JPH02233493A - エレベータドアの解錠装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ業上の利用分野） 本発明はエレベータドアの解錠装置の構造の改良に関す
るものである． （従来の技術） 第７図乃至第ｌＯ図は実開昭５１１−１７０３８５号公
報に開示されたものに類似した従来のエレベータドアの
解錠装置を示すもので、図中、（１）はエレベータ乗場
の出入口、（２）はこの出入口（１）に設けた枠体、（
３）はこの枠体（２）の一側部近傍に設けたエレベータ
かとの操作盤、（４）は上記出入口（１）の上縁部昇降
路側に固設したハンガーケースで、このハンガーケース
（４）は１Ｊ８図および３４９図に示すように後述する
ローラ（６ａ）を案内するレール（４ａ）と、後述する
鉤部（７）の鉤部（７ｂ）に係合する釘抜状の係合部材
（４ｂ）と、この係合部材（４ｂ）の上方に配設された
接点（４Ｃ）とを備えている．一方、（５）は上記枠体
の昇降路側に配置した引き戸で、出入口（１）を開閉す
る機能を営む。（δ）はこの引き戸（５）の頂部に載設
したＬ字状の吊手で、この吊手（６）の上部には第９図
に示すよう上記レール（４ａ）に案内されるローラ（６
ａ）を回動自在に枢着している。（ア）はこの吊り手（
６）に枢着した垂直方向に揺動可能の鉤部で、この鉤部
（７）は、第８図および′！Ｊ９図に示すように常時は
水平姿勢に保持される水平辺（７ａ）と、この水平辺（
７ａ）の先端下部に設けられて上記係合部材（４ｂ）の
屈曲部に係合する鉤部（７ｂ）と、水平辺（７ａ）の先
嶋上部に設けられて上記接点（４Ｇ）に短絡される短絡
部（７Ｃ）と、当該鉤部（７）の枢着部に回動可能に枢
看された第１ローラ（７ｅ）と、上方に向け折曲延出さ
れた鉛直辺（７ｆ）と、この鉛直辺（７ｆ）に回動可能
に枢着された第２ローラ《７ｇ》とを備え、同図に示す
如くＬ字状を呈している。

そして（δ）は引き戸（５）の上部昇降路側に上下動可
能に配設した伝動体で、常時はその上端が鉤部（７）の
鉤部脊り下面に隙間を隔てて対向配置されるようになフ
ている（第８図参照）。（９）は引き戸（５）に貫設し
た鍵孔で、１７図およびｌａ図に示すようにＴ字状を呈
し、該伝動体（８》の直下に位置１ノている。然して、
（１０）はこの鍵孔（９）に挿入する鍵棒で、保守点検
作業の際等に使用される（第１０図参照）， 従来のエレベータドアの解錠装置は上記のように構成さ
れ、通掌時は次のように施錠、解錠が行なわれる。すな
わち、第８図に示す戸閉、施錠状態から戸関するには、
図示が省略してあるが出入口（１）に対向１ノで停止し
たかごの戸の係合板によって１２ローラ（７ｇ）が押圧
される。これによって第８図において鉤部（７）が時計
方向へ回動して係合部材（４ｂ）から鉤部（７ｂ）が外
れて解錠される。

次いで第１ローラ（７ｅ）が係合板に押圧されて引き戸
（２）が同図において右方へ戸開される。そして戸関し
た引き戸（５）は係合板により第１ローラ（７ｅ）が係
合郎材（４ｂ）方向へ押圧されて戸閉する。

次いで全閉直前位置で鉤部（７ｂ）の斜面が係合部材（
４ｂ）を乗り越して係合し全開状態で引き戸（５）が施
錠される。

また、通掌時以外に保守点検作業時等であってかごが停
止していない乗場の出入口（１）を手動戸開する場合に
は次のように操作される．すなわち、乗場から鍵孔（９
）に鍵棒（１０）を挿入して、伝動体（８）の下端を押
上げる。これによって鉤部（７）が時計方向へ回動して
解錠し、引き戸（５）が手動戸開される． 尚、この種の先行技術文献として、実開昭５６−１５４
９７８号公報等がある， 〔発明が解決しようとする課題〕 従来のエレベータドアの解錠装置は以上のように構成さ
れ、鍵孔（９）が第７図に示すように引栓戸（５）の表
面に露呈しているので、エレベータ装置の意匠上の美観
が著しく損なわれる、という問題点があった．又鍵孔（
９）の加工のため、特に高級仕上げがなされる引き戸（
５）にあっては、煩雑な手数がかかる、といった問題点
があった．本発明は叙上の点に鑑みなされたもので、引
き戸から鍵孔を除去せしめてエレベータ装置の意匠上の
美観を向上させることのできるエレベータドアの解錠装
置を提供することを目的としている。

（課題を解決するための手段〕 本発明は上述の目的を達成するため、エレベータ乗場の
出入口の上縁部昇降路側に固設された係合部材と、該出
入口を開閉する引き戸と、この引き戸の上部に揺動可能
に配設され当該引き戸の戸閉時に上記係合部材に係合し
て引き戸の戸開を拘束する鉤部と、該引き戸の上部昇降
路側に上下動可能に設けられ通電により上昇して該鉤部
を上方に播劾させ当該鉤部と係合部材との係合を解除す
る解除機構とからエレベータドアの解錠装置を構成した
ことを特徴としている． 〔作用〕 本発明によれば、通電された解除機構が上昇して鉤部な
上方に揺動させ、当該鉤部と孫合部材との係合を解除せ
しめるので、引き戸に鍵孔を設ける必要がない． （実施例） 以下、ｉｔ図乃至３４４図に示す一実施例に基づき本発
明を詳述すると、図中、（ｌ１）は引き戸（５）の上部
昇降路側に配設した解除機構で、この解除機構（１１）
は、第１図に示すように通電を受けて作動するアクチェ
エータ（ｌｌａ）　　と、このアクチュエータ（ｌｌａ
）に上下動可能に設けられて常時はその上端が鉤部（７
）の鉤部寄り下面に隙間を隔てて対向した伝動部（ｌｌ
ｂ）とを備え、通電により伝動部（ｌｌｂ）が上昇して
鉤部（７）　を時計方向に回動させ当該鉤部（７）の鉤
部（７ｂ）と係合部材（４ｂ）との係合を解除する機能
を営む。（ｌ２）は枠体（２）の操作盤（３）寄りに穿
設した鍵穴で、この鍵穴（ｌ２）は第３図に示すように
上記解除機構（１　１）に電気的に接続された複数の被
電極部（１２ａ）を有しており、又従来例と異なり貫通
して設けられていない．そして（見３）はこの鍵穴（ｌ
２）に挿′入する鍵棒で、この鍵棒（１３）は、第４図
（ａ）　．　（ｂ）に示すように本体（１３ａ）　と、
この本体（１３ａ）に設けられた棒郎（１３ｂ）　と、
この棒部（１３ｂ）の先噛に設けられ上記鍵穴（ｌ２）
の被電極部（１２ａ）に重合される複数の電極部（１３
ｃ）と、この電極部（１３ｃ）に電力を供給するバッテ
リ（１３ｄ）　　と、このバツテリ（１３ｄ）　　と該
電極部（１３ｃ）間の電路を閉路する押しボタン式のス
イッチ（１３ｅ）とを備え、上記解除機構（１１）に電
力を供給して作動させる機能を営む。

従って、保守点検作業等であって、エレベータかとが停
止していない乗場の出入口（１）を手動戸関する場合に
は、鍵棒（１３）を鍵穴（１２）に挿入してスイッチ（
１３ｅ）を押す．すると解除機構（１ｌ）が作動して伝
動部（ｆｌｂ）が上昇し、鉤部（７）が時計方向に回動
して該鉤部（７）の鉤部（７ｂ）と係合部材（４ｂ）と
の係合が解除され、これにより引き戸（５）を手動で戸
開することが可能となる． 以上のように本発明によれば、鍵穴（１ｚ）をあまり人
目を引かない枠体（２）の側部に設けたので、エレベー
タ装置の意匠上の美観を維持向上させることができると
ともに、引き戸（５）の製造を極めて容易ならしめるこ
とが期待できる。そして解除機構（１ｌ）を作動させる
バッテリ（１３ｄ）を鍵棒（１３）に内蔵しているので
、鍵穴（１２）への子供等のいたずらを有効に防止する
ことが可能となる．さらに鍵穴（ｌ２）が引き戸（５）
に貫通して設けられていないので、防災対策上極めて有
効となる。

次に第５図は本発明の他の実施例を示すもので、図中、
（ｘｉ’）は解除機構で、この解除機構（１１’）は、
引き戸（５）の上部昇降路側に取着された支持部（１　
１　’　ａ）と、この支持部（ｔ　ｌ’　ａ）に上下動
可能に支丞された伝動部（１　１　’　ｂ）と、この伝
動部（ｌｌ’ｂ）の下部と該支持部（１　１　’　ａ）
との間に介在配置され伝動部上端を鉤部（７）の鉤部寄
り下面に隙間を隔てて対向させる発条（１　１　’　ｃ
）と、伝動部（ｌｌ’ｂ）の近傍に配設されバッテリ（
１３ｄ）からの通電により駆動するモータ（１　１　’
　ｄ）と、このモータ（ｉｔ’ｄ）の出力軸に取看され
上記伝動部（１１゜ｂ）の下部に俤合する係金子（１１
゜ｅ）とを備えている。そしてバッテリ（１３ｄ）から
の電力の供給によりモータ（１１゜ｄ）が駆動して係金
子（１　１　’　ｅ）が伝動部（１１゜ｂ）を上昇させ
、鉤部（７）を時計方向に回動させてその鉤郎（７ｂ）
と保合部材（４ｂ）との保合を解除する機能を営む。

本実施例によっても上記実施例と同様の作用効果を奥す
るのは明白である。

尚、上記実施例では、バッテリ（１３ｄ）を備えた鍵棒
（１３）を鍵穴（ｌ２）に挿入するものを示したが、第
６図に示すようにバッテリおよびスイッチを有した操作
ボックス（１４）を乗場壁に埋設し、鍵穴（１２）と鍵
棒（１３）を省略するようにしても上記実施例と同様の
作用効果が期待し得られ、エレベータ装置の意匠をより
向上させることができるのは明白である。

【発明の効果〕

以上のように本発明によれば、引き戸から鍵孔を除去せ
しめてエレベータ装置の意匠上の美観を向上させること
のできるエレベータドアの解除装置を提供することがで
きる．

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るエレベータドアの解除装置の第１
の実施例を示す説明図、゛第２図はエレベータ乗場を示
した図、第３図は鍵穴の被電極部を示す拡大図、′ｓ４
図（ａ）　．　（ｂ）　．は木発明に係る眺棒を示す図
、第５図は本発明に係るエレベータドアの解除装置の第
２の実施例を示す第１図相当図、第６図は本発明に係る
エレベータドアの解除装置の他の実施例を示す第２図相
当図、第７図は従来のエレベータドアの解除装置を示す
第２図相当図、第８図は従来のエレベータドアの解除装
置を示す第１図相当口、第９図は第８図の１−Ｘ線断面
図、′！Ｊ１０図は従来の鍵棒を示す斜視図である． 図中、（１）は出入口、（４ｂ）は係合部材、（５）は
引幹戸、（７）は鉤部、（１１），　　（１１’）は解
除機構である． 尚、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エレベータ乗場の出入口の上縁部昇降路側に固設された
   係合部材と、該出入口を開閉する引き戸と、この引き戸
   の上部に揺動可能に配設され当該引き戸の戸閉時に上記
   係合部材に係合して引き戸の戸開を拘束する鉤部と、該
   引き戸の上部昇降路側に上下動可能に設けられ通電によ
   り上昇して該鉤部を上方に揺動させ当該鉤部と係合部材
   との係合を解除する解除機構とを備えたことを特徴とす
   るエレベータドアの解錠装置。