JPH0227863Y2 - - Google Patents

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JPH0227863Y2
JPH0227863Y2 JP5991985U JP5991985U JPH0227863Y2 JP H0227863 Y2 JPH0227863 Y2 JP H0227863Y2 JP 5991985 U JP5991985 U JP 5991985U JP 5991985 U JP5991985 U JP 5991985U JP H0227863 Y2 JPH0227863 Y2 JP H0227863Y2
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tank
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filtration
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JP5991985U
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  • Air Humidification (AREA)
  • Separation Of Particles Using Liquids (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 −考案の技術分野− この考案は、繊維工場における空気の加湿洗浄
に用いられるエアワツシヤーに関するもので、特
に、エアワツシヤー中を循環する洗浄水の濾過装
置に関するものである。
−技術の背景− 繊維工場の空気中には、多量の風綿が浮遊して
いるので、洗浄水を循環使用するエアワツシヤー
では、洗浄水を濾過するフイルターが短時間のう
ちに目詰まりを起こしてしまう。従つてこの種エ
アワツシヤーでは、洗浄水の濾過装置の性能、特
にフイルターに捕促された風綿を円滑に除去でき
るとが装置の性能を支配する重要な要因となる。
−従来の技術と問題点− この種エアワツシヤーにおける従来の濾過装置
では、フイルターを濾過槽に水没させ、水中で風
綿その他の塵埃の濾過を行う構造となつている。
そして洗浄水の循環ポンプを一時的に停止させる
ことによつて配管内の水を逆流させ、フイルター
に捕促された風綿を剥離させると共に、風綿が浮
遊した水をオーバーフローさせて除去する手段が
採用されている。フイルターを水没させて設けて
いるのは、フイルターの濾過面積を出来るだけ大
きくしたい為である。
ところがこような従来の構造では、フイルター
に捕促された風綿の除去が円滑に行われず、風綿
がフイルターの網目に絡まつて留まる傾向がある
うえ、風綿が長い時間水中に留まるので、風綿に
含まれている繊維処理時ののり分が洗浄水中に溶
出して洗浄水を汚濁させるばかりでなく、該のり
の為にフイルターの網目が閉鎖されて目詰まりを
起こしてしまうという問題があつた。
−考案の目的− この考案は、このような従来の濾過装置の問題
点を解決する為になされたもので、洗浄水に捕促
された風綿が長時間水中に留まることがなく、且
つ、フイルターに捕促された風綿が円滑に排出さ
れる構造の濾過装置を得ることを目的としてい
る。
−考案の構成− 図示実施例の符号を用いて説明すれば、本考案
の濾過装置は、洗浄水の循環路に貯留槽12、濾
過槽13及び排水槽14が設けられ、貯留槽12
にはその下部にエアワツシヤー1からの洗浄水の
導水管15が連通され、貯留槽12と排水槽14
は濾過槽13に隣接させて対向して配置され且つ
濾過槽13の貯留槽12側の隔壁18は排水槽1
4側の隔壁19より高く形成されており、濾過槽
13の定常水位Bを所定水位に保つ水位調整手段
22が設けられ、濾過槽13には平板状のフイル
ター25が少なくとも貯留槽12側を定常水位B
より高くして斜めに装架されると共にその下部に
循環ポンプ10の吸水管16が連通されているこ
とを特徴とするものである。
−実施例− 以下、図面に示す実施例について説明する。
第1図に総体的に示す1はエアワツシヤー、2
は洗浄水の濾過装置である。図では濾過装置2を
エアワツシヤー1から分離して示しているが、通
常は濾過装置2はエアワツシヤー1に付設されて
一体となつている。
エアワツシヤー1において、3はその筐体、4
は送風フアン、5……5は洗浄水を噴霧するノズ
ル、6はエリミネータ、7は筐体3の底部に形成
された集水タンク、8は空気吸入口、9は空気吐
出口、10は洗浄水の循環ポンプである。送風フ
アン4の作動により、空気吸入口8から吸入され
た空気はノズル5……5からの噴霧水滴中を通過
して風綿その他の塵埃が除去され、エリミネータ
6で浮遊水滴が除去されて、吐出口9から送出さ
れる。風綿その他の塵埃を含んだ洗浄水は、集水
タンク7に集められ、濾過装置2で風綿や塵埃を
除去されて循環ポンプ10で再びノズル5……5
へと送られる。
濾過装置2は、給水槽11、貯留槽12、濾過
槽13及び排水槽14の4個の槽からなつてお
り、集水タンク7の底部に開口する導水管15は
貯留槽12の底部に連通され、濾過槽13の底部
には循環ポンプ10の吸水管16が開口してい
る。一17,18,19は上記各槽を区画する隔
壁である。
給水槽11は、濾過槽13へ清水を供給してそ
の定常水位Bを一定に保つ作用をなすもので、給
水弁20を設けた給水管21が連通されており、
給水弁20が給水槽11に設けたボールタツプ2
2と連接して開閉され、給水槽11の水位Aを一
定に保つている。給水槽11と濾過槽13とは、
導管23により底部で連通され、濾過槽13側の
開口部には逆止弁24が設けられて、洗浄水が濾
過槽13から給水槽11へと流れるのを阻止して
いる。
貯留槽12と排水槽14とは、濾過槽13を挟
んで両側に隣接させて配置されており、貯留槽1
2と濾過槽13とを区画する隔壁18は、排水槽
14と濾過槽13とを区画する隔壁19より高く
してある。そして隔壁18,19の上縁には、平
板状のフイルター25が貯留槽12側を高くして
架設されている。濾過槽13は給水槽11と底部
で連通されているので、濾過槽13の水位Bは給
水槽11の水位Aと等しく、フイルター25はそ
の全体がこの水位Bの上に位置している。
以上の構成において、エアワツシヤー1からの
風綿を含んだ洗浄水は貯留槽12の下部に導入さ
れ、該洗浄水は隔壁18を越えて濾過槽13へと
溢流してフイルター25を通過したあと循環ポン
プ10へと吸入されて循環する。フイルター25
に捕促された風綿は、斜めに装架したフイルター
25に沿つて流れる水流により排水槽14側へと
送られて堆積する。そのため、フイルターの上部
25aには風綿が滞留せず、貯留槽12からの溢
水はこの部分を通過して常時円滑に濾過槽13へ
と流下する。循環ポンプ10を一時的に停止させ
ると、配管26内の水が濾過槽13に逆流し、逆
止弁24が閉じて濾過槽13の水位がフイルター
25の上まで上昇してフイルター25から風綿を
剥離させて排水槽14へと排出する。循環ポンプ
10を再起動させると、排出された水量だけ濾過
槽13の水位が下がり、給水槽11から清水が供
給される。ここでエアワツシヤー1からの導水管
15が貯留槽12の下部に連通されているため、
エアワツシヤー1からの水の戻りが良く、また、
フイルター25で捕促された風綿が水中に留まら
ないので、風綿にのりが付着していても水中には
殆ど溶出せず、従つて洗浄水の汚濁やフイルター
25の目詰まりを避けることができる。
風綿にのり分があまり含まれていない場合に
は、洗浄水中へののりの溶出が問題にならないの
で、第2図に示すように、斜めに装架したフイル
ター25の下半が水没するように濾過槽13の水
位Bを設定するのがより有効である。このように
すれば、フイルター25に捕促された風綿の除去
をより円滑に行うことができる。従つて、濾過槽
13の水位は、風綿の性状に応じて2段階程度に
設定できるようにしておくことが望ましい。
なお。図示実施例のものでは、給水槽11を介
して濾過槽13の水位Bを一定に保つようにして
いるが、給水槽11を設けないで濾過槽13にボ
ールタツプ22と給水弁20を設けて直接濾過槽
13の水位Bを制御することも可能である。図示
実施例のものにおいて給水槽11を設けているの
は、風綿排出後の再起動時に清水の補給をより速
やかに行わせると共に、濾過槽13の容積を小さ
くして風綿排出時に洗浄水ができるだけ多く清水
と置換されるようにする為である。
空気中に風綿がきわめて多量に含まれている場
合等、フイルター25に捕促された風綿の除去を
より積極的に行いたい場合には、第3図に示すよ
うに、フイルター25の下方にスプリンクラー式
の洗浄装置27を設けて常時フイルター25上の
風綿を洗い流すようにすることもできる。ここ
で、28は濾過槽13内に回転自在に立設された
パイプ、29はパイプ28の上端からT字形に伸
びる枝パイプ、30……30は枝パイプ29から
斜め上方に向けて開口された洗浄ノズルであり、
パイプ28には例えば循環ポンプ10からの吐出
水の一部が図示しない回転継手を介して供給され
て、該水をノズル30……30からフイルター2
5に向けて噴出させることにより、フイルター2
5に捕促された風綿を除去すると共に、該噴出水
の反力によりパイプ28を回転させて、フイルタ
ー25の全面が常時洗浄されるようにしている。
−考案の効果− 以上説明したように、この考案の濾過装置は、
フイルターを少なくともその上半を濾過槽の水位
上にして斜めに設置したので、フイルターに捕促
された風綿その他の塵埃が常時フイルターの下半
へと移送されるから、水流が通過する部分のフイ
ルターを常時清浄な状態で維持することができる
と共に、捕促された風綿の排出も速やかに行うこ
とができる。また、フイルターの全体を水位上に
設置することにより、風綿中ののりが洗浄水中に
溶出して洗浄水を汚濁させたりフイルターを目詰
まりさせるのを回避することができる。更に、エ
アワツシヤーからの導水管を貯留槽の下部に連通
させているので、落差を大きく取ることができ、
フイルターに捕促された風綿を下から押し上げる
ようにして排出するので、フイルター上の風綿を
速やかに剥離させることができる等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を模式的に示した側
面図、第2図及び第3図は濾過槽の他の実施例を
模式的に示した側面図である。 図中、1はエアワツシヤー、2は濾過装置、7
は集水タンク、10は循環ポンプ、11は給水
槽、12は貯留槽、13は濾過槽、14は排水
槽、15は導水管、16は吸水管、18,19は
隔壁、20は給水弁、22はボールタツプ、23
は導管、24は逆止弁、25はフイルター、Bは
濾過槽の定常水位である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 繊維工場における空気の加湿洗浄に使用される
    エアワツシヤーの洗浄水の濾過装置において、洗
    浄水の循環路に貯留槽、濾過槽及び排水槽が設け
    られ、貯留槽にはその下部にエアワツシヤーから
    の洗浄水の導水管が連通され、貯留槽と排水槽と
    は濾過槽に隣接させて対向して配置され且つ濾過
    槽の貯留槽側の隔壁は排水槽側の隔壁より高く形
    成されており、濾過槽の定常水位を所定水位に保
    つ水位調整手段が設けられ、濾過槽には平板状の
    フイルターが少なくとも貯留槽側を定常水位より
    高くして斜めに装架されると共にその下部に循環
    ポンプの吸水管が連通されていることを特徴とす
    る、エアワツシヤーにおける洗浄水の濾過装置。
JP5991985U 1985-04-22 1985-04-22 Expired JPH0227863Y2 (ja)

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JP5991985U JPH0227863Y2 (ja) 1985-04-22 1985-04-22

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JP5991985U JPH0227863Y2 (ja) 1985-04-22 1985-04-22

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JPS61175224U JPS61175224U (ja) 1986-10-31
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JP5064167B2 (ja) * 2007-10-15 2012-10-31 能美防災株式会社 降温用噴霧システム

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