JPH02240095A - 環縮合型マクロライド化合物 - Google Patents

環縮合型マクロライド化合物

Info

Publication number
JPH02240095A
JPH02240095A JP2028121A JP2812190A JPH02240095A JP H02240095 A JPH02240095 A JP H02240095A JP 2028121 A JP2028121 A JP 2028121A JP 2812190 A JP2812190 A JP 2812190A JP H02240095 A JPH02240095 A JP H02240095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
compound
group
acid
bond
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2028121A
Other languages
English (en)
Inventor
Herbert A Kirst
ハーバート・アンドリュー・カースト
Julie A Wind
ジュリィ・アン・ウインド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eli Lilly and Co
Original Assignee
Eli Lilly and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eli Lilly and Co filed Critical Eli Lilly and Co
Publication of JPH02240095A publication Critical patent/JPH02240095A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H17/00Compounds containing heterocyclic radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
    • C07H17/04Heterocyclic radicals containing only oxygen as ring hetero atoms
    • C07H17/08Hetero rings containing eight or more ring members, e.g. erythromycins
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エリスロマイシンの12員環ラクトン誘導体
および11員環ジラクトン誘導体である、新規なマクロ
ライド抗生物質ならびにその塩およびエステル誘導体に
関するものである。
(従来の技術および発明が解決しようとする課題)新規
な抗生物質および抗生物質の改良が必要とされている。
ヒトの疾患を治療するために有用な抗生物質に加えて、
獣医学的分野においても抗生物質の改良が必要である。
効力の増大、細菌抑制の広範なスペクトル、インビボで
の効果の増大、そして医薬特性の改良(例えば、多量の
経口吸収、高い血中濃度および組織内濃度、長い体内半
減期、ならびに好都合な***の速度または経路および代
謝の速度またはパターン)は改良抗生物質としての目+
票である。
マクロライド型抗生物質エリスロマインンは、多数の研
究がなされており、エリスロマイシルアミン、6−0−
メチルエリスロマイシンおよび8−フルオロエリス口マ
イシンのような多数の重要な誘導体が製造されてきた。
しかしながら、マクロライド環百体の大きさを変えるこ
とは詳細に報告されてはいない。従って、本発明の環縮
合型エリスロマイシン誘導体の製造方法の発見は非常に
驚くべきことであった。
本発明の新規な環縮合型誘導体は、下記式(1)で示さ
れる構造を有している化合物またはその塩である。
(式中、 Rは、a)式 Rl で示される基、またはb)アセチルであり;R1は水素
原子またはC1〜C,アルカノイルであり; R″は一N(CH3)2または一N (C H s) 
*→Oであり; a)R’とR@は一緒に結合して結合手を形成し、R3
およびR番は1)ヒドロキシル基であるか、もしくは2
)一緒に結合して結合手を形成するか、または b)R3とR5およびR4とR8は、各々、一緒に結合
してケト基を形成し; R7は水素原子またはメチルであり R8は水素原子またはヒドロキシル基である。
ただし、1)Rが(a)の基であり、R2がーN(CH
s)*t?ある場合は、R3とR4およびR’とR”は
同時には結合手を形成し得ず;2)R’がメチル基であ
る場合は、R8は水素原子でなければならない。) 例えば、式(1)で示される化合物の1つの群として、
式(la): p4 (式中、RSR’、R3、R’およびReは、上記定義
と同じであり、R3およびR4は、両者ともヒドロキシ
ル基であるか、または一緒に結合して結合手を形成する
。ただし、1)Rが(a)の基であり、R1が一N(C
H3)!である場合、R3およびR4は両者ともヒドロ
キシル基でなければならず、2)R?がメチルである場
合、Reは水素原子でなければならない。) で示される化合物またはその塩が挙げられる。
式(1)で示される化合物の別の群として、式(1b)
: で示される化合物およびその塩が挙げられる。
下記反応式1において式(3a)、(3b)および(3
C)として示される式(la)で示される化合物は、本
発明の特に好ましい化合物である。
以下に、各々、式(la)および(1b)で示される化
合物を製造するために用いられる反応式1および2を示
す。反応式1および2において、エリスロマイシンを“
EM″、およびm−クロロ過安息香酸を″MC P B
 A”と略記する。
反応式l n (式中、RSR’,R”、R?およびRl1は上記定義
と同じである。ただし、R7がメチル基である場合、R
8は水素原子でなければならない。)反応式2 4つのエリスロマイシンの因子、エリスロマイシンAS
B,CおよびDが知られている。本発明化合物は、エリ
スロマイシンB,CおよびDの誘導体に関するものであ
る。反応式1および2において、比較のためにエリスロ
マイシンA誘導体に対応する構造式を示す。
エリスロマイシンの、その8.9−アンヒドロー6.9
−へミケタール誘導体く化合物2)への酸一触媒転換は
、よく知られている。このエノールエーテル誘導体(2
)におけるラクトンカルボニル基を、広範な種々の反応
条件下でC−13ヒドロキシルからC−11ヒドロキシ
ルに転移することができ、12員環エノールエーテル誘
導体く反応式2の化合物3を参照)を得ることができる
。このトランスーラクトン化工程は、種々の酸性および
塩基性の両条件下で熱的に(還流トルエン中)行うこと
ができる。さらに、アシル転移は、これらの多くの場合
に可逆的であり、故に、化合物2と3との平衡が確立さ
れる。
本発明は、これらの反応が対応するエリスロマイシン因
子B,CおよびDに充分に適用することができることの
発見に関するものである。
タイブ2の化合物からタイプ3の化合物を製造する好ま
しい方法は、還流メタノール中、炭酸カリウムを用いる
。この方法によって、約6:1の割合のタイブ3の化合
物とタイブ2の化合物との混合物が得られるが、抽出法
およびクロマトグラフィー法のような周知の方法を用い
て、?!1グラムのタイプ3の化合物の単離が比較的容
易である。
還流メタノール中、炭酸カリウムを用いるトランスーラ
クトン化は、タイブ2のエノールエーテル化合物に限ら
れる。エリスロマイシン、ならびにエリスロマイシルア
ミン、エリスロマイシン9−ヒドラゾン、エリスロマイ
シン・アンヒドロ−6.9;9,12−スビロケクール
および9−ジヒドロエリス口マイシンは、全て、環縮合
生成物への検出可能な転換をすることができない。
タイブ2の化合物からタイブ3の化合物への転換は、1
)還流トルエンまたはテトラヒド口フラン(THF)中
、炭酸カリウム、2)還流メタノール中、トリエチルア
ミン、3)THF中、9−ボラビシク口[3.3.1]
ノナン(9−BBN)、4)メタノール中、酢酸水銀、
および5)還流トルエン中、五カルボニル鉄(iron
 pentacarbonyl),のような種々の条件
によって行われたが、トランスーラクトン化が唯一の明
らかな反応である。
Rがアセチルである式1で示される化合物は、Rが(a
)の基である式1で示される化合物からジオール末端を
選択的に開裂することによって製造される。選択的な開
裂は、トルエンのような不活性溶媒中、四酢酸鉛を用い
て行うことができる。
R”が一N (c H $) t→0である式1で示さ
れる化合物は、R3が一N(CHI)!である式1で示
される化合物を酸化することによって製造される。
過酸化水素または机−クロロ過安息香酸(MCPBA)
のような過酸は、好ましい酸化剤である。可逆的転換、
すなわち、−NM勧4oからーN M e !への転換
は、リン(III)試薬(例えば、トリフエニルホスフ
ィンおよびトリブチルホスフィン)またはトリアルキル
ボラン(例えば、(sea − B u)s B )の
ような還元剤によって行うことができる。
R3およびR4が両者ともヒドロキシル基である式1a
で示される化合物は、R3とR4とが一緒に結合して結
合手を形成している式1aで示される化合物における二
重結合を酸化することによって製造される。この反応に
関する適切な酸化剤は、アセトニトリル水溶液のような
溶媒中の臭素、N一ブロモスクシンイミドまたはN−ク
ロロスクシンイミドである。
Rが(a)の基であり、11{+が水素原子であり、R
3が一N(CH3),→Oである弐1bで示される化合
物(タイブ5の化合物)は、0゜Cで、ジクロ口メタン
中、m−クロロ過安息香酸でタイプ3の環縮合型エノー
ルエーテル化合物を処理することによって製造される。
この反応によって、生成混合物が得られ、これから低収
率ではあるが主成分として11員環ジオライドN−オキ
シドを単離することができる。
Rがアセチルであり、R1が水素原子であり、Rtが一
N(CH,),である弐1bで示される化合物は、アセ
トニトリル水溶液中、過ヨウ素酸ナトリウムでタイブ3
の化合物を処理することによって製造される。
R′が一N (C H s)*である本発明の誘導体は
、塩、特に酸付加塩を形成することができる。これらの
酸付加塩は、抗生物質としても有用であり、本発明の一
部である。池の態様として、このような塩は、例えば誘
導体を分離および精製するための中間体として有用であ
る。また、該塩は改良された水溶性を有する。
代表的であり適切な塩としては、例えば、硫酸、塩酸、
リン酸、酢酸、コハク酸、クエン酸、乳酸、マレイン酸
、フマル酸、バルミチン酸、コール酸、バモ酸(pam
oic acid)、ムチン酸、D−グルタミン酸、d
一樟脳酸、グルタール酸、グリコール酸、フタル酸、酒
石酸、ギ酸、ラウリン酸、ステアリン酸、サリチル酸、
メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ソルピン酸、
ピクリン酸、安息香酸、桂皮酸のような有機酸および無
機酸による標準的な反応によって形成される塩が挙げら
れる。
医薬的に許容される酸付加塩は、特に好ましい本発明の
塩である。医薬的に許容される酸付加塩は、温血動物の
化学療法に有用な塩である。
R1がC1〜C5アルカノイルである式1で示される化
合物は、当技術分野においてよく範例とされる標準的な
方法を用いて、アシル化剤で処理することによってR1
が水素原子である式1で示される適当な化合物をエステ
ル化することによって製造される(例えば、バルツ等(
Baltz et al.)の米国特許第4. 321
, 381号を参照)。
本発明の新規な誘導体は、抗菌活性を有するが、新規な
抗菌剤の中間体として最も有用である。
式lで示される化合物は、ある病原菌、特にインフルエ
ンザ菌(助二」伽迂亜ir+4 1uer+zae)の
ようなダラム陽性菌およびダラム陰性球菌の成育を阻害
する。標準的な寒天希釈法によって、代表的な式1で示
される化合物がある微生物を阻害する最小阻止濃度(M
IC’ s)を測定し、結果を第1表に示す。
第1表 式1で示される化合物の抗生物活性6 MIC’s(貢c9/峠) 反応式1の化合物番号 ペニシリン耐性菌 アンビシリン感受性菌 アンビシリン耐性菌 本発明は、1)細菌を阻害するのに用いるための式1で
示される化合物、またはその医薬的に許容される塩、お
よび2)活性成分として式lで示される化合物またはそ
の医薬的に許容される塩を含有しており、かつ1つまた
はそれ以上の医薬的に許容される担体を含有している医
薬製剤を提供するものでもある。
以下に実施例を挙げて、本発明をさらに詳細に説明する
クロマトグラフィーによる生成物の精製は、フラッシュ
クロマトグラフィー技術[イー・メルク(E. Mer
ck)グレード60 シリカゲル、230〜400メッ
シュ]またはウォーターズ・モデル(jlaters 
Model) 5 0 0 ブレプ(Prep) LC
  システムを用いて、シリカゲル上で行った。
化合物は、薄層クロマトグラフィー(TLC)およびプ
ロトンNMR分折によって均一に精製した。
製造例1 : 8 , 9−アンヒドローエリスロマイ
シンー6、9−へミケタールく化合物 水酢酸(100ml2)にエリスロマイシン(20.0
9、27.3ミリモル)を溶解した溶1戊を、室温で1
時間撹拌した。混合物を冷却して室温に戻した後、沈殿
が終了するまで、5N水酸化ナトリウムをゆっくり添加
した。混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせ
た有機層を重炭酸ナトリウム飽和水溶液で抽出し、乾燥
しく硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発させた。粗生成物
(18.99)を、調製用1{ P L C (ジクロ
ロメタンから、ジクロ口メタン中7%メタノール+0.
5%水酸化アンモニウムまでの線形勾配液)によって精
製して、白色の固体の化合物2(13.2y、68%)
を得た。
製造例2 + 8 . 9−アンヒドローエリスロマイ
シンB−6.9−へミケタール(化合 物2a)の製造 水酢酸にエリスロマイシンB(1.o9、1.4 ミリ
モル)を溶解した溶液を、室温で6時間撹拌し、この溶
液を蒸発させて真空乾固した。残留物をCH C(!3
( 1 0 0d)に溶解し、N aH C O s飽
和水溶液(100Il!i2)で3回抽出した。粗生成
物を、シリカゲルクロマトグラフィーにかけ、CH2C
f2,から C  H  y C Q !/ M eO
  H / N  H  − O  H  ( 9  
2  −  5  ;  75 : 0.5)までの線
形勾配液で溶離して精製し、白色固体泡状体の化合物2
 a(3 0 1. R9、収率31%)を得た。
I R(CH(J2a) : 1 7 2 Qcx″M
SぐFD):m/z=699(M’)。
製造例3 : 化&物2のトランスーラクトン化による
化合物3の製造 メタノール(2 0 0 xc)に入れた化合物2(1
0.09、14ミリモル)を炭酸カリウム(1. 9g
、14ミリモル)で処理し、混合物を90分間還流した
。減圧下で溶媒を蒸発させ、残留物を、ジクロロメタン
と重炭酸ナトリウム飽和水溶液との間で分配した。有機
層を蒸発させ、白色の泡状物969を得た。この泡状物
を、調製用HPLC(ジクロロメタンから、ジクOHメ
タン中7.5%メタノール+0.5%水酸化アンモニウ
ムまでの線形勾配液)によって精製し、白色の固体の化
合物3(’5.49、54%)を得た。
FDMS ”/.7 1 5(M+H)。
製造例4:化合物3の四酢酸鉛開裂による化合物4の製
造 化合物3(2.0g、2.8ミリモル)をトルエン(8
0峠)に溶解し、四酢酸鉛(1.9g、4.2ミリモル
)で処理した。室温で50分間撹拌した後、不均一な混
合物を重炭酸ナトリウム飽和水溶液で2回抽出し、乾燥
させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発させた。粗生成
物(1.89)を、フラッシュクロマトグラフィーにか
け、ジクロ口メタンからジクロロメタンーメタノールー
水酸化アンモニウム(96:4:0.5)までの勾配液
で溶離して分離し、白色泡状体の化合物4(7801I
9、43%)を得た。
FDMS ’″/.655(M十H)。
IR+1720cr’(ケトンカルボニル)。
製造例5:化合物3のN一酸化による化合物5の製造 化合物3(1.OOn、O. ]. 4 ミ!7 モル
)をアセトニトリル(1πのおよび水(0.5jIのに
溶解し、次いで、30%過酸化水素(0. 0 1 4
 yr(Dで滴下処理した。反応液を室温で2日間撹拌
し、その間に白色固形物が沈殿した。不均一な混合物を
、ジクロ口メタンと重炭酸ナトリウム飽和水溶液との間
で分配した。有機層を乾燥させ(硫酸ナトリウム)、蒸
発させ、化合物5(60η、59%)を得た。
’H NMRは以下のデータ以外は化合物3と同様であ
った;δ4. 45(1’ )、3. 76(2”)、
3. 39(3’ )、1. 96/1. 38(4゜
)、3. 59(5’ )、1. 27(5’−CH’
)、3,2o(NMeり。
FDMS’″/. 7 3 1 (M+H)。
製造例6:化合物3の酸化による化合物6化合物3(1
00u、0.14ミリモル)をアセトニトリル(11l
のおよび水(0.51)に溶解し、0℃に15分間冷却
した。水(iffのに臭素(23R9、0. 1 4 
ミリモル)を溶解した溶液を滴下した。
0°Cで20分間撹拌した後、反応混合液を、ジクロ口
メタンと重炭酸ナトリウム飽和水溶液との間で分配した
。有機層を乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発
させて、白色固体の化合物6(85l2、81%冫を得
た。
F DMS ″/. 7 4 9 (M+H)。
製造例7:化合物3のMCPBA開裂によるジオライド
7の製造 化合物3(1.0g、1.4ミリモル)をジクロロメタ
ン(10+0に溶解し、0゜Cで30分間冷却した。こ
の冷却した溶液に、m−クロロ過安息香酸(80%、8
70xy、0.42ミリモル)の水溶液を滴下した。O
℃で2時間後、転換が完全ではなかっタノで(TLC)
、さらにジクロ口メタン(5村)に入れたm−クロロ過
安息香酸く435λ2、0.21ミリモル)を添加した
。さらに2時間後、TLCによる変化は見られなかった
。混合物を10%重亜硫酸ナトリウム溶液で抽出し、次
いで、重炭酸ナトリウム飽和水溶液で抽出した。有機層
を乾燥させ(硫酸ナトリウム)、蒸発させて、粗生成物
390ス9を得、これをジクロ口メタンによって結晶化
して、化合物7(98λ9、9%)を得た。
F DMS 1/. 7 6 4 (M+H)”.IR
 : 1723cr’(ラクトンカルボニル)。
聚童珂亙:化合物3の過ヨウ素酸ナトリウム開裂による
ジオライド8の製造 化合物3(100jl9、0. 1 4 ミリモル)を
メタノール(lmのおよび水(0.5xのに溶解した。
音波処理およびメタノールC2mQ)の助けによっテ過
ヨウ素酸ナトリウム(2 4 0n9,  1. 1 
2ミリモル)を水(3酎)に溶解し、次いでこれを滴下
して、白色の沈殿物を得た。室温でII日間、不均一な
混合物を撹拌した後、酢酸エチルと重炭酸ナトリウム飽
和水溶液との間で分配した。粗生成物(60麓9)をフ
ラッシニク口マトグラフィーにかけ、ジクロ口メタンか
らジクロ口メタンーメタノール(23:2)までの勾配
液で溶離して精製し、無色のガラス状の化合物8(45
xy、47%)を得た。
F DMS ’7. 6 8 7 (M+)。
IR:1727cR″′(ラクトンヵルボニル)。
尖旋カユ;化合物2aのトランスラクトン化による化合
物3aの製造 製造例3の記載にしたがって、化合物2 a( 1 .
09、1、4ミリモル)を反応させ、白色固体泡状体の
化合物3a(8 4 5RlF, 8 5%)を得た。
IR(CHCf23)+ 170 1cx−’MS (
F D) : m/z= 6 9 9 (M’)。
第2表 マクロライド誘導体のプロトンNMR化学シフト1・5
ブルーカ−(Bruker) WM − 2 7 0 
NMR分光計を用いてジュウテリオクロロホルム溶液中
で得た。化学シフトは内部テトラメチルシランによって
100万分の1の値で記す。
炭素原子の番号は、2における個々の初期位置に対応す
る。
NAは帰属していないことを意味する。
第3表 マクロライド誘導体のC−13 NMR化学シフトa,
b(第3表の続き) ブルーカーWM−270  NMR分光計を用いてジニ
ウテリオクロロホルム溶液中で得た。
化学シフトは内部クロロホルム(77.0ppm)を用
いて100万分の1の値で記す。
炭素原子の番号は、2における個々の初期位置に対応す
る。
NAは帰属していないことを意味する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式(1): ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中、 Rは、a)式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される基、またはb)アセチルであり;R^1は水
    素原子またはC_1〜C_5アルカノイルであり; R^2は−N(CH_3)_2または−N(CH_3)
    _2→Oであり; a)R^5とR^6は一緒に結合して結合手を形成し、
    R^3およびR^4は1)ヒドロキシル基であるか、も
    しくは2)一緒に結合して結合手を形成するか、または b)R^3とR^5およびR^4とR^5は、各々、一
    緒に結合してケト基を形成し; R^7は水素原子またはメチルであり; R^8は水素原子またはヒドロキシル基である。 ただし、1)Rが(a)の基であり、R^2が−N(C
    H_3)_2である場合は、R^3とR^4およびR^
    5とR^6は同時には結合手を形成し得ず;2)R^7
    がメチル基である場合は、R^8は水素原子でなければ
    ならない。) で示される化合物またはその塩。 2、R^5とR^6が結合手を形成している請求項1に
    記載の化合物。 3、R^3とR^5およびR^4とR^6が、各々、一
    緒に結合してケト基を形成している請求項1に記載の化
    合物。 4、R^3とR^4が一緒に結合して結合手を形成して
    いる請求項1または2に記載の化合物。 5、Rが(a)の基である請求項1、2、3または4に
    記載の化合物。 6、Rがアセチルである請求項1、2、3または4に記
    載の化合物。 7、R^2が−N(CH_3)_2である請求項1、2
    、3、4、5または6に記載の化合物。 8、活性成分として、請求項1〜7のいずれかに記載の
    式(1)で示される化合物またはその医薬的に許容され
    る塩を含有しており、かつ1つまたはそれ以上の医薬的
    に許容される担体を含有している医薬製剤。 9、細菌の抑制に用いる、請求項1〜7のいずれかに記
    載の式(1)で示される化合物およびその医薬的に許容
    される塩。 10、請求項1〜7のいずれかに記載の式(1)で示さ
    れるマクロライドの製造方法であって、式(B): ▲数式、化学式、表等があります▼(B) (式中、R^7およびR^8は、請求項1の式(1)の
    定義と同じである) で示されるマクロライド化合物と、 (a)四酢酸鉛または過ヨウ素酸ナトリウムのような酸
    化剤と反応させて、Rがアセチルである式(1)で示さ
    れるマクロライド化合物を形成すること、 (b)過酸化水素または過酸のような酸化剤と反応させ
    て、R^2が−N(CH_3)_2→Oである式(1)
    で示されるマクロライド化合物を形成すること、(c)
    臭素またはN−ハロスクシンイミドのような酸化剤と反
    応させて、R^3およびR^4が共にヒドロキシル基で
    ある式(1)で示されるマクロライド化合物を形成する
    こと、 (d)ハロ過安息香酸のような有機過酸と反応させて、
    R^3とR^5が一緒に、およびR^4とR^6が一緒
    に、各々、ケト基を形成している式(1)で示されるマ
    クロライド化合物を形成すること、または(e)アシル
    化剤と反応させて、R^1がC_1〜C_5アルカノイ
    ルである式(1)で示されるマクロライド化合物を形成
    すること からなる製造方法。
JP2028121A 1989-02-07 1990-02-07 環縮合型マクロライド化合物 Pending JPH02240095A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/307,556 US5106961A (en) 1987-05-26 1989-02-07 Erythromycin ring-contracted derivatives
US307556 1989-02-07

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02240095A true JPH02240095A (ja) 1990-09-25

Family

ID=23190266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2028121A Pending JPH02240095A (ja) 1989-02-07 1990-02-07 環縮合型マクロライド化合物

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5106961A (ja)
EP (1) EP0382472A3 (ja)
JP (1) JPH02240095A (ja)
CA (1) CA2009370A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007043710A1 (ja) * 2005-10-14 2007-04-19 The Kitasato Institute 新規ジヒドロシュードエリスロマイシン誘導体

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5260426A (en) * 1988-06-14 1993-11-09 Chinoin Gyogyszer Es Vegyeszeti Termekek Gyara R.T. Process for the preparation of pseudo primycin
US5523401A (en) * 1991-04-09 1996-06-04 Abbott Laboratories Macrocyclic lactam prokinetic agents
ATE139697T1 (de) * 1991-04-09 1996-07-15 Abbott Lab Macrozyklische laktam-prokinetika
DE4200145A1 (de) * 1992-01-07 1993-07-08 Kali Chemie Pharma Gmbh 7,10-epoxy-oxacyclododecan-derivate, verfahren und zwischenprodukte zu ihrer herstellung und diese verbindungen enthaltende arzneimittel
CA2092045C (en) * 1992-03-19 2004-08-10 Setsuo Harada Erythromycin derivatives, preparation and use thereof
DE19644195A1 (de) * 1996-10-24 1998-04-30 Solvay Pharm Gmbh 10,13,15-Trioxatricyclo[9.2.1.1.·9·.·6·]-pentadecanon-Derivate, Verfahren zu ihrer Herstellung und diese Verbindungen enthaltende Arzneimittel
US6165985A (en) * 1998-02-13 2000-12-26 Solvay Pharmaceuticals Gmbh 11-acetyl-12,13-dioxabicyclo[8.2.1]-tridecenone derivatives, processes for their preparation and pharmaceutical compositions comprising them
DE19805822B4 (de) * 1998-02-13 2009-02-05 Solvay Pharmaceuticals Gmbh 11-Acetyl-12,13-dioxabicyclo[8.2.1]tridecenon-Derivate, Verfahren zu ihrer Herstellung und diese Verbindungen enthaltende Arzneimittel
UA70972C2 (uk) 1998-11-20 2004-11-15 Пфайзер Продактс Інк. 13-членні азаліди і їх застосування як антибіотиків
KR20040066188A (ko) 2000-08-17 2004-07-23 샤단호칭키타사토겐큐쇼 신규 슈도에리쓰로마이신 유도체
JP2003327536A (ja) * 2002-03-07 2003-11-19 Kitasato Inst:The ヒト免疫不全症候群ウイルスの感染、増殖抑制剤
US20040067896A1 (en) * 2002-07-25 2004-04-08 The Kitasato Institute Novel pseudoerythromycin derivatives

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6187625A (ja) * 1984-10-05 1986-05-06 Satoshi Omura 消化管収縮運動促進剤
CA1321581C (en) * 1987-05-26 1993-08-24 Herbert A. Kirst Ring-contracted macrolides
US4920102A (en) * 1988-04-18 1990-04-24 Eli Lilly And Company Method for treating gastrointestinal disorders

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007043710A1 (ja) * 2005-10-14 2007-04-19 The Kitasato Institute 新規ジヒドロシュードエリスロマイシン誘導体
EA015737B1 (ru) * 2005-10-14 2011-10-31 Дзе Китасато Инститьют Новые производные дигидропсевдоэритромицина
JP5118973B2 (ja) * 2005-10-14 2013-01-16 学校法人北里研究所 新規ジヒドロシュードエリスロマイシン誘導体

Also Published As

Publication number Publication date
US5106961A (en) 1992-04-21
EP0382472A2 (en) 1990-08-16
EP0382472A3 (en) 1991-10-16
CA2009370A1 (en) 1990-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0559896B1 (en) 6-o-methylerythromycin a derivative
JPH01193292A (ja) N−メチル11−アザ−10−デオキソ−10−ジヒドロエリスロマイシンa製造用中間体
JPH09511498A (ja) エリスロマイシンおよびアジスロマイシンの3”−デスメトキシ誘導体
JPH02240095A (ja) 環縮合型マクロライド化合物
KR850000965B1 (ko) 4"-에피 에리스로마이신 a 및 그의 유도체의 제조방법
US4464527A (en) Antibacterial 9-deoxo-9a-alkyl-9a-aza-9a-homoerythromycin A derivatives and intermediates therefore
US4150220A (en) Semi-synthetic 4"-erythromycin A derivatives
US4382086A (en) 9-Dihydro-11,12-ketal derivatives of erythromycin A and epi-erythromycin A
AU597194B2 (en) Antibacterial 9-deoxo-9a-allyl and propargyl-9a-aza-9a-homoerythromycin a derivatives
US4585759A (en) Antibacterial derivatives of a neutral macrolide
JPS63307894A (ja) 環縮小マクロライド系抗生物質
EP0114486B1 (en) Alkylation of oleandomycin
US4363803A (en) 3",4"-Oxyallylene erythromycin and oleandomycin, composition and method of use
US4413119A (en) Semi-synthetic macrolides
US4876245A (en) Fluorine-containing macrolide compounds and their use
JPH11116592A (ja) 4”−置換エリスロマイシンa誘導体
JPH06247996A (ja) 6−o−メチルエリスロマイシンa誘導体
DK158473B (da) Cycliske ethere af 9-deoxo-9a-aza-9a-homoerythromycin a og dettes 4ae-epimer, forbindelser til anvendelse som udgangsmateriale ved deres fremstilling, farmaceutiske praeparater indeholdende de cycliske ethere og anvendelse af de cycliske ethere til fremstilling af laegemidler
JPH01132585A (ja) Dc−52誘導体
JPS63246392A (ja) タイロシン誘導体
JPH11116591A (ja) 3−置換エリスロマイシンa誘導体
JPH11116590A (ja) 11−置換エリスロマイシンa誘導体
JPS63264496A (ja) 含フッ素マクロライド系化合物およびその用途
JPS59225198A (ja) 抗菌性を有する9―デオキソ―9a―アザ―9a―ホモエリスロマイシンA,その製造方法および組成物