JPH02291434A - 自動変速機及びエンジンの一体制御装置 - Google Patents

自動変速機及びエンジンの一体制御装置

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JPH02291434A
JPH02291434A JP1112589A JP11258989A JPH02291434A JP H02291434 A JPH02291434 A JP H02291434A JP 1112589 A JP1112589 A JP 1112589A JP 11258989 A JP11258989 A JP 11258989A JP H02291434 A JPH02291434 A JP H02291434A
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JP
Japan
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engine
torque
engine torque
shift
changing
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JP1112589A
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English (en)
Inventor
Kunihiro Iwatsuki
邦裕 岩月
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野】 本発明は、自動変速機及びエンジンの一体制御装置に係
り、特に、変速中にエンジントルクを所定量だけ変更す
ることによって変速特性を良好に維持するようにした自
動変速機及びエンジンの一体制御装置に関する。
【従来の技術】
歯車変速機構と複数個の摩擦係合装置とを備え、油圧制
御装置を作動させることによって前記摩擦係合装置の係
合を選択的に切換え、複数個の変速段のうちのいずれか
が達成されるように構成した車両用自動変速機は既に広
く知られている。 このような車両用自動変速機は、一般に、運転者によっ
て操作されるシフトレバーと、車速を検出する車速セン
サと、エンジン負荷を反映していると考えられるスロッ
トル開度を検出するスロットルセンサとを備え、シフト
レバーのレンジに応じ、少なくとも車速及びスロットル
開度に関係して前記摩擦係合装置の係合状態を自動的に
切換え得るようになっている。 ところで、上記のような車両用自動変速機において、変
速時にエンジントルクを変更して、良好な変速特性を得
ると共に、Mm係合装置の耐久性の確保・向上を図った
自動変速機及びエンジンの一体制御が種々提案されてい
る(例えば特開昭58−77138)。即ち、この一体
制御は変速時におけるエンジンからのトルク伝達量を変
更し、自動変速機の各メンバー、あるいはこれらを制勤
する摩擦係合装置でのエネルギ吸収分を制御して短R間
で且つ小さな変速ショックで変速を完了し、運転者に良
好な変速感覚を与えると共に、各摩擦係合装置の耐久性
を向上させようとしたものである。このように、変速時
においてエンジントルクを制御する変速制御は、自動変
速態とエンジンとを一体的に制御する一つの方向性を示
すものとして注目されており、相応の成果を上げつつあ
る。 しかしながら、前記エンジントルクの変更手段としては
、例えば点火時期の変更(遅角)や燃料供給凹の変更等
のいくつかが考えられ、且つこれらは現実的にも有効な
トルク変更手段とされているが、点火時期の変更にして
も、燃料供給量の変更にしても、エンジンからの別の面
での制限によりエンジントルク旦を無制限に変更するこ
とが不可能であるという問題がある。 即ち、点火時期の変更については、現実的には設定点火
時期B T D− Cからの遅角幅が例えば5゜〜47
゜というように制限される。これは、エンジントルクを
低下させるためにこれを超えて遅角すると、点火時期が
ずれ過ぎて失火し、エミツション(排ガス)の状態が急
激に悪化したりずる恐れがあるためである。 又、燃料供給量の変更についても、変速中のエンジン停
止を回避するためには、例えば燃料の完全遮断等の、標
準的な燃料供給量《噴射時間》から極端に外れた設定を
行うことはできない。又、エンジントルクの変更制御実
施中は、空燃比A/Fの値が理論空燃比から大きくずれ
てくるため、高頻度の変速においては、エミツションの
関係上あまり大きな燃料供給量の変更は妥当な方法とは
いえない。 このような問題に鑑み、特開昭61−1 25930に
おいては、エンジントルク変更を行う際に、ただ単に1
種類の変更手段のみによって該トルク変更を行うのでは
なく、2種以上のトルク変更手段を適宜併用してトルク
変更を行うような技術を開示している。
【発明が解決しようとする課題] しかしながら、具体的なエンジントルク変更手段には、ただ単に必要な量のトルクダウンが可能か否かという問題のほかに、それぞれ応答性、制御の精密性(ダウン量の正確性)、使用可能条件の広狡性等に関して長所あるいは短所があり、従ってただ単に必要な量のトルクダウンが可能か否かという問題のほかに、そのときの走行条件次第で、最も適したトルク変更手段の種類は必ずしも常に同一ではないという問題がある。 本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、変速時のエンジントルク変更を行う場合に、そのときの種々の走行条件に応じて最も適切なトルク変更手段によってエンジントルクを変更し、その結果最良の変速特性を得ることができるような自動変速機及びエンジンの一体制lIl装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】
本発明は、第1図にその要旨を示すように、変速中にエ
ンジントルクを所定量だけ変更することによって変速特
性を良好に維持するようにした自動変速機及びエンジン
の一体制御装置において、エンジンの運転状態を検出寸
る手段と、変速の秒類を検出する手段と、前記エンジン
トルクを変更するための2種以上のエンジントルク変更
手段と、少なくとも前記エンジン運転状態及び変速の種
類に応じて、前記エンジントルク変更の際に使用する前
記エンジントルク変更手段の種類を決定する手段とを備
えたことにより、上記目的を違成したものである。
【作用】 本発明においては、まず変速時にエンジントルクの変更
を行う場合に、たとえ要求されているトルク変更量が比
較的小さく、従って例えば点火遅角によるトルク変更で
も、あるいは燃料噴tAIの低減によるトルク変更でも
、トルク変更自体は可能な場合であっても、そのときの
走行条件によってこのどちらのトルク変更手段によって
エンジントルクを変更するかを決定(選択)するように
している。従って、応答性、あるいは排ガス温度の上昇
に対する影響の度合、あるいは排ガス成分の悪化の度合
、失火の可能性等を考慮して、そのときの走行条件に最
も見合ったエンジントルク変更を行うことができるよう
になる。 本発明では、更に、このようにエンジントルクの変更手
段の種類を決定するにあたって、少なくともエンジン運
転状態及び変速の種類を組合わせて考慮すべきとしてい
る。これは、当該トルク変更手段の種類の選択にあたっ
て、各種走行条件の中でも、これらの条件が最も影響す
ると考えられるためである。 なお、前記「エンジン運転状態」には、具体的にはエン
ジンスロットル開度、吸気管負圧、エンジン回転数、エ
ンジン冷却水温、エンジン排気温等のパラメータが含ま
れる。 又、「変速の種類」には、具体的には、アップシフトか
又はダウンシフトか、自動変速か、マニュアル変速か、
自動変速の場合は、第何速段から第何速段への変速か、
あるいは、パターンセレクトスイッチが、何パターンと
なっているときの変速か、一方、マニュアル変速の場合
は、シフトレンジが何レンジから何レンジ(例えばニュ
ートラルレンジからドライブレンジ)にされたときのも
のか等の概念が含まれる。 又、「エンジン運転状態」と「変速の種類」との双方を
組合わせて考慮していることにより、例えばアクセルが
踏込まれた状態でのアップシフト(ダウンシフト)かア
クセルが離された状態でのアップシフト《ダウンシフト
》か等の条件を考慮することもできる。 なお、具体的なエンジントルクの変更手段の種類として
は、点火時期を遅らせること(!!角制御》燃料噴射」
を減少すること、吸入空気mを減少すること等が考えら
れる。
【実施例】
以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。 第3図は、本発明が適用ざれる、吸入空気量感知式の自
動車用電子燃料噴射エンジンと組合わされた自動変速機
の全体概要図である。 エアクリーナ10から吸入された空気は、エアフローメ
ータ12、スロットル弁14、サージタンク16、吸気
マニホルド18へと順次送られる。 この空気は吸気ボート20付近でインジエクタ22から
噴射ざれる燃料と混合され、吸気弁24を介して更にエ
ンジン本体26の燃焼室26Aへと送られる。燃焼’f
f26A内において混合気が燃焼した結果生成される排
気ガスは、排気弁28、排気ポート30、排気マニホル
ド32及び排気管34を介して大気に放出ざれる。 前記エアフローメータ12には、吸気渦を検出するため
の吸気瀉センサ100が設けられている。 前記スロットル弁14は、運転席に設けられた図示せぬ
アクセルペダルと連動して回動する。このスロットル弁
14には、その間度を検出するためのスロットルセンサ
102が設けられている。又、前記エンジン本体26の
シリンダブロック26Bには、エンジン冷却水温を検出
するための水温センサ104が配設されており、排気マ
ニホルド32の集合部分には、該集合部分における酸素
濃度を検出するための02センサ106が設けられてい
る。更に、エンジン本体26のクランク軸によって回転
される軸を有するデストリビュータ38には、前記軸の
回転からクランク角を検出するためのクランク角センサ
108が設けられている。 又、自動変速気A/Tには、その出力軸の回転速度から
車速を検出するための車速センサ100、及び、シフト
ポジションを検出するためのシフトポジションセンサ1
12が設けられている。 これらの各センサ1o0,102、104、106、1
08、1101112の出力は、エンジンコンピュータ
《以下ECUと称する》40に入力される。ECU40
では各センサからの入力信号をパラメータとして燃料噴
射量を計算し、該燃料噴射遷に対応する所定時間だけ燃
料を噴射するように前記インジエクタ22を制御する。 なお、スロットル弁14の上流とザージタンク16とを
連通させる回路にはアイドル回転制御バルブ(ISCV
)42が設けられており、ECU40からの信号によっ
てアイドル回転数が制御されるようになっている。 又、自動変速機A/Tには、燃費を重視した走行を行う
ためのE(エコノミー)パターン、動力性能を重視した
走行を行うためのP(パワー)パターンを選択するため
のパターンセレクトスイッチ120が設けられており、
その信号が、ECTコンピュータ50に入力されている
。又、ECTコンピュータ50にはそのほかにブレーキ
ランプスイッチ122、クルーズコントロールスイッチ
124、オーバードライブスイッチ126等の信号も入
力されている。 ECLJ40は、第4図に詳細に示ざれるように、マイ
クロプロセッサからなる中央処理ユニット<CPU)4
0Aと、制御プログラムや各種データ等を記憶するため
のメモリ40Bと、前記吸気濡センサi oo,水温セ
ンサ104等からのアナログ信号をデジタル信号に変換
して取込むための、マルチブレクサ機能を有するアナロ
グーデジタル変換器(A/Dコンバータ)40Cと、前
記スロットルセンサ102、02センサ106、クラン
ク角センサ108、車速センサ110、シフトポジショ
ンセンサ112、等からの出力を直接取込むための入力
インターフエイス回路40Dと、前記CPU40Aの演
算処理結果に応じて、イグニションコイル44への点火
信号、インジエクタ22への燃料噴射信号、lscV4
2へのアイドル回転制御信号、及び、自動変速様A/T
用のECTコンピュータ50への信号を出力するための
出力インターフエイス回路40Eとから構成されている
。 一方、ECTコンピュータ50は、マイクロプロセッサ
からなる中央処理ユニット(CPU)50Aと、制御プ
ログラムや各種データ等を記憶するためのメモリ50B
と、スロットルセンサ102、車速センサ1101シフ
トポジションセンサ112、パターンセレクトスイッチ
1201ブレーキランプスイッチ122、クルーズコン
トロールスイッチ124、及びオーバードライブスイッ
チ126からの出力を入力するための入力インターフエ
イス回路50Dと、前記CPU50Aの演算処理結果に
応じて、自動変速1i1A/TのソレノイドS1、S2
、S3への制御信号及びECU40への信号を出力する
ための出力インターフエイス回路50Eとから構成ざれ
ている。 自動変速機A/Tは、前記ソレノイドS1によって駆動
される2−3シフトバルブ61、前記ソレノイドS2に
よって駆動される1−2シフトバルブ62及び3−4シ
フトバルブ63、前記ンレノイドS3によって駆動され
るロックアップクラッチコントロールバルブ64を備え
、シフトバルブ61、62によって第1速〜第3速のギ
ヤ比構成を得るための3速部ユニットが制御され、シフ
トバルプ63によってオーバードライブのギヤ比を得る
ためのオーバードライブユニットが制御され、ロックア
ップクラッチコントロールバルプ64によってトルクコ
ンバータの入出力側を機械的に直結するロックアップク
ラッチが制御されるようになっている。 又、このECtJ40では、クランク角センサ108か
ら出力ざれるクランク角30゜毎の信号の時間間隔の逆
数が、エンジン回転速度に比例することを利用して、該
クランク角センサ108からの出力信号に基づいて演算
によってエンジン回転速度を求めている。 更に、このECLJ40は、ECTコンピュータ50の
変速情報〈変速判断、変速指令、ロックアップクラッチ
係合許可等》を受け、エンジントルクダウン制御を実行
すると共に、この制御情報をECTコンピュータ50に
出力する。ECTコンピュータ50では、この情報に基
づき、ロックアップクラッチ解放指令を行ったり、上記
制御が確実に行われているか否かを検査する。 なお、この実施例ではECLI40とECTコンピュー
タ50とを別体とし、且つエンジントルクダウンの量と
タイミングをECLJ40が決定・実行するようにして
いるが、本発明では制tan機器の個数あるいはその制
御分担領域を限定するものではない。 以下第2図を用いて前記ECU40において実行される
制御フローを示す。 この制御フローにおいて、201A〜201Gは、フロ
ーコントO−ル用のフラグFの値を確認するステップを
示している。このフラグFの初期値は零に設定されてい
るため、ステップ201Aでの確認により流れはステッ
プ202に進む。 ステップ202においては、変速判断の有無が判定され
る。変速判断が特に無かったときは本発明に係る変速中
のエンジントルク変更の必要性がないため、そのままリ
セットされる。 ステップ202で変速判断が有ったと判定されたときに
は、ステップ203に進み、当該変速を実行するための
出力《ソレノイド81〜83制御用の出力》が出される
。 次に、ステップ204で当該変速がパワーオンアップシ
フト(アクセルが踏み込まれた状態で行ねれるアップシ
フト》であったか否かが判定される。パワーオンアツブ
シフトであったときにはステップ207に進んでエンジ
ンの冷却水温T(’C)が設定値60℃以上か否かが判
定される。設定値60℃以上ならステップ208に進ん
でパターンセレクトスイッチ120の状g(変速パター
ン)がPパターン(パワーパターン:動力性能を重視し
た走行を行うパターン)であるか否かが判定される。P
パターンであったときには、ステップ209に進んでス
ロットル開度θの判定が行われる。 ここで例えばスロットル開度θが65%以上であったと
判定されたときには、ステップ210に進んでイナーシ
ャ相が開始されたか否かが判定される。ここでイナーシ
ャ相とは、変速が開始されたことに起因して実際にエン
ジン回転数あるいは自動変速機内の回転メンバの回転数
が変化する期間をいう。 イナーシャ相が開始するまでは、ステップ215に進ん
でフラグFが2に設定された後リセットされる。フラグ
Fが2に設定された結果、次のフローではステップ20
1A,201Gを介してステップ210に進むようにな
っている。こうしてステップ210においてイナーシャ
相が開始されたと判定ざれると、ステップ211に進ん
でエンジンの燃料カット指令《燃料低減指令》が出され
る。この燃料カット指令はステップ212においてイナ
ーシャ相が終了したと判定されるまで続けられ、イナー
シャ相が終了したと判定された時点でステップ213に
進んで燃料の復帰指令が出される。その後ステップ21
4でフラグFを零に設定した後リセットされる。 一方、ステップ207においてエンジン冷加水温がTo
未満であると判定されたときには、シフトパターン、ス
ロットル開度の如何に拘らず燃料カットによるエンジン
トルク変更が実行される。 ステップ208でPパターンでないと判定ざれたときに
は、ステップ217に進んでスロットル開度θが85%
以上であるか否かが判定され、85%以上であったとき
にはステップ210以下に進んで燃料カットによるエン
ジントルク変更が行ねれる。 ステップ209でスロットル開度θが65%未満である
と判定ざれたときには、ステップ218に進んでステッ
プ210〜214と同様な流れにより遅角制御によるト
ルク変更が行われる。 ステップ204でパワーオンアップシフトでないと判定
されたときには、ステップ205に進んで当該変速がパ
ワーオンダウンシフトであるか否かが判定される。 パワーオンダウンシフトであったときには、ステップ2
24、227によってイナーシャ相が終了した段階《あ
るいは終了近傍》でステップ225に進み、遅角指令《
エンジントルクのダウン指令)が出される。その後ステ
ップ226及び228によって一定時間が経過するまで
待ち、該一定時間が経過した時点でステップ221に進
み遅角復帰指令が出される。 なお、ここまでの説明で明らかなように、パワーオンア
ップシフトの場合はイナーシャ相の開始を検出してエン
ジントルク変更を開始しイナーシヤ相の終了と共にトル
ク復帰を行うようにしているが、バワーオンダウンシフ
トではイナーシャ相の終了近傍で初めてトルクダウンを
行い、それから一定時間軽過した後にトルク復帰を行う
ようになっている。これは、このようなタイミングでト
ルク変更を行うとトルク変更を行ったことによる変速シ
ョックの低減等の効果が最も大きいためである。 ステップ205でバワーオンダウンシフトでないと判断
されたときには、ステップ206に進んで当該変速がN
レンジからDレンジへの変速(シフトレバーによるマニ
ュアル変速》であったか否かが判定される。N−4Dシ
フトであったときにはステップ229に進んでエンジン
回転数Neが25 0 0 『pill以上であるか否
かが判定される。エンジン回転数Neが2 5 0 O
 rpm以上であったときにはステップ230に進んで
燃料カットによるトルク変更が行われ、ステップ231
及び234によってエンジン回転数Neが2 5 0 
0 ram以下になったと判断されるまで燃料カットの
制御が続けられる。エンジン回転数Neが2 5 0 
O rpm以下になったと判断されるとステップ232
で燃料復帰指令が出され、ステップ233で7ラグFが
零に設定された後リセットされる。 一方、ステップ206でN−Dシフトであると判断され
た後、ステップ229でエンジン回転数Neが2 5 
0 0 rpm未満であると判定されたときには、ステ
ップ235でフラグFが7とざれ、ステップ201A、
201B、201Eを経由してステップ229での判断
が続けられる。エンジン回転数Neは2 5 0 O 
rpm未満であり続けるうちはこの流れが繰り返される
が、エンジン回転数Neが2 5 0 0 rpm以上
となったときはステップ230に進んでそこから燃料カ
ットによるエンジントルク変更制御が開始ざれるように
なっている。 以上の制御フローの趣旨をまとめると次のようになる。 第5図に示されるように、燃料カットによるエンジント
ルク変更は、遅角制御によるエンジントルク変更に比べ
て応答性は劣るものの、より太きなトルクダウン量を得
ることができる。 従ってエンジン冷却水温が60℃以上で、パワーオンア
ップシフトの場合、高スロットル開度(Pパターンでは
65%以上、Eパターンでは85%以上)の領域では燃
料カットによるエンジントルク変更を採用する。 これは、自動変速機側から見て、この領域では摩擦係合
装置の摩擦材の熱負荷が非常に高くなることを考慮した
ためである。即ち、この領域では、トルク変更量を大と
してその分自動変速機側に入力されてくるトルクを低め
、より低目のクラッチ油圧で変速を実行させることによ
り、変速ショックの向上及び摩擦材の耐久性の向上を図
る必要がある。そのため、燃料カットによるエンジント
ルク変更が、遅角制御によるエンジントルク変更に比べ
てより大きなトルクダウンが可能であることを最大限利
用する。 この場合、パターンセレクトスイッチの位置によってス
ロットル開度θに所する閾値を異ならせたのは、Pパタ
ーンの方が変速点が高いため、摩擦材の熱負荷がそれだ
け高く、大きなエンジントルクダウン聞を必要とするか
らである。 一方、低スロットル間度におけるパワーオンアップシフ
トでは制御性を重視して点火遅角によるエンジントルク
変更を採用する。 これは、低スロットル開度の領域では、一般にクラッチ
の熱負荷も低いため、それ程大きなトルク変更量を必要
とせず、従って、燃料カットによるトルク変更よりも、
より制御性の高い、即ち応答性が良く、意図したトルク
変更量を正確に実現できる点火遅角によるトルク変更を
採用した方が望ましいためである。 又、パワーオンダウンシフト時におけるエンジントルク
ダウンの場合も点火遅角によるエンジントルク変更が採
用される。 これは、バワーオンダウンシフトにおけるエンジントル
クダウンは、一般に、ワンウエイクラッチがロックする
直前から短時間で行う必要があるため、応答性の良い点
火遅角によるトルク変更の方が望ましいためである。点
火遅角によるトルク変更は、大きなトルク変更mを確保
することが難しいが、パワーオンダウンシフトの場合、
クラッチが解放されることによって変速が実現されるた
め、トルク変更量が大きくとれなくても耐久性の観点に
おいては特に問題となることはない。 一方、シフトレバーをニュートラルレンジからドライブ
レンジへ移動させたときは、燃料カットによるエンジン
トルクダウンを採用する。 これは、点火遅角によるエンジントルクダウンは使用制
限条件が比較的厳しいためである。例えば、エンジン冷
却水ITが低いときに、即ち未だ暖鍬が完了していない
ときに点火遅角によるエンジントルク変更を行うと、失
火の恐れがあるため、一般にはこのようなときは点火遅
角によるエンジントルク変更を中止したり、あるいは遅
角mを減少したりする「制限制御」が実行されることが
多い。ところが、ニュートラルレンジからドライブレン
ジへのシフトは、エンジンが始動された直後、即ち暖機
が全く行われていないときに実行ざれることも多く、従
って、このような使用制限条件が厳しい点火遅角による
エンジントルク変更よりは、比較的使用制限条件のゆる
やかな燃料カットによるエンジントルク変更を採用した
方が好ましいためである。 上述した理由の裏返しで、エンジン冷却水温が60℃未
満のときは、燃料カットによるエンジントルク変更を採
用ずる。 即ち、点火遅角によるエンジントルク変更制御の場合、
低冷却水温時は、失火の恐れがあるため、遅角制御を行
い難いという問題がある。この場合、この対策として例
えば変速点を低下させ、クラッチの熱負荷を低減させる
方法も考えられるが、ドライバビリテイ(動力性能)の
低下及びアクセルの踏込み具合との違和感は免れない。 この実施例では、エンジン冷却水温が60℃未満のとき
には、エンジントルク変更を行うために燃料カットによ
る方法を採用しているため、こうした不具合を発生する
ことなく充分なエンジントルク変更を実行できる。 又、使用制限条件に拘束されることなく、ニュートラル
レンジからドライブレンジへのシフト特性を良好に向上
させることができる。 以上をまとめたのが第6図である。 なお、エンジントルク変更手段としては、上記2つの手
段に限らず、例えば、吸気カットを行う手法も考えられ
る。吸気カットは、具体的には、アクセルペダルと独立
してエンジンのスロットルバルブを閉じたりすることに
よって実現できる。 そのため、応答性は若干劣るが、エンジンや排気ガス等
に全く悪影響がないという利点がある。この利点は、例
えば、「エンジン運転状態」により排気ガスが高温とな
り過ぎたような場合に、点火遅角によるエンジントルク
ダウンを採用していると一層排気温が上昇するため、吸
気カットによるトルクダウンに切換えるというようにし
て活用できる。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、エンジン運転状
態及び変速の種類に依存してエンジントルクの変更手段
を選択・決定するようにしたため、個々のエンジントル
クの変更手段の特性を十分生かした状態でトルク変更を
行うことができるようになるという優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明の要旨を示すブロック図、第2図は、
本発明の実施例装置において実行される制御フローを示
す流れ図、第3図は、上記実施例装置に係る、吸入空気
母感知式の車両用電子燃料噴射エンジンと組合わされた
自動変速機の全体概要図、第4図は、上記エンジン及び
自動変速曙の入出力関係を抽出して示すブロック線図、
第5図は、点火遅角及び燃料カットによるエンジントル
ク変更の特性をまとめた線図、第6図は、エンジン運転
状態と変速の種類に依存してエンジントルクの変更手段
が変えられている様子を示す線図である。 40・・・エンジンコンピュータ(ECU)、50・・
・ECTコンピュータ、 102・・・スロットルセンサ、 104・・・エンジン冷却水温センサ、108・・・ク
ランク角センサ (エンジン回転数センサ)、 100・・・車速センサ、 112・・・シフトポジションセンサ、120・・・パ
ターンセレクトスイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)変速中にエンジントルクを所定量だけ変更するこ
    とによつて変速特性を良好に維持するようにした自動変
    速機及びエンジンの一体制御装置において、 エンジンの運転状態を検出する手段と、 変速の種類を検出する手段と、 前記エンジントルクを変更するための2種以上のエンジ
    ントルク変更手段と、 少なくとも前記エンジン運転状態及び変速の種類に応じ
    て、前記エンジントルク変更の際に使用する前記エンジ
    ントルク変更手段の種類を決定する手段と、 を備えたことを特徴とする自動変速機及びエンジンの一
    体制御装置。
JP1112589A 1989-05-01 1989-05-01 自動変速機及びエンジンの一体制御装置 Pending JPH02291434A (ja)

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