JPH02295903A - 水田用除草剤組成物 - Google Patents

水田用除草剤組成物

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JPH02295903A
JPH02295903A JP11545089A JP11545089A JPH02295903A JP H02295903 A JPH02295903 A JP H02295903A JP 11545089 A JP11545089 A JP 11545089A JP 11545089 A JP11545089 A JP 11545089A JP H02295903 A JPH02295903 A JP H02295903A
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JP
Japan
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weight
composition
water
herbicide
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JP11545089A
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English (en)
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Toshiki Maruyama
丸山 俊城
Kunio Uchimura
内村 邦男
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、水田の田植後処理除草剤組成物に関する。
[従来の技術] 従来より湛水下水田において用いられてきた除草剤の製
剤形態としては、一般にそのまま手軽に散布できる省力
的剤型という利点によって粒剤及び田植前原液散布用乳
剤が主流である。
しかしながら、粒剤は一般に除草剤有効成分含有量が5
〜15%程度と比較的少量であると共に造粒に当たって
は、ベントナイト、クレー、カオリン、タルク等の無機
質担体及び各種の助剤や界面活性剤が必要となるばかり
でなく、造粒、乾煙、整粒工程を経るため製造コストが
高く又、散布むむらによる効果のばらつきが生じ易く、
必ずしも最良の剤型とは言い難い面がある。
一方、田植前原液散布用乳剤は、粒剤を散布する場合に
比べて同面積当たりに散布する有効成分量が少なめで同
等の効果を得ることができ、かつ散布する乳剤原液も少
量で済むため省力的な製剤形態といえる。しかし、田植
え後、すなわち稚苗水稲移植後にこの乳剤の原液散布を
行うと、主として製剤中に多量に含まれる有機溶媒に起
因する水稲への重大な薬害を引き起こすと言う欠点があ
る。さらに、製剤中の有機溶媒による人畜及び小動物に
対する毒性や刺激性、あるいは悪臭等の問題も有してお
り必ずしも好ましい剤型とは言えない。
近年、かかる観点より分散媒に水を用いた水懸濁製剤が
開発され、例えば、特開昭62−84002号公報、特
開昭62−87501号公報、特開昭62−28950
2号公報及び特開昭63−107901号公報等に、該
水懸濁剤に関する技術が開示されている。しかしながら
、これらの公報に記載されている技術は、主に固体の除
草剤有効成分と界面活性剤とを配合してなる水懸濁製剤
に関するものであり、液体除草剤有効成分と固体除草剤
有効成分とを配合してなる貯蔵安定性に優れた水懸濁製
剤に関する技術は未だ確立されていない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者らは、貯蔵安定性に優れ、水稲に対する安全性
が高く、除草効果が確実でかつ散布の容易な、液体除草
剤有効成分と固体除草剤有効成分とを配合してなる水懸
濁製剤を開発すべく鋭意研究を重ねた。その結果本目的
は、水を分散媒とし、液体除草剤有効成分を石油系芳香
族溶媒に溶解せしめた油状物と、固体除草剤有効成分と
、界面活性剤とを配合してなる、厳密な物理化学的性質
を有する組成物によって始めて達成されることを見い出
し、本発明を完成するに至った。
[課題を解決するための手段] 本発明は、水を分散媒とし、液体除草剤有効成分を石油
系芳香族溶媒に溶解せしめた油状物と、微粉砕された固
体除草剤有効成分と、界面活性剤とを配合してなり、こ
のものの表面張力が温度20℃において3 (1−40
d yn e/ Cm、粘度が温度20℃において50
〜200センチポワズである流動性を持ち、かつ水稲の
第二葉葉身邪に対する接触角が温度20℃において10
5度以下である物理化学性質を有する水田用除草剤組成
物及びその製造方法並びに該組成物を田植後の温水下水
田に直接滴下散布することを特徴とする除草剤の散布方
法を提供するものである。
以下、本発明につきさらに詳細に説明する。
本発明の除草剤組成物の製造方法としては、まず液体除
草剤有効成分と界面活性剤を石油系芳香族溶媒に均一に
溶解しくこの際、必要に応じて、均一に溶解するまで適
度に加熱する)、この後強攪拌しながら水を加え濃厚な
乳化相(エマルジョン)を調製し、次に、あらかじめエ
アーミル等で微粉砕した固体除草剤有効成分を上記の乳
化相に混合分散させて乳化懸濁混合相とする方法、又は
上記の乳化相に固体除草剤有効成分を加え、湿式のボー
ルミル、サンドミル等で微粉化しながら分散させて乳化
懸濁混合相とする方法等があげられる。
使用しうる石油系芳香族溶媒としては、人畜及び環境に
対する安全性の面より、E P A (Bnvir−o
mental Protection 八gency 
)が発表した有害不活性成分リスト1及びリスト2に記
載されていない化合物、例えば、メチルエチルベンゼン
、トリメチルベンゼン、プロピルベンゼン、メチルナフ
タレン、ジメチルナフタレン、ジフェニルエタン、ジト
リルエタン等をあげることができる。これらの溶媒は一
種あるいは二種以上混合して配合してもよく、混合する
場合の混合比も任意に選択できるが、液体除草剤有効成
分と界面活性剤を溶解するに十分な添加景、すなわち5
〜30重遣%、望ましくは10〜20重量%の添加が粘
度及び表面張力を満足するうえでより好ましい結果をも
たらす。
使用しつる界面活性剤としては特に制限はな〈従来より
農薬の製剤に使用されているものが用いられる。具体的
には、例えば、リグニンスルホン酸塩、アルキルアリー
ルスルホン酸塩、ジアルキルスルホサクシネート、ポリ
オキシエチレンアルキルアリールフォスフェート、ポリ
オキシェチレンアルキルアリールエーテルサルフェート
、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ポリオキシエチレ
ンスチリルフェニルエーテルサルフェート等のアニオン
系界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルアリールエ
ーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル
、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエ
チレンソルビタンアルキレート、ポリオキシエチレンア
ルキルエステル等のノニオン系界面活性剤をあげること
ができる。
これらの界面活性剤は一種あるいは二種以上混合して配
合してもよく、混合する場合の混合比も任意に選択でき
るが、界面活性剤の選択にあたっては使用する農薬原体
の性質に適合するよう選択することが必要である。
界面活性剤の添加量は、2〜15重量%が望ましい範囲
である。しかしながら、粘度、表面張力及び接触角の諸
物性値を本発明の範囲のものとするうえでは、その種類
及び添加量を適切に選択することが必要である。
上記した乳化懸濁混合相の安定化に関して、分散効果の
ある界面活性剤と共に、保護コロイド剤として水溶性高
分子化合物を添加することができる。使用し得る水溶性
高分子としては、例えば、アラビアガム、ザンサンガム
、ガーガム、メチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、可溶性デン
プン等があげられる。
他に本発明の除草剤組成物中に添加される補助剤として
は、凍結防止剤、消泡剤及び防カビ剤等があげられる。
凍結防止剤としてはプロピレングリコール又はエチレン
グリコールを、消泡剤としてはシリコン系消泡剤を、防
カビ剤としてはホルマリン水溶液を添加しても良い。
本発明の除草剤組成物において、使用しうる除草剤有効
成分としては、液体除草剤有効成分と固体除草剤有効成
分との配合組合せであれば特に限定されるものではない
。ここで、液体除草剤有効成分とは、常温(20℃)で
液体、又は融点が20℃を越え約50℃以下の物性を有
し前記乳化相調整時の適度な加熱により容易に溶融する
成分であり、また本発明で使用する石油系芳香族溶媒に
溶解しうる有効成分を意味する。それらの中でも5−(
1−メチル−1−フェニルエチル)ピペリジン−1−カ
ルボチオエート(以下、これを「化合物(I)」という
)が特に好適に用いられる。
また、固体有効成分とは、本発明の除草剤組成物の調整
時に固体である有効成分を意味し、それらの中でもメチ
ル−2−[C(([[4,6−ジメトキシピリミジン−
2−イル]アミノ〕カルボニル〕アミノ〕スルホニル〕
メチル〕ベンゾエート(以下、これを「化合物(■)」
という)が特に好適に用いられる。上記の化合物(I)
及び化合物(II)は各々特公昭56−36167号公
報、特公昭62−6705号公報に開示されている既知
の除草剤有効成分である。
これらの除草剤有効成分は、除草対象となる雑草の種類
に応じて、二種類だけ、あるいは二種類以上混合しても
良く、その配合比も任意に選択できる。また除草剤有効
成分は本発明の乳化懸濁混合相を成す除草剤組成物中に
5〜50重量%の範囲で含有することができる。
本発明の除草剤組成物は、稚苗水稲移植後の除草剤とし
て特に適している。
本発明の除草剤組成物は、表面張力が30〜40dyn
e/cm(20℃)、粘度が50〜200センチボワズ
(20℃)、かつ水稲の第二葉葉身邪に対する接触角が
105度以下(20℃)である物理化学的性質を有して
いるため、田植後の湛水下水臼に、水に希釈することな
く直接滴下散布を行うと、水稲に付着することなく水面
及び水中を速かに拡展沈降し、充分な除草効果を発現す
ることができる。特に水稲の第二葉葉身部における接触
角と水懸濁組成物の水稲に対する付着量は密接な関係を
有しており、接触角が105度を越えると水稲への付着
量が増大し、除草剤有効成分、溶媒、界面活性剤あるい
は他の補助剤に起因する薬害を引き起すため、田植後の
散布は困難となる。
本発明の除草剤組成物は、湛水下水臼への直接滴下散布
にあたって特別の注意は必要なく、通常用いられている
田植前原液散布用乳剤と同様の方法で散布することがで
きる。特に本発明の除草剤組成物は拡展性が優れている
ので、水の取り入れ口(水口)より水を取り入れる際に
同時に流入水に滴下する方法、あるいは畦畔の4辺のう
ちより選ばれた少なくとも1辺以上の畦畔から歩行しな
がら滴下散布する方法等の更に省力的な散布も可能であ
る。
本発明の除草剤組成物の散布量は、10アール当り通常
0.5〜101の範囲であり、特に0.75〜3βの範
囲が好適である。また、本発明の除草剤組成物は必要に
応じて適量の水で希釈して用いることもできる。
次に、実施例を挙げて更に具体的に説明する。
実施例1 化合物(I)25重量%、トリメチルベンゼン、12.
5 重量%、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシコウム
2重量%及びポリオキシエチレンスチリルフェニルエー
テル4重量%の混合物を均一な溶液になるまで加熱攪拌
した。得られた均一溶液を室温まで冷却し、この中に水
51重量%を攪拌しながら加え濃厚な乳化物をえた。
この乳化物に化合物(n)0.5重量%及びプロピレン
グリコール5重量%を加えて、湿式ボールミルで粉砕混
合し、乳化懸濁混合相を成す組成物100部を得た。
実施例2 化合物(I)25重量%、トリメチルベンゼン12.5
重it%、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシコウム2
重量%及びポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテ
ル4重量%の混合物を均一な溶液になるまで加熱攪拌し
た。得られた均一溶液を室温まで冷却し、この中にゴー
ガム0.2%水溶液51重量%を攪拌しながら加え濃厚
な乳化物をえた。
この乳化物に化合物(n)0.5重量%及びプロピレン
グリコール5重量%を加えて、湿式ボールミルで粉砕混
合し、乳化懸濁混合相を成す組成物100部を得た。
実施例3 化合物(I)25重量%、トリメチルベンゼン12.5
重11%、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシコウム2
重量%及びポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
4重量%の混合物を均一な溶液になるまで加熱攪拌した
。得られた均一溶液を室温まで冷却し、この中にゴーガ
ム0.2%水溶液51重量%を攪拌しながら加え濃厚な
乳化物をえた。
この乳化物に化合物(n)0.5重量%及びプロピレン
グリコール5重量%を加えて、湿式ボールミルで粉砕混
合し、乳化懸濁混合相を成す組成物100部を得た。
実施例4 化合物(I)25重量%、メチルナフタレン12.5重
量%、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシコウム2重量
%及びポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル4
重量%の混合物を均一な溶液になるまで加熱攪拌した。
得られた均一溶液を室温まで冷却し、この中にゴーガム
0.2%水溶液51重量%を攪拌しながら加え濃厚な乳
化物をえた。
この乳化物に化合物(n)0.5重量%及びプロピレン
グリコール5重量%を加えて、湿式ボールミルで粉砕混
合し、乳化懸濁混合相を成す組成物100部を得た。
実施例5 化合物(I)25重量%、メチルナフタレン12.5重
量%、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシコウム2重量
%及びポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル4
重量%の混合物を均一な溶液になるまで加熱攪拌した。
得られた均一溶液を室温まで冷却し、この中にキサンタ
ンガム0.2%水溶液51重量%を攪拌しながら加え濃
厚な乳化物をえた。
この乳化物に化合物(n)0.5重量%及びプロピレン
グリコール5重量%を加えて、湿式ボールミルで粉砕混
合し、水懸濁組成物100部を得た。
実施例6 化合物(I)25重量%、ツルペッツ20012.5重
量%、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシュラム2.5
重量%及びポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテ
ル4重量%の混合物を均一な溶液になるまで加熱攪拌し
た。得られた均一溶液を室温まで冷却し、この中にガー
ガム0.2%水溶液50.5重量%を攪拌しながら加え
濃厚な乳化物をえた。
この乳化物に化合物(■)0.5重量%及びプロピレン
グリコール5重量%を加えて、湿式ボールミルで粉砕混
合し、乳化懸濁混合相を成す組成物100部を得た。
実施例7 化合物(1)25重量%、ツルペッツ20012.5重
量%、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシコウム3重量
%及びポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル4
重量%の混合物を均一な溶液になるまで加熱攪拌した。
得られた均一溶液を室温まで冷却し、この中に水50重
量%を攪拌しながら加え濃厚な乳化物をえた。
この乳化物に化合物(n)0.5重量%及びプロピレン
グリコール5重量%を加えて、湿式ボールミルで粉砕混
合し、乳化懸濁混合相を成す組成物100部を得た。
実施例8 化合物(1)25重量%、ジメチルエチルベンゼン12
.5重量%、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシコウム
3重量%及びポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル4重量%の混合物を均一な溶液になるまで加熱攪拌し
た。得られた均一溶液を室温まで冷却し、この中に水5
0重量%を攪拌しながら加え濃厚な乳化物をえた。
この乳化物に化合物(■)、0.5重量%及びプロピレ
ングリコール5重量%を加えて、湿式ボールミルで粉砕
混合し、乳化懸濁混合相を成す組成物100部を得た。
実施例9 化合物(I)25重量%、ジメチルエチルベンゼン12
.5重量%、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシコウム
3重量%及びポリオキシエチレンスチリルフェニルエー
テル4重量%の混合物を均一な溶液になるまで加熱攪拌
した。得られた均一溶液を室温まで冷却し、この中に牛
サンタンガム0゜1%水溶液51重量%を攪拌しながら
加え濃厚な乳化物をえた。
この乳化物に化合物(II)0.5重量%及びプロピレ
ングリコール5重量%を加えて、湿式ボールミルで粉砕
混合し、乳化懸濁混合相を成す組成物100部を得た。
実施例10 化合物(1)25重1%、ジメチルエチルベンゼン12
.5重量%、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシコウム
2重量%、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテ
ル2重量%及びポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル2重量%の混合物を均一な溶液になるまで加熱攪拌
した。得られた均一溶液を室温まで冷却し、この中にキ
サンタンガム0.1%水溶液51重壷%を攪拌しながら
加え濃厚な乳化物をえた。
この乳化物に化合物(II)0.5重量%及びプロピレ
ングリコール5重量%を加えて、湿式ボールミルで粉砕
混合し、乳化懸濁混合相を成す組成物100部を得た。
比較例1 実施例7において、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシ
ウムを3重量%から5重量%に、ポリオキシエチレンス
チリルフェニルエーテルを4重量%から5重量%に、水
50重量%をキサンタンガム0.2%水溶液47重量%
に変えた他は、実施例7と同様にして、乳化懸濁混合相
を成す組成物100部を得た。
比較例2 実施例8において、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシ
ウムを3重量%から5重量%に、ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテルを4重量%を6重量%に、水50
重量%をキサンタンガム0゜2%水溶液46重景%に変
えた他は、実施例8と同様にして、乳化懸濁混合相を成
す組成物100部を得た。
比較例3 実施例1において、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシ
ウムを2重量%から5重量%に、ポリオキシエチレンス
チリルフェニルエーテルヲ4重1t%から5重量%に、
水を51重量%から47重量%に変えた他は、実施例1
と同様にして、乳化懸濁混合相を成す組成物100部を
得た。
比較例4 実施例4において、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシ
ウムを2重量%から5重量%に、ポリオキシエチレンス
チリルフェニルエーテルヲ4重11%から5重量%に、
ガーガム0.2%水溶液51重量%をキサンタンガム0
.2%水溶液47重量%に変えた他は、実施例4と同様
にして、乳化懸濁混合相を成す組成物100部を得た。
比較例5 実施例5において、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシ
ウムを2重量%から5重量%に、ポリオキシエチレンス
チリルフェニルエーテル4重量%をポリオキシエチレン
スチリルフェニルエーテル2.5重量%とポリオキシエ
チレンノニルフェニルエーテル2.5重量%に、牛サン
タンガム0.2%水溶液を51重量%から47重量%に
変えた他は、実施例5と同様にして、乳化懸濁混合相を
成す組成物100部を得た。
上記の実施例及び比較例で得た本発明の乳化懸濁混合相
を成す組成物の有する物理化学的性質に関する評価及び
稲の葉身への付着試験は、以下の試験方法により行った
(1)表面張力:デュスイ氏表面張力計を使用して温度
20℃にて測定した。
(2)粘度ニブルツタフィールド型回転粘度計(東京計
器株式会社製のBM型回転粘度計、ローターNα2)を
使用して、ローター回転数30 rpm s液温20℃
で測定した。
(3)接触角二投影式接触角計を使用して測定した。
測定条件としては、協和界面科学株式会社の接触角計C
A−P型を使用し、水稲の第二葉葉身邪の中心部を用い
、液温20℃で行った。
(4)付着試験:水田土壌を充填し、湛水を行った1/
、5000 aのワグネルボットに2葉期の水稲苗(コ
シヒカリ)を4株移植した(3本/株、移植深度:1c
m)。移植5日後に、前記の実施例及び比較例で調整し
た組成物を各水稲苗の第2葉葉身中央部に駒込ピペット
で高さ5cmより1滴ずつ滴下した。滴下直後、葉身部
への付着状態を以下の基準で判定した。
表 無     付着なし 微小    わずかに付着 小     少し付着 中     半分程度付着 大     全て付着 以上の方法により実施した評価結果を表1に示す。
[発明の効果] 本発明によれば、次の如き効果が得られる。
(1)本発明の乳化懸濁混合相を成す組成物は物理化学
的安定性に優れており、長期間の保存が可能である。
(2)乳化懸濁混合相を成す組成物に表面張力を30〜
40dyne/cm (20℃)、粘度をト0〜200
センチポアズ(20℃)及び水稲の第二葉葉身に於ける
接触角を105度以下(20℃)の物理化学的性質を与
えることによって、水稲に対して付着することなく田面
水中を拡散するので、田植後の稚苗水稲に対して薬害を
与えることなく安全に使用可能であり、また水口施用、
−辺施用、二辺施用、三辺施用、四辺施用及び全面散布
施用等の省力散布が可能となる。
(3)本発明の除草剤組成物は、水田に発生する一年中
及び多年生の広範囲の雑草に優れた除草効果を有してい
る。すなわち、水田に発生するノビエ、カヤツリグサ、
コナギ、キカシグサ、アゼナ、アブツメ、ミゾハコベ、
クサネム等の一年性雑草及びマツバイ、ホタルイ、ウリ
カワ、ヘラオモダカ、ミズガヤツリ、ヒルムシ口、オモ
ダカ、クログワイ、セリ等の多年生雑草を有効に防除す
ることができる。
以上のごとく、本発明の除草剤組成物は多くの優れた特
徴を有しており実用性の大きい有用な水田除草剤となり
つる。
次に、本発明の除草剤組成物の奏する効果の一部を試験
例を挙げて説明する。
試験例 1)試験方法 面積10アールの水田を用いて、通常の営農方法に従っ
て田植を行った8日後に、実施例1及び比較例1で調製
した製剤を、以下に示す各施用法により、lOアール当
り製剤原液で0.5β又は1βを滴下処理した。
(1)水口施用法:水田を落水しておき、畦畔水口付近
に於いてあらかじめ調製した製剤原液の所定量を水の取
り入れ時に流入水に滴下した。この際、湛水深が50I
lとなるまで水を取り入れ、その間に所定量の製剤原液
の滴下が終了するように滴下速度を調整した。
(2)1辺施用法:水田の湛水深を5 cmに保ち、畦
畔の4辺のうちの任意の1辺よりあらかじめ調製した製
剤原液の所定量を畦畔を歩行しながら滴下した。
(3)2辺施用法:水田の湛水深を50fflに保ち、
畦畔の4辺のうちの任意の2辺よりあらかじめ調製した
製剤原液の所定量を畦畔を歩行しながら滴下した。
(4)3辺施用法:水田の湛水深を5cm1ご保ち、畦
畔の4辺のうちの任意の3辺よりあらかじめ調製した製
剤原液の所定量を畦畔を歩行しながら滴下した。
(5)4辺施用法:水田の湛水深を5 cmに保ち、畦
畔の4辺よりあらかじめ調製した製剤原液の所定量を畦
畔を歩行しながら滴下した。
(6)全面滴下法:水田の湛水深を5cslこ保ち、水
田全面にあらかじめ調製した製剤原液の所定量を滴下し
た。
以後、通常の営農管理を行い、薬剤処理40日後に除草
効果及び水稲に対する薬害を下記の基準に従って判定し
た。
(無除草区対比%) 0〜10以下 10を越え20以下 20を越え40以下 40を越え60以下 無害 微小書 小書 中寄 大官 枯死 2)結果 除草効果は、各種の施用法及び処理薬量による変動がな
く、各処理区とも極大の効果が認められた。一方水稲に
対する薬害は、表2に示したとおり、比較例1において
中〜微小程度認められたが、実施例1においては全く認
められなかった。
表   2

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水を分散媒とし、液体除草剤有効成分を石油系芳
    香族溶媒に溶解せしめた油状物と、固体除草剤有効成分
    と、界面活性剤とを配合してなる水田用除草剤組成物。
  2. (2)温度20℃における表面張力が30〜40dyn
    e/cm、温度20℃における粘度が50〜200セン
    チポアズ及び温度20℃における水稲の第二葉葉身部に
    対する接触角が105度以下の諸物性を有することを特
    徴とする請求項(1)記載の水田用除草剤組成物。
  3. (3)液体除草剤有効成分がS−(1−メチル−1−フ
    ェニルエチル)ピペリジン−1−カルボチオエートであ
    り、固体除草剤有効成分がメチル−2−〔〔〔〔〔〔4
    ,6−ジメトキシピリミジン−2−イル〕アミノ〕カル
    ボニル〕アミノ〕スルホニル〕メチル〕ベンゾエートで
    あることを特徴とする請求項(1)記載の水田用除草剤
    組成物。
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