JPH02273609A - 毛髪化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な毛髪化粧料、更に詳しくは、特定の分岐
第４級アンモニウム塩及び特定の変性シリコーン重合体
の水性乳濁液を含有し、湿潤時の毛髪及び乾燥時の毛髪
のいずれにおいても油性感が少なく、平滑性、柔軟性に
優れ、しかもふわつと軽く、サラサラ感のある仕上がり
と、帯電防止効果及び自然なまとまりを付与する安定性
の良いヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリー
トメント、ヘアクリーム、スタイリングローション、ス
タイリングムース、コンディショニングムース、ヘアス
プレー等の毛髪化粧料に関する。

〔従来の技術およびその課題〕

従来、毛髪に柔軟性、平滑性、帯電防止性等を付与する
目的で陽イオン界面活性剤と高級アルコ−ＪＬ＋、りＩ
Ｊセライト、流動パラフィン、エステル類等の油剤とを
組み合わせた毛髪化粧料が使用されている。しかし、こ
れら油剤を併用すれば陽イオン界面活性剤単独で使用す
るよりも柔軟性、平滑性は向上するものの、油剤の残留
感、すなわち油っぽいべたつき感はさけられないという
欠点が生じる。

一方、ジメチルシロキザン重合体は、高級アルコール、
グリセライド、流動パラフィン、エステル類等と比較し
て平滑性に優れた油剤であり、毛髪に光沢を与えること
が知られており、多くの毛髪化粧料に使用されているが
、これも特有の油性残留感、すなわち油っぽいべたつき
感を有するという欠点が存する。

また、従来の毛髪化粧料は洗髪等により効果が持続しな
いといった問題があった。そこで近年毛髪に吸着性の高
い変性シリコーン重合体を配合して、耐久性を向上させ
た毛髪化粧料が種々開発されている。

例えば、特開昭５５−６６５０６号公報には、第４級窒
素含有率が０．７〜５．５重量％の第４級窒素含有カチ
オン変性シリコーンを含有した化粧料が開示されている
。しかし、これはくし通り性、光沢付与についてはやや
効果があるものの、柔軟性についてはまだ不十分である
。

特開昭５６−４５４０６号公報には、シリコン重合体。

カチオン重合体９及び水性キャリヤーから成る毛髪調整
用組成物が開示されている。しかし、この組成物は、く
しけずり易さの耐久性は認められるものの、カチオン重
合体を使用している為に乾怪時に高分子物質独特の重さ
が感じられるといった欠点がある。

特開昭５８−２１０００５号公報には、毛髪への付着を
与える官能基を有するシロキサン、界面活性剤。

凍結−解凍安定剤、及び水から成る整髪組成物が開示さ
れている。しかし、この組成物は安定性。

耐久性、乾燥時の平滑性、柔軟性はやや改善されている
ものの、該シロキサンは安定に水性媒質中に分散するこ
とが困難であるため、分散安定化の目的でコンディショ
ニング効果を著しく低下させる界面活性剤が使われてお
り、塗布からタオルドライ後までの湿潤時における平滑
性、柔軟性が不十分である。

特開昭５８−７４６０２号公報には、２５℃における粘
度が１〜１００．０００ストークスであり、アミノアル
キル基とオキシアルキレン基、ポリオキシアルキレン基
またはヒドロキシアルキル基とを有するオルガノポリシ
ロキサンを主剤とする毛’Ａｍ整剤が開示されている。

しかし、これは乾燥時の平滑性及び静電気防止効果につ
いては改善されているものの、湿潤時における毛髪の柔
軟性、平滑性等の性能に欠点がある。

特開昭６０−３６４０７号公報には、水に分散可能な陽
イオン界面活性剤、水に可溶の第４級化陽イオン重合体
、及びシリコン化陽イオン重合体を含有する化粧品組成
物が開示されている。しかしながら、これは三つの成分
が毛髪上に同時的に沈着される事で、湿潤した毛髪及び
乾娩した毛髪の柔軟性、平滑性の改善は認められるもの
の、第４級化陽イオン重合体を使用している為に乾燥時
に高分子物質特有のゴワゴワ感や重さといった欠点があ
る。

特開昭６０−５６９１６号公報には、４級アミンを含有
するオルガノシリコーン化合物、了ミノ基を含有するポ
リジオルガノシロキサン、界面活性剤及び水から成る毛
髪処理組成物が開示されている。

しかしながら、これは毛髪の湿潤状態及び乾燥状態での
くしのすき易さについて改善が認められるものの、オル
ガノシロキサンを水性媒体中に分散状態にする目的でコ
ンディショニング効果を低下させる界面活性剤が使用さ
れているため、柔軟性については不十分である。

特開昭６１−６号公報にはシリコーンコンディショニン
グ剤、ジメチコーンコボリオール、脂質ビヒクル物質、
陽イオン界面活性剤ビヒクル物質及び水から成るコンデ
ィショニング組成物が開示されている。しかし、これは
、ジメチコーンコボリオールが使用時に陽イオン界面活
性剤などのビヒクル物質の付着を著しく減少させ、油性
感が改善されているもののビヒクル物質の付着が少ない
ためリンス・コンディショナーとして使用した場合には
、組成物を毛髪から水ですすぎ落どした後の毛髪の柔軟
性、帯電防止効果が劣っている。

特開昭６１−７８７１０号公報には、シリコーンの陽イ
オン誘導体、水溶性のへテロ多糖類及び電解質を含有す
る毛髪処理用の化粧品組成物が開示されている。しかし
、この組＋１ｉ物は、シリコーン誘導体の分散安定化の
目的でヘテロ多糖類と共に電解質が必須であり、従って
通常の乳化／分子ｔ＆系の化粧品組成物に応用する場合
は、安定性の問題や、化粧品組成物に使用される他の成
分の溶解性に問題が生じ、処方上の自由度が限定される
という欠点がある。

特開昭６３−２７５５１５号公報には、アミノ変性オル
ガノポリシロキサンエマルジョン及び両性高分子化合物
を含有する整髪料組成物が開示されている。

しかし、これはべたつきが押さえられ、セット保持力及
び保存安定性については改善されているものの、両性高
分子化合物がフレーキングを起こしやすいといった欠点
があり、さらに改善が望まれている。

さらに、特開昭６１−９７２１０号公報、特開昭６１−
１０９７０７号公報、特開昭６３−３０７８１０号公報
及び特開昭６３−３０７８１１号公報には変性シリコー
ンを含有し、くし通りの耐久性を改善した洗浄剤組成物
ないしはシャンプー組成物が開示されている。しかしな
がら、油性感がなく優れた性能と変性シリコーン重合体
の特性を同時に生かしたリンス、）リ−）メントなどの
アフターシャンプー剤組成物については、まったく示唆
又は教示もされていない。

従って、乾燥した毛髪の平滑性あるいは耐久性を向上す
るといった変性シリコーン重合体の特性を生かしつつ、
湿潤時及び乾燥時の毛髪いずれに右いても油性感が少な
く、柔軟性、平滑性、帯電防止効果に優れ、しかも軽い
仕上がり感を有する毛髪化粧料の開発が望まれていた。

〔課題を解決するための手段〕

斯かる実情において、本発明者らは上記問題点を解決す
べく鋭意研究を行なった結果、予想外にも特定の分岐第
４級アンモニウム塩と特定の変性シリコーン重合体とを
含有する毛髪化粧料は、油性感が湿潤時及び乾燥時のい
ずれの毛髪においても改善され、平滑性、柔軟性に優れ
、ふわっとした軽さ、サラサラ感及び自然なまとまり感
を付与し、しかも安定性が良好であることを見出し、本
発明を完成した。

すなわち、本発明は次の成分（Δ）及び（Ｂ）（Ａ）次
の一般式（１，）、　　（１１）又は（Ｉｌｌ）し、ｐ
はアルキル基中の合計炭素数が８〜１６となる数を示す
）で表わされる分岐アルキル基及び　ら）Ｃｏ、−（Ｃ
＋＋２→−１−（ここでｑは７〜１５の数を示す）で表
わされる直１１１　アルキル基の混合物で、その分岐率
（ａ）　／　（ａ）　＋（ｂ）が１０〜１００％である
基を示し、Ｒ２及びＲ３はベンジル基、炭素数１〜３の
アルキル基又は炭素数１〜３のヒドロ手ジアルキル基を
示し、Ｒ１及びＲ１は、炭素数２〜１２のアルキル基を
示し、Ｒ８は基　Ｒ，Ｃ１１゜ＣＩＩ□ＣｌｌＣｌ＋、
−又は１（。

炭素数１〜３のアルキル基を示し、Ｘ−はハロゲンイオ
ン又は有１幾アニオンを示す〕Ｒ１ （ここで、Ｒ７はメチル基又はエチル基を示Ｌ１１゜ （ここでＸは２〜１４の整数を示し、ｙは３〜１１の整
数を示し、Ｘとｙの和は９〜２１）もしくは、炭素数１
〜３のアルキル基を示ず。

Ｒ２、Ｒｓ　、Ｘ−は前記した意味を有する〕で表わさ
れる分岐゛第４級アンモニウム塩の一種又は二種以上 （Ｂ）　１分子中に少なくとも１個のアミノアルキル基
及び少なくとも１個のヒドロ；トシ基、ヒドロキシアル
キル基、オキシアルキレン基又はポリオキシアルキレン
基を有する変性シリコーン重合体 を含有する毛髪化粧料を提供するものである。

本発明の（Ａ）成分のうち、−膜中（１）で表わされる
第４級アンモニウム塩は、例えば通常炭素数８〜１６の
オキソアルコールを原料として合成されるものであ一す
、その例としては、該アルコールから導かれるアルキル
基を有するジアルキルジメチルアンモニウム塩、ジアル
キルメチルヒドロキシエチルアンモニウム塩、ジチルキ
ルメチルベンジルアンモニウム塩等を挙げることができ
る。

これらアンモニウム塩の対イオンとしては塩素。

ヨウ素、臭素等のハロゲンイオンおよびメトサルフェー
ト、エトサルフェート、メトフォスフェート、エトフォ
スフェート等の有機了ニオンヲ挙げることができる。

一般式（Ｉ）において、“ｒルキル基Ｒ＋は合計Ｒ。

（Ｒ，はメチル基またはエチル基を示す）及び（ｂ）　
ＣＬ（Ｃｔｈ＋ｉ−から構成される基であり、ごのＲ＋
の分岐率（ａ）　／　（ａ）　＋（ｂ）は原料となるオ
キソアルコールの分岐率から求められ、一般には１０〜
１００％、特に１０〜５０％が好ましい。また、アルキ
ル基Ｒ８の合計炭素数は８〜１６であればよいが、一定
の分布をもったものが好ましく、特に以下の分布を有す
るものが好ましい。

０８〜Ｃ０＝５％以下 Ｃｌ２＝１０〜３５％ Ｃ＋！：１５〜４０％ Ｃ１４：２０〜４５％ Ｃ，、：５〜３０％ Ｃ，、＋５％以下 一般式（１）で表わされる分岐箱４級°ｒンモニウム塩
の特に好ましい具体例としては、炭素数８〜１６で分岐
率１０〜５０％のアルキル基Ｒ１を有するジアルキルジ
メチルアンモニウムクロリドが挙げられる。

一般式（ＩＩ）で表わされる第４級アンモニウム塩は、
例えば炭素数８〜２８のゲルベアルコールｓ （Ｒ、ＣＨ２ＣＩ　、　Ｃ１１Ｃ１１□０１１）を原料
として合成されるものである。この分岐第４級アンモニ
ウム塩の好ましい例としては、該ゲルベアルコールから
導かれるアルキル基を有するアルキルトリメチルアンモ
ニウム塩、アルキルジメチルヒドロキシエチルアンモニ
ウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩等の
モノアルキル型第４級アンモニウム塩；ジアルキルジメ
チルアンモニラ１１塩、ジアルキルメチルヒドロキシエ
チルアンキニウム塩、ジアルキルメチルベンジルアンモ
ニウム塩等を挙ケることができる。これらアンモニウム
塩の対イオンとしては塩素、ヨウ素、臭素等のハロゲン
イオンおよびメトサルフェート、エトサルフェート、メ
トフォスフェート、エトフォスフェート等の有機アニオ
ンを挙げることができる。ここでゲルベアルコールから
導かれるアルキル基の例としては２−へキシルデシル、
２−オクチルドデシル、２−デシルテトラデシル、２−
ドデシルヘキザデシルを挙げることができる。分岐第４
級アンモニウム塩（ＩＦ）の特に好ましい具体例として
は、２−へキシルデシルトリメチルアンモニウムクロリ
ド。

２−デシルテトラデシルトリメチルアンモニウムクロリ
ド、２−ドデシルヘキサデシルトリメチルアンモニウム
クロリド、ジー２−ヘキシルデシルジメチルアンモニウ
ムクロリド、ジー２−オクチルドデシルアンモニウムク
ロリド等を挙げることができる。

一般式（ＩＩＩ）で表わされるメチル分岐第４級アンモ
ニウム塩は、Ｘとｙの和が１５となるものが好ましい。

これらアンモニウム塩の対イオンとしては塩素、ヨウ素
、臭素等のハロゲンイオンおよびメトサルフェート、エ
トサルフェート、メトフォスフェート、エトフォスフェ
ート等の有機アニオンを挙げることができる。

一般式（１）、　　（ＩＩ）または（１）で表わされる
分岐第４級アンモニウム塩は単独であるいは二種以上を
混合して用いることができ、合計で本発明化粧料中に０
．０１〜２０重量％、特に０．１〜１０重量％配合され
ることが好ましい。

また、本発明毛髪化粧料においては、上記以外の第４級
アンモニウム塩、たとえば七チルトリメチルアンモニウ
ムクロリド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリ
ド、セトステアリル）　ＩＪ　メチルアンモニウムクロ
リド等を補助的に用いる事もできる。

本発明の（Ｂ）成分の変性シリコーン重合体は、１分子
中に少なくとも１個のアミノアルキル基及び少なくとも
１個のヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル基、オキシア
ルキレン基又゛はポリオキシアルキレン基を有していれ
ばよく、分子形態は直鎖状２分岐鎖状または網状のいず
れであっても良い。

変性シリコーン重合体を形成するオルガノシロキサン中
には、上記以外の官能基としてメチル基。

エチル基、プロピル基などのアルキル基；ビニル基、ア
リル基などのアルケニル基；フェニル基。

ナフチル基などのアリール基；シクロヘキシル基などの
シクロアルキル基などを含むことができるが、メチル基
を含むものが一般的に用いられる。

変性シリコーン重合体に含まれるアミノアルキル基の代
表的な例は次の一般式（Ｖ）で示される。

〔式中、Ｒ，は２価の炭化水素基を示し、Ｒ３゜はＣＨ
３叶 子又は１価の炭化水素基を示し、ａ及びｂは０〜６の整
数を示す。〕 Ｒｓの２価の炭化水素基としては、メチレン基。

エチレン基、プロピレン基、ブチレン基。

−ＣＨ２Ｃｌ　（Ｃ１１，）　ＣＩ＋２−のようなアル
キレン基。

（ＣＬ）＊　　Ｃａ１１４−のようなアルキレンアリー
レン基が挙げられるが、これらのうちアルキレン基、特
にプロピレン基が好ましい。Ｒ１１及びＲ２，の１価の
炭化水素基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、
ヘキシル基、フェニル基が挙げられる。

またＲ８及びＲ１□の双方が水素原子または１価の炭化
水素基であってもよいし、Ｒ１１が水素原子でありＲｔ
ｓが１価炭化水素基であっても良い。更に、ａ及びｂの
好ましい値はａ＝０．ｂ＝１である。

ヒドロキシアルキル基の代表的な例は次の一般式（Ｖｌ
）で示される。

−ＲＩＯＨ（Ｖｌ　） 〔式中、Ｒｓは前記と同じ意味を有する〕オキシアルキ
レン基およびポリオキシアルキレン基の代表的な例は次
の一般式（ＶＩ［）で示される。

−ｆＲｓ＝トｒＯ−ｆ−Ｃ，ｌ＋、、０−３７−１１　
　　　　　　　　（Ｖｌｌ）〔式中、Ｒ３は前記と同じ
意味を有し、Ｃは０または１を示し、ｄは１〜１００の
整数を示し、ｅは１〜５の整数を示す〕 （■）式で表わされるヒドロキシアルキル基のうちで好
ましいものはｃ＝１．ｄが３〜７０の整数、ｅが２また
は３となるものである。ここで、ｅが２または３のもの
がブロック状またはランダム状に結合していてもよい。

これは他のｅの整数の組み合わせの場合も同様である。

代表的な変性シリコーン重合体は次の一般式（■）又は
（ＩＸ）で表わされる。

以下余白 〔式中、Ｒ１，はメチル基又はヒドロキシ基を示し、Ｒ
８はメチル基又は水素原子を示す。Ｒｔｓは前記し、た
アミノアルキル基（Ｖ）を示し、Ｒ＋ｓはヒドロキシ基
、ヒドロキシアルキル基、オキシアルキレン基、又はポ
リオキシアルキレン基を示し、１．ｍ、ｎは分子ｍに依
存する整数を示す〕 これらのうち、特に好ましい変性シリコーン重合体は次
の一般式（Ｘ）で表わされるものである。

〔式中、Ｒｔｓは前記したアミノアルキル基（Ｖ）を示
し、ｍ、ｎは分子量に依存する整数を示す〕また、本発
明における変性シリコーン重合体の代表的なものは次の
一般式（ＩＶ）で表わされる、重合体の平均分子量が約
３．０００〜ｌＯＱ、０００のものであり、これはアモ
ジメチコーン（八ｍｏｄｉｍｃｔｈｉｃｏｎｅ）の名称
でＣＴＦ＾辞典（米国（：ｕｓｍｅｔｉｃ　ｌｎｇｒｅ
ｄｉｅｎＬ口１ｃｔｉｏｎａｒｙ）第３版中に記載され
ている。

〔式中、ｍおよびｎは分子量に依存する整数を示す〕

本発明における（口）成分の変性シリコーン重合体は、
好ましくは水性乳濁液の状態で用いられ、該水性乳濁液
は、たとえば、特公昭５　Ｇ　−３８，［ｉ　０９号公
報に記載されている方法に従って、環状ジオルガノポリ
シロキサンとアミノアルキル基及びヒドロキシ基、ヒド
ロキシアルキル基、オキシアルキレン基又はポリオキシ
アルキレン基を有するオルガノジアルコキシシランとを
、第４級アンモニウム塩系界面活性剤及び水の存在下に
乳化重合することにより得られる。

本発明において、（Ｂ）成分の変性シリコーン重合体を
水性乳濁液として用いる場合、乳濁液中に含有される変
性シリコーン重合体の１ｄは通常２０〜６０重量％、好
ましくは３（１〜５０重徂％である。

好ましい変性シリコーン重合体水性乳濁液の市販品とし
ては、５Ｍ８７０２Ｃ（トーレ・シリコーン株式会社製
）やＤＣ９２９（ダウ・コーニング株式会社製）等が挙
げられる。

アミノアルキル基を有する変性シリコーン重合体は毛髪
に親和性があり、吸着性及び残留性に浸れるが、水性溶
媒中に分１１にシにくいヒトｕ　：トシμ等を有しない
オイル状の変性シリコーン重合体を用いた場合は系への
乳化／分散性が悪いために、毛髪に不均一に付着して油
性感も強く、系の安定性も悪いという問題を有する。し
かしながら、本発明の（Ｂ）成分は、変性シリコーン重
合体中のアミノアルキル基は毛髪に強固に吸着して優れ
た耐久性を付与し、ヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル
基、オキシアルキレン基、又はポリオキシアルキレン基
は水中に分散安定化させる。

また、シリコーン重合体を水中に分散して水性乳濁液と
して用いた場合、単独で使用したときよりもさらに毛髪
上に均一に付着して毛髪に重くるしい感じを与えず、油
性感が少なくなり、しがも安定性を向上させる効果を有
する。

（Ｂ）成分は本発明化粧料中に０．０１〜２０重量％、
特に０．０２〜６重遣％配合されることが好ましく、水
性乳濁液の状態では０．０５〜３０重量％、特に０．１
〜１０重量％配合されることが好ましい。

本発明の毛髪化粧料には、更に必要に応じて直鎮ないし
は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有する高級ア
ルコール、ラノリン及びラノリンｆｆｌ導体、　エステ
ル、流動パラフィン、シリコーン油、高級脂肪酸、アル
キル基又はアルケニル基を有する長鎖アミドアミン等の
油脂類、抗フケ剤。

ビタミン類等の薬効剤、パラベン類等の防腐剤。

水溶性高分子等の増粘剤、染料およびｌ！Ｉｉｆ！４等
の着色剤、カチオンポリマー等のコンディショニング剤
、グリコールエステル等のバール化剤、アクリル樹脂液
等の毛髪セツト用ポリマー、各種調合香料等を適宜配合
することもできる。

本発明の毛髪化粧料の任意成分を含めた特に好ましい組
成の範囲は、次の表の通りである。

以下余白 ムース、ヘアスプレー等のエアゾールでは、上記組成（
原液）に加えてフルオロカーボン、液化石油ガス、ジメ
チルエーテル等の噴射剤を内圧が２、０〜６．０ｋｇ／
ｃｄＧとなるよう、すなわち全組成物中１〜２０重量％
となるよう用いるのが好ましい。

〔発明の効果〕

本発明の毛髪化粧料は、湿潤時の毛髪及び乾煙時の毛髪
のいずれにおいても油性感が少なく、平滑性、柔軟性に
優れ、しかもふわつと軽くサラサラ感のある仕上がりと
、帯電防止効果及び自然なまとまりを付与し、さらに安
定性も良好なものである。

〔実施例〕 次に実施例を挙げ本発明を説明するが、本発明は、これ
ら実施例に限定されるものではない。なお、本発明実施
例中で用いた試験方法は次の通りである。

（１）官能評価 令名にコールドパーマ、ブリーチ等の美容処理を行なっ
たことのない日本人双性の毛”Ｍ　２０　ｇ（長さ１５
ｃ＋ｓ）を東ね、ずずぐタイプの毛髪化粧料については
この毛髪束に２ｇの剤を均一に塗布し、次いで３０秒流
水ですすぎ洗いをし、タオルドライを行なった後ドライ
ヤーで乾燃した。また、すすがないタイプの毛髪化粧料
についてはこの毛髪束に所定量の剤を塗布した後、風乾
した。この毛髪束についてその柔軟性、平滑性、油性感
の少なさ及びふわっとした軽さを官能評価し、特に優れ
ている場合は◎、良好のものはＯ１同等なものはΔ、劣
るものはＸとして示した。

（２）＜Ｌ通り力 前記（１）のようにして処理し、タオルドライした後の
湿潤状態の毛髪束をそのまま（約０．７ｇ／ｇ毛髪の水
分を含む）、あるいはドライヤー乾煙した後、ストレン
ゲージでくし通り荷重を６１１１定した。

測定は温度２０℃、相対湿度６５％の恒温室で２０回繰
り返し、その平均値（ｇ）をくし通り力とした。

（３）静電気発生量 温度２０℃、相対湿度６５％の恒温室で、上記乾爆状態
の毛髪束に１０回くしを通し、毛髪に発生する静電気＠
　（ｋＶ）を測定した。

実施例１ 第１表に示す組成のヘアリンス剤組成物を調製し、その
リンス性能を調べた。その結果を第１表に示す。

組成物の調製法ニ ア０℃に加熱した■に、同温度に加熱して溶解した成分
■、■及び■を加え、攪拌して乳化させた後、攪拌しな
がら５０℃まで冷却し、成分■を加え、さらに攪拌しな
がら室温まで冷却し、ヘアリンス剤組成物を得た。

以下余白 本１：炭素数１２〜１５の市販オキソ法合成アルコール
（ドパノール２３とドパノール４５との等型温合物、三
菱油化社製）に由来する分岐第４級アンモニウム塩で、
その分岐率は２０％である。

本２：　　ｒ　　５Ｍ８７０２ＣＪ　（）−Ｌ／　−シ
ｌＪ　、：１１−ンＧ勾製）変性シリコーン重合体アモ
ジメチコーン有効成分４０％含有品 本３ニアミノ変性シリコーンオイルｒ　５Ｆ８４１７Ｊ
　　（）−し・シリコーン■製） 名の女性パネラ−を用いてリンス性能を一対比較法によ
り評価した。評価基準は非常によい場合を＋２．よい場
合を＋１とした。その結果を第２表に示す。

（組　成） ・本発明品２： ■　セタノール ■　プロピレングリコール ■水 ■　香料 計 峠：実施例１と同じ ・比較品３ ３．０ ３．０ ９０．５ ０．５ １　０　０、　０ 実施例２ 次の組成のヘアリンス剤組成物を調製し、１５■　セタ
ノール ３．０ ■　プロピレングリコール　　　　　　　３．０■　　
水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
９１．ｌ計　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１
００．０＊ｂ （製　法） ７０℃に加熱した■に同温に加熱溶解した■〜■の混合
物を加え攪拌して乳化させた後、攪拌しながら４５℃ま
で冷却し、■及び■を加えて攪拌しながらさらに室温ま
で冷却し、ヘアリンス剤組成物を得た。

以下余白 実施例３ 第３表に示す組成のヘアリンス剤組成物を調製し、その
リンス性能を調べた。その結果を第３表に示す。

組成物の調製法ニ ア０℃に加熱した■、■、■、■の混合物に、同温度に
加熱溶解した■、■、■、■、■の混合物を加えて攪拌
して乳化させた後、攪拌しながら４５℃まで冷却し、■
、０を加えて攪拌しながらさらに室温まで冷却し、ヘア
リンス剤組成物を得た。

得られたヘアリンス剤組成物は、いずれも良好なリンス
性能を示し、安定性も良好であった。

以下余白 本１二実施例Ｉと同じ 本２：実施例１と同じ 本４二　ｒＤｃ９２９　Ｊ　　（ダウ・コーニング■製
）変性シリコーン重合体アモジメチコーン有効成分３５
％含有品 本５：次の式 含有する水性乳濁液 実施例４ ヘアトリートメント組成物：　（本発明品９）■　ステ
アリルトリメチル アンモニウムクロリド 変性シリコーン水性乳濁液 セトステアリルアルコール ラノリン 流動パラフィン ポリペブタイド （コラーゲン加水分解物） ■、０ ３．０ ３．０ ３．０ ３．０ ５．０ 〔式中、ｍおよびｎは分子ｍに依存する整数を示す〕 で表わされる平均分子量が約８．０００の変性シリコー
ン重合体４０重量％並びにステアリルトリメチルアンモ
ニウムクロリド５重量％を■　ポリオキシエチレンオレ
イル エーテル（ＢＯ＝　５　） ■　メチルパラベン ０　　香　　料 計 本４：実施例３と同じ ０．５ ０．２ ０．４ ００．０ （製　法） ■に■、■、■を均一に分散させ加温する。さらに攪拌
下、加温した■、■、■、■、■、■の均一分散溶液を
加えて冷却したのら、■、■を配合して平滑性、柔軟性
に優れ、かつ油性感が少ない、軽くて良好な感触を付与
するヘア）　！Ｊ　−ト、メント組成物を得た。

実施例５ ヘアクリーム組成物：　（本発明品！０）０　水　　　
　　　　　　　　　　　　　バランス計　　　　　　　
　　　　　　　　　　　１　００．０本２：実施例１と
同じ （！！ｌ　　法ン 加温した０に、加温した■、■、■、■、■。

■、■の均一分散溶液を加えて冷却した後、■。

■を配合し、平滑性、柔軟性に優れ、べたつき感のない
、良好な感触を付与するヘアクリーム組成物を得た。

実施例６ スタイリングローション剤組成物＝（本発明品１１）■
　変性シリコーンン水性乳濁液１”　　　　２．０七チ
ルアルコール ジプロピレングリコール グリセリン 流動パラフィン 香　　料 ５、　Ｄ ６．０ １０．０ ３．０ ０．４ 変性シリコーンン水性乳濁液 アクリル樹脂 ポリエチレングリコール エタノール 香料 ２″４１．０ １、０ １、０ ２０．０ ０．３ 計 本４：実施例３と同じ １　０　０、０ （製　法） ■に攪拌下■、■、■、■、を加えて均一に分散し、次
に■を加え、さらに■を配合して、良好な感触で毛髪に
対し優れたヘアスタイル保持性を付与するセット剤組成
物を得た。

実施例？ コンディショニングムース組成物＝　（本発明品１２）
変性シリコーンン水性乳濁液 シリスチン酸イントリデシル ジプロピレングリコール グリセリン 流動パラフィン １”　　　　　１．０ １、０ １．０ ２．５ ２．５ 計　　　　　　　　　　　　　　　　　　１　００．０
本ｌ：実施例１と同じ 峠：実施例１と同じ （製　法） ■に■を加え加温する。さらに攪拌下、加温した■、■
、■、■、■、■の均一溶液を加えて冷却したのち、■
、■、＠を配合する。これをエアゾール用の缶に詰め、
噴射剤■を充填して、良好な感触を付与するコンディシ
ョニングムース組成物を得た。

以　　上 出願人　花　王　株　式　会　社 アルコール メチルパラベン 香料 噴射材（ＬＰＧ） 水 ５．０ ０．１ Ｏｏｌ １Ｏ６０ バランス

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、次の成分（Ａ）及び（Ｂ） （Ａ）次の一般式（ I ）、（II）又は（III） ▲数式、化学式、表等があります▼（ I ） ▲数式、化学式、表等があります▼（II） 〔式中、Ｒ＿１は、（ａ）▲数式、化学式、表等があり
   ます▼ （ここで、Ｒ＿７はメチル基又はエチル基を示し、ｐは
   アルキル基中の合計炭素数が８〜１６となる数を示す）
   で表わされる分岐アルキル基及び（ｂ）▲数式、化学式
   、表等があります▼（ここでｑは７〜１５の数を示す）
   で表わされる直鎖アルキル基の混合物で、その分岐率（
   ａ）／（ａ）＋（ｂ）が１０〜１００％である基を示し
   、Ｒ＿２及びＲ＿３はベンジル基、炭素数１〜３のアル
   キル基又は炭素数１〜３のヒドロキシアルキル基を示し
   、Ｒ＿４及びＲ＿５は、炭素数２〜１２のアルキル基を
   示し、Ｒ＿６は基▲数式、化学式、表等があります▼又
   は 炭素数１〜３のアルキル基を示し、Ｘ＾−はハロゲンイ
   オン又は有機アニオンを示す〕 ▲数式、化学式、表等があります▼（III） 〔式中、Ｒ＿８は（ｃ）▲数式、化学式、表等がありま
   す▼ （ここでｘは２〜１４の整数を示し、ｙは３〜１１の整
   数を示し、ｘとｙの和は９〜２１）もしくは、炭素数１
   〜３のアルキル基を示す。 Ｒ＿２、Ｒ＿３、Ｘ＾−は前記した意味を有する〕で表
   わされる分岐第４級アンモニウム塩の一種又は二種以上 （Ｂ）１分子中に少なくとも１個のアミノアルキル基及
   び少なくとも１個のヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル
   基、オキシアルキレン基又はポリオキシアルキレン基を
   有する変性シリコーン重合体 を含有する毛髪化粧料。 ２、（Ｂ）成分が次の一般式（IV） ▲数式、化学式、表等があります▼（IV） 〔式中、ｍおよびｎは分子量に依存する整数を示す〕 で表わされる平均分子量が３，０００〜１００，０００
   である変性シリコーン重合体である請求項１記載の毛髪
   化粧料。 ３、（Ｂ）成分が、変性シリコーン重合体の水性乳濁液
   として配合される請求項１又は２記載の毛髪化粧料。