JPH02241486A - 洗濯乾燥機の乾燥機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、洗濯から乾燥まで一貫して行う洗濯乾燥機に
係り、特に機体の小形化とランニングコストの経済性を
図った洗濯乾燥機の乾燥機構に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の洗濯兼乾燥機の乾燥機構は、特開昭５５−７８９
９６号公報に記載のように、洗濯ドラムに乾燥用の熱風
を送入するタービンと、冷却水を噴射して乾燥後の湿っ
た熱風を冷却除湿する復水熱交換器と、熱風をドラムと
復水熱交換器との間を循環させる循環空気導管とを備え
て、洗濯衣類をドラムで乾燥し、復水熱交換器で除湿す
る方式％式％ 〔発明が解決しようとする課題〕 上記従来技術は、冷却水を使ってドラム内で乾燥中に洗
濯衣類から蒸発水分を吸収した高温多湿の熱風を冷却凝
縮させて、熱風の水分を除湿するのであるが、冷却水を
使用しなければならず、その冷却水量は、２０Ｑ〜５０
１２も必要であり、経済性の点について配慮がされてい
なかった。

本発明の目的は、冷却水を使用しない経済的な洗濯乾燥
機を提供することと、熱交換を空冷にするのであるが、
その熱交換器を洗濯乾燥機の洗濯水を入れる外槽を熱交
換器に共用する方法で、空冷の特別な熱交換器を不要に
して、機体の乾燥機構の構成を簡素化するとともに、機
体の小形化をすることにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、洗濯ドラムの外側に設ける洗濯水を入れる
外槽の外周部に、冷却風路を構成する冷却槽と、その冷
却槽と外槽のすきまに冷却風を送風する冷却ファンを設
け、ドラムから出た高温多湿の熱風を外槽の内側面で冷
却除湿する、すなわち外槽を冷却除湿用の熱交換器に共
用することにより達成される。

〔作用〕

ドラム内で熱風は、洗濯衣類から水分を吸収して高温多
湿の空気になる。その高温多湿の空気は、ドラム円周面
の空気穴（脱水行程では遠心脱水の排水孔になる）から
出て、外槽内に入る。外槽と外槽の外周部に設けた前記
冷却槽とのすきまに、前記冷却ファンにより外気を送風
する。したがって、外槽内に入った高温多湿の空気は、
外槽面を介して、前記冷却槽と外槽とのすきまを流れる
冷却風により冷却され、外槽内面で冷却除湿される。

冷却除湿された空気は、再びヒータで加熱された後、ド
ラムに送り込まれる。このドラム内での熱風による衣類
の乾燥と、熱交換器に共用する外槽での、高温多湿空気
の冷却除湿の繰り返しにより、衣類を乾燥する。

以上、外槽を冷却除湿する熱交換器に共用することによ
って、機体の小形化を図るとともに、冷却を空冷にする
ことができ、従来のような冷却水が不要になり、したが
って経済的な洗濯乾燥機を提供することができる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面により説明する。

第１図は、実施例の洗濯乾燥機の全体構成を示す側断面
図である。第１図で、１は洗濯衣類２を投入し、洗濯、
すすぎ、脱水さらに乾燥まで行う容器であるドラム、３
はドラム１を回転させるドラム回転モータ、４はドラム
２内に設けた洗濯衣類２を撹拌するためのりフタ、５は
ドラム回転モータのモータシャフト、６はドラムの脱水
穴兼乾燥空気通過穴、７はドラム５の外周に設けた洗濯
水を溜めると共に乾燥中は冷却除湿用熱交換器になる外
槽、８は外槽７の外周部を囲むように設けた冷却槽、９
は乾燥用の空気をドラム１へ送風するための循環送風フ
ァン、１０は循環送風ファン９のファンケーシング、１
１は外槽７の空気排出ロアαとファンケージ・ング１ｏ
との間に設けた循環ダクト、１２は送風ファン９でドラ
ム１に送風する空気を加熱するヒータ２１３はヒータ１
２を囲みファンケーシング１０からドラム１へ加熱空気
をドラムへ導くヒータダクト、１４はヒータ１４をヒー
タダクト１３に固定するためのヒータ碍子、１５はドラ
ム１の前面に設けた洗濯物投入時に開閉するドア、１６
はドア１５の回転ヒンジ、１７は外槽に設け、ドラム１
の開口側円周に巻きつけた形でドラムと外槽との間を気
密性を保つシール材、１８は外槽７と冷却槽８のすきま
に冷却風を送風する冷却ファン、１９は冷却ファン１８
の冷却ファンケーシング、２０は冷却ファンケーシング
１９に機外空気を流入する冷却ファンダクト。

２１は外槽７に設けたモータファンシャフト軸受、２２
は、ドラム１、外槽７、冷却槽８．循環送風ファン９及
び冷却ファン等の構成部品を囲んだ外枠、２３，２４，
２５，２６はドラム１．外槽７゜冷却槽８等の構成部品
を外枠２２につり下げまたは支え、構成部品の振動を吸
収するショックアブソーバ、２７は洗濯水を外槽７に流
入するための注水ホース、２８は注水ホース２７に設け
た注水弁、２９は洗濯水あるいは乾燥中に外槽７内で冷
加除湿した水を排水するための排水ホース、３０は排水
ホース２９に設けた排水弁、３１は冷却槽８から冷却風
を機外に排出する冷却排気ダクトである。

次にその動作を説明する。

洗濯は、まず洗濯衣類２をドア１５を１５αのように開
き、ドラム１内に投入する。次に注水弁２８を開いて、
洗濯水と洗剤を注水ホース２７から外槽７内に注水する
。そしてドラム回転モータ３を回転することによりドラ
ム１を低速回転する。

ドラム１が回転すると、洗濯衣類２がリフタ４に持ち上
げられ、落下することにより洗濯が行われる。洗濯が終
れば、排水弁３０を開いて、外槽７内の洗濯水を排水ホ
ース２９から排水する。

脱水は、洗濯水の排水した後、ドラム回転モータ３を高
速回転することにより、ドラム１を高速回転し、洗濯衣
類２をドラム１で遠心力を与えて脱水する。脱水された
水はドラム１の脱水穴６から外槽７に出て、その水は排
水ホース２９より機外に排水される。

乾燥は、脱水後、ドラム回転モータ３を低速回転するこ
とにより、ドラム１を回転し、洗濯衣類２をリフタ４で
持ち上げと落下運動を与えて撹拌しほぐす。そして循環
送風ファン９を回転して循環空気を矢印α方向にヒータ
ダクト１３へ送風する。ヒータダクト１３の中を通過す
る間に空気はヒータ１２に加熱され高温の熱風になる。

高温熱風は、循環ファン９により、矢印すで示すように
ドラム１内へ送風される。ドラム１内で、熱風は洗濯衣
類２と接触し、洗濯衣類２から水分を吸収して高温多湿
の空気になる。その高音多湿空気は、ドラム１の乾燥空
気通過穴６から矢印Ｃのように出て、外槽７に入る。ま
た乾燥中、冷却ファン１８も回転させる。冷却ファン１
８により、機外の空気が冷却ファンダクト２０から矢印
ｆの示すように冷却ファンケーシング１９に吸入され、
ファンケーシング１８に入った冷却風は矢印ｇのように
冷却層８と外槽７のすきま、すなわち外槽７の外周部を
矢印りのように通過する。そして冷却排気ダクト３１か
ら機外に排気される。

前記ドラム１を出て外槽６に入った高温多湿空気は、外
槽７の中を矢印りのように通過する間に、外槽７の外周
部を通過する前記冷却ファンによる矢印りで示す冷却風
により冷却される。そして高温多湿空気は、外槽７の内
側面で冷却されると、多湿であるので水分が凝縮すなわ
ち除湿される。

その水は、外槽７の内側面に水滴ｋになって付着する。

外槽７に付着した水滴には、外槽内面をつたわって集ま
り、排水ホース２ｏから排水される。

外槽７で冷却除湿された空気は、循環送風ファン９によ
り、外槽の排気ロアαを出て、循環ダクト１１を通って
再びファンケーシング１ｏに戻る。

したがって乾燥は、ドラム１内で加熱された熱風による
洗濯衣類２からの蒸発水分の吸収すなわち衣類乾燥と、
外装７の冷却風による冷却除湿の繰り返えしで行われる
。

本実施例によれば、ドラム１内で洗濯衣類２から蒸発水
分を吸収して高温多湿になった空気を冷却除湿するため
に、空冷にするので、従来技術のように冷却水を使わな
いので、洗濯乾燥機の乾燥中のランニングコストを少な
くすることができ経済的にできる効果がある。

また、本実施例によれば、外槽７を洗濯中の洗濯水を溜
めておく洗濯槽と、乾燥中のドラム１で洗濯衣類から蒸
発水分を吸収して高温多湿空気を冷却除湿する熱交換器
と共用する。このため、冷却除湿用の別の熱交換器を必
要としない。したがって、洗濯乾燥機の本体を小形化す
ることができ、使い勝手のよい洗濯乾燥機にすることが
できる効果がある。

〔発明の効果〕

本発明によれば、ドラム内で洗濯衣類から蒸発水分を吸
収して高温多湿になった空気を冷却除湿を外槽面を冷却
面として空冷で行うので、従来のように冷却水を必要と
しない。したがって、洗濯乾燥機の乾燥工程におけるラ
ンニングコストを少なくすることができ、洗濯乾燥機を
経済的にすることができる効果がある。

かつ、本発明によれば、ドラムの外周部に設けた外槽に
、洗濯中の洗濯水を溜めておく洗濯槽と、乾燥中のドラ
ム内で洗濯衣類から蒸発水分を吸収して高温多湿になっ
た空気を、冷却除湿する熱交換器に共用する。このため
、冷却除湿用に別の熱交換器を必要としない。したがっ
て、洗濯乾燥機の本体を小型化することができ、使い勝
手のよい洗濯乾燥機にすることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示す洗濯乾燥機の構成を
示す側断面図である。 １・・・ドラム、２・・・洗濯衣類、３・・・ドラム回
転モータ、４・・・リフタ、６・・・脱水穴兼乾燥空気
通過穴、７・・・外槽、８・・・冷却槽、９・・・循環
送風ファン、１０・・・ファンケーシング、１１・・・
循環ダクト、１２・・・ヒータ、１３・・・ヒータダク
ト、１５・・・ドア、１８・・・冷却ファン、１９冷却
フアンケーシング、２０・・・冷却ファンダクト、２２
・・・外枠、２３，２４゜２５．２６・・・ショックア
ブソーバ、２７・・・注水ホース、２９・・・排水ホー
ス、３１・・・冷却排気ダクト。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、洗濯衣類を投入するドラム容器と、ドラム容器の外
   側に洗濯水を溜める外槽と、ドラム容器を洗濯、脱水及
   び乾燥中に回転するモータと、乾燥行程でドラム容器に
   乾燥に利用する空気を送風するための送風ファンと、そ
   の空気をドラム容器から送風ファンまで戻すための循環
   ダクトと、前記ドラムに送風する空気を加熱するヒータ
   と、外槽に洗濯水を注水する注入ホースと、外槽の洗濯
   水を機外に排水する排水ホースよりなる洗濯乾燥機にお
   いて、前記外槽の外周部を囲み、外槽との間に冷却風を
   流せる空気風路を構成する冷却槽と、その冷却槽と外槽
   との間の空気風路に機外の外気を送風する冷却送風ファ
   ンと、冷却送風フアンへ外気を流入すための冷却風吸入
   ダクトと、前記冷却槽の冷却空気を機外に排気するため
   の冷却風排気ダクトとを設け、前記外槽を、洗濯中の洗
   濯水を溜めておく容器と、乾燥中のドラム内で洗濯衣類
   からの蒸発水分を吸収して高温多湿にになった空気を冷
   却除湿する熱交換器とに共用することを特徴とする洗濯
   乾燥機の乾燥機構。