JPH02266597A - ファン

Info

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、電子装置の冷却を目的とする小形ファンの構
造に関する。

〔従来の技術〕

従来のファンは、第４図に示すように、固定のためには
ネジを使用し、電気的接続のためには。

ケーブルとコネクタを使用する構造となっていた。

なお、「機械設計Ｊ１９８８−５月号、Ｐ６６〜ｐ７７
においても、ファンはブラシレス化やアラーム等の付加
機能面での改良がなされてきているが、実装や接続手段
の簡易化については言及されていない。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、ファンをプリント基板上に直接搭載す
る点については、配慮されておらず、組立作業時に、ネ
ジ締め作業、配線端末処理作業が必要となり１組立作業
性を低下させる要因となっていた。

本発明の目的は、この組立作業性を向上させることにあ
る。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、ファンをプリント基板上に
搭載するようにし、そのための半田付けにより固定する
ための端子、電気的に接続するための端子を備える構造
としたものである。

さらにファン自身の回転による振動が、プリント基板の
半田付は信頼性に影響を与えないよう、端子とファン本
体間で緩衝効果を持たせる構造としたものである。

〔作用〕

固定用端子の半田付けによってネジ固定の代替えとし、
電気的接続端子の半田付けによって、配線処理の代替え
として機能することで、従来簿造に替わる固定、接続を
実現することができる。

〔実施例〕

本発明の実施例を第１図〜第３図により説明する。第１
図は本発明によるファンの見取り図であり、ファン本体
１、固定用端子２、電源用端子３からなる。実装はプリ
ント基板に搭載して、固定用端子２および電源用端子を
半田付けして行う。

プリント基板には、ＩＣ等他の電気、電子部品が半田付
けにより搭載されている為、ファンの回転による振動が
伝達して、半田付は部に悪影響を与えぬよう配慮する必
要がある。第２図に、その実施例を示す、ファン外装樹
脂４に緩衝材を埋込み、そこから固定用端子を取り出す
ようにした。

またファンの電源用端子３のプリント基板への半田付は
部に対しても同様の配慮が必要であり、第３図にその実
施例を示す、電源用端子３の途中を成形して、ファン本
体１の振動を吸収させ、半田付は部へのストレスを緩和
させる。

第４図は従来実施例を示す。実装はネジ８によって筐体
部分に取付け、さらに電源ケーブル６の先端に取付けら
れたコネクタ７を電源に接続することにより行う。

〔発明の効果〕

両者を比較すれば明らかなように１本発明によれば、フ
ァンの組込みに要する作業時間を大幅に低減することが
でき、さらに信頼性の高い接続を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の斜視図、第２図は第１図の
固定用端子部の断面図、第３図は第１図の側面図、第４
図は従来例の斜視図である。１・・・ファン本体、２・・・固定用端子、３・・・電
源用端子、４・・・ファン外装樹脂、５・・・緩衝材、
６・・・電源ケーブル、７・・・コネクタ、８・・・ネ
ジ。

【特許請求の範囲】

１．プリント基板上に搭載するファンで、半田付けによ
り固定するための端子と電気的に接続するための端子を
備え、さらに、その端子とファン本体の間は、機械的振
動に対する緩衝構造で接続されていることを特徴とする
ファン。