JPH0226142B2 - - Google Patents

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JPH0226142B2
JPH0226142B2 JP28123187A JP28123187A JPH0226142B2 JP H0226142 B2 JPH0226142 B2 JP H0226142B2 JP 28123187 A JP28123187 A JP 28123187A JP 28123187 A JP28123187 A JP 28123187A JP H0226142 B2 JPH0226142 B2 JP H0226142B2
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JP
Japan
Prior art keywords
flow
fluid
nozzle
guide wall
deflection
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP28123187A
Other languages
English (en)
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JPS6426007A (en
Inventor
Motoyuki Nawa
Yutaka Takahashi
Masaru Saijo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Priority to JP28123187A priority Critical patent/JPS6426007A/ja
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Publication of JPH0226142B2 publication Critical patent/JPH0226142B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、流体の流れ方向を変える装置に関
し、特に流れの方向をノズル上流側と下流側の2
段階にわたり制御することにより、広角かつ効率
的に変えることができると共に、その可変角度内
で任意の方向に安定させることのできる流れ方向
制御装置を提供するものである。
従来の技術 従来、流体の流れ方向の制御には、羽根による
手段と、流体素子による手段とが用いられてい
た。
従来の流体素子を用いた具体例について第2図
及び第3図により説明する。
第2図は、流体の流れ方向を変えるための流体
素子を用いた従来装置を示しており、この第2図
において、1は中心線X−Xを中心に左右対称に
形成された流体素子である。2はその供給ノズル
であり、平行な直線部にて形成されている。3,
4は制御室であり、それぞれ制御口5,6を介し
て大気に連通されている。7,8は側壁である。
上記構成の流体素子1を空気の吹出方向変更装
置として使用する場合についてその作用を次に説
明する。まず、両制御口5,6を共に大気中に開
口した場合には、供給ノズル2から流出する空気
流は、中心線X−Xに沿つて流れようとするが、
安定性がなく、側壁7,8のいずれか一方に沿つ
て流れる。
次に、制御口6が大気から遮断されており、制
御口5は開放されているとすると、供給ノズル2
を発する流れは、制御口6からの大気の流入がな
いため、側壁8と、流れとの間における流体をま
き込み、その間を大気圧以下の圧力値にする。一
方制御室3は、大気からの空気の流入により、
ほゞ大気圧に保たれている。したがつて流れに対
して横断方向に圧力差が発生し、流れは側壁8の
側へ偏向される。この効果は、自己補強的であ
り、流れはついには、側壁8に付着して流れ去
る。
この時、供給ノズル2はノズル上流において
は、流れ方向の偏向が殆んどない様に規制されて
いる。すなわちノズル出口における流れの中心の
ベクトルAはノズルの中心軸方向と同一である。
したがつて素子出口における偏向角度を大きくと
ろうとすると、側壁8を大きな円弧にてわん曲さ
せねばならず、素子1の全長Lが、ノズル巾WS
の5〜6倍以上は、必要とされるものであつた。
又この時流れの付着は、自己補強的であり、連続
的な方向変換制御は、困難なものであつた。また
当然任意方向へ安定した状態で空気を吹き出させ
ることも困難であつた。
次に第3図に示す別の従来例について説明す
る。この第2図において、9は中心線X−Xを中
心に左右対称に形成された流体素子である。10
は流体の入口、11,12は流体の出口である。
13,14は制御室であり、15,16は制御室
13,14と出口11,12との間の境界を定め
る縁である。各制御室13,14には弁装置1
7,18を有する導管19,20が連結されてい
る。21,22は制限部である。
上記構成において次に作用を説明すると、両弁
装置17,18を開放した場合には、流体の流れ
は何らかの原因で圧力が小さくなつた制御室側の
出口方向へ偏向される。
次に弁17が閉じられ弁18が開いている時に
は、入口10よりの流れは、制限部21の作用に
より、制御室13にて巨視的な渦を作り、この室
13が制御室14より低圧となり、この差圧にて
流れの方向が出口11方向へと定められる。
また弁17,18の開閉が逆となり、制御室1
3,14の圧力差が逆になると流れは出口12へ
向かう。その流れを変える作用は、フリツプ・フ
ロツプ的である。
この場合における流れの偏向は、ノズルに相当
する制御部21,22の下流側における制御室1
3又は14に生ずる渦によつて起され、その偏向
においては、コアンダ効果を利用していないた
め、渦室のみによる偏向である。したがつて短い
距離において偏向角度を大きくとりえない。又、
フリツプ・フロツプ的切換えを目的としているた
め出力口が二つあり流れの比例偏向ができない。
発明が解決しようとする問題点 しかし、羽根による手段においては、流れ方向
を偏向するのに羽根に対する流れの衝突による方
向変化を利用するため、少ない風量損失で広角の
偏向を生じさせることが困難であつた。
又流体素子を利用する場合には、広角偏向を果
たすためには流れ方向における素子全長を、ノズ
ル巾の5〜6倍以上に構成しなければならず、大
きなものとなる欠点があつた。又その場合におい
ても付着効果がデジタル的な作用をなすため、任
意の方向へ安定して向け続ける制御ができないも
のであつた。
問題点を解決するための手段 本発明の流体の流れ方向制御装置は、流れの中
に急激な、絞り部を設け、絞り部の上流側におい
て、流れ状態が変化しやすい構成になし、又、絞
り部下流側においては流れ方向に沿つて拡大形状
の案内壁を設け、コアンダ効果による流れの偏向
角の拡大をなしうる様構成している。
作 用 かかる本発明は、上記構成により、流れ方向に
おいて短い長さで、広角度の偏向を行うことを目
的としたものである。
又、流れの偏向制御において、基本的に連続制
御が可能となることを目的としたものである。
この構成においては、流体の流れは上流側から
偏向する様制御され、この偏向流が、さらに下流
側において偏向される。
実施例 次に、上記従来の欠点を解消した本発明装置の
実施例について第1図の図面に基づいて説明す
る。
まず第3図に示す一実施例の構造について説明
する。
第1図a,bにおいて、23は流れ偏向装置で
ある。24は上流室であり、側壁25,26およ
び端壁27,28にて、区画形成されている。2
9,30は端壁27,28の内端に形成されたノ
ズルである。このノズル29,30はそれぞれ側
壁25,26から等しい位置に配置されている。
31は上流室24内に配置された補助羽根であ
り、流れ偏向装置23の対称軸線X−X上に配置
された軸32を中心に回動自在となるよう支持さ
れている。
33,34はノズル29,30より下流側に設
けた案内壁であり、ほぼ円弧状をなし、両案内壁
33,34間の流通路巾が漸次拡大するよう形成
されている。なお、この実施例において、流れ偏
向装置23は、中心線X−Xを中心として左右対
象であり、ノズル29,30は上流側が四分円形
状となるように形成されている。なお、補助羽根
31は駆動機構を介して手動又はモータ等の駆動
源により回動される。ノズル開口は短形状であ
る。
次に、第1図に示す実施例の作用について説明
する。
第1図において第1図aは補助羽根31を対称
中心線X−Xに合致させた場合である。この場
合、ノズル出口における流速ベクトルは、矢印
b1,b2で示した通りであるが、流れ全体が対称な
ため、流れ全体の方向は、矢印Iの方向となる。
第1図bは、補助羽根31を第3図aの状態よ
り図中反時計方向に回転させた場合である。この
場合はノズル30と、補助羽根31との間の流れ
において、最外側流速は矢印b3,b4で示すように
なり、全体としては、矢印J方向に向かう。又ノ
ズル29と補助羽根31との間の流れにおいて最
外側流速は矢印b5,b6で示すようになり、全体と
しては矢印K方向に向かう。ノズル出口全体の流
れとしては矢印J方向と矢印K方向の流れが衝突
しあつた方向となる。
この方向は第1図aに示す矢印I方向よりも右
方向となり、全体としてノズル出口流れが右に方
向づけられる。すなわち、ノズル26,30の上
流側において流れ状態の制御がなされ、ノズル開
口からは偏向した流れが発せられる。
この流れが少なくとも最大に偏向されたとき案
内壁33においてコアンダ効果を生じ更に偏向が
なされる。
この第1図に示す実施例において、流れを図中
左方に偏向させたい場合には、補助羽根31を第
3図bの場合と逆に図中時計方向に回動させ任意
角度回転させた位置で停止させておくことによ
り、第3図bの場合と同じ理由により流れは左方
に偏向する。なお、補助羽根31の回転角度を調
整することにより、空気の吹出方向を任意の方向
に安定させることができ、連続的に吹出方向を変
えることができる。この場合案内壁33,34の
広がり角度が大きく、又、さらに上流における補
助羽根31の規制力が強いため案内壁33,34
への自己補強的な付着作用はない。
以上、実施例については周囲流体が大気で、ノ
ズルから吹き出される流体が空気の場合について
述べたが、他の流体にも適用できることはもちろ
んである。また実施例では、左右いずれの方向に
でも、流出方向を変更できるようにしたものにつ
いて説明したが、ノズルから直進方向から、右ま
たは左のいずれか一方へのみ偏向させるようにす
るものであれば、各実施例に示した両案内壁のう
ち偏向させようとする方向と反対側にある案内壁
を取り去り、偏向させようとする側の案内壁だけ
にすればよい。例えば、第1図に示す実施例にお
いて、流体の流れ方向を直進方向から右方の案内
壁33までの範囲で偏向させようとする場合に
は、各図の実施例から左の案内壁34を取り去る
だけでよい。また、左右における最大偏向角度を
変えたい場合には、偏向装置そのもの又は案内壁
を左右非対称としてもよい。また、ノズル内端は
四分円形状に限るものではない。
発明の効果 以上の実施例の説明から明らかなように本発明
の流れ方向制御装置は、流体の流れを急激に絞る
ノズルと、このノズルの下流に位置して流路面積
が漸次拡大する形状に設けられた案内壁と、前記
ノズルよりも上流側における流体の流線状態を偏
向制御する制御手段とからなり、前記案内壁は、
前記ノズルの出口から流出する流体の流れ方向が
少なくとも最も前記案内壁方向に向けられた場合
に前記流体が前記案内壁に沿つて流れるよう配設
されているものであり、ノズルの上流において、
流体の流れを偏向させるようにしていること、及
びノズルの下流において案内壁へのコアンダ効果
を用いていることの二つにより、流体をその流れ
方向に関して短い距離で広角度に変更させること
ができる。したがつて装置全体の流れ方向寸法を
小さくでき、例えば空気調和機の吹出口に用いた
ような場合には空気調和機を小型化でき、その効
果は大きい。また装置の形状を適当に定めること
により、流体の偏向角度を連続的に制御でき、さ
らに、任意の角度だけ流体を偏向させた状態で安
定させることもできる等の効果を有する。また、
流れの偏向制御が1対の補助羽根のみで行えるシ
ンブルな構成のため流体を偏向させる操作はきわ
めて簡単で手動はもちろんのこと、自動偏向も容
易にできる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bはそれぞれ異なつた作動状態を示
す本発明の実施例における流れ方向制御装置の断
面図、第2図は従来の流体素子の断面図、第3図
は従来の他の流体素子の断面図である。 23……流れ偏向装置(流れ方向制御装置)、
29,30……ノズル、31……補助羽根(羽
根)、33,34……案内壁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 流体の流れを急激に絞るノズルと、このノズ
    ルの下流に位置して流路面積が漸次拡大する形状
    に設けられた案内壁と、前記ノズルの上流側に設
    けた角度調整自在な羽根とからなり、前記案内壁
    は、前記ノズルの出口から流出する流体の流れ方
    向が、最も前記案内壁方向に向けられた場合に少
    なくとも前記流体が前記案内壁の一部に付着する
    よう配設された流体の流れ方向制御装置。
JP28123187A 1987-11-06 1987-11-06 Controller for fluid flow direction Granted JPS6426007A (en)

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JP28123187A JPS6426007A (en) 1987-11-06 1987-11-06 Controller for fluid flow direction

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JP28123187A JPS6426007A (en) 1987-11-06 1987-11-06 Controller for fluid flow direction

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JPS6426007A JPS6426007A (en) 1989-01-27
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JP2001059642A (ja) * 1999-06-18 2001-03-06 Takenaka Komuten Co Ltd 蓄熱型空調設備及びこれに用いる空気吹き出し口
US6890053B2 (en) * 2003-03-28 2005-05-10 Illinois Tool Works, Inc. Positive air system for inkjet print head

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JPS6426007A (en) 1989-01-27

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