JPH022520Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH022520Y2 JPH022520Y2 JP1983054380U JP5438083U JPH022520Y2 JP H022520 Y2 JPH022520 Y2 JP H022520Y2 JP 1983054380 U JP1983054380 U JP 1983054380U JP 5438083 U JP5438083 U JP 5438083U JP H022520 Y2 JPH022520 Y2 JP H022520Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- cooling
- cross
- spacer
- cooling water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 17
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims description 14
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 9
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 9
- 244000126211 Hericium coralloides Species 0.000 claims description 4
- 238000009749 continuous casting Methods 0.000 claims description 3
- 238000007711 solidification Methods 0.000 claims 1
- 230000008023 solidification Effects 0.000 claims 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 15
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 3
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229910000881 Cu alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は超音波振動する連続鋳造用鋳型の冷却
装置に関するものであり、その目的とするところ
は鋳型の薄肉部分における冷却水の流速をスペー
サを配列することにより、供給側の鋳型下部と
ほゞ同じにし、鋳型の鋳造方向に亘り鋳型を均一
に冷却することにより良好な鋳片を得るところに
ある。
装置に関するものであり、その目的とするところ
は鋳型の薄肉部分における冷却水の流速をスペー
サを配列することにより、供給側の鋳型下部と
ほゞ同じにし、鋳型の鋳造方向に亘り鋳型を均一
に冷却することにより良好な鋳片を得るところに
ある。
連続鋳造法において、鋳型は溶鋼や鋳片に接す
る面を熱伝導の良い銅または銅合金で形成し、内
部に冷却水の通路を設け通路内を高速冷却水を通
すことにより、鋳型内溶鋼の冷却を促進してい
る。
る面を熱伝導の良い銅または銅合金で形成し、内
部に冷却水の通路を設け通路内を高速冷却水を通
すことにより、鋳型内溶鋼の冷却を促進してい
る。
鋳型内の冷却は、鋳型上部の溶鋼上面近傍で
は、鋳片が鋳型壁面と密着しているため、冷却技
術が不適切であれば鋳型内において初期の凝固シ
エル厚みが不均一になり、これに起因した割れが
発生するため、鋳片の表面品質の重大な影響を及
ぼす。また鋳型内壁に溶鋼が焼着するのを防ぐた
め、従来鋳片と鋳型の間に、焼付き防止剤を用い
かつ鋳型に引抜き方向と平行な振動を与えてい
る。しかしながら鋳型に振動を与えた場合、鋳片
に表面欠陥が発生し易く、歩留りが著しく低下す
るという問題を与えているため適切な振動手段が
特に強く望まれている。
は、鋳片が鋳型壁面と密着しているため、冷却技
術が不適切であれば鋳型内において初期の凝固シ
エル厚みが不均一になり、これに起因した割れが
発生するため、鋳片の表面品質の重大な影響を及
ぼす。また鋳型内壁に溶鋼が焼着するのを防ぐた
め、従来鋳片と鋳型の間に、焼付き防止剤を用い
かつ鋳型に引抜き方向と平行な振動を与えてい
る。しかしながら鋳型に振動を与えた場合、鋳片
に表面欠陥が発生し易く、歩留りが著しく低下す
るという問題を与えているため適切な振動手段が
特に強く望まれている。
このため従来の鋳型の振動手段に変わり、上記
要求を満足させる手段として、鋳型内壁の溶鋼上
面近傍に接する部分の部材厚さを局部的に薄く
し、この薄肉部に超音波振動を印加する鋳型が開
発されている。上記の装置においては、鋳造方向
の鋳型断面形状が、従来鋳型に比べ溶鋼上面近傍
に接する部分の厚さが薄いため、冷却水通路断面
積が大きくなり、流速が低下し、冷却水のよどみ
を生じ、したがつて、鋳型、冷却水間の熱伝達が
小さくなり、鋳型の表面温度が高くなると共に鋳
片と鋳型の焼着によるブレークアウト発生の原因
となる。
要求を満足させる手段として、鋳型内壁の溶鋼上
面近傍に接する部分の部材厚さを局部的に薄く
し、この薄肉部に超音波振動を印加する鋳型が開
発されている。上記の装置においては、鋳造方向
の鋳型断面形状が、従来鋳型に比べ溶鋼上面近傍
に接する部分の厚さが薄いため、冷却水通路断面
積が大きくなり、流速が低下し、冷却水のよどみ
を生じ、したがつて、鋳型、冷却水間の熱伝達が
小さくなり、鋳型の表面温度が高くなると共に鋳
片と鋳型の焼着によるブレークアウト発生の原因
となる。
このような冷却状況を改善するため、鋳型の薄
肉部の形状変化に影響されこと無く、下部鋳型内
の冷却水通路断面積とほゞ同一にすることによ
り、流速一定とすれば均一な冷却を促進すること
が可能で健全な鋳片を得ることができる。
肉部の形状変化に影響されこと無く、下部鋳型内
の冷却水通路断面積とほゞ同一にすることによ
り、流速一定とすれば均一な冷却を促進すること
が可能で健全な鋳片を得ることができる。
本考案は、このような知見にもとづき、鋳型上
部における薄肉部の冷却水通路断面積を供給側の
鋳型下部と全路にわたつてほゞ同一とするような
スペーサを、上記鋳型上部薄肉部全幅に配列する
ことによつて均一な冷却状況を維持し良好な品質
の鋳片を得ることである。
部における薄肉部の冷却水通路断面積を供給側の
鋳型下部と全路にわたつてほゞ同一とするような
スペーサを、上記鋳型上部薄肉部全幅に配列する
ことによつて均一な冷却状況を維持し良好な品質
の鋳片を得ることである。
次に本考案を実施例により図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
第1図は超音波振動鋳型の断面図で、鋳型1に
冷却水路3−1,3−2を設け、鋳型1の外壁に
取付けた冷却箱2の下部より、鋳型内部へ冷却水
を送水し、冷却箱2の上部へ排水する。鋳型上部
の溶鋼4の上面近傍における鋳型薄肉部には、ス
ペーサ5を設け、下部の冷却水路3−1と上部の
冷却水路3−2の断面積を略同一にするものであ
る。
冷却水路3−1,3−2を設け、鋳型1の外壁に
取付けた冷却箱2の下部より、鋳型内部へ冷却水
を送水し、冷却箱2の上部へ排水する。鋳型上部
の溶鋼4の上面近傍における鋳型薄肉部には、ス
ペーサ5を設け、下部の冷却水路3−1と上部の
冷却水路3−2の断面積を略同一にするものであ
る。
第2図は鋳型薄肉部にスペーサを適用したA−
A断面積である。鋳型1と冷却箱2との間隙にス
ペーサ5を設け、鋳型薄肉部全幅に配列するもの
である。
A断面積である。鋳型1と冷却箱2との間隙にス
ペーサ5を設け、鋳型薄肉部全幅に配列するもの
である。
第3図はB−B断面を表わし、鋳型下部におけ
る冷却構造を示したものである。
る冷却構造を示したものである。
本考案のスペーサの形状は特に限定されないが
好ましくは鋳型の下部の冷却水通路3−1と上部
の冷却水通路3−2の断面積が略等しくなるのが
良い。
好ましくは鋳型の下部の冷却水通路3−1と上部
の冷却水通路3−2の断面積が略等しくなるのが
良い。
実験によると、第4図に示すように櫛歯断面の
形状が、矩形であるスペーサが冷却特性、経済性
に優れている。図aは断面形状が矩形のスペーサ
5を示し、図bは銅板1と接してクツシヨン材6
を、スペーサ5に張り付け、銅板に付着するキヤ
ビテーシヨンを防止した。又図cは矩形のスペー
サ5に曲率Rを設けた例を示した。
形状が、矩形であるスペーサが冷却特性、経済性
に優れている。図aは断面形状が矩形のスペーサ
5を示し、図bは銅板1と接してクツシヨン材6
を、スペーサ5に張り付け、銅板に付着するキヤ
ビテーシヨンを防止した。又図cは矩形のスペー
サ5に曲率Rを設けた例を示した。
上記のように、この考案によれば鋳型の鋳造方
向における断面変化に影響されること無く、全流
路にわたつて断面積を一定に保ち、かつスペーサ
を櫛歯断面とすることにより、冷却水の整流効果
が得られ、従来の鋳型での冷却と同程度の均一な
冷却を促進することが可能なものである。
向における断面変化に影響されること無く、全流
路にわたつて断面積を一定に保ち、かつスペーサ
を櫛歯断面とすることにより、冷却水の整流効果
が得られ、従来の鋳型での冷却と同程度の均一な
冷却を促進することが可能なものである。
第1図は本考案実施例の説明図、第2図は第1
図のA−A断面図、第3図は第1図のB−B断面
図、第4図は本考案の櫛歯断面形状のスペーサの
説明図である。 1……鋳型、2……冷却箱、3……冷却水路、
4……溶鋼、5……スペーサ、6……クツシヨン
材。
図のA−A断面図、第3図は第1図のB−B断面
図、第4図は本考案の櫛歯断面形状のスペーサの
説明図である。 1……鋳型、2……冷却箱、3……冷却水路、
4……溶鋼、5……スペーサ、6……クツシヨン
材。
Claims (1)
- 連続鋳造鋳型の溶鋼の凝固開始点に接する部材
の薄肉部分に超音波振動子を設けた鋳型におい
て、鋳型薄肉部に櫛歯断面の形状のスペーサを配
設したことを特徴とする超音波振動鋳型の冷却装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5438083U JPS59162146U (ja) | 1983-04-12 | 1983-04-12 | 超音波振動鋳型の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5438083U JPS59162146U (ja) | 1983-04-12 | 1983-04-12 | 超音波振動鋳型の冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59162146U JPS59162146U (ja) | 1984-10-30 |
JPH022520Y2 true JPH022520Y2 (ja) | 1990-01-22 |
Family
ID=30184724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5438083U Granted JPS59162146U (ja) | 1983-04-12 | 1983-04-12 | 超音波振動鋳型の冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59162146U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3411359A1 (de) * | 1984-03-28 | 1985-10-31 | Mannesmann AG, 4000 Düsseldorf | Stranggiesskokille fuer rund- bzw. knueppelquerschnitte, insbesondere fuer das vergiessen von fluessigem stahl |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5611156A (en) * | 1979-07-09 | 1981-02-04 | Nippon Steel Corp | Mold for continuous casting of metal |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5042117Y2 (ja) * | 1971-07-31 | 1975-11-29 | ||
JPS5230335Y2 (ja) * | 1972-08-09 | 1977-07-11 |
-
1983
- 1983-04-12 JP JP5438083U patent/JPS59162146U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5611156A (en) * | 1979-07-09 | 1981-02-04 | Nippon Steel Corp | Mold for continuous casting of metal |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59162146U (ja) | 1984-10-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0154146B2 (ja) | ||
US5176197A (en) | Continuous caster mold and continuous casting process | |
US4484614A (en) | Method of and apparatus for strip casting | |
JPH022520Y2 (ja) | ||
JPH0342144A (ja) | 連続鋳造用鋳型の冷却方法およびその鋳型 | |
JPH01113164A (ja) | 一方向凝固鋳塊の製造方法および製造装置 | |
JPS626737A (ja) | 鋼の連続鋳造用鋳型 | |
JPH01166862A (ja) | 双ロール式連鋳機のロール鋳型 | |
JPS62224454A (ja) | 連続鋳造用鋳型 | |
CA1217314A (en) | Tapered mold liner facing | |
JPH052417B2 (ja) | ||
JPH0526584B2 (ja) | ||
JPS62230458A (ja) | 片面凝固式連続鋳造装置 | |
CA1229716A (en) | Mold link of a caterpillar type mold | |
JPH0324273Y2 (ja) | ||
JPH0489163A (ja) | 連続鋳造方法及びその鋳型 | |
JPH0638600Y2 (ja) | 連続鋳造用モールド | |
JPH0211956Y2 (ja) | ||
JPH0536148B2 (ja) | ||
JPS61245949A (ja) | 連続鋳造方法 | |
JPH0646598Y2 (ja) | 金属薄帯連続鋳造用浸漬ノズル | |
JPS58187244A (ja) | 鋳片連続鋳造設備におけるシエル形成法 | |
JPS57154350A (en) | Continuous casting method for metal | |
JPS6127148A (ja) | 水平連続鋳造方法およびその装置 | |
JPH0340450Y2 (ja) |