JPH0226003A - 耐食性に優れた希土類永久磁石とその製造方法 - Google Patents
耐食性に優れた希土類永久磁石とその製造方法Info
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- JPH0226003A JPH0226003A JP63175214A JP17521488A JPH0226003A JP H0226003 A JPH0226003 A JP H0226003A JP 63175214 A JP63175214 A JP 63175214A JP 17521488 A JP17521488 A JP 17521488A JP H0226003 A JPH0226003 A JP H0226003A
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Landscapes
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- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、R,Fe、Bを主成分とする永久磁石合金に
係り、特に耐食性に優れ、磁石特性を改善した希土類永
久磁石合金とその製造方法に関するものである。
係り、特に耐食性に優れ、磁石特性を改善した希土類永
久磁石合金とその製造方法に関するものである。
[従来の技術〕
一般に、R−Fe−B系永久磁石合金は、所定の組織か
ら成るインゴットを粉砕し粉末冶金法によ・り焼結して
得られる。従来の希土類磁石であるSm−Co系磁石に
比較して高い磁気特性を有する。
ら成るインゴットを粉砕し粉末冶金法によ・り焼結して
得られる。従来の希土類磁石であるSm−Co系磁石に
比較して高い磁気特性を有する。
しかしながら、R−Fe−B系磁石合金は、この金属組
成中に極めて酸化し易いNd−Fe固溶体相を含有して
いる為、磁気回路等の装置に組み込んだ場合、通常の環
境条件下でもSm−Co系磁石に比べ磁石の酸化による
特性の劣化、及びそのばらつきも大きい、更に、磁石か
ら発生した酸化物の飛散による周辺部への影響も引き起
こす。
成中に極めて酸化し易いNd−Fe固溶体相を含有して
いる為、磁気回路等の装置に組み込んだ場合、通常の環
境条件下でもSm−Co系磁石に比べ磁石の酸化による
特性の劣化、及びそのばらつきも大きい、更に、磁石か
ら発生した酸化物の飛散による周辺部への影響も引き起
こす。
このため得られた磁石にめっきを施し耐食性を向上させ
る試みが、特開昭49−86896号公報、あるいは特
開昭60−63901号公報などに提案されているが、
この場合磁石製造中に発生ずる酸化を防ぐことは困難で
ある。
る試みが、特開昭49−86896号公報、あるいは特
開昭60−63901号公報などに提案されているが、
この場合磁石製造中に発生ずる酸化を防ぐことは困難で
ある。
従来、水溶性めっき浴にて電解めっきを行うと、素地で
あるNd−Fe−B磁石表面にめっきは可能であるが、
めっき膜と素地との間が密着性が不十分であり、ふくれ
、剥離等の欠陥をしばしば生ずることがあり、金属組織
中で極めて酸化され易いNd−Fe固溶体相より使用中
に錆が発生し耐食性に優れためっき膜を得ることが出来
ない問題点を有している。
あるNd−Fe−B磁石表面にめっきは可能であるが、
めっき膜と素地との間が密着性が不十分であり、ふくれ
、剥離等の欠陥をしばしば生ずることがあり、金属組織
中で極めて酸化され易いNd−Fe固溶体相より使用中
に錆が発生し耐食性に優れためっき膜を得ることが出来
ない問題点を有している。
又、本系磁石合金は、加工された製品が小物とか薄物(
例えば厚みが3rm以下)のようなものの場合磁石特性
が著しく劣化する現象が生、しる。
例えば厚みが3rm以下)のようなものの場合磁石特性
が著しく劣化する現象が生、しる。
これは加工された磁石表面でR2Fe+4B相が、保磁
力発生のために不可欠なN d −rich相に包まれ
ていない状態になっているため、表面に露出しているR
2Fe+、B相の磁化は低い磁場で反転するために生じ
ると考えられる。即ち磁石表面層では保磁力が著しく低
下した状態となっている故に、磁石製品が小物あるいは
薄物の場合にはこの磁石表面の保磁力低下か磁石体全体
の特性に著しく影響し、減磁曲線の角型等を劣化させる
ことが報告されている(特開昭61−281850号公
報)。
力発生のために不可欠なN d −rich相に包まれ
ていない状態になっているため、表面に露出しているR
2Fe+、B相の磁化は低い磁場で反転するために生じ
ると考えられる。即ち磁石表面層では保磁力が著しく低
下した状態となっている故に、磁石製品が小物あるいは
薄物の場合にはこの磁石表面の保磁力低下か磁石体全体
の特性に著しく影響し、減磁曲線の角型等を劣化させる
ことが報告されている(特開昭61−281850号公
報)。
この対策として加工したR−Fe−B磁石表面へR又は
R−T合金をスパッタ、蒸着等により磁石表面にコーテ
ィングしなり、さらに熱処理を加えることにより表面の
保磁力の回復を図る方策も報告されている。(特開昭6
1−281850号公報、特開昭62−192566号
公報)。
R−T合金をスパッタ、蒸着等により磁石表面にコーテ
ィングしなり、さらに熱処理を加えることにより表面の
保磁力の回復を図る方策も報告されている。(特開昭6
1−281850号公報、特開昭62−192566号
公報)。
[発明が解決しようとする課題]
しかし、これらスパッタ等の方法では量産性が著しく低
く、しかもコスト高となる問題点を有している。
く、しかもコスト高となる問題点を有している。
さらにこのスパッタ方法により表面の保磁力を回復させ
ても、磁石表面は大気中で極めて活性であるRを主成分
としているため、その上に耐酸化性の被膜をコーティン
グする必要がある。
ても、磁石表面は大気中で極めて活性であるRを主成分
としているため、その上に耐酸化性の被膜をコーティン
グする必要がある。
この耐酸化性の被膜を形成するにも前述の様に磁石表面
がRを主成分とする大気中にて極めて活性な層であるた
め、その取り扱いが困難であり、通常のコーティングで
は、その工程中に磁石表面が酸化してしまうため、コー
ティング被膜が剥離し、耐食性が悪くなり、さらには磁
石特性の劣化を生じる。即ち、磁石特性の改善と耐食性
を向上させる方策としては適していないものであった。
がRを主成分とする大気中にて極めて活性な層であるた
め、その取り扱いが困難であり、通常のコーティングで
は、その工程中に磁石表面が酸化してしまうため、コー
ティング被膜が剥離し、耐食性が悪くなり、さらには磁
石特性の劣化を生じる。即ち、磁石特性の改善と耐食性
を向上させる方策としては適していないものであった。
そこで本発明は、上記した欠点を、解決するためのもの
でありその技術課題は、あらかじめRイオン又はFeイ
オンを加えためっき液中にて電解めっきを行うことによ
り磁石表面のめっき膜中にR1Fe元索が含有し、めっ
き膜内の表面と内部との間にR及びFeの濃度分布をも
っためっき膜が形成され素地との密着性の良いかつ耐食
性に優れ、又めっき後熱処理することにより特に小物、
薄物等での保磁力の向上した希土類永久磁石合金及びそ
の製造方法を提供することにある。
でありその技術課題は、あらかじめRイオン又はFeイ
オンを加えためっき液中にて電解めっきを行うことによ
り磁石表面のめっき膜中にR1Fe元索が含有し、めっ
き膜内の表面と内部との間にR及びFeの濃度分布をも
っためっき膜が形成され素地との密着性の良いかつ耐食
性に優れ、又めっき後熱処理することにより特に小物、
薄物等での保磁力の向上した希土類永久磁石合金及びそ
の製造方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
本発明によれば、R−Fe−B(但しRはYを含む希土
類元素)系磁石合金表面に金属被膜を有する希土類磁石
において、上記金属被膜は電着により形成した耐食性を
付与する金属よりなる電解めっき膜を含み、上記電解め
っき膜はR又はFeを含むことを特徴とする耐食性に優
れた希土類永久磁石が得られる。
類元素)系磁石合金表面に金属被膜を有する希土類磁石
において、上記金属被膜は電着により形成した耐食性を
付与する金属よりなる電解めっき膜を含み、上記電解め
っき膜はR又はFeを含むことを特徴とする耐食性に優
れた希土類永久磁石が得られる。
本発明によれば、R−Fe−B(但しRはYを含む希土
類元素)系表面に、耐食性を付与するための電解めっき
膜をアルカリ性浴又は酸性浴より電着させる耐食性に優
れた希土類永久磁石のIl!遣方法において、上記アル
カリ性浴又は酸性浴は、Rイオン又はFeイオンの少く
とも1種を含むことを特徴とする耐食性に優れた希土類
永久磁石の製造方法が得られる。
類元素)系表面に、耐食性を付与するための電解めっき
膜をアルカリ性浴又は酸性浴より電着させる耐食性に優
れた希土類永久磁石のIl!遣方法において、上記アル
カリ性浴又は酸性浴は、Rイオン又はFeイオンの少く
とも1種を含むことを特徴とする耐食性に優れた希土類
永久磁石の製造方法が得られる。
ここで、本発明においては、上記Rイオン又はFeイオ
ンの少くとも1種は、0 、01 not/J〜1
、 Omol/Jの範囲内の濃度であることが望ましい
。
ンの少くとも1種は、0 、01 not/J〜1
、 Omol/Jの範囲内の濃度であることが望ましい
。
ここで、本発明の耐食性に優れた希土預永久磁石の製造
方法において、上記電解めっき膜を電着した後、400
℃〜1100℃にて熱処理することが望ましい。
方法において、上記電解めっき膜を電着した後、400
℃〜1100℃にて熱処理することが望ましい。
通常は金属塩を溶解した水溶液めっき浴にて電解めっき
を行うと、素地であるNd−Fe−B磁石合金とめつき
膜との密着性があまり良くない。
を行うと、素地であるNd−Fe−B磁石合金とめつき
膜との密着性があまり良くない。
この場合ふくれ剥離等の欠陥がしばしば生じ、金属組織
中で極めて酸化され易いNd−Fe固溶体相より使用中
に錆が発生し、通常の環境条件下でもその部分より酸化
が進行する。
中で極めて酸化され易いNd−Fe固溶体相より使用中
に錆が発生し、通常の環境条件下でもその部分より酸化
が進行する。
この様に素地とめつき膜との密着性の悪い事が大きな問
題となっている0通常密着性を向上させるために、表面
状態、前処理工程、めっき条件等の検討を行っているが
その効果は十分とは言えない、又、小物や薄物に加工し
た場合の磁石特性の劣化も大きな問題であった。そこで
本発明では使用するめつき液中にあらかじめRイオン又
はFeイオンを含有しておくと、電解めっき中にめっき
用金属イオンはもちろんのこと溶液中のR,Feイオン
もカソード上に析出し、めっき膜中に含有される。この
時、めっき液中のR,Feイオンは消費され、アノード
側より補給されないめで、溶液のイオン濃度は減少して
くる。その結果、R9Fe元素が磁石表面から、めっき
層表面に向ってしだいに減少する濃度分布をもっためっ
き膜の形成が可能となり、このめっき膜は素地との密着
性が非常に良く、R,Feイオン添加の効果が顕著に見
られた。
題となっている0通常密着性を向上させるために、表面
状態、前処理工程、めっき条件等の検討を行っているが
その効果は十分とは言えない、又、小物や薄物に加工し
た場合の磁石特性の劣化も大きな問題であった。そこで
本発明では使用するめつき液中にあらかじめRイオン又
はFeイオンを含有しておくと、電解めっき中にめっき
用金属イオンはもちろんのこと溶液中のR,Feイオン
もカソード上に析出し、めっき膜中に含有される。この
時、めっき液中のR,Feイオンは消費され、アノード
側より補給されないめで、溶液のイオン濃度は減少して
くる。その結果、R9Fe元素が磁石表面から、めっき
層表面に向ってしだいに減少する濃度分布をもっためっ
き膜の形成が可能となり、このめっき膜は素地との密着
性が非常に良く、R,Feイオン添加の効果が顕著に見
られた。
R,Feイオンを含む水溶液電解めっきに用いられる金
属は磁石中に含まれる希土類金属より酸化されにくい金
属であれば何でもよく、一般的に酸性電解めっき浴とし
てN1めつきではワット浴、Cuめっきでは硫酸銅浴、
Snめっきでは硫酸浴等が考えられる。一方アルカリ性
電解めっき浴として、Cuめっきではビロリン酸銅めっ
き浴、Snめっきではナトリウム浴あるいはカリウム浴
等があげられる。
属は磁石中に含まれる希土類金属より酸化されにくい金
属であれば何でもよく、一般的に酸性電解めっき浴とし
てN1めつきではワット浴、Cuめっきでは硫酸銅浴、
Snめっきでは硫酸浴等が考えられる。一方アルカリ性
電解めっき浴として、Cuめっきではビロリン酸銅めっ
き浴、Snめっきではナトリウム浴あるいはカリウム浴
等があげられる。
これら水溶液電解めっき洛中に含まれているRイオン又
はFeイオンの量は0.01 mot/j〜i n
of/jの範囲が望ましく、0.01 1ol/J以下
では、めっき膜中にR,Fe元素が含有する址が少ない
為、上記の効果が見られない、又11ol/j以上では
Ndがめつき層中に多く含有する為、めっき層そのもの
の耐食性が悪くなる為、0.01〜10 nof/jの
範囲が望ましい。
はFeイオンの量は0.01 mot/j〜i n
of/jの範囲が望ましく、0.01 1ol/J以下
では、めっき膜中にR,Fe元素が含有する址が少ない
為、上記の効果が見られない、又11ol/j以上では
Ndがめつき層中に多く含有する為、めっき層そのもの
の耐食性が悪くなる為、0.01〜10 nof/jの
範囲が望ましい。
めっき膜の厚さは、0.1(μm)以下ではめっきが十
分に行なわれない為、磁石表面での酸化が進行し、また
10(μm)以上では、磁石の単位体積当りに含まれる
非磁性部分が多くなり、磁石の磁気性能が低下する為、
めっき膜の厚さは0.1〜10(μm)の範囲が望まし
い。
分に行なわれない為、磁石表面での酸化が進行し、また
10(μm)以上では、磁石の単位体積当りに含まれる
非磁性部分が多くなり、磁石の磁気性能が低下する為、
めっき膜の厚さは0.1〜10(μm)の範囲が望まし
い。
電解めっきを行う時、通常、試料をめっき液に浸漬した
後、電圧を印加して電解めっきを行うのが常である。し
かしながらNd−Fe−B磁石試片をめっき浴に浸漬し
、そのままにしておくと、Nd−Fe固溶体相が溶は出
し腐食してしまう。
後、電圧を印加して電解めっきを行うのが常である。し
かしながらNd−Fe−B磁石試片をめっき浴に浸漬し
、そのままにしておくと、Nd−Fe固溶体相が溶は出
し腐食してしまう。
そこで最初から所定の電流密度となるよ、うに電圧を印
加しながら、めっき液に浸漬し電解めっきを行うと密着
性の良いきれいなめつき膜が形成される。
加しながら、めっき液に浸漬し電解めっきを行うと密着
性の良いきれいなめつき膜が形成される。
さらに本発明においてめっき後熱処理を施ずと、磁石表
面とめつき膜との密着性が良くなったり、磁石特性が向
上することができる。これは熱処理により原子の拡散が
起きる為である。熱処理温度は400℃〜1100℃の
範囲が望ましく、400℃より低い温度では拡散が十分
に起こらず、1100℃以上では焼結体中の粒成長が起
こり磁石特性の劣化を招く為である。
面とめつき膜との密着性が良くなったり、磁石特性が向
上することができる。これは熱処理により原子の拡散が
起きる為である。熱処理温度は400℃〜1100℃の
範囲が望ましく、400℃より低い温度では拡散が十分
に起こらず、1100℃以上では焼結体中の粒成長が起
こり磁石特性の劣化を招く為である。
本発明によれば、あらかじめRイオン又はFeイオンを
含んだめっき浴を用いて電解めっきを行う事により磁石
表面に密着性の良く且つ耐食性に優れためっき膜が形成
される。さらに熱処理を加える事により磁気特性の向上
した実用上非常に有益な磁石を得ることが可能となった
。
含んだめっき浴を用いて電解めっきを行う事により磁石
表面に密着性の良く且つ耐食性に優れためっき膜が形成
される。さらに熱処理を加える事により磁気特性の向上
した実用上非常に有益な磁石を得ることが可能となった
。
以下本発明の実施例について説明する。
[実施例]
実施例1
粉末冶金法によって得られた33wt%Nd−1、Ow
t%B−Febalの組成をもつ焼結体をlX7X10
(+m+)の大きさに加工し試料とした。
t%B−Febalの組成をもつ焼結体をlX7X10
(+m+)の大きさに加工し試料とした。
第1表に示ずビロリン酸銀めっき浴(ストライク浴)に
、Q、 l lot/、11のNdイオン、Feイオ
> ’/8 ?rf、 t 、?+“7′・
以下依日以下余日 アノード側にCu板、カソード側にNd−FeB焼結体
試片とし、25℃の浴温中にて電流密度1 、 OA/
dn”で30分間Cuめっきを行った。
、Q、 l lot/、11のNdイオン、Feイオ
> ’/8 ?rf、 t 、?+“7′・
以下依日以下余日 アノード側にCu板、カソード側にNd−FeB焼結体
試片とし、25℃の浴温中にて電流密度1 、 OA/
dn”で30分間Cuめっきを行った。
上記条件下で約10μmの厚みをもったCuめっき膜が
Nd−Fe−B磁石表面にめっきされた。
Nd−Fe−B磁石表面にめっきされた。
この時素地とC’uめっきとの密着性も非常に良く、の
りの良いCuめっき膜が得られた。
りの良いCuめっき膜が得られた。
このめっき膜内の断面をE、D、X (エネルギー分散
型X線分析装置)により組成分析を行った。
型X線分析装置)により組成分析を行った。
その結果を第2表に示す。
第 2 表 (wt%)
果を第3表に示した。
以下余日
Nd−Fe−B磁石表面近くのめつき膜にはNd、Fe
が曲より多く、めっき膜内にはNd。
が曲より多く、めっき膜内にはNd。
Feの濃度分布が見られる。
密着力試験として試片に外力(摩擦、折り曲げ。
衝撃等)を加えた時の影響を定性的に確かめた結次にめ
っきした試料を400〜b 0.511rの条件下で熱処理を施した。その時の磁気
特性(IHc)の結果を第4表に示した。
っきした試料を400〜b 0.511rの条件下で熱処理を施した。その時の磁気
特性(IHc)の結果を第4表に示した。
第 4 表
500℃〜800℃X0.511rの熱処理条件下で磁
気特性(IHc)の向上が見られ、特に600℃xo、
5Hrの時 IHc 12 、 O(kOe)得
られた。
気特性(IHc)の向上が見られ、特に600℃xo、
5Hrの時 IHc 12 、 O(kOe)得
られた。
さらにNd−Fe−B磁石表面にCu下地めっき後電解
Niめつき処理を施した。これら試験片を60℃×95
%湿度の恒温恒温の条件下で1500時間耐食性試験を
行った時の結果を第5表に示す。
Niめつき処理を施した。これら試験片を60℃×95
%湿度の恒温恒温の条件下で1500時間耐食性試験を
行った時の結果を第5表に示す。
本発明による試験片は赤さび、剥離、ふくれ等の欠陥を
生ずることなく、非常に耐食性に優れていることが判明
した。
生ずることなく、非常に耐食性に優れていることが判明
した。
実緒例2
第6表に示すワット浴にッケルめっき浴)に0、1
l1al/flのNdイオン、Feイオン溶液を加えた
。
l1al/flのNdイオン、Feイオン溶液を加えた
。
アノード側にNi板、カソード側にNd−FeB焼結体
試片とし50℃の浴温中にて電流密度4.0^/ dm
”で10分間Niめっきを行った。
試片とし50℃の浴温中にて電流密度4.0^/ dm
”で10分間Niめっきを行った。
上記条件下で約10μmの厚みをもったNiめつき膜が
Nd−Fe−B磁石表面にめっきされた。
Nd−Fe−B磁石表面にめっきされた。
素地とNiめっきとの密着性は非常に良く、密着力試験
でもふくれ、剥離等の欠陥は無かった。
でもふくれ、剥離等の欠陥は無かった。
このめっき膜内の断面をE、D、Xにより組成分析を行
った。その結果を第7表に示す。
った。その結果を第7表に示す。
第 7 表 (wt%)
Nd−Fe−B磁石表面近くのめつき膜にはNd、Fe
が他より多く、めっき膜内にNd。
が他より多く、めっき膜内にNd。
Feの濃度分布が見られた。
次にめっきした試料を600℃xo、511rの条件で
熱処理を施した。その結果r Hcが8 (kOe)か
ら11 、5 (koe)へ向上した。
熱処理を施した。その結果r Hcが8 (kOe)か
ら11 、5 (koe)へ向上した。
又、60°CX95%湿度の恒温恒温の条件下で150
0時間爾食性試験を行ワたところ、赤さび、ふくれ、剥
離等の変化は何ら観察されなかった。
0時間爾食性試験を行ワたところ、赤さび、ふくれ、剥
離等の変化は何ら観察されなかった。
[発明の効果]
以上説明した様に、本発明の耐食性を有する希土類永久
磁石及びその製造方法においては、あらかじめRイオン
又はFeイオンを含んだめっき浴を用いて水溶液電解め
っきを行うことにより磁石表面のめっき膜中に、R,F
e元素が含有し、めっき膜内の内部と表面との間にR,
Feの濃度分布をもっためっき膜が形成される。このめ
っき膜は素地との密着性が良く、かつ耐食性に優れた磁
石を得ることが可能となった。更にめっき後熱処理を總
すことにより、磁石特性の回復を図ることができ特に小
物、薄物での保磁力の向上を促すことができる。
磁石及びその製造方法においては、あらかじめRイオン
又はFeイオンを含んだめっき浴を用いて水溶液電解め
っきを行うことにより磁石表面のめっき膜中に、R,F
e元素が含有し、めっき膜内の内部と表面との間にR,
Feの濃度分布をもっためっき膜が形成される。このめ
っき膜は素地との密着性が良く、かつ耐食性に優れた磁
石を得ることが可能となった。更にめっき後熱処理を總
すことにより、磁石特性の回復を図ることができ特に小
物、薄物での保磁力の向上を促すことができる。
Claims (2)
- 1.R−Fe−B(但しRはYを含む希土類元素)系磁
石合金表面に金属被膜を有する希土類永久磁石において
、 上記金属被膜は電着により形成した耐食性を付与する金
属よりなる電解めっき膜を含み、上記電解めっき膜はR
又はFeを含むことを特徴とする耐食性に優れた希土類
永久磁石。 - 2.R−Fe−B(但しRはYを含む希土類元素)系磁
石合金表面に、電解めっき膜をアルカリ性浴又は酸性浴
より電着させて、耐食性を付与する耐食性に優れた永久
磁石の製造方法において、上記アルカリ性浴又は酸性浴
は、Rイオン又はFeイオンの少くとも1種を含むこと
を特徴とする耐食性に優れた希土類永久磁石の製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63175214A JP2617118B2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | 耐食性に優れた希土類永久磁石とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63175214A JP2617118B2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | 耐食性に優れた希土類永久磁石とその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0226003A true JPH0226003A (ja) | 1990-01-29 |
JP2617118B2 JP2617118B2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=15992288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63175214A Expired - Fee Related JP2617118B2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | 耐食性に優れた希土類永久磁石とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2617118B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1081390A2 (en) | 1999-09-03 | 2001-03-07 | Amiteq Co., Ltd. | Self-induction-type stroke sensor |
US6512360B1 (en) | 1999-03-15 | 2003-01-28 | Amiteq Co., Ltd | Self-induction-type stroke sensor |
US7473343B2 (en) | 2003-03-05 | 2009-01-06 | Tdk Corporation | Method of manufacturing rare-earth magnet, and plating bath |
JP2011205022A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Tdk Corp | 希土類焼結磁石及びその製造方法、並びに回転機 |
-
1988
- 1988-07-15 JP JP63175214A patent/JP2617118B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6512360B1 (en) | 1999-03-15 | 2003-01-28 | Amiteq Co., Ltd | Self-induction-type stroke sensor |
EP1081390A2 (en) | 1999-09-03 | 2001-03-07 | Amiteq Co., Ltd. | Self-induction-type stroke sensor |
US7473343B2 (en) | 2003-03-05 | 2009-01-06 | Tdk Corporation | Method of manufacturing rare-earth magnet, and plating bath |
JP2011205022A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Tdk Corp | 希土類焼結磁石及びその製造方法、並びに回転機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2617118B2 (ja) | 1997-06-04 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |