JPH02271152A - 車両用無段変速機の速度比制御装置 - Google Patents

車両用無段変速機の速度比制御装置

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JPH02271152A
JPH02271152A JP1092132A JP9213289A JPH02271152A JP H02271152 A JPH02271152 A JP H02271152A JP 1092132 A JP1092132 A JP 1092132A JP 9213289 A JP9213289 A JP 9213289A JP H02271152 A JPH02271152 A JP H02271152A
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JP
Japan
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vehicle
speed ratio
speed
control
coasting
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JP1092132A
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English (en)
Inventor
Takehito Hattori
勇仁 服部
Katsumi Kono
克己 河野
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH02271152A publication Critical patent/JPH02271152A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2552/00Input parameters relating to infrastructure
    • B60W2552/15Road slope, i.e. the inclination of a road segment in the longitudinal direction

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  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、車両用無段変速機の速度比制御装置に関する
ものである。
従来の技術 エンジンの回転を無段階に変速して駆動輪へ伝達する無
段変速機は、通常、アクセルペダル操作量(スロットル
弁開度)および車速に基づいて決定された目標値が達成
されるように速度比が制御されるため、車両の急停止時
などにおいては速度比が充分に最減速側へ変更され得な
い場合がある。
これに対し、特開昭58−170958号に記載されて
いるように、車両の急停止時でも確実に最減速側へ速度
比を変化させるためにブレーキの作動信号が入力したと
きに無段変速機のダウンシフトを開始させるようにする
速度比制御装置が提供されている。この速度比制御装置
では、ブレーキの操作から車両の停止を予見して直ちに
速度比を最減速側へ変化させるのである。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記の速度比制御装置では、ブレーキの
作動信号を要件としていることから、車両が急な登板路
での惰行走行により急速に停止した場合にはブレーキが
操作されないために速度比を最減速側へ変化させる制御
が実行されない。このため、車両の急な登板路での惰行
走行による停止後には速度比が最減速側へ戻されていな
いために、再発進が不能となる場合があった。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり
、その目的とするところは、登板惰行走行時における停
止後において、車両の再発進を可能とする速度比制御装
置を提供することにある。
課題を解決するための手段 斯る目的を達成するための本発明の要旨とするところは
、エンジンの回転を無段階に変速して駆動輪へ伝達する
車両用無段変速機において、車両の停止に際しては前記
無段変速機の速度比を速やかに最減速側へ変化させる速
度比制御装置であって、(a)前記車両の登板惰行走行
を判定する登板惰行走行判定手段と、■)その登板惰行
走行判定手段により車両の登板惰行走行が判定された場
合には、前記無段変速機の速度比を最減速側へ変化させ
る速度比制御手段とを、含むことにある。
作用および発明の効果 ゛このようにすれば、車両の登板惰行走行が判定される
と、制御手段によって無段変速機の速度比が最減速側へ
変化させられるので、ブレーキが操作されていなくても
車両の急停止時に関連して無段変速機の速度比が最減速
側へ変化させられる。
このため、登板惰行走行による急停止後においてその登
板路での再発進が充分に可能となる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第2図において、エンジン10の動力は、ロックアツプ
クラッチ付流体継手12、ベルト式無段変速機(以下、
CVTという)14、前後進切換装置16、中間ギヤ装
置18、および差動歯車装置20を経て駆動軸22に連
結された駆動輪24へ伝達されるようになっている。
流体継手12は、エンジンIOのクランク軸26と接続
されているポンプ羽根車28と、CVT14の入力軸3
0に固定されポンプ羽根車28からのオイルにより回転
させられるタービン羽根車32と、ダンパ34を介して
入力軸30に固定されたロツタアッフリラッチ36と、
係合側油路322に接続された係合側油室33および解
放側油路324に接続された解放側油室35とを備えて
いる。流体継手12内は常時作動油で満たされており、
たとえば車速、エンジン回転速度、またはタービン28
の回転速度が所定値以上になると保合側油室33へ作動
油が供給されるとともに解放側油室35から作動油が流
出されることにより、ロックアツプクラッチ36が係合
して、クランク軸26と入力軸30とが直結状態にされ
る。反対に、上記車速等が所定値以下になると、解放側
油室35へ作動油が供給されるとともに保合側油室33
から作動油が流出されることにより、ロックアツプクラ
ッチ36が解放される。
CVT14は、その入力軸30および出力軸38にそれ
ぞれ設けられた同径の可変プーリ4・0および42と、
それら可変ブーIJ40および42に巻き掛けられた伝
動ベルト44とを備えている。
可変プーリ40および42は、人力軸30および出力軸
38にそれぞれ固定された固定回転体46および48と
、入力軸30および出力軸38にそれぞれ軸方向の移動
可能かつ軸回りの相対回転不能に設けられた可動回転体
50および52とから成り、可動回転体50および52
が油圧アクチュエータとして機能する一次側油圧シリン
ダ54および二次側油圧シリンダ56によって移動させ
られることによりV溝幅すなわち伝動ベルト44の掛り
径(有効径)が変更されて、CVT14の速度比e (
=出力軸38の回転速度N0uL/入力軸30の回転速
度N in)が変更されるようになっている。可変プー
リ40および42は同径であるため、上記油圧シリンダ
54および56は同様の受圧面積を備えている。通常、
油圧シリンダ54および56のうちの従動側に位置する
ものの圧力は伝動ベルト44の張力と関連させられてお
り、後述の第2調圧弁102によって調圧される第2ラ
イン油圧P2□が従動側油圧シリンダに供給されること
により、伝動ベルト44が、その滑りが発生しない範囲
で最適なベルト張力に維持される。
前後進切換装置16は、よく知られたダブルピニオン型
遊星歯車機構であって、その出力軸58に固定されたキ
ャリヤ60により回転可能に支持され且つ互いに噛み合
う一対の遊星ギヤ62および64と、前後進切換装置1
6の人力軸(CVTl4の出力軸)38に固定され且つ
内周側の遊星ギヤ62と噛み合うサンギヤ66と、外周
側の遊星ギヤ64と噛み合うリングギヤ68と、リング
ギヤ68の回転を停止するための後進用ブレーキ70と
、上記キャリヤ60と前後進切換装置16の入力軸38
とを連結する前進用クラッチ72とを備えている。後進
用ブレーキ70および前進用クラッチ72は油圧により
作動させられる形式の摩擦係合装置であって、それらが
共に係合しない状態では前後進切換装置16が中立状態
とされて動力伝達が遮断される。しかし、前進用クラッ
チ72が係合させられると、CVTl4の出力軸38と
前後進切換装置16の出力軸5日とが直結されて車両前
進方向の動力が伝達される。また、後進用ブレーキ70
が係合させられると、CVTl4の出力軸38と前後進
切換装置16の出力軸58との間で回転方向力ぐ反転さ
れるので、車両後進方向の動力が伝達される。
第2図に示す油圧制御回路は、上記車両用動力伝達装置
を制御するためのものであり、特願平1−33141号
に記載された油圧制御回路と同様に構成されている。第
3図は第2図の車両用動力伝達装置を制御するための油
圧制御回路のうち、CVTl4の速度比eを制御する変
速制御弁装置260を主として示している。図において
、第1調圧弁100により調圧された第1ライン油圧P
!6、および第2調圧弁102により第1ライン油圧P
f、よりも所定圧低く調圧された第2ライン油圧PJ2
2は、CVTl 4の速度比eを調節するために、変速
制御弁装置260により一次側油圧シリンダ54および
二次側油圧シリンダ56の一方または他方へ選択的に供
給されるようになっている。上記変速制御弁装置260
は変速方向切換弁262および流量制御弁(変速速度切
換弁)264から構成されている。なお、それら変速方
向切換弁262および流量制御弁264を駆動するだめ
の第4ライン油圧PI2.は第4調圧弁170により第
1ライン油圧P1.に基づいて発生させられるようにな
っている。
変速方向切換弁262は、第1電磁弁266によって制
御されるスプール弁であって、流量制御弁264との間
を接続する4本の第1接続路270、第1絞り271を
有する第2接続路272、第3接続路274、第4接続
路276にそ、れぞれ連通ずるボート278a 、  
278c 、  278e 。
278gと、ドレンに連通ずるドレンボート278bと
、第1ライン油圧pHが供給されるボー)278dと、
第2ライン油圧P12が供給されるボート278fと、
移動ストロークの一端(第3図の上端)である第1位置
と移動ストロークの他端(第3図の下端)である第2位
置との間において摺動可能に配置されたスプール弁子2
80と、このスプール弁子280を第2位置に向かつて
付勢するスプリング282とを備えている。上記スプー
ル弁子280には、各ボート間を開閉するだめの4つの
ランド279 a、  279 b、  279 c。
279dが設けられている。上記スプール弁子280の
スプリング282例の端面には大気に解放されているた
めに油圧が作用されていない。しかし、スプール弁子2
80の下端側の端面には、第1電磁弁266のオフ状態
、すなわち閉状態では第4調圧弁170により調圧され
た第4ライン油圧P1.が作用させられるが、オン状態
、すなわち開状態では絞り284よりも下流側が排圧さ
れて第4ライン油圧PRmが作用しない状態となる。
このため、第1電磁弁266がオン状態である期間は、
スプール弁子280が第2位置に位置させられてボート
278aとボート278bとの間、ボート278dとボ
ー)278eとの間がそれぞれ開かれるとともに、ボー
ト278dと2780との間およびボー1−278fと
278gとの間が閉じられるが、第1電磁弁266がオ
フ状態である期間はスプール弁子280が第1位置に位
置させられて上記と逆の切換え状態となる。
前記流量制御弁264は、第2電磁弁268によって制
御されるスプール弁であって、前記4本の第1接続路2
70、第2接続路272、第3接続路274、第4接続
路276にそれぞれ連通するボート286a、286c
、286d、286fと、−次側油圧シリンダ54に連
通ずるボート286bと、二次側油圧シリンダ56に連
通ずるボート286eと、移動ストロークの一端(第3
図の上端)である第1位置と移動ストロークの他端(第
3図の下端)である第2位置との間において摺動可能に
配設されたスプール弁子288と、このスプール弁子2
88を第2位置に向かつて付勢するスプリング290と
を備えている。上記スプール弁子28日には、各ポート
間を開閉するための4つのランド287a、287b、
287c。
287dが設けられている。このうち、ランド287b
とランド287Cの2つのランドは、機能的には1つの
ランドであるものが、絞り294を設けるために分割し
て構成されたものである。したがって、実質的には3つ
のランド(287aと287bおよび287Cと287
dと)がスプール弁子28日に設けられていることにな
る。変速方向切換弁262と同様に上記スプール弁子2
88のスプリング290側の端面には大気に解放されて
いるために油圧が作用されていない。しかし、スプール
弁子288の下端側の端面には、第2電磁弁268のオ
フ状態、すなわち閉状態では第4調圧弁170により調
圧された第4ライン油圧P14が作用させられるが、オ
ン状態、すなわち開状態では絞り292よりも下流側が
排圧されて第4ライン油圧F’1.aが作用しない状態
となる。このため、第2電磁弁268がオン状態(デユ
ーティ比が100%)である期間は、スプール弁子28
8が第2位置に位置させられてボー)286cとボート
286bとの間、ボート286rと286eとの間がそ
れぞれ開かれるとともに、ボート286aと286bと
の間およびボート286dと286eとの間が閉じられ
るが、第2電磁弁268がオフ状態(デユーティ比が0
%)である期間はスプール弁子288が第1位置に位置
させられて上記と逆の切換え状態となる。なお、第2電
磁弁268がオフ状態である期間においてボート286
cと286bが絞り294を通して僅かに連通させられ
ている。そして、二次側油圧シリンダ56は互いに並列
な絞り296およびチエツク弁298を介して第2ライ
ン油路82と接続されている。それらの互いに並列な絞
り296およびチエツク弁298は、二次側油圧シリン
ダ56内を相対的に高圧側とする減速変速のときや、エ
ンジンブレーキ走行時において、二次側油圧シリンダ5
6へ第1ライン油圧Pf、が供給されたとき、二次側油
圧シリンダ56内油圧p−ut (=p I!、+ )
が第2ライン油路82へ大量に流出して低下しないよう
にするためのものである。
したがって、第1電磁弁266がオンである状態では、
第3図の実線の矢印に示すように、第1ライン油路80
内の作動油は、ボー)278d、ボート278e、第3
接続路274、ボート286d、ボート286e、二次
側油路302を通して二次側油圧シリンダ56へ流入さ
せられる一方、−次側油圧シリンダ54内の作動油は、
−次側油路300、ボート286b、ボート286a、
第1接続路270、ボート278a、ボート278bを
通してドレンへ排出される。このことから、第1電磁弁
266がオンであるとCVTl 4の速度比eは減速方
向へ変化させられ、第2電磁弁268がオンであると緩
やかな減速変速、第2電磁弁268がオフ中あると速や
かな減速変速となる。
反対に、第1電磁弁266がオフである状態では、第3
図の破線の矢印に示すように、第1ライン油路80内の
作動油は、ボート278d、ボート278c、第2接続
路272、ボート286C、ボート286b、−次側油
路300を通して一次側油圧シリンダ54へ流入させら
れる一方、二次側油圧シリンダ56内の作動油は、二次
側油路302、ボート286e、ボート286f、第4
接続路276、ボート278g、ボート278fを通し
て第2ライン油路82へ排出される。このことから、C
VTl4の速度比eは増速方向へ変化させられ、第2電
磁弁268がオフであると緩やかな増速変速、第2電磁
弁268がオンであると速やかな増速変速となる。なお
、−次側油路300の第1調圧弁100への分岐点と流
量制御弁264のポート286bとの間には、第2絞り
273が設けられている。
第2図において、電子制御装置460は、本実施例の制
御手段として機能するものであって、図中の油圧制御回
路における前記第1電磁弁266および第2電磁弁26
8や、ロックアツプクラッチ36の係合制御のための第
3電磁弁330、第4電磁弁346を駆動することによ
り、CVTl4の速度比eおよび流体継手12のロック
アツプクラッチ36などを制御する。電子制御装置46
0は、CPU、、RAMSROM等から成る所謂マイク
ロコンピュータを備えており、それには、駆動輪24の
回転速度を検出する車速センサ462、CVTl4の入
力軸30および出力軸38の回転速度をそれぞれ検出す
る入力軸回転センサ464および出力軸回転センサ46
6、エンジン10の吸気配管に設けられたスロットル弁
の開度を検出するスロットル弁開度センサ468、シフ
トレバ−252の操作位置を検出するための操作位置セ
ンサ470、ブレーキペダルの操作を検出するためのブ
レーキスイッチ472から、車速Vを表す信号、入力軸
回転速度N i nを表す信号、出力軸回転速度N。a
tを表す信号、スロットル弁開度θいを表す信号、シフ
トレバ−252の操作位置P。
を表す信号、ブレーキ操作を表す信号がそれぞれ供給さ
れる。電子制御装置460内のCPUはRAMの一時記
憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラム
に従って入力信号を処理し、前記第1電磁弁266、第
2電磁弁268、第3電磁弁330、第4電磁弁346
を駆動するための信号を出力する。
電子制御装置460においては、たとえば第4図のメイ
ンルーチンに従い、ステップS1にて先ず初期化が実行
され、次いでステップS2にて各センサからの入力信号
等が読み込まれる一方、その読み込まれた信号に基づい
て車速(所謂駆動輪車速)■、入力軸30の回転速度N
 j n、出力軸38の回転速度N o u tが算出
されるとともに、それらN五、およびN0□からCVT
l4の速度比eが算出される。そして、ステップS3に
おいて、上記の入力信号条件に従って、フェイルセーフ
制御、ロックアツプクラッチ36のロックアツプ制御、
CVTl、4の通常の変速制御、車両袋、停正時に速度
比を急速に最減速側へ変化させるための急停止制御など
のいずれを実行するかが判断され、続くステップS4、
S5、S6、S7においてフェイルセーフ制御、ロック
アツプクラッチ36のロックアツプ制御、CVTl4の
変速制御、急停止制御が順次あるいは選択的に実行され
るとともに、上記の制御を実行するためにステップS8
において制御値が出力されて前記第1電磁弁266、第
2電磁弁268、第3電磁弁330、第4電磁弁346
がそれぞれ駆動される。
上記フェイルセーフ制御は、入力信号などの異常が検出
されたときに実行される。上記ロックアツプ制御では、
シフトレバ−252がPまたはNレンジへ操作されたと
き、車速Vが予め定められた値よりも低くなったときな
どにおいてロックアツプクラッチ36を解放する。上記
CVT14の変速制御では、たとえば燃費率および運転
性を両立させるための最適曲線に沿ってエンジン10が
作動するように予め求められた関係から、実際のスロッ
トル弁開度θいおよび車速Vに基づいて目標入力軸回転
速度N i n′を決定し、実際の入力軸30の回転速
度Niがその目標入力軸回転速度Nin”と一致するよ
うに、前記第1電磁弁266および第2電磁弁268を
駆動して速度比eをフィードバック制御する。
また、上記急停止制御は、車両の登板惰行走行により平
地走行に比較して急に停止した場合などにおいて1円滑
な再発進を可能とするために車両の停止に先立ってCV
Tl4の速度比eを最大速度にて最減速側へ変化させる
ものであり、たとえば第1図に示すように実行される。
すなわち、先ず、ステップSSIにおいて車両の減速度
Vが次式(1)に従って前回のサイクルにおいて求めら
れた車速Vi−1から今回のサイクルにおいて求められ
た車速Vlを差し引くことにより算出される。この場合
、減速度9は減速時に正の値となる。
v=vl−、−Vi     ・ ・ ・(1)次いで
、ステップSS2においては、アクセル操作量が零であ
るか否か、換言すればエンジン10のアイドル状態であ
るか否かがスロットル弁開度θthに基づいて判断され
る。ステップS32においてアイドル状態でないと判断
されると、ステップ5SIOにおいて急停止制御が解除
され且つステップ5S11においてフラグFが「0」に
リセットされた後、本急停止制御のサブルーチンが終了
させられるが、アイドル状態であると判断されると、ス
テップSS3においてブレーキ操作中であるか否かがブ
レーキスイッチ472からの信号に従って判断される。
本実施”例では、上記ステップSS2およびSS3が登
板惰行走行判定手段に対応する。ステップSS3におい
てブレーキ操作中であると判断された場合には、上記ス
テップ3310以下が実行されるが、ブレーキ操作中で
はないと判断された場合には、ステップ334において
車速Vが予め記憶された判断基準値v、以下であるか否
かが判断される。この判断基準値v1は、車両の登板惰
行停止時において急停止制御を実行しなくても速度比e
が充分に最減速側へ変化させられる車速領域の下限値を
示すものであり、たとえば45乃至50km/h程度の
値が採用される。
上記ステップSS4において、車速Vが判断基準値v、
より大であると判断された場合には、前記ステップ5S
IO以下が実行されるが、車速Vが判断基準値v、以下
であると判断された場合には、ステップSS5において
、予めROMに記憶された関係(B−MAP (v))
から実際の車速■に基づいて判断基準値Bが決定される
。この関係は、車両の登板惰行停止に際して最大速度で
速度比を最減速側へ変化させたとき、登板路において少
なくとも再発進可能な値まで速度比eを減速側へ変化さ
せ得る判断基準値を各車速毎に求めることにより予め実
験的に構成されたものであり、たとえば第5図の曲線に
より表される。本実施例では、第5図の関係がデータマ
ツプの形態で記憶されている。
続くステップSS6では、急停止制御継続中であるか否
かがフラグFがrl、にセットされているか否かにより
判断される。このステップSS6において急停止制御継
続中でないと判断された場合には、ステップSS7にお
いて、実際の減速度9が判断基準値Bを超えたか否かが
判断される。
しかし、ステップSS6において急停止制御継続中であ
ると判断された場合には、ステップ5SI2においてヒ
ステリシスαが判断基準値Bに付与された後、ステップ
5S13において、ヒステリシス付与後の判断基準値B
が負であるか否かが判断される。負でないと判断された
場合にはステップSS7が実行されるが、負であると判
断された場合にはステップ337が実行されることなく
ステップSS8の急停止制御が実行される。
上記ステップ337において、実際の減速度9が判断基
準値Bを超えていないと判断された場合には、前記ステ
ップ5SIO以下が実行されるが、実際の減速度!が判
断基準値Bを超えたと判断された場合には、ステップS
S8の急停止制御が実行されるとともに、ステップSS
9にてフラグFが「IJにセットされる。上記ステップ
SS8のや、停止制御では、速度比制御に拘わらず優先
的に前記第1電磁弁266がオン且つ第2電磁弁268
がオフとされて、速度比eが最大速度で最減速側へ変化
させられる。本実施例では、上記ステップSS8が、車
両の登板惰行走行が判定された場合にCVTl 4の速
度比eを最減速側へ変化させる速度比制御手段に対応す
る。
上述のように、本実施例によれば、ステップSS2、S
S3、SS7により急停止制御が必要とされるような車
両の登板惰行が判定されると、CVTl4の速度比eが
最大速度で最減速側へ向かって変化させられるので、登
板路における再発進が可能となるのである。
しかも、登板路にてブレーキ操作が行われることにより
停止する場合は、ブレーキが作動する前に本実施例のス
テップSS2乃至SS8の制御が実行されるご七により
、速度比eが減速側へ変化させられるので、ブレーキ作
動以後には、速度比eが一層小側(減速側)へ変化させ
られる利点がある。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の説
明において前述の実施例と共通する部分には、同一の符
号を付して説明を省略する。
前述の実施例では車両の登板惰行走行が判定されると速
度比eが最減速側へ最大速度で変化させられていたが、
車両の登板惰行走行が判定されると、その時の入力軸回
転速度N、14が維持されるように速度比eが調節され
てもよい。第6図は、その−例を示している。図におい
て、ステップSTl乃至ST9は、第1図のステップS
SI乃至SS7、ステップ3312およびSS工3と同
様である。但し、ステップST5において用いられる関
係(B ’ =MAP (v))は、例えば第5図の1
点鎖線に示されるものであり、車両の登板惰行走行が判
定されたときの入力軸回転速度N1aLdが維持される
ように速度比eが調節されたとき、その登板路の再発進
が可能となる値まで速度比eが減速側へ変化させられる
ように予め求められたものである。上記の関係により求
められる判断基準値B′は、前述の実施例の判断基準値
Bよりも小さい。・ ステップST7までの判断が否定された場合には、ステ
ップ5TIOにおいて、登板惰行走行が判定されたとき
の入力軸回転速度の内容を示すレジスタN、14の内容
がr□、とされた後、ステップ5TIIにおいて通常の
速度比制御が実行される。この速度比制御では、たとえ
ば燃費および運転性を考慮した最適曲線に沿ってエンジ
ン10を作動させるために予め求められた関係(Ni−
=f(θい、  v、  Ps ) )から、実際のス
ロットル弁開度θい、車速V、シフト位置P8に基づい
て目標回転速度N i n  を決定し、実際の入力軸
回転速度N i nが目標回転速度N i n  と一
致するように速度比を調節する。
ステップST7の判断が肯定された場合、すなわち車両
の登板惰行走行が判断された場合には、ステップ5T1
2において、レジスタNLA□O内容が「0」であるか
否か、換言すれば登板惰行走行判定時(登板惰行走行開
始時)の入力軸回転速度N i h L dが決定され
ていないか否かが判断される。
N i n t aの内容がr□、でないと判断された
場合には、既に登板惰行走行判定時の入力軸回転速度N
i ntdが決定されている状態であるので、後述のス
テップ5T16が実行されるが、N i、、tlの内容
がr□、であると判断された場合には、未だ登板惰行走
行判定時の入力軸回転速度N 1fitdが決定されて
いない状態であるので、絖<ステップ5T13において
、ROMに用意された所定の格納場所(レジスタ)内に
、登板惰行走行判定時の実際の入力軸回転速度N i 
nをNI+stlとして記憶する。
ステップ5T14では、上記のようにして決定された登
板惰行走行判定時の入力軸回転速度N i nt4が制
御範囲の上限値N i n”以下であるが否がか判断さ
れる。上記N i n t 4が制御範囲の上限値N 
i n“以下であれば、ステップ5T16が実行される
が、N1fi□が制御範囲の上限値N i n1以下で
ない場合(超える場合)には、ステップ5T15におい
て登板惰行走行判定時の入力軸回転速度N i n□が
制御範囲の上限値N i n″に制限された後、ステッ
プ5T16が実行される。
ステップ5T16では、登板惰行走行による急速な減速
過程において入力軸回転速度N、、(=エンジン回転速
度N、)を登板惰行走行判定時の入力軸回転速度N I
 n t dと一致させるように、換言すれば偏差ΔN
t−(−Ni□a  N1fi)が零となるように、変
速モードおよびデユーティ比が、たとえば第7図のフロ
ーチャートにしたがって決定される。図において、ステ
ップSUIでは実際の制御偏差ΔNi、1(=Ni、1
.−Nifi)が算出されるとともに、ステップSU2
では、実際の制御偏差ΔN、Rに基づいて第8図に示す
複数種類の変速モードのいずれかが決定される。この選
択方法は、それらの複数種類の変速モードに対応した斜
線領域のうち、制御偏差ΔN i +sを含むものの変
速モードが選択される。そして、ステップSU3におい
て変速モード(ロ)が選択されたか否かが判断されると
ともに、ステップSU4において変速モード(ホ)が選
択されたか否かが判断される。変速モード(ロ)が選択
されていると判断された場合には、ステップSU5にお
いて、第2電磁弁26日のデユーティ比り、、(%)が
次式(1)に従って算出される。また、変速モード(ホ
)が選択されている場合には、ステップSU6において
、第2電磁弁268のデユーティ比DIが次式(2)に
従って算出される。
D 、= 100  K +・ΔN i n   ・・
・(1)D=t=    K!  ・ ΔN五、   
       ・ ・ ・ (2)但し、K、およびに
2は定数である。
上記のようにして変速モード或いはデユーティ比Ds!
が決定されると、第4図のステップS8において、その
変速モード或いはデユーティ比り。
が得られるように、第1電磁弁266および第2電磁弁
268が駆動される。
そして、以上のステップが繰り返し実行されることによ
り、車両登板惰行走行時の速度比制御が実行されるので
ある。
本実施例によれば、ステップST2、Sr1、Sr1に
おいて最減速側への速度比制御が必要とされるような登
板惰行走行が判定されると、登板惰行走行開始時の入力
軸回転速度N Int4としてその時の実際の入力軸回
転速度N i nが採用され、且つステップ5T16に
おいてそのN、□4と実際の入力軸回転速度N、、、と
が一致するように速度比eが制御される。このため、登
板惰行走行による急停止時に際しては、速度比が速やか
に最減速側へ変化させられるので、登板路における再発
進が充分に可能となる。本実施例では、上記ステップ5
TI6が、車両の登板惰行走行が判定された場合にCV
T14の速度比eを最減速側へ変化させる速度比制御手
段に対応する。
なお、ステップ5T16における中間速度の減速変速モ
ード(ロ)では第2電磁弁268のデユーティ比り、z
は前記(1)式から決定されているが、(1)式の定数
(ゲイン)K、は、たとえば第9図の実線に示す函数に
より決定されてもよい。具体的には、第9図に示す関係
を予めROMに記憶し、その関係から実際の車速Vに基
づいて上記に1を決定するステップをたとえば前記ステ
ップST7と5T16との間に設けれるのである。この
ようにすれば、車両の登板惰行走行による停止に際して
一層速やかに速度比eを最減速側へ変化させることがで
きる利点がある。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて説明したが、
本発明はその他の態様においても適用される。
たとえば、前述の第1図および第6図の実施例では、エ
ンジン10がアイドル状態であるか否か、ブレーキが操
作されているか否か、および減速度9が判断基準値Bあ
るいはB′を超えたか否かに基づいて車両の登板惰行走
行が判定されていたが、上記減速度!に替えて、たとえ
ば、加速度針からの出力値や、制動液圧値、ブレーキペ
ダルの踏力値などの実質的に車両の減速度を表すことが
できる他の変数が用いられてもよく、また、他の条件に
基づいて登板惰行走行が判定されてもよいのである。
また、前述の第6図の実施例では、車両の登板惰行走行
時には、登板惰行走行判定時の入力軸回転速度N Ln
L4と実際の入力軸回転速度N1とが一致するように速
度比eが調節されていたが、必ずしも一致させられなく
てもよく、実際の入力軸回転速度N i nが登板惰行
走行判定時の入力軸回転速度N LnL4近傍の値とな
るように速度比eが制御されても一応の効果が得られる
。また、登板惰行走行開始時からの時間経過とともに速
度比制御の目標値である上記登板惰行走行判定時の入力
軸回転速度N 1nL4を徐々に減少させてもよい。
また、前述の第1図の実施例と第6図の実施例との両方
を車両に適用してもよム。この場合には、BIB ’で
あるから減速度ψに応じて第1図の制御と第6図の制御
とが順次実行される。
また、前述の第1図または第6図の実施例の制御と、ブ
レーキ信号により速度比eを最大速度でダウンシフトさ
せる形式の急停止制御とを組み合わせて用いてもよい。
この場合には、ブレーキ操作の前に速度比eが速やかに
最減速側へ向かって変化することが開始されているので
、再発進性能が一層向上する利点がある。
また、前述の実施例においては、変速制御弁装置260
により第1ライン油圧Pf、および第2ライン油圧P2
□を一次側油圧シリンダ54および二次側油圧シリンダ
56の一方または他方へ選択的に作用させる形式の車両
について説明されていたが、特開昭60−95262号
に記載されているように、二次側油圧シリンダにはライ
ン油圧が常時作用させられ、変速制御弁が一次側油圧シ
リンダ内へ作動油を供給しあるいはその一次側油圧シリ
ンダ内の作動油を排出することによりCVTの速度比を
制御する形式の車両であってもよいのである。
また、前述の実施例では、目標値N 、 、11に実際
の入力回転速度N i nを一致させることにより速度
比のフィードバック制御が実行されていたが、e1=N
out /Nz−であるから、目標速度比allに実際
の速度比eを一致させる制御でも、実質的に全く同じで
ある。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり
、本発明はその精神を逸脱しない範囲において種々変更
が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第4図の制御作動の要部を説明するフローチ
ャートである。第2図は、本発明の一実施例の速度比制
御装置が備えられた車両用動力伝達装置を示す図である
。第3図は、第2図の装置における油圧制御回路図の一
部であって、変速制御弁装置の構成を詳しく示す図であ
る。第4図は、第2図の実施例の制御作動を説明するフ
ローチャートである。第5図は、第1図の作動説明にお
いて用いられる関係を示す図である。第6図は、本発明
の他の実施例を示す第1図に対応する図である。第7図
は、第6図の速度比制御作動を説明するフローチャート
である。第8図は、第7図の変速モードを説明する図表
である。第9図は、本発明の他の実施例におけるゲイン
を決定するための関係を示す図である。 14 : CVT (ベルト式無段変速機)460:電
子制御装置(速度比制御手段)出願人  トヨタ自動車
株式会社 第4囚 第5図 u  %″′ 第9図 木 !lL連y

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 エンジンの回転を無段階に変速して駆動輪へ伝達する車
    両用無段変速機において、車両の停止に際しては前記無
    段変速機の速度比を速やかに最減速側へ変化させる速度
    比制御装置であって、前記車両の登板惰行走行を判定す
    る登板惰行走行判定手段と、 該登板惰行走行判定手段により車両の登板惰行走行が判
    定された場合には、前記無段変速機の速度比を最減速側
    へ変化させる速度比制御手段と、を含むことを特徴とす
    る車両用無段変速機の速度比制御装置。
JP1092132A 1989-04-12 1989-04-12 車両用無段変速機の速度比制御装置 Pending JPH02271152A (ja)

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JP1092132A JPH02271152A (ja) 1989-04-12 1989-04-12 車両用無段変速機の速度比制御装置
US07/502,625 US5085104A (en) 1989-04-12 1990-04-02 Hydraulic control apparatus for vehicle power transmitting system

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ID=14045907

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JP1092132A Pending JPH02271152A (ja) 1989-04-12 1989-04-12 車両用無段変速機の速度比制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7729837B2 (en) 2007-04-12 2010-06-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control apparatus and method for continuously variable transmission

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7729837B2 (en) 2007-04-12 2010-06-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control apparatus and method for continuously variable transmission

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