JPH02267232A - 連続焼鈍方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、直火加熱炉と間接加熱炉とを配置した薄鋼帯
の連続焼鈍方法に関するものである。

（ロ）従来技術 近年、薄銅帯の３！！続焼鈍ラインおよび溶融亜鉛メツ
虞・ラインの連続焼鈍炉において、銅帯に直接火炎を当
てる直火還元加熱法が採用されつつある。

第２図にその連続焼鈍の代表例を示す６連続焼鈍炉１０
は入側より予熱炉１、直火炉２、間接加熱炉３、均熱炉
４、およびそれ以降の冷却設備等（図示せず）からなっ
ている。

鋼帯５は、まず直火加炉２の排ガスを用いて予熱炉１に
おいて温度１００〜４００℃に予熱される。

続いて間接加熱炉３において水素を２〜３５％含んだ窒
素中の雰囲気でラジアンＩ・チューブにより、７５０〜
８００°Ｃまで加熱され、続いて上記雰囲気中の均熱炉
４で均熱される。

直火還元加熱炉２は、通常、コークス炉ガスを空気比１
．０以下でＷ、接燃焼させ、鋼帯５に火炎を当て還元さ
れる炉である。そのさいの排ガスはＮ２０．ｃｏ２が含
まれており、に点の高い弱酸化性の雰囲気となっている
。

一方、間接加熱炉３は、鋼帯５が酸化しないように、Ｎ
２とＮ２の雰囲気にある６通常、ガス流れは、間接加熱
炉３から直火加熱炉２に流れるように、予熱帯１からガ
スを排出している。しかし、直火加熱炉２では、ガスを
直接炉内で燃焼させるために、流入ガス量は非常に多く
、また、燃焼量を変化させるさいに、直火の排ガスが間
接加熱炉３に逆流し、間接加熱炉３で鋼帯５が酸化され
る開門があった。

そのため、特開昭６０−１７０２０号公報では、直火加
熱炉と間接加熱炉との間に両炉より高い内圧に保たれる
中間室を設けることを開示している。しかし、中間室の
みでは、排ガスの逆流を防ぐことは不可能である。一定
間障のシール板は、間隔を狭くしておかなければ効果が
ない、しかし、実際に２０［１ｆｆｉ程度の間隔にすれ
ば、銅帯の溶接部（寸法変化部）では形状が悪いためシ
ール板に接触し、疵が発生する。同様に、シール・ロー
ルでも疵の発生は避けられない、特に、直火炉は通常露
点が高く、直火炉側のシール・ロールはピックアップ疵
が発生しやすい、また、中間室に排ガスが流入しなさい
、内圧が高いため、排ガスは間接加熱炉へと流れ込む、
さらに、中間室の内圧を高くすることにより、雰囲気ガ
ス流れは、間接加熱炉から冷却帯へと向かい冷却＃制御
が困難になる。そのため、この方法は実用的ではない。

（ハ）発明が解決しようとする課題 本発明が解決しようとする課題は、連続焼鈍炉において
、直火加熱炉の燃焼後の排ガスが間接加熱炉に逆流しな
いように、また、間接加熱炉からの排ガスが均熱炉に渣
太しないようにする方法を得ることにある。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明の連続焼鈍方法は、直火加熱炉と間接加熱炉とを
配置した連続焼鈍炉において、前記両炉の間に中間ロー
ル室を設け、該中間ロール室の入口および出口のうちの
少なくとも一方に開閉自在のダンパを設け、前記直火加
熱炉の炉内圧力の変化に応答して前記ダンパの開度を加
減制御することからなる手段によって、上記課題を解決
している。

（ホ）実施例 第１図および第３図から第５図までを参照して、本発明
の連続焼鈍方法の実施例について説明する。

まず、第１図に示すように、本発明の連続焼鈍方法は、
直火加熱炉２と間接加熱炉３とを配置した連続焼鈍炉１
０において、両炉２．３の間に中間ロール室６を設け、
中間ロール室６の入口および出口のうちの少なくとも一
方に開閉自在のダンパ７を設け、直火加熱炉２の炉内圧
力の変化を圧力計１２で検出し、ダンパ７の開度を制ａ
ｌｌ装置１１によって加減制御することを特徴としてい
る。

第３図に示すように、直火加熱炉２と間接加熱炉３との
開に設けた中間ロール室６の入口および出口のうちの少
なくとも一方（図示例では出入口両方）に、開閉自在の
ダンパ７を設置する。

ダンパ７の各実施例を第４図に示す、（Ａ）図は、炉壁
６１にスリット６１１を設け、スリット６１１に滑動自
在にスライド板７１を挿入し、スクリュ・シャフト等の
駆動ユニット８によって開度１を加減する構造のダンパ
７を示す、（Ｂ）図は、炉壁６１に回動板７２を回転自
在に収り付け、駆動ユニット（図示せず）によって開度
１を加減するｍ造のダンパ７を示す。

（Ｃ）図は、回動板７２を２枚設け、圧力変動を吸収で
きる［衝空間７２１を形成した例を示す。

（Ｄ）図は回動板７２を複数枚設け、緩衝空間７２１を
複数形成した例を示す。

直火加熱炉２で定常的に燃焼を行っている場合は、ダン
パ７を開放しておき、間接加熱炉から雰囲気ガスが流入
するようにする。しかし、直加熱炉２で急激な燃焼を行
えば、遠方にある予熱炉１の排ガス・ダンパ制御では追
いつかないため、直火加熱炉２内の圧力が急に上昇し、
間接加熱炉３、さらには均熱炉４まで露点が高い雰囲気
となり、銅帯が酸化する。従来は、ダンパ部は解放のま
まか、または少し絞った構造となっていたため上記現象
が発生していた。

そこで、直火加熱炉２で急激な燃焼を行う直前に、ダン
パ７の開度１を最大６００州から２０１１Ｉ１ｍに閉じ
た場合、中間ロール室６の炉圧はほとんど変わらず、直
火の排ガスが間接加熱炉３に逆流する現象はなくなった
。

発明者等の実施した試験結果の一例を第５図に示す、直
火加熱炉２の前半のバーナの焚１をＱ　％から１００％
まで急激に増加した場合、間接加熱炉３の最下部に設置
した。ＣＯ２分析計９（第３図）の計測値はダンパ開度
１に応じて第５図に示すように変化した。したがって、
ダンパ７の開度１を小さくすることによって２直火加熱
炉２の排ガスが逆流する現象は完全に防止される。その
結果、直火加熱炉２での急速燃焼変更の場合でも、銅帯
表面は酸化しなかった。常時、ダンパ開度オを２０ｍに
した場合も、定常加熱時および急速加熱時ともに＃４帯
表面は酸化しなかった。

連続焼鈍操業時には板速度変更や、板形状の悪化等種々
の外乱があるため、鋼帯５がダンパ７に接触し表面疵が
発生するおそれがある。そこで、本発明のように直火で
急速燃焼変更時のみダンパ開度１を小さくし、定常加熱
時に開度１を最大にする方法が有効である。さらに、保
守時にダンパ７を解放しておけば、修理が容易にできる
。

（へ）効果 本発明の方法によれば、連続焼鈍炉において、直火加熱
炉での急激な燃焼変更時でも、表向性状の良好な鋼帯が
得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法を適用した連続焼鈍炉のｍ略構成
説明図、第２図は従来の連続焼鈍炉の概略構成説明図、
第３図は本発明にもとづく中間ロル室の縦断面図、第４
図は本発明の方法に用いる各種ダンパの説明図、第５図
は本発明の方法の効果を示すグラフ。 １：予熱炉　　　　　　２：Ｗ、大別熱炉３：間接加熱
炉　　　　４：均熱炉 ５：鋼帯　　　　　　　６：中間ロール室７：ダンバ　
　　　　　８：駆動ユニット９：ＣＯ２分析計　　　１
０＝連続加熱炉１２：圧力計　　　　　７１＝スライド
板７２：回転板 （外４名） 第１図 第２図 ダンパＭυ隻ｌ（勿功）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 直火加熱炉と間接加熱炉とを配置した連続焼鈍炉におい
   て、前記両炉の間に中間ロール室を設け、該中間ロール
   室の入口および出口のうちの少なくとも一方に開閉自在
   のダンパを設け、前記直火加熱炉の炉内圧力の変化に応
   答して前記ダンパの開度を加減制御することを特徴とし
   た連続焼鈍方法。