JPH02231137A

JPH02231137A - ボード及びその製造方法

Info

Publication number: JPH02231137A
Application number: JP5321789A
Authority: JP
Inventors: Isaburo Nakatsuka; 伊三郎中塚; Toshiaki Yonehara; 米原　俊章
Original assignee: NITSUPORI KAKO KK
Current assignee: NITSUPORI KAKO KK
Priority date: 1989-03-06
Filing date: 1989-03-06
Publication date: 1990-09-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野］本発明は、風呂の壁や間仕切り壁等に使用されるボード
及びその製造方法に関する。

〔従来の技術］従来、この種のボードに於では、木目等が印刷された紙
を、ベニヤ板等の基板に接着剤等にて貼っていた。また
、ボードに取付片、連結片等を設けるには、別部材を固
着したり、又は、リノ削加］−をしなければならなかっ
た。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のボードにあっては、上記の如く、基板の表面には
、木目等を印刷した紙が貼られていたので、平面的で美
感に欠けるという問題点があった。

また、ボードの製作に於では、紙の貼りつけや、取付片
等の取付作業又は切削加工を要するため、工程数が多く
なり、作業性を低下させていた。

本発明は、上記問題点を解決することを［１的とする。

（課題を解決するための手段）上記目的を達成するために、本発明は、表面層が木質材
で、裏面層が高強度プラスチックから成り、圧縮成形に
て一体化されている。また、高強度プラスチックが、Ｆ
ＲＰから成り、裏面層が取付片、連結片等を有し、表面
層が木質材であって、かつ、プラスチックが含浸されて
いる．さらに、本発明の製造方法は、金型内に、木質素
材及び高強度プラスチック素材を設置し、これを加圧し
て一体化し、また、木質素材がピースに分割され、かつ
、敷きつめて金型内に投入する。

〔作　用］上記のように構成されたボードは、表面層が木質材で、
裏面層が高強度プラスチックから成り、圧縮成形にて一
体化されるので、表面層を形成する作業が省略できると
共に、取付片、連結片等を圧縮成形時に、同時に成形で
きる．加圧によって木質素材が強固にプラスチック素材
と一体に積層される．また、木質素材がピースに分割さ
れていても、加圧にて一体となる．〔実　施　例〕以下、図示の実施例に基づき本発明を詳説する．第１図
と第２図は、本発明に係るボードの一実施例を示したも
のであり、ｌはＦＲＰ等の高強度プラスチックから成る
裏面層で、２は木材板、ベニヤ板等の木質材から成る表
面層である。該表面層２は極めて薄い（約０．１〜約１
鴫）フィルム状の木質材とすれば導管内へプラスチック
が良く浸透する利点がある。勿論、約ｉｎｍ〜３ｎ＋ｍ
程度としても良い。また、表面層２と裏面層１は、第２
図に示す如く、一体成形されると共に、裏面層ｌには取
付片３、連結片４等が同時に成形される。

次に本発明に係るボードの製造方法としては、第３図に
示す如く、ＦＲＰの一種であるＳＭＣ等の高強度プラス
チック素材５を金型６内に設置し、咳高強度プラスチッ
ク素材５の」二面または下面（同図では上面の場合を示
した）に、木？ｒ素材７を載置して、これに高い圧力（
３０〜１５０　ｋｇｒ／ｃｒＡ）を加えて一体化する。

プラスチックの材質によっては、熱硬化させて一体化す
る。このとき、金型６の底面に、溝８を設けておけば、
第２図のような取付片３、連結片４等が裏面層１に形成
される。

さらに、木質素材７に面する型に唐草模様等の凹凸状の
模様を設けておくと、表面層２となる木質素材７に該模
様が浮彫りしたように形成される．また上記高圧力によ
って、木質素材７は圧縮され、組織が密となり、硬度と
耐水性も向上する．なお、この場合、プラスチックに、
熱硬化性樹脂を使用しているが、熱可塑性樹脂を使用し
ても可能である。また、第４図に示す如く、木質素材７
がピース１１・・・に分割され、かつ、敗敗に金型６内
に投入して敷きつめることもできる。つまり、該木質素
材７は一体でないハンパ物でも活用できるため、廃材活
用可能である利点がある。

さらに、別の製造方法としては、木質素材７にあらかじ
め樹脂（例えばミポリエステルやエポキシ樹脂）を含浸
させてから、上記のように圧縮成形するか、あるいは、
浸透性の良い樹脂を使用した高強度プラスチック素材５
と木質素材７を、上記のように圧縮成形するものである
。

前者の場合は成形前に、後者の場合は成形中に、木質素
材７の導管内にプラスチックが浸透する．第５図は該ボ
ードの応用例であり、第６図の断面図に示す如く、裏面
層１．１を合わせて、周囲を枠体９で固定すればＦＩＪ
＜て丈夫な間仕切璧１０ができる．なお、本発明は上述の実施例に限定されず、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で設計変更自由である。例えば、第
３図のプラスチック素材５を、ペレッ１・状のものや、
団塊状のものとして、木質素材７の上に設置して、圧縮
するも自由である。

〔発明の効果］本発明は上述の構成Ｇ已より次のような著大な効果を奏
する．表面層２が木質材で、裏面層１が高強度プラスチックか
ら成り、圧縮成形にて一体化されるので、組織が密にな
り、硬度及び耐摩耗性が著しく向上する。さらに、表面
層２に模様を形成することが容易であると共に、取付片
３、連結片４等を圧縮成形時に、同時に成形できるため
、作業性が向上する。また、高強度プラスチック５が機
械的強度を負担する事により、木質素材７を薄くするこ
とができるため、経済的である．従って、浴室壁材や間
仕切りにも応用出来て、外表面が木質で美しい。

さらに、表面層２の木質材に、プラスチックが含浸され
ているものでは、表面がコーティングしたようになって
、美しく仕上る（塗装省略可）と共に、木質材がくさら
ないので、寿命が長《なる．さらに圧縮硬化させること
によって、強固に一体化して、耐′Ｌ１１離性及び耐水
性を向上し、水廻りのパネル等に好適である。また、プ
ラスチックが内部に浸透しているので、傷を受けたとき
には、ペーパー等で少し研磨すれば、美しくかつ簡単に
補修できる。

特に、本発明のボードは、高い耐水性を示し、木目が美
しく、浴室壁材及び流し台や洗面台等の水廻りに安心し
て使用出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図は断面
図、第３図は製造方法を示す断面図、第４回は別の製造
方法を示す斜視図、第５図は応用例を示す斜視図、第６
図は断面図である．１・・・裏面層、２・・・表面層、
３・・・取付片、４・・・連結片、５・・・高強度プラ
スチック素材、６・・・金型、７・・・木質素材。

Claims

【特許請求の範囲】１、表面層２が木質材で、裏面層１が高強度プラスチッ
クから成り、圧縮成形にて一体化されたことを特徴とす
るボード。２、高強度プラスチックが、ＦＲＰから成る請求項１記
載のボード。３、裏面層１が取付片３、連結片４等を有する請求項１
記載のボード。４、表面層２が木質材であって、かつ、プラスチックが
含浸される請求項１記載のボード。５、金型６内に、木質素材７及び高強度プラスチック素
材５を設置し、これを加圧して一体化することを特徴と
するボードの製造方法。６、木質素材７がピース１１・・・に分割され、分割状
の該ピース１１・・・を金型６内に敷きつめて設置する
請求項５記載のボードの製造方法。