JPH02233986A - 循環型穀粒乾燥機における循環系の穀粒搬送装置の運転制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、機体内の貯留部に張込んだ穀粒を、間欠的に
回動するドラムシャッターの作動により、乾燥部の穀粒
流下路に間欠的に流下させて穀粒流下路に送給する乾燥
風を浴びせることで乾燥させる循環型穀粒乾燥機におけ
る循環系の穀粒搬送装置の運転制御方法に関する． さらに具体的に言えば，第１図および第２図に示してい
る如く、箱状に形成した機体ｌ内の上半側に、乾燥すべ
き穀粒を張込む貯留部ａが装設してあり、機体１内の下
半側には、前記貯留部ａと連続する穀粒の流下路１０と
乾燥風の導風路ｌ１と排風路１２との三者を、通気性の
隔壁１３により仕切って並列した乾燥部ｂ．が装設され
、該乾燥部ｂの穀粒の流下路ｌＯの下端には、一定量づ
つの穀粒の繰出しと流下路１０の遮閉とを行なうドラム
シャッター１４が装架され，それの下方に穀粒を機外に
搬出する下部コンベア１５を具備し，機体１の前面には
穀粒の張込用の昇降機２（パケットエレベーター）が立
設され、それの揚穀塔２０の下端部が前記下部コンベア
ｌ５の終端側に接続連通し，その昇降Ｉ１２の上端側の
吐出筒部が機体ｌの頂部に装架せる張込用の上部コンベ
アｌ６の始端側に接続連通してあって，ドラムシャッタ
ー１４の作動を停止した状態で昇降Ｉａ２および上部コ
ンベア１６等の穀粒の搬送装置を作動させることにより
機体ｌ内の貯留部ａに乾燥すべき穀粒を所定量張込み，
その張込みを終えたところで，ドラムシャッター１４と
下部コンベアｌ５および昇ｌｉＩ機２ならびに上部コン
ベア１６等の穀粒搬送装置を作動させて穀粒を循環させ
、穀粒の流下路１０を流過する穀粒に導風路１ｌから乾
燥風を供給して乾燥させる形態の循環型穀粒乾燥機Ａに
おいて、それの前記下部コンベア１５および昇降機２な
らびに上部コンベア１６らの，循環系の穀粒搬送装置の
運転制御手段についての改良に関するこの形態の循環型
穀粒乾燥機Ａは，圃場においてコンバイン等の収穫機に
より収穫した水分の多い穀粒を乾燥させるために開発さ
れたもので、ドラムシャッターｌ４と下部コンベア１５
および昇降機２ならびに上部コンベアｌ６らの循環系の
穀粒搬送装置を作動させて、穀粒を循環流動させなから
穀粒の流下路１０に乾燥．風を送給して乾燥させる乾燥
作業を行なう際に，乾燥効率である乾減率を高くするた
め．乾燥風を所望の温度の熱風に昇温させ得るよう、バ
ーナー装置と送風機とを組合せた熱風生成装置Ｃを具備
していて、通常の乾燥作業の際は、バーナー装置の作動
で生成した熱風を乾燥風として穀粒の流下路ｌＯを流過
してい〈穀粒に送給するようにしている． そして、この熱風たる乾燥風を浴びる穀粒の流下路１０
内の穀粒は、熱風を浴びる時間が長いと変質を来たし、
短いと熱の供給量に不足を来たすことから，ドラムシャ
ッター１４の回転作動を，通常、約３０秒ごとに一回宛
回転する程度の間欠作動を行なうよう制御しておいて、
穀粒が流下路ｌＯ内を略一定の時間で流過していくよう
にしている． ところで、穀粒の乾燥には、上述の循環型穀粒乾燥機Ａ
により熱風を乾燥風として供給することで行なう乾減率
を毎時略０．７〜１％程度とした乾燥が．米の品質や食
味を低下させていることから，自然風の通風または掻く
低い温度の熱風の供給により、乾ｇ率を毎時約０．１％
として行なう低い乾減率の乾燥手段が見直されてぎてい
る．そして、この低い乾減率で乾燥するため、上述の循
環型穀粒乾燥機Ａを、それの熱風生成装置のバーナー装
置の作動を停止して送風機だけを作動させるか，バーナ
ー装置の作動を極く低く抑えた状態としておいて、ドラ
ムシャッター１４および循環系の殼粒搬送装置を作動さ
せ、それにより乾燥部ｂの穀粒の流下路１０に循環して
くる穀粒に対し、極く低温の熱風または自然．風を送給
するようにして、穀粒を乾燥させることが行なわれてき
ている． しかし，このように上述の循環型穀粒乾燥機Ａを運転し
て低い乾減率で穀粒の乾燥を行なう場合，穀粒の流下路
１０を流過する穀粒に対する熱量の供給が不足気味とな
ることで，間欠作動さすドラムシャッター１４の駆動の
制御を、例えば、５．分間程度に一回宛回転するよう、
通常乾燥の際よりも遥かに長いインターバルに設定して
、穀粒の流下路１０を穀粒が流過する時間を長くしてお
くようにしている． ところが、このようにドラムシャッター１４の間欠作動
のインターバルを長く設定して循環型穀粒乾燥機Ａを運
転し，穀粒を低乾減率で乾燥させるようにすると，乾燥
行程が終了するまでに要する時間が長くなることで、ラ
ンニングコストが増大し、また，機体１の各作動部の摩
耗●損傷が早まってくる問題がある． 本発明は、この問題を解消せしめるためになされたもの
であって、循環型穀粒乾燥機により低乾減率で穀粒の乾
燥を行なう際の，ランニングコストの増大を低く抑え，
また各作動部の摩耗・損傷を低減せしめて循環型穀粒乾
燥機を運転せしめ得るようにする運転制御手段を提起す
るものであるそして、本発明においては、この目的を達
成するための手段として循環型穀粒乾燥機の循環系の穀
粒搬送装置を、循環●乾燥●排出の各作業のうちの少な
くとも一作業時に，乾燥部の穀粒の流下路の下端に軸架
して間欠作動．さすドラムシャッターと同期して間欠作
動さすよう制御することを特徴とする循環型穀粒乾燥機
における循環系の穀粒搬送装置の運転制御方法を提起す
るものである．次に実施例を図面に従い詳述する．なお
図面符号は同効の構成部材については従前手段のものと
同一の符号を用いるものとする． 第３図は本発明法の実施に用いる循環型穀粒乾燥機Ａの
一部破断した側面図で，同図において、１は箱状に形成
した機体，ａは機体ｌ内腔の上半側に形成した貯留部、
ｂは機体ｌ内腔の下半側に穀粒の流下路１０と乾燥風の
導風路１１と排風路ｌ２との三者を通気性の隔壁１３で
仕切って並列させることで装設した乾燥部、１４は乾燥
部ｂの穀粒の流下路ｌＯの下端に装設したドラムシャッ
ター、１５は機体ｌ内腔の底部に装設せる下部コンベア
，２は機体ｌの外面に沿い立設した昇降機、ｌ６は上部
コンベア、Ｃはバーナー装置と送風機とよりなる熱風生
成装置であり、これらは、従前手段のものと変わりなく
構成してある．そして，ドラムシャッターｌ４は、モー
ターＭ１により駆動され、また，下部コンベアｌ５およ
び昇降機２はモーターＭ２により駆動され，上部コンベ
アｌ６はモーターＭ３により駆動されるようにしてあり
、それらモーターの作動の制御は，機体ｌの前面に装設
せるコントロールボックスｄ内の制御装置により行なわ
れている．また、熱風生成装置Ｃのバーナー装置は，乾
燥風を導風路１ｌを介して穀粒の流下路１０に送給させ
る送風機の作動と無関係に作動の制御が行なわれるよう
にしてある． しかして、ドラムシャッター１４の間欠作動の駆動の制
御は，第４図に示している状態から同図において矢印Ａ
に示している反時計方向の３６０度の回転と、その状態
位置から同図において矢印Ｂに示している時計方向の３
６０度の回転とが，所定のインターバルをおいて交互に
繰返されるように、モーターＭｌの駆動回路のオン●オ
フおよび回転方向の切替えが行なわれるようにしてある
．そして、そのインターバルは，ドラムシャッター１４
の一回転に要する時間が約１０秒であることから，第５
図の行程図にあるように、実際にドラムシャッターｌ４
が停止しているインターバルを４分５０秒にとって，５
分ごとに一回の回転が行なわれるように設定してある． また、下部コンベアｌ５および昇降機２ならびに上部コ
ンベア１６等の循環系の穀粒搬送装置は，従前にあって
は、連続して常時作動するように制御されていたが、前
記第５図の下櫃に示している如く、ドラムシャッター１
４の間欠作動に合わせで作動と停止とが所定のインター
バルをおいて繰返すよう制御せしめてある．即ち、約３
０秒の作動ののち約４分３０秒の停止を行ない、これを
繰返すようにすることで、ドラムシャッター１４の間欠
作動に同期して５分ごとに作動する間欠作動が行なわれ
るように，駆動モーターの駆動回転をオン●オフするよ
う制御回路を設定してある．しかし、この下部コンベア
ｌ５および昇降機２ならびに上部コンベアｌ６らの循環
系の穀粒搬送装置の間欠作動とドラムシャッター１４の
間欠作動との同期は、完全な同期では．なく、その循環
系の穀粒搬送装置の始動、特に昇降機２が始動してから
確実な揚穀作動を行なう状態となるまでに数秒の時間を
要することから、数秒のタイムラグをもって，ドラムシ
ャッターｌ４の作動時期より先行するように設定してあ
る．また，その穀粒搬送装置の作動時間を約３０秒と、
ドラムシャッターｌ４の作動時間よりも長くしているの
は、ドラムシャッターｌ４が一回転する作動で，その穀
粒搬送装置の下部コンベア１５に繰出された穀粒を、そ
の穀粒搬送装置が機体ｌ内の貯留部ａ内にまで送穀処理
するのに時間を要するからであり、この作動時間は，ド
ラムシャッターｌ４の一回の作動で繰出される穀粒を送
穀処理し得るのに要する時間であり，穀粒搬送装置の送
穀能力に対応させて適宜の時間に設定してよい． なお，このドラムシャッターｌ４の間欠作動に同期させ
て行なわす循環系の穀粒搬送装置の間欠作動は．低乾減
率の乾燥を行なうためのものであり、通常乾燥である高
乾減率の乾燥を行なう際には、同期した間欠作動を解除
し、通常の連続した常時運転の状態に戻せるように、制
御装置を構成する．また、循環系の穀粒搬送装置は，昇
降機２を放出筒部において放出する穀粒が貯留部ａにダ
イレクトに投込まれていく投込型に形成して、下部コン
ベア１６と昇降機２とで形成した上部コンベアｌ６を省
略した形態とする場合がある．次に本発明手段の作用に
ついて説明する．乾燥すべき穀粒の機体ｌ内の貯留部ａ
に対する張込みは、従前手段と同様であり、ドラムシャ
ッターｌ４の作動を停止して、循環系の穀粒搬送装置を
作動さすことで行なう． 穀粒の張込みを終えて，乾燥行程に入るときはドラムシ
ャッター１４および穀粒搬送装置を作動させ，また熱風
生成装置Ｃは、それのバーナー装置の作動を極〈低く抑
えるか停止させた状態として送風機だけが通常の作動を
行なうようにするこれにより、ドラムシャ−２ター１４
は前述した如く、所定のインターバルをおいて正逆に交
互に切換わって一回転する間欠作動を行ない、また、循
環系の穀粒搬送装置も、これに同期して、間欠作動する
ようになる． そして，このときのドラムシャッター１４の間欠作動と
，これに同期する穀粒搬送装置の間欠作動とは、前述の
例示した設定数値についていえばドラムシャッターｌ４
においては，インターバルが５分間と従前の約３０秒に
比して約１０倍になっていることで、それに対応して，
乾燥部ｂの流下路１０を穀粒が流過する時間を長くする
ことにより、穀粒に低温の熱風または自然風を充分に浴
びることになって、低乾減率の乾燥が効率的に行なわれ
るようにする． また，穀粒搬送装置の間欠作動においては，３０秒の作
動後に４分３０秒の休止期間が存在することになり、そ
の３０秒の作動時間が，従前の連続運転の際の．３０秒
ごとに間欠作動するドラムシャッターｌ４の作動ごとで
区切った時間に対応するので、一度のドラムシャッター
１４の作動で繰出された穀粒を搬送するための作動時間
として見れば、従前の連＆！運転を行，なっていた場合
と変わらないことになる． 従って，循環系の穀粒搬送装置は，間欠作動するドラム
シャッター１４から繰出された穀粒を送穀処理する間だ
け作動し、その送穀処理を終えて空運転となる間が休止
期間となるようになる．以上説明したように本発明手段
は、循環型穀粒乾燥機の循環系の穀粒搬送装置を、循環
●乾燥●排出の各作業のうちの少なくとも一作業時に，
乾燥部の穀粒の流下路の下端に軸架して間欠作動さすド
ラ・ムシャッターと同期して間欠作動さすよう制御する
のであるから，低乾減率での乾燥に対応させて、間欠作
動するドラムシャッター１４のインターバルを長く設定
することにより、乾燥行程の全体の時間が長くなっても
、循環系の穀粒搬送装置の実質の運転時間が，それほど
長くならず、その穀粒搬送装置の摩耗および損傷の発生
を効果的に抑えられるようになる．

【図面の簡単な説明】

第１図は循環型穀粒乾燥機の一部破断した側面図、第２
図は同上の縦断正面図、第３図ｊ士本発明の実施に用い
る循環型穀粒乾燥機の一部破断した側面図、第４図は同
上のドラムシャッターの縦断正面図、第５図は本発明手
段の制御例におけるドラムシャッターおよび穀粒搬送装
置の間欠作動の行程図で．ある． 図面符号の説明 Ａ・・・循環型穀粒乾燥機　ａ・・・貯留部ｂ・・・乾
燥部　　　　　　Ｃ・・・熱風生成装置ｄ・・・コント
ロールボックス １・・・機体　　　　　　　１．０・・・流下路１ｌ・
・・導風路　　　　　ｌ２・・・排風路ｌ３・・・隔壁
　　　　　ｌ４・・・ドラムシャッター１５・・・下部
コンベア　　１６・・・上部コンベア２・・・昇ＩＩＩ
ｌ機　　　　　　２０・・・揚穀塔Ｍｌ−Ｍ２●Ｍ３・
・・モーター 特 許 出 願 人 株式会社 山本製作所 第 図 ｌ ！５ 第 図 第 図 １ｂ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、循環型穀粒乾燥機の循環系の穀粒搬送装置を、
   循環・乾燥・排出の各作業のうちの少なくとも一作業時
   に、乾燥部の穀粒の流下路の下端に軸架して間欠作動さ
   すドラムシャッターと同期して間欠作動さすよう制御す
   ることを特徴とする循環型穀粒乾燥機における循環系の
   穀粒搬送装置の運転制御方法。