し、インナーレース11が固定筒軸5にスブラ
イン、その他の方法で嵌合し、インナーレース1
1とアウタレース8の間にワンウエイクラツチ1
2が挟持されることにより構成されている。リテ
ーナ9とタービンハブ15の間には放射状の油通
路16が形成されており、又リテーナ9には油通
路16側からワンウエイクラツチ12側に連通す
る油孔17が穿設されている。上記構造におい
て、作動油はタービン4のポンプ作用を受け、タ
ービン4側から油通路16を通り出力軸3と固定
筒軸5の間に流入し、ホンプ(図示せず)あるい
はミツシヨン(図示せず)へと送られ、ふたたび
通路18からポンプインペラ2の入口側へ流入す
る循環経路が形成されている。
本考案はかかる流体トルクコンバータのリテー
ナ9,10に適用されるものであり、従来のリテ
ーナ9,10には滑動性を考慮してその材質とし
ては主にアルミニウムが用いられていた。
(従来技術の問題点) 上記したトルクコンバータにおいては、装置の
駆動に伴いリテーナ9にはタービンハブ15側あ
るいはステータ7側からの大きなスラスト力が作
用し、タービンハブ15の回転によりリテーナ9
のタービンハブ15側摺動面には大きな摩擦力が
加わり、一般にアルミニウム製であるリテーナ9
の摩耗が激しいといつた問題があつた。又摩耗し
たリテーナ9が粉末となつて作動油中に混入し油
圧系統に悪影響を与えるといつた問題もあつた。
そこで従来においても上記問題点に対処するべ
くリテーナ9の材質として耐摩耗性のある樹脂や
PBP(りん青銅板)等が選択採用されていた。し
かしその材質として樹脂やPBPを採用した場合
には製作費用がかなり割高となる問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は放射状の油溝及び係合突起を備え、耐
摩耗性部材により形成された略リング状の摺動側
部材と、該摺動側部材との間に油通路を形成する
放射状凹部と前記摺動側部材の外周面に嵌合する
とともに前記係合突起と対応する箇所に凹部を有
する略リング状の突起を備えたリテーナ本体とか
らなり、前記係合突起が前記凹部に嵌合するとと
もに前記摺動側部材の外周面が前記リング状突起
の内周面に嵌合して前記摺動側部材と前記リテー
ナ本体とが一体化してなることを特徴とする流体
トルクコンバータのリテーナである。
(実施例) 本考案の実施例を示す第1図乃至第4図におい
て、20は略リング状の摺動側部材であり、この
摺動側部材20にはタービンハブ15に当接する
側の面に断面形状がV形の油溝21が放射状に例
えば3個形成されており、又その外周面20aの
所定箇所(例えば放射状に3箇所)には長方形形
状の係合突起22が形成されている。この摺動側
部材20は耐摩耗性部材により形成されるもので
例えばLBC(鉛青銅鋳物)、PBP(りん青銅板)あ
るいは耐摩耗性の樹脂等により形成されている。
24はリテーナ本体であり、このリテーナ本体2
4には摺動側部材20との間に油通路16を形成
する凹部25が放射状に3箇所形成されるととも
にその内周面26aが摺動側部材20の外周面2
0aに嵌合する略リング状の突起26が形成され
ている。このリング状突起26の所定箇所には摺
動側部材20の係合突起22と嵌合する凹部27
及び油通路16を形成する放射状凹部25を塞が
ないための油通路用凹部28が形成されている。
リテーナ本体24の材質としては耐摩耗性を有す
る高価なLBCやPBPを用いる必要はなく、例え
ば従来リテーナ9用として使用されていた安価に
製作できるアルミニウムを用いてもよいしあるい
は鋳鉄製としてもよい。
上記構造の摺動側部材20及びリテーナ本体2
4を用いてリテーナを構成するには、摺動側部材
20の外周面20aをリング状突起26の内周面
26aに嵌合させるとともに係合突起22をリン
グ状突起26の凹部27に嵌合させて摺動側部材
20とリテーナ本体24を一体化するだけでよ
い。
尚上記実施例では、第5図中左側のリテーナ9
のみに適用した場合を示したが、右側のリテーナ
10にも同様に適用可能なものである。
(考案の効果) 本考案にかかる流体トルクコンバータのリテー
ナでは、放射状の油溝21及び係合突起22を備
え、耐摩耗性部材により形成された略リング状の
摺動側部材20と、該摺動側部材20との間に油
通路16を形成する放射状凹部25と摺動側部材
20の外周面20aに嵌合するとともに係合突起
22と対応する箇所に凹部27を有する略リング
状の突起26を備えたリテーナ本体24とからな
り、係合突起22が凹部27に嵌合するとともに
摺動側部材20の外周面20aがリング状突起2
6の内周面26aに嵌合して摺動側部材20とリ
テーナ本体24とが一体化して形成されているの
で、タービンハブ15との摺動面には油溝21か
ら油が充分供給され摺動側部材20の摩耗が抑制
でき、しかも摺動側部材20は耐摩耗性部材によ
り形成されているので摺動側部材20が摩耗する
ことを防止できながら、リテーナの大部分を占め
るリテーナ本体24は安価な部材により形成でき
るので、リテーナ本体としてはかなりのコスト低
減を図ることができる。又スラストニードルベア
リングを使用する場合に比べてリテーナの軸方向
の寸法を短くすることが可能となる。さらには摺
動側部材20が摩耗した場合には、この摺動側部
材20のみの交換ができ、リテーナ全体を取替え
る必要がなく経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の要部を示す斜視図、第
2図は本考案をトルクコンバータに介装した状態
を示す第1図における−断面図、第3図は摺
動側部材の一部省略正面図、第4図はリテーナ本
体の一部省略正面図、第5図は従来例を示す一部
省略縦断側面図である。9,10…リテーナ、1
6…油通路、20…摺動側部材、20a…外周
面、21…油溝、22…係合突起、24…リテー
ナ本体、25…放射状凹部、26…リング状突
起、26a…内周面、27…凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 放射状の油溝及び係合突起を備え、耐摩耗性部
    材により形成された略リング状の摺動側部材と、
    該摺動側部材との間に油通路を形成する放射状凹
    部と前記摺動側部材の外周面に嵌合するとともに
    前記係合突起と対応する箇所に凹部を有する略リ
    ング状の突起を備えたリテーナ本体とからなり、
    前記係合突起が前記凹部に嵌合するとともに前記
    摺動側部材の外周面が前記リング状突起の内周面
    に嵌合して前記摺動側部材と前記リテーナ本体と
    が一体化してなることを特徴とする流体トルクコ
    ンバータのリテーナ。
JP17158085U 1985-11-07 1985-11-07 Expired JPH023002Y2 (ja)

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JP17158085U JPH023002Y2 (ja) 1985-11-07 1985-11-07

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JP17158085U JPH023002Y2 (ja) 1985-11-07 1985-11-07

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JPS6280067U JPS6280067U (ja) 1987-05-22
JPH023002Y2 true JPH023002Y2 (ja) 1990-01-24

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JP5049647B2 (ja) * 2007-05-15 2012-10-17 株式会社ユタカ技研 流体継手

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JPS6280067U (ja) 1987-05-22

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