JPH02299803A

JPH02299803A - 化粧合板とその製造方法

Info

Publication number: JPH02299803A
Application number: JP1122023A
Authority: JP
Inventors: Mitsuyoshi Yamaguchi; 山口　光美
Original assignee: YUUAISHIYA KK
Current assignee: YUUAISHIYA KK
Priority date: 1989-05-15
Filing date: 1989-05-15
Publication date: 1990-12-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は化粧合板とその製造方法に関する。

〔従来の技術〕

一般に、化粧合板には、単板オーバーレイ合板、プラス
チックオーバーレイ合板、紙オーバーレイ合板、布オー
バーレイ合板、ハードボードオーバーレイ合板等があり
、単板オーバーレイ合板は・普通合板（単板を積層した
のみで２次的な加工を施していないもの）の表面に、自
然木の美しい木理をもつもの、あるいは銘木から切削し
た薄い化粧単板を被覆したものであり、プラスチックオ
ーバーレイ合板とは、合板の表面に、合成樹脂のフィル
ム、含浸紙またはプラスチック積層板を被覆したもので
ある。また、紙オーバーレイ合板は模様紙等をオーバー
レイしたものであり、布オーバーレイ合板は布をオーバ
ーレイしたものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

従って、従来の化粧合板の表面は、平面的なものであり
、該表面を凹凸面としようとすれば、ルータ−等にて基
板に凹凸面を形成せねばならず、その製造が面倒であり
かつコスト高となっていた。

そこで、本発明では、簡単かつ低コストにて製造するこ
とができ、しかも、表面には凹凸面が形成され、豪華な
感じを与えることができる化粧合板とその製造方法を提
供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上述の目的を達成するために、本発明に係る化粧合板は
、表て面に板材を貼り合わせて凹凸面を形成した基板と
；該基板の凹凸面に密着するフィルム状体と；からなる
ものである。また、本発明に係る化粧合板の製造方法は
、通気性を有する平板体の表て面に、通気性を有する板
材を貼り合わせて凹凸面を形成した後、予め加熱した熱
可塑性のフィルム状体にて上記凹凸面を被覆、又は、加
熱していない熱可塑性のフィルム状体にて上記凹凸面を
被覆した後該フィルム状体を加熱して、該フィルム状体
を基板側へ吸引し、該フィルム状体を上記凹凸面に密着
させるものである。

（作用）本発明に係る化粧合板によれば、フィルム状体が凹凸面
に密着するので、この化粧合板の表面は凹凸面が形成さ
れることになり、また、基板の凹凸面は、平板体の表で
面に板材を貼り合わせて形成するので、極めて簡単に形
成することができ、しかも、該板材及び平板体を高級な
材質とする必要がない、（けだし、フィルム状体に被覆
され、これらは外部へ露出しないからである。）また、
フィルム状体に、種々の意匠が施されていれば、種々の
意匠を有する化粧合板とすることができる。

また、本発明に係る化粧合板の製造方法によれば、凹凸
面は、平板体の表て面に板材を貼り合わせれば形成する
ことができ、また、フィルム状体を基板側へ吸引すれば
、平板体及び板材は共に通気性を有するので、該フィル
ム状体は、簡単かつ確実に吸着し、化粧合板は形成され
る。

〔実施例〕

以下、実施例について図面を参照して説明する。

第２図は本発明に係る化粧合板を示し、この合板は、第
１図に示す様に、平板体１の表て面２に板材３を貼り合
わせてなる基板４と、該基板４の凹凸面５に密着するフ
ィルム状体６と、からなり、板材３の形状により、第２
図に示す様な意匠が施されたものとなる。

ここに、平板体１及び板材３とは、ベニヤ板、パーティ
クルボード等の通気性を有する材質からなり、フィルム
状体６とは、熱可塑性の合成樹脂、例えば、塩化ビニル
等からなり、その厚さ寸法は、例えば、０．１〜０．３
閣の極薄体からなる。

次に、上述の如く構成される化粧合板の製造方法を説明
する。

まず、平板体１の表て面２に、板材３・・・を接着して
、凹凸面５を形成した基板４を形成し、次に、該基板４
を、第３図に示す様に受盤７上に載置すると共に、フィ
ルム状体６を凹凸面５上に載置する。

そして、この状態からフィルム状体６を基板４側へ真空
装置８にて吸引するが、この場合、凹凸面５には接着剤
が塗布されている。ここに、真空装置８とは、受盤７を
受ける本体９と、図示省略の真空、ポンプと、を備えた
ものであり、本体９は、凹所１０を有し、該凹所１０に
は連通孔１１が連通連結されている。そして、この連通
孔１１に上記図示省略の真空ポンプが連結され、この真
空ポンプにより、凹所１０と受盤７の裏面１２とで形成
される真空室１３が真空状とされる。また、受盤７には
、表面１４と裏面１２とが連通される多数の連通路１５
・・・が設けられている。

従って、真空室１３を真空状態とすれば、基板４は通気
性を有するものであるので、フィルム状体６は、凹凸面
５に吸着される。

しかして、この場合、フィルム状体６の端部１６は、押
え蓋１７にて押えられ、シールされる。即ち、この押え
ＩＥ１７は、上壁１８と側壁１９とからなり、側壁１９
の下端縁２０がフィルム状体６の端部１６を押えるもの
であり、シリンダ機構２１にて矢印の如く往復動じて開
閉する。また、上壁１８には貫孔２２が設けられ、該貫
孔２２から熱風等が送り込まれ、該蓋１７内は圧力室２
３とされ、フィルム状体６は矢印の如く凹凸面５側へ押
圧される。

従って、°蓋１７内に熱風を送り込むとフィルム状体６
は加熱され変形容易となり、しかも、この状態で、真空
室１３を真空状態とすれば、このフィルム状体６には、
圧力室２３の矢印方向の押圧力、及び、真空室１３の凹
凸面５側への吸引力が作用し、第１図に示す槍に、フィ
ルム状体Ｓは隙間なく確実に凹凸面５に密着する。なお
、本実施例では、凹凸面５に接着剤を塗布しているが、
フィルム状体６が熱融着性等を有するものとすれば、接
着剤を使用せずに、加熱により、酸フィルム状体６を凹
凸面５に密着させることができる。

また、蓋１７内に送り込む空気が熱風ではない場合、フ
ィルム状体６を凹凸面５に載置する前に、予め該フィル
ム状体６を加熱しておけばよい。なお、加熱温度はどち
らの場合も１５０°Ｃぐらいとする。

なお、本発明は上述の実施例に限定されず本発明の要旨
を逸脱しない範囲で設計変更自由であり、例えば、平板
体１に貼り合わせられる板材３としては、一層に限らず
、２層以上とするも自由であり、厚さ寸法が相違するも
のとするも自由である。

また、板材３の形状としては、平面視において、第２図
に示すものに限られるものではなく種々の形状のものと
することができるゆさらに、フィルム状体６が表て面５
に密着して、加熱状態にあるとき等に、エンボス模様加
工等の表面加工を施すことも可能である。具体的には、
各種の模様が彫刻されたローラ等を、フィルム状体６の
表面に押圧する。また、このエンボス模様以外にフィル
ム状体６の表面をミラー状とする表面加工も可能である
。

しかして、この化粧合板の用途としては、ドアの表面、
家具、室内装飾のはめ板部及び天井板部、等とすること
ができる。

〔発明の効果〕

本発明は上述の如く構成されているので、次に記載する
効果を奏する。

基板４の凹凸面５は簡単に形成され、しかも、この凹凸
面５には、フィルム状体６が被覆されるので、該基板４
を高級な材質とする必要がない。

従って、この化粧合板は簡単かつ安価に製造することが
でき、しかも、製造された化粧合板のフィルム状体６は
加熱・加圧されてなるものであるので、その耐久性が増
している。さらに、この化粧合板は、表面に凹凸面及び
種々の模様を施すことができ、安価に製造されるにもか
かわらず、高級な感じを与えることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る化粧合板の拡大断面図、第２図は
平面図、第３図は製造方法を示す拡大断面図である。

Claims

【特許請求の範囲】１、表て面２に板材３を貼り合わせて凹凸面５を形成し
た基板４と、該基板４の凹凸面５に密着するフィルム状体６と、からなることを特徴とする化粧合板。２、通気性を有する平板体１の表て面２に、通気性を有
する板材３を貼り合わせて凹凸面５を形成した後、予め
加熱した熱可塑性のフィルム状体６にて上記凹凸面５を
被覆、又は、加熱していない熱可塑性のフィルム状体６
にて上記凹凸面５を被覆した後該フィルム状体６を加熱
して、該フィルム状体６を基板４側へ吸引し、該フィル
ム状体６を上記凹凸面５に密着させることを特徴とする
化粧合板の製造方法。