JPH02240591A - 腕輪とケースを有する腕時計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、腕輪と、中央部、前記腕輪と一部材に形成さ
れた背側部、及び前記背側部を前記中央部に取り外し自
在に固定する手段を有するケース、とを具備してなる腕
時計に関する。

〔従来の技術〕

現在、製作販売されている腕時計の多くは、２つの分離
したバンドで構成された腕輪を有し、これらのバンドの
それぞれは、ケース中央部と一体の２つの耳部に取付け
られたピン又は突起によって時計のケースに固定された
１つの端部を有しており、これらのピン又は突起は一体
に結合された腕輪バンドの前記端部の輪又は開口を通過
している。

これらの耳部を設けることは、ケース中央部の製作を複
雑にし、非常に高価なものにする。またピン又は突起は
入れ予成に取付けられたバネ付勢の構成部品でありその
ため製作が困難であり、また非常に高価なものとなる。

さらにこれらのピンまたは突起は壊れやすくまた組立は
精巧な作業である。

耳部とピン又は突起を持たない多くの腕時計が上記の欠
点を解決するために提案されている。

たとえば仏国特許出願第２２１０３６４号、日本実用実
用新案出願公告５４−５６５０号、同５４−２４７０２
号、日本実用新案登録第１０１８３１０号、同１２３０
３３０号は全て、時計ケースの中央部と背側部とを形成
する厚肉の中央部分と一部材に作られたプラスチック材
料の腕輪を有する腕時計について記載している。

時計のムーブメント（機械部分）の構成部品はこの中央
部の中に又は中央部に挿入された容器中に直接固定され
ている。

これら全ての腕時計は、その中央部が腕輪と同じ材質、
すなわちプラスチック材料でできているという欠点を持
っている。

このプラスチック材料は堅くはできない、なぜなら腕輪
は着用者の腕の回りに付けることが可能なように曲げら
れなければならないからである。

その結果これら公知の時計の中央部は、時計を付けた時
の衝撃や摩擦により、たやすく損傷するようになる。

その***部がプラスチック材料で作られているため、
これらの公知の腕時計の外観はあまり好ましいものでは
ない。

公知の腕時計でケース背側か腕輪と一部材に形成され、
耳部とピン又は突起のいずれも持っていないものもある
。

たとえばヨーロッパ特許出願第０２８４７００号に記載
されている腕時計の実施例の１つは腕輪が紙でできてお
り、１回り大きい中央部がケースの背側部を形成してい
る。

この背側部は紙でできたケース中央部に接着により固定
されている。この腕時計は、したがってケースの背側部
と中央部とが一緒に固定されているため容易に分解する
ことができず、このためケースが収容しているムーブメ
ントを修理または必要ならば交換するためにケースを開
くことが防げられるという欠点がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明の目的は、上記のような耳部又はビン／突起を有
せず、その中央部がそれにもかかわらず任意の適切な材
料で作ることができ、それにより時計の外観を決めるの
が自由にでき及び／又は時計が着用された時の衝撃や摩
擦のためにこの中央部が損傷されることがなく、またそ
の背側部が必要に応じ中央部から分離できるような腕時
計を提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的は特許請求の範囲に記載された腕時計、すな
わち、腕輪と、中央部、この腕輪と一部材に形成された
背側部、及びこの背側部を前記中央部に取り外し自在に
固定する手段を有するケース、とを具備してなる腕時計
において、前記背側部を前記中央部に固定する前記手段
が、前記背側部と一体のリブを具備し、前記背側部と前
記中央部とが相互に対し押圧可能であり、それにより前
記リブの側面の少なくとも一方を前記中央部の少なくと
も１つの実質的に相補的な表面と相互に係合させるよう
にしている腕時計によって達成されるものとなる。

Ｃ実施例〕 本発明は添付図面を参照し、以下に詳細に記載される。

第１図に示される本発明による腕時計のケースは中央部
１と背側部２とを具備している。

このケースはガラスもまた有しているが、このガラスと
中央部１へのこのガラスを固定する手段とは図示されて
いないが、それはこの例では、これらが任意の型式が可
能で、この発明に関係ないからである。

中央部１と背側部２及びガラスと背側部を中央部１に固
定する手段とによって区画形成された空間ｌａ内に取付
けられた時計ムーブメントもまた、上記と同じ理由によ
り図示されていない。

この発明による腕時計は背側部２と１つの同一部材を形
成する腕輪３も有しており、その全体が４で示されてい
る。

腕輪３は一般に、その１つが第１図に部分的に示される
２つのバンドを有している。これらのバンドの背側部２
へ連結された端部とは、反対側の端部はもちろん腕輪３
を閉じまた着用者の腕に腕時計を装着するために、これ
らバンドを相互に連結する手段を有している。それらの
閉じる手段は、図示されていないし、またここでは述べ
られないが、それは、これらは本発明と直接関係がなく
、当業者に知られている任意のこのような手段と類似し
たものであるからである。

溝８は背側部２に接触する中央部１に設けられており、
背側部２はこの溝８にはめ込むリブ１０をこれと一体に
持っている。

溝８とリブ１０の形と寸法は、溝８ヘリブ１０を差し込
むために背側部２へ所定の力を作用させねばならずまた
中央部１と部品４の材質を考慮に入れて、溝８の少なく
とも１つの側面に対するリブ１０の摩擦力が、腕時計を
付けた時に作用する通常の力により中央部１から背側部
２が外れるのを阻止するのに十分であるように選択され
る。

溝８とリブ１０の形が、第１図で示した形と類似してい
る時は、溝８ヘリブ１０を差し込む時に背側部２に作用
させねばならない力は、中央部１から背側部２が外れる
時に背側部２に作用させねばならない力と実質的に等し
いことは明らかである。

しかし、要求されれば、溝８とリブ１０の両方またはい
ずれかの側面を、中央部１から背側部２を外すことより
中央部１へ背側部２を所定位置に差し込むことの方が容
易にする形状にすることは可能である。この結果を得る
手段は、ここでは述べられていないが、それは多くの様
々な手段が使用でき、当業者の通常の技術で行なえるか
らである。

前述の公知の腕時計におけるように、この発明による腕
時計のケースへの腕輪の固定は、耳部やビン又は突起を
必要としないことがわかる。

その上、たとえば前述の仏国特許出願第２２１０３６４
号で述べられている腕時計とは反対に、中央部でなくケ
ースの背側部だけが腕輪と一部材を形成するという事実
により、中央部を形成する材質は、従来の時計中央部に
よく使われている数多くの物質から自由に選択できる。

したがって、この発明による腕時計の中央部１には、た
とえば真ちゅう、鋼、金などの金属、セラミック、木ま
た可塑性金属でさえ使用できる。

さらに、この発明による腕時計のケース背側部２は、前
述のヨーロッパ特許出願第０２８４７００号と違い、中
央部１に永久的に固定されていないので、内蔵のムーブ
メントの修理または交換のためにこのケースを開けるこ
とは、常に可能である。

前に述べた理由により、この発明による腕時計へのムー
ブメントの取付は、全〈従来の方法で、すなわち前述の
公知の時計は必ずしもそうではないが、ケース下側から
行なうことができる。

その上、この発明による腕時計ではムーブメントは、機
械式、又は電子式とすることができる。

後者の場合、背側部２にとってムーブメントに電池を供
給するためケースに近ずくのが容易となるような開口を
設け、この開口部を止め金によってケース外側より閉塞
させるようにすることは容易である。

この実施例は、当業者にとってその実施が特に問題とな
らないので示されていない。背側部２と腕輪３から成り
立っている部品４は種々の方法たとえば、腕輪製作のた
めよく使用されている周知の熱可塑性材料の１つを、適
当な形状に射出成形することによって製作できる。これ
らの熱可塑性材料は、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、
そしてポリエーテルなど限りなく上げることができる。

もし部品４が、これらのプラスチック材料又は他の所定
の弾性のある材料でできていれば、リブ１０が中央ｌと
背側部２とによって形成された組立体の防水を確実に行
なうことは、容易に理解できる。このリブ１０はこのよ
うに、防水のために従来の時計の中央部と背側部の間に
しばしば使われているパツキンの変わりをする。

第２図は第１図とは違う尺度での部品４の斜視図である
。第２図は、背側部２と、リブ１０の全体、そして腕輪
３の２つのバンドの一部を示している。

平面図では中央部ｌの全体の形は、もちろん背側部２の
形に類似している。第２図に示す例では、背側部２は実
質的に矩形であり、中央部１もまた実質的に矩形である
。しかし本発明はこの形状に限定されず、また平面図で
わかるように、中央部１１背側８Ｂ２は任意の形状、す
なわちほぼ円形、楕円形、正方形、などとすることがで
きることが容易に理解される。

第３図で示したこの発明による腕時計のもう１つの実施
例においては、背側部２は依然としてリブ１０を有して
いるが、中央部１は前述の実施例の溝８のような溝は持
っていない。リブ１０の形状と寸法は、中央部１と部品
４の作られている材料を考慮に入れて、背側部２を中央
部１に固定するために、その表面間に十分な摩擦が得ら
れる力をもって、外側表面が中央部の内側に当接するよ
うな形状と寸法になっている。

背側部２と中央部１の接合部は、この例においてもまた
、防水を行なうことは明らかである。

今述べたことより容易に得られるため図示されていない
が、もう１つの実施例においては、背側部２と一体のリ
ブ１０の形状と寸法は、リブ１０の内側の面が、中央部
ｌの外側の面に背側部２を中央部１に固定しかつこれら
要素の間に流体密の接合を得るためこれらの面と面の摩
擦に十分な力をもって当接するような形状と寸法となっ
ている。

第４図に示した実施例においては、中央部１への部品４
の固定は、ネジ５によって補強されているが、その１例
を第４図に示す。

これらのネジ５各々は、背側部２の穴６を通して、中央
部１に設けられたネジ穴７に螺合する。

この発明による腕時計の前述の例では、腕輪３は背側部
２と同じ厚さを有し、少なくともここではこれら２つの
要素はリブ１０を無視して相互に連結される。

この厚さ及び、背側部２と腕輪３の材質により、また特
にこの材質が曲げやすくないならば、腕時計を付けた時
に腕輪に作用する力は、背側部２に伝わり、それを変形
させ、中央部１より外す可能性がある。

背側部２がたとえば第４図のネジ５のようなネジによっ
て中央部１に強固に取付られている時でさえ、これらの
力は腕輪３と背側部２の接続部で、背側部２と中央部１
の部分的な分離を引き起こすかもしれない。背側部２と
中央部１の間にこのようにできた隙間は、その結果とし
て、埃やその他のよごれで満たされ、そのため腕時計の
外観上明らかに不利益となる。

色々な方法をこの欠点を防ぐために使用できる。

たとえば、部品４の腕輪３と背側部２の相互の接続部ふ
のおのに、適当な方法で横溝を付けることは可能であろ
う。これらの溝はこの場所で部品４の柔軟性を増し、腕
輪３の曲げ力が背側部２へ伝わることを防ぎ、そのため
背側部２は、これらの力により変形しないようになる。

このような溝は第１図の点線で描いた１２で示されてい
る。

しかしながらいつもこの様な溝が使用可能とは限らない
。部品４の材質、腕輪３の寸法、必要な柔軟性を持たせ
るためのこれらの溝の寸法により、時計を付けた時の腕
輪３にかかる他の力、とくに引張力に対する部品４の抵
抗力はもはや十分ではなくなり、これらの溝に沿って部
品４は破壊の危険がある。

腕輪３に対する背側部２の剛性を増し、時計を着用した
時腕輪３に作用する曲げ力及びその他の力によって腕輪
が変形しないようにすることにより、この問題を解決す
ることも可能である。

背側部２を堅くする最も簡単な方法の１つは、第５図で
示すように、腕輪３より厚くすることにある。第１図と
同じく第５図の実施例において、背側部２は中央部１の
溝８にはめ込むリブ１０を持っており、背側部２は溝８
０表面に対するその表面の摩擦力により中央部１に取り
付いている。

腕時計を使用している間の腕輪３の曲げ力による変形か
ら背側部２を防ぐのに必要な厚さを決定する一般的な規
則を作ることは不可能であるが、それはこの厚さは当然
、部品４の材質、その固有の堅さを決定する腕輪３の幅
と厚さ、そして中央部１へ背側部２を固定するために使
用される手段によるからである。

しかしながら、第５図で示した方法において、部品４は
熱可塑性材料でできていて、中央部１に簡単に固定され
ている例では、背側部２を腕輪３より２〜３倍の厚さに
すれば、腕時計を使っている時の変形を防ぐのに背側部
の堅さが十分であることは証明されている。

第５図で示した例において、背側部２と腕輪３とは相互
に適切に配置されており、そのため着用者の腕と接触す
るようになっている方の表面が相互の延長線上にあるよ
うになっている。

他の図示されていない実施例において、背側部２と腕輪
３は、相互の延長線上にあるのは他側の表面であるよう
に配置されていることは明らかである。同様に背側部２
と腕輪３は、腕輪のどちらの面も、背側部２の対応する
面の延長線上にない様な方法で配置されている。

ここでは全て取り上げていないが、他の方法が背側部２
を強固にするために用いられている。

たとえば、背側部２を平面視において、背側部２と実質
的に同じ形と寸法を持つ堅い板を適当に固定することに
よって強固にすることができる。

たとえば、もし部品４が熱可塑性材料を型の中に射出し
て作られるならば、上述の堅い板は型に事前に入れられ
それにより射出中にすくなくとも部品的に背側部２と一
体に結合されるようにする。

このような板が背側部２を強固にするために使用される
、この発明による腕時計の実施例は第６図で示され、こ
の板は１１で示されている。

この例では、板１１は利用者の腕に面する背側部２０面
に取付けられている。

しかしながら他の図示されていない実施例において板１
１と類似の板は背側部２の材料に完全に埋め込まれてい
るか、背側部２の中央部１に面する面に固定されている
ことは明らかである。背側部２に固定するためにはめ込
まれている前述の板は、いくつかの例において、この板
と同じ外側寸法、同じ機能をもつわくに変えられること
もまた明らかである。このようなわくを一体的４こ結す
るこの発明による腕時計の実施例は第６図を参照した記
述によりたやすく実行できるので図示されていない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による腕時計の第１の実施例の略示部分
断面図、第２図は本発明の腕時計の腕輪と背側部の略示
部分斜視図、第３〜６図は、本発明の腕時計の他の実施
例の略示部分断面図である。 １・・・中央部、　　　　　２・・・背側部、３・・・
腕輪、　　　　　　　５・・・ネジ、６・・・穴、　　
　　　　　　７・・・ネジ穴、８・・・溝、　　　　　
　　　１０・・・リブ、１１・・・板、　　　　　　　
１２・・・溝。 ｉ）ｌ　　） Ｆｉｇ、３ 日９．５ Ｆｉｇ、６

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、腕輪（３）と、中央部（１）、前記腕輪（３）と一
   部材（４）に形成された背側部（２）、及び前記背側部
   （２）を前記中央部（１）に取り外し自在に固定する手
   段を有するケース、とを具備してなる腕時計において、
   前記背側部（２）を前記中央部（１）に固定する前記手
   段が前記背側部（２）と一体のリブ（１０）を具備し、
   前記背側部（２）と前記中央部（１）とが相互に対し押
   圧可能であり、それにより前記リブ（１０）の側面の少
   なくとも一方を、前記中央部（１）の少なくとも１つの
   実質的に相補的な表面と相互に係合させるようにしてい
   る腕時計。 ２、前記中央部（１）には、前記実質的に相補的な表面
   の少なくとも１つを有する溝（８）が形成されている請
   求項１記載の腕時計。 ３、前記中央部（１）は外側面と内側面とを有し、少な
   くとも１つの前記外面と内面とが前記実質的に相補的な
   表面の１つを区画形成する請求項１記載の腕時計。 ４、前記背側部（２）を前記中央部（１）に固定する手
   段が、前記背側部（２）の穴（６）を通して、前記中央
   部（１）のネジ穴（７）に螺合する少なくとも１つのネ
   ジをさらに有する請求項１記載の腕時計。 ５、前記背側部（２）の厚さは、前記腕輪（３）の厚さ
   より厚い請求項１記載の腕時計。 ６、前記背側部（２）はその堅さを増す手段を有してい
   る請求項１記載の腕時計。 ７、前記リブ（１０）は切れ目がなく、前記実質的に相
   補的な表面の少なくとも１つにはまり込み前記リブ（１
   ０）の全長において防水構造となっている請求項１記載
   の腕時計。 ８、前記背側面（２）と前記腕輪（３）で構成された前
   記一体部品（４）は、前記腕輪（３）と前記背側面（２
   ）のつなぎ目に前記腕輪（３）の長手方向に垂直な方向
   に延在する溝（１２）を有している請求項１記載の腕時
   計。