JPH02289518A - アデノシン拮抗剤 - Google Patents

アデノシン拮抗剤

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JPH02289518A
JPH02289518A JP3491890A JP3491890A JPH02289518A JP H02289518 A JPH02289518 A JP H02289518A JP 3491890 A JP3491890 A JP 3491890A JP 3491890 A JP3491890 A JP 3491890A JP H02289518 A JPH02289518 A JP H02289518A
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JP
Japan
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compound
dione
formula
crystals
butyl
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JP3491890A
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English (en)
Inventor
Tatsuhiko Naka
仲 建彦
Akinobu Nagaoka
永岡 明伸
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02289518A publication Critical patent/JPH02289518A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は三環式縮合ピリミジン誘導体またはその塩を含
有するアデノシン拮抗剤に関する。
従来の技術 鎮痛、抗炎症、利尿作用等を有するピラゾロ[3゜4−
dlピリミジン誘導体については特開昭53−3169
4号公報、特開昭61−5082号公報などに、また脳
機能改善作用等を有するピラゾロ[3,4−d]ピリミ
ジン誘導体については、特開昭63−10788号公報
に開示されている。また、3−アミノピラゾロ[3,4
−dlピリミジン環の2位と3位で縮合環を形成した三
環式縮合ピリミジン誘導体も合成されている[EP公開
306185号公報1が、三環式縮合ピリミジン誘導体
のアデノシン拮抗作用については全く知られていない。
一方、アデノシンは重要な生体構成成分の1つとして、
細胞内外で種々の生理機能の発現・維持・調節に重要な
働きをしている。すなわち、脳機能抑制、血管拡張、心
機能低下、腎血管収縮、血小板凝集阻止、インシュリン
分泌抑制、リンパ球機能阻害、およびレニン遊離抑制等
はとんどの臓器および組織において多様な生理作用をあ
られし、これらの作用は、生体内組織の細胞表面に広く
分布しているアデノシン受容体を介して発現している[
 J、 ’J1. Daly、 J、 Med、 Ch
em、、25. l 97(1982)、 M、 Wi
lliaII+s等、 Annu、 Rep、 Med
Chem、、22 、 1 (1987)、 A、 J
、 Bridges等。
Annu、 Rep、 Med、 Chem、、23 
、41(1988)]。
そのため、アデノシンとその受容体の相互作用の異常に
よる生理作用が原因となる疾患は、−船釣に神経内分泌
系、心脈管系および胃腸管系に起こる。この時、アデノ
シンとその受容体の相互作用を阻害するアデノシン拮抗
剤を用いることは、これらの疾患の治療および予防に有
用であると考えられる[ M、 Williams等、
 Pharm、 Bioche+++、 &Behav
ior、29 、433(1988)]。例えば、アデ
ノシン拮拮抗用を有するテオフィリンは中枢神経系と心
筋に対する刺激、腎臓に対する利尿作用。
および平滑筋とくに気管支平滑筋の弛緩作用等。
種々の薬理作用を有し、広く臨床で用いられている。さ
て、脳組織においては、ヒポキシア時脳血液循環が障害
された時、高エネルギー化合物のATPが消費されてア
デノシン濃度が上昇し、アデノシンが神経終末にあるア
デノシンレセプター(A I)に作用して細胞内サイク
リックAMP211度の減少、に+の流入促進、またC
 a”の流入抑制をひき起こし、その結果、アセチルコ
リン、ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニン等の
脳内神経伝達物質の遊離が抑制され、脳機能と代謝に異
常が生じてくると考えられている[B、B。
Fredho1m等Trends in Pharm、
 Sci、、 9 、  I 30(1988)]。
発明が解決しようとする課題 本発明は強力なアデノシン拮抗作用にもとづく脳機能改
善作用等によって、脳卒中2頭部外傷もしくは、層間性
疾患などに起因する痴呆症状を含む精神症状、神経症状
等の治療及び予防に有用な新規アデノシン拮抗剤を提供
するものである。
課題を解決するための手段 、本発明は、文献未載の新規化合物である一般式[式中
、R1およびR2はそれぞれ脂肪族炭化水素基を示し、
R1は水素、脂肪族炭化水素基またはアシル基を示し、
Aは置換されていてもよい炭素数2ないし4の二価の炭
化水素鎖を示す]で表わされる化合物またはその塩を含
有するアデノシン拮抗剤に関する。
上記一般式(I)に関し R1またはR2で示される脂
肪族炭化水素基としては、例えば炭素数1〜8程度のア
ルキル基(例、メチル、エチル、プロピル、i−プロピ
ル、ブチル、i−ブチル、ペンチル、i−ペンチル、ヘ
キシル、ヘプチル、オクチルなど)、炭素数2〜8程度
のアルケニル基(例、ビニール、アリル、l−プロペニ
ル、イソプロペニル、2−ブテニル、1.3−ブタジェ
ニル、2−ペンテニル、l−ヘキセニル、1−へブテニ
ル、l−オクテニルなど)などが挙げられる。なかでも
、炭素数2〜5程度の脂肪族炭化水素基が好ましく、と
りわけ炭素数2〜5程度のアルキル基が好ましい。
R3で示される脂肪族炭化水素基としては、例えば炭素
数1〜3程度のアルキル基(例、メチル。
エチル、プロピル、i−プロピル)、炭素数2〜3程度
のアルケニル基(例、ビニール、アリル、■−プロペニ
ル、インプロペニル)が挙げられ、なかでも炭素数1〜
3程度のアルキル基が好ましい。
R3で示されるアシル基としては有機酸由来のものが挙
げられ、例えばアルカノイル基なかでも炭素数7以下の
もの(例、アセチル、トリフルオロアセチル、プロピオ
ニル、ブチリル、バレリル、シクロヘキサンカルボニル
など)、芳香族カルボニル基(例、置換されていてもよ
いベンゾイルなど)、アルコキシカルボニル基なかでも
アルキル部分の炭素数が1〜4程度のもの(例、メトキ
シカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボ
ニルなど)、カルバモイル、ホルミルなどが挙げられる
なかでも炭素数7以下のアルカノイル基またはアルキル
部分の炭素数がl〜4程度のアルコキシカルボニル基が
好ましく、とりわけアセチル、プロピオニル、メトキン
カルボニルが好ましい。
Aで示される炭素数2〜4の二価の炭化水素鎖としては
、アルキレン(例、エチレン、トリメチレン、テトラメ
チレン)、アルケニレン(例、ビニレン。
プロペニレンなど)などが挙げられる。
該炭化水素鎖は置換基を有していてもよく、置換基とし
ては例えば、置換されていてもよい脂肪族炭化水素基(
例、置換されていてもよいアミノ。
ニトロ、ヒドロキシ、炭素数1〜4程度のアルコキン、
炭素数1〜4程度のアルキルチオなどの置換基を有して
いてもよい脂肪族炭化水素基)なかでも炭素数1〜8程
度のアルキル基(例、メチル。
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル
、ペンチル、インペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、
ヘプチル、オクチルなど)、置換されていてもよい芳香
族炭化水素基(例、オルト、メタ。
バラ位に1〜2コの置換されていてもよいアミノ。
ニトロ、ヒドロキシ、メトキシ、メチルなどの置換基を
有していてもよいフェニルなど)、ハロゲン(例、F、
CQ、Brなど)、ニトロ、アミノ、オキソなどが挙げ
られ、また隣接する2つの置換基同志が結合して、環状
基(例、炭素数5〜8程度の環状脂肪族炭化水素基など
)を形成していてもよい。
上記したAで示される置換されていてもよい炭素数2な
いし4の二価の炭化水素鎖としては、炭素数2ないし4
のアルキレン、 よびRゝはそれぞれ水素、置換されていてもよい脂肪族
炭化水素基、置換されていてもよい芳香族炭化水素基ま
たはハロゲンを示し、あるいはR1とが炭素数5〜8程
度の環状脂肪族炭化水素基を示し、n′は0〜2の整数
を示す〕で表わされる炭化水素鎖または式 −〇  (
CH2)1〔式中、nは1〜3の整数を示す〕で表わさ
れる炭化水素鎖が好ましく、なかでもエチレン、7エh ニルビニレン(−C−CH−)、メチルビニレンe ■ (−C=CH−)、ビニレンが好ましい。
上記式(1)で表わされる化合物[化合物(I)1の中
でも、R1およびR2がそれぞれ炭素数2〜5の脂肪族
炭化水素基(なかでも炭素数3〜5のアルキル基)、R
3が水素、メチル、アセチルまたはメトキンカルボニル
基(なかでも水素)、Aがエチルはそれぞれ水素、C1
1の低級アルキル基または置換されていてもよい芳香族
炭化水素基(なかでも水素、メチル、フェニル)を示す
1で表わされる炭化水素鎖である化合物(I)がさらに
好ましい。
化合物(1)の塩としては、酸付加塩たとえば塩酸塩、
臭化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩、燐酸塩などの無機酸塩
、たとえば酢酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩。
フマール酸塩、マレイン酸塩などの有機酸塩などの薬理
学的に許容されうる塩があげられる。
製造法 上記一般式(I)の化合物はたとえば以下に示すような
方法によって製造することができる。
プロセス(a) ■ a [式中、Rl 、 R!およびR3は前記と同意義。X
はハロゲンを示し、nは1〜3の整数を示す。]プロセ
ス(b) b e 1式中、Rl 、 R! 、 R3およびnは前記と同
意義。
lこ だし、R3は水素でない。】 プロセス(C) ■ d [式中、Rl 、 Ri 、 R3およびnは前記と同
意義。
は低級アルキル基を示す。] プロセス(d) 1a I「 1式中、H+ 、 Hz 、 RsおよびXは前記と同
意義。]プロセス(r) V1 1g c f 1式中、Rl 、 R2およびRsは前記と同意義。J
プロセス(e) i 【式中 Rl 、 R! 、 R3およびnは前記と同
意義。ただし、R3は水素でない。J プロセス(g) v h j [式中、RI 、 R! 、 R3、R4、RSおよび
xは前記と同意義。n′はθ〜2の整数を示す。J 前記プロセス(a)は、塩基存在下閉環反応を行なうも
ので、化合物(It)1モルに対して塩基1〜3モル使
用して行なう。塩基としては水素化ナトリウム、t−ブ
トキシカリウム、炭酸カリウムおよび炭酸ナトリウム等
を用い、溶媒としてはジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド、ジメチルスルホキシドおよびアセトニト
リル等の極性非プロトン溶媒中で行なう。反応条件は水
冷下〜100℃で0.5〜30時間程度が好ましい。水
素化ナトリウムやt−ブトキシカリウムのような強い塩
基を使用する場合、化合物(II)を溶媒に溶解させ、
水冷下これらの塩基を少量ずつ加えて行なうのが好まし
い。又水素化ナトリウム等の強い塩基をジメチルホルム
アミドのような溶媒に懸濁させ、水冷下化合物(II)
の同溶媒の溶液を少量ずつ加える方法でも反応を有利に
行なうことができる。このようにして塩基を添加後、室
温程度に反応温度を上げ、1〜2時間さらに反応させる
ことが好ましい。一方、弱い塩基である炭酸カリウムや
炭酸ナトリウム存在下で反応を行なう場合は、化合物(
II)とこれらの塩基をジメチルホルムアミド(DMF
)のような溶媒中、50〜130℃で lθ〜30時間
程度加熱反応させるのが好ましい。以上のようにして得
られた反応生成物は、反応終了後溶媒を留去し、得られ
た反応物を氷水中に加えて生成する結晶を、含水アルコ
ール類等から再結晶して容易に得ることができる。又場
合によってはカラムクロマトグラフィー等の通常の単離
精製法によって容易に得ることができる。
プロセス(b)は、化合物(Ib)をアルキル化または
アシル化して化合物(I e)を得るもので、アルキル
化剤としてはハロゲン化アルキル(例、よう化メチル、
よう化エチル、よう化プロピル、臭化ベンジル等)、ア
シル化剤としては酸無水物(例、無水酢酸、無水プロピ
オン酸、無水酪酸等)や酸ハロゲン化物(例、塩化アセ
チル、塩化グロビオニル。
塩化ブチリル等)等が挙げられ、またアルコキシカルボ
ニル化する場合には、ハロゲン化炭酸アルキル(例、ク
ロル炭酸メチルエステル、クロル炭酸エチルエステル等
)等が用いられる。これらの試薬は化合物(Ib月モル
に対して1〜5モル程度の過剰量を使用し、適当な塩基
の存在下に反応させる。使用する塩基としては、炭酸カ
リウム、炭酸ナトリウム、トリエチルアミン、ピリジン
等があげられ、場合によってはジメチルアミノピリジン
を触媒量加えて行なう。溶媒としては、ピリジン。
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、アセト
ニトリル、ジオキサン等を用い、水冷下〜100℃、1
〜50時間程度反応させるのが良い。
アルキル化はジメチルホルムアミド中、1〜2モル程度
のハロゲン化アルキルと室温〜50°Cで5〜20時間
程時間窓させるのが好ましい。又アシル化はピリジン中
、l〜3モル程度の酸無水物と50〜100℃程度で5
〜20時間程時間窓させるのが好ましい。又ジメチルア
ミノピリジンを触媒量加えて反応を行なうとより有利に
できる場合もある。
アルコキシカルボニル化反応では、ジオキサン等の溶媒
中、トリエチルアミン等の塩基の存在下、水冷下〜室温
程度でハロゲン化炭酸アルキルを加え、室温〜60°c
、5〜20時間程度反応させるのが好ましい。生成物は
反応溶媒を留去した後、得られた残渣を氷水に加えるこ
とにより、又通常の単離精製手段を用いることにより容
易に結晶として得られる。
プロセス(c)は、塩基存在下ラクタム環を形成する反
応で、化合物(In)1モルに対して、塩基1〜3モル
程度使用する。塩基としてはナトリウムメトキサイドお
よびナトリウムエトキサイド等を用い、溶媒としてメタ
ノールやエタノール等のアルコール系溶媒を用いるのが
好ましい。反応条件は水冷下〜50°Cで30分〜2時
間程度反応させるのが良い。生成物は反応終了後、溶媒
を留去し、得られた残渣を水に溶解した後、l〜2規定
程度の塩酸で中和すると結晶として容易に得られる。
70セス(d)は脱水素反応により化合物(If)を得
るもので、通常の溶媒中たとえばジメチルホルムアミド
、ジメチルアセトアミド、アセトニトリル。
ジオキサン、トルエン、ベンゼン、クロロホルム、塩化
メチレン等の有機溶媒中、50〜150℃で5〜60時
間程時間熱反応させる。この時、過酸化ベンゾイル、2
.3−ジクロロ−5,6−ジシアツーt、4−ベンゾキ
ノン(D D Q )、二酸化ゼレンや二酸化マンガン
等の存在下、又炭酸カリウムや炭酸ナトリウムの塩基存
在下行なうことが出来るが、とりわけクロロホルム等の
非プロトン溶媒中、酸化剤として過酸化ベンゾイルを1
〜2モル程度用い、加熱還流下5〜15時間程度反応さ
せるのが好ましい。
プロセス(e)は化合物(Ila)から化合物(If)
を直接得る方法である。この時用いる反応条件はプロセ
ス(a)の場合に準じて行なうことができる。
プロセス(e)の場合、用いる塩基としては炭酸カリウ
ムや炭酸ナトリウムがあげられ、ジメチルホルムアミド
やジメチルアセトアミド等の溶媒申付なうのが好ましい
。反応条件としては80〜120°Cで20〜40時間
程度反応させるのがより好ましい。プロセス(d)およ
び(e)で得られる生成物は、反応溶媒を留去した後、
水中に加えることにより、又カラムクロマトグラフィー
等の通常の単離精製手段を用いることにより容易に結晶
として得ることができる。
プロセス([)は、化合物(X Vl)を脱水剤存在下
閉環反応に付して、化合物(Ig)を得、所望によりプ
ロセス(b)と同様にアシル化またはアルキル化して、
化合物(Ii)を得るものである。化合物(XVI)か
ら化合物(Ig)への反応における脱水剤としては、ジ
シクロへキシルカルボジイミド(DCC)、カルボニル
ジイミダゾール(CDI)等あるいは塩化チオニル、オ
キシ塩化リン等のクロル化剤などを用いるこきが出来る
。脱水剤は化合物(X■)に対して!−10等量程度m
1、溶媒としては塩化メチレン、クロロホルム、ベンゼ
ン等を用い、室温〜100℃で1〜lO時間程度反応さ
せるのがよい。とりわけ、クロロホルムや塩化メチレン
の溶媒中、5〜10等量程等量塩化チオニルを用いて、
1〜5時間程度、加熱還流するのが好ましい。
プロセス(g)は、化合物(X V)を酸性または塩基
性条件下で脱水反応を行うことによって目的物(Ih)
を得、所望により化合物(Ih)を還元して化合物(!
j)を得るものである。化合物(X V)から化合物(
t h)への反応における酸としては、p−トルエンス
ルホン酸、塩酸、硫酸等の有機酸および無機酸など、ま
た塩基としては、トリエチルアミン。
炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、カセイソーダ等ヲ触媒
量から化合物(XV)に対して2等量程度用い、溶媒と
してはベンゼン、トルエン、キシレン、メチルエチルケ
トン等を用い、室温〜150℃で5時間〜3日間程度反
応させる。とりわけベンゼンやトルエン等の溶媒中、触
媒量のp−トルエンスルホン酸を用い、加熱還流下lO
〜20時間程度反応させるのが好ましい。化合物(Ih
)から化合物(■j)への水素添加反応においては、化
合物(I h)を通常の溶媒例えばメタノール、エタノ
ール、クロロホルム、ジクロロメタン、ベンゼン、酢酸
等の有機溶媒中、常圧〜5気圧程度の水素気流下適当な
触媒を共存させ、室温〜50℃で、1〜10時間程時間
窓させるのがよい。添加する触媒としては、ラネーニッ
ケル、パラジウム付活性炭、白金付活性炭、酸化白金ま
たはロジウム触媒等が挙げられる。
プロセス(【)および(g)で得られる生成物は、反応
溶媒を留去した後、通常の単離精製手段を用いることに
より容易に結晶として得ることが出来る。
これら化合物の中、原料化合物(n )、(flI)、
(XV)、(XVI)は新規な化合物であり、次のよう
な方法で合成することができる。Chen+、 Ber
、、  95 。
1597(l 962)およびAnn、 Che+++
、、 691゜142(1966)に記載された方法に
準じて合成した化合物(mV)、(XI)を出発原料と
してChem。
Phar+++、 Bull、、  27.1328(
1978)およびChen+、 Pharm、 Bul
l、、 27.1965(1978)また特開昭53−
31694号公報および61−5082号公報等に記載
の方法に従って、すなわちプロセス(h)、(i)、(
Dおよび(k)に示した4つの方法によって得られる3
−アミノ誘導体(II)をプロセス(1)に示したより
に種々のアルキルシバライド(例、l−ブロモー2−ク
ロロエタン、1−ブロモ−3−”ロロプロパン、l−ブ
ロモー4−クロロブタン等)とジメチルホルムアミド等
の非プロトン溶媒中、炭酸カリウムや炭酸ナトリウム等
の存在下、50〜120°CでlO〜20時間程度反応
させて、原料化合物(II)を得ることができる。一方
、原料化合物(1)は、プロセス(m)に示したように
化合物(ff)を種々のハロゲノ脂肪酸アルキルエステ
ル(例、ブロモ酢酸メチルエステル。
ブロモ酢階エチルエステル等)と炭酸カリウムや炭酸ナ
トリウム存在下、ジメチルホルムアミド等の非プロトン
溶媒中、室温〜80°c、1〜5時間程度反応させて得
ることができる。
原料化合物(X Vl)は、プロセス(i)に示した方
法によって合成した化合物(■b)をプロセス(0)に
示したようにアルカリ加水分解することによって得られ
る。
又、原料化合物(XV)は、前述した3−アミノ誘導体
(If)をプロセス(n)に示した様に種々のハロケト
ン(例、ブロモアセトン、クロロアセトン。
3−クロロ−2−ブタノン、塩化フェナシル、臭化7エ
ナシル、2−クロロシクロヘキサノンおよび1−90口
ヘキサン−2−オン等)と、炭酸カリウム、炭酸ナトリ
ウム、トリエチルアミン等の塩基存在下、反応促進剤と
してよう化カリウムを存在させ、室温〜50°Cでl〜
4日間程度反応させて、原料化合物(X V)を得るも
のである。
プロセス(h) プロセス(i) ■ ■ [a C式中、 R’およびR2は前記と同意義。
R6は低級 Xa アルキル基、アシル基(アセチル、ベンゾイル等)また
は式 %式%) C0OR’ (式中、 nは前 C式中、 R’、R’8よびXは前記と同意義。
記と同意義。
R7は低級アルキル基を示す。
)で表 される基を示す。
プロセス(」) ある。〕 プロセス(1) ■ [b [式中、 R’、R2およびR3は前記と同意義。
ただ し、 R3は水素でない。
] ■ ■ プロセス(k) 1式中、 、R”、R’、Xおよびnは前記と同意義。
プロセス(m) ■ ■ [式中、 RI 、 R2、R3、R@およびnは前記と同意義。
]IV [a C式中、 Rl 、 R2は前記と同意義。
但しRl−RZで プロセス(ロ) ■ v [式中、Rl 、 R1、R1、R4、RSおよびn′
は前記と同意義。] プロセス(o) ■b VI [式中、Rl 、 R2、R7およびnは前記と同意義
。1作用 化合物(I)はラット大脳皮質由来のアデノシン受容体
において強力な拮抗作用を有し、脳内の各種神経伝達物
質の遊離促進、脳内濃度の上昇を惹起し、脳機能・代謝
の賦活化を行なうものである。
すなわち、哺乳動物に対してその脳機能・代謝賦活作用
にもとづき、脳卒中1頭部外傷もしくは転変性疾患(ア
ルツハイマー病など)に起因する痴呆症状を含む精神症
状、神経症状などの治療および予防に有用であり、例え
ば健忘症、記銘力障害。
失見当識、感情失禁、自発性・意欲低下2行動異常の予
防と治療に使用することが出来る。また、化合物(1)
は低毒性[LD50(経口):500mg/kg体重以
上(マウス)]であり、安全に投与することができる。
化合物(1)をアデノシン拮抗剤として用いる場合、そ
れ自体をそのまま投与することもできるが、一般にはこ
れに適宜の薬理学的に許容されうる担体、賦形剤、希釈
剤と混合し、種々の医薬組成物として投与される。この
ような医薬組成物の剤型の例としては、粉末剤、顆粒剤
錠剤、カプセル剤、注射剤、坐剤、軟膏剤などが挙げら
れる。
また医薬組成物に使用されるものとしては、例えば白糖
、乳糖、ブドウ糖、でん粉、マンニット。
ソルビット、微結晶セルロース、タルク、シクロデキス
トリン等の賦形剤、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース。
カルボキシメチルセルロース、グルラン、メチルセルロ
ース、ポリビニルピロリドン、ゼラチン。
アラビヤゴム、ポリエチレングリコール、白糖。
でん粉等の結合剤、でん粉、カルボキシメチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースのカルシウム塩、低置
換度ヒドロキシプロピルセルロース等の崩壊剤、タルク
、ステアリン酸マグネシウム等の滑沢剤、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキ
シメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースフタレート、オイドラギット [ローム社製(西ド
イツ);メタアクリル酸・アクリル酸共重合物1および
酸化チタン、ベンガラ等の色素、安息香酸ナトリウム、
亜硫酸水素ナトリウム等の保存剤、メチルセルロース、
ステアリン酸アルミニウム等の懸濁化剤、ホリソルベー
トgo、エマルゲル408゜エマゾール310等の分散
剤、水等の溶剤、カカオ脂、ポリエチレングリコール、
ライテップゾール、白色ワセリン等の基剤等が挙げられ
、これらは製剤の種類に応じて適宜選択される。
本発明のアデノシン拮抗剤を経口的または非経口的にヒ
トを含む哺乳動物に投与する場合、投与量は対象疾患、
症状、投与対象、投与方法などによっても異なるが、例
えば脳卒中1頭部外傷もしくは転変性疾患に起因する痴
呆症状を含む精神症状、神経症状を呈するヒト成人患者
に経口投与する場合、通常薬効成分[化合物(I)11
回量として、l〜50 mg/kg(体重)程度、1日
1〜3回程度投与するのが好ましく、1〜20 mg/
kg(体重)程度、1日1〜3回程度投与するのがさら
に好ましい。
表層1 以下に参考例、実施例、製剤例および実験例を示して本
発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限
定されるべきものではない。
本明細書において用いる略号の例を以下に挙げる。
Me: メチル     Hex:ヘキシルEt:エチ
ル     Hep:ヘプチルPr: プロピル   
 A II:アリルBu: ブチル     八〇: 
 アセチルPen:ペンチル   Ph:  フェニル
Sニー重線  d:二重線  L:三重線m:多重線 
 brs:輻が広い一重線参考例1 6−(4−アセチルチオセミカルバジド)−1ブチル−
3−プロピルピリミジン−2,4(l H。
3I()−ジオン l−ブチル−6−ヒドラジノ−3−プロピルピリミジン
−2、4(l H、3H’)−ジオン(8,0g)のジ
オキサン(loom)溶液に、撹拌しながらアセチルイ
ソチオシアナート(4,8g)を滴下した。室温で3時
間撹拌した後、生成した結晶をろ取した。
含水アルコールから再結晶すると無色結晶(14g。
94%)が得られた。
融点 !49−152°C 元素分析値 Cl 4 H2s N s Os Sとし
てC(%)   H(%) N(%) 計算値:  49.25  ;  6.79  ;  
20.51実測値:  49.31  ;  6.70
  ;  20.48同様にして以下の化合物を合成し
た。
参考例19 3−アセチルアミノ−7−プチルー5−プロピルピラゾ
ロ[3,4−d]ピリミジン−4,6(5H。
7H)−ジオン 6−(4−アセチルチオセミカルバジド)−1ブチル−
3−プロピルピリミジン−2,4(IH。
3H)−ジオン(6,0g)をジメチルホルムアミド(
DMFX60mj2)中、110〜+20°Cで60時
間加熱した。反応液を濃縮して得られる残さに、80%
メタノールを加えて溶解させ、冷却放置して得られる淡
褐色結晶を含水メタノールから再結晶すると無色結晶(
4,4g、61%)が得られた。
融点 +56−158°C 元素分析値 Cl 4 H21N s OsとしてC(
%)   H(%) N(%) 計算値:  54.71  ;  6.89  ;  
22.79実測値:  54.63  ;  6.95
  ;  22.81同様にして以下の化合物を合成し
た。
参考例38 3−アミノ−7−プチルー5−プロピルピラゾロ[3,
4−d]ピリミジン−4,6−(5H,7H)ジオン 3−アセチルアミノ−7−プチルー5−プロピルピラゾ
ロ[3,4−dlピリミジン−4,6(5H。
7H)−ジオン(log)を、カセイソーダ(2g)を
溶解させた80%エタノール(IOM)中、5時間加熱
還流させた。反応液を濃縮して得られる結晶を水(10
0all)に懸濁させ、6N−HCQを加えて弱酸性と
すると無色結晶(8g、93%)が得られtこ。
融点 209−211’0 元素分析値 C+tH+*N5ChとしてC(%)  
H(%)  N(%) 計算値:  54.32  ;  7.22  ;  
26.40実測値:  54.66  ;  7.20
  ;  26.38同様にして以下の化合物を合成し
た。
参考例57 3−アセチルアミノ−8−ブチル−6−ブロビルーIH
−ピリミド[4,5−el[l 、3.41チアジアジ
ン−5,7(6H,8H)−ジオンN−タロロサクシニ
イミド(2g)のクロロホルム懸濁液に、6−(4−ア
セチルチオセミカルバジド)−1−ブチル−3−プロピ
ルピリミジン−2,4(IH,3H)−ジオン(3,8
g)のクロロホルム溶液(20II12)を、水冷下部
下した。室温でさらに3時間撹拌放置した後、イソプロ
ピルエーテル(lod)およびヘキサン(lOW112
)を加え、冷却放置して得られる結晶をろ取、水洗して
黄褐色結晶(3,1g、82%)を得た。
融点 165−167°C 元素分析値 Cl 4 H! l N s O、Sとし
てC(%)  H(%)  N(%) 計算値:  49.54  ;  6.24  ;  
20.63実測値:  49.49  ;  6.29
  ;  20.55同様にして以下の化合物を合成し
た。
参考例72 3−アセチルアミノ−7−プチルー5−プロピルピラゾ
ロ〔3,4 d]ピリミジン−4,6(5H。
7H)−ジオン 2−アセチルアミノ−5−ブチル−7−ブロビルー4H
−ピリミド[4,5−elN、3.4]チアジアジン−
6,8(5H,7H)−ジオン(2,8g)をジオキサ
ン(28+d)中、1時間還流加熱する。反応液を濃縮
乾固し、得られた残さをメタノールに溶解させ、不溶の
イオウをろ去し、ろ液に少量の水を加えて冷却放置する
と無色結晶(2,3g、92%)か得られに。
融点 156−158℃ 元素分析値 C0Hz+N5OzとしてC(%)  H
(%)  N(%) 計算値+  54.71  ;  6.89  :  
22.79実測値:  54.70  ;  6.93
  i  22.81同様にして以下の化合物を合成し
た。
参考例91 6−クロロ−5−シアノ−1,3−ジエチルピリミジン
−2,4(l H,3H)−ジオン1.3−ジエチルバ
ルビッール酸(61g)をオキシ塩化リン(224d)
に溶かし、室温でかきまぜながら、ジメチルホルムアミ
ド(35t12)を滴下した。滴下後、反応液を3.5
時間還流させた。反応液を減圧濃縮し、残留する油状物
を少しずつ氷水中に加えた。析出した結晶をろ取し、6
−クロロ−1,3−ジエチル−5−ホルミルウラシル(
64g)を得た。融点 88−89°C本品(50g)
とヒドロキシルアミン・塩酸塩(50g)とをエタノー
ル(IQ)中、室温で30分かきまぜた。反応液に水(
1(2)を加えて析出物をろ取し、6−クロロ−1,3
−’;エチルウラシルー5−カルバルデヒドオキシム(
32,5g)を得た。融点!15−116°C 氷晶(16g)をテトラヒドロフラン(320tQ)に
溶かし、水冷かくはん下、オキシ塩化リン(30g)を
滴下した後、室温で1時間かきまぜた。反応液を減圧乾
固し、残さにジイソプロピルエーテル(200mff)
を加えると、6−クロロ−5−シアノ−1,3−ジエチ
ルピリミジン−2,4(l H,3H)−ジオンの淡黄
色プリズム状結晶(12,4g)が析出した。融点92
−94°C 元素分析値: Cs H+ o N 302 CQとし
てC(%)   H(%)  N(%) 計算値:  47.48  、 4.43  ;  1
8.46実測値:  47.29  、 4.31  
;  18.35同様にして以下の化合物を合成した。
これら以外の中間体(6−クロロ−5−ホルミル体、6
−クロロ−5−シアノ体)は、結晶化しにくいため、精
製せずに次の反応に用いた。
参考例95 3−アミノ−5,7−ジニチルピラゾロ[3,4d]ピ
リミジン−4,6(5H,7H)−ジオン6−クロロ−
5−シアノ−1,3−ジエチルピリミジン−2,4(I
H,3H)−ジオン(5g)とヒドラジン・−水和物(
2,2d)とをメタノール(220mg)中、室温で1
0分間かきまぜた。反応液を減圧乾固し、残さを含水メ
タノールから再結して無色針状結晶(4,3g)を得た
。融点246248°C0同様にして下記化合物を得た
参考例99 3−アミノ−7−プチルー2−(2−クロロエチル)−
5−プロピル−2H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジ
ン−4,6(5H,7H)−ジオン3−アミノ−7−プ
チルー5−プロピルピラゾロ[3,4−d]ピリミジン
−4,6(5H,7H)−ジオン(8g)、l−プロモ
ー2−クロロエタン(3,7−)および炭酸カリウム(
6,2g)をDMF(100IIL12)中、50〜6
0℃で12時間撹拌させた。反応混合物を濃縮乾固した
後、得られた残さをクロロホルム/水で抽出した。クロ
ロホルム層を水洗。
乾燥、濃縮して得られる褐色シラツブを、フラッシュク
ロマトグラフィー(シリカゲルlong、クロロホルム
)で精製し、得られるシラツブをイソプロビルエーテル
から結晶化させると無色針状晶(21,5g、66%)
が得られた。
融点 118−121’C! 元素分析値 C+aH22Ns02C12としてC(%
)   H(%)  N(%) 計算値:  51.30  ;  6.76  ;  
21.36実測値:  51.44  ;  6.79
  ;  21.13同様にして以下の化合物を合成し
た。
参考例125 !−7’チル−6−(4−エトキシカルボニルメチルチ
オセミカルバジド)−3−プロピルピリミジン−2,4
(l H,3H)−ジオンl−ブチル−6−ヒドラジノ
−3−プロピルピリミジン−2,4(lH,3H)−ジ
オン(l1g)のジオキサン(100sffl)溶液に
撹拌しながらエトキシカルボニルメチルインチオシアナ
ート(15g)を滴下した。室温で3時間撹拌した後、
生成した結晶をろ取した。少量のジオキサンで結晶を洗
浄し、無色結晶(18,8g、96%)を得た。融点1
14−116°C 参考例126 フーブチルー3−エトキシカルポニルメチルアミノ−5
−プロピルピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4,6
(5H,7H)−ジオン N−クロロこはく酸イミド(6,5g)をクロロホルム
(80d)に懸濁し、水冷下撹拌しながら、l−ブチル
−6−(4−エトキシカルボニルメチルチオセミカルバ
ジド)−3−プロピルピリミジン−2,4(IH,3H
)−ジオン(18g)を少量ずつ加えた。1時間撹拌放
置した後、反応液ヘキサン(200+!LI2)を加え
しばらく撹拌した後、析出した結晶をろ去した。ろ液を
濃縮して得られる褐色シラツブ(23g)をジオキサン
(150m12)に懸濁し、100°Cで1時間加熱撹
拌した。不溶物をろ去しろ液を濃縮して得られる残さを
酢酸エチル/イソプロピルエーテルから結晶化すると無
色結晶(9゜8g、67%)が得られた。融点147−
148°C参考例127 フーブチルー3−カルボキシメチルアミノ−5〜プロピ
ルピラゾロ[3,4−dlピリミジン−4゜6(5H,
7H)−ジオン 7−プチルー3−エトキシ力Jレボニルメチルアミノ−
5−プロピルピラゾロ[3,4−dlピリミジン−4,
5(5H,7H)−ジオン(2g)をエタノール(20
st12)に溶解させ、2N−カセイソーダ水溶液(2
0d)を加え、100℃で1時間加熱撹拌した。反応液
を半分まで濃縮し、塩酸で弱酸性として、無色結晶(1
,74g、95%)を得た。
融点233−234°C(分解) 実施例1 !−ブチルー3−プロピルー1.2,3.4.6゜7−
へキサヒドロ−5H−イミダゾ[2′、ビニ5、l] 
ピラゾロ[3,4−d] ピリミジン−2,4ジオン 3−アミノ−7−プチルー2−(2−クロロエチル)−
5−プロピル−2H−ピラゾロ [3,4d]ピリミジ
ン−4,6(5H,7H)−ジオン(3゜3g)のDM
F(35d)溶液に、水冷下撹拌しながら水素化ナトリ
ウム(60%油性、1.2g)を少量ずつ加えた。室温
でさらに2時間撹拌放置した後、反応液を濃縮乾固した
。得られた残さを氷水に加えた後、しばらく撹拌すると
結晶が析出した。結晶をろ取した後、含水メタノールか
ら再結晶して無色結晶(2,2g、76%)を得た。
融点 170−172°C 元素分析値 c+4Hz+hJso□としてC(%) 
 H(%)  N(%) 計算値:  57.71  、 7.26  ;  2
4.04実測値:  57.78  ;  7.29 
 ;  24.01’H−NMR(d、−DMSO)δ
:  0.83(31(、L)。
0.90(3)1 、 t) 、 1.10−1 、8
5(6H,m) 、 3.60−4.30(8H、m)
 。
7.34(IH,br s) 実施例1と同様にして、以下の化合物を合成し/こ。
実施例33 5−アセチル−1,3−ジブチル−1,2,3,4゜6
.7−へキサヒドロ−5H−イミダゾ[2’、l’: 
5,1]  ピラゾロ[3,4−d]  ピリミジン−
2゜4−ジオン 1.3−ジブチル−1,2,3,4,6,7−へキサヒ
ドロイミダゾ[2’、1’: 5,1]  ピラゾロ「
3゜4−d] ピリミジン−2,4−ジオン(1,5g
)と無水酢酸C1,4ml!>をピリジン(20tQ)
に溶解させ、50〜60°C″′15時間撹拌放置した
。反応液を濃縮して得られたシラツブをフラッシュクロ
マトグラフィー(シリカゲル、クロロホルム)で精製し
て淡黄色シラツブを得た。含水メタノールから結晶化し
て無色結晶(1,2g、70%)を得た。
融点 120−122°C 元素分析値 CIF526N So 3としてC(%)
   H(%)  N(%) 計算値:  56.19  ;  6.93  ;  
19.27実測値:  55.94  、 6.92 
 ;  19.37’H−NMR(CDC123)δ:
  0.93(3H,t)、0.96(3H,t)、 
1.15−1.95(8H,m)、2.66(3H,s
) 、3.99(4H,m)。
4.15−4.40(2H,m)、4.50−4.80
(2H,m)実施例33と同様にして、以下の化合物を
合成しtこ。
実施例46 1−ブチル−3−プロピル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−5H−イミダゾ[2’、l’: 5.11ピラゾ
ロ[3,4−dl ピリミジン−2,4−ジオン l−ブチル−3−プロピル−1,2,3,4,6゜7−
へキサヒドロ−5H−イミダゾ[2’、l’:5.11
ピラゾロ[3,4−dl ピリミジン−2゜4−ジオン
(0,6g)および過酸化ベンゾイル(1,0g)をク
ロロホルム(50m)に溶解させた後、15時間加熱還
流した。反応液を濃縮乾固して得られる残さをクロロホ
ルムに溶解して、炭酸ナトリウム水溶液および水で洗浄
した。溶液を乾燥後、濃縮乾固して得られる残さを、フ
ラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル20g、クロ
ロホルム)で精製した。得られた結晶を塩化メチレン/
ヘキサンから再結晶して無色プリズム晶(0゜38g、
64%)を得た。
融点 235−236℃ 元素分析値 C+aHtsNsOzとしてC(%)  
 H(%)  N(%) 計算値:  58.12 、6.62 ; 24.20
実測値:  58.17 ;  6.61 ;  24
.281 H−NMR(dl−DMSO)δ:  0.
96(3HX2.t)。
1.11−2.00(6H,m)、3.96(2H,t
)、4.16(2)1. t)、6.93(IH,d)
、7.34(lH,d)、12.30(IH,br s
)実施例46と同様にして、以下の化合物を合成した。
実施例53 1−ブチル−〇−フェニルー3−プロピルー1゜2.3
.4−テトラヒドロ−5H−イミダゾ[2′。
ビニ5.l]ピラゾロ[3,4−dlピリミジン−2゜
4−ジオン 3−アミノ−7−プチルー5−プロピルピラゾロ[3,
4−dlピリミジン−4,6(5H,7H)−ジオン(
1,4g)、塩化7エナシル(1,2g)、トリエチル
アミン(0,7g)をメチルエチルケトン(40mQ)
中、60℃で4日間撹拌した。反応液をろ通抜、ろ液を
濃縮乾固した。得られる残さをシリカゲルクロマトで精
製後、無色結晶(0,94g)を得た。
続いてこの結晶を触媒量のp−トルエンスルホン酸とト
ルエン(30mi2)中、14時間加熱還流した。
反応液を濃縮乾固後、得られる残渣を含水アルコールか
ら再結晶して無色針状晶(0,79g、41%)を得た
融点 263−265°C 元素分析値 C2゜HzsNsOs・l/2H20とし
てC(%)   H(%)  N(%) 計算値:  64.15  :  6.46  、 1
8.70実測値・ 64.05  、 6.37  、
 18.75’HNMR(da  DMSO)δ: 0
.91(3H,t)、0.94(3H,t) 、 1.
13−1.92(6)f、 m) 、 3.91 (2
H,t) 、 3.99(2H。
t) 、7.23−7.55(3H,m) 、7.73
−7.91(2H,m) 、 8.03(18゜d)、
13.10(IH,br s) 実施例53と同様にして、下記化合物を合成しIこ。
実施例58 6.7−ジプロモー1.3  ジブチル−1,2,34
−テトラヒドロイミダゾ[2’、1’:5,1]ピラゾ
ロ[3,4−dlピリミジン−2,4−ジオン1.3−
ジブチル−5H−イミダゾ[2’、l’:5゜l]ピラ
ゾロ[3,4−d]ピリミジン−2,4−ジオン(1,
0g)の酢酸(10mg)溶液に臭素(0,34戒)を
含む酢酸溶液(3−)を室温で少量ずつ滴下した。室温
でしばらく撹拌すると結晶が析出した。
少量のアルコールで洗浄して、無色結晶を得た。
融点 245−250°C(分解) 元素分析値 Cls H、s B r ! N s O
xとしてC(%)  H(%)  N(%) 計算値:  39.07  ;  4.15  ;  
15.19実l!1j値:  39.16  ;  4
.07  ;  15゜62’HNMR(da  DM
SO)δ: 0.75−1.10(3H,m)。
1.1−1.9(8H,m)、3.7−4.1(4H,
m)実施例59 1−ブチル−3−プロピル−1,2,3,4,6゜7−
ヘキサヒドロ−5H−イミダゾ[2’、l’:5゜11
ピラゾロ[3,4−dlピリミジン−2,4,6−ドリ
オン ナトリウム(0,31g)を含有するエタノール(35
−)に、3−アミノ−7−プチルー2−エトキシカルボ
ニルメチル−5−プロピル−2H−ピラゾロ[3,4−
dlピリミジン−4,6(5H,7H)−ジオン(1,
85g)を加え、室温で30分間撹拌放置した。反応液
を濃縮乾固した後、得られた残さを氷水に溶解させ、1
N−塩酸で弱酸性とした。
析出した結晶をろ取し、塩化メチレン/エタノールから
再結晶して、無色針状晶(0,84g、52%)を得た
融点 266−269℃ 元素分析値 Cl 4 H+ s N s O3として
C(%)   H(%)  N(%) 計算値:  55.07  ;  6.27  ;  
22.94実測値:  54.99  、 6.23 
 ;  22.82’H−NMR(d、−DMSO)δ
: 0.88(3H,t)、0.92(3H,t)、1
.13−1.88(6H,m)、3.81(2H,t)
、3.91(2H。
t)、4.66(2H,s)、12.34(IH,br
 s)実施例60 1−ブチル−3−プロピル−1,2,3,4,5゜6.
7.8−オクタヒドロビリミド[2’、l’:5.1]
ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−2,4−ジオン3
−アミノ−7−プチルー2−(3−クロロプロピル)−
5−プロピル−2H−ピラゾロ[3,4−dlピリミジ
ン−4,6(5H,7H)−ジオン(2,1g)のDM
F(30+t12)溶液に、氷冷下撹拌しながら水素化
ナトリウム(60%油性、0.7g)を少量ずつ加えた
。室温でさらに5時間撹拌した後、反応液を濃縮乾固し
た。得られた残さを氷水に加えた後、しばらく撹拌する
と結晶が析出した。結晶をろ取し、含水アルコールから
再結晶して無色結晶(0,6g、32%)を得た。
融点 147−150℃ 元素分析値 Cr s H! 3 N s Ozとして
C(%)   H(%) N(%) 計算値:  59.00  ;  7.59  ;  
22.93実測値:  59.19  ;  7.58
  ;  22.83’H−NMR(CDC12m)δ
: 0.90(3H,t)、0.93(3H。
t) 、 1.12−1 、92(6H,m) 、 2
−02−2.34(2H,m) 、 3.42(2H。
111)、3.87(2H,t)、3.89(2H,t
)、4.01(2H,t)、5.67(IH,br s
) 実施例61 1−ブチル−5−メチル−3−プロピル−1゜2.3.
4.5.6,7.8−オクタヒドロピリミド[2’、l
’:5.11ピラゾロ[3,4−dlピリミジン−2,
4−ジオン 7−プチルー2−(3−クロロプロピル)−3メチルア
ミノ−5−プロピル−2H−ピラゾロ[3,4−dlピ
リミジン−4,6(5H,7H)−ジオン(2,0g)
のDMF(30m)溶液に、水冷下撹拌しながら水素化
ナトリウム(60%油性、0.67g)を少量ずつ加え
た。室温でさらに5時間撹拌した後、反応液を濃縮乾固
した。得られた残さを氷水に加えた後、しばらく撹拌す
ると結晶が析出した。結晶をろ取し、イソプロピルエー
テルから再結晶して無色結晶(1,55g、90%)を
得た。
融点 94−98°C 元素分析値 Cls Ht a N s O2としてC
(%)   H(%)  N(%) 計算値:  60.17  ;  7.89  ;  
21.93実測値:  60.19  ;7.89  
;  21.95’H−NMR(CDCQ、)δ: 0
.92(3H,t)、0.93(3H。
t)、1.lo−1,90(6H,m)、2.15(2
H,m)、3.23(28,t)。
3.54(3H,s)、3−8O−4−10(4H,m
)実施例62 1−ブチル−5−メチル−3−プロピル−1゜2.3,
4,6,7.8.9−オクタヒドロピリミド[5’、4
’:4.3]ビラゾo[1,5−alN、3]ジアゼピ
ン−2,4−ジオン 7−プチルー2−(4−クロロブチル)−3−メチルア
ミノ−5−プロピル−2H−ピラゾロ[3゜4−d1ピ
リミジン−4,6(5H,7H)−ジオン(2,0g)
のDMF(30m)溶液に、水冷下撹拌しながら水素化
ナトリウム(60%油性、0゜65g)を少量ずつ加え
た。室温でさらに5時間撹拌放置した後、反応液を濃縮
乾固した。得られた残さを氷水に加えた後、IN−塩酸
で中和し、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を
水洗、乾燥、濃縮乾固して得られるシラツブを、フラッ
シュクロマトグラフィー(シリカゲル、クロロホルム)
で精製した。得られた結晶をイソプロピルエーテル/ヘ
キサンから再結晶すると無色結晶(1,2g、67%)
が得られた。
融点 63−65℃ 元素分析値 CI 7 Hz t N s Osとして
C(%)   H(%)  N(%) 計算値:  61.24  ;  8.16  ;  
21.00実測値:  61.38  、 8.12 
 ;  21.00’H−NMR(da−DMSO)δ
: 0.93(3H,t)、0.94(3H,t)、 
1.10−2.00(IOH,m)、3.10−3.3
0(2H,m)。
3.30(3H,s)、3.80−4.25(6H,m
)実施例63 1−ブチル−3−プロピル−1,2,3,4,6゜7−
ヘキサヒドロ−5H−イミダゾ[2’、l’:5゜l]
ピラゾロ[3,4−dlピリミジン−2,4,7トリオ
ン 7−7’チル−3−カルボキシメチルアミノ−−プロピ
ルピラゾロ[3.4−dl ピリミジン−4。
6−(5H.7H)−ジオン(1.0g)の塩化メチレ
ン(25m)溶液に塩化チオニル(4d)を加え、1、
5時間加熱還流した。反応液を濃縮乾固し得られた粗結
晶を塩化メチレン/イソプロピルエーテルで再結晶して
無色結晶(0.8g.85%)を得た。
融点 258−259℃ 元素分析値 C+4H+sNsChとしてC(%)  
 H(%)   N(%)計算値:  55.07  
、 6.27  ;  22.94実測値:  54.
97  ;  6.12  ;  23.00’H−N
MR(d、−DMSO)δ: 0.88(3H,t)、
0.92(3H,t) 、 1.13−1.88(6H
,t)、3.81(2H,t) 、3.91(2H,t
) 。
4.66(2H,s)、12.34(IH,br s)
製剤例 本発明化合物(I)を、たとえば脳機能改善および脳賦
活作用によって脳卒中1頭部外傷もしくは層間性疾患な
どに起因する痴呆症状の治療および予防に使用する場合
、たとえば次の様な処方によって用いることができる。
11錠剤 (1)l−ブチル−3−プロピル−1,2,3,4゜6
.7−へキサヒドロ−5H−イミダゾ[2′、ビニ5,
1]ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−2,4−ジオ
ン     lomg(2)ラクトース       
    35mg(3)コーンスターチ       
 150mg(4)微結晶セルロース        
30mg(5)ステアリン酸マグネシウム     5
mg30mg (1)、(2)、(3)と(4)の273および(5)
の172を混和後、顆粒化する。残りの(4)および(
5)をこの顆粒に加えて錠剤に加圧成型する。
2、カプセル (1)1.3−ジブチル−1,2,3,4,6,7−ヘ
キサヒドロ−5H−イミダゾ[2’、l’:51]ピラ
ゾロ[3,4−d]ピリミジン−2,4ジオン    
        lomg(2)ラクトース     
     100mg(3)微結晶セルロース    
    70mg(4)ステアリン酸マグネシウム  
  10mg190+++g (1)、(2)、(3)および(4)の1/2を混和し
た後、顆粒化する。この顆粒に残りの(4)を加えて、
全体をゼラチンカプセルに封入する。
実験例1 アデノシン拮抗作用 膜の調整はBruns等(Proc、 Natl、 A
cad、 Sci、。
77 、5547 (1980月の方法に準じて行なっ
た。
すなわちラットを話頭後、大脳皮質(へ〇受容体)ある
いは線条体(A、受容体)を摘出し、pH7,7のトリ
ス−HCl緩衝液(50mM、20m)中でPo1yt
ronを用いて懸濁した。その後、この懸濁液を48.
000gで10分間遠心し得られた沈さをさらに同様な
方法で懸濁、遠心した。得られた沈さを50mMトリス
−HCl緩衝液に懸濁し、アデノシン・デアミナーゼ(
20/d)を添加し、37°Cで30分間インキュベー
トした。この懸濁液を遠心後、沈さを一20℃で保存し
た。
上記性さを用いてアデノシン受容体拮抗作用(AIおよ
びAりを調べた。
1)AI受容体拮抗作用 上記性さを室温で融解後、トリス−HCl緩衝液に懸濁
し、その懸濁液(0,9d)に3H−シクロへキシルア
デノシン(”H−CHAX約0.05μCi、O,1m
)と被検薬物(10μQ)を添加し、25°Cで60分
間インキュベートした。反応終了後、反応液をGF/B
フィルターでろ過し、さらにトリス−HCl緩衝液で4
回フィルターを洗浄した。
フィルター上の放射活性を液体シンチレーション法で測
定した。非特異的結合量はL−フェニルイソプロピルア
デノシンの10−5M存在下に測定しtこ。
2)A2受容体拮抗作用 A、受容体拮抗実験に準じた。3H−アデノシン−5′
−エチルカルボキシアミドCH−NECA;約0.1p
Ci)をリガンドに用い、50nMのシクロペンチルア
デノシン存在下に実験を行なった。
非特異的結合量はシクロペンチルアデノシンlO″1M
存在下に測定した。
これらのA1およびA2受容体拮抗作用の結果を表1に
示した。
(以下余白) 表1 アデノシン受容体結合阻害作用 アデノシン受容体結合阻害作用は結合阻害表2 実験例2 雄性Jcl:ICR系マウス(5退動2体重25−30
g、日本夕レア)を−群5匹として用い、検体500m
g/kgを20m/kgの5%アラビアゴム溶液に懸濁
し経口投与した。経口投与1週間後の動物の死亡数を観
察した。結果を表2に示す。
[発明の効果] 本発明にかかる三環式縮合ピリミジン誘導体[化合物(
1月は、ラット大脳皮質由来のアデノシン受容体におい
て拮抗作用を有することから、脳内の各種神経伝達物質
の遊離促進、脳内濃度の上昇を惹起し、脳機能・代謝の
賦活化が期待され、脳卒中1頭部外傷もしくは転変性疾
患に起因する痴呆症状を含む精神症状、神経症状などの
予防・治療用医薬として有用である。
代理人  弁理士 岩 1)  弘 (ほか4名)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1およびR^2はそれぞれ脂肪族炭化水素
    基を示し、R^3は水素、脂肪族炭化水素基またはアシ
    ル基を示し、Aは置換されていてもよい炭素数2ないし
    4の二価の炭化水素鎖を示す]で表わされる化合物また
    はその塩を含有するアデノシン拮抗剤。
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