JPH0222692Y2 - - Google Patents

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JPH0222692Y2
JPH0222692Y2 JP2726682U JP2726682U JPH0222692Y2 JP H0222692 Y2 JPH0222692 Y2 JP H0222692Y2 JP 2726682 U JP2726682 U JP 2726682U JP 2726682 U JP2726682 U JP 2726682U JP H0222692 Y2 JPH0222692 Y2 JP H0222692Y2
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oxygen
plate
hole
oxygen sensor
heating resistor
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は排気ガスなどの被測定ガス中の酸素濃
度を測定するための酸素センサに関する。更に詳
しくは、本考案は、空燃比などを広範囲にかつ非
常に精密に測定することができる酸素センサに係
わるものである。
自動車用エンジンの燃費改善及び排気ガス浄化
のため、吸入混合気の空燃比を理論空燃比(空気
過剰率λ=1)より高いリーン側で運転する方法
が提案され、空気過剰率λ≧1における空燃比を
正確に測定できる酸素センサが求められている。
かかる用途の酸素センサの1つとして米国フオ
ード社によつて公表されたものがある(例えば特
開昭56−130649)。
このセンサは電極を両面に設けた2枚の板状酸
素イオン導電性固体電解質焼結体を、一方は酸素
ポンプ素子に、他方は酸素濃淡電池素子として、
側壁に小さな孔を穿つた耐熱材料からなる円筒形
スペーサを挾んで積層して接着し、上記2つの板
状素子間に囲われた室と酸素拡散孔とを形成して
なるものである。しかして、酸素汲み出し用の酸
素ポンプ素子に通電し上記孔を通して外界雰囲気
即ち被測定雰囲気との間の拡散による酸素の流通
を許しながら上記囲われた室内の酸素を、例えば
酸素濃淡電池素子の出力即ち室内と外との酸素濃
度比が常に一定になるように汲み出すことにより
酸素汲み出し電流が被測定ガス雰囲気中の酸素濃
度と対応することを利用して被測定ガス中の酸素
濃度を電気的に測定するというものである。かか
る方式のセンサは、酸素ポンプ素子と酸素濃淡電
池素子とをそれぞれ別々に設けるので雰囲気ガス
温度に対するセンサ出力の温度依存性の点で有利
となるものである。しかしながら、より正確さを
要求する場合には、加熱器を付設し、センサの温
度とその周囲の温度をほぼ一定の温度に維持する
必要があつた。上記の場合、熱効率が劣る欠点が
あつた。
本考案の目的は上記欠点を解決して効率的にセ
ンサを加熱し、しかも簡単な構造でかつ発熱抵抗
体の付与によつても測定値に影響を与えることな
く正確な測定ができる酸素センサを提供するもの
である。
即ち、本考案の要旨とするところは、それぞれ
両面に電極用とその引き出し線用の耐熱金属層を
設けた酸素ポンプ素子用及び酸素濃淡電池素子用
の2つのジルコニア質酸素イオン導電性固体電解
質板状体を、厚み方向の孔を穿つた中間板状体を
挾んで積層一体化し、しかして先側と元側とを区
別し、上記先側に偏平な囲われた室と該室を外界
に連通させる連通孔とを形成するとともに上記室
の厚み方向の両壁にそれぞれ元側から引き出し線
を介して電圧の印加もしくは取り出しがなされる
酸素ポンプ素子もしくは酸素濃淡電池素子の酸素
透過壁を形成する酸素センサにおいて、厚み方向
の少なくとも一部分に電気絶縁性セラミツクの孔
あき板または層を積層し、該板ないし層の中また
は間であつてかつ該孔の周辺部に発熱抵抗体を埋
設してなることを特徴とする酸素センサにある。
次に、図を参照しつつ説明する。第1図乃至第
3図は本考案の第1実施例を示す。第1図は第1
実施例の酸素センサの各構成部分の分解斜視図を
表わす。
ここにおいて、1は酸素濃淡電池素子、2は酸
素ポンプ素子、3は加熱素子である。酸素濃淡電
池素子1は固体電解質の長方形板状体からなり、
その元側1b近傍の各長辺に、相対する位置に突
部1cが設けられている。電池素子1の先側1a
には素子を挾むようにして、その表裏面の相対す
る位置に公知の厚膜技術若しくは薄膜技術を用い
て被着形成した多孔性の耐熱金属層よりなる電極
9,10が正方形状に設けられている。一方の正
方形電極9の元側方向の2つの角の内の1つより
耐熱金属層よりなる引き出し線9aが、板状体の
元側1bへ真直ぐに伸びる帯形状に設けられてい
る。同様に他方の正方形電極10の元側方向の2
つの角の内、電極9と反対側の角より引き出し線
10aが板状体の元側1bへ真直ぐに伸びる帯形
状に設けられている。引き出し線9aは元側1b
で板状体の表裏を貫通しているスルーホール9d
を通じて、その反対面の取り出し部9bに電気的
に接続されている。引き出し線10aは元側1b
で取り出し部10bを形成し、その結果、同一面
に、2つの電極9,10の取り出し部9b,10
bが配設されていることになる。
酸素ポンプ素子2も電池素子1と同様に、固体
電解質の長方形板状体からなり、その元側2b近
傍の各長辺に、相対する位置に突部2cが設けら
れている。ポンプ素子2の先側2aには素子を挾
むようにして、その表裏面の相対する位置に公知
の厚膜技術若しくは薄膜技術を用いて被着形成し
た多孔性の耐熱金属層よりなる電極11,12が
正方形状に設けられている。一方の正方形電極1
1の元側方向の2つの角の内の1つより耐熱金属
層よりなる引き出し線11aが、板状体の元側2
bへ真直ぐに伸びる帯形状に設けられている。同
様に他方の正方形電極12の元側方向の2つの角
の内、電極11と反対側の角より引き出し線12
aが板状体の元側2bへ真直ぐに伸びる帯形状に
設けられている。引き出し線12aは元側2bで
板状体の表裏を貫通しているスルーホール12d
を通じて、その反対面の取り出し部12bに電気
的に接続されている。引き出し線11aは元側2
bで取り出し部11bを形成し、その結果、同一
面に、2つの電極11,12の取り出し部11
b,12bが配設されることになる。
電池素子1及びポンプ素子2の各板状体を形成
している固体電解質は酸素イオン導電体の性質を
有することが必要であり、ジルコニアのイツトリ
ア、カルシアあるいはマグネシア等の4〜15モル
%との固溶体が代表的なものであり、その他二酸
化セリウム、二酸化トリウム、二酸化ハフニウム
の各固溶体、ペロブスカイト型酸化物固溶体、3
価金属酸化物固溶体等が酸素イオン導電体の固体
電解質として使用可能である。ここではY2O3
部分安定化したジルコニアを用いた。
各板状体の表面に形成される電極9,10,1
1,12、引き出し線9a,10a,11a,1
2a、および取り出し部9b,10b,11b,
12bをなす耐熱金属層は主にPt,Ru,Pd,
Rh,Ir,Au,Ag等からなり、好ましくは、その
共素地含有ペーストがプリント印刷することによ
り形成される。ここでは耐熱金属層は白金粉末に
共素地粉末を20外重量%加えたペーストを印刷し
素子の焼結と同時に焼成して形成し厚みは約
15μm、気孔率は約30%であつた。
次に加熱素子3はアルミナ、スピネル等の絶縁
性の板状体からなり、その各長辺の相対する位置
に突部3cが設けられている。この突部3cより
先側3aまでの長さは他の2つの素子と同一であ
るが、突部3cより元側3bまでの長さは他の2
つの素子と異なり、ある程度長く形成されてい
る。ただし幅は全て他の2つの素子と同一であ
る。加熱素子3の先側3aには、前記の電池素子
1およびポンプ素子2に設けられている電極9,
10,11,12の位置に対応する大きさおよび
部位で、厚み方向に打ち抜いた孔8が設けられて
いる。前記孔8の周囲の板状体はその一部が切り
取られ、外部より孔8への連通孔8aを形成して
いる。孔8の周囲の加熱素子板状体の一面に発熱
抵抗体13が波形ないし線状に配設され、連通孔
8aを挾んで相対する発熱抵抗体端部13aおよ
び13bで引き出し線14bと接続している。2
本の引き出し線14bは加熱素子先側3aの発熱
抵抗体端部13aから加熱素子元側3bへ導か
れ、各々それらの先端は取り出し部14cを形成
している。前記発熱抵抗体13、引き出し線14
bおよび取り出し部14cは耐熱金属層よりなる
が、発熱抵抗体13はPt,Rh等の耐熱耐酸化性
金属材料のペーストを、引き出し線14bおよび
取り出し部14cは主にPt,Ru,Pd,Rh,Ir,
Au,Ag等のペーストをそれぞれプリント印刷し
て形成される。ここでは、上記耐熱金属層は、白
金粉末に共素地粉末を20外重量%加えたペースト
を使用した。
このように発熱抵抗体13、引き出し線14b
および取り出し部14cが形成されている面に、
更にその絶縁性を付与するため非導電体の絶縁コ
ート6がなされている。この絶縁コートの材質
は、加熱素子板状体の材質と同じアルミナあるい
はスピネルがその焼結による接着性の良いことと
熱歪みが生じないこと等から好ましい。コートの
厚さは通常50μに設定される。
以上の第1実施例の各素子1,2,3は好まし
くは、未焼成の状態でその先側を一致させるよう
に電池素子1、コート6を施した加熱素子3、お
よびポンプ素子2の順番で積層圧着され、さらに
突部1c,2c,3cが積層した部分には係止片
4,5がその部分を挾むように積層圧着される。
この積層体を大気雰囲気で焼成一体化することに
より、第2図および第3図に示す如くの酸素セン
サが形成される。
なお加熱素子3を焼結体として得てから、これ
を同じく焼結体として得た電池素子およびポンプ
素子とを、耐熱性無機質接着剤あるいはガラスフ
リツトのペーストを塗布してはり合わせ、加熱処
理することにより積層一体化する方法を採つても
よく、その場合は、発熱抵抗体または引き出し線
として、W(タングステン)等の高融点金属材料
も用いることができる。
第2図は第1実施例の酸素センサの断面図、第
3図は斜視図を表わす。
このように積層一体化された上記実施例の酸素
センサは先側に、電池素子1の電極9(5mm×5
mm)、ポンプ素子2の電極12(5mm×5mm)お
よび加熱素子3の孔8の内面15とに囲まれ、連
通孔8a(2mm×0.5mm×長さ1mm)により外部と
通ずる室16(5mm×5mm×厚さ0.5mm)を有し、
室16の周辺(孔8の周辺部)に発熱抵抗体を傭
し、元側には、中心に積層された加熱素子3の1
部がとび出した形になつて各素子の取り出し部9
b,10b,11b,12b,14c,14cが
露出し、中央部から元側寄りにセンサプローブ組
み立てのために係止部17を有している。
この実施例のセンサで室16の周辺に室を囲う
ように配された白金の発熱抵抗体は12V用10watt
とされ自動車エンジンの排ガス中の酸素分圧測定
用のセンサととして充分な容量を保持させること
ができた。また、酸素ポンプ素子の電流を
0.02mAから3mAまで変化させて囲われた室16
内の雰囲気から酸素を汲み出したとき、酸素濃淡
電池素子の出力電圧を20ミリボルト一定とする条
件下で対応した外界の被測定ガス中の酸素濃度
は、約0.05から10%まであつた。両者の対応関係
は両対数目盛で直線的であつた。なお、センサの
温度は約800℃に保持された。
以上の第1実施例の酸素センサにおいて、セン
サに組み込まれた加熱素子3はセンサ全体を効率
よく加熱し良好な温度補償がなされる。しかも加
熱電流の流れる発熱抵抗体13およびその引き出
し線14bが加熱素子自体およびその上を被覆し
ている絶縁性材料によつて他の素子と絶縁されて
いることにより、加熱素子の電流が他の素子へ流
れることがなく測定精度に悪影響を与えることが
ない。また連通孔8は室16の厚みの大きさの縦
巾を有し、使用中における孔8のつまりによる性
能劣化を防止するとともに応答性を向上させるの
に働く。
次に第4図に第2実施例を示す。ここにおい
て、21は電池素子、22はポンプ素子、23は
加熱素子、26は絶縁板である。電池素子21は
固体電解質の長方形板状体からなる。電池素子2
1の先側21aには素子を挾むようにして、その
表裏面の相対する位置に耐熱金属層よりなる電極
29,30が正方形状に設けられている。一方の
正方形電極29の元側方向の2つの角の内の1つ
より耐熱金属層よりなる引き出し線29aが、板
状体の元側21bへ真直ぐに伸びる帯形状に設け
られている。同様に他方の正方形電極30の元側
方向の2つの角の内電極29と反対側の角より引
き出し線30aが板状体の元側21bへ真直ぐに
伸びる帯形状に設けられている。引き出し線29
aは元側21bで板状体の表裏を貫通しているス
ルーホール29dを通じて、その反対面の取り出
し部29bに電気的に接続されている。引き出し
線30aは元側21bで取り出し部30bを形成
し、その結果、同一面に、2つの電極29,30
の取り出し部29b,30bが配設されることに
なる。
酸素ポンプ素子22も電池素子21と同様に固
体電解質の長方形板状体からなる。ポンプ素子2
2の先側22aには素子を挾むようにして、その
表裏面の相対する位置に耐熱金属層よりなる電極
31,32が正方形状に設けられている。一方の
正方形電極31の元側方向の2つの角の内の1つ
より耐熱金属層よりなる引き出し線31aが、板
状体の元側22bへ真直ぐに伸びる帯形状に設け
られている。同様に他方の正方形電極32の元側
方向の2つの角の内、電極31と反対側の角より
引き出し線32aが板状体の元側22bへ真直ぐ
に伸びる帯形状に設けられている。引き出し線3
2aは元側22bで板状体の表裏を貫通している
スルーホール32dを通じて、その反対面の取り
出し部32bに電気的に接続されている。引き出
し線31aは元側22bで取り出し部31bを形
成し、その結果、同一面に、2つの電極31,3
2の取り出し部31b,32bが配設されること
になる。
本実施例の電池素子およびポンプ素子の各板状
体を形成している固体電解質は、第1実施例と同
様な酸素イオン導電性の固体電解質が使用され
る。
各板状体の表面に設けられる電極29,30,
31,32、引き出し線29a,30a,31
a,32aおよび取り出し部29b,30b,3
1b,32bは第1実施例と同様な材質を使用し
同様な方法で形成されたものである。
次に加熱素子23はアルミナ、スピネル等の絶
縁性の板状体からなる。その幅は他の2つの素子
と同様であるが、長さは他の素子よりある程度長
く形成されている。加熱素子23の先側23aに
は、前記の電池素子21およびポンプ素子22に
設けられている電極29,30,31,32の位
置に対応する大きさおよび部位で、厚み方向に打
ち抜いた孔28が設けられている。孔28の周囲
の加熱素子板状体の一面に発熱抵抗体33が波形
ないし線形に配設され、抵抗体33の両端部は
各々、孔28近傍の元側寄りの所で引き出し線3
4bに接続している。2本の引き出し線34bは
加熱素子元側23bへ導かれ、各々それらの先端
は取り出し部34cを形成している。前記発熱抵
抗体33、引き出し線34bおよび取り出し部3
4cは第1実施例と同様な耐熱金属層よりなり、
同様な方法で形成された。
次に絶縁板26は、アルミナ、スピネル等の絶
縁性の板状体からなる。その幅は3つの素子と同
じであり、長さは、電池素子21と同じである。
この絶縁板26の先側には前記のポンプ素子22
に設けられている電極32および加熱素子23の
孔28の位置と大きさに対応して、厚み方向に打
ち抜いた孔37が設けられている。前記絶縁板2
6の孔37の周囲の部分はその一部が3ケ所切り
取られ、外部より孔37への連通孔37a,37
b,37cを形成している。このことにより絶縁
板26は3片26a,26b,26cによつて構
成されていることになる。
以上の各素子および絶縁板は、より好ましくは
未焼成成形品の段階でその先側を一致させるよう
に電池素子21、加熱素子23、絶縁板26およ
びポンプ素子22の順番で積層し圧着され、この
積層体を焼成一体化することにより、第5図に示
す如くの酸素センサが形成される。
第5図は第2実施例の酸素センサの長軸方向の
断面図を表わす。このように積層一体化された酸
素センサは先側に、電池素子21の電極29(5
mm×5mm)、ポンプ素子22の電極32(5mm×
5mm)、加熱素子23の孔28の内面35および
絶縁板26の孔37の内面38a,38b,38
cとに囲まれ、連通孔37a,37b,37c
(それぞれ1mm×0.5mm×長さ1mm)により外部と
通じた室36(5mm×5mm×厚さ1mm)を有し、
室16の周辺(孔の周辺部)に発熱抵抗体を傭
し、元側には積層された加熱素子23の一部がと
び出した形になつて、各素子の取り出し部29
b,30b,31b,32b,34c,34cが
露出している。
上記実施例で、酸素ポンプ素子の電流を
0.025mAから5mAまで変化させて囲われた室5
6内の雰囲気から酸素を汲し出したとき、酸素濃
淡電池素子の出力電圧を20mV一定とする条件下
で対応した外界の被測定ガス中の酸素濃度は、約
0.05から10%までであつた。両者の対応関係は両
対数目盛で直線的であつた。なおセンサの温度は
約800℃に保持された。
以上の第2実施例の酸素センサにおいて、セン
サに組み込まれた加熱素子23にてセンサ全体が
効率よく加熱されることにより良好な温度補償が
なされ、しかも加熱電流の流れる発熱抵抗体33
およびその引き出し線34bが加熱素子自体およ
び絶縁板26によつて他の素子と絶縁されている
ことにより、加熱装置の電流が他の素子へ流れる
ことがなく、測定精度に悪影響を与えることがな
い。又、連通孔が3方向に開口していることによ
り、室36と外気との均一な酸素の拡散が可能と
なり応答性も向上され、より正確な測定が可能と
なるものである。
第2実施例の酸素センサの積層組み立てにおい
て、絶縁板は最初から3片に分離したものを使用
して組み立ててもよいが、第6図に示す如く、縁
部26dを設けて、一回り大きく形成し、他の3
素子と積層組立後、グリーンシートの状態でその
縁部26dを切り取つて、酸素センサを製造した
方が作業性がよい。
次に第7図に第3実施例を示す。ここにおいて
41は電池素子、42はポンプ素子、43は加熱
素子、46は絶縁板、59は中間板状体である。
電池素子41は固体電解質の長方形板状体から
なる。電池素子41の先側41aには素子を挾む
ようにして、その表裏面の相対する位置に耐熱金
属層よりなる電極49,50が正方形状に設けら
れている。一方の正方形電極49の元側方向の2
つの角の内の1つより耐熱金属層よりなる引き出
し線49aが、板状体の元側41bへ真直ぐに伸
びる帯形状に設けられている。同様に他方の正方
形電極50の元側方向の2つの角の内、電極49
と反対側の角より引き出し線50aが板状体の元
側41bへ真直ぐに伸びる帯形状に設けられてい
る。引き出し線49aは元側41bで板状体の表
裏を貫通しているスルーホール49dを通じて、
その反対面の取り出し部49bに電気的に接続さ
れている。引き出し線50aは元側41bで取り
出し部50bを形成し、その結果、同一面に、2
つの電極49,50の取り出し部49b,50b
が配設されることになる。
ポンプ素子42も電池素子41と同様に、固体
電解質の長方形板状体からなる。ポンプ素子42
の先側42aには素子を挾むようにして、その表
裏面の相対する位置に耐熱金属層よりなる電極5
1,52が正方形状に設けられている。一方の正
方形電極51の元側方向の2つの角の内の1つよ
り耐熱金属層よりなる引き出し線51aが、板状
体の元側51bへ真直ぐに伸びる帯形状に設けら
れている。同様に他方の正方形電極52の元側方
向の2つの角の内、電極51と反対側の角より引
き出し線52aが板状体の元側42bへ真直ぐに
伸びる帯形状に設けられている。引き出し線52
aは元側42bで板状体の表裏を貫通しているス
ルーホール52dを通じて、その反対面の取り出
し部52bに電気的に接続されている。引き出し
線51aは元側42bで取り出し部51bを形成
し、その結果、同一面に、2つの電極51,52
の取り出し部51b,52bが配設されることに
なる。
本実施例の電池素子およびポンプ素子の各板状
体を形成している固体電解質は、第1実施例と同
様な酸素イオン導電性の固体電解質が使用され
る。
各板状体の表面に設けられる電極49,50,
51,52、引き出し線49a,50a,51
a,52aおよび取り出し部49b,50b,5
1b,52bは第1実施例と同様な材質を使用し
同様な方法で形成されたものである。
次に加熱素子43はアルミナ、スピネル等の絶
縁性の板状体からなる。その幅および長さは他の
2つの素子と同様である。加熱素子43の先側4
3aには、前記の電池素子41およびポンプ素子
42に設けられている電極49,50,51,5
2に対応する大きさおよび部位で、厚み方向に打
ち抜いた孔48が設けられている。孔48の周囲
の加熱素子板状体の一面に発熱抵抗体53が波形
若しくは線形に配設され、抵抗体53の両端部は
各々、孔48近傍の元側寄りの所で引き出し線5
4bに接続している。2本の引き出し線54bは
加熱素子元側43bから更に端面43cにまで導
かれ、その端面43cで各々それらの先端は取り
出し部54cを形成している。前記発熱抵抗体5
3、引き出し線54bおよび取り出し部54cは
第1実施例と同様な耐熱金属層よりなり、同様な
方法で形成された。
次に絶縁板46は、アルミナ、スピネル等の絶
縁性の板状体からなる。その幅および長さは3つ
の素子と同じである。この絶縁板46の先側46
aには前記のポンプ素子42に設けられている電
極52および加熱素子43の孔48の位置と大き
さに対応して、厚み方向に打ち抜いた孔57が設
けられている。
次に中間板状体59はポンプ素子と同じジルコ
ニア等の固体電解質の板状体からなつている。そ
の幅および長さは3つの素子および絶縁板46と
同じである。この中間板状体59は絶縁板46と
同じく、その先側の同じ位置に同じ大きさの、厚
み方向に打ち抜いた孔61が設けられている。前
記中間板状体59の孔61の周囲の部分はその一
部が3ケ所切り取られ、外部より孔61への連通
孔61a,61b,61cを形成している。この
ことにより中間板状体59は3片59a,59
b,59cによつて構成されていることになる。
以上の各素子、絶縁板および中間板状体は、よ
り好ましくは、未焼成成形品の段階で、その全体
を一致させるように電池素子41、加熱素子4
3、絶縁板46、中間板状体59およびポンプ素
子42の順番で積層圧着され、、この積層体を焼
成一体化することにより、第8図に示す如くの酸
素センサが形成される。
第8図は第3実施例の酸素センサの長軸方向の
断面図を表わす。このように積層一体化された酸
素センサは全体が直方体を成し、その先側に、電
池素子41の電極49(5mm×5mm)、ポンプ素
子42の電極52(5mm×5mm)、加熱素子43
の孔48の内面55、絶縁板46の孔57の内面
58および中間板状体59の孔61の内面60
a,60b,60cとに囲まれ、連通孔61a,
61b,61c(それぞれ1mm×0.5mm×長さ1
mm)により外部と通じた室56(5mm×5mm×厚
さ1.5mm)を有し、室56の周辺(孔の周辺部)
に発熱抵抗体を傭し、元側端部に取り出し部49
b,50b,51b,52bを有し、端面には加
熱素子43の取り出し部54cを有している。た
だし第8図の断面図において、取り出し部54c
は加熱素子端面43cだけでなく絶縁板46の端
面に至るまで設けた例が示してある。
上記実施例で、酸素ポンプ素子の電流と、被測
定ガス中の酸素分圧との対応関係は、前記第2の
実施例の場合と同様である。
以上の第3実施例の酸素センサにおいて、セン
サに組み込まれた加熱素子43にてセンサ全体が
効率よく加熱されることにより良好な温度補償が
なされている。しかも加熱電流の流れる発熱抵抗
体53およびその引き出し線54bが加熱素子自
体および絶縁板46によつて完全に埋設されると
共に他の素子と電気的に絶縁されていることによ
り、加熱素子の電流が他の素子へ流れることがな
く、測定精度に悪影響を与えることがないし耐久
性も良くなる。又、連通孔が3方向に開口してい
ることにより、室56と外気との均一な酸素の拡
散が可能となり、より正確な測定が可能となるも
のである。
次に第9図に第4実施例を示す。ここにおい
て、71は電池素子、72はポンプ素子、73は
加熱素子、76は発熱抵抗体を保護している保護
板、89は中間板である。
電池素子71は固体電解質の長方形板状体から
なる。電池素子71の先部71aには素子を挾む
ようにして、その表裏面の相対する位置に耐熱金
属層よりなる電極79,80が正方形状に設けら
れている。一方の正方形電極79の元側方向の2
つの角の内の1つより耐熱金属層よりなる引き出
し線79aが、板状体の元側71bへ真直ぐに伸
びる帯形状に設けられている。同様に他方の正方
形電極80の元側方向の2つの角の内、電極79
と反対側の角より引き出し線80aが板状体の元
側71bへ真直ぐに伸びる帯形状に設けられてい
る。引き出し線79aは元側71bで板状体の表
裏を貫通しているスルーホール79dを通じて、
その反対面の取り出し部79bに電気的に接続さ
れている。引き出し線80aは元側71bで取り
出し部80bを形成し、その結果、同一面に、2
つの電極79,80の取り出し部79b,80b
が配設されることになる。
ポンプ素子72も電池素子71と同様に、固体
電解質の長方形板状体からなる。ポンプ素子72
の先72aには素子を挾むようにして、その表裏
面の相対する位置に耐熱金属層よりなる電極8
1,82が正方形状に設けられている。一方の正
方形電極81の元側方向の2つの角の内の1つよ
り耐熱金属層よりなる引き出し線81aが、板状
体の元側81bへ真直ぐに伸びる帯形状に設けら
れている。同様に他方の正方形電極82の元側方
向の2つの角の内、電極81と反対側の角より引
き出し線82aが板状体の元側72bへ真直ぐに
伸びる帯形状に設けられている。引き出し線82
aは元側72bで板状体の表裏を貫通しているス
ルーホール82dを通じて、その反対面の取り出
し部82bに電気的に接続されている。引き出し
線81aは元側72bで取り出し部81bを形成
し、その結果、同一面に、2つの電極81,82
の取り出し部81b,82bが配設されることに
なる。
本実施例の電池素子およびポンプ素子の各板状
体を形成している固体電解質は、第1実施例と同
様な酸素イオン導電性の固体電解質が使用され
る。
各板状体の表面に設けられる電極79,80,
81,82、引き出し線79a,80a,81
a,82aおよび取り出し部79b,80b,8
1b,82bは第1実施例と同様な材質を使用し
同様な方法で形成されたものである。
次に加熱素子73はアルミナ、スピネル等の絶
縁性の板状体からなる。その幅は他の2つの素子
と同様であるが、長さはある程度他の素子と比べ
て短く形成されている。加熱素子73の先側73
aには、前記のポンプ素子72に設けられている
電極81に対応する大きさおよび部位で、厚み方
向に打ち抜いた孔78が設けられている。孔78
の周囲の加熱素子板状体の一面に発熱抵抗体83
が波形若しくは線形に配設され、抵抗体83の両
端部は各々、孔78近傍の元側寄りの所で引き出
し線84bに接続している。2本の引き出し線8
4bは加熱素子元側73bへ導かれ、各々それら
の先端は取り出し部84cを形成している。前記
発熱抵抗体83、引き出し線84bおよび取り出
し部84cは第1実施例と同様な耐熱金属層より
なり、同様な方法で形成された。
次に中間板89は、アルミナ、スピネル等の絶
縁性の板状体若しくは電池素子若しくはポンプ素
子と同じ材料の板状体からなる。その幅および長
さは、電池素子71とポンプ素子72と同じであ
る。この中間板89の先側89aには前記の電池
素子71に設けられている電極79およびポンプ
素子72の電極82の位置と大きさに対応して、
厚み方向に打ち抜いた孔91が設けられている。
前記中間板89の孔91の周囲の部分にはその先
端部で一部が1〜数個(ここてでは1個)で切り
取られ、外部より孔91への連通孔91aを形成
している。
次に保護板76は加熱素子73と同じアルミ
ナ、スピネル等の絶縁性の板状体からなる。その
幅は、他の3つの素子および絶縁板89と同じで
あり、長さは加熱素子73より更に短くなつてい
る。この保護板76の先側76aには前記の加熱
素子73の孔78の位置と大きさに対応して、厚
み方向に打ち抜いた孔87が設けられている。
以上の各素子71,72,73、中間板89お
よび保護板76はより好ましくは未焼成の段階
で、その各々の先側を一致させるように電池素子
71、中間板89、ポンプ素子72、加熱素子7
3そして保護板76の順番で積層し圧着される。
この積層体を焼成することにより、第10図に示
す如くの酸素センサが形成される。
第10図は第4実施例の酸素センサ長軸方向の
断面図を表わす。このように積層一体化された第
4実施例の酸素センサは先側に、電池素子71の
電極79(5mm×5mm)、ポンプ素子72の電極
82(5mm×5mm)および中間板89の孔91の
内面90とに囲まれ、連通孔91a(2mm×0.5mm
×長さ1mm)により外部と通じた室92(5mm×
5mm×厚さ0.5mm)を、又、ポンプ素子72のも
う一方の電極81を底面とし、加熱素子73の孔
78の内面85および保護板76の孔87の内面
88とに囲まれた偏平四角状穴部93を有し、上
記孔78の周辺部に発熱抵抗体を傭し、元側端部
には、取り出し部79bおよび82bを、電池素
子71、中間板89およびポンプ素子72の積層
体を挾んだ形で有し、更に階段状になつた加熱素
子端部に取り出し部84cを有している。。
上記実施例で、酸素ポンプ素子の電流と、被測
定ガス中の酸素分圧との対応関係は、前記第1の
実施例の場合と同様となる。
以上の第4実施例の酸素センサにおいて、セン
サに組み込まれた加熱素子73は特にポンプ素子
に近接して設けたのでポンプ素子が効率よく加熱
されて少ない電力で良好な温度補償とポンプ素子
電流の供給が可能なことに加えて、加熱素子73
が絶縁状態でしかも他の実施例に比べて電池素子
71から隔離していることにより、加熱素子73
の電池素子への影響をより少なくすることができ
るものである。
上述した第1実施例乃至第4実施例において、
各酸素濃淡電池素子、酸素ポンプ素子、加熱素
子、絶縁板、中間板状体および保護板の寸法は通
常長さ5mm〜70mm、幅3mm〜10mm、厚さ0.5mm前
後に設定される。又、それらに設けられた孔の寸
法は通常縦幅3mm〜25mm、横幅1mm〜8mm、深さ
0.5mm前後に設定され、連通孔の寸法は通常縦幅
0.5mm前後、横幅0.5mm〜3mm(孔の総断面積は1
mm2以上、より好ましくは3mm2以上とされる)、長
さ1mm〜3mmに設定される。また孔の周辺部の幅
も1mm〜3mmにされる。。
第1実施例における係止片4,5の寸法は通常
長さ2mm〜30mm、幅3mm〜14mm、厚さ0.5mm〜1
mmに設定される。又、同じく突部1c,2c,3c
は通常付け根の幅5mm〜30mm、突出長さ0mm〜2
mm、厚さ0.5mm前後に設定される。
これら素子、板状体等を一体化してセンサとす
る方法は各層を生のセラミツク状態で積層一体化
した後、焼結する方法以外に、各層を予め焼結し
たものを耐熱性無機質接着剤あるいはガラスフリ
ツトのペーストを塗布し、貼り合わせて、積層一
体化した後、焼結する方法でなすことができる。
第11図は、第1実施例のセンサを酸素センサ
プローブとして組み立てた実施例を示す。ここに
おいて第1実施例の酸素センサ101は、第12
図に示すようにその係止部17より先側を円板状
当金104の長方形状の穴に差し込んだ形で金属
製管状ハウジング102に挿入し、ハウジング1
02のかしめられた縁部102Cとの間に充填物
を充填してハウジング102中に固定される。こ
こではセラミツク質接着剤103と当金104を
2回交互に積み重ね、次いで管状当金105を挿
入し、ハウジング102の入口の縁部102cを
かしめることにより、ハウジング102中に固定
されてある。
ハウジング102は、その先端側に軸方向に延
長するように配されて酸素センサの先端を空隙を
おいて包囲しかつ壁部には排ガスの流通を制限す
る孔を有する遮閉管を、一体または別体物として
備える。ここでは遮閉管は、ハウジング102と
一体構造の有底管102eとしかつ排ガス制限孔
は管の側壁と底とにつながつた多数の閉口102
a,102bとした場合を示す。
次にセンサ元側の各取り出し部に接続されてい
る導線113と、測定値演算処理装置へ接続する
ための被覆電線112とが接続され、次いで挿入
口106cにて被覆電線112を貫通させた接続
金属管106がその口部106aでハウジング1
02の縁部102c付近にスポツト溶接される。
次いで、挿入口106cがかしめられ、被覆電線
112と接続金属管106が固定され、金属管1
06の孔部106bより硬化性合成樹脂あるいは
耐熱性無機質固着剤107が注入されて、センサ
プローブが組み立てられる。
上記のセンサプローブは、例えば、自動車エン
ジンのエキゾーストマニホールドあるいは排ガス
還流管にそのネジ部102dにて螺合されて、使
用される。この場合遮閉管102eはヒータを内
蔵した酸素センサの先端が排ガス流によつて過度
に冷却されることを防止すると共に孔102aお
よび102bより、適用個所の測定対象気体が流
入することにより測定される。
この発明の酸素センサは、センサのさらされる
被測定雰囲気の酸素分圧と、酸素ポンプ素子の汲
み出し若しくは汲み入れ電流(この電流は、囲わ
れた室内から被測定雰囲気へ、またはその逆方向
へ酸素ポンプ素子を通して移送される酸素分子の
量に直接関係する量である)と、被測定雰囲気と
は、孔で連通する上記囲われた室内の酸素分圧と
上記被測定雰囲気中の酸素分圧との比、従つて周
知のネルンストの式により示される通り酸素濃淡
電池の出力とが定常状態下では互いに関数関係に
あることを利用して被測定雰囲気中の酸素分圧を
測定しようとするものであるので、上記実施例で
記した方法に限らず他の方法、例えば酸素ポンプ
素子の汲み出し電流を一定に制御する条件下で被
測定雰囲気中の酸素分圧が酸素濃淡電池素子の出
力電圧と対応することを利用する方法に供するこ
ともできる。
以上に詳述した如く、本考案の酸素センサは、
それぞれ両面に電極用とその引き出し線用の耐熱
金属層を設けた酸素ポンプ素子用及び酸素濃淡電
池素子用の2つのジルコニア質酸素イオン導電性
固体電解質板状体を、厚み方向の孔を穿つた中間
板状体を挾んで積層一体化し、しかして先側と元
側とを区別し、上記先側に偏平な囲われた室と該
室を外界に連通させる連通孔とを形成するととも
に上記室の厚み方向の両壁にそれぞれ元側から引
き出し線を介して電圧の印加もしくは取り出しが
なされる酸素ポンプ素子もしくは酸素濃淡電池素
子の酸素透過壁を形成する酸素センサにおいて、
厚み方向の少なくとも一部分に電気絶縁性セラミ
ツクの孔あき板または層を積層し、該板ないし層
の中または間であつてかつ該孔の周辺部に発熱抵
抗体を埋設してなることにより、発熱抵抗体に流
れる電流が他の素子に漏出することがなく、特に
酸素濃淡電池素子の測定精度を低下させずにしか
も効率のよい温度制御が可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の分解斜視図、第
2図はその長軸方向断面図、第3図はその斜視
図、第4図は第2実施例の分解斜視図、第5図は
その長軸方向断面図、第6図は第2実施例の製造
方法を説明するための絶縁板の部分図、第7図は
第3実施例の分解斜視図、第8図はその長軸方向
断面図、第9図は第4実施例の分解斜視図、第1
0図はその長軸方向断面図、第11図は第1実施
例の酸素センサのプローブ組立図、第12図はそ
の組み立て方法の説明図である。 1,21,41,71……酸素濃淡電池素子、
2,22,42,72……酸素ポンプ素子、3,
23,43,73……加熱素子、6……絶縁コー
ト、26,46……絶縁板、89……中間板、1
3,33,53,83……発熱抵抗体、9,1
0,11,12,29,30,31,32,4
9,50,51,52,79,80,81,82
……電極、9a,10a,11a,12a,14
b,29a,30a,31a,32a,34b,
49a,50a,51a,52a,54b,79
a,80a,81a,82a,84b……引き出
し線、8a,37a,37b,37c,61a,
61b,61c,91a……連通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 それぞれ両面に電極用とその引き出し線用の
    耐熱金属層を設けた酸素ポンプ素子用及び酸素
    濃淡電池素子用の2つのジルコニア質酸素イオ
    ン導電性固体電解質板状体を、厚み方向の孔を
    穿つた中間板状体を挾んで積層一体化し、しか
    して先側と元側とを区別し、上記先側に偏平な
    囲われた室と該室を外界に連通させる連通孔と
    を形成するとともに上記室の厚み方向の両壁に
    それぞれ元側から引き出し線を介して電圧の印
    加もしくは取り出しがなされる酸素ポンプ素子
    もしくは酸素濃淡電池素子の酸素透過壁を形成
    する酸素センサにおいて、厚み方向の少なくと
    も一部分に電気絶縁性セラミツクの孔あき板ま
    たは層を積層し、該板ないし層の中または間で
    あつてかつ該孔の周辺部に発熱抵抗体を埋設し
    てなることを特徴とする酸素センサ。 2 中間板状体が発熱抵抗体を埋設した電気絶縁
    性セラミツクの孔あき板または層であり、かつ
    中間板状体は一方向に厚みの大きさの縦巾をも
    つ連通孔を形成する実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の酸素センサ。 3 発熱抵抗体を埋設した電気絶縁性セラミツク
    の孔あき板または層は、酸素ポンプ素子用板状
    体と酸素濃淡電池素子用板状体との間に挾まれ
    て積層されておりかつ発熱抵抗体は上記孔の周
    辺に該孔を一巡して設けられている実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の酸素センサ。 4 酸素ポンプ素子用板状体および/または酸素
    濃淡電池素子用板状体の外側に、発熱抵抗体を
    埋設した電気絶縁性の孔あき板または層を具え
    かつ中間板状体は厚みの大きさの縦巾をもつ連
    通孔を1ケ以上形成する実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の酸素センサ。 5 電気絶縁性セラミツクがアルミナもしくはス
    ピネルである実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の酸素センサ。 6 電極、その引き出し線及び発熱抵抗体の各耐
    熱金属層が耐熱金属のペーストを印刷し各素子
    の焼結と同時に焼成したものである実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の酸素センサ。
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