JPH0226591Y2 - - Google Patents

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JPH0226591Y2
JPH0226591Y2 JP14806686U JP14806686U JPH0226591Y2 JP H0226591 Y2 JPH0226591 Y2 JP H0226591Y2 JP 14806686 U JP14806686 U JP 14806686U JP 14806686 U JP14806686 U JP 14806686U JP H0226591 Y2 JPH0226591 Y2 JP H0226591Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、天秤式クランプ腕を流体圧作動シリ
ンダで上方へ進出させるとともに前方へ揺動させ
たクランプ状態と、後方へ揺動させるとともに下
方へ退避させたアンクランプ退避状態とに切換え
るように構成した流体圧クランプに関し、流体圧
クランプのクランプ力を強力にできるうえ、この
流体圧クランプを小形のものにできるようにする
技術である。
<従来技術> 本考案は、前提構造として、例えば第1図又は
第14図に示すように、流体圧作動シリンダ13
の固定側部材15に対し支点枢支用可動側部材1
7と力点駆動用可動側部材18とを上下に進退移
動可能に支持させ、天秤式のクランプ腕14の中
間部に支点部14a、後部に力点部14b、前部
に作用点部14cをそれぞれ形成し、クランプ腕
14の支点部14aを支点枢支用可動側部材17
の上部の枢支部17aに枢支するとともに、その
力点部14bを力点駆動用可動側部材18の上部
の出力部18aに連接し、支点枢支用可動側部材
17と力点駆動用可動側部材18とを上方へ進出
作動させた状態ではクランプ腕14が上方へ進出
するとともに前方へ揺動したクランプ状態Aとな
り、逆に下方へ進退作動させた状態ではクランプ
腕14が後方へ揺動するとともに下方へ退避した
アンクランプ退避状態Bとなるように構成したも
のに関する。
従来では、この前提構造において、第14図に
示すように構成したものがある(例えば、実開昭
57−186238号公報)。
即ち、筒状に形成した力点駆動用可動側部材1
8の筒孔18b内に支点枢支用可動側部材17を
上下摺動自在に内嵌し、この支点枢支用可動側部
材17の上部の中心付近に枢支部17aを形成す
る一方、力点駆動用可動側部材18の中心から後
方に離れた周縁部に出力部18aを形成したもの
である。また、支点枢支用可動側部材17の下面
側から力点駆動用可動側部材18の底壁18cを
貫通して固定側部材15の底壁15d外にストツ
パー軸70を突出させ、このストツパー軸70の
下端に形成したストツパー71を固定側部材15
の底壁15dに接当させることにより支点枢支用
可動側部材17の所定量以上の上昇移動を阻止し
ている。
<考案が解決しようとする問題点> 上記従来構造では、流体圧作動シリンダ13の
駆動室72に圧力流体を注入すると、支点枢支用
可動側部材17と力点駆動用可動側部材18とが
上方へ同行して進出作動され、ストツパー71が
固定側部材15の底壁15dに接当して支点枢支
用可動側部材17の上昇駆動が阻止されると(第
14図a中、二点鎖線図示)、圧縮コイルばね7
3の付勢力に抗して力点駆動用可動側部材18だ
けがさらに上昇駆動され、これによつて、クラン
プ腕14が前方へ揺動駆動される(第14図b)。
上記の場合、力点駆動用可動側部材18の出力
部18aからクランプ腕14の力点部14bに加
えられた操作力Eは、この操作力Eのモーメント
の腕長さeとクランプ力Fのモーメントの腕長さ
fとの比(以下、単に腕比e/fという)に比例
した値のクランプ力Fとなつて作用点部14cか
らワークWに伝達されるのであるが、次の問題が
ある。
イ 支点枢支用可動側部材17を力点駆動用可動
側部材18の筒孔18bに内嵌したので、枢支
部17aの位置がワークWから遠くなり、クラ
ンプ腕14の支点部14aから作用点部14c
までの突出寸法が長くなつてモーメントの腕長
さfが大きくなる。その分、腕比e/fの値が
小さくなつてクランプ力Fが小さいものとなる
ため、ワークWを強力にクランプするうえで好
ましくない。
ロ 支点枢支用可動側部材17から固定側部材1
5の底壁15d外にストツパー軸70を突出さ
せた分だけ流体圧作動シリンダ13が長くなる
ので、流体圧クランプが大形になる。
本考案は、流体圧クランプのクランプ力を強力
にすること、及び、この流体圧クランプを小形の
ものに製作できるようにすることを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 本考案は上記目的を達成するために、例えば第
1図に示すように、前記の前提構造において、支
点枢支用可動側部材17を筒状に形成し、支点枢
支用可動側部材17の筒孔17b内に力点駆動用
可動側部材18を摺動自在に内嵌し、支点枢支用
可動側部材17の上部の中心から前方に離れた周
縁部に枢支部17aを形成し、力点駆動用可動側
部材18の上部の中心付近に出力部18aを形成
した事を特徴とするものである。
<作用> 本考案によれば、アンクランプ退避状態B(第
1図a中、実線図示)からクランプ状態A(同第
1図a中、二点鎖線図示)への切換えは、流体圧
作動シリンダ13を第1図bで示す過程を経て第
1図cの状態にまで作動させることによつてなさ
れる。
第1図bで示すように、流体圧作動シリンダ1
3の駆動室21に圧油等の圧力流体を圧入する
と、支点枢支用可動側部材17と力点駆動用可動
側部材18とが固定側部材15に対して上方へ同
行して進出移動する。そして、所定のストローク
L(第1図aにて図示)上昇すると支点枢支用可
動側部材17の下端部が固定側部材15の筒孔1
5aの縮径部15bに接当し、支点枢支用可動側
部材17はそれ以上の上昇移動が阻止されるが、
力点駆動用可動側部材18は支点枢支用可動側部
材17に対してさらに上昇進出移動が許容され
る。
駆動室21への圧力流体の注入を継続してゆく
と、第1図cに示すように、力点駆動用可動側部
材18の復帰用圧縮コイルばね36の付勢力に抗
して、力点駆動用可動側部材18がさらに上昇移
動する。これによつて、力点駆動用可動側部材1
8の出力部18aがクランプ腕14の支点部14
aを中心にして力点部14bを操作力Eで上方へ
揺動させるとともに、作用点部14cを下方へ揺
動させ、この作用点部14cがワークWをクラン
プ力Fで上面側から押圧する。
上記の場合、力点駆動用可動側部材18の外周
外に支点枢支用可動側部材17を設けたので枢支
部17aの位置をワークWに近づけることがで
き、クランプ腕14の支点部14aから作用点部
14cまでの突出寸法が短かくなり、クランプ力
Fのモーメントの腕長さfが小さくなる。このこ
とから腕比e/fの値が大きくなり、クランプ力
Fを大きくして強力なクランプ力が得られる。
<実施例> 以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
≪第1実施例≫ 第1図から第8図は第1実施例を示している。
第2図から第4図は本考案の流体圧クランプを
利用したワーク取付装置を示し、第2図は平面
図、第3図は立面図、第4図は第2図の−線
矢視断面図である。
図中、1はマニシングセンタのテーブルで、こ
のテーブル1上にワーク取付装置2を介して航空
機用プロペラのブレード3が固定され、このブレ
ード3の表面に研削加工が施される。
上記ワーク取付装置2は、テーブル1上の左側
(第2図及び第3図中左側)に配設されたアング
ル形取付具4と、右側(同図中右側)に配設され
たワーク固定台5を有している。上記取付具4に
ブレード3の基部3aが固定される。一方、ワー
ク固定台5には、ブレード3の翼部3b下面側の
中央部を支持するワークサポート7と、翼部3b
下面側の周縁部を支持するプツシユシリンダ8
と、同上翼部3bの周縁部を上面側から押圧する
流体圧クランプ9とがそれぞれ複数配設される。
これら各アクチユエータは油圧式に構成されてお
り、油圧ユニツトや制御ユニツト(図示せず)を
介してて油圧作動される。
第4図中、10は砥石車で、この砥石車の種類
や形状をブレード3の加工部所に合わせて適宜選
択することによつて、翼部3bの上面側の研削が
なされる。この場合、翼部3bの周縁部の加工時
には、砥石車10が流体圧クランプと干渉しない
ように、加工部所を上面側から押圧している流体
圧クランプ9を逐次アンクランプ状態に切換えて
ブレード3から大きく退避させるように制御がな
される。
以下、上記の流体圧クランプ9の構成を第1図
及び第5図から第8図により説明する。第1図は
流体圧クランプ9の作動を説明する図で、第1図
aはアンクランプ退避状態を示す立面図、第1図
bは進出状態を示す立面図、第1図cはクランプ
状態を示す立面図で、第5図は流体圧クランプ9
の後面図、第6図は第1図aの−線矢視断面
図、第7図は同第1図aの−線矢視断面図、
第8図は第7図の−線矢視断面図である。
第1図a中、アンクランプ退避状態Bを実線で
示し、クランプ状態Aを二点鎖線で示している。
流体圧クランプ9は、軸心が縦向きの流体圧作
動シリンダ13と、この上端に取り付けられワー
クWを押圧する天秤式クランプ腕14とで構成さ
れる。
まず、流体圧作動シリンダ13について説明す
ると、これは油圧駆動ばね復帰式に構成されてお
り、筒状の固定側部材15を有している。この固
定側部材15の筒孔15a内に、筒状の支点枢支
用可動側部材17が上下方向に進退移動可能に挿
入されると共に、この支点枢支用可動側部材17
の筒孔17b内に力点駆動用可動側部材18が上
下方向に進退移動可能に挿入される。
上記の支点枢支用可動側部材17は、固定側部
材15の筒孔15a内に油密摺動自在に嵌入され
たピストン20を有している。このピストン20
の下側に形成された駆動室21に給排油ポート2
2の終端部が開口される。一方、ピストン20の
上側から固定側部材15の上壁15c外にピスト
ンロツド23が突出される。このピストンロツド
23の外周面と筒孔15aとの間に環状のばね室
24が形成され、ピストン20の復帰動作は空気
ばねによつてなされる。即ち、固定側部材15の
下部に形成した給排気ポート25とばね室24上
部とが通気路27(第7図にて図示)で連通さ
れ、このばね室24内に圧縮空気が封入される。
また、前記の力点駆動用可動側部材18は、支
点枢支用可動側部材17の筒孔17b内に油密摺
動自在に嵌入されたピストン30を有し、このピ
ストン30の下側が前記の駆動室21に連通され
ている。上記ピストン30の上側から支点枢支用
可動側部材17の上端外にピストンロツド33が
突出される。このピストンロツド33の外周面と
筒孔17bとの間に環状のばね室34が形成され
このばね室34にピストン30復帰用の圧縮コイ
ルばね36が装着される。また、上記ばね室34
は前記の空気ばね室24と連通路38を介して連
通されている。
前記クランプ腕14は、上記の流体圧作動シリ
ンダ13によつて上向きに進出駆動されると共
に、この進出状態でワークWに向けて前方側へク
ランプ揺動される。即ち、上記クランプ腕14の
前後方向中間部に支点部14aが形成され、クラ
ンプ腕14の後部に力点部14bが、また、前部
に作用点部14cがそれぞれ形成される。そし
て、支点部14aが支点枢支用可動側部材17の
上部の枢支部17aに枢支されると共に、支点部
14bが力点駆動用可動側部材18の上部の出力
部18aに連接される。
上記枢支部17aは第1図a及び第5図と第8
図に示すように構成される。即ち、支点枢支用可
動側部材17のピストンロツド23上端に支点枢
支枠40がねじ止め固定され、この支点枢支枠4
0の周縁部前側に枢支ピン41が横向きに架設さ
れる。そして、クランプ腕14は、支点枢支枠4
0内に摺動自在に嵌入されると共に枢支ピン41
で前後揺動自在に枢支される。
一方、前記出力部18aは第1図aと第6図に
示すように構成される。即ち、クランプ腕14下
部に形成した遊嵌溝43に力点駆動用可動側部材
18のピストンロツド33の突出端が挿入され、
この突出端の遊嵌孔33aが出力ピン44を介し
てクランプ腕14に連結される。上記出力ピン4
4は、支点枢支枠40の両側にねじ止めされた止
めねじ45,45の間に挾持固定されている。な
お、支点枢支枠40の上部にはクランプ腕14の
上側揺動面に摺接するスクレーパ46が取り付け
られ、支点枢支枠40の下部にはクランプ腕14
の下側揺動面に摺接するスクレーパ47が形成さ
れている。
また、固定側部材15に対して支点枢支用可動
側部材17を作動させたとき、この支点枢支用可
動側部材17を回り止めする手段が設けられる。
即ち、第7図と第8図に示すように、固定側部材
15の前側隅部に上下方向に延びる回転拘束用孔
50が形成され、この回転拘束用孔50に支点枢
支枠40から垂下された回転拘束用軸51が上下
摺動自在に嵌入される。
さらに、流体圧クランプ9の作動状態を検出す
る手段が設けられる。即ち、第5図に示すよう
に、固定側部材15の後面側に一対のリミツトス
イツチ53,54が対向して設けられる。これら
リミツトスイツチ53,54が支点枢支枠40か
ら垂下された作動ロツド55の上下移動を検出す
ることによつて流体圧クランプ9の作動が判別可
能とされる。
上記構成の流体圧クランプ9の作動を第1図a
〜cに基づいて説明する。
アンクランプ退避状態Bからクランプ状態Aへ
の切換えは次の手順でなされる。即ち、駆動室2
1に圧油を注入すると、ばね室24内の空気圧に
抗して支点枢支用可動側部材17と力点駆動用可
動側部材18とが同行して上昇される。支点枢支
用可動側部材17がストロークLだけ上昇移動す
ると、ピストン20の上面側が固定側部材15の
筒孔15aの縮径部15bに接当し、それ以上の
上昇移動は阻止される(第1図b)。そして、駆
動室21内への圧油の注入を継続すると、圧縮コ
イルばね36の付勢力に抗して力点駆動用可動側
部材18がさらに上昇移動され、その出力部18
aがクランプ腕14をクランプ側へ揺動駆動する
(第1図c)。
一方、上記とは逆に、クランプ状態Aからアン
クランプ退避状態Bへの切換えは次の手順でなさ
れる。即ち、駆動室21内の圧油を排出すると、
まず圧縮コイルばね36の弾性復元力と、ばね室
34内の圧縮空気の圧力によつて力点駆動用可動
側部材18が下降移動され、その出力部18aが
クランプ腕14をアンクランプ側へ戻し揺動させ
る(第1図b)。そして、駆動室21からの圧油
の排出を継続すると、ばね室24内の空気圧力に
よつて支点枢支用可動側部材17が下降移動さ
れ、アンクランプ退避状態Bが得られる(第1図
a中実線図示)。
第9図から第13図は他の実施例を示し、上記
第1実施例とは異なる構成について説明する。
≪第2実施例≫ 第9図は第2実施例を示している。本実施例で
は固定側部材15の筒孔15a内に形成したばね
室24内にピストン20復帰用の圧縮コイルばね
26が装着される。なお、この圧縮コイルばね2
6のばね力よりもピストン30復帰用の圧縮コイ
ルばね36のばね力の方が強力になるように設定
される。即ち、支点枢支用可動側部材17が圧縮
コイルばね26の付勢力に抗して上昇移動し、そ
の進出移動が筒孔15aの縮径部15bによつて
阻止された後、支点枢支用可動側部材17に対し
て力点駆動用可動側部材18が上昇移動を開始す
るようにばね力を選定したものである。
また、クランプ腕14の支点部14aに長孔状
の遊嵌孔57が形成され、この遊嵌孔57に枢支
ピン41が挿嵌される一方、クランプ腕14の力
点部14bは出力ピン44に枢支される。
なお、力点駆動用可動側部材18は支点枢支用
可動側部材17内に偏心状に嵌入されており、こ
れによつて回り止めがなされている。
≪第3実施例≫ 第10図は第3実施例を示している。本実施例
では、支点枢支用可動側部材17の上部内に形成
したシリンダ状の筒孔17bに力点駆動用可動側
部材18のピストン30が嵌入されている。この
ピストン30下側に形成した駆動室31は、連通
路60を介してピストン20の下側の駆動室21
に連通される。なお、ピストン20の上側のばね
室24内には、前記第9図のものと同構成の圧縮
コイルばね26が装着される。
また、第11図は第10図のものをさらに次の
ように変更したものである。即ち、前記の連通路
60に代えて、ピストン30の下側の駆動室31
に専用の給排油ポート32を開口させ、この給排
油ポート32の始端部に可撓性の油圧ホース61
を連結し、力点駆動用可動側部材18を支点枢支
用可動側部材17とは異なる油圧系統で駆動する
ものである。
≪第4実施例≫ 第12図は第4実施例を示している。本実施例
では、固定側部材15の下部と支点枢支用可動側
部材17の上部との間に、この支点枢支用可動側
部材17を復帰させる引張コイルばね63が装着
される。また、枢支ピン41にねじりコイルばね
64が装着され、このねじりコイルばね64を介
してクランプ腕14がアンクランプ側に付勢され
る。また、クランプ腕14の力点部14bは、力
点駆動用可動側部材18の出力部18aに直接に
接当している。
上記の場合、圧縮コイルばね36とねじりコイ
ルばね64の付勢力及び引張コイルばね63の付
勢力は、支点枢支用可動側部材17の進出移動完
了後に力点駆動用可動側部材18の進出移動が開
始するようにばね力の選定がなされている。
≪第5実施例≫ 第13図は第5実施例を示している。本実施例
では、シリンダ状に形成した支点枢支用可動側部
材17の筒孔17bの下半部内に固定側部材15
の上部が嵌合されると共に、同上筒孔17bの上
半部内にピストン状の力点駆動用可動側部材18
が嵌合され、これら固定側部材15の上端面側と
力点駆動用可動側部材18の下面側との間に駆動
室66が形成されている。また、前記第12図の
ものと同様に引張コイルばね63とねじりコイル
ばね64が装着される。そして、これらばね6
3,64の付勢力は、シリンダ状の支点枢支用可
動側部材17の進出作動完了後にピストン状の力
点駆動用可動側部材18が進出作動を開始するよ
うにばね力を選定してある。
<考案の効果> 本考案は上記のように構成され作用することか
ら次の効果を奏する。
イ 力点駆動用可動側部材の外周外に支点枢支用
可動側部材を設けたので、クランプ腕の支点部
から作用点部までの突出寸法を短かくすること
ができる。従つて、前記<作用の項>で説明し
た腕比e/fが大きくなり、クランプ力も強力
になる。
ロ しかも、力点駆動用可動側部材の外周外に支
点枢支用可動側部材を設けたこから、この支点
枢支用可動側部材の所定量以上の進出移動を阻
止する手段を、支点枢支用可動側部材と固定側
部材との嵌合面に形成することが容易となる。
このため前記の第14図で示す従来例のように
ストツパー軸70を固定側部材の端壁外に突出
させることが不要となり、流体圧作動シリンダ
の長さを短かくして流体圧クランプを小形化で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第13図は本考案の実施例で、第1
図から第8図は第1実施例を示し、第1図は流体
圧クランプ9の作動を説明する図で、第1図aは
アンクランプ退避状態を示す立面図、第1図bは
進出状態を示す立面図、第1図cはクランプ状態
を示す立面図で、第2図はワーク取付装置を示す
平面図、第3図はその立面図、第4図は第2図の
−線矢視断面図、第5図は流体圧クランプの
後面図、第6図は第1図aの−線矢視断面
図、第7図は同第1図aの−線矢視断面図、
第8図は第7図の−線矢視断面図で、第9図
から第13図はそれぞれ他の実施例を示す図で、
第14図は従来例を示し、第14図aはアンクラ
ンプ退避状態を示す図、第14図bはクランプ状
態を示す図である。 13……流体圧作動シリンダ、14……クラン
プ腕、14a……支点部、14b……力点部、1
4c……作用点部、15……固定側部材、17…
…支点枢支用可動側部材、17a……枢支部、1
7b……筒孔、18……力点駆動用可動側部材、
18a……出力部、A……クランプ状態、B……
アンクランプ退避状態。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体圧作動シリンダ13の固定側部材15に対
    し支点枢支用可動側部材17と力点駆動用可動側
    部材18とを上下に進退移動可能に支持させ、天
    秤式のクランプ腕14の中間部に支点部14a、
    後部に力点部14b、前部に作用点部14cをそ
    れぞれ形成し、クランプ腕14の支点部14aを
    支点枢支用可動側部材17の上部の枢支部17a
    に枢支するとともに、その力点部14bを力点駆
    動用可動側部材18の上部の出力部18aに連接
    し、支点枢支用可動側部材17と力点駆動用可動
    側部材18とを上方へ進出作動させた状態ではク
    ランプ腕14が上方へ進出するとともに前方へ揺
    動したクランプ状態Aとなり、逆に下方へ進退作
    動させた状態ではクランプ腕14が後方へ揺動す
    るとともに下方へ退避したアンクランプ退避状態
    Bとなるように構成した天秤式クランプ腕退避型
    流体圧クランプにおいて、支点枢支用可動側部材
    17を筒状に形成し、支点枢支用可動側部材17
    の筒孔17b内に力点駆動用可動側部材18を摺
    動自在に内嵌し、支点枢支用可動側部材17の上
    部の中心から前方に離れた周縁部に枢支部17a
    を形成し、力点駆動用可動側部材18の上部の中
    心付近に出力部18aを形成した事を特徴とする
    天秤式クランプ腕退避型流体圧クランプ。
JP14806686U 1986-09-27 1986-09-27 Expired JPH0226591Y2 (ja)

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