JPH02298744A - レンジフードの排気方法と排気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、排気機構に連通して、ガスレンジなどの加
熱１埋器具使用時の排気を行なうレンジフードの排気方
法と排気装置の改良に関するものである。

（従来の技術） 従来の排気のためのレンジフードは、ガスレンジなどの
加熱調理器具の直上に位置して、使用時の排気を行なう
ものであり、加熱調理されている調理・料理品からの油
煙や炊煙、加熱調理器具からの燃焼ガスをレンジフード
により捕架し、排気する構造になっている。

（発明が解決しようとする課題） 従来のレンジフードによる排気の捕集は、加熱調理器具
からの燃焼空気や炊煙などの比重が軽い排気の捕集には
、はぼ問題がないが、油煙のように比重が重い空気の排
気は、排気ファンの能力が不足していたり、レンジフー
ドの設置位置、構造などに不備があると、捕集効率が悪
く、室内に油煙が８１留し、室内を汚したり、また、排
気途中においても、排気流の流速の低下や流れの渋滞に
よりレンジフードの内外面や周囲に油煙滓が付着して、
汚れが目立ち、洗い落しも困難となることが多いなどの
問題点があり、これが、この発明の解決課題である。

（課題を解決するための手段） この発明は、前記した解決課題の手段とし“て、排気ｉ
構に連通するレンジフードで覆われた下面の上下空間に
位置し、レンジフードに向け排気流が通過する排気流域
に対して、外方から空気流を強制的に供給し、前記排気
流域の排気流に合流させることを特徴とするレンジフー
ドの排気方法と、排気機構に連通するレンジフードで覆
われた下面の上下空間に位置する排気流域へ外方から空
気流を噴出する空気噴出手段と、該空気噴出手段に空気
流を供給する空気流供給機構とを備えてなるレンジフー
ドの排気装置を要旨とづ−るものである。

（発明の作用） 前記した具体的手段における発明の作用は、排気機構に
連通するレンジフードで覆われた下面の上下空間に位置
し、レンジフードに向け排気流が通過する排気流域に対
して、外方から空気流を強制的に供給し、前記排気流域
のり１気流に合流させ、合流した空気流によってレンジ
フードに向かう排気流の油煙などの比重の高い排気流の
比重を低下させ、レンジフードに向け流れ易く、かつ、
排気流への抵抗を減じて流速を高めるとバに空気流の外
側からの供給により排気流域の周囲にエアーカーテン層
を形成して、排気流域の外方へ流れ出やすい油煙などの
排気流の放散を防ぎ、排気流の捕集を完全なものとする
。

（実施例） 図示の実施例に基づいて、この発明の詳細な説明する。

図示の実施例は、厨房の壁面にそってレンジフードを設
置し、このレンジフードに排気ファンを接続したレンジ
フードの排気機構に、この発明を実施したものであって
、天井寄りの壁面Ｗにそって配設されたレンジフード１
は、従来の構造と同様にガスレンジＧの直上に位置し、
その下面が排気流域Ｓとなり、レンジフード１に配置さ
れている排気ファン２により、排気流域Ｓから排気がレ
ンジフード１、排気ファン２、排気ダクト３を経由して
、外部へ排気放出される。

レンジフード１のフード１１の直下にある排気流域Ｓは
、左右側方から袖壁４．４により囲まれている。袖壁４
．４は、上端が７−ド１１に、下端がガスレンジＧを取
付けたカウンター面に、それぞれ達するように立設され
たものであり、該袖壁の奥行方向の侵端４１は、壁面Ｗ
に添い、前端４２は、ガスレンジを中心とした調理仕事
に支障を来たさない程度に壁面Ｗから突き出たもので、
排気流域Ｓに対する左右三方の隔壁として８１能する。

なお、レンジフードが壁面にそって配設されていない場
合には、前記排気流域の後面側に後面壁５（第３図）を
設け、前記排気流域を左右、後面の三方から囲むように
してもよい。

排気流域Ｓに空気流を噴出する前記袖壁４は、その前端
４２に複数の噴出孔４３が上下方向に適宜の間隔をおい
て形成されている。これら噴出孔４３は、前端４２の端
面４２ａに適宜の口径の孔を穿孔して形成されるか、適
宜の口径のノズルを前端４２の端面に植設して形成して
もよい。さらに、袖壁の内面（ＩＩ気流域Ｓに対面する
而）にも噴出孔を設けてもよく、内面に設けた場合は、
前端寄りの内面に上下方向に点設するか、下端寄りに奥
行方向に複数段の配列で点設する設置配列が含まれる。

第１図の実施例では、前記噴出孔が形成されているｔｔ
Ｊ端４２の端面４２ａは、前方正面に対し平行な面とな
っているが、該端面を斜め内方（排気流域方向）へ向く
よう斜面としたり（第４図）、弯曲面としく第５図）、
さらに、袖壁をカウンター面にそった腕部のみとし、該
腕部の上面に噴出孔を設ける構造（第６図）、袖壁を三
角袖壁とし、傾斜した稜面に噴出孔を形成する構造（第
７図）などが採用でき、これらは、いずれも噴“出孔か
ら噴出された空気流に方向性をもたせ、前記レンジフー
ドのフードに向けてカウンター面からエアーカーテンを
形成するように噴出させるものであり、さらに、端面４
２ａに方向調節板４２ｂを取付けて、噴出方向を調節す
ることも可能である（第８図）。

前記噴出孔４３に空気を供給し、空気流として噴出させ
るには、ダクトを介して外部空気を吸気する吸気ファン
６により外部空気を袖壁４の内部空間に圧送し、該内部
空間と連通の噴出孔４３から噴出させるものであり、袖
壁４がダクトの機能をも果たすが、袖壁内にセパレータ
を設け、噴出孔への空気流供給を分けて空気流の圧力低
下、噴出のの均等化あるいは下方へ行くにしたがい噴出
孔の噴出間を増加させるなどの手段を講じることもでき
る。また、噴出孔からの噴出［有］を可変としたり、噴
出部位の選択を行なって、例えば、噴出孔の下段側のみ
開放させて噴出させるなどの調ｆＩｉ５１！１構も噴出
孔にシャッター機構を付設すれば、可能となる。

前記した排気ファン、吸気ファンは、ともに連動構造で
も、それぞれ別個に駆動されるものでもよく、前者の構
造においては、−基の電動モータＭにより両ファンを駆
動し、後者の構造においては、別個の駆動用電動モータ
が用いられる。

前記した排気装置の作用は、すでに説明したとおりのも
のであるが、排気が必要な場合には、排気ファン、吸気
ファンを駆動させると、排気流域には、袖壁から供給さ
れる空気流がυＦ気流による負圧と噴出圧力によって、
空気流が排気流に合流し、重い流れとなる油煙流も排気
流の流れにのって円滑に排気される。特に、供給される
空気流は、排気流域の側方にエアーカーテンを形成する
もので、このエアーカーテンにより、排気流域外へ流れ
やすい油煙流などの重い流れも捕集され、排気流域へ戻
されて、外部へ排気され、室内への放散を防ぎ、さらに
、滞留も発生し難く、レンジフードやフードまわりの付
着、汚染を防ぐ。

（発明の効果） 以上述べたように、この発明によれば、排気機構に連通
するレンジフードで覆われた下面の上下空間に位置し、
レンジフードに向け排気流が通過する排気流域に対して
、外方から空気流を強制的に供給し、前記排気流域の排
気流に合流させ、合流した空気流によってレンジフード
に向かう排気流の油煙などの比重の高い排気流の比重を
低下させ、レンジフードに向け流れ易く、かつ、排気流
への抵抗を減じて流速を高めると共に空気流の外側から
の供給により排気流域の周囲にエアーカーテン層を形成
して、排気流域の外方へ流れ出やすい油煙などの排気流
の放散を防ぎ、排気流の捕集を完全なものとし、排気流
域外へ流れやすい油煙流などの重い流れも捕集され、排
気流域へ戻されて、外部へ排気され、室内への放散を防
ぎ、さらに、滞留も発生し難く、レンジフードやフード
まわりの付着、汚染を防ぎ、厨房をクリーンな状態に保
ち、さらに、排気ファン、吸気ファンを駆動する電動モ
ータも比較的小型なモータを使用でき、消ｔｉ！電力の
節減、運転ＩＡ音も低下させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例における斜視図、第２図
は、排気ファンと吸気ファンをレンジフードに内蔵させ
た構造の説明図、第３図から第８図は、それぞれ袖壁の
各実論例を承り斜視図である。 １・・・・・・レンジフード ２・・・・・・排気ファン ４・・・・・・袖壁 Ｓ・・・・・・排気流域 ６・・・・・・吸気ファン

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）排気機構に連通するレンジフードで覆われた下面
   の上下空間に位置し、レンジフードに向け排気流が通過
   する排気流域に対して、外方から空気流を強制的に供給
   し、前記排気流域の排気流に合流させることを特徴とす
   るレンジフードの排気方法。
2. （２）排気機構に連通するレンジフードで覆われた下面
   の上下空間に位置する排気流域へ外方から空気流を噴出
   する空気噴出手段と、該空気噴出手段に空気流を供給す
   る空気流供給機構とを備えてなるレンジフードの排気装
   置。