JPS6336167Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6336167Y2
JPS6336167Y2 JP1982114181U JP11418182U JPS6336167Y2 JP S6336167 Y2 JPS6336167 Y2 JP S6336167Y2 JP 1982114181 U JP1982114181 U JP 1982114181U JP 11418182 U JP11418182 U JP 11418182U JP S6336167 Y2 JPS6336167 Y2 JP S6336167Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin layer
resin
molded product
nut
nut body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982114181U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5919315U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11418182U priority Critical patent/JPS5919315U/ja
Publication of JPS5919315U publication Critical patent/JPS5919315U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6336167Y2 publication Critical patent/JPS6336167Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は車両用の樹脂成形品を車体に取付け
るための取付装置に関するものである。
自動車のドアコーナピースなどの樹脂成形品を
車体に取付ける際、樹脂成形品に設けられたボス
にインサートナツトを挿入して固着し、このイン
サートナツトに車体パネルをはさんでボルトをね
じ付けることにより、樹脂成形品を車体に取付け
るものがある。
第1図は車両用樹脂成形品の一例としての自動
車のドアコーナピースの斜視図であり、1は成形
品、2はインサートナツトである。第2図は従来
のインサートナツトを示す平面図、第3図はその
縦断面図、第4図および第5図は斜視図、第6図
および第7図は取付状態を示す縦断面図である。
インサートナツト2は、ナツト本体3のボルト挿
入面4を除く全外周面を樹脂層5で被覆され、ね
じ穴6が塞がれており、樹脂層5の外側面部にガ
ス抜溝7が設けられている。成形品1の取付面に
はボス8が形成され、ボス8には取付穴9が形成
されており、取付穴9にインサートナツト2が挿
入され固定されている。
上記の構成において、インサートナツト2は樹
脂層5の外周面に溶剤または接着剤を付着させ第
6図に示すように、成形品1のボス8によつて形
成された取付穴9に挿入し、溶着または接着によ
り固着される。この時発生するガスおよび内部の
空気はガス抜溝7から排出される。そして第7図
に示すように、ボルト挿入面4側を車体パネル1
0の被取付部に押し当て、反対側からボルト11
をねじ穴6にねじ付けることにより、成形品1を
車体パネル10に取付ける。
しかしながら、このような従来の取付装置にお
いては、外周面にガス抜溝7が形成されているた
め、樹脂層5とボス8間の固着力が低下し、溝部
に応力が集中して破壊しやすく、また樹脂層5を
成形するときに樹脂がねじ穴6に浸入してねじ山
間を埋めるため、ボルト11のねじ部12をねじ
穴6より短めにしなければならないなどの問題点
があつた。
また、ハニカムコアの両面を外皮で被覆したサ
ンドイツチ状のパネルに、ナツト本体の外側面を
樹脂層で被覆したインサートナツトを取付けたも
のが提案されているが(英国特許第1353236号)、
このインサートナツトはハニカムコアを形成する
隔壁と部分的に固着されているだけのため、固着
部分に応力が集中して破損しやすいとともに、ナ
ツト本体のボルト挿入面およびその反対側の面を
樹脂層が被覆していないため、ねじ付けられたボ
ルトの軸方向に対する強度が弱いという問題点が
あつた。
この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、インサートナツトのナツト本
体のボルト挿入面を除く全外周面に樹脂層を形成
して、樹脂成形品のボスに形成された取付穴の全
内側面に固着するとともに、樹脂層のボルト挿入
面と反対側の面に開口部を設けてガス抜用に利用
することにより、上記問題点を解決することを目
的としている。
この考案は、樹脂成形品に形成されたボスと、
このボスに形成された取付穴に挿入して固着され
たインサートナツトと、このインサートナツトを
構成するナツト本体と、このナツト本体のボルト
挿入面を除く全外周面を被覆し、かつ前記取付穴
の全内側面に固着された樹脂層と、この樹脂層の
ボルト挿入面と反対側の面に設けられたガス抜用
の開口部と、被取付部の反対側から前記ナツト本
体にねじ付けられるボルトとを備え、前記開口部
はナツト本体の外径よりも小さく、かつ内径より
も大きいか同径であることを特徴とする車両用樹
脂成形品の取付装置である。
以下、この考案を図面の実施例に基づいて説明
する。第8図はこの考案の一実施例におけるイン
サートナツトを示す平面図、第9図はその縦断面
図、第10図および第11図は斜視図、第12図
および第13図は取付状態を示す縦断面図であ
り、第1図ないし第7図と同一符号は同一または
相当部分を示す。
インサートナツト2はガス抜溝7が省略され
て、樹脂層5がナツト本体3のボルト挿入面4を
除く全外周面を被覆しており、その全外側面がボ
ス8に形成された取付穴9の全内側面に固着され
ている。樹脂層5のボルト挿入面4と反対側の面
13に開口部14が設けられており、開口部14
はナツト本体3の外径よりも小さく、内径よりも
大きいかまたは同径であり、樹脂層5はナツト本
体3のボルト挿入面4と反対側の面の少なくとも
一部を被覆していない。他の構成は第1図ないし
第7図と同様である。樹脂層5を形成する樹脂は
成形品1と相溶性のものが望ましく、特に同じ溶
剤により溶着できるものが望ましい。
上記の構成において、インサートナツト2はね
じ穴6へ溶剤または接着剤が浸入するのを防止す
るシール材付治具を用いて樹脂層5の外周部に溶
剤または接着剤を付着させ、第12図に示すよう
に、成形品1のボス8により形成された取付穴9
に挿入し、溶着または接着により固着する。この
とき発生するガスおよび内部の空気は開口部14
からねじ穴6を通つて排出される。
そして第13図に示すように、従来のものと同
様に、車体パネル10の被取付部をはさんでボル
ト11をねじ穴6にねじ付け、成形品1を車体パ
ネル10に取付けるが、ねじ穴6へ樹脂が浸入し
ないので、ねじ穴6は全長にわたつて有効に使用
でき、ねじ穴6より長いねじ部12を有するボル
ト11を使用することができる。またガス抜溝7
がなく、樹脂層5は全外側面でボス8と固着され
るので、固着力が大きく、溝部への応力集中によ
る破壊が防止される。
さらにナツト本体3のボルト挿入面4と反対側
の面を樹脂層5が被覆しているため、ボルト11
の軸方向に対する強度も大きい。
なお以上の説明において、成形品1、インサー
トナツト2、ナツト本体3、樹脂層5、開口部1
4等の形状、構造等は変更可能である。
本考案は自動車のドアコーナピースに限らず、
他の車両用の樹脂成形品の取付装置にも適用でき
る。
以上説明してきたように、この考案によれば、
ナツト本体のボルト挿入面を除く全外周面を樹脂
層で被覆して、その全外側面を取付穴の全内側面
に固定し、この樹脂層のボルト挿入面と反対側の
面に開口部を設けたので、ガス抜溝を設ける必要
がなく、このためインサートナツトと成形品の固
着力を大きくすることができるとともに、樹脂層
の破壊を防止でき、かつボルトの軸方向に対する
強度も大きくすることができる。またねじ穴への
樹脂の浸入を防止できるため、ねじ穴を有効に使
用して締付力を大きくすることができ、ボルトの
長さも正確にそろえる必要がないなどの効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車のドアコーナピースの斜視図、
第2図は従来のインサートナツトを示す平面図、
第3図はその縦断面図、第4図および第5図は斜
視図、第6図および第7図は取付状態を示す縦断
面図、第8図はこの考案の一実施例におけるイン
サートナツトを示す平面図、第9図はその縦断面
図、第10図および第11図は斜視図、第12図
および第13図は取付状態を示す縦断面図であ
る。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示
し、1は成形品、2はインサートナツト、3はナ
ツト本体、5は樹脂層、6はねじ穴、7はガス抜
溝、8はボス、9は取付穴、10は車体パネル、
11はボルト、14は開口部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 樹脂成形品に形成されたボスと、このボスに
    形成された取付穴に挿入して固着されたインサ
    ートナツトと、このインサートナツトを構成す
    るナツト本体と、このナツト本体のボルト挿入
    面を除く全外周面を被覆し、かつ前記取付穴の
    全内側面に固着された樹脂層と、この樹脂層の
    ボルト挿入面と反対側の面に設けられたガス抜
    用の開口部と、被取付部の反対側から前記ナツ
    ト本体にねじ付けられるボルトとを備え、前記
    開口部はナツト本体の外径よりも小さく、かつ
    内径よりも大きいか同径であることを特徴とす
    る車両用樹脂成形品の取付装置。 (2) 樹脂層を形成する樹脂は成形品と相溶性の樹
    脂である実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    車両用樹脂成形品の取付装置。
JP11418182U 1982-07-29 1982-07-29 車両用樹脂成形品の取付装置 Granted JPS5919315U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11418182U JPS5919315U (ja) 1982-07-29 1982-07-29 車両用樹脂成形品の取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11418182U JPS5919315U (ja) 1982-07-29 1982-07-29 車両用樹脂成形品の取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5919315U JPS5919315U (ja) 1984-02-06
JPS6336167Y2 true JPS6336167Y2 (ja) 1988-09-26

Family

ID=30264038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11418182U Granted JPS5919315U (ja) 1982-07-29 1982-07-29 車両用樹脂成形品の取付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5919315U (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019199886A (ja) * 2018-05-14 2019-11-21 豊田鉄工株式会社 樹脂部品
JP6871205B2 (ja) * 2018-08-22 2021-05-12 豊田鉄工株式会社 樹脂部品
WO2019220812A1 (ja) * 2018-05-14 2019-11-21 豊田鉄工株式会社 樹脂部品

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1353236A (en) * 1970-08-27 1974-05-15 Vsi Corp Fastener insert for cellular structures

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1353236A (en) * 1970-08-27 1974-05-15 Vsi Corp Fastener insert for cellular structures

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5919315U (ja) 1984-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6336167Y2 (ja)
JP2976837B2 (ja) グロメット
JP3092895B2 (ja) 内装材取付構造
JPH0335645Y2 (ja)
JP2567316Y2 (ja) 自動車における外装部品の取付構造
JPS5966670U (ja) 自動車用ステアリングの取付装置
JPS6312061Y2 (ja)
JPS5861640U (ja) 車両用成形天井における内装部品の取付構造
JPS6340227U (ja)
JPS6382814A (ja) 自動車用窓装置
JPS63101350U (ja)
JPH0221009A (ja) 自動車の外装部品組付方法およびその方法に使用する組付用カラー
JPH0118442Y2 (ja)
JPS6332762Y2 (ja)
JPS6268182A (ja) 自動車のフロアホ−ルカバ−取付部のシ−ル構造
JPS587925Y2 (ja) 自動車用灯具
JPS5855047Y2 (ja) ホイ−ルキヤツプ等の取付装置
JPH0518728B2 (ja)
JPH0219282Y2 (ja)
JPS6058452U (ja) 自動車における外装部材の取付構造
KR19980040699U (ko) 자동차의 플라스틱 부품 조립용 인서트 볼트
JPH02175385A (ja) 自動車の前部車体構造
JPH0340172U (ja)
JPS6171555U (ja)
JPH0642412U (ja) ラッゲージドアのランプ取付構造