JPH0229286A - ミシンの制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は複数の機種のミシンの回転速度を制御する速
度制御装置、特にミシンの機種に対応した速度設定に関
するものである。

［従来の技術］ 第２図はモータで回転駆動されるミシンを示す全体構成
図である。図において（１４）はミシン本体、（１５）
はミシン軸、（ｔｅａ）はミシン軸（１５）と一体に回
転するプーリ、（１７）はミシン軸（１５）の回転数を
検出するミシン回転数検出器、（１８）はミシン本体（
１４）を回転駆動させるモータ、（１９）はモータ（１
８）の回転軸、（１６ｂ）は回転軸（１９）と一体に回
転するプーリ、（２０）はプーリ（１８ｂ）の回転をブ
ー９（ｌｅａ）に伝えるベルト、（２１）はミシン制御
装置、（２２）はモータ（１８）の回転数を検出するモ
ータ回転数検出器、（２３）はモータ（１８）の回転数
を可変するペタルである。

上記のように構成されたミシンにおいて、ペタル（２３
）が踏み込まれると、ミシン制御装置（２１）はモータ
（１８）を回転させる信号をモータ（１８）に送る。

この信号によりモータ（１８）は回転し、その回転がプ
ーリ（１６ｂ）　、ベルト（２０）及びプーリ（ｌｅａ
）を介してミシン軸（１５）に伝達されミシン軸（１５
）を回転させミシン本体（１４）を回転駆動する。

このミシンの回転駆動の際、モータの回転軸（１９）に
取付けられたモータ回転数検出器（２２）はモータ（１
８）の回転数を検出してミシン制御装置（２１）に送る
。一方、ミシン回転数検出器（１７）もミシン軸（１５
）の回転数を検出してミシン制御装置（２１）に送る。

ミシン制御装置（２１）は検出されたミシン軸（１５）
の回転数によりモータ（１８）の回転数をフィードバッ
ク制御してミシン本体（１４）が設定された一定速度に
なるように制御している。

第３図は上記ミシン制御装置（２１）に含まれている従
来のミシン速度制御装置を示すブロック図である。図に
おいて（１）はミシンの回転数を制御する、例えばマイ
クロコンピュータからなる速度制御手段、（２）〜（５
）はミシンの状態毎におけるミシンの回転速度、例えば
高速、低速１位置決め速度、糸切り速度を設定する可変
抵抗器であり、可変抵抗器（２）〜（５）は直流制御電
源とアース間に接続されている。（６）は可変抵抗器（
２）〜（５）に設定された設定速度のうち、いずれか１
つの設定速度を選択して出力するアナログスイッチ、（
７）はアナログスイッチ（６）から出力される設定速度
を一定時間保持するサンプルアンドホールド回路、（８
）はサンプルアンドホールド回路（７）から出力される
アナログ信号をディジタル信号に変換するアナログ−デ
ィジタル変換器（以下、ＡＤ変換器という）　、（９）
は制御定数等のデータを記憶する記憶手段である。

上記のように構成された速度制御装置によりミシン本体
（１４）の回転速度を制御する場合、通常はミシンが動
作している高速、低速１位置決め、糸切りの状態に応じ
て回転数の設定が必要となる。

そこで、高速を可変抵抗器（２）、低速を可変抵抗器（
３）、位置決め速度を可変抵抗器（４）、糸切り速度を
可変抵抗器（５）で設定するものとし、高速の状態にお
ける動作を説明する。

高速時の回転数は可変抵抗器（２）の抵抗値を変化させ
ることにより可変することができる。いま可変抵抗器（
２）を変化することにより、可変抵抗器（２）は制御電
圧に応じた例えば０〜５ｖの設定電圧からなるアナログ
信号をアナログスイッチ（６）に出力する。一方、アナ
ログスイッチ（６）は速度制御手段（１）から送られる
コントロール入力により各入力端子とコモン出力端子間
を順次切換えてオンとし、可変抵抗器（２）〜（５）か
ら送られるアナログ信号を選択する。そこで可変抵抗器
（２）に接続されたアナログスイッチ（８）の入力端子
とコモン出力端子間をオンとすと、可変抵抗器（２）で
設定ψ出力されたアナログ信号はそのままサンプルアン
ドホールド回路（７）に入力される。

サンプルアンドホールド回路（７）は入力された時間に
より変化するアナログ信号を一定時間毎に保持し、保持
されたアナログ信号をＡＤ変換器（８）に送る。ＡＤ変
換器（８）は送られたアナログ信号をディジタル信号に
変換して速度制御手段（１）に送る。速度制御手段（１
）は送られたディジタル信号により高速状態におけるミ
シン本体（１４）の回転数を制御する。例えば、可変抵
抗器（２）出力電圧がＯｖのときにミシン本体（１４）
の回転数を１０ＯＲＰＭ　、可変抵抗器（２）の出力電
圧が５ｖのときにミシン本体（１４）の回転数を４００
ＯＲＰＭと制御することができ、可変抵抗器（２）の出
力電圧をＯ〜５ｖの間で変えることにより高速状態の回
転数を１００〜４００ＯＲＰＭと可変することができる
。

低速２位置決め、糸切りの各状態においても上記高速の
場合と同様に可変抵抗器（３）〜（５）を変化させ、か
つ速度制御手段（１）でアナログスイッチ（６）を各状
態に応じて切換えることにより、高速の場合と同様にミ
シン本体（１４）の回転数を可変制御することができる
。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のように構成された従来のミシンの速度制御装置に
おいては、可変抵抗器（２）〜（５）によりミシンの高
速、低速２位置決め、糸切りの各状態における回転数を
設定しているため、ミシン本体の機種を変更し、各状態
において機種毎に異なった回転速度でミシンを回転駆動
する場合は、機種毎に可変抵抗器（２）〜（５）を調整
して回転数の設定がえをする必要があり、機種変更毎の
回転数の設定が容易でないという問題点があった。

この発明はかかる問題点を解決するためになされたもの
であり、ミシンの機種を変更してもミシンの各状態にお
ける回転数を容易に設定することができるミシンの速度
制御装置を得ることを目的とするものである。

［課題を解決するための手段］ この発明に係るミシンの速度制御装置は、ミシンの機種
に応じた回転数のデータを記憶手段に記憶させておき、
機種選択手段から出力される機種選択信号により記憶手
段に記憶された機種ごとのデータを読出して速度制御手
段に入力して、各機種に対応した回転数でミシンの回転
速度を制御するようにしたものである。

［作用］ この発明においては、複数のミシンの各状態における回
転数を機種ごとに速度データとして記憶しておき、機種
を選択することにより選択された機種の速度データを読
出し、各機種に見合った回転数でミシンの回転速度を制
御する。

［実施例］ 第１図はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図で
あり、図において（１）〜（９）は第３図に示した従来
例と全く同じものである。記憶手段（９）には複数のミ
シンの高速、低速１位置決め。

糸切りの状態における回転数を各機種ごとにあらかじめ
記憶されている。（ｌＯ）は例えば１Ｂ進セレクトスイ
ツチからなり、ミシンの各機種を選択し、機種選択信号
を出力する機種選択手段、（１１）はデータ選択手段で
、機種選択手段（１０）から送られる機種選択信号によ
り記憶手段（９）に記憶されたミシンの機種ごとの各速
度データを読出して速度制御手段（１）に送り出す。（
１２）は速度データ切換手段で、データ選択手段（１１
）から送られる速度データとＡＤ変換器（８）から送ら
れる速度データの速度制御手段（１）における設定を切
換える。（１３ａ）　。

（１３ｂ）はそれぞれ機種選択手段（ｌＯ）及び速度デ
ータ切換手段（１２）のプルアップ抵抗である。

上記のように構成された速度制御装置において、速度デ
ータ切換手段（１２）をオンとすると、速度制御手段（
１）には低レベルの信号すなわち′０”が入力され、速
度データ切換手段（１２）をオフとすると速度制御手段
（１）に高レベルの信号“１”が入力される。いま、速
度データ切換手段（１２）から“１”が速度制御手段（
１）に入力されたときには、速度制御手段（１）が速度
設定データとしてＡＤ変換器（８）からの速度データを
設定するものとすると、速度制御手段（１）は従来例で
説明したように可変抵抗器（２）〜（５）に設定された
回転数でミシンの回転速度を制御する。

一方記憶手段（９）に記憶された速度データのミシンを
使用するときは、まず速度データ切換手段（１２）をオ
フとして速度制御手段（１）に“０”を入力して速度制
御手段（１）の速度設定データをデータ選択手段（１１
）から送られる速度データに切換える。一方、機種選択
手段（ｌＯ）には使用するミシンの機種を不図示の入力
手段から入力し、その機種の機種選択信号をデータ選択
手段（１１）に送る。いま、例えば使用されるミシンの
機種がミシンＡとミシンＢの２種類あり、記憶手段（９
）に記憶されているミシンの各状態における回転数（Ｒ
ＰＭ）の速度データが第１表に示す値であるとする。

第　　１　　表 また、ミシンＡを選択するときには機種選択手段（１０
）の機種選択信号を“０“に設定し、ミシンＢを選択す
るときには機種選択信号が“１”に設定されるものとす
る。

使用されるミシンとしてミシンＡが選択されると機種選
択手段（１０）から機種選択信号“０”がデータ選択手
段（１１）に送られる。データ選択手段（１１）は機種
選択信号“０”を入力すると第１表に示すように記憶手
段（９）に記憶されているミシンＡの高速、低速９位置
決め、糸切りの状態に応じた回転数を読み出して速度制
御手段（１）に送る。

例えばミシンＡが高速の状態のときは回転数４００ＯＲ
ＰＭを速度制御手段（１）に送り、この回転数４００Ｏ
ＲＰＭを速度制御手段（１）の速度設定データとじて速
度制御手段（１）でミシンＡの回転速度制御を行なう。

低速１位置決め等のときも同様に速度制御手段（１）は
データ選択手段（１１）から読み出されたミシンＡの回
転数により回転速度の制御を行なう。

ミシンＢが選択されたときは機種選択手段（ｌＯ）から
機種選択信号“１”がデータ選択手段（１１）に送られ
、データ選択手段（１１）で記憶手段（９）に記憶され
ているミシンＢの速度データを読み出し、読み出された
速度データにより速度制御手段（１）でミシンＢの速度
制御を行なう。

以上説明したように上記実施例においては速度データ切
換手段（１２）により記憶手段（９）に記憶されている
速度データと、可変抵抗器（２）〜（５）で設定される
速度データを切換えて設定できるようにしたので、記憶
手段（９）に設定された機種以外のミシンを使用すると
きも、そのミシンに応じた回転数を設定することができ
る。

なお、上記実施例においてはミシン２機種を使用する場
合について説明したが、機種選択手段（１０）として１
Ｂ進セレクトスイツチを使用することにより１６機種の
ミシンを選択使用することができる。この機種選択手段
（１０）としては１６進セレクトスイツチを用いず各機
種に対応したスイッチを各々設けて切換えても上記実施
例と同様な作用を奏することができる。

また、上記実施例においては記憶手段（９）にミシンの
機種に応じた回転数を記憶させた場合について説明した
が、回転数以外の他の制御定数、例えばプーリ比、ミシ
ンのＧＤ　　、最大トルク、停止時の位置制御の比例定
数、停止時の速度制御の比例定数等必要な定数を回転数
と共に記憶手段（９）に記憶させ、ミシンの機種ごとに
データ選択手段（１１）で読み出して制御することもで
きる。

［発明の効果］ この発明は以上説明したように、複数のミシンの各使用
状態における回転数を速度データとして機種ごとに記憶
しておき、使用するミシンの機種を選択することにより
選択された機種の速度データを読出し、読出した速度デ
ータによりミシンの回転速度を制御するようにしたので
、ミシンの機種を変更しても、そのミシンの機種に適し
た回転数を容易に設定することができる。したがって、
１個の制御装置で複数機種のミシンを制御するときのミ
シンの切換操作を極めて簡単に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示すブロック図、第２図は
ミシンの全体構成図、第３図は従来例を示すブロック図
である。 （１）・・・速度制御手段、（９）・・・記憶手段、（
ｌＯ）・・・機種選択手段、（１１）・・・データ選択
手段、（１２）・・・速度データ切換手段。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. モータの回転により回転駆動されるミシンの回転数を制
   御するミシンの速度制御装置において、複数個のミシン
   の機種に応じた回転数のデータを記憶する記憶手段と、
   ミシンの機種を選択する機種選択手段と、該機種選択手
   段から出力される機種選択信号により上記記憶手段に記
   憶されたミシンの機種ごとのデータを読出し出力するデ
   ータ選択手段と、該データ選択手段で出力するデータに
   よりミシンの回転速度を制御する速度制御手段とを備え
   たことを特徴とするミシンの速度制御装置。