JPH02274932A - 回動式便器ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は回動可能な便器ユニットに関するものである。

従来の技術 従来この種の回動式な便器ユニットは、例えば特公昭６
１−２９３５９号公報に示されているように、第６図の
ような構造になっていた。

すなわち便器１は回転軸２を支点に回動する。

便器１の***口３側には便座４が開閉可能に取り付けで
ある。５は洗浄ノズル、６は操作レバーである。７は排
水トラップで汚物は前記排水トランプ、配水管８を介し
器外へ排出される。９は扉である。

上記構成で、大便用、または、女性の小用として使用す
る場合には、便器ｌ、便座４を水平位置まで回動させ、
便座上に座って***を行なう。次に、男性の小用の場合
は、便器ｌを水平位置にし、且つ、便座４を垂直方向に
たて、尿が便座４にかからないように排尿する。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、男性が小用を行な
う場合に、便座４を垂直方向にたて、前記***口３に向
かって排尿を行なうものであるが、前記***口３は低い
位置にあり、しかも床とは平行の状態で開口しているた
め、尿を***口３に放出するのが難しい。その結果、尿
が前記便器１、便座４にかかってしまったり、床面を尿
で汚してしまう。又、便器の洗浄も大便器ｌの内面のみ
で、便座面や便器外周部の洗浄ができない等の課題を有
していた。

本発明はかかる従来の課題を解消するもので、従来の回
転式便器ユニットのように、場所をとらない構成を維持
しながら、便器を常に清潔な状態に保持するため、便器
内外面を洗浄可能にするとともに、便器内汚れを洗う洗
浄水を漏れなく、確実に、洗浄手段へ送水できる構成の
便器ユニットを提供することを目的とする。

又、男性の小用がやり易い便器を提供するとともに、小
用時に生ずる便器内汚れも洗浄できる便器ユニットを提
供することを目的とする。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の回動式便座ユニット
は、上下方向に回動自在な便器と、この便器に取り付け
°た回転軸、前記回転軸内に排水、洗浄水を送る柔軟性
を有した送水管を配設したちのである。

又、便器は腰掛は便器と、その下部に位置する男性用小
用便器とよりなり、前記腰掛は便器と前記男性用小用便
器とは各々上下方向に回動可能にした、便器２分割構成
にしたものである。

作用 本発明は上記した構成によって、大便用と女性小用とし
て使用する場合には、廃用***口を有した便器と、小用
***口を有した便器の両方を水平位置まで回動し、便座
に座って***を行なう。又、男性の小用の場合は、小用
***口を有した便器を水平方向に倒し、廃用***口を存
した便器を垂直方向にたてた状態にし、小用***口に向
は排尿を行なう。次に、便器使用中、又は、使用後の排
泄物の***や、便器の洗浄を行なう場合には、洗浄供給
源から送られた洗浄水は、回転軸内に配設された送水管
内を通り、洗浄水噴出手段に送られ、この洗浄水噴出手
段から洗浄水を噴射して行なうようにしたものである。

実施例 本発明の実施例を第１図〜第７図に基づいて説明する。

第１図、第２図において、１０は***口１１を有した座
用人便器、大便器ｌＯの***口ｌｌ側の上面は、着座用
の便座１２となっている。

１３は小便器で、前記小便器１３の***口１４には大便
器ｌＯが入り、大便器ＩＯと小便器１３とが重なり合う
ようになっている。、１５は大便器ＩＯ１小便器１３を
収納する収納部である。１６は収納口、１７は前記大便
器１０、小便器１３を収納洗浄を行なう洗浄空間である
。

第３図、第４図、において、１８は***中、又は、***
後の大便器１０内の***物を洗い流す水を供給する排水
供給管、１９は大便器１０の裏側に取り付けられ小用時
の尿を洗い流す水を供給する排水供給管である。２０は
小便器１３の内側に取り付けられ、小用時の尿を洗い流
す水を供給する排水供給管である。２１は大便器１０、
小便器１３を支える支持部である。前記支持部２１には
大便器１０が回動する時の支点となる回転軸２２、小便
器１３が回動する時の支点となる回転軸２３が取り付け
られている。大便器１０、小便器１３は前記回転軸２２
．２３を支点に垂直方向から水平方向へと各々個別に回
動する。２４は回転軸２２と直結し、大便器１０を駆動
させる駆動モータ、２５は回転軸２３と直結し、小便器
１３を回動させる駆動モータである。この便器の駆動は
モータの他、油圧等を駆動源として使用することも可能
である。２６は前記洗浄空間１７の背面に取り付けられ
た大便器１０の内面を洗う洗浄ノズル、２７は前記洗浄
空間１７の上面に取り付けられた大便器１０の外周、便
座１２を洗う洗浄ノズル、２８は前記洗浄空間１７上面
の大便器１０と小便器１３との間に位置し、大便器１０
の裏面と小便器１３の内面を洗う洗浄ノズルである。２
９はおしり洗浄ノズルである。３０は排水供給管１Ｂへ
、３Ｌは排水供給ｆｆ１９．２０へ、３２は洗浄ノズル
２６．２７．２８へ、各々水を送る配管である。３３は
おしり洗浄ノズル２９へ洗浄用温水を送る配管である。

前記配管中には水の供給を制御する電磁弁３４゜３５、
３６．３７が取り付けである。３８は汚物受は部、３９
は汚物排出管である。４０は乾燥用送風機、４１は送風
路４２内に取り付けられたヒータ、４３は臭気排出用送
風機。

第５図、第６図において、４４は配管３０から排水供給
管１８へ排水洗浄水を送る柔軟性を有した送水管、４５
は配管３１から排水供給管１９へ排水洗浄水を送る柔軟
性を存した送水管である。４６はおしり洗浄ノズル２９
の洗浄水を送る柔軟性を有した送水管、４７は小便器１
３の回転軸２３内に配設された配管３１から排水供給管
２０へ洗浄水を送る柔軟性を有した送水管である。

第７図〜第９図は使用状態を示し、第７図において４８
は大便用、女性小用時の使用者。第８図において４９Ａ
は身長の低い男性の小用時の使用者。

第９図において４９Ｂ身長の高い男性の小用時の使用者
を示す。

上記構成において、大便用と女性小用として使用する場
合には、モータ２４．２５を駆動し、大便器１０、小便
器１３を水平方向に倒し、従来の洋式便器と同じように
便座１２に座って***口１１に***を行なう。即ち、第
７図の使用者４１の姿勢で行なう。

便器使用中、又は、使用後の***物を洗い流す場合は、
電磁弁３４を開く。洗浄水供給源から送られた排水洗浄
水は、配管３０から回転軸２２内に配設された送水管４
４内を通り配水供給管１８に達し、前記配水供給管１８
に設けた噴出口より流出する。この噴出水により***物
は汚物受は部３５へ送られ、更に、汚物排出管３９を通
り器外へ排出される。***後の肛門等の局部を洗浄する
場合は、電磁弁３７を開く。温水器で温められた温水は
配管３３から回転軸２２内に配設された送水管４６内を
通り、おしり洗浄ノズル２９に達し、ノズル孔より噴射
する。この噴射流により局部が洗浄される。又、***、
排尿時に、臭気排出用送風機４３を運転することにより
臭気は外部へ排出され、トイレ内の空気は清潔に保たれ
る。

次に、男性の小用であるが、子供のように身長が低い人
の場合は、モータを操作し、大便器ｌＯを垂直に、小便
器１３を水平方向に倒して小便器１３の前に立って、排
泄口１４に向は放尿する。即ち、第８図の使用者４２Ａ
の状態で行なう。更に、大人のように身長が高い人の場
合は、モータ２４により大便器ｌＯを垂直に、且つ、モ
ータ２５により小便器１３を斜め方向に倒して°小便器
１３の前に立って、***口Ｉ４に向は放尿する。即ち、
第９図の使用者４２Ｂの状態で行なう。この小用の時、
***口１４に加え、大便器１０の裏側も尿受は口として
使用できるため、尿の外部への漏れが防止できる。尿等
の汚水を洗い流す場合は、前記同様に、電磁弁３３を開
く。洗浄水供給源から送られる排水洗浄水は配管３１か
ら回転軸２２内に配設された送水管４５を通り、大便器
１０の裏面を洗う排水供給管１９と、配管３１から回転
軸２３内に配設された送水管４７を通り、小便器１３内
面を洗う排水供給管２０とに送られ、各供給管に設けた
噴出口より流出する。この流出水により尿等の汚水は、
汚物受は部３５へ送られ、更に、排出管３６を通り器外
へ排出される。

次に、大便器１０、小便器１３の内面、外周部の洗浄を
行なう場合は、モータ２４．２５を駆動し、大便器ｌＯ
１小便器１３を垂直方向に立てて、収納状態にする。収
納状態になると小便器１３は収納口１６に密接し、洗浄
水が外部に漏れるのを防止する蓋の役目をする。大便器
１０、小便器１３が洗浄空間１７内に収納された後、配
管３１の電磁弁３４を開く。洗浄水は洗浄ノズル２６．
２７．２８から便器に向は噴射される。即ち、洗浄ノズ
ル２６は大便器１０の内面に向け、洗浄ノズル２７は大
便器１０の外周、便座１２に向け、洗浄ノズル２８は大
便器１０と小便器１３との隙間から大便器１０の裏面と
小便器１３の内面に向は洗浄水を噴射し、各々便器の各
部を洗う。洗浄終了後は、ヒータ３８をオンし乾燥用送
風機３７を運転して便器を乾燥させる。

前記洗浄動作時に、駆動モータ２４により、大便器ｌＯ
を前後に動かすと、洗浄ノズル２８からの噴流は大便器
ｌＯの裏面と小便器１３の内面に入り易くなリ、又、洗
浄ノズル２７の噴流は大便器１０外周、便座１２に対し
より広く当たることになる。この結果、噴流による洗浄
がより均一に、且つ、効果的に行なわれる。

発明の効果 以上のように本発明の回転式便器ユニットによれば次の
ような効果が得られる。

（１）回転する便器部への送水が、摺動、可動をともな
うシール構成でないため、水漏れが起こらない。そのた
め、回転式便器ユニントが洗面所、寝室等に安心して設
置でき、収納式トイレの利用効果が倍加する。

（２）複雑なシール構成を用いることなく、回転軸内に
配設された柔軟性を有した送水管が、回動時の回転変位
を吸収するため、構成がシンプルで信鎖性が高まるとと
もに、低コストとなる。

（３）便器不使用時は、便器を垂直方向へ立てることに
より、トイレ床面が広がり、便器周辺空間の他への流量
が可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における回転式便器ユニット
の収納時の外観斜視図、第２図は同小水用便器使用時の
外観斜視図、第３図は同収納時の側断面図、第４図は同
収納時の正面断面図、第５図は同回転軸の゛拡大断面図
、第６図は同回転軸の外観斜視図、第７図は同大便用、
女性小用時の使用状態、第８図は同身長の低い男性の小
用時の使用状態図、第９図は同身長の高い男性小用時の
使用状態図を示す。第１Ｏ図は従来の回動式便器ユニン
トの縦断面図である。 １０・・・・・・大便器、１１・・・・・・***口、１
２・・・・・・便座、１３・・・・・・小用便器、１６
・・・・・・小用***口、２２・・・・・・大便器回転
軸、２３・・・・・・小用便器回転軸、２６．２７．２
８・・・・・・洗浄ノズル、２９・・・・・・おしり洗
浄ノズル、４４．４５４６、４７・・・・・・送水管。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はか１名ｌ０−−一
人イマ！】みＬ Ｍ　３　区 ／３ 第４図 第　２　の 第 区 第 あ 第 図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）上下方向に回動自在な便器と、この便器に取り付
   けた回転軸、前記回転軸内に排水、洗浄水を送る送水管
   を配設した回動式便器ユニット。
2. （２）便器は上下方向に回動自在な腰掛け便器と、この
   腰掛け便器の下部に位置し上下方向に回動自在な男性用
   小便器とで構成すると共に、前記腰掛け便器、小便器に
   それぞれ回転軸を取付け、且つ前記各回転軸内に排水、
   洗浄水を送る送水管を配設した特許請求の範囲第１項記
   載の回動式便器ユニット。
3. （３）腰掛け便器の内面の排水洗浄用の水を送る送水管
   と腰掛け便器の裏面の排水洗浄用の水を送る送水管とが
   腰掛け便器の回転軸内に配設され、小便器の内面の排水
   洗浄用の水を送る送水管が小便器の回転軸内に配設され
   た特許請求の範囲第１項記載の回動式便器ユニット。