JPH0227684Y2 - - Google Patents

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JPH0227684Y2
JPH0227684Y2 JP1985080627U JP8062785U JPH0227684Y2 JP H0227684 Y2 JPH0227684 Y2 JP H0227684Y2 JP 1985080627 U JP1985080627 U JP 1985080627U JP 8062785 U JP8062785 U JP 8062785U JP H0227684 Y2 JPH0227684 Y2 JP H0227684Y2
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adhesive
resin panel
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hole
bonded
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  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば樹脂パネルと取付部材とを
接着剤を介して接着・固定する樹脂パネル接着構
造に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、例えば自動車等においては燃費向上等の
ため車体の軽量化が強く望まれ、そのため車体パ
ネル、エンジンフードもしくはトランクリツド等
を合成樹脂等の軽量部材(以下樹脂パネルと称
す)で形成し、軽量化を図つている。この樹脂パ
ネルには補強のためリインホース等(以下取付部
材と称す)が接着・固定されるとともに、この樹
脂パネルには水抜き用、仮止め用、もしくは固定
用等のための孔が穿設されている。
このような樹脂パネルと取付部材との接着構造
としては従来、例えば第5図および第6図に示す
ように、樹脂パネル20と取付部材4とは接着剤
3を介して接着・固定されるものであつて、その
接着・固定構造は第5図に示すように水抜き用、
仮止め用もしくは固定用等の孔1が穿設された前
記樹脂パネル20の接着面20aに接着剤3を塗
布して、第6図に示すように、樹脂パネル20に
塗布した接着剤3上に取付部材4を載せ、樹脂パ
ネル20と取付部材4を圧着することにより、前
記接着剤3が拡がつて樹脂パネル20と取付部材
4が接着・固定されるよう構成されている。
また樹脂パネルへの補強材の取付構造を示すも
のとして例えば実開昭57−144769号公開公報(実
願昭56−32149号)がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、第5図および第6図に示す樹脂パネル
接着構造の場合には、樹脂パネル20と取付部材
4との間に接着剤3を介在させて圧着・接着する
ものであつて、この樹脂パネル20には孔1が穿
設されているため、圧着時に圧着され拡がつた接
着剤3が樹脂パネル20に穿設された孔1にはみ
出す(第6図の符号30)のため、樹脂パネル2
0の特に孔1周囲の見栄えが低下するとともに、
はみ出した接着剤30により孔1の径および形状
等が変化し、孔1の機能である水抜き効果が損な
われたり、あるいは仮止め用、固定用等のための
リベツト、ボルト等が挿入できなくなる等の不具
合が生じるものである。ここで樹脂パネル20に
穿設された孔1への接着剤3のはみ出し30を防
止するため、塗布する接着剤3を少量にする、あ
るいは樹脂パネル20と取付部材4との圧着時の
圧着力を弱めること等が考えられるが、このよう
な方法では接着剤3が樹脂パネル20の接着面2
0a全面に拡がらず、樹脂パネル20と取付部材
4との接着力が低下し、強固に接着・固定されな
いという不具合が生じる。また樹脂パネル20に
取付部材4を接着・固定して一つの製品として完
成させた場合、この樹脂パネル20と取付部材4
との間に介在された接着剤3の厚さhが各製品毎
に不揃いであると、製品としての寸法が異なるこ
とも生じ、この寸法誤差により製品誤差および他
部品への建付・組付け誤差も生じることがある。
従つて、接着剤3の厚さhが常に一定値となる
よう、例えば塗布する接着剤3の量あるいは樹脂
パネル20と取付部材4との圧着力等を綿密に管
理する必要がある。
さらに、取付部材4にも必要に応じ孔を穿設す
るが、この場合も前述の樹脂パネル20と同様圧
着・接着時に接着剤3がはみ出して、前述の不具
合が生じるものである。
そこで、この考案の目的は、極めて簡単な構造
で樹脂パネルと取付部材との接着力を低下させる
ことなく、樹脂パネルあるいは取付部材に穿設し
た孔への接着剤のはみ出しを確実に防止するとと
もに、接着剤の厚さを常に一定値に保持でき接着
剤の厚さの綿密な管理を不要とすることである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため、この考案は上述の問題点を、樹脂パ
ネルに穿設した孔の周縁に突出し、かつ接着・固
定時に取付部材の下面に当接するリブを設けたこ
とにより解決しようとするものである。
さらに詳しくは、第1図および第2図の符号を
付して説明すると、 孔1が穿設された樹脂パネル2に接着剤3を介
して取付部材4を接着・固定するようにした樹脂
パネル接着構造において、前記樹脂パネル2に穿
設した孔1周縁に、前記取付部材4方向に向けて
突出するリブ5を設け、前記樹脂パネル2と取付
部材4との圧着接着時には、前記リブ5の上端5
aが取付部材4の下面4aに当接して、接着剤3
の厚さ(H)を一定値に保持するとともに、前記
接着剤3の樹脂パネル2に穿設した孔1へのはみ
出しをせき止めるよう構成したものである。
〔作用〕
上述の手段によれば、樹脂パネル2に接着剤3
を塗布して、この樹脂パネル2と取付部材4を圧
着して接着・固定する場合、樹脂パネル2と取付
部材4の圧着により接着剤3が拡がるが、前記樹
脂パネル2に穿設された孔1の周縁に設けたリブ
5により孔1への接着剤3のはみ出しをせき止め
ることができ、かつ圧着時にはこのリブ5の上端
5aと取付部材4の下面4aが当接することによ
り、このリブ5の突出高さHが接着剤3の厚さ
(H)となり、リブ5の突出高さHにより接着剤
3の厚さ(H)が常に一定値に保持される。
〔実施例〕
以上添付図面に基づいてこの考案の実施例を説
明する。
第1図から第4図までの図面はこの考案の実施
例を示しており、第1図および第2図から分るよ
うに、孔1が穿設された樹脂パネル2に接着剤3
を介して取付部材4を接着・固定するよう構成さ
れた樹脂パネル接着構造であつて、この第1図お
よび第2図に示すように、前記樹脂パネル2に穿
設された孔1の周縁全周に、前記取付部材4方向
に向けて突出するリブ5を設けたものである。
このリブ5は、樹脂パネル2と取付部材4との
圧着接着時において、その上端5aが取付部材4
の下面4aに当接するとともに、この当接によつ
て接着剤3の厚さ(H)を一定値に保持するよう
な突出高さHを有するように、前記取付部材4方
向に向けて突出形成される。
このように構成された樹脂パネル接着構造につ
いて詳述する。第1図に示すように、穿設された
孔1の周縁全周に突出するリブ5が設けられた樹
脂パネル2の接着面2aに接着剤3を塗布する。
この塗布作業において接着面2a全面に均一に接
着剤3を塗布することは、手動式であでも、また
自動式であつてもそれ程精度よく塗布できないた
め、この第1図のように、樹脂パネル2の接着面
2aより狭い範囲で山盛りに塗布し、取付部材4
の圧着により接着剤3が接着面2a全域に拡がる
ことにより、所定の接着範囲を確保するようにな
つている。次に第2図に示すように、樹脂パネル
2の接着面2aに塗布した接着剤3上に取付部材
4を載せ、樹脂パネル2とこの取付部材4を圧着
することにより、接着剤3が接着面2a全域(す
なわち接着範囲全域)に拡がることにより、樹脂
パネル2と取付部材4が接着・固定されるもので
ある。この圧着時、接着剤3は樹脂パネル2に穿
設された孔1方向にも拡がるが、第2図に示すよ
うにこの孔1の周縁全周に取付部材4方向に向け
て突出するよう設けられたリブ5により、接着剤
3の孔1へのはみ出しをせき止めることができる
ものである。従つて、樹脂パネル2の特に孔1周
囲の見栄えが低下することがない。またこの第2
図から分るように、圧着時にはリブ5の上端5a
と取付部材4の下面4aが当接することにより、
接着剤3と孔1とは完全に遮断されることにな
り、接着剤3がリブ5を乗り越えることがなく、
孔1への接着剤3のはみ出しは確実にせき止めら
れるものである。従つて、塗布する接着剤3を少
量にしたり、圧着力を弱めたりすることなく、樹
脂パネル2の接着面2a全域に均一に接着材3を
塗布・介在させることができるため、樹脂パネル
2と取付部材4との接着力が低下することなく、
強固に接着・固定するものである。
さらに、圧着時にリブ5の上端5aと取付部材
4の下面4aが当接すれば、これ以上圧着される
ことはなく、従つてこのリブ5の突出高さがHが
接着剤3の厚さ(H)となるため、リブ5の突出
高さHにより接着剤3の厚さ(H)が常に一定値
(所定設計値)に保持できるものであつて、接着
剤3の厚さ(H)が各製品毎に不揃いとなること
はなく、製品の寸法誤差も生せず、製品誤差およ
び他部品への建付・組付誤差が生じることもな
い。
さらにまた取付部材4にも必要に応じて孔を穿
設するが、この場合も、前述の樹脂パネル2と同
様、リブ5により孔1への接着剤3のはみ出しを
せき止めることができるため、取付部材4に穿設
した孔への接着剤のはみ出しをもせき止めること
ができるものである。
以上説明した第1図および第2図の実施例にお
いては、それぞれ孔1が穿設された樹脂パネル2
と取付部材4とを接着・固定した態様を示し、例
えば水抜き用孔として使用する場合、接着剤3が
孔1にはみ出すことがないため、孔1の径および
形状等が変化するとこなく、孔1の機能である水
抜き効果が損なわれることは全くないものであ
る。また第3図に示す実施例は、樹脂パネル2と
取付部材4とを接着剤3による接着と、ボルト
6、ナツト7による固着を併用して取付部材4の
結合強度を上げた態様であるが、この場合でも、
圧着時に孔1に接着剤3がはみ出すとがないた
め、ボルト6の孔1への挿入が容易に行なえるも
のである。さらに第4図に示す実施例は、樹脂パ
ネル2と取付部材4の圧着・接着時において、接
着剤3が硬化する間に取付部材4が脱落すること
を防止するため、リベツト8等で樹脂パネル2と
取付部材4を仮止めする態様であるが、この場合
でも前述の第3図におけるボルト6と同様リベツ
ト8等の孔1への挿入が容易となり、またこの第
4図の実施例においてはリベツト8等は仮止め用
であるため、接着剤3が硬化して樹脂パネル2と
取付部材4が接着・固定した際にはリベツト8等
を外す場合もあるが、圧着時に接着剤3が孔1に
はみ出すことがないため、はみ出した接着剤3に
よりリベツト8等が接着・固定されてしまうとい
う不具合も全く生じないため、仮止め用リベツト
8等を取外す場合にはその取外しも容易となるも
のである。
なお、樹脂パネル2の孔1周縁に設けられるリ
ブ5は、第1図乃至第4図に示すように、接着剤
3の接着範囲(拡がる範囲)を少しでも多くする
ようリブ5の上端5aを例えば半球状等にするこ
とにより、接着力をより向上することもできる。
〔考案の効果〕
この考案は上述のように、樹脂パネルに穿設し
た孔の周縁に取付部材方向に向けて突出するリブ
を設けたことにより、極めて簡単な構造で、圧着
時に接着剤の樹脂パネルに穿設した孔へのはみ出
しを確実にせき止めることができ、樹脂パネルお
よび取付部材の外観の見栄えが向上するととも
に、接着剤を十分塗布できるため接着剤不足およ
び圧着力不足による接着力の低下も全くなく樹脂
パネルと取付部材とを強固に接着・固定すること
ができる。また接着剤の孔へのはみ出しが全くな
いため、孔としての機能である例えば水抜き効果
もしくは固定用・仮止め用のボルト、リベツト等
の挿入・取り外しも極めて容易に行うことができ
る。さらにリブにより接着剤の厚さを常に一定の
設計値に保持することができるため、樹脂パネル
と取付部材とを接着・固定して完成した製品の寸
法誤差もなく、製品誤差および他部品への建付・
組付誤差が生じることも全くないため接着剤厚さ
の綿密な管理が不要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図までの図面はこの考案の実施
例を示しており、第1図は樹脂パネルに接着剤を
塗布した状態の断面図、第2図は取付部材を圧
着・接着した状態の断面図、第3図は樹脂パネル
と取付部材との接着・固定にボルト・ナツトを併
用した場合の第2図相当断面図、第4図は樹脂パ
ネルと取付部材との接着・固定に仮止め用リベツ
トを使用した場合の第2図相当断面図、第5図お
よび第6図の図面は従来例を示し、第5図は第1
図相当断面図、第6図は第2図相当断面図であ
る。 1……孔、2……樹脂パネル、2a……接着
面、3……接着剤、4……取付部材、4a……下
面、5……リブ、5a……上端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 孔が穿設された樹脂パネルに接着剤を介して取
    付部材を接着・固定するようにした樹脂パネル接
    着構造において、前記樹脂パネルに穿設した孔の
    周縁に、前記取付部材方向に向けて突出するリブ
    を設け、前記樹脂パネルと取付部材との圧着接着
    時には、前記リブの上端が取付部材の下面に当接
    して、接着剤の厚さを一定値に保持するととも
    に、前記接着剤の樹脂パネルに穿設した孔へのは
    み出しをせき止めるよう構成したことを特徴とす
    る樹脂パネル接着構造。
JP1985080627U 1985-05-29 1985-05-29 Expired JPH0227684Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985080627U JPH0227684Y2 (ja) 1985-05-29 1985-05-29

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JP1985080627U JPH0227684Y2 (ja) 1985-05-29 1985-05-29

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JPS61194809U JPS61194809U (ja) 1986-12-04
JPH0227684Y2 true JPH0227684Y2 (ja) 1990-07-26

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ID=30626653

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0749354B2 (ja) * 1987-05-27 1995-05-31 三菱電機株式会社 エレベ−タのガイドレ−ル装置
JP6467236B2 (ja) * 2015-02-03 2019-02-06 日本板硝子株式会社 固定具及びガラス板構造体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59147908U (ja) * 1983-03-24 1984-10-03 トヨタ自動車株式会社 ネジ部材付補強金具と合成樹脂板の接着構造材

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JPS61194809U (ja) 1986-12-04

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