JPH02266288A - 物品識別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、物品にとりつけて、その物品の４主類や数量
を識別する装置に関する。

〔従来の技術〕

物品にマーカーをとりつけ、このマーカーヲソの物品の
数量の検出もしくは物品の俗離防止に利用することが知
られている。例えばアモルファス磁性薄帯や細−をマー
カーとしてとりつけた物品を、５ｅ流＠場を通過させて
磁場の変動を検出するものであり、この方式は盗難防止
用システムとして実用化されている。第５図はこの俗離
防止用システムの概略図、第６図は俗離防止用マーカー
の横取例を示す。第５図において俗離防止用システムは
物品２にとりつけら几たマーカー１とマーカー１が呼掛
帯域１１を通過した場合、マーカー１を検知する様ｐ４
整された計測器群とからなる。

物品２１例えば衣類、書籍などが店内に陳列されている
。各物品２には第６図ζこ示す様な構成のマーカー１が
取り付けられている。このマーカー１はリボン状の非晶
質強磁性体ストリップ１２とこの非晶質強磁性体ストリ
ップ１２上に１個または２個以上の小型の磁化しつる結
晶金属強磁性材料１３とからなっている。

物品２が無断で店内から持ち出された場合、物品２は出
口１０の手前に位置する呼掛帯域１１を通るわけである
が、この呼掛帯域１１は励磁コイル９によって発生する
交流磁場帯域であるので、物品２にとりつけられたマー
カーｌの非晶質強磁性スト１ツブ１２が磁化され、交流
磁場の周波数に応じた磁束を発生し、検知コイル８にマ
ーカー１が呼掛帯域１１ｆこ存在することを示す識別信
号を与える。

この識別信号により警報器が作動し、盗難を防止するこ
とができる。なお、この時マーカー１の結晶金属磁性材
料１３は磁化しない様に高い保磁力をもっているものが
用いられる。一方、物品２が適正ζこ料金を支払われる
ならば、支払いの際物品２は金銭登碌機３とＸ線５によ
り電気的に接続している奪活システム４の開口６内へ置
かれ、マーカー１の結晶金属強磁性材料１３が水入磁化
するだけの磁場がかけられる。この磁化に伴ない、マー
カー１の非晶質強磁性体スｌ−ＩＪツブ１２はバイアス
をかけられ、マーカー１の透磁率は実質的に低下する。

この状態ではマーカー１が呼掛帯域１１に入っても識別
信号は検知コイル８−こ与えられないから、物品２が適
正に料金を支払われて店外へ持ち田されるならば、物品
２にとりつけられたマーカー１が呼掛帯域１１を通過す
ることζこよって誉報器が作動することはない。

〔発明が解決しようとする課題〕

以上のように物品にとりつけたマーカーは従来その物品
の有無もしくは数量の恢邑のみに用いられており、物品
自体を認知して種類まで識別することはできない。しか
し、例えば種類の異なる製品の流れるラインなどでは、
その製品を種類に応じて分類する過程がｌ要となり、そ
のためにはマーカーにその機能を持たせなければならな
い。

不発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目
的は物品にマーカーを取りつけること（こよって、物品
の有無や数量のみでなくｆ４１類の識別が可能な物品識
別装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するために不発明の物品識別装置は以下
の各部構成部を有する。

１）二つの滑車の外周に沿って張り渡し、磁気マーカー
を貼付した物品を載せて、この物品を一定方向に走行さ
せるベルト。

ｉｔ　）このベルトの全長に設け、マーカーを貼付した
物品をベルト上の所定の位置で走行させるガイド。

ｉｉｉ　）ベルトの側方近坊に配置し、物品に貼付され
たマーカーの通過時に、このマーカーを磁化する交流磁
場帯域を形成する励磁コイル。

Ｖ）この励磁コイルに接続し、助出電流を供給する交流
電源。

■）ベルトをはさんで励磁コイルと対向配置し、マーカ
ー２よび交流磁場帯域から生ずる誘起電圧をとり出す検
出コイル。

Ｖｌ）？Ｍ出ココイル接続し、誘起電圧のピーク値を読
みとる電子回路部。

〔作用〕

本発明の装置を用いるときは、各物品毎にヒステリシス
曲線の異なる磁気マーカーを貼付した物品をガイドによ
ってベルト丘の一定の位置を順次走向させ、励磁コイル
が発生する交流磁場帯域を通過させて磁気マーカーを磁
化する。このとき検出コイルには各物品毎に貼付しであ
る各磁気マーカーｌこ応じたパルス電圧と、励磁コイル
から生ずる父流出界による誘導起電圧を加えた電圧が誘
起される。この検出コイルからとり出すことができる誘
起電圧のビーク櫃は各磁気マーカー毎に異なる１直を示
すので、これを′電子回路で読みとることにより各物品
の識別を行なうことが可能となる。

〔実施例〕

以下不発明を実施例に基づき説明する。

第１図は本発明の物品識別装置の９部構成を示した外観
図である。第１図ｆこおいて、この装置は二つの滑車１
４の間に張り渡したベルｌ−１５を有し、このベルｌ−
１５上の全長１こガイド１６を設けてあり、ベルト１５
の側方近傍に励磁コイル１７を設置してこれに交流電源
１８を接続し、ベルト１５をはさんで励磁コイル１７と
対向配置した検出コイル１９およびこの検出コイル１９
に接続した電子回路部美を備えている。

このｆｆｌ［を用いて物品の識別を行なうには、滑亜１
４の回転によってベルト１５を矢印の方向に走行させ、
このベル目５上に、例えばＣＯ基非晶質合金からなる細
線または薄帯の磁気マーカー２１を貼付した物品ρを載
せると、ベルト１５とともに磁気マーカー２１も矢印方
向に走行するが、このとき物品ｎをガイド１６に沿って
載置し、物品ｎを常にベルト１５上の所定の位置を走ら
せるようにする。そして励ｍコイル１７には交流電源１
８により一定の周波数で交流電圧を印加し、点線で示し
た領域に又部磁場帯域乙を発生させておく。

次善ここの装置を用いて物品ｎを識別するための基本的
な作動（こりいて述べる。第２図（ａ）　＋　（ｂ）　
＋　ｔｃ）　。

ｔｄ）は磁気マーカー２１として用いられ、各物品乙に
貼付される磁性細研などが有するそれぞれ異なる磁気ヒ
ステリシス曲線を示した図である。例えば第２図（ａｌ
　、　（ｂ）　、　（ｃ）　、　（ｄｌなどのように各
物品２２についてそれぞれ磁気特性の異なる材料の磁気
マーカー２１を用いると、各磁気マーカー２１が励磁コ
イル１７が発生する父Ｒ，研界により磁化されたききに
、その磁束変化によって検出コイル１９には第３図（ａ
）〜（ｄｌの線図に示すように、異なるパルス電圧波形
が誘起される。第３図（ａｌ　、　（ｂｌ　、　（ｃ）
　、　（ｄ）はそれぞれ第２図１ａｌ　、　（ｂ）　、
　（Ｃ１！　（ｄ）に対厄し、縦軸は誘起電圧−横軸は
時間を表わす。したがって、第１図に示したように、磁
気マーカー２１を貼り付けた物品ｎはガイド１６に沿っ
て矢印の方向に進み、励磁コイル１７により発生する交
流磁場帯域乙を通過するとき、検出コイル１９に誘起さ
れる電圧は、励磁コイル１７から発生する又部磁場によ
り誘起される＠誘起電圧と、磁気マーカー２１の磁束変
化（こより誘起されるパルス電圧を加えたものとなる。

この検出コイル１９に生じる部製起電圧のピーク値を縦
軸、交流磁場の周波数を横軸にとると第４図の奪回に示
すように、第２図の磁気特性が異なる磁気マーカー１５
の材料（ａｌ　、　（ｂｌ　、　（ｃｌ　、　（ｄｌで
は、これらに対応してそれぞれ異なる直線（ａ）　、　
（ｂｌ　、　（ｄ　、　（ｄ）が描かれる。

そこで例えば励磁コイル１７ｆこより発生する又部磁場
の周波数を第４図に示したようにｆｏに設定すると、検
出コイル１９に誘起される電圧のピーク値は、第２図の
磁気ヒステリシス曲線をもつ各磁気マーカー２１の拐料
（ａ）ではＡ、（ｂｌではＢｅ（ｃｌではＣ１（ｄ）で
はＤとなりそれぞれ異なった値が得られる。

したがってこれらの値を第１図の電子回路部加で読み取
ることにより磁気マーカー２１をとりつけた物品２の識
別を行うことができる。ただし、ベル１−１５の幅方向
に関して磁気マーカー２１と検出コイル１９との距離が
変ると、磁気マーカー２１が同一の磁気特性をもってい
たとしても検出コイル１ｑ＋こ誘起される電圧のピーク
値は変わるので、このピーク値の変動を防ぎ物品乙の識
別を確実に行うためには、物品乙に貼りつけた磁気マー
カー２１が常にベルト１５の幅方向について、検出コイ
ル１９と一足の距離を保って交流磁場帯域羽を通過させ
なけれはならない。そのために不発明の装置では第１図
に示したように、ベルト１５上にガイド１６を設け、こ
のガイド１６に沿って物品ｎを矢印の方向に進行させ、
磁気マーカー２１が常にベルト１５の幅方向において一
定の位置を保ちながら又部出湯帯域ｎを通過するように
しである。

〔発明の効果〕

従来、マーカーをとりつけて物品の検出を行なう装置は
、その物品の有無と数量のみを知るものであったが、本
発明の装置では実施例で述べたように、各物品毎に磁気
特性の異なる磁性材料をマーカーとしてとりつけ、これ
らをベルトに載せガイドに沿って常にベルト上の一定位
置を次々に走行させ、その途中で励磁コイルが発生する
交流磁場帯域を通過させて、各磁気マーカーを磁化しそ
れぞれ異なる大きさの磁束を発生させるようにしたため
に、検出コイルに誘起される電圧のピーク値は、％凪気
マーカー毎に異なる一定値が得られるので、このピーク
値を読みとるだけの簡単な電子回路によりて、磁気マー
カーを貼付した各物品は、単に有無や数量の検出だけで
なく、それらのＲ類までも識別することを可能としたも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の帯部構成を示した外観図、第２因
はｍ気マーカーとして用いられる磁性材料の異なる磁気
特性の例を表わす磁気ヒステリシス曲線図、第３図は第
２図の磁気ヒステリシス曲線図に対応して検出コイルに
生ずる電圧波形図、第４図は第２図の磁気ヒステリシス
曲線図に対応して検出コイルＩこ生ずる鱈起電圧と交流
磁場の周波数との関係を示す線図、第５図は従来の盗難
防止システムについて各使用機器を示した配置図、第６
図は第５図の盗難防止システムに用いるマーカーの外観
図である。 １４・・・滑車、１５・・・ベルト、１６・・・ガイド
、１７・・・励磁コイル、１８・・・交流電源、１９・
・・検出コイル、加・・・電子回路部、２１・・・磁気
マーカー　ご・・・物品、羽・・・交（ａ） （ｂ） 第２図 第１図 第３図 周流暮 坑４ 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）ｉ）二つの滑車の外周に沿って張り渡し、磁気マー
   カーを貼付した物品を載せて、この物品を一定方向に走
   行させるベルト、 ｉｉ）このベルトの全長に設け、前記マーカーを貼付し
   た物品を前記ベルト上の所定の位置で走行させるガイド
   。 ｉｉｉ）前記ベルトの側方近傍に位置し、前記物品に貼
   付されたマーカーの通過時に、このマーカーを磁化する
   交流磁場帯域を形成する励磁コイル、 ｉｖ）この励磁コイルに接続し、励磁電流を供給する交
   流電源、 ｖ）前記ベルトをはさんで前記励磁コイルと対向配置し
   、前記マーカーおよび前記交流磁場帯域から生ずる誘起
   電圧をとり出す検出コイル、ｖｉ）この検出コイルに接
   続し、前記誘起電圧のピーク値を読みとる電子回路部 を有することを特徴とする物品識別装置。