JPH02246321A - 気相結晶成長装置 - Google Patents
気相結晶成長装置Info
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- JPH02246321A JPH02246321A JP6818289A JP6818289A JPH02246321A JP H02246321 A JPH02246321 A JP H02246321A JP 6818289 A JP6818289 A JP 6818289A JP 6818289 A JP6818289 A JP 6818289A JP H02246321 A JPH02246321 A JP H02246321A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、反応炉を備え、リンを含む材料を気相にし
て基板の上にエピタキシャル成長させる気相結晶成長装
置に関するものであり、特に、反応炉内を大気開放する
ときに、リンが発火するのを防止することができるよう
に改良された気相結晶成長装置に関するものである。
て基板の上にエピタキシャル成長させる気相結晶成長装
置に関するものであり、特に、反応炉内を大気開放する
ときに、リンが発火するのを防止することができるよう
に改良された気相結晶成長装置に関するものである。
材料を気相にして基板の上にエピタキシャル成長させる
方法を気相エピタキシャル法という。この気相エピタキ
シャル法には、堆積時に反応を伴わない物理蒸着法(P
VD法)と、反応を伴う化学堆積法(CVD法)とがあ
る。このうち、CVD法は、析出させようとする物質の
化合物のガスを、高温に加熱した基板上に輸送し、熱分
解もしくは他のガスや蒸気などと反応させて、基板上に
薄膜を形成させる方法である。
方法を気相エピタキシャル法という。この気相エピタキ
シャル法には、堆積時に反応を伴わない物理蒸着法(P
VD法)と、反応を伴う化学堆積法(CVD法)とがあ
る。このうち、CVD法は、析出させようとする物質の
化合物のガスを、高温に加熱した基板上に輸送し、熱分
解もしくは他のガスや蒸気などと反応させて、基板上に
薄膜を形成させる方法である。
第2図は、従来の、リン系化合物半導体を作製するため
の気相結晶成長装置の概念図である。第2図を参照して
、1は反応炉である。反応炉1は、反応管2と排気部3
とからなる。反応管2には、該反応管2内に材料ガスを
導入するためのガス導入管4が設けられている。反応管
2内には、基板5を下から支持するサセプタ6が設けら
れている。
の気相結晶成長装置の概念図である。第2図を参照して
、1は反応炉である。反応炉1は、反応管2と排気部3
とからなる。反応管2には、該反応管2内に材料ガスを
導入するためのガス導入管4が設けられている。反応管
2内には、基板5を下から支持するサセプタ6が設けら
れている。
サセプタ6は固定台7に固定されている。反応管2のま
わりには、高周波コイル8が設けられ、高周波コイル8
は高周波電源9に接続されている。
わりには、高周波コイル8が設けられ、高周波コイル8
は高周波電源9に接続されている。
高周波コイル8から発生する高周波は、原料ガスを加熱
分解するものである。
分解するものである。
次に、インジウムリン(InP)の薄膜を基板5上に形
成する場合を例にとり、この装置の動作について説明す
る。原料ガスであるトリメチルインジウムとホスフィン
を、ガス導入管4より反応管2内に導入する。続いて、
高周波電源9をONし、高周波コイル8より高周波を発
生させる。この高周波によって、反応管2内に導入され
た原料ガスは熱分解され、インジウムリンの薄膜が基板
5上に堆積される。反応は次のとおりである。
成する場合を例にとり、この装置の動作について説明す
る。原料ガスであるトリメチルインジウムとホスフィン
を、ガス導入管4より反応管2内に導入する。続いて、
高周波電源9をONし、高周波コイル8より高周波を発
生させる。この高周波によって、反応管2内に導入され
た原料ガスは熱分解され、インジウムリンの薄膜が基板
5上に堆積される。反応は次のとおりである。
I n (CH,)、+PH,→I nP+3cH4〔
発明が解決しようとする課題〕 従来の、リン系化合物半導体を作製するための気相結晶
成長装置は以上のように構成されている。
発明が解決しようとする課題〕 従来の、リン系化合物半導体を作製するための気相結晶
成長装置は以上のように構成されている。
しかしながら、従来の装置では、第2図を参照して、反
応管2の内壁、排気部3の内壁および固定台7の外壁に
リンが析出することがしばしば認められた。図中、X印
で表わされている部分に特にリンが集中して析出する。
応管2の内壁、排気部3の内壁および固定台7の外壁に
リンが析出することがしばしば認められた。図中、X印
で表わされている部分に特にリンが集中して析出する。
したがって、反応炉1を大気開放して、結晶が成長した
基板5を取出すときに、析出したリンが発火するという
問題を引き起こしていた。
基板5を取出すときに、析出したリンが発火するという
問題を引き起こしていた。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、反応炉内を大気開放するときに、リンが発火
するのを防止することができる気相結晶成長装置を提供
することをb的とする。
たもので、反応炉内を大気開放するときに、リンが発火
するのを防止することができる気相結晶成長装置を提供
することをb的とする。
[課題を解決するための手段]
この発明は、反応炉を備え、リンを含む材料を気相にし
て基板の上にエピタキシャル成長させる気相結晶成長装
置に係るものである。そして、上記問題点を解決するた
めに、酸化性ガスを上記反応炉内に送り込む酸化性ガス
供給手段を備えている。
て基板の上にエピタキシャル成長させる気相結晶成長装
置に係るものである。そして、上記問題点を解決するた
めに、酸化性ガスを上記反応炉内に送り込む酸化性ガス
供給手段を備えている。
この発明に係る装置においては、酸化性ガスを反応炉内
に送り込む酸化性ガス供給手段を備えたので、反応炉内
にリンが析出しても、反応炉内にたとえば酸素を送り込
むことによって次式に示すように、リンを五酸化リンに
変えることができる。
に送り込む酸化性ガス供給手段を備えたので、反応炉内
にリンが析出しても、反応炉内にたとえば酸素を送り込
むことによって次式に示すように、リンを五酸化リンに
変えることができる。
この五酸化リンは、発火性を有しないものである。
4 P + 502→2P20゜
[実施例]
以下、この発明の一実施例を図について説明する。
ここでは、気相結晶成長法として、有機金属化学堆積法
の実施例について示す。この有機金属化学堆積法は、有
機金属化合物を基板付近で熱分解させて、基板上にエピ
タキシャル成長させる方法である。
の実施例について示す。この有機金属化学堆積法は、有
機金属化合物を基板付近で熱分解させて、基板上にエピ
タキシャル成長させる方法である。
第1図は、この発明の実施例に係る気相結晶成長装置の
概念図である。第1図を参照して、1は、反応炉である
。反応炉1は反応管2と排気部3とからなる。反応管2
と排気部3は分離可能に接続されている。反応管2は通
常石英で形成される。
概念図である。第1図を参照して、1は、反応炉である
。反応炉1は反応管2と排気部3とからなる。反応管2
と排気部3は分離可能に接続されている。反応管2は通
常石英で形成される。
反応管2は、該反応管2内に原料ガスを導入するガス導
入管路10と、反応炉1内に酸素ガスを導入する酸素ガ
ス導入管路11a、llbが取付けられている。反応管
2内には、基板5を下から支持するサセプタ6が設けら
れている。サセプタ6は固定台7に固定されている。反
応管2のまわりには、高周波コイル8が設けられ、高周
波コイル8は高周波電源9に接続されている。高周波コ
イル8から発生する高周波は、原料ガスを加熱分解する
ものである。
入管路10と、反応炉1内に酸素ガスを導入する酸素ガ
ス導入管路11a、llbが取付けられている。反応管
2内には、基板5を下から支持するサセプタ6が設けら
れている。サセプタ6は固定台7に固定されている。反
応管2のまわりには、高周波コイル8が設けられ、高周
波コイル8は高周波電源9に接続されている。高周波コ
イル8から発生する高周波は、原料ガスを加熱分解する
ものである。
排気部3内には、排気用管路12が設けられている。排
気用管路12には、酸素ガスが排気用管路12内に導入
されるように、開口部12aが設けられている。排気部
3は、該排気部3内に酸素ガスを導入する酸素ガス導入
口13を備えている。
気用管路12には、酸素ガスが排気用管路12内に導入
されるように、開口部12aが設けられている。排気部
3は、該排気部3内に酸素ガスを導入する酸素ガス導入
口13を備えている。
次に、インジウムリンの薄膜を基板5上に形成する場合
を例に挙げて、この装置の動作について説明する。
を例に挙げて、この装置の動作について説明する。
原料ガスであるトリメチルインジウムとホスフィンをキ
ャリアガス(H2ガス)とともに反応管2内に導入する
。続いて、高周波電源9をONL、、高周波コイル8よ
り高周波を発生させる。この高周波によって、反応管2
内に導入された原料ガスは熱分解され、インジウムリン
の薄膜が基板5上に堆積される。このとき、反応管2の
内壁、固定台7の外表面および排気用管路12の内壁に
リンが析出する。気相結晶成長の完了後、キャリアガス
を水素から窒素ガスに切換え、酸素ガス導入管11a、
llbより反応管2内に酸素ガスを導入する。また、酸
素ガス導入口13より、排気部3内に酸素ガスを導入す
る。酸素ガスの流量は1008CCNであり、窒素と酸
素の体積比は1対1とした。酸素ガスは、約1時間導入
された。反応管2内に導入された酸素ガスによって、反
応管2内の内壁面に析出したリンは五酸化リンに変化し
、発火性のないものになった。また、排気用管路12の
内壁に析出していたリンは、排気用管路12の開口部1
2aから導入された酸素によって五酸化リンに変えられ
、発火性のないものに変化した。
ャリアガス(H2ガス)とともに反応管2内に導入する
。続いて、高周波電源9をONL、、高周波コイル8よ
り高周波を発生させる。この高周波によって、反応管2
内に導入された原料ガスは熱分解され、インジウムリン
の薄膜が基板5上に堆積される。このとき、反応管2の
内壁、固定台7の外表面および排気用管路12の内壁に
リンが析出する。気相結晶成長の完了後、キャリアガス
を水素から窒素ガスに切換え、酸素ガス導入管11a、
llbより反応管2内に酸素ガスを導入する。また、酸
素ガス導入口13より、排気部3内に酸素ガスを導入す
る。酸素ガスの流量は1008CCNであり、窒素と酸
素の体積比は1対1とした。酸素ガスは、約1時間導入
された。反応管2内に導入された酸素ガスによって、反
応管2内の内壁面に析出したリンは五酸化リンに変化し
、発火性のないものになった。また、排気用管路12の
内壁に析出していたリンは、排気用管路12の開口部1
2aから導入された酸素によって五酸化リンに変えられ
、発火性のないものに変化した。
次に、結晶成長の完了後、反応管2と排気部3を分離し
、反応炉を大気開放した。このとき、発火性のリンは既
に発火性のない五酸化リンに変えられているので、何ら
発火は認められなかった。
、反応炉を大気開放した。このとき、発火性のリンは既
に発火性のない五酸化リンに変えられているので、何ら
発火は認められなかった。
なお、上記実施例では、トリメチルインジウムとホスフ
ィンを用いた有機金属化学堆積法について述べたが、こ
の発明はこれに限られるものでなく、リンを含む材料を
気相にして基板の上にエピタキシャル成長させる方法な
らば、いずれの方法にも適用できる。
ィンを用いた有機金属化学堆積法について述べたが、こ
の発明はこれに限られるものでなく、リンを含む材料を
気相にして基板の上にエピタキシャル成長させる方法な
らば、いずれの方法にも適用できる。
また、上記実施例では、酸化性ガスとして酸素を用いた
場合を例示したが、この発明はこれに限られるものでな
く、オゾン等、他の酸化性ガスであっても、実施例と同
様の効果を実現する。
場合を例示したが、この発明はこれに限られるものでな
く、オゾン等、他の酸化性ガスであっても、実施例と同
様の効果を実現する。
また、上記実施例では、反応管2と排気部3のそれぞれ
に、酸素ガス供給手段を備えた場合を例示したが、いず
れか一方に、このような酸化性ガス供給手段を備えても
、相当の効果を実現する。
に、酸素ガス供給手段を備えた場合を例示したが、いず
れか一方に、このような酸化性ガス供給手段を備えても
、相当の効果を実現する。
以上、具体的な実施例を挙げて、この発明を説明したが
、本明細書に記載した好ましい実施例は例示的なもので
あり、限定的なものでない。
、本明細書に記載した好ましい実施例は例示的なもので
あり、限定的なものでない。
[発明の効果]
以上説明したとおり、この発明に係る気相結晶成長装置
によれば、酸化性ガスを反応炉内に送り込む酸化性ガス
供給手段を備えているので、反応炉内にリンが析出して
も、反応炉内に酸化性ガスを送り込むことによって、該
リンを五酸化リンに麦えることができる。この五酸化リ
ンは、発火性のないものである。それゆえ、気相結晶成
長後、反応炉を大気開放しても、リンによる発火はなく
なる。
によれば、酸化性ガスを反応炉内に送り込む酸化性ガス
供給手段を備えているので、反応炉内にリンが析出して
も、反応炉内に酸化性ガスを送り込むことによって、該
リンを五酸化リンに麦えることができる。この五酸化リ
ンは、発火性のないものである。それゆえ、気相結晶成
長後、反応炉を大気開放しても、リンによる発火はなく
なる。
第1図は、この発明に係る、リン系化合物半導体の気相
結晶成長装置の概念図である。 第2図は、従来の、リン系化合物半導体の気相結晶成長
装置の概念図である。 図において、1は反応炉、2は反応管、3は排気部、5
は基板、8は高周波コイル、10はガス導入管路、ll
a、llbは酸素ガス導入管路、12は排気用管路、1
2aは開口部、13は酸素ガス導入口である。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。 第10 11I+1 特許出願人 住友電気工業株式会社 1」孟°# 2 L応’!’ 3゛排気岬b +o、 ++b : iL未tfス4h’tk
12120ニア+/1口郡 13: 酩ン木乃゛
入牙入ロ5゛基板 柑λ泪Y路
結晶成長装置の概念図である。 第2図は、従来の、リン系化合物半導体の気相結晶成長
装置の概念図である。 図において、1は反応炉、2は反応管、3は排気部、5
は基板、8は高周波コイル、10はガス導入管路、ll
a、llbは酸素ガス導入管路、12は排気用管路、1
2aは開口部、13は酸素ガス導入口である。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。 第10 11I+1 特許出願人 住友電気工業株式会社 1」孟°# 2 L応’!’ 3゛排気岬b +o、 ++b : iL未tfス4h’tk
12120ニア+/1口郡 13: 酩ン木乃゛
入牙入ロ5゛基板 柑λ泪Y路
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 反応炉を備え、リンを含む材料を気相にして基板の上に
エピタキシャル成長させる気相結晶成長装置において、 前記反応炉内に酸化性ガスを送り込む酸化性ガス供給手
段を備えたことを特徴とする気相結晶成長装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6818289A JPH02246321A (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | 気相結晶成長装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6818289A JPH02246321A (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | 気相結晶成長装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02246321A true JPH02246321A (ja) | 1990-10-02 |
Family
ID=13366383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6818289A Pending JPH02246321A (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | 気相結晶成長装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02246321A (ja) |
-
1989
- 1989-03-20 JP JP6818289A patent/JPH02246321A/ja active Pending
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