JPH0228555A - 細胞機能測定装置および方法 - Google Patents

細胞機能測定装置および方法

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JPH0228555A
JPH0228555A JP8879989A JP8879989A JPH0228555A JP H0228555 A JPH0228555 A JP H0228555A JP 8879989 A JP8879989 A JP 8879989A JP 8879989 A JP8879989 A JP 8879989A JP H0228555 A JPH0228555 A JP H0228555A
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康夫 池田
Kiyotaka Sakai
清孝 酒井
Ichiro Itagaki
一郎 板垣
Masato Mikami
正人 三上
Shoji Nagaoka
長岡 昭二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、細胞浮遊液にずり応力を付加し、すり応力に
よる細胞の微少な応答を連続的に測定する装置に関する
。より詳しくは、本発明はたとえば、血小板浮遊液にず
り応力を付加し、すり応力による微少な血小板の凝集、
血小板の形状変化、血小板の放出反応などを連続的に測
定する装置に関し、血小板機能の変化を示す血小板無力
症、フォンウィルブランド(van WLllebra
nd )病などの先天的な疾患および心筋梗塞、血栓症
、動脈硬化店などの後天的な疾患の診断、治療に広く用
いられる。さらに、本発明による装置は、抗血小板作用
を目的とした薬剤の開発にも広く応用されるものである
。 [従来の技術] 細胞浮遊液を用いて、細胞の機能を測定する装置は、種
々のものが開発されており、特に、血小板機能の具体的
な測定装置として、Bornおよび0’Br1enによ
って最初に考案された装fl(Born。 G、V、R,:Nature IJJ−,927(19
62)  および O’Brein、J、R:J、Cl
In、Path、LL、446(1962) )と5a
lzsanによって考案された装置(Salzman、
E、W、: J、Lab、C11n。 !4ed、、[1,724(1963) )があり臨床
検査に広く用いられている。 前者(以下第1従来例という)は、血小板の凝集機能を
調べるためのものであり、血小板浮遊液の透光度を測定
する直径が5mm程度のガラス製の円筒容器を含む部分
と、透光度を電気的信号に変換させて、ペンを動かして
凝集曲線を描く記録計からなる。この装置では、血液か
ら遠心分離によって分離された0、2〜0.3mlの血
小板浮遊液をガラス製円筒容器に入れ、その中にアデノ
シン2リン酸、コラゲン、エピネフリン、リストセチン
、トロンビンなどの凝集惹起物置を加え、あらかじめ円
筒容器内に入れておかれた磁気攪拌子により血小板浮遊
液を撹拌すると、血小板は急速に凝集塊をつくり、それ
とともに血小板浮遊液の透光度が増加し、その変化を連
続的に凝集曲線として記録することができる。 後者(以下第2従来例という)は、血小板の粘着機能を
調べるためのものであり、血小板がガラス表面に粘着し
やすいという性質を利用して、ガラスピーズを充填した
チューブに血液を通過させた前佳の血小板数の変化を測
定するものである。 この装置は、内径2mm、長さ15cm程度のチューブ
に直径0.3〜0.4mmのガラスピーズを充填したも
のと、対照の血液の採取のために使われる空のチューブ
からなる。この2つのチューブの一端は採血針がついた
三方活栓で連結されており、両者のチューブの他端は2
.5mlのプラスチック製の注射器が連結されいる。さ
らに、2本の注射器には血液吸引装置が接続され、一定
な速度で血液が採取される。 また、一方、血小板浮遊液に1 d y n e / 
c m2程度のすり応力を付加して血小板の変化を連続
的に記録した学術的な報告(Klose、H,J、、R
leger。 Il、  and 5chld−Schonbeln、
H,:T−hrombosis Res、l。 261(1975) )がなされており、そこには実験
装置が開示されている。この実験装置(以下第3従来例
という)は、透光性を持つ凹状の液槽と、その液槽の底
面となす角度が3度の円錐面を持つ直径5cmの回転体
からなり、回転体と液槽の底面の間隙に導入された血小
板浮遊液の流動方向から照射光を導入し、またその透過
光を導出する2本の光ファイバーが液槽の側外面にそれ
ぞれ設けられている。さらに光導入用の光ファイバーの
一端にはハロゲンランプ安定化光源が、また光導出用の
光ファイバーの一端には記録計が接続された光検出器が
設けられている。 また、さらに、上記第3従来例の改良型袋!(以下第4
従来例という)についても報告(Rleger。 H,、Ba1L!r、H,、5ehroder、H,、
Wurzinger、L、、5ehld−3ehonb
ein、H,and  Blasberg、P、:Th
rombosis  Res。 11、589(19sO) )されている。この第4従
来例の装置は、血小板浮遊液内の光路長をできるだけ短
縮するために、光源を有した内筒とそのまわりに回転可
能に配置された外筒からなる回転二重円筒壁粘度計のよ
うな形状を持つ。−前約に回転円筒二重円筒型粘度計は
ティラー渦による二次流れが生じやすいという欠点を有
するが、この第4従来例の装置は外筒を回転することに
よりこの欠点を回避していることが特徴である。 さらにまた、第3従来例と類似のもので、血小板浮遊液
の流動方向の鉛直方向に光源と受光器を設置することに
より、光路長を1mm程度まで短縮させた装置(以下第
5従来例という)が報告(Frojmovie、M、M
、:Biorheology 12−.193(197
5) )されている。 [発明が解決しようとする課題] 凝集惹起物質を血小板浮遊液に添加し、それにより得ら
れた凝集曲線から血小板の機能を調べる前記第1の従来
例の根本的な問題点は、血小板に対する刺激が生理的で
ないことである。たとえばこれによる装置を用いた臨床
検査では、アデノシン2リン酸の血小板浮遊液中の濃度
を2μM乃至10μMにするのが一般的であるが、生体
内の血液中においてこのような高濃度のアデノシン2リ
ン酸が血小板の凝集を惹起させているのかまったく不明
である。また、凝集惹起物質の一つであるリストセチン
は生体内に存在しないものである。 さらに、血小板は血液の流動状態の影響を受は活性化す
ることが多くの研究者達により報告されているにもかか
わらず、この第1の従来例では、流動状態を表す因子は
撹拌子の回転数という一般性を持たないあいまいなもの
でしか定義できない。 さらにまた、血小板浮′I/!:ll!内の光路長が5
mm程度しかないため、生体内で生じる軽微な刺激に応
答した血小板の微少な凝集による透過光量の変化を検知
することができない。第1従来例は以上のような問題点
を有しているため、臨床検査に広く用いられているにも
かかわらず、この従来例で測定された結果と臨床症状が
一致しないことが多くあるといわれている。 また、血小板のガラス表面への吸着性を利用して血小板
の粘着能を測定する第2の従来例は、あくまでもガラス
表面への粘着という非生理的な現象をみているため、前
述した第1従来例と同様な問題点を有する。また、第2
の従来例ではガラスピーズの間隙を流れるため、血小板
の粘着に大きな影響を及ぼす血液の流動状態は、生体内
の場合とまったく異なる。したがって、この従来例で得
られる結果は血小板本来の機能を反映しないことが多い
。 一方、前記第3、第4および第5の従来例の特徴は、流
動状態をすり応力という一般性のある因子で規定できる
ことである。心筋梗塞、血栓症、動脈硬化症などの疾患
には、流動状態下での血小板の反応が重要な役割を果し
ているため、これらの従来例の装置を始めその他流動状
態を規定できる装置を用いて、多くの科学文献において
長年研究、wi議されてきた。それにもかかわらず、こ
れらの優れた特徴を持つ第3、第4および第5の従来例
は、第1と第2の従来例のように臨床検査にまったく応
用されるには至っていない。これは、第3、第4および
第5の従来例による装πが以下に記述する問題点を有す
るため、すり応力に起因する血小板の′a渠および反応
の機序の解明と各疾患との対応が成されなかったからで
ある。 まず、第3の従来例は、1dyne/cm”程度という
低いすり応力での血小板の凝集の測定を目的どした装置
で、円錐面と液槽の底面のなす角層が3度の回転体を用
いている。したがって、この装置を用いて、粘度が1.
 c P程度の血小板浮遊液に付加できる均一なずり応
力は5 d yn e / Cm2程度が限界である。 この値よりも高いすり応力を付加しようとすると流動状
態は乱流となり、血小板浮遊液に付加されるすり応力は
不均一になる。また、この従来例では、光源として波長
分布のあるハロゲンランプ光を光学フィルターあるいは
分光器を使用せずに、血小板浮遊液に照射しているため
、検出される透過光は、血液中の蛋白質による光の吸収
や脂質による光の散乱などの影響を受けやすくなる。4
二た、血小板浮遊液などのような粗大分散系では、粒子
の大きさと光散乱の関係は、光の波長によりIMに変化
する。したがって、波長分布を持つ光を直接血小板l芋
遊液に照射しても、すり応力による血小板の微少な凝集
を捉えることは困難である。 第4の従来例は、二重円筒管という形態にして光路長を
短縮させ、第3の従来例の欠点を改良したものである。 しかし、この従来例は、光路長が第1の従来例と同程度
かそれよりも短いため、血小板の粗大凝集をみることは
できるが、生理的な軒微な刺部に対する血小板の微妙な
変化を測定することはできない。 さらにまた、第5の従来例に至っては、光路長が1mm
と極端に短いため、血小板の微少の微少変化の測定には
まったく不適当である。 本発明は、上記した従来技術の問題点に着目して、細胞
浮遊液にずり応力を付加し、すり応力による細胞の微少
な応答を連続的に測定する装置、特に、血小板浮遊液に
ずり応力を付加し、すり応力による微少な血小板の反応
を連続的に測定する装置に関し、血小板機能の変化を示
す疾患の診断と治療、さらに、抗血小板作用を目的とし
た薬剤の開発に応用される装置、および上記g1を用い
て細胞機能を測定する方法を提供することを目的とする
。 [課題を解決するための手段〕 上記目的は下記の本発明により達成できる。 すなわち、本発明は (イ)底板と側面からなる円筒形の試料室であり、かつ
該試料室に導入された試料内の光路長がIcm以上とな
るように照射光導入路と透過光導出路を側面に有する試
料室、 (ロ)該試料室の底板に対し、2度以下をなす凸形の円
鮮面回転体を有する細胞機能測定装置であり、さらに上
記装置に (ハ)透光性の側面を持つ円筒形の液槽、(ニ)!*回
転体に係合し、該回転体を回転駆動する駆動装L (ホ)該駆動装置を制御する制御s機構、(へ)該照射
光導入路に係合し、細胞浮遊籠に充分な光を提供する光
源、 (ト)該透過光導出路に係合し、細胞浮遊液を透過した
光または細胞浮遊液から発生した光を検出する受光器、
および (チ)該受光器に係合し、受光器で得られたfF1号を
連続的に記録する記録計 を備えた細胞機能測定装置である。 またさらに本発明は」二記装置を用いて細胞の機能を測
定する方法を提供する。 ここで、本発明の装置において、測定する細胞機能とは
、すり応力によって直接的あるいは間接的に誘発される
細胞の反応、具体的には、細胞の、VX県、物質の放出
、形態の変化などである。 また、本発明の装置において、細胞浮遊液にずり応力を
付加する回転体の外周側面と該試料室の内側面との間隙
で生じるすり応力が、該回転体の円錐面と該試料室の底
面の間隙で得られるすり応力の値を一ヒ回らないように
設定しなくてはならないが、該試料室の内径を極端に大
きくすると、検体としてのm胞l芋遊液の量が増すこと
になるので好ましくはない。したがって該試料室の内径
は、該回転体の外側面と該液槽の内側面との間隙が、0
.2mm乃至2mmとするのが好ましい。なお試料室の
内側に、透光性の側面を持つ液槽を用いるのが取り扱い
容易性から好ましい。さらに該液槽は非透光性底板と透
光性側面からなるものが測定を正確に行う上で好ましい
。該液槽を用いた場合は、該回転体の外側面と該液槽の
内側面との間隔が、0.2mm乃至2mmとするのが好
ましい。さらに、液槽を用いる場合、該液槽の四面にお
いて、照射光導入路と透過光導出路に接するところの材
質は、導入される光と導出される光に対して、それぞれ
、良好な透過性を保持したものでなくてはならない。た
とえば目的とする光が可視領域の場合は、安価なアクリ
ル系ポリマーやポリスチレンなどのプラスチックが好ま
しく、また、紫外あるいは赤外領域の光を目的とする場
合は、石英ガラスが好ましい。 また、本発明の装置において、細胞11遊液にずり応力
を付加する該回転体の半径としては、3cm以下が好ま
し−く、0.7cm乃至2.0cmがより好ましく、該
回転体の円錐面と該回転体の回転軸の軸心に垂直な平面
とがなす角度は、2度以下であり、0.3度乃至1.5
度が好ましい。 さらにまた、本発明の装置において、該試料室に連通し
て設けられた照射光導入路と透過光導出路には、光ファ
イバーを用いることが好ましい。 また、光ファイバー〇材貢としては、透過する光が可視
領域の場合は、安価なプラスチックが好ましく、また、
紫外あるいは赤外領域の場合は、石英ガラスが好ましい
。 また、本発明の装置において、該照射光導入路に係合し
て用いられる光源は、測定する細胞機、能によって選択
されるが、ハロゲンランプやタングステンランプなどの
光源に干渉フィルタを取付けたもの、あるいは、レーザ
などのように単色性に優れたものが好ましく、同時に2
種類以上の光源を用いて光ファイバーにより、照射光導
入路、の光ファイバーへ導入することも行われる。 さらに、また、本発明の袋πにおいて、該受光器には、
フォトダイオードなどのような光起電力を利用した検出
器が好ましいが、蛍光などのような微弱光を測定する場
合は、光電子増倍管がさらに好ましい。また、2種類以
」二の光を照射した場合、あるいは、2積類以十〇′社
光を測定する場合は、干渉フィルタなどの光学フィルタ
を用いて目的の波長の光のみを透過させ、光ファイバに
より受光器へそれぞれの光を導くことが好ましい。 なお光路長は、試料室内(液槽を用いる場合If液槽内
)における細胞浮遊液の光導入口から光1N出口までの
a短距離であり、1cm以(−とする必要があり、好ま
しくは1cm以−h4cm以下、より好ましくは2cm
以上3cm以下である。この光導入口と光導出口の位置
は、中心を避けて、光路長を長くとるように設置するこ
とが好ましい。 本発明装置において、血小板の形状変化あるいは蛍光測
定による血小板内のカルシウム濃度変化を調べるには、
該試料室の焦面に散乱光導出路を設けることも好ましい
。 また本発明装置において、試料室の内底面と前記回転体
の円錐面との間の距離を調整して用いるのが好ましい。 たとえば前記回転体の少なくとも円錐面先端部を磁性体
で構成し、前記試料室の底壁側に渦電流センサを設け、
前記距離を該センサで検出する。さらに前記距離を容易
に測定するため、該円錐面回転体の先端部にステンレス
に代表される円柱状磁性体を埋め込み使用することもで
きる。 なお、血小板の形状変化を測定する場合は、10dyn
e/cm2以下のすり応力で行うか、プロスタグランジ
ンElなどの血小板凝集抑制剤を添加することが好まし
い。 また、本発明の装置において、該回転体を回転駆動させ
る駆動装置としては、エンコーダが組み込まれた直流モ
ータが好ましい。本発明の装置を用いることにより、2
00dyne/cm2まで均一なすり応力を付加するこ
とができる。 さらに、この駆動装置に係合した制御機構は、一定速度
で駆動装置を回転させるだけでなく、使用者によって作
成されたプログラムに従って、駆動装置を回転制御させ
、1回の測定で、Od y ne/cm”乃至200d
yne/cm2までの広い範囲でずり応力に対する細胞
の反応を調べることができる。 また、血小板機能を測
定する場合、細胞膜を容易に透過し、細胞質内に蓄積し
、細胞質内のカルシウムイオンと結合し蛍光を発生する
色素であるI n d o −I A M (Gryn
kiewlez、G、、PoenLe、M、  and
 Tslen、R,V、:J、Biol、Ches、、
2jJ、3440(1986) )などを用い、光導入
路から凝集を測定用の光の他に該色素の励起光を血小板
浮遊液に照射すれば、血小板のすり応力による凝集の測
定と同時に、血小板浮遊液機能の調節において重要とさ
れている細胞質内のカルシウムイオン、濁度の変化を連
続的に測定することができる。 さらに、本発明の装置を用いることにより、10dyn
e/cm2乃至40d、yne/cm”の低すり応力領
域と、80dyne/cm2以上の高ずり応力領域とで
、血小板凝集を測定することにより、血小板機能と密接
な関係にある血小板細胞真上の糖蛋白の異常、あるいは
該糖蛋白に結合する血漿蛋白の異常を容易に調べること
ができる。 すなわち、本発明の装置は、生理的な軽微な刺激である
すり応力を細胞に付加し、しかも、それに対する細胞の
微弱な変化を、高感度に渭定できるという特徴を有する
ため、血小板の機能に関して、以下に述べるような現象
を発見することが可能となった。 すり応力による血小板の凝集に関して、多くの研究が成
されているが、その機序については、不明な点が多い。 本発明の装置を用いて、0dyne/cm2乃至200
 d ’j n e / Cm 2のずり応力の範囲で
、すり応力と血小板凝集の関係を調べた結果、この血小
板の凝集には、血小板細胞謹上の糖蛋白とこれらの糖蛋
白に結合する血漿蛋白が深く関与し、10dyne/c
m”乃至40dyne/cm”のずり応力と、80dy
ne/cm’以上のすり応力とでは、機序が異なること
が判明した。現在まで、血小板細胞膜上の糖蛋白(以下
GPと略す)は、10種類以上の存在が認められており
、血小板の粘着、凝集などの機能と密接に関与している
と言われている。特にこれらのGPの中で、GPIbが
血小板粘着能と、またGPIrbとGPIIIaの複合
体(以下G P rib/IIIaと略す)が血小板凝
集能とそれぞれ密接な関係があると報告されている。一
方、血[蛋白ではフオンウイルブランド因子が血小板粘
着能と、またフィブリノーゲンが血小板凝集能とそれぞ
れ密接な関係があると報告されている。 まず血小板謹上の糖蛋白とすり応力による血小板凝集に
ついて鋭意検討した結果、以下の事実が判明した。実施
例2で示すように、血小板浮遊液をGPIbのモノクロ
ーナル抗体で処理すると、10dyne/cm2乃至4
0 d yn e / Cm 2のずり応力では、血小
板凝集が促進され、一方、80dyne/cm2以上の
すり応力では、血小板凝集が完全に抑制され、さらに、
血小板浮遊液をGP IIb/IIIaモノクローナル
抗体で処理すると、10 d yn e / Cm ”
乃至40dyne/cm2のずり応力においては、血小
板凝集が完全に抑制されるが、80dyne/cm2以
上のすり応力では、血小板凝集の抑制は不完全であるこ
、とを見出した。またさらに実施例2に示すように、G
PIbが欠損するベルナールスーリエ痛候群の患者では
10dyne/cm2乃至40 d yn e / C
m ”のすり応力では、正常に血小板が凝集するのに対
し、80dyne/cm2以上のすり応力では、血小板
は全く凝集しない。一方、G P ITb/l1laが
欠損する血小板無力症の患者では、10dyne/cm
2乃至40dyne/cm”のすり応力において、血小
板は全く凝集しないが、80dyne/cm2以上のす
り応力では、わずかに血小板は凝集することも見出した
。 次に血漿蛋白とすり応力による血小板凝集について検討
した結果、実施例2に示すように、血小板浮遊液をフオ
ンウイルブランド因子のG P IIb/l11a結合
部位に対するモノクローナル抗体で処理すると、10d
yne/cm2乃至40dyne/ Cm 2のずり応
力では、血小板凝集は全く抑制されないのに対して、8
0dyne/cm2以上のすり応力では、血小板凝集は
完全に抑制されることを見出した。また実施例2に示す
ように、フォンウィルブランド因子を欠如するフォノウ
ィルブランド病の患者では、10 d :/ n e 
/ Cm 2乃至40 d :/ n e / Cm 
2のずり応力では、血小板は正常に凝集するが、80d
yne/cm2以上のすり応力になると、血小板は全く
凝集しないことと、さらに、フィブリノーゲンを欠損す
る蕉フィブリノーゲン血症の患者において、10dyn
e/cm2乃至40 d 3/ n e / Cm 2
のずり応力では、血小板の凝集が全く生じないのに対し
て、80dyne/cm2以上のすり応力では、血小板
は異常なく凝集することを発見した。 このように本発
明装置を用いたこれらの鋭意研究の結果、すり応力によ
る血小板凝集には2つの機序があることが解明された。 すなわち10dyne/cm2乃至40dyne/cm
2の低すり応力領域で惹起される血小板凝集は、血漿蛋
白であるフィブリノーゲンと血小板の膜上に存在するG
 P IIb/IIIaの相互作用による結合によるも
のであり、また、80dyne/cm”以上の高ずり応
力領域で惹起される血小板凝集は、血w1蛋白であるフ
ォンウィルブランド因子がGPIbとG P IIh/
IIIaによる結合によることが発見されたのである。 この重大な発見は、血小板の工大機能である凝集能と粘
着能の簡便かつ正確な測定方法を提供するものである。 つまりすり応力で惹起される血小板の凝集を測定するこ
とにより、10dyne/cm2乃至40dyne/c
m2の低すり応力領域では、従来からいわれている血小
板凝集能が、また80dyne/cm2以−ヒの高ずり
応力領域では、いわゆる血小板粘着能が、それぞれ測定
できる。 次に、本発明の装置の望ましい一例について、図面を9
照しながら説明する。なお、この実811例の装置は、
特に、血小板浮遊液中の血小板の機能を測定するための
ものとして設計されたものである。 第1図は、本発明の一実施態様に係る血小板機能を測定
する装置の概略図、第2図は、第1図に示した装置の細
胞浮遊液にずり応力を付加する部分の断面図、第3図は
、凹状の試料室の平面図である。 検体となる血小板浮遊液が導入される円筒形の液槽1は
、第2図に示す通り、鍼色透明の充分に研摩されたアク
リル樹脂の側壁35と、非違光性で血小tlj浮遊液と
接触する表面が充分に研摩されたアクリル樹脂の底板3
6とからなる。また、底板の裏面には、円筒形の凹部3
8が形成され、渦電流式変位セン勺33が設置される。 液1111の内側には、前記底板36に向って凸の円錐
体からなる非透光性で、表面が充分に研摩されたアクリ
ル樹脂の円錐面回転体2が設Bされ、該回転体20円錐
の先端部には、表面が充分に研摩されたステンレスの円
11体31が埋め込まれている。また、該回転体2の上
部には、軸孔34が設けられており、コアレス型エンコ
ーダ付モータ4(第1図において)の出力軸が、該軸孔
34に挿入される。さらに、核モータ4は、モータ固定
プレート41を介して、ベースプレート42に固定され
た精密な高さ調整ステージ9と接合されており、該高さ
調整ステージ9に付属した粗動ダイヤル10と微動ダイ
ヤル11を回転することによって、該回転体2と該液槽
1の該底板36の間隙が調節され、さらに、また、その
間隙の距離は。 前記渦電流式変位センサ33が、該回転体20円錐先端
部に埋め込まれた前記ステンレス円柱体31の位置を感
知し、該センサ33とコード39によって接続されたベ
ースプレート42上の回転体高さ表示器27に表示され
る。 なおステンレス円柱体31の底面はセンサー33による
検出を容易にするため円錐面ではなく、部分的あるいは
底面全体をフラット面にしてもよい。 また該モータ4は、該モータ4とコード17で接続され
たモータ駆動制御Il装匝5によって、あらかじめ作成
されたプログラムに従って、駆動される。 一方、液槽1は、第2図に示す通り、ステンレスで形成
された試料室3の凹部内に保持され、さらに、該試料室
3の凹部の上部に設けられた液槽固定ビン30で固定さ
れる。また、該試料室3.の凹部の低かられずかに上部
には、円筒管状の照射光導入路28が貫通して形成され
、さらに、該先導入路28の延長線上に、同じく円筒管
状の透過(以下余白〉 光導出路29が貫通して形成され、さらに、また該先導
入路28と該光導出路29の間に、扇形をしたスリット
状の散乱光導出路40(第3図において)が形成されて
いる。また、該光導入路28および該光導出路29しこ
は、FC形コネクタのプラグが接続されたコアが・′石
英で形成された単芯の光導入用光ファイバ14と、同じ
く光導出用光ファイバ15とがそれぞれ挿入されており
、これら二本の光ファイバは、FC形コネクタのアダプ
タ(図示せず)が“装着された二つの光フアイバ固定台
座32.26によって固定される。また、前記したスリ
ット状の散乱光導出路40にも、FC形コネクタのプラ
グが接続されたコアの材質が石英の散乱光導出用光ファ
イバ16が挿入されるが、該光ファイバ16は、FC形
コネクタのアダプタが装着された光フアイバガイド25
と該光フアイバガイド25を支持しベースプレート42
に固定されたスタンド24によって固定されている。 前記試料室3裏0!1(第1図において)は、台座43
に固定されており、さらに、該台座43は、ベースプレ
ート42に固定された微動回転ステージ12の上円盤に
固定されている。該微動回転ステージ12の上円盤は、
該微動ステージ12の上円盤に付属している微動ダイア
ル13を作動させることにより回転し、同時に、該試料
室3が回転し、その結果散乱光導出路40のスリット幅
の範囲内の任意の角度から、散乱光導出路用光ファイバ
16を介して散乱光が導出される。 光導入用光ファイバ14を固定するFC形コネクタのア
ダプタを有した光フアイバ固定台座32には、1本のフ
ェルールに12本の石英光ファイバが充填されたFCコ
ネクタのプラグを先端に有する多芯光ファイバ44が接
続され、該光ファイバ44は6本づつ2本の多芯光ファ
イバ18.19に分割される。これらの多芯光ファイバ
18.19の先端も、それぞれ1本のフェルールに充填
され、FCコネクタのプラグによって光源部6のFCコ
ネクタのアダプタにそれぞれ接続される。 該光源部6内(第4図において)には、血小板の凝栗を
調べる目的に使用する波長632.8Hm、コア径12
5μ長さ2mの石英光ファイバ接続時の端面出力1.6
mWのHe−Neガスレーザ45と、血小板内部のカル
シウムイオン濃度の変化を測定する目的に使用する出力
100Wの紫外光透過フィルタ47が桁属し力水銀−キ
セノンランプ46の励起光源が組み込まれている。 一方、前記光導出用光ファイバ15を固定するFC形コ
ネクタのアダプタを有した光フアイバ固定台座26には
、FC型コネクタのプラグを両端に有する光ファイバ2
0の一端が接続され、該光ファイバ20の他端のプラグ
は、受光器7のFCコネクタのアダプタに接続される。 また光フアイバガイド25とスタンド24によって固定
された散乱光導出用光ファイバ16には、光フアイバガ
イド25に付属しているFC形コネクタのアダプタによ
って、1本のフェルールに12本の石英光ファイバが充
填されたFCコネクタを先端に有する多芯光ファイバ2
3が接続される。該光ファイバ23は、6本づつ2本の
多芯光ファイバ21.22に分割され、それぞれの多芯
光ファイバの先端も、1本のフェルールに充填され、F
Cコネクタのプラグによって、受光器7のFCコネクタ
のアダプタにそれぞれ接続される。 該受光器7内(第5図において)には、1個のフォトダ
イオード48と2Hの光電子増倍管49a、49bとこ
れらの光検出器用とデータ解析用の電子回路50が組み
込まれている。光ファイバ20が接続されるFCコネク
タのアダプタには、中心波長633nmの干渉フィルタ
51が取り付けられ、さらに前記フォトダイオードが接
続される。また、光ファイバ21と22が接続されるF
Cコネクタには、それぞれ光電子増倍管に接続され、一
方の光電子増倍管の光電面の前面には、中心波長410
nmの干渉フィルタ52aが、また他方の光電子増倍管
の光電面の前面には、中心波長480nmの干渉フィル
タ52bが、それぞれ取り付けられている。また、該受
光器7には、2個のペンを有した記録計8が接続され、
血小板の凝集による血小板浮遊液の濁度の変化と血小板
内部のカルシウムイオン温度変化が、該記録計8に連続
的に記録される。 本例においては渦電流式センサ33が棋み込まれた液$
111を使用するため、試料室3は中央に液槽挿入部3
7を有しているが、該液槽挿入部37を有していない試
料室3を用いることができ、S。 次にずり応力による血小板凝集の定!化について説明す
葛。血小W、凝楽状態を定量的に評価するためには、帰
られた凝集曲線を一般化して何らかの指標を考案する必
要がある。現在臨床において広く用いられている前記第
1従来例の血小板凝集能潤定装置において、血小板の凝
集率は、次のように定義されている。 凝集率(X) = CI t −Irpr)/(Ipr
P−Ip艮p) X 100  (1)ここで11は凝
集時の透過光量、IPPPはPPPの透過光量、IPI
Pは凝集する前のF’RPの透過光量を表す、この指標
は、セル内の光路長、血漿の濁度、凝集する前の血小板
数によって大きく変化する。また非凝集血小板数の変化
率に比例しないため、−a化には適当でなi、特に高感
度で血小板凝集を検知できる特徴を持つ本発明の装置で
は、PPPとr’RPの透過光量の差が非常に大きくな
るため、これらの問題が顕在化する。鋭W:検討した結
果、本!ifにおいて、血小板数と透過光量の関係がラ
ンベルト・ベール(La@berl、Beer )の法
則に従うことと、さらに凝集による透過光量の変化が、
おもに非凝集血小板数の変化によって生じることを見い
出した。そこで以下に示す式で定義される指標を考案し
机 log(I I/ IPIP) 凝集率(%) 、、          XIGO(2
)10g(Irpr / Xp*p) この指標を用いれば血小板の凝集率を非凝集血小板数の
変化率にとして表すことが可能となり、しかも、セル内
の光路長、血漿の濁度、凝集する前の血小板数に関係せ
ずに血小板凝集を定量的に表すことができる。
【作用】
このように構成された本発明の装置において、適切な回
転駆ll+装置と該駆動装置に係合した制御機構によっ
て、円錐面を有する回転体が、円筒形の液槽内で回転せ
しめられ、該回転体と該液槽の底面の間隙に導入された
細胞浮遊液に、層流状態を保持してすり応力を付加する
間に、試料室に連通した光導入路から、細胞浮遊液に適
切な光が照射され、放出反応などのすり応力に対する細
胞の微少な応答は、試料室に連通した光導出路から受光
器へ、光学フィルタを介して所望の光として導きかれ、
この光の強度変化として連続的に記録される。 [実施例] 実1M例1 上述の装置で主要部の概略寸法が下記のものを用いて、
測定を行った。 回転体20半径は、1.5cm、ステンレス円柱体の半
径は2.5mm、回転体20円錐面と回転体2の回転軸
の軸心に垂直な平面とがなす角度は、1.0度をそれぞ
れ有する。液槽1の内径は、3.1cm、液槽1の外径
は、3.4cm、液槽1の血小板浮遊液を導入する凹部
の深さは、13cmである。液槽1の底板36の厚さは
、2mm、渦電温式変位センサ33が挿入される部位の
底板36の厚さは0.5mmである。試料室3の凹状の
液槽保持部の内径は、3.41cm、該試料室の外径は
、5゜5cmである。試料室3において、光導入路28
と光導出路29の位置は、凹状の液槽保持部の円の中心
mc第3図において)と、光導入路28と光導出路29
のそれぞれの中心を結ぶ線が、平行に、かつそれら2つ
の直線の距離が、0.8cmになるように設定されてい
る。散乱光導出路40のスリットの幅は該導出路4oの
両端と試料室3の凹状の液槽保持部の中心を結ぶ線が作
る角度が、120度となるように設定されている。光フ
ァイバ14.15.16および20のコア径は、inm
、クラツド径は、1゜03!znmである。光ファイバ
18.19.2122.23および44のコア径は、0
.200mm、クラツド径は、0.230mmである。 、高さ調整ステージ9の高さは、15.5cm、微動回
転ステージの円盤の直径は、9cmである。ベースプレ
ート42の縦の長さは、20cm、横の長さは、25c
mである。 次に、実際に血小板浮遊液中の血小板機能を測定する過
程を説明しながら、上述実施装置の作動の説明をする。 健康な成人の肘静脈より、シリコン加工20ゲージ、針
を用い、血液を3.8%クエン酸ナトリウム水溶液/全
血液=179の割合で、プラスチック容器に採取する。 この血液を100Gの遠心力で15分間遠心分離して多
血小板血漿(以下PRPと略する)を得た後、残りの赤
血球懸濁液を1500Gの遠心力で10分間遠心分離し
て貧血小板血漿(以下PPPと略する)を作り、このP
RPとPPPを用いて、血小板数を適肖に調節したPR
Pを作成する。この血小板数を調整したPRPを0.3
ml取り、液槽1の底板36の中心付近に入れ、次に高
さ調整ステージ9の粗動ダイヤル10と微動ダイヤル1
1を回転させることにより、回転体2を底板36の上に
降ろし、該回転体の円錐先端部に埋め込まれたステンレ
ス円柱体31と底板36の中心の距離を感知する渦電漬
式変位センサ33によって回転体高さ表示器27に出力
される値を40μmに設定する。続いて、0dyne/
cm2乃至200dyne/cm’の範囲のすり応力で
、5分間、PRPに付加され、光導入用光ファイバ14
から入射された波長633nmの透過光が、光導出用光
ファイバ15から導出され、受光器7で検出され、血小
板が凝集すると、透過光量が増大し、その変化の様子が
、記録計8に描かれる。第6図に、iI!東な成人5人
のずり応力18 d V n e / Cm 236 
d 7 n e / Cm”、 72 d yn e 
/ Cm2および108dyne / c m2におけ
る血小板凝集曲線をそれぞれ示す6図から一般に、血小
板凝集は、36dyne/ Cm 2 と72dyne
/cm2のずり応力よりも、18 d yn e / 
Cm 2と108dyne/cm2のずり応力でのほう
が、著しくなることがわかる。 実施例2 実fi例1と同じ装置を用いて、通常の血小板浮遊液(
試料1)、血小板細胞膜上の血小板粘着能と密接な関係
がある糖蛋白GPIbをモノクローナル抗体で処理した
血小板浮遊液(試料2)、血小板細胞膜上の血小板aI
果能と密接な関係がある糖蛋白G P Ilb/III
aの複合体(以下G P I’Ib/IIIaと略す)
をモノクローナル抗体で処理した血小板浮遊液(試料3
)、血小板粘着能に関与するフオンウィルブランド因子
のG P Ilb/IIIaの結合部位に対するモノク
ローナル抗体で処理した血小板浮遊液(試料43、GP
Ibが欠損するペルナールスーリエ症候群の患者から採
取した血小板浮遊液(試料5 ) 、G PIIb/l
1laが欠損する血小板無力症の患者から採取した血小
板浮遊液(試料6)、フオンウィルブランド因子を欠如
するフォノウィルブランド病の患者から採取した血小板
浮遊液(試料7)、フィブリノーゲンを欠損する無フィ
ブリノーゲン血症の患者から採取した血小板浮遊液(試
料8)の各々について、ずり応力18dyne/cm”
、108dyne/cm”における血小板凝集を実施例
1の場合と同様に測定した。 第7図(試料1)と比較して、試料2(GPIbをモノ
クローナル抗体で処理した血小板浮遊液)については第
8図に示す通り、18 d y n e / cm2の
低ずり応力では血小板凝集が促進され、方、108dy
ne/cm2の高ずり応力では血小板凝集が完全に抑制
される。また試料3 (GP11b/IIIaをモノク
ローナル抗体で処理した血小板浮遊液)については第9
図に示す通り、18dyne/cm”の低すり応力では
血小板凝集が完全に抑制され、108dyne/cm”
の高ずり応力では、わずかな血小板凝集が生じる。試料
4(フオンウイルブランド因子のG P IIb/II
Iaの結合部位に対するモノクローナル抗体で処理した
血小板浮遊液)では第10図に示す通り、18dyne
 / Cnl 2の低ずり応力では、血小板凝集は抑制
されないが、108dyne/cm”の寓ずり応力では
、血小板凝集はほぼ完全に抑制される。また図11に示
すように試料5(GPIbが欠損するペルナールスーリ
エ症候群の患者から採取した血小板浮遊液)では、ts
ayne/cm2の低ずり応力では、正常に血小板が凝
集するのに対し、108dyne/cm”の高ずり応力
では、血小板は全く凝集しない、試料6 (G P I
Ib/H1aが欠損する血小板無力症の患者から採取し
た血小板浮遊液)では、図12かられかるように18d
yne / Cm 2の低ずり応力において、血小板は
全く凝゛集しないが、108dyne/cox”の高ず
り応力では、わずかに血小板は凝集する。さらに試料7
(フォンウィルブランド因子を欠如するフォノウィルブ
ランド病の患者から採取した血小板浮遊液)では、図1
3に示すように18dyne/cm2の低すり応力では
、血小板は正常に凝集するが、108dyne/cm2
の高ずり応力になると、血小板は全く凝集しない、最後
に試料8(フィブリノーゲンを欠損する無フィブリノー
ゲン血症の患者から採取した血小板浮遊液 )において
は、図14に示すように、18dyne/cm2の低ず
り応力では、血小板の凝集が全く生じないのに対して、
108dyne/cm2の高ず′り応力では、血小板は
異常なく凝集する。 以上の結果かられかるように、低すり応力領域および高
ずり応力領域で血小板凝集を測定することにより、血小
板の機能と密接に関連しているGPlb%G P Ii
/IIIa、フィブリノーゲンおよびフォンウィルブラ
ンド因子の異常が容易に調べられることがわかる。 実施例3 実8I例1の装置において、2つの光電子増信管にフォ
トンカウンタ、GP−IBインターフェイスおよびマイ
クロコンピュータから構成される計測システムを接続す
ることによって、すり応力による血小板内のカルシウム
イオン濃度の変化を測定した。 まず以下のようにしてカルシウムイオン溶液の41 f
fi溶液を作成する。60mMのエチレングリコール・
ビス(β−アミノエチルエーテル)−N、N、N’ 。 N′−四酢酸(以下EGTAと略す)と12mλ(の3
−(N−モルホリノ)プロパンスルホン酸(以下MOP
Sと略す)のから成る溶液を、120mMの塩化カリウ
ム(以下KCIと略す)、12mMのMOPSおよび1
2nnMの塩化カルシウム(以下CaCl2と略す)か
ら成る溶液に添加し、カルシウムイオン電極でカルシウ
ムイオンが検出されなくなることを確認しながら、10
0mMのK C1,10mMのMOPSおよび10mM
(7)EGTAカルシウム塩(以下に2CaEGTAと
略す)から成るpH7,20の溶液を調整する。また、
120mMのKCIと12mMのMOPSから成る溶液
に、60mMのEGTAと12mMのMOPSから成る
溶液を115容量添加し、100mMのKCl、LOm
MのMOPSおよび10mMのEGTAカリウム塩(以
下に2H2EGTAと略す)から成るpH7,20の溶
液を調整する。これらの11I!1シた2種類の溶液を
用いて、CL n M、37゜3nM、1100n、2
26nM、604nM。 1mMの濃度のカルシウムイオンの11衝溶液を作成す
る。 次にこれらのカルシウムイオン濃度の緩衝溶液に、カル
シウムイオンと結合することにより固有の蛍光を発する
色素Indo−1の水溶液を該緩衝溶液に対してそれぞ
れ6/1000容量添加したものを試料とする。これら
の試料をそれぞれ03m1とり、実施例1の場合と同様
にして液槽1に導入して、回転体2を降下させる。続い
て回転体を適当な回転数で駆動させ、前記した計測シス
テムにより、光導入用光ファイバ14から入射された紫
外光によって生じるIndo−1の2波長の蛍光、すな
わちカルシウムイオンと結合したIndo−1からの波
長410nmの蛍光と、工ndo−1単体の波長480
nmの蛍光を測定する。カルシウムイオン濃度とこれら
の蛍光強度との関係についても、前記Grynkiew
iez らの文献に次のような式が報告されている。 Ca2″’=Kd(Sff9−s/5ft9− tea
)(R−Rmia)/(Raax−R)ここで、Ca”
はカルシウムイオン濃度、Kdはカルシウムイオンが結
合したIndo−1のカルシウムイオン解離定数% S
f菅’2m−(はカルシウムイオン濃度を0とした時の
波長480nmの蛍光強度、5F29゜−teaはカル
シウムイオンを大過剰にしてIndo−1にすべてカル
シウムイオンを結合させた時(カルシウムイオン濃度1
mMのl1ffi溶液を用いた場合に相当)の波長48
0nmの蛍光強度、RmI&はカルシウムイオン濃度を
0とした時の波長410nmと480nmの蛍光強度比
、Rimaxはカルシウムイオンが大過剰の時の波長4
10nmと480nmの蛍光強度比、さらにRは各カル
シラ・ムイオン11衝溶゛嘗の蛍光測定時の410nm
と480nmの蛍光強度比である。この関係式に各試料
の蛍光比kを代入して、にdを求めて検量線を作成する
。 続いて血小板浮遊液の試料を以下のようにして作成する
。まず実施例1の場合と同様にして、健康な成人から採
血し、PRPを作成する。二〇PRPに酸性クエン酸ブ
ドウ糖液(Ac1d C1trateDextrose
 )を終濃度が20%となるように添加し800Gの遠
心力で7分間遠心分離して血小板を沈降させる。この上
清を除去した後、HEPES−Tyrode緩衝液(4
mMのN−2−ヒドロキシエチルピペラジン−No−エ
チル硫酸、137mMの塩化ナトリウム、2.7mMの
塩化カリウム、33mMのリン酸ナトリウム、1mMの
塩化マグネシウム、5.15mMのグルコース、0.3
5mg / m 1のウシ血清アルブミンからなる溶液
)を添加して、血小板数が10 X 10’叫1μmと
なるように調整する。さらにこの血小板浮遊液に、前記
1ndo−1のカルボキシル基をアセトキシメチルエス
テル化して細胞膜透過性を付与させた工n d o −
I A Mの1mMのジメチルスルホキシド溶液を添加
し、Indo−IAMの終濃度が5μMになるように調
整し、37℃で30分間放置する。また、さらにこの血
小板浮遊液に酸性クエン酸ブドウ糖液を終濃度が20%
になるように添加し、再び800Gの遠心力で7分間遠
心分離して血小板を沈降させる。続いて上清を除去した
後、HEPES−Tyrode緩衝液に血小板を浮遊さ
せ、血小板数が10×104個/μmになるように調整
したものを血小板内力ルシウム濃度測定用の試料とする
。 以上のように作成した試料に、フィブリノーゲンと
フォンウィルブランド因子をそれぞれ終濃度20μg 
/ m 1になるように添加し、試料として0.3ml
を液槽1に入れ、前記した検Jullの作成の場合と同
様な手順によって蛍光強度を測定する。第15図にずり
応力18 d yn e / Cm2と108dyne
/cm”の場合で、波長410nmと480nmの蛍光
強度比Rの変化を比較した0図かられかるように、低ず
り応力では血小板内のカルシウムイオン濃度の変化がな
いのに対して、高ずり応力ではカルシウムイオン濃度が
増加することがわかる。 実施例4 実施例1の装置において、透過光量の変化を測定するフ
ォトダイオードに光パワーメータ、GP−IBインター
フェイスおよびマイクロコンピュータから構成される計
測システムを接続することによって、新たに考案しに血
小板の凝集指標の有効性について検討した。 まず体重的3Kgの家兎の頚動脈に外径1.35mmの
塩化ビニール製チューブを挿入し、血液を3.8%クエ
ン酸ナトリウム水溶渣/全血液=179の割合で、プラ
スチック容器に採取した。 次に実施例1の場合と同様にして、PPPとPRPを作
成し、PRPをPPPで希釈することにより血小板数4
2X10’個/μm、21X10’fli/μm、14
X10’個lμlの血小板浮遊液をそれぞれ試料1、試
料2、試料3とした。これらの試料にまず15秒間血小
板に凝集を惹起させないように3dyne/cm2のず
り応力を付加し、凝集する前のPRPの透過光量を測定
した後、15秒間で18dyne/cm”のすり応力に
上昇させて、血小板の凝集データを得た。さらにPPP
の透過光量を測定し、従来の(1)式で帰られる凝集率
で表記した凝系曲ll1(第16図)と新たに(2)式
で得られる凝集率で表記した凝集曲線(第17図)をマ
イクロコンピュータを用いて描き、それぞれ最大凝集率
も計算した。また測定終了後それぞれ血小板を即座にホ
ルマリンで固定化して、非凝集血小板の数を自動血小板
計数装置で測定し、凝粟前の血小板数との値から、非凝
集血小板数の変化率を計算した。その結果、試料Aは6
5%、試料Bは76%、試料Cは80%となり第17図
から得られる各試料の渕定経了点での凝集子と非常に良
く一致した。一方、第16図かられかるように、従来の
凝集率で表記すると、凝集曲線から得られる測定絣了点
での凝集率は、自動血小M*計数装置から得られるその
値を大ぎく下回る。またさらに従来の凝集率で表記する
と、凝集前の血小板数が少なくなるほど、血小板の凝集
が活発になるような錯覚を測定者に与える。 以上の結果から、(2)式により算出した凝集率は、血
小板の漿果状態を正確にかつ定量的を表す指標として非
常に有効であることがわかる。 [発明の効果〕 本発明の装置は、細胞浮遊液に、広範囲のすり応力を、
層流状態でかつ均一に付加し、それに伴う細胞の微少な
応等を、従来のものの1000倍程度0感度で測定しつ
るものである。また本発明の装置を用いることにより、
血小板機能と密接な関係がある血小板膜上の特定のI!
蛋白および血漿蛋白の異常を容易に調べることができる
。また本発明の装置を用いることは、血小板機能の変化
を示す疾患の診断、治療、さらに抗血小板作用を目的と
した薬剤の開発において極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る血小i機能を測定する
装置の概略図、第2図は第1図に示した装置の細胞浮遊
液にずワ応力を付加する部分の断面図、第3図は凹状の
試料室の平面図である。第4図は光源部内の平面図、第
5図は受光器内平面図である。第6図は第1図に示した
本発明に係る装置を用いて実施例1により得られた血小
板凝集曲線である。第7図から第14図は第】9図に示
した;:の発明に係る秒置を用いて、実施例2により帰
られた血小板凝集曲線であり、第7図は通常の血小板浮
遊液、第8図はGPIbモノクローナル抗体で処理した
血小板浮遊液、第9図はG P Ilb/IIIaモノ
クローナル抗体で処理した血小板浮遊液、第10図はフ
ォンウィルグランド因子のG P IIb/111aの
結合部位に対するモノクローナル抗体で処理した血小板
浮遊液、第11図はベルナールスーリエ症#A群のHA
名“から採取した血小板浮遊液、第12図は血小板無力
症の患者から採取した血小板浮遊液、第13図はフォノ
ウィルブランド病の患者から採取した血小板浮遊液、第
14図は篇フィブリノーゲン血症の患者から採取した血
小板浮遊液をそれぞれ測定したものである。第15図は
第1図に示した本発明に係る装置を用いて、実8!例3
により得られた血小板内のカルシウムイオン濃度の変化
を測定した結果を示したものである。第16図と第17
図は、第1図に示した本発明に係る装置を用いて、実施
例4により得られた血小板凝集曲線であり、第16図は
従来の凝集率により表した凝集曲線、また第17図は新
たに考案した凝集率により表した凝集曲線である。 1:液槽 2:回転体 3:試料室 4:コアレス形エンコーダ付モータ 5:モータ駆動制御装置 6二光源部 7:受光器 8:記録計 9:高さ調整ステージ 10:粗動ダイヤル 11:微動ダイヤル 12:微動回転ステージ 13:微動ダイヤル 14:先導入用光ファイバ 15:光導出用光ファイバ 16:散乱光導出用光ファイバ 17ニモータ用コード 18:多芯光ファイバ 19:多芯光ファイバ 20:単芯光ファイバ 21:多芯光ファイバ 22:多芯光ファイバ 23:多芯光ファイバ 24:スタンド 25:光フアイバガイド 26:光フアイバ固定台座 27:回転体高さ表示器 28:先導入路 29:光導出路 30:液槽固定ビン 31ニステンレス円柱体 32:光フアイバ固定台座 33・:渦電流式変位センサ 34:軸孔 35:液槽側壁 36:液槽底板 37:液槽挿入部 38:センサ挿入部 39:センサ用コード 40:散乱光導出路 41:モータ固定プレート 42:ペースプレート 43:台座 44:多芯光ファイバ 45 :He−Neガスレーザー 46:水銀−キセノンランプ 47:紫外光透過フィルター 48:フォトダイオード 49a:光電子増倍管 49b:光電子増倍管 50:を子回路 51:干渉フィルター 52a:干渉フィルター 52b:干渉フィルター 特許出顆人 東し株式会社 第3図 すり応力 (dyne/cm2) 第6図 透過光量 (pW) 透過光量 (pW) 透過光量 大 (pW) 透過光量 (nW) 透過光量 (nW) 第1 ○図 ずり応力 8 dyne/cm2 ずり応力 08 dyne/Crr+2 時間 第1 1図 すり応力 時間 第1 2図 すり応力 時間 第1 3図 時間 第14図 第1 5図 時間 (MIN、) 第1 6図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(イ)底板と側面からなる円筒形の試料室であり
    、かつ該試料室に導入された試料内の光路長が1cm以
    上となるように照射光導入路と透過光導出路を側面に有
    する試料室、および (ロ)該試料室の底板に対し、2度以下をなす凸形の円
    錐面回転体 を有する細胞機能測定装置。
  2. (2)(イ)底板と側面からなる円筒形の試料室であり
    、かつ該試料室に導入された試料内の光路長が1cm以
    上となるように照射光導入路と透過光導出路を側面に有
    する試料室、 (ロ)該試料室の底板に対し、2度以下をなす凸形の円
    錐面回転体、および (ハ)透光性の側面を持つ円筒形の液槽を有する細胞機
    能測定装置。
  3. (3)請求項1または2記載の細胞機能測定装置におい
    て、さらに (ニ)該回転体に係合し、該回転体を回転駆動する駆動
    装置、 (ホ)該駆動装置を制御する制御機構、 (ヘ)該照射光導入路に係合し、細胞浮遊液に充分な光
    を提供する光源、 (ト)該透過光導出路に係合し、細胞浮遊液を透過した
    光を検出する受光器、および (チ)該受光器に係合し、受光器で得られた信号を連続
    的に記録する記録計 を備えることを特徴とする細胞機能測定装置。
  4. (4)散乱光導出路を試料室の側面に設けた請求項1、
    2または3記載の細胞機能測定装置。
  5. (5)請求項1、2、3または4記載の細胞機能測定装
    置を用いて、血小板にずり応力を付加して惹起される凝
    集を測定することにより、血小板の凝集能と粘着能を測
    定する方法。
  6. (6)請求項1、2、3または4記載の細胞機能測定装
    置を用いて、10dyne/cm^2乃至40dyne
    /cm^2のずり応力において、血小板の凝集を測定す
    ることにより、血小板凝集能を測定する方法。
  7. (7)請求項1、2、3または4記載の細胞機能測定装
    置を用いて、10dyne/cm^2乃至40dyne
    /cm^2の低ずり応力領域と、80dyne/cm^
    2以上の高ずり応力領域で、血小板の凝集を測定するこ
    とにより、血小板凝集能およに粘着能を測定する方法。
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