JPH02260239A - 光ディスク、その記録再生方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光ディスク、その記録再生方法および装置に係
り、特に光ディスクの線速度一定（ＣＬ■）制御を行わ
せるのに好適な光ディスク、その記録再生方法および装
置の改良に関する。

〔従来の技術〕

一般に、コンパクトディスク（ＣＤ）プレーヤにおいて
は、光ディスクへの記録密度を上げるために、光ディス
クの回転線速度が一定となるようなディスクサーボ方式
が採用されている。この種のサーボ機構は、情報として
記録されるデータ群としてのピット情報を数サンプル分
を一組としたフレームに同期符号を付け、同期符号のあ
るところでパルス出力し、これを基準同期信号として検
出するようにしている。この同期信号周波数はＣＤの規
格上、７．３５ｋＨｚとされているので、水晶等の同期
信号発生器と、再生同期信号とを用いてフェイズロック
ループ（ＰＬＬ）制御を行わせることにより、ディスク
の回転をＣＬＶ制御するようにしている。

〔発明５が解決しようとする課題〕 ところが、上記従来の方式では、記録される情報をフレ
ーム単位に区分し、これに同期信号を付ける構成である
ため、情報記録データがディスクに書き込まれていなけ
ればＣＬＶ制御ができないものであった。すなわち、す
でにデータが書き込まれている続出専用のディスクのみ
がＣＬＶ制御可能であって、記録データの全くないディ
スクには従来方式でのＣＬＶ＠ｍを採用することができ
ない問題があった。このため、記録可能な光ディスクに
おいて、回転指標としての同期信号が得られないため、
ピックアップの移動方向にリニアポテンショメータやリ
ニアエンコーダを取り付け、ピンクアップの続出位置に
応じた電圧をモータに供給して光ディスクの回転数を制
御することが考えられるが、数％の精度に適合すること
は極めて困難で現実性の低いものであった。また、その
場合、装置構成が複雑となり、コスト的にも不利となり
、組立て調整も困難となるという問題点がある。

本発明は、上記従来の問題点に着目し、無記録の光ディ
スクにもＣＬＶ＠御が可能であって、再生のみならず記
録時にもＣＬＶ制御を行わせることの可能な光ディスク
、その記録再生方法および装置を提供することを目的と
する。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明に係る光ディスクは
、情報が記録されるトラックの両側に形成されたトラッ
キング案内溝に等距離間隔のピット列を予め形成した構
造としたものである。また、本発明に係る記録再生方法
は、情報が記録されるトラックの両側に形成されたトラ
ッキング案内溝に等距離間隔ピット列を予め形成した光
ディスクの記録再生方法であって、前記トラッキング案
内溝のピット列を検出することにより基準クロックを得
て、この基準クロックに基づいて光ディスクの回転線速
度を一定とする回転モータの回転数開扉を行わせる構成
とした。更に、本発明に係る記録再生装置は、情報が記
録されるトラックの両側に形成されたトラッキング案内
溝に等距離間隔のピット列を予め形成した光ディスクの
記録再生装置であって、前記トラッキング案内溝のピッ
ト列を読み取るピックアップと、このピンクアップから
の前記ピットに応じた検出信号を基準信号として入力す
るとともに同期信号発生器からの信号を取り込んで偏差
修正信号をディスク回転モータに出力するＰＬｌｌＩ？
１１回路とを備えた構成とした。

上記記録再生方法および記録再生装置において、前記ピ
ックアップは３ビ一ムトラツキング方式のピンクアップ
とし、そのトラックキング用補助ビームの一方の検出信
号を利用することができ、また、必要に応じて前記ピッ
クアップは記録再生用°ピックアップに付帯した補助レ
ーザピックアップとし、この補助レーザピックアップか
ら専用に基準クロックを検出させるようにすることも可
能である。

〔作用〕

上記構成によれば、光ディスクの情報記録トラックに情
報が書き込まれているか否かに拘わらず、このトラック
に沿って形成されているトラッキング案内溝に予め等距
離間隔に速度検出用のピット列を形成しているため、Ｃ
ＬＶＩＩＩ？ｌのための速度信号を当該光ディスクから
取り込むことができる。

したがって、ＣＬＶ制御は１．続出専用の光ディスクに
限定されず、記録されていないいわゆるブランクディス
クにも適用可能となる。

また、本発明に係る記録再生方法では、記録データとは
切り離されて独立にディスクのトラッキング案内溝に形
成されているピット列から基準クロックを得ることがで
きるので、情報が記録されているか否かに関わらず基準
クロックの続出が確実になされ、ピックアップ位置検出
等の複雑な構成が不要であって、簡単な検出方法による
制御方式とすることができる。

更に、本発明に係る記録再生装置は、トラッキング案内
溝のピット列を読み取るピックアップによって、予め光
ディスクに固定記録されているピット列から基準クロッ
クが読み取られる。この信号はフェイズロックループ（
ＰＬＬ）制御回路に入力され、基準水晶からの同期信号
と比較され、それらの偏差を解消するようにスピンドル
モータの回転を制御する。したがって、基準クロックは
記録情報の有無の如何にかかわらず光デイスク自身から
検出されるので、その検出は記録再生用のピックアップ
に付帯させることができる。これは光ディスクに回転を
直接検出することなっているため、検出精度は確実に向
上し、しかも、装置構成は非常に単純なものとすること
ができるのである。

〔実施例〕

以下に、本発明に係る光ディスク、その記録再生方法お
よび装置の具体的実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。

第１図〜第２図に実施例に係る光ディスク１０を示す、
光ディスク１０にはディスク面の片面に情報が記録され
る渦巻き線状の情報記録トラック１２が形成されている
。この情報記録トランク１２は記録信号に応じてピット
が形成されるが（第３図参照）、この情報記録トラック
１２相互の間には記録ピットがないため、これをトラッ
キングサーボのためのトラッキング案内溝】４としてい
る。こりは、ピックアップを３ビ一ム方式として、前記
情報記録トラック１２をメインビームにより検出しく第
３図参照）、情報記録トラック１２の両側のトラッキン
グ案内溝１４に対してそれぞれサイドビームを位置させ
て検出し、両サイドビームの光検出器の出力を減算回路
を介してトラッキングサーボ用の誤差信号を得るための
ものである。

ここで、情報記録トランク１２とトラッキング案内溝１
４が形成された光ディスクｌＯにおいて、本実施例では
、前記トラッキング案内溝１４にＣＬ　Ｖ　ｉｒ＋ＩＩ
　＜ｎのための基準クロックを検出するコントロールピ
ット１６を等距離間隔に形成した構成としている。すな
わち、トラッキング案内溝１４は情報記録トラック１２
と平行に渦巻き線状に光ディスク１０の盤面に形成され
ているが、このトラッキング案内溝１４上に一定の距離
間隔で予めコントロールピット１６の列を同サイズで形
成している。各コントロールピット１６の間隔はトラッ
キング案内溝１４の軌跡線に沿う距＃！が等しくなるよ
うにしている。このため、光ディスク１０の半径方向の
どの位置でも回転線速度が等しければ同一の数のコント
ロールピット１Ｇを検出することができるものとなって
いる。

このようにトラッキング案内溝１４に等距離間隔のコン
トロールピント１６の列を形成した光ディスクＩＯから
、ＣＬＶ制御のための基準クロックを検出する方法を、
第４図に示している。これは光ディスク１０のトラッキ
ングサーボに用いられる３ビ一ムトラツキング方式を利
用したものである。光ディスク１０のピックアップには
、ピックアップを正確に情報記録トラック１２に位置制
御するために、メインビーム１８の他にトラッキング案
内溝１４に焦点が合わせられた一対のサイドビーム２０
を発する光源が設けられている。通常は両サイドビーム
２０からの検出信号の減算処理を行ってピックアップの
誤差信号を算出し、この値に基づいてピックアップのト
ラッキング制御を行う、この実施例では、コントロール
ピット１６が形成されたトラッキング案内溝１４に焦点
が合わせられている一方のサイドビーム２０がコントロ
ールピット１６を検出して、コントロールピット１６の
列間隔に応じて出力されるパルス信号を取り込むものと
している。すなわち、第３図において、記録ピット２２
が形成された情報記録トラック１２の両側に、コントロ
ールピット１６が形成されたトラッキング案内溝１４が
設けられており、このトラッキング案内溝１４に対して
焦点の合わせられている一方のサイドビーム２０（例え
ば図中上方のサイドビーム２０）からの検出信号を取り
込むと、このサイドビーム２０による検出信号はコント
ロールピント１６の列に対応したパルス出力となり、こ
れはディスク円周方向の距離情報となる。したがって、
このパルス出力によりＣＬＶ制御の基準クロックを得る
ことができるのである。

第４図にこの記録再生方法を利用した記録再生装置の構
成図を示す、この記録再生装置は光ディスク１０の回転
駆動用のスピンドルモータ２４が備えられ、起動スイッ
チ２６の投入によりディスク起動用の加速電圧発生器２
Ｂに接続されて起動されるようになっている。一方、光
ディスクｌＯから記録信号を検出するピックアップ３０
にはメインビーム１Ｂによる光検出器の他にサイドビー
ム２０による検出器が設けられ、このサイドビーム２０
の光検出器からの検出信号はトラッキング制御のために
電流電圧変換および減算回路３２に入力されてトラック
エラー信号を検出し、通常は位相補償回路を介して１−
ランキングアクチュエータ（図示せず）に出力される。

このような記録再生装置において、本実施例では、前記
ピックアップ３０の一方のサイドビーム２０による検出
信号を取り込むようにしており、ピックアップ３０の出
力ラインから直接プリアンプ３４に引き込み、当該プリ
アンプ３４により増幅して基準信号検出器３６に入力さ
せるようにしている。基準信号検出器３６は、人力信号
の波形を整形処理し、トラッキング案内溝１４のコント
ロールピント１６毎の方形パルスに変換し、これをＰＬ
Ｌ制御回路３８に出力するようにしている。

ＰＬＬ制ｔｎ回路３８は、基準水晶発振器４０を備えた
同期信号発生器４２を有している。この同期信号発生器
４２は、光ディスク１０が設定回転線速度（１，２〜１
．４ｍ／ｓ）で回転されているとした場合に、コントロ
ールピット１６から検出されるパルス出力の周波数と同
一の周波数をもつ回転同期信号を出力するようにされて
いる。また、前記基準信号検出器３６と同期信号発生器
４２からの出力信号を入力する周波数・位相比較器４４
が設けられており、これは、ピックアップ３０から検出
された基準信号検出器３６による再生基準クロックと同
期信号発生器４２の基準水晶発振器４０とを比較して同
期させる信号を出力する。そして、この出力を補償増幅
器４６に人力し、ＰＬＬ１制御回路３８の出力としてス
ピンドルモータ２４の回転制御をなｌしめるのである。

ＰＬＬ制御回路３８の出力は光ディスク１０の回転がＰ
ＬＬ制御回路３日の制御レンジに入った時にスピンドル
モータ２４に出力されるようにループスイッチ４日を介
して接続されている。

向、図中５０はスピンドルモータ２４の電力増幅器であ
る。

このような記録再生装置の操作は次のように行ねれる。

まず、起動スイッチ２６を閉し、ループスイッチ４８を
開いた状態でスピンドルモータ２４を起動し、光ディス
ク１０を加速回転させる。

トラッキング用のサイドビーム２０の片方の光検出器か
らコントロールピット１６に対応した基準クロックを基
準信号検出器３６にて再生し、これをＰ　Ｌ４−制御回
路３８に入力させ、また同期信号発生器４２から出力さ
れている回転同期信号と周波数・位相比較器４４にて比
較させる。光ディスク１０が加速回転してＰＬＬ制御の
ロックレンジに入った時点で起動スイッチ２６を切り、
ループスイッチ４８を投入してスピンドルモータ２４の
回転数の制御が行われる。これによって、光ディスク１
０の情報記録トラック１２に記録されているか否かにか
かわらず、トラッキング案内溝１４のコントロールピッ
ト１６から必要な基準クロックを得てＣＬＶ制御を行わ
せることが可能となるのである。

上記実施例では、トラッキングサーボに使用される３ビ
一ムトラツキング方式のサイドビーム２０の一方の信号
を用い、これをＰＬＬ制御回路３８に取り込んでスピン
ドルモータ２４のＣＬＶｆｌｉ制御を行わせるため、光
ディスク１０のトラッキング案内溝１４にコントロール
ピット１６を予め形成しておくことにより、記録用光デ
ィスク１０のＣＬＶ制御を簡単な構成で実現させること
ができる。

なお、コントロールピット１６からの基準クロックの再
生は、単一ビーム方式のピックアップの場合には別に補
助レーザピックアップを取り付けてトラッキング案内溝
１４から読み取るようにしてもよい。

〔発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、光ディスクのト
ラッキング案内溝に等距離間隔にピット列を形成し、こ
れを補助レーザピックアップにより検出して基準クロッ
クとするように構成しであるので、光ディスクに情報が
記録されていなくてもＣＬＶ制？ｌが可能となり、光デ
ィスクの記録・再生に際してＣＬＶＩｌｌ？ｉｌを行わ
せることができる。

そして、トラッキングサーボに使用されているサイドビ
ームから基準クロックを再生させることで簡単にＣＬＶ
制御装置を組み込むことができる七ともに、単ビーム方
式の場合でも補助レーザピックアップを付帯するだけで
簡単に記録用光ディスクのＣＬＶ制御が可能となる等の
優れた効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例に係る光ディスクの第２図Ａ部分拡大平
面図、第２図は光ディスクの全体平面は第３図はトラッ
キング案内溝に形成されたコントロールピットとピック
アップビームの関係を示す説明図、第４図は実施例に係
る記録再生装置の構成図である。 １０・・・・・・光ディスク、１２・・・・・・情報記
録トラック、１４・・・・・・トラッキング案内溝、１
６・・・・・・コントロールピット、１Ｂ・・・・・・
メインビーム、２０・・・・・・サイドビーム、２４・
・・・・・スピンドルモータ、３６・・・・・・基準信
号検出器、３８・・・・・・ＰＬＬ制御回路。 代理人　弁理士　村　上　友　− 第１図 第３図

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）、情報が記録されるトラックの両側に形成された
   トラッキング案内溝に等距離間隔のピット列を予め形成
   したことを特徴とする光ディスク。
2. （２）、情報が記録されるトラツクの両側に形成された
   トラッキング案内溝に等距離間隔ピット列を予め形成し
   た光ディスクの記録再生方法であって、前記トラッキン
   グ案内溝のピット列を検出することにより基準クロック
   を得て、この基準クロックに基づいて光ディスクの回転
   線速度を一定とする回転モータの回転数制御を行わせる
   ことを特徴とする光ディスクの記録再生方法。
3. （３）、情報が記録されるトラックの両側に形成された
   トラッキング案内溝に等距離間隔のピット列を予め形成
   した光ディスクの記録再生装置であって、前記トラッキ
   ング案内溝のピツト列を読み取るピックアップと、この
   ピックアップからの前記ピットに応じた検出信号を基準
   信号として入力するとともに同期信号発生器からの信号
   を取り込んで偏差修正信号をディスク回転モータに出力
   するフェイズロックループ（ＰＬＬ）制御回路とを備え
   たことを特徴とする光ディスクの記録再生装置。
4. （４）、前記ピックアップは３ビームトラッキング方式
   のピックアップとし、そのトラックキング用の光検出器
   のどちらか一方の出力の強度変動より線速度一定制御用
   の基準クロックを得ることを特徴とする請求項２または
   ３に記載の光ディスクの記録再生方法または記録再生装
   置。
5. （５）、前記ピックアップは記録再生用ピックアップに
   付帯した補助レーザピックアップとし、この補助レーザ
   ピックアップから専用に基準クロックを検出させたこと
   を特徴とする請求項３に記載の光ディスクの記録再生装
   置。