JPH02217100A - ステレオ受音型ヘッドセット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［概　　要コ テレビ会議や電話による音声会議などの会議システムに
用いられ、ステレオヱオニツク伝送可能なステレオ受音
型ヘッドセットに関し、コンバク１〜な構成でステレオ
フオニック伝送を可能にするとともに、通話音声の伝送
品質に優れ且つ使い易くすることを目的とし、 通話者の口もと近傍位置に受音部を複数設けてステレオ
フォニック受音を行なうとともに、通話者の音声レベル
が所定値を超えると該通話者の音声信号がステレオフォ
ニツク受音された信号に加算されるように構成する。

［産業上の利用分野コ 本発明は、テレビ会議や電話による音声会議などの会議
システムに用いられ、ステレオフオニック伝送可能なス
テレオ受音型ヘッドセットに関する。

近年、遠隔地にいる相手と行なうテレビ会議や電話によ
る音声会議などの会議システムの発展に伴い、両者があ
たかも同じ場で会議に望んでいる状態と変わりない音の
伝達、つまり、互いに自分のいる場の音場をできるだけ
ありのままに相手に伝達することが要求されている。特
に、音声を周囲の環境音とともにステレオフォニックに
伝送し再生すると、拡がった環境音の中で相手の音声が
一点に定位して聞こえるため、臨場感、明瞭度が改善さ
れ有用である。

［従来の技術］ 従来、テレビ会議や電話による音声会議などの会議シス
テムにおいては、予め設置された卓上型またはタイピン
型のマイクロホンと、固定設置型のスピーカとが用いら
れているが、いずれも従来の電話機と同じく、モノラル
受音されモノラル音声が相手側へ伝送されるようになっ
ている。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、通信網の発達に伴い、このような会議システム
の伝送品質を改善する必要があり、そのためには、音声
を周囲の環境音とともにステレオフォニックで相手側へ
伝送し再生するステレオフォニック伝送の実現が有力な
手段である。

ステレオフォニツク伝送を実現するには、従来のステレ
オフォニックマイクロホンを利用することが考えられる
が、いずれも大型または部品点数が多く、通信端末とし
て適していない。従って、今後、ステレオフォニツク伝
送可能な会議システムをより手軽に小人数でも利用でき
るように、もっと簡便な装置の提供が望まれている。

また、ステレオフォニック伝送を実現するために、周囲
の音を的確に受音できるステレオフォニックマイクロホ
ンを通話者の口もとに設置してコンパクトな装置を構成
することも考えられるが、この場合、通話者の口がマイ
クロホンの指向性の死角方向またはそれに近い方向に位
置するので、通話者自体の音声を明確に伝送できなくな
り、通話音声の伝送品質に問題が生じることになる。

本発明は、このような実情に鑑みてなされたもので、コ
ンバク１へな構成でステレオフォニック伝送を可能にす
るとともに、通話音声の伝送品質に優れ且つ使い易いス
テレオ受音型ヘッドセットを提供することを目的とする
。

［課題を解決するための手段］ 第１図は本発明の原理ブロック図である。

第１図において、１は通話用ヘッドセットにおいて通話
者の口もと近傍位置に配置されるマイクロホン収納部、
２ａ、２ｂ、３はこのマイクロホン収納部１内に設けら
れた３個の全指向性エレクトレッ１へマイクロホン（受
音部）、４はマイクロホン３に接続されこのマイクロホ
ン３からの音声信号を遅延させて出力する遅延演算回路
、５ａ、５ｂは遅延演算回路４からの遅延音声信号をマ
イクロホン２ａ、２ｂからの音声信号から減算する演算
器であり、マイクロホン２ａ、３．遅延演算回路４およ
び演算器５ａにより一組の単一指向性マイクロホンが構
成されるとともに、マイクロホン２ｂ、３．遅延演算回
路４および演算器５ｂによりもう一組の単一指向性マイ
クロホンが構成されている。そして、これらの２組の単
一指向性マイクロホンにてステレオフォニツク受音が行
なわれるようになっている。

また、６ａ、６ｂはマイクロホン２ａ、２ｂ。

３により受音された音声信号をステレオフォニック伝送
される相手側の左右スピーカ、７はマイクロホン３によ
り受音された通話者の音声レベルが所定値を超えるとス
イッチ８をオフ（開）状態からオン（閉）状態へ切り替
える制御手段で、スイッチ８が、オン（閉）状態になる
と、マイクロホン３からの音声信号が後述する加算器９
ａ、９ｂへ出力されるようになっている。９ａ、９ｂは
それぞれマイクロホン３からの音声信号をマイクロホン
２ａ、２ｂからの音声信号（ステレオフォニック受音さ
れた信号）に加算する加算器である。

［作　　用］ 上述の構成により、マイクロホン２ａ、２ｂ。

３、遅延演算回路４および演算器５ａ、５ｂにより構成
された２組の単一指向性マイクロホンにて、ステレオフ
オニック受音が行なわれ、通話者周囲の環境音が、相手
側のスピーカ６ａ、６ｂヘステレオフオニック伝送され
る。そして、マイクロホン３により受音された音声レベ
ルが所定値を超えたと制御手段７により判定された場合
には、通話者が音声を発したものと判断し、制御手段７
により、通常時はオフ（開）状態のスイッチ８が、オン
（閉）状態へ切り替えられ、マイクロホン３からの音声
信号が、それぞれ加算器９ａ、９ｂによりマイクロホン
２ａ、２ｂからの音声信号に加算され、相手側のスピー
カ６ａ、６ｂへ伝達される。

［実施例コ 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

まず、第３図により本実施例のステレオ受音型ベツドセ
ットの具体的な構造を説明すると、第３図はその斜視図
であり、第３図において、１はマイクロホン収納部、１
０は通話用ヘッドセット本体、１１．１１は前後一対の
ヘッドベルト、１２゜１２はヘッドベルト１１の左右両
端に設けられた保持枠、１３．１３は各保持枠１２に取
り付けられ相手側の音声を発するヘッドホン、１４は一
方の保持枠１２に取り付けられた受音器保持軸、１５は
この受音器保持軸１４に摺動位置決め可能に取り付けら
れた受音器支持棒で、この受音器支持棒１５の先端にマ
イクロホン収納部１が設けられ、受音器支持棒１５の位
置を調整することにより、マイクロホン収納部１が、通
話者の口もと近傍位置に配置されるようになっている。

また、第４図に示すように、マイクロホン収納部１には
、３個の全指向性エレク１−レッドマイクロホン（受音
部）２ａ、２ｂ、３が組み込まれている。各マイクロホ
ン２ａ、２ｂ、３は、例えば、直径５ｍｎ程度の大きさ
で互いに１〜２ｃｍの間隔をあけて正三角形の頂点位置
に配置されており、２つのマイクロホン２ａ、２ｂが通
話者側、マイクロホン３が外側となっている。

そして、第２図は本発明の一実施例を示すブロック図で
、第２図に示すように、マイクロホン３には、このマイ
クロホン３からの音声信号を遅延させて出力する遅延演
算回路４が接続される一方、各マイクロホン２ａ、２ｂ
には演算器５ａ、５ｂが接続されており、この演算器５
ａ、５ｂにより、遅延演算回路４からの遅延音声信号が
マイクロホン２ａ、２ｂからの音声信号から減算されて
出力されるようになっている。

ここで、第５図に示すように、上述したマイクロホン２
ａ、３．遅延演算回路４および演算器５ａにより、指向
性主軸Ｓ□の一組の単一指向性マイクロホンが構成され
るとともに、マイクロホン２ｂ、３．遅延演算回路４お
よび演算器５ｂにより、指向性主軸Ｓ２のもう一組の単
一指向性マイクロホンが構成されている。これらの２組
の単一指向性マイクロホンを、その指向性主軸Ｓ□１８
２が第２．４．５図に示すように適当な角度を成すよう
に配置することによって、単一指向性のペアマイク収音
方式による通話者周囲の環境音のステレオフォニック受
音が行なわれるようになっている。なお、この単一指向
性のペアマイク収音方式による収音特性は第６図（ａ）
に示すようになっている。

一方、マイクロホン３は、制御手段７に接続されるとも
もに、通常時オフ（開）状態のスイッチ８を介して加算
器９ａ、９ｂに接続されている。制御手段７は、スイッ
チ８を開閉制御するもので、マイクロホン３により受音
された通話者の音声レベルを検出するレベル検出部７ａ
と、このレベル検出部７ａの検出結果が所定値を超える
とスイッチ８をオフ（開）状態からオン（閉）状態へ切
り替える制御部７ｂとから構成されている。また、各加
算器９ａ、９ｂは、それぞれ演算器５ａ、５ｂの出力側
に設けられ、スイッチ８のオン時に、各演算器５ａ、５
ｂからの音声信号（つまり、マイクロホン２ａ、２ｂ、
３によりステレオフォニツク受音された信号）にマイク
ロホン３がらの音声信号を加算するものである。

なお、６ａ、６ｂはマイクロホン２ａ、２ｂ。

３により受音された音声信号をステレオフォニック伝送
される相手側の左右スピーカを示す。

上述の構成により、マイクロホン２ａ、２ｂ。

３、遅延演算回路４および演算器５ａ、５ｂにより構成
された、指向性主軸Ｓ□１８２をもつ２組の単一指向性
マイクロホンにて、ペアマイク収音方式によるステレオ
フォニツク受音が行なわれ、通話者周囲の環境音が、相
手側のスピーカ６ａ、６ｂヘステレオフオニック伝送さ
れる。

このとき、これらの指向性主軸Ｓ１．Ｓ２は、水平面上
で通話者の前方（または側方）を向いていなければなら
ないので、通話者の口は指向性の死角方向またはそれに
近い方向に位置することになり、通話者音声の伝送品質
に問題が生じるおそれがある。

そこで、本実施例では、マイクロホン３にて受音された
音声レベルを、制御手段７におけるレベル検出部７ａに
より検出し、その音声レベルが所定値を超えたと制御部
７ｂにより判定された場合には、通話者が音声を発した
ものと判断し、制御部７ｂにより、通常時はオフ（開）
状態のスイッチ８を、オン（閉）状態へ切り替える。

これにより、マイクロホン３にて抽出された通話者の音
声信号が、それぞれ加算器９ａ、９ｂによりマイクロホ
ン２ａ、２ｂ（演算器５ａ、５ｂ）からのステレオフォ
ニック受音された左右信号に加算され、相手側のスピー
カ６ａ、６ｂへ伝達される。

このように、本実施例によれば、ステレオフォニック受
音を実現する複数（３個）のマイクロホン２ａ、２ｂ、
３を実質的に同一ケース（マイクロホン収納部１）内に
収容し、通話者の口もと近傍の比較的狭い空間でステレ
オフォニツク受音を実現したので、極めてコンバク１−
な構成でステレオフォニック伝送が行なえるようになる
ほか、ヘッドセット形式としたので、両手が自由な状態
（ハンドフリー）で通話ができ極めて使い易くなる。

また、レベル検出部７ａにて通話者の音声の存在を検出
すると、その音声信号をステレオフォニック受音された
左右信号に加算するので、通話者周囲の臨場感を相手側
に伝えながら、通話者の音声が明確に伝達され伝送品質
が大幅に向上する利点もある。

なお、上記実施例では、通話者の口もと近傍位置に配置
されるマイクロホン収納部１内に３つのマイクロホン２
ａ、２ｂ、３を組み込んでいるが、マイクロホン収納部
１をより小形軽量化するために、マイクロホン収納部１
には、実際にはマイクロホンを収納せずに音声を収音す
るための受音孔のみを設け、受音器支持棒１５に沿って
設けた管により、受音孔にて受音した音声を、受音器保
持軸１４内に組み込んだ各マイクロホン素子まで導くよ
うな構成としてもよい。

また、上記実施例では、ステレオフォニック受音を実現
するために、第６図（ａ）に示すような収音特性をもつ
単一指向性マイクロホンのペアマイク収音方式を採用し
た場合について説明したが、その他に、第６図（ｂ）に
示すような収音特性をもつ双指向性マイクロホンのペア
マイク収音方式（ｘ　−ｙ方式）や、第６図（ｃ）に示
すような収音特性をもつｍ　−ｓマイク収音方式（ハイ
パーカーデイオイドペアマイク収音方式）を採用しても
、上述した実施例と同様の作用効果が得られる。

［発明の効果］ 以上詳述したように、本発明のステレオ受音型ヘッドセ
ットによれば、通話者の口もと近傍位置に受音部を複数
設けてステレオフォニツク受音を行なうとともに、通話
者の音声レベルが所定値を超えると該通話者の音声信号
がステレオフォニック受音された信号に加算されるよう
に構成したので、コンパクトな構成でステレオフォニッ
ク伝送が可能になるとともに、通話音声の供送品質や使
い易さが大幅に改善される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理ブロック図、 第２図は本発明の一実施例を示すブロック図、第３図は
本実施例のヘッドセットの具体的な構造を示す斜視図、 第４図は本実施例のマイクロホン収納部を拡大して示す
斜視図、 第５図は本実施例における単一指向性マイクロホンの構
成原理を示すブロック図、 第６図（ａ）〜（ｃ）は各種ステレオ収音方式を説明す
るための特性図である。 図において、 １はマイクロホン収納部、 ２ａ、２ｂ、３は全指向性エレクトレットマイクロホン
（受音部）、 ４は遅延演算回路、 ５ａ、５ｂは演算器、 ６ａ、６ｂはスピーカ、 ７は制御手段、 ７ａはレベル検出部、 ７ｂは制御部、 ８はスイッチ、 ９ａ、９ｂは加算器、 １０は通話用ヘッドセット本体、 １１はヘッドベルト、 １２は保持枠、 １３はヘッドホン、 １４は受音器保持軸、 １５は受音器支持棒である。 大

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 通話者の口もと近傍位置に、受音部（２ａ、２ｂ、３）
   を配置した通話用ヘッドセットにおいて、 該受音部（２ａ、２ｂ、３）を複数設けて、ステレオフ
   ォニック受音を行なうように構成されるとともに、通話
   者の音声レベルが所定値を超えると、該通話者の音声信
   号がステレオフオニック受音された信号に加算されるよ
   うに構成されていることを特徴とする、ステレオ受音型
   ヘッドセット。