JPH02243626A - 医療用貼付剤 - Google Patents

医療用貼付剤

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JPH02243626A
JPH02243626A JP6442489A JP6442489A JPH02243626A JP H02243626 A JPH02243626 A JP H02243626A JP 6442489 A JP6442489 A JP 6442489A JP 6442489 A JP6442489 A JP 6442489A JP H02243626 A JPH02243626 A JP H02243626A
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pressure
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meth
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JP6442489A
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Inventor
Akito Yamanaka
山中 明人
Masaki Sunami
正記 角南
Takashi Kinoshita
隆士 木之下
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ca)産業上の利用分野 本発明は経皮吸収性に優れ、且つ保存安定性に優れたイ
アエンプロゾル及び/又はその有機酸塩含有の医療用貼
付剤に関するものである。
(b)従来の技術 ピペリジ/アルカメール誘導体であるイフェンプロジル
は血液循環改善作用を有し、副作用が比較的低く、その
有用性は高く評価されている。このため我国においては
脳血管拡張剤、脳代λ賦活斉ダとして脳血管障害後遺症
に伴う諸症状、脳血管性痴呆等の治療に広く用いられて
いる。
イフェンプロジル及び/又はその有機酸塩は、例えば特
公昭47−15348号公報、特公昭58−24434
号公報、特公昭58 24435号公報、特公昭59−
51940号公報に開示された方法にて製造することが
できる。
ところが、認可を受けている製剤は現在のところ経口投
与用の錠剤のみであり、主薬として酒石酸イアエンプロ
ノルを含有するものである。しかし、酒石酸イアエンプ
ロノルは、経口役−グされると、消化管にて吸収された
のち門脈を経て肝臓に入り、所謂初回通過効果により相
当量がグルクロン酸抱合体となるため、生物学的利用率
が低く、錠剤は有効な投与形態とは言い難い。
そこでこの初回通過効果を回避する投与経路の一つとし
て経皮投与が考えられる。経皮投与製剤としては、従来
上り液剤、軟膏剤、パップ剤、その他種々の外用貼付剤
が知られており、これらにイフェンプロジルを処方した
製剤は、例えば、軟膏では特開昭61−186311号
公報、外用貼付剤では特開昭6l−18G31G号公報
に開示されている。いずれの場合も塩形態の酒石酸イア
エンプロノルを配合しており、これを十分に溶解せしめ
るために水溶性基剤が用いられている。
(c)発明が解決しようとする課題 人体の皮膚はその角質層がケラチンを主成分とし、脂肪
、ロウ、コレステロールなどの脂溶成分を多量に含有し
ており、外部環境に対する防御機能や生体内成分の放出
の制御8!1能、所謂「バリアー8!能」を有している
ために容易に薬物を経皮吸収させることは困難であり、
酒石酸イアエンプロノルの如き塩形態を有する薬物に対
しては強力なバリアー8!!能を発揮する。特に上記の
如く、酒石酸イフェンプロジルを水溶性基剤に溶解保持
した場合においては、基剤から皮膚への薬物の分配が極
めて低いものと考えられる。
一方、テープ剤には比較的親油性の高いゴム系やアクリ
ル系の高分子物質等が基剤物質として用いられているが
、これらは一般に薬物の溶解性が悪く、酒石酸イフェン
プロジルの如き塩形態の薬物を均一に′L′8解保持す
ることが極めて困難であり、たとえ等角子状態にて作製
しても保存中に含有薬物の結晶化が生じて薬物の経皮吸
収性を阻害する場合があった。
本発明はイアエンプロノル及び/又はその有磯酸塩更に
表面pa+の調節物質を含有する感圧性接着剤層を柔軟
な支持体上に積層することにより、イフェンプロジル及
び/又はその有機酸塩の経皮吸収性と保存安定性を向上
させた医療用貼付剤を提供するものである。
(d)課題を解決するための手段 本発明者らは、上記した課題を解消し、イアエンプロノ
ル及び/又はその有機酸塩の経皮吸収性、更に製剤の保
存安定性を向上させて疾患治療に有効な効果を示す貼付
剤について鋭意研究を重ねた結果、イフェンプロジル及
び/又はその有機酸塩を含有する感圧性接着剤層に酸性
物質及び/又は塩基性物質を併用、含有せしめ感圧性接
着湯層の露出表面のpl+を7〜9の範囲に調節すると
、貼11削中のイフェンプロジル及び/又はその有機酸
塩の皮膚面への薬物の移行が容易となり、バリアー/、
lとしての角質層をも容易に透過しうるうえに、保存安
定性も良好であることを見い出し、本発明を完成するに
至ったものである。
即ち、本発明は、薬効成分としてイアエンプロノル及び
/又はその有機酸塩を含有する感圧性接着剤層を支持体
上に積層してなる貼付剤であり、酸性物質及び/又は塩
基性物質を上記感圧性接着剤l1層中に共存せしめ感圧
性接着斉q層の露出表面のpl+が7〜9の範囲に19
してなることを特徴とするしのである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明に用いられる感圧性接着剤層は、薬効成分として
のイフェンプロジル及び/又はその有機Il!2塩の経
皮吸収性とその保存安定性を向上させるために心変な酸
性物質及び/又は塩基性物質を含有、保持するための層
で、皮膚面に密着する接着剤で形成されたものであれば
特に制限されるものではないが、皮膚に対する接着性及
び安定性の点から好ましくは以下に列記したようなアク
リル系感圧性接着剤が挙げられるのである。
又、これらの感圧性接着剤のうち、皮膚刺激性が低く薬
物の溶角イ性の良好な接着剤、特に(メタ)アクリル酸
アルキルエステルと、分子内にエーテル結合を有する(
メタ)アクリル酸アルキルエステルと、これら以外の共
重合可能な阜量体との共重合体からなる感圧性接着剤り
が好適に用いられる。
」二記アクリル系感圧性接着剤としては、例えば、(メ
タ)アクリル酸ブチルエステル、(メタ)アクリル酸ペ
ンチルエステル、(メタ)アクリル酸ヘキシルエステル
、(メタ)アクリル酸ヘフチルエステル、(メタ)アク
リル酸オクチルエステル、(メタ)アクリル酸ノニルエ
ステル、(メタ)アクリ小Rデシルエステル、(メタ)
アクリル酸ウンデシルエステル、(メタ)アクリル酸ド
デシルエステル、(メタ)アクリル酸トリデシルエステ
ルの如き(メタ)アクリル酸アルキルエステルの一種又
は二種以上の重合体、或いは該エステルの一種以上と共
重合可能な単1体との共重合体などが挙げられろ。
共重合可能な単量体としては、例えば(メタ)アクリル
酸、イタフン酸、クロトン酸、マレイン酸、無水マレイ
ン酸、7マール酸の如きカルボキンル基含有単量体、ス
チレンスルホン酸、アリルスルホン酸、スルホプロピル
7クリレート、(メタ)アクリロイルオキシナフタレン
スルホン酸、アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸
、アクリロイルオキシベンゼンスルホン酸の如きスルホ
キシル基含有単量体、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエ
チルエステル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロプル
エステルの如きヒドロキシル基含有単量体、(メタ)ア
クリルアミド、ツメチル(メタ)アクリルアミド、N−
ブチルアクリルアミド、テトラメチルブチルアクリルア
ミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミドの如きア
ミド基含有アクリル系単1体、(メタ)アクリル酸アミ
/エチルエステル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノ
エチルエステル、(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエ
チルエステル、(メタ)アクリル酸LerL−ブチルエ
ステルの如きアルキルアミノアルキル基含有アクリル系
単量体、(メタ)アクリル酸メトキシエチルエステル、
(メタ)アクリル酸エトキシエチルエステル、(メタ)
アクリル酸ブトキシエチルエステル、(メタ)アクリル
酸テトラヒドロフルフリルエステル、(メタ)アクリル
酸メトキシジエチレングリコールエステル、(メタ)ア
クリル酸メトキシジエチレングリコールエステル、(メ
タ)アクリル酸メトキシポリプロピレングリコールエス
テルの如!’ 分子内1こエーテル結合を有するアクリ
ル酸アルキルエステル、N−(メタ)アクリロイルアミ
782の如きビニル系単1体、アクリル酸のウレタン、
泳素、インシアネートエステルの如きアクリル系単量体
などの官能性Qtffi体、及び(メタ)アクリロニト
リル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ビニルピロリ
ドン、ビニルピリジン、ビニルピラジン、ビニルビベラ
ノン、ビニルビペラトン、ビニルピリミジン、ビニルビ
ロール、ビニルオキサゾール、ビニルカプロラクタム、
ビニルオキサゾール、ビニルチアゾール、ビニルモルホ
リン チレン、ビス(N.N’−ツメチルアミノエチル)マレ
エートなどのビニル系Jli ffi体が挙げられる。
本発明において上記(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル及び共重合TrJ能な単量体は、アルキル部分が直鎖
状及び分岐状の各種異性体、並びに置換基の位置が異な
った各種異性体及び誘導体も包含するものである。
アクリル系感圧性接着剤中の上記(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルと共重合可能な!l’. fi体の配合
比率は重量比で50〜99/1〜50であることが皮膚
接着性の凝集力のバランスから望ましい。
また、皮膚刺急性などの点から分子内にエーテル結合を
有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルを用いた場
合には、(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、分子
内にエーテル結合を有する(メタ)アクリル酸アルキル
エステルと、これら以外の共重合可能な単量体との配合
比率は重量比で40〜8 015 9〜lO/1〜40
であることが望まし111 。
池の感圧性接着剤としては、例えば、シリコーンゴム、
ポリイソプレンゴム、ポリイソブチレンゴム、ポリブタ
ジェンゴム、スチレン−ブタノエン(又はイソプレン)
−スチレンプロ7り共重合体ゴム、アクリル系ゴム、天
然ゴムの如きゴム系物質、ポリビニルアルキルエーテル
、ポリ酢酸ビニル、ポリ酢酸ビニルの部分鹸化物、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドンの如きビニル
系高分子物質、メチルセルロース、カルボキンメチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロースの如きセルロ
ース誘導体、プルラン、デキストリン、寒天の如き多糖
類、ポリウレタン弾性体、ポリエステル弾性体も使用で
きる。
また、上記感圧性接着剤を使用する際において、凝集力
不足のために皮膚貼着後、適泪皮膚面に糊残り現象を生
じて皮膚面の汚染を起こす恐れがある場合は、皮膚接着
性を損なわない程度に適度な化学的架橋処理(!A橋性
単量体の共重合化や外部架橋耐の添加など)や物理的架
橋処理(電子線の如き電離性放射線の照射や紫外線架橋
など)を該組成物に施すことが望ましい。
また本発明において用いられる感圧性接着剤層は表面p
lIを7〜9の範囲にArf6するために酸性物質及び
/又は塩基性物質を共存させたものであり、これによっ
て、イアエンプロノル及び/又はその有機酸塩の経皮吸
収性が向上し、更に安定性も向上する。
この理由は明らかではないが、以下の如く考えられる。
感圧性接着剤層中にイフェンプロジルと酸性物質、必要
によりさらに塩基性物質を共存させた場合には、イアエ
ンプロノルと酸性物質や塩基性物質、並びに感圧性接着
剤成分の間において相互に何等かの分子間力が作用する
。一方、感圧性接着剤層中にイアエンプロノルの有機塩
酸と塩基性物質、必要によりさらに酸性物質を共存させ
た場合には、該感圧性接着剤層中にてイアエンプロノル
の有機塩酸からイフェンプロジル、所謂7り一体へ変化
する過程である準フリー化状態となり、イアエンプロノ
ルと遊離する有機酸との間に何等かの分子間力を残しな
がら、上記と同様な相互分子間力が働くと推定される。
この分子間力は、分子相互の作用様式または大きさの点
で溶液中とは異なるものであり、溶液中では生じない力
、溶液中よりも弱い力等様々であり、このためイフェン
プロノル有成酸塩のみを配合してなるテープ製剤のよう
に安定性が良好で、且つイアエンプロノルのみを配合し
てなるテープ製剤のように経皮吸収性が良好になるもの
と考えられる。
この場合、表面pHとは、感圧性接着剤層の表面に蒸留
水を滴下しその滴下水のpl+が平衡になった時の値で
定義されるものである。
表面pl+が7未満ではイフェンプロジルは皮膚面へ十
分に移行せず、一方表面pHが9を超えると皮膚刺激性
が顕著となる。ところで基剤には水は含まれず、従って
感圧性接着前り層に含有される酸性物質入I!/または
塩基性物質は一般に言われるpl+調整剤とは異なるも
のである。このようにして調製した貼付剤の安定性は、
イフェンプロジルのみを基剤に配合、調製した貼付剤と
比較すると良好であった。
このような塩基性物質としてはイアエンプロノルよりも
強塩基のものを使用することが好ましいが、特に安全性
の面から薬学的に許容される範囲の塩基性物質が好まし
い、具体的には、水酸化カリウム、水酸化すFリウムの
ような=+n物、或いはトリエタノールアミン、ジェタ
ノールアミン、トリイソプロパツールアミン、ノイソプ
ロパノールアミンなどのアミン類、あるいはL−フルギ
ニンなどのアミノ酸が挙げられるが、皮膚刺激性の面か
らトリエタノールアミンが好ましい。
また、酸性物質としては安全性の面から薬学的に許容さ
れる範囲の物質であれば特に限定されるものではないが
、有機酸な使用することが好ましく、特に有機カルボン
酸が好ましい、具体的には、クエン酸、コハク酸、酒石
酸、マレイン酸、7マル酸、サリチル酸、乳酸等の有機
カルボン酸が挙げられる。
これらの酸性物質及び/又は塩基性物質の含有ユはイア
エンプロクル及び/又はその有l(!酸塩1モルに対し
て0.1〜10モルであり、好ましくは0.5〜5モル
である。
又、本発明に用いられる薬効成分としてのイフェンプロ
ジル及び/又はその有機酸塩の含有ユはその薬理効果を
発揮する量であれば特に制限はないが、上記感圧性接着
材料中0.1〜50重量%、好ましくは1〜30重量%
の範囲であり、単位面積当たり20〜3000μs/c
論2、好ましくは100〜2000μg/cra2とす
ることが望ましい。
上記イアエンプロクル及び/又はその有機酸塩更に上述
の酸性物質及び/または塩基性物質を含有する感圧性接
着剤層を担持するための支持体としては、例えばプラス
チックフィルム、不織布、織布、紙、金属箔、発泡フィ
ルム、或いはこれらを組み合わせたものが挙げられる。
(e)実施例 以下、本発明を実施例に基づき詳ぼに説明するが、本発
明はこれに何等限定されるものではなく、種々の変形が
可能である。な“お、本文中で部とあるのはmfi部を
示す。
実施例1 アクリル酸2−エチルヘキシルエステル55部、アクリ
ル酸メトキシエチルエステル30部、酢酸ビニル15部
、アゾビスイソブチロニトリル0゜3部を4つロフラス
コに仕込み、不活性ガス雰囲気下にて60〜63℃に昇
温しで重合反応を開始させ、12部5部の酢酸エチルを
滴下しながら反応温度を制御して10時間反応を続け、
さらに温度75〜80℃で2118間熟成してアクリル
系共重合体溶液を得た(このようにして得られた共重合
体溶液を、以下では単に共重合体溶液(A)とff?ぶ
)。
得られた共重合体溶液(Δ)に、酒石酸イアエンプロシ
ル及びトリエタノールアミンを乾燥後の含有率がそれぞ
れ5fflfi%、2重皿%となるように添加混合し、
ポリエステル製離型ライナー上に薬物含有九が200/
Ig/cm2となるように塗布、乾燥して感圧性接墳斉
lI7!5を形成した。
次に、上記感圧性接着剤層をポリエチレンフィルム製の
支持体上に転着して本発明の医療用貼付剤曜を得た。
実施例2 共重合体溶液(A)に、酒石酸イアエンプロノル及びト
リエタノールアミンを乾燥後の含有率がそれぞれ5重量
%、1重量%となるように添加、混合した以外は実施例
1と同様にして、本発明の医療用貼付剤を得た。
実施例3 共重合体溶液(A)に、酒石酸イアエンプロノル及びト
リエタノールアミンを乾燥後の含有率がそれぞれ5重量
%、4重量%となるように添加、混合した以外は実施例
1と同様にして、本発明の医療用貼付剤を得た。
実施例4 共重合体溶液(A)に、酒石酸イアエンプロノル及1ト
リエタ/−ルアミンを乾燥後の含有率がそれぞれ5重量
%、8重1%となるように添加、混合した以外は実施例
1と同様にして、本発明の医療用貼付剤を得た。
実施例5 へ重合体溶!(A)に、酒石酸イフェンプロジル及び水
酸化カリウムを乾燥後の含有率がそれぞれ51量%、1
重量%となるように添加、混合した以外は実施例1と同
様にして、本発明の医療用貼付剤を得た。
実施例6 共m合体溶液(A)に、イフェンプロジル及びクエン酸
を乾燥後の含有率がそれぞれ5重量%、0゜5I[(f
i%となるように添加、混合した以外は実施例1と同様
にして、本発明の医療用貼付剤を得た。
実施例7 共重合体溶液(A)に、酒石酸イフェンプロジル及びト
リエタノールアミンを乾燥後の含有率がそれぞれ20重
1%、8重量%となるように添加、混合した以外は実施
例1と同様にして、本発明の医療用貼付剤を得た6 実施例8 アクリル酸2−エチルヘキシルエステル95部、アクリ
ル酸5部を4つロフラスコに仕込み、更に酢酸エチル4
2.9部及びアゾビスインブチロニトリル0.3部をそ
れぞれ添加し、不活性ガス雰囲気下で65“Cに昇温さ
せ反応を開始し、酢酸エチル107.1部を分割添加し
つつ反応温度65〜67℃で18時間重合する。その後
昇温しで10時間熟成してアクリル系共重合体溶液(B
)(以下共重合体温fi(B)と呼ぶ)を得た。
得られた共重合体溶液(B)に、酒石酸イフェンプロジ
ル及びトリエタノールアミンを乾燥後の含有率がそれぞ
れ20重皿%、8重1%となるように添加混合した以外
は実施例1と同様にして、本発明の医療用貼付剤を得た
比較例1 共m合体溶fi(A)に、酒石酸イアエンプロノルのみ
を乾燥後の含有率が5重n%となるように添加、混合し
た以外は実施例1と同様にして得たものである。
比較例2 共重合体溶液(A)に、酒石酸イフェンプロジル及びト
リエタノールアミンを乾燥後の含有率がそれぞれ5重量
%、0.2重1%となるように添加、混合した以外は実
施例1と同様にして得たものである。
比較例3 共重合体溶液(A)に、酒石酸イアエンプロノル及びク
エン酸を乾燥後の含有率がそれぞれ5重量%、2重1%
となるように添加、混合した以外は実施例1と同様にし
て得たものである。
表面pl+測定試験 上記のようにして得られた実施例1〜8及び比較例1〜
3の貼付剤を、12IoIIlφの円形に切り抜き、ラ
イナーを剥離して露出させた感圧性接着剤層の表面に0
.IIINの蒸留水を滴下し、滴下水のほぼ平衡に達し
たpH値を測定した。ここで言うところのほぼ平衡に達
したとは、30秒以上値が変わらなくなったことを意味
する。
皮lit移行試験 火ささ35 lml6X 4015111に切り抜いた
実施例1〜G及び比較例1〜3の貼付剤をヒト背部に1
5時開貼付したのち剥離し、残存する酒石酸イアエンプ
ロノル或いはイアエンプロノルをメタノールにて抽出し
、初期含有量から皮膚面への移行量、移イテ率を算出し
た。
これらの試験結果をPt51表に示す。
なお、表面pHは、各実施例及び各比較例共に、試料数
4の平均値を、また皮膚移行量及び皮膚移行率について
は、各実施例及び各比較例共に、試料数3の平均値を各
々示した。
なお、実施例4と実施例5においては、貼付剤を剥離直
後皮膚面が若干発赤していたが強い刺激を示・rもので
はなかった。しかし、表面、IIが9を超えると明瞭な
紅斑或いは浮腫が認められた。
(以下余白) 第1表 ヒト血葉中濃度 実施例7及び実施例8にて得られた貼付剤を薬効成分の
含有量が40a+Hとなるように切り抜き、ヒト上背部
に貼着しく?i験看者4名、2.8.24.36.48
時間後の血漿中濃度をGC−MSによって測定した。こ
の方法における検出限界は血漿l111について200
 pgである。第1図には得られた結果の平均値をグラ
フに示す(実施例7は第1図中、黒丸で表示、実施例8
は第1図中、思三角で表示する)。
又、比較として、経口投与(20mg)時の血漿中濃度
を測定した結果も併せて第1図に示す(第1図中におい
て白丸)。
比較例4 共重合体溶液(A)に、イフェンプロジル遊離体を乾燥
後の含有率が5重量%となるように添加、混合した以外
は実施例1と同様にして得たものである。
貼付剤の安定性 実施例1及び比較例4で得られた貼付剤を、温度50℃
にて、1ケ月、2ケ月、3ケ月間保存したのち、大!!
さ30IIIIIφの円形に切り抜き、残存する酒石酸
イフェンプロジルをメタノールにて抽出し、初期含有量
に対する残存率を算出した。この結果を第2図に示す。
第1図より、実施例7及び実施例8は、経口投与型の比
較品に比べて、最高血中濃度が高く、しかも長時間に互
って安定していることが認められる。
又、tjrJ2図より、実施例1は、比較例4に比べて
、酒石酸イアエンプロノルの残存量が高く、この薬物の
安定性が向上していることが認められる。
(g)発明の効果 以上のように、本発明の医療用貼付剤はイアエンプロノ
ル及び/又はその有機酸塩を含有する感圧性接着剤層の
露出表面の1)IIを7〜9のiI¥!囲に調節してい
るので、経皮吸収性が向上する上、上記薬物の安定性を
保持し、この結果、脳血管障害後遺症或いは脳血管性痴
呆などの治療に有効であるなどの効果を有するのである
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例7及び8のものと経ロ投J7型の比較品
との血中に度の経n、?変化を示す特性線図、第2図は
実施例】と比較例4の経時安定性を示す特性籾図である
。 −<ト 〉呻・ホo1°、\→く嬬ヤ(ス)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)薬効成分としてイフェンプロジル及び/又はその
    有機酸塩を含有する感圧性接着剤層を支持体上に積層し
    てなる貼付剤であり、酸性物質及び/又は塩基性物質を
    上記感圧性接着剤層中に共存せしめ感圧性接着剤層の露
    出表面のpHが7〜9の範囲に調整してなる医療用貼付
    剤。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004500360A (ja) * 1999-12-16 2004-01-08 ダーマトレンズ, インコーポレイテッド 皮膚浸透促進剤としての水酸化物放出剤

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004500360A (ja) * 1999-12-16 2004-01-08 ダーマトレンズ, インコーポレイテッド 皮膚浸透促進剤としての水酸化物放出剤

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