JPH0223802Y2 - - Google Patents

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JPH0223802Y2
JPH0223802Y2 JP1983027291U JP2729183U JPH0223802Y2 JP H0223802 Y2 JPH0223802 Y2 JP H0223802Y2 JP 1983027291 U JP1983027291 U JP 1983027291U JP 2729183 U JP2729183 U JP 2729183U JP H0223802 Y2 JPH0223802 Y2 JP H0223802Y2
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JP
Japan
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exhaust brake
valve
exhaust
cam
spring receiver
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JP1983027291U
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JPS59133743U (ja
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、内燃機関の排気ブレーキ装置の改
良に関し、更に詳しくは前記排気ブレーキの制動
力を可変にした内燃機関の排気ブレーキ装置に関
する。
一般に、排気ブレーキ装置の排気管内に設けら
れる排気ブレーキバルブには、特開昭55−134727
号公報に記載されているようなスライド式と周知
のバタフライ式があり、コンプレツシヨンエアや
オイル等の作動流体によつてこの排気ブレーキバ
ルブを閉じて排気行程における排気抵抗を増大
し、エンジンブレーキの制動効果を増すようにな
つている。従つて、その主目的は山間地を走る大
型車等の降板時の補助ブレーキとして使用される
ほか、高速走行時、高速からの最初の減速用とし
てエンジンブレーキの効果を著しく高める役割を
果すものである。
ところで、従来の排気ブレーキ装置は、スイツ
チのオン、オフによつて車両を制動するか制動し
ないかが決まり、運転者の要求に応じてブレーキ
の制動力の大きさをコントロールさせることはで
きなかつた。
この考案の目的は、簡単な構造で排気ブレーキ
バルブのストロークを調整することにより、運転
者の要求に応じて排気ブレーキの制動力の大きさ
をコントロールさせることができる優れた内燃機
関の排気ブレーキ装置を提供することである。
前記目的を達成するための、この考案の内燃機
関の排気ブレーキ装置は、作動流体の導入により
排気ブレーキ弁を閉じる流体圧作動シリンダに設
けられた弁戻しばねのばね受けを摺動自在とし、
該ばね受けの下面に前記ばね受けの位置を可変と
するカムを設け、排気ブレーキスイツチのノブ操
作により前記カムの回動量を制御するアクチユエ
ータを設けてなるものである。
以下、図面を用いてこの考案の実施例を説明す
る。
第1図は、この考案の内燃機関の排気ブレーキ
装置の第1の実施例を示す前記装置の概略構成図
である。1はエンジンの排気管を示し、この排気
管の途中には排気ブレーキ機構を構成するスライ
ド式の排気ブレーキバルブ2が設けられている。
その排気ブレーキバルブ2の上端面にはバルブロ
ツド3を介してピストン4が装着され、排気ブレ
ーキバルブ2は排気管1から延設されたガイド管
1aに沿つて昇降するとともに、バルブロツド3
及びピストン4はガイド管1aの端部に装着され
た流体圧作動シリンダ5内を昇降するように構成
されている。そして、このシリンダ5内のピスト
ン4の下端面には排気ブレーキバルブ2を常時開
弁する方向に付勢する弁戻しばね6が介設されて
おり、そのばねの下には可動ばね受け7が設けら
れていて、その可動ばね受け7の弁戻しばね6と
反対側にはカム8が、カム軸9により回転可動に
設置されている。
また、20は排気ブレーキ装置の操作スイツ
チ、即ち排気ブレーキスイツチを示すものであ
り、このスイツチ20の外部には、このスイツチ
20を作動させるノブ21が設置されている。そ
して、スイツチ20の内部には、この実施例では
オン,オフ接点22と固定抵抗24上を摺動する
可動接点23とが併設されている。前記オン,オ
フ接点22はスイツチ20のノブ21を矢印A方
向に引き出すとオンし、前記可動接点23はこの
ノブ21を矢印BB′方向に回動させることにより
固定抵抗24上を摺動して、可動接点23の電圧
が変化するようになつている。そして、この電圧
がアクチユエータ11に作用し、その電圧に応じ
てアクチユエータ11は、前記カム軸9を回転さ
せる。
また、前記ピストン4により区画された流体圧
作動シリンダ5内の圧力室10には、エアパイプ
12及び電源に接続された時に管路を開くマグネ
チツクバルブ13を介して車両に搭載されたエア
タンク14からの圧縮空気が供給されるようにな
つている。
なお、15はクラツチスイツチ、16はアクセ
ルスイツチ、17はバツテリーである。
この第1の実施例の排気ブレーキ装置は上記の
ように構成したので、排気ブレーキの操作時はス
イツチ20のノブ21をひいて排気ブレーキのオ
ン,オフ接点22をオンし、前記ノブ21を左ま
たは右に回転させて固定抵抗24上を摺動する可
動接点23を電圧を変化させる。その変化した電
圧はアクチユエータ11に入り、アクチユエータ
11はその電圧にしたがつてカム軸9を回転させ
て、カム8を回転させる。第1図の実線の状態は
スイツチノブ21を引き出した後に回し切つて排
気ブレーキの制動力を最も弱くした状態であり、
カムノーズ8aが可動バネ受け7をピストン4側
に押し上げている。このため、排気ブレーキバル
ブ2を常時開弁する方向に付勢する弁戻しばね6
は、取付荷重がカム8によつて最も増加する位置
に圧縮される。これにより、排気ブレーキスイツ
チ20のオン,オフ接点22がオンで、かつクラ
ツチスイツチ15、アクセルスイツチ16もオン
の時には、エアタンク14よりマグネチツクバル
ブ13及びエアパイプ12を通つてシリンダ5内
に流入した圧縮空気の圧力は一定であるから、弁
戻しばね6に抗して押し下げられるピストン4の
移動量は、カムのベースダイヤ8bが可動ばね受
け7を支持している時よりも小さくなり、この第
1の実施例の排気ブレーキ装置では最低となる。
そのため、排気ブレーキバルブ2の移動量が小
さくなり、排気管1は完全には閉鎖されないので
排気ブレーキの制動力は弱くなる。一方、前記ノ
ブ21を反対方向に回し切り、アクチユエータ1
1にかかる電圧を小さくしてカム8のベースダイ
ヤ8bで可動ばね受け7を支持した場合は、排気
ブレーキバルブ2は二点鎖線で示すように排気管
1を完全に閉鎖するので排気ブレーキの制動力は
最大となる。従つて、この第1の実施例の排気ブ
レーキ装置では排気ブレーキスイツチ20のノブ
21を回転させて可動接点23の電圧を変化さ
せ、アクチユエータ11により前記カム8をベー
スダイヤ8bとカムノーズ8aの間で回動させて
可動ばね受け7をこの範囲で昇降させて、弁戻し
ばね6の取付荷重をコントロールさせることによ
り排気ブレーキバルブ2のストロークを調整させ
ることができる。即ち、この実施例の排気ブレー
キ装置では運転者の操作によるノブ21の回転位
置に応じて排気ブレーキの制動力を種々の大きさ
にコントロールすることができる。
前記第1の実施例では、排気ブレーキ装置の排
気管内に設けられたブレーキバルブがスライド式
のもので説明したが、前記ブレーキバルブがバタ
フライ式であつても同様である。第2図はこのバ
タフライ式の排気ブレーキ装置の概略構成図であ
り、第1図に示すX点以降が示されている。第2
図に示すこの考案の第2の実施例では、X点に接
続して、第1図同様のコントロールシリンダ50
が設けられており、そのバルブロツド33を圧縮
空気で左右動させることにより、このバルブロツ
ド33に連係されたリンクレバー18及びリンク
ロツド19を介して作動レバー25に固着された
バタフライ式排気ブレーキバルブ2aが排気管1
内で回動する。このバタフライ式排気ブレーキ装
置においてもスライド式排気ブレーキ装置と同様
にコントロールシリンダ50の流体圧作動シリン
ダ5内部に、前記実施例で示したピストン4、弁
戻しばね6、可動ばね受け7、カム8、カム軸9
を設ける。そして、前記カム軸9を電圧によつて
回転させるような前記実施例と同じアクチユエー
タ11を配して前記第1図のA点と接続する。こ
のようにすればこの実施例の排気ブレーキ装置に
おいても、前記第1の実施例の操作と同様の操作
で弁戻しばね6の取付荷重を変化させることによ
つて排気ブレーキのバタフライ式バルブ2aの回
転量を変化させることができる。即ち、ブレーキ
の制動力の大きさをコントロールすることができ
る。
なお、前記実施例で用いたピストン4は、作動
流体によつてその圧力を伝達するものであれば、
特にその種類は限定されず、例えば、ダイヤフラ
ムでもよい。また、実施例では作動流体に圧縮空
気を用いたが、作動流体は圧縮空気に限らず、エ
ンジンの潤滑油等の他の圧力作動流体でも良いも
のである。
以上説明したように、この考案では、前記のよ
うに作動流体の導入により排気ブレーキ弁を閉じ
る流体圧作動シリンダに設けられた弁戻しばねの
ばね受けを摺動自在とし、該ばね受けの下面に前
記ばね受けの位置を可変とするカムを設け、排気
ブレーキスイツチのノブ操作により前記カムの回
動量を制御するアクチユエータを設けてなること
により、排気管に設けられた排気ブレーキバルブ
のストロークを調整して、排気ブレーキの制動力
の大きさを運転者の必要に応じてコントロールで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示すスライド
式排気ブレーキ装置の概略構成図、第2図は、こ
の考案の他の実施例を示すバタフライ式排気ブレ
ーキ装置の概略構成図である。 1……排気管、2……排気ブレーキバルブ、
3,33……バルブロツド、4……ピストン、5
……流体圧作動シリンダ、6……弁戻しばね、7
……可動ばね受け、8……カム、9……カム軸、
20……排気ブレーキスイツチ、21……ノブ、
22……オン,オフ接点、23……可動接点、2
4……固定抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 作動流体の導入により排気ブレーキ弁を閉じる
    流体圧作動シリンダに設けられた弁戻しばねのば
    ね受けを摺動自在とし、該ばね受けの下面に前記
    ばね受けの位置を可変とするカムを設け、排気ブ
    レーキスイツチのノブ操作により前記カムの回動
    量を制御するアクチユエータを設けてなる内燃機
    関の排気ブレーキ装置。
JP2729183U 1983-02-28 1983-02-28 内燃機関の排気ブレ−キ装置 Granted JPS59133743U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2729183U JPS59133743U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 内燃機関の排気ブレ−キ装置

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JP2729183U JPS59133743U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 内燃機関の排気ブレ−キ装置

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Publication Number Publication Date
JPS59133743U JPS59133743U (ja) 1984-09-07
JPH0223802Y2 true JPH0223802Y2 (ja) 1990-06-28

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ID=30158186

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JP2729183U Granted JPS59133743U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 内燃機関の排気ブレ−キ装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5472317A (en) * 1977-11-21 1979-06-09 Hitachi Ltd Exhaust bypass apparatus for turbo-charger
JPS55134727A (en) * 1979-04-10 1980-10-20 Usui Internatl Ind Co Ltd Air cylinder for actuating exhaust-brake valve

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5472317A (en) * 1977-11-21 1979-06-09 Hitachi Ltd Exhaust bypass apparatus for turbo-charger
JPS55134727A (en) * 1979-04-10 1980-10-20 Usui Internatl Ind Co Ltd Air cylinder for actuating exhaust-brake valve

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JPS59133743U (ja) 1984-09-07

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