JPH02242029A - 空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は一般家庭や事務所などで用いる空気調和機に関
するものである。

〈従来の技術〉 従来、一般に用いられている空気清浄機能と空気循環機
能を有する空気調和機としては特公昭６３−１９７７８
号公報が知られている。この場合、空気清浄フィルタの
構成は固定式となっているため、送風機の能力が余分に
必要となっている。

また、空気の通路をダンパーで切換える場合は、ダンパ
ーのスペースが余分に必要であった。

〈発明が解決しようとする課題〉 即ち、第６図に示すように本体正面となる吸込グリル８
の後部となる送風路位置にプレフィルタｂと空気清浄フ
ィルタＣを固定すると共に、該フィルタＣの後部に熱交
換器ｄを併設し、該フィルタＣ１熱交換器ｄを単に通過
させ、清浄。

調和された空気を後方送風路の下方に設置したファンｅ
を経て吐出口ｆより室内に吹出し循環するようにするた
め、大きな静圧のでる送風機が望まれる。また、送風路
に入った空気をダンパーで切換え空気清浄フィルタと熱
交換器に対する送風を選択する如くした構成にあっては
、少なくとも該ダンパーが回動し得るスペースを必要と
し、装置の大型化につながるものである。

本発明は上記実情に鑑み、空気清浄フィルタを可動式と
することで、上記課題となる余分な送風機の能力、ダン
パーのスペースを取ることを解決じた効率のよい空気調
和機を提供することを目的としたものである。

く課題を解決するための手段〉 本発明は、本体の送風路中にエアフィルタと、熱交換器
とを設けた空気調和機において、空調負荷が増加した時
に前記エアフィルタの通風抵抗を減少させるための制御
装置を備えたものである。

く作用〉 上記のような構成のため、運転中等の空調負荷が低い時
にあっては、吸込グリルの内方に設置の可動式の空気清
浄フィルタを可動せず、吸込グリルから流入した空気を
該空気清浄フィルタ全域に亘り通過させ、後方の熱交換
器を経て空気清浄と空気調和を行うものであり、また運
転開始時等の空調負荷が高い時は、室温センサで制御さ
れる適宜の制御装置が作動し可動式空気清浄フィルタを
可動せしめ、吸込グリルを流入の空気をバイパスさせて
風量を多くし熱交換器を通過させ冷暖房能力を確保する
ようにする。

〈実施例〉 以下、本発明を実施例の図面に基づいて説明すれば、次
の通りである。

第１図、第２図は可動式空気清浄フィルタを分割構成と
したタイプで、１は空気調和機本体１０の正面位置に設
けた吸込グリルで、該吸込グリル１と後端のフレーム２
間に傾斜設置した熱交換器３の前面位置に、下端を夫々
枢軸８ａをもって本体側枠部１０ａに枢着した複数個分
割の可動式空気清浄フィルタ８を平行設置すると共に、
該空気清浄フィルタ８の前方部にプレフィルタ９を設け
、且つ前記熱交換器３の後方となる送風路１０ｂの下方
に設けたファン４を介し本体下端に吐出口１０ｃを形成
してなる。

この吐出口１０ｃ部には回動型フラップ６を配設してい
る。５は傾斜せる熱交換器３の下端部に設置したドレン
パンである。１１は前記ドレンパン５の下部に取付けた
適宜構造を呈する制御装置で。該制御装置１１に突・設
の操作線１２に分岐せるリンク部材１３を、前記各分割
空気清浄フィルタ８の上部に接続する。この場合、制御
装置１１では吸込グリル１の背部に設置した室温センサ
１４の検出値と設定温度（設定値）との差を検出し、そ
の温度差が５℃以上の時（空調負荷が大きい時）は操作
線１２を引き下げて可動式の空気清浄フィルタ８を分割
開放し、また、その温度差が５℃以下の時（空調負荷が
小さい時）は操作線１２を押し上げ空気清浄フィルタ８
を閉じる動作をさせる構成である。

次に、この作用を説明すると、先ず運転開始時等のよう
に冷暖房負荷が高い時は、制御装置１１の引き下げ作動
で操作線１２を下げ、これに連動するリンク部材１３を
もって分割空気清浄フィルタ８を、この各分割フィルタ
部基端の枢軸８ａを基点として夫々回動じ、該空気清浄
フィルタ８部にバイパス通路１０ｄを形成する。

即ち、冷暖房時に設定温度と室温（室温センサ１４での
検出値）とな差が５℃以上の時は、空気清浄フィルタ８
を第２図に示すように開いて通気をバイパスさせ、熱交
換器３に対する通風量を増して冷暖房能力を確保する。

また、室温と設定温度との差が５℃以下になると、前記
制御袋ｆｉｆｌｌが作動し操作線１２を押上げリンク部
材１３の繰出しで分割の空気清浄フィルタ８を徐々に閉
じて空気清浄フィルタ８の通風量を増して空気清浄能力
を発揮させる（第３図参照）。

このように、冷暖房能力と空気清浄能力を同時に満たす
ことはできないが、時に応じて使い分けることにより、
余分な送風機の能力を必要とせずに、空気清浄能力をも
った空気調和装置を得ることができる。勿論、上記可動
式空気清浄フィルタの駆動は、部屋の温度、圧縮機の駆
動信号、サーモ設定温度等を考慮して、可変的に行う。

第４図、第５図は空気清浄フィルタを１楔板構成となる
スライドタイプとした他の実施例を示すもので、この空
気清浄フィルタ８−は吸込グリル１の背面に設置する構
成で、該フィルタ８はグリル棧１ａの横幅又は吸込口１
ｂの口幅と同じ幅をもつ間歇配列のフィルタ８とその各
間にプレフィルタ９を介在する交互配列構造を呈する。

また、ドレンパン５の下部に配設する制御装置１１はモ
ータｌｌａで回転するビニオン１１ｂに、前記フィルタ
８の下端に突設の直線状操作板１２ａに設けたラック１
２ｂに噛合し、該フィルタ８を上下方向にスライドする
構成である。更に、このフィルタ８はプレフィルタ９よ
り少し厚地とし通風抵抗を大きくしてなる。

この場合、室温センサ１４の検出値と設定値（温度）と
の差がお太きけらば、制御装置１１が適宜駆動しピンオ
ンｌｌｂが時計針方向（第５図参照）に回転してスイル
タ８を押上げ、吸込口１ｂと薄板部分となるプレフィル
タ９を一致させ、冷暖房能力を確保する。また、運転中
の空調負荷が小さい時ば、ピニオン１１ｂが前記に対し
逆回転してフィルタ８を引き下げ、間歇配列の該フィル
タ８が吸込口１ｂと一致させ、空気清浄フィルタの機能
を発揮させるものである。

〈発明の効果〉 上述のように本発明の空気調和機は、熱交換器に前部に
配設するエアフィルタを分離回動又はスライドする可動
式とし通風抵抗を調整自在とする構成としたため、運転
開始時等の冷暖房負荷の高い時は通風抵抗の大きい空気
清浄フィルタを開きバイパスさせ冷暖房能力を確保し得
る。また、冷暖房の負荷低下に伴って空気清浄フィルタ
を閉じフィルタの機能を発揮し、送風機に余分な能力を
与えることなく、コンパクトで冷暖房能力と空気清浄能
力を同時に満たすようにしたものとなる。しかも、空気
通路をフィルタ自体の可動で直接行う構成のため、不必
要なスペースを取ることもなく、この点からもコンパク
トな空気調和装置を提供できる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の空気清浄フィルタを閉′じ状態の要部
を示す断面図、第２図は同フィルタを開いた状態の断面
図、第３図は設定温度と室温との差を示す説明図、第４
図は他の実施例のフィルタの開いた状態の断面図、第５
図は同フィルタを閉じた断面図、第６図は従来の固定フ
ィルタ使用の断面図である。 １・・・吸込グリル、３・・・熱交換器、４・・・ファ
ン、８・・・可動式空気清浄フィルタ、９・・・プレフ
ィルタ、１０ｂ・・・送風路、１１・・・制御装置、１
３・・・リンク部材、１４・・・室温センサ。 第３図 設定温度と室温の温度差°Ｃ 第６　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、本体の送風路中にエアフィルタと、熱交換器とを設
   けた空気調和機において、空調負荷が増加した時に前記
   エアフィルタの通風抵抗を減少させるための制御装置を
   備えたことを特徴とする空気調和機。