JPH02216292A - スチームボックス及びシート部材の湿気制御装置 - Google Patents

スチームボックス及びシート部材の湿気制御装置

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JPH02216292A
JPH02216292A JP1196479A JP19647989A JPH02216292A JP H02216292 A JPH02216292 A JP H02216292A JP 1196479 A JP1196479 A JP 1196479A JP 19647989 A JP19647989 A JP 19647989A JP H02216292 A JPH02216292 A JP H02216292A
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sheet member
exhaust port
control device
sheet
moisture control
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JP1196479A
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Mathew G Boissevain
マシュー ジー ボイセバイン
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Honeywell Measurex Corp
Original Assignee
Measurex Corp
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F1/00Wet end of machines for making continuous webs of paper
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F7/00Other details of machines for making continuous webs of paper
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F7/00Other details of machines for making continuous webs of paper
    • D21F7/008Steam showers

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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 この発明は、製紙工程において用いられるスチームボッ
クスと呼ばれる蒸気分配装置に係わり、特に、燃費を低
減しつつ生産高を高める技術に関するものである。さら
に、この発明は、スチームボックスやその付近の構成部
材において、蒸気が凝結して紙の上に滴下するのを防止
し得るスチームボックスに関するものである。
[従来の技術J 製紙工場では、各々の用途に合わせて種々の水分含有量
を有する紙が製造されている。このように、製紙工場で
製造される紙に含をされている水分の量は、紙の等級を
決定する要素の一つである。
製紙工程は、大量の水分を含んだ繊維の集合を処理する
ことから始まり、いくつかの乾燥工程を有している。製
紙工程の最初にはスチームボックスから吐出される水蒸
気を紙の原料に衝突させる工程があり、また、水蒸気か
ら紙への熱伝導を高めるために紙を通して水蒸気を真空
吸引する工程もある。このような水蒸気による処理によ
って、紙の温度はたとえば約30°C上昇し7、この温
度上昇によって紙に含まれる水分の粘度が減少する。
製紙工程の途中段階では、紙に含まれている水分はプレ
ス工程によって紙から押し出され、あるいは吸い出され
る。この場合において、上記のように含有水分が水蒸気
で加熱されて水分の粘度が減少するため、水分の押し出
しや吸い出しの効率が高められる。また、その後の乾燥
工程では、紙は加熱された複数のドラムを通過し、これ
によって紙の含有水分がさらに減少させられる。したが
って、上記プレス工程を出た時点での紙の乾燥の度合が
高ければ、その後の乾燥工程を速やかに終えることがで
きるので紙の生産高を増加させることができる。
ところで、上記のような製紙工程においては、スチーム
ボックスを用いて紙の横断面における水分含有量を自動
的に制御することが望ましい。なお、紙の横断面とは、
紙の幅方向であってその進行方向と直交する断面をいう
多くの製紙装置では、紙の水分含有量を測定するセンサ
が設けられており、このセンサによって、紙の幅方向の
複数箇所でその部分の水分含有量を検知し、このように
して紙の進行方向に向かって連続的に測定するようにし
ている。この測定結果は制御用コンピューターに送られ
、コンピューターは、測定された水分含有量を基にして
スチームボックスから供給される水蒸気の量を紙の幅方
向の複数箇所毎に制御するようになっている。
スチームボックスすなわち蒸気分配器の例としては米国
特許第4253247号および第4580355号に開
示されている。
上記特許に開示された技術は、複数の蒸気室を有する蒸
気分配器であって、個々の蒸気室は紙の表面に近接して
配置され、各蒸気室に設けられたバルブに蒸気パイプが
接続されて構成されている。
このような蒸気分配器では、各蒸気室の蒸気パイプから
紙の表面へ向けて蒸気を噴出するとともに、バルブの開
閉によって噴出量を調整するようになっている。
第1図は蒸気従来のスチームボックスが使用されている
製紙装置の概略を示す図であって、この図に示す製紙装
置はフォードリニアー型のもので、これにはシート8を
乾燥するためのスチームボックスlOと、バルブと水と
の混合物4をその下端部から送り出して紙のシート8に
するヘッドボックス2と、シート8を搬送しながらその
内部の水分を抜き取るようになされた多孔質のコンベア
ベルト(移送手段)6が設けられている。また、スチー
ムボックス10の下方には、真空吸引機構12がシート
8の下面側に配置されており、前述のようにスチームボ
ックス10から噴出される水蒸気をンート8を通して吸
引するようになされている。また、スチームボックス1
0は、第1図中符号Aで示す位置まで移動さdられるよ
うになされている。
スチームボックス10を通過した後にンー1−8は、プ
レス工程14に送られる。このプレス工程には、2対の
圧縮ローラ15と、向かい合った圧縮ローラ15・15
の間を取って循環させられる吸収体17と、図示しない
乾燥機構が設けられている。また、プレス工程の先般に
はセンサ16が設けられている。センサ16は、前述の
ようにシート8の幅方向の1数箇所でシート8の水分含
有量を測定するものである。
スチームボックス10から噴出される水蒸気の量は、シ
ート8の横断面の位置によって異なり、それぞれ手動あ
るいは自動で制御され、シート8の横断面での水分含有
率のばらつきが少なくなるようにしている。
ここで、スチームボックス10の役割は、シート8から
水分を速やかに除去し得るように水分の粘度を下げるこ
とにある。すなわち、ある特定のスチームボックス10
からより多くの水蒸気がそれに対向するシート8の部分
に噴出されると、その部分の温度が他の部分よりも高く
なり、この結果、その部分の水分の粘度が減少して脱水
効率が上昇する。つまり、多くの水蒸気を噴出すればす
るほどその箇所の乾燥効率が高められるのである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記スチームボックスでは、シ−トを通
して吸引されない過剰の水蒸気がその付近に滞留し、こ
の水蒸気が製紙装置の表面で凝結してシートの上に滴下
してしまう。そして、滴下した水分によってシートが濡
らされ、そこに目立った水滴の模様が生じてしまうので
ある。しかも、濡れた箇所は他の箇所よりも弱くなり、
場合によってはその部分で破れてしまうという問題があ
った。
上記スチームボックスのさらに他の欠点として散布板を
使用していることにある。この散布板は、シートと対向
するようにして設けられており、スチームボックスの内
部の水蒸気が通過するだめの多数の孔を有している。そ
して、水蒸気が孔を通過して噴出されるとき、水蒸気は
比較的大量の雰囲気を運び去り、この雰囲気によって水
蒸気はシートに達する前に冷却されてしまう。これによ
って、シートが効率良く加熱されないばかりか、水蒸気
の凝結が助長されてしまうのである。
さらに、スチームボックス自体の内部でも凝結が生じ、
散布板の孔から水滴がシートの上に滴下してしまう。こ
のようなトラブルは、特に、スチームボックスがまだ冷
えている装置の起動直後に起こり易い。
[発明の目的コ この発明は、上記のような従来技術の問題点を解決する
ことを目的としている。そして、これによって、シート
の温度を上昇させて含有水分の粘度を減少させ、シート
の加熱と粘度の減少との相乗効果によって、プレス工程
や吸水工程における水分の分離を容易かつ迅速に行うこ
とを可能とするものである。
また、シートに近接した装置において凝結の量を減少さ
せ得る水蒸気処理方法を提供することにより、スチーム
ボックスから滴下する水の量を少なくし、シートが破れ
たりじみが付いたりするのを未然に防止することを目的
とするものである。
[課題を解決するための手段] この発明は、内部に気体が圧送される圧力室と、この圧
力室の底壁に上記シート部材の幅方向へ延在するように
設けられ、圧力室内の水蒸気が噴出させられる排気口と
、この排気口の内側に設けられ、圧力室内で溜まった凝
結物が排気口から滴下するのを阻止する堰部材とを備え
たことを主たる特徴とするものである。
圧力室はその長手方向へ向かって複数の室に気密に区画
され、かつ、各々の圧力室に気体を圧送する圧送機構が
設けられる。
また、排気口よりもシート部材の移送方向側にシート部
材の水分含有量を測定するためのセンサが配置され、各
室に気体を圧送する圧送機構とセンサとに接続され、セ
ンサが発する信号に基づいてそれぞれの室に圧送する気
体の圧力を制御する制御機構が設けられる。
[作用] 蒸気構成のスチーム排気口をシート部材の幅方向へ延在
させているから、多数の小孔から水蒸気は噴射する場合
に比して水蒸気により運び去られる雰囲気の量が少ない
。したがって、水蒸気が冷却されにくく、熱効率を高め
ることができる。また、水蒸気が冷却されにくいので水
蒸気の凝結が生じにくく、水の滴下を防止することがで
きる。
さらに、排気口の内側に堰部材を設けているので、圧力
室内で凝結して生成された水が滴下することがない。
また、センサは、シート部材の幅方向の複数箇所でその
水分含有量を測定し、この測定信号を制御機構に送る。
制御機構は、センサからの信号を受けると、水分含有量
の設定値と測定値とを比較し、2つの値の差に応じて圧
送機構から圧送する気体の量を変更し、これによってシ
ート部材の温度を調節してシート部材の湿気を調節する
[実施例〕 以下、第2図および第3図を参照しながら本発明の一実
施例について説明する。図において符号IOはスチーム
ボックス(圧力室)である。スチームボックス10の内
壁部には、断熱材40が取り付けられている。断熱材4
0は、スチームボックスIOの外殻31からの熱の放散
を防止してその熱効率を高めるためのもので、シート8
に対向する底壁24を除く全ての内壁部に取り付けられ
ている。
また、外殻31は、シート8の移動方向と直交する方向
へ向かって例えば6インチ間隔で区画され、これによっ
て複数の蒸気室(室)32・・・が構成されている。そ
して、水蒸気(気体)は蒸気バルブ(圧送機構)42と
頂部44を経由して各室32に導入されるようになって
いる。蒸気バルブ42は、各蒸気室32へ導入する水蒸
気の流量を調節するためのものである。蒸気バルブの詳
細については、その説明を省略するが、これについては
米国特許第4580355号により理解することができ
る。なお、蒸気バルブ42には種々のバルブを適用する
ことができるのは勿論である。
スチームボックス10の底壁(以下、フェイスプレート
と称する)24には、スチームボックス10の内部と外
部とに連通ずる排気口46がシート8の移動方向と直交
する方向へ延在するように形成されている。排気口46
は蒸気室32内の蒸気を外部に噴出するためのもので、
その縁部に沿う7エイスプレート24の内周面には基部
(堰部材)64が形成されている。
ここで、外殻31の内壁部には7エイスプレート24以
外の全てに断熱材40を取り付け、かつ、フェイスプレ
ート24に単一の排気口46を形成したことによる利点
は次の通りである。
第1に、単一の開口部(排気口46)と複数の小孔から
それぞれ同じ両の水蒸気が噴射されるとすると、フェイ
スプレート24の表面付近の水蒸気が雰囲気にさらされ
る度合は、複数の小孔の場合よりも単一の開口部の場合
の方がより少ない。
このため、単一の開口部の場合には、水蒸気の噴射によ
って持ち運ばれる雰囲気の量が少なくなり、したがって
、水蒸気が冷却されることが少なく、熱効率を高めるこ
とができる。
第2に、7エイスプレート24の内壁部に断熱材を取り
付けていないので、内部の水蒸気によってフェイスプレ
ート24の温度を高く保持することができる。これによ
って、フェイスプレート24の表面での水蒸気の凝結を
防止することができる。
第3に、開口部が複数であるとその各々から凝結水がシ
ート8に滴下する可能性があるが、排気口46が単一で
あれば滴下する確立が低い。
第4に、排気口46の内側の縁部に基部64を形成して
いるから、水蒸気が室32の内壁で凝結してフェイスプ
レート24に溜まったとしても、これが排気口46から
滴下することがない。また、この基部64は、たとえば
金属製の板材に穴明は加工を施して排気口46を形成す
る際にその縁部を内側に曲げる加工を同時に行えば良い
から、製造コストが割安である。そして、このような加
工において開口部が単一出であることはより一層のコス
ト減につながる。
次に、基部64のうち第3図中右側の部分には、左斜め
上方へ向かって突出する遮蔽板48が形成されている。
遮蔽板4Bは、室32の内壁から滴下する凝結水を受は
止めてこれが排気口46から滴下するのを防止するため
のものである。遮蔽板48は、板材から排気口46およ
び基部46からなる凹部を例えばプレス成型し、この凹
部の底を一方の基部64から切り離すことによって形成
することができる。遮蔽板48の基部64に対する傾斜
角度は、必要な水蒸気の噴射が得られ、かつ凝結水のシ
ート8への滴下を防止し得る範囲で適宜調整される。こ
の実施例では、第3図に示すように、排気口46の入口
が水蒸気のノズル60側と異なる方向を向くように構成
することによって、ノズル60から水蒸気とともに噴出
される水が排気口46に飛び込まないようになっている
次に、室32内には、複数のドレイン50・・・が排気
口46の前後に配置されている。これらドレイン50は
、室32の内部で生成される凝結水を集めて外部に排出
するためのものである。そして、このドレイン50と基
部64および遮蔽板4Bにより、排気口46からシート
8へ水が滴下するのをほぼ完全に防止することができる
。ドレイン50は、第2図および第3図に示すように、
スチームボックスlOを複数の室32に区画している板
に形成された円形の孔であり、外殻31にも同じものが
形成されている。そして、外殻31のドレイン50には
管33がそれぞれ接続され、適当な手段によって内部の
水が外部に導き出されるようになっている。
さらに、この発明の改良点は7エイスプレート24やシ
ート8の表面で過剰の水蒸気が凝結するのを防止したこ
とにある。このスチームボックス10では、水蒸気処理
が行われるフェイスプレート24のゾーンから逃げ出し
た過剰の水蒸気を吸い込む吸引機構が設けられている。
すなわち、スチームボックス10の内部には、真空吸引
室52が形成されている。この真空吸引室52と蒸気室
32とは断熱材からなる仕切り62によって区画されて
いる。真空吸引室52には、吸引口54がシート8の移
動方向側の端部に位置して形成されている。吸引口54
は、前記排気口46と同様に、単一の開口部により構成
され、排気口46から7エイスプレート24のほぼ全長
分だけ離間させられているそして、過剰の水蒸気がフェ
イスグレート24の端部に達すると、この水蒸気は吸引
口54から真空吸引室52内に引き込まれ、排気管28
を経由して外部に排出される。
したがって、過剰の水蒸気が7エイスプレート24の表
面で凝結することが少ない。加えて、蒸気吸引機構によ
り、排気口46から噴出された水蒸気の流れがシート8
の進行方向側(矢印70で示す方向)へ規制され、外部
へ放出されることが少ない。
また、水蒸気はフェイスプレート24に沿って矢印70
方向へ進み、真空吸引室52内に吸い込まれる。このよ
うに余剰の水蒸気が製紙装置の構成部材の表面から遠ざ
けられるため、それらの表面での凝結が防止される。排
気口46から噴出された水蒸気の流れを上記のように規
制することにより、水蒸気は気体の状態を保持して速や
かに真空吸引室口54に吸い込まれる。したがって、水
蒸気が冷却されることによって生じる熱量の損失を最小
限にすることかでかできる。
次に、真空吸引室52内の断熱材40は、例えばグラス
ファイバーで構成されている。また、真空吸引室内で凝
結してできる水は、吸引口54の前後に配置されたドレ
イン58によって集められ、外部に排出されるようにな
っている。さらに、吸引口54の内縁部には、排気口4
6のものと同様に、基部64と遮蔽板48が形成され、
真空吸引室内の水が吸引口54から滴下しないようにな
っている。
次に、上記構成のスチームボックスの作動について説明
する。
まず、各蒸気室32内に水蒸気が満たされ、この水蒸気
によって7エイスプレート24が加熱される。そして、
水蒸気は排気口46から噴出してシート8の表面に衝突
する。水蒸気の一部はシート8に直ちに吸収され、残り
の水蒸気は図中矢印25で示すように、シート8の表面
とフェイスプレート24の下面とに交互に衝突しながら
シート8の移動方向へ進む。そして、水蒸気がシート8
の表面に衝突する毎に、水蒸気の一部がシート8に吸収
される。このように、排気口46から噴射された水蒸気
によって、シート8の大きな面が処理される。また、蒸
気室32の底部全体が7エイスプレート24によって構
成されているので、水蒸気の熱によってフェイスプレー
トが高温に保持される。
また、各蒸気室32毎に蒸気バルブ42が配置されてい
るため、シート8の表面に噴射すべき水蒸気の量をシー
ト8の幅方向の区画毎に調整することができる。つまり
、噴射する水蒸気の量を適宜設定することによってシー
ト8の水分含有量を調整することができ、シート8の幅
方向区画における水分含有量を一致させることができる
ところで、各々の蒸気室32にそれぞれ異なる量の水蒸
気が供給されれば、噴射する水蒸気の量が異なって水分
含有量が均一にならないのではないか、という疑問が生
じるかもしてない。しかし、製紙装置による水分含有量
のばらつきは避けられないから、シート8の幅方向にお
いて均一な水分含有量が求められる場合には、いずれに
しても各蒸気バルブ42によって異なる量の水蒸気を供
給することが必要となるのである。
なお、蒸気室32の数を増やしてシート8の個々の処理
ゾーンの大きさを小さくすれば、シート8の幅方向にお
ける水分含有量をより精密に制御することができるのは
勿論である。
次に、上記構成のスチームボックスlOは、第1図に示
すような製紙装置に配置される。第1図において、符号
18は、コンピューター(制御機構)である。コンピュ
ーター18は、水分含有量を測定するセンサ16から送
られる信号を基にバルブ42を制御し、これによって、
シート8の水分含有量を均一にしたり設定値にしたりす
るものである。
コンピューター18は、センサ16からの信号を受ける
と、水分含有量の設定値と測定値とを比較する。そして
、コンピューターは2つの値の差に応じた制御信号を蒸
気バルブの駆動手段66に送り、駆動手段66が回転し
て蒸気バルブ42から所望の水蒸気が吐出されるように
なっている。
センサ16による測定値が設定値よりも大きかった場合
には、コンピューター18はその区画に対応する蒸気室
32の蒸気バルブ42を調節してより多くの水蒸気を噴
射させる。その結果、上記区画の温度が上昇して水分含
有量が下がる。前述のように、温度が上がれば含有水分
の粘度が減少してより多くの水分がシート8から除去さ
れるからである。逆に、センサによる測定値が設定値よ
りも小さかった場合には、その区画に対応する蒸気室3
2からの噴射量が押えられる。
このように、この発明のスチームボックスでは、シート
8の幅方向の各区画毎に水蒸気の噴射量を調整すること
によってシート8の幅方向の水分含有量を制御すること
ができる。そして、シート8の幅方向に向かって延在す
る単一の排気口32を使用しているから、水蒸気処理の
効率を高めることができる。また、排気口32および吸
引口54の内縁部に1部64および遮蔽板48を形成す
るとともにドレイン50.58を形成しているから、ス
チームボックス10の内部で凝結した水の滴下を防止す
ることができる。
なお、本発明は上記実施例の構成に限るものではなく、
本発明から逸脱しない範囲において種々の変更を加える
ことができる。スたとえば、チームボックス10の全体
の形状は厳密な長方形でなくても良い。たとえば、7エ
イスプレートの形状はシート8の表面に対して平行でな
くても良く、たとえば、シートに対して傾斜させたり湾
曲させたりしても良い。また、噴射する気体は水蒸気に
限るものではなく、本発明の効果が得られるものであれ
ば種々の気体を使用することができる。
さらに、本発明は紙の地理のみに限定されるものではな
く、他の種々の物質に適用することができる。またさら
に、前述のように、噴射される水蒸気により持ち運ばれ
る雰囲気の量が少ないことから、排気口は単一であるこ
とが望ましい。しかしながら、排気口の数を少なくする
ことによって、従来の多数の小孔を有する噴射板に比し
て持ち運ばれる空気の量を少なくするという本発明の目
的は達成される。たとえば、複数の排気口をシート8の
幅方向に連設しても良い。
[発明の効果1 以上説明したように本発明によれば、内部に気体が圧送
される圧力室と、この圧力室の底壁に上記シート部材の
幅方向へ延在するように設けられ、圧力室内の水蒸気が
噴出させられる排気口と、この排気口の内側に設けられ
、圧力室内で溜まった凝結水が排気口から滴下するのを
阻止する堰部材とを備えているから、スチームボックス
や装置の表面から滴下する水の量を少なくし、シート部
材が破れたりじみが付いたりするのを未然に防止するこ
とができるのは勿論のこと、水蒸気による地理の熱効率
を高めることができるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスチームボックスが使用されている製紙
装置の概略を示す側面図、第2図および第3図は本発明
の一実施例を示すもので、第2図はスチームボックスの
詳細を示す一部破砕斜視図、第3図は第2図の3−3線
断面図である。 6・・・・・・コンベアベルト(移送手段)、8・・・
・・シート(シート部材)、 lO・・・・・・スチームボックス、16・・・センサ
、18・・・・・・コンピューター(制御機構)、24
・・・・・・7エイスプレート(IE!!り、42・・
・・・・蒸気バルブ(圧送機構)、48・・・・・・遮
蔽板、50.58・・・・・・ドレイン、52・・・・
・・蒸気室(室)、54−・・・・・吸引口、64・・
・・・・基部(堰部材)。 出願人 メジャレックス コーポレーション平成2年3
月9日

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)移送されるシート部材の表面へ向けて凝結性のあ
    る気体を噴出するスチームボックスであって、内部に気
    体が圧送される圧力室と、この圧力室の底壁に上記シー
    ト部材の幅方向へ延在するように設けられ、上記圧力室
    内の水蒸気が噴出させられる排気口と、この排気口の内
    側に設けられ、圧力室内で溜まった凝結物が排気口から
    滴下するのを阻止する堰部材とを備えたことを特徴とす
    るスチームボックス。
  2. (2)上記圧力室の壁部に、圧力室内に溜まった凝結物
    を外部へ排出するドレインを設けたことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載のスチームボックス。
  3. (3)前記堰部材は、前記排気口の長手方向に沿う一側
    縁に設けられた第1の堰部材と、他側縁に設けられた第
    2の堰部材とから構成され、第1、第2堰部材は排気口
    の全長にわたって設けられていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載のスチームボックス。
  4. (4)シート部材の湿気を制御する制御装置であって、
    湿気を帯びたシート部材を移送する移送手段と、上記シ
    ート部材の表面に近接しかつシート部材の幅方向へ長手
    方向を向けた細長の圧力室とを備え、前記圧力室のシー
    ト部材側の壁部には、その長手方向へ向かって延在する
    排気口が設けられ、さらに、圧力室の内部に気体を圧送
    することにより該気体を上記排気口から噴射してシート
    部材の表面に衝突させる圧送機構が設けられたことを特
    徴とするシート部材の湿気制御装置。
  5. (5)前記排気口は、前記シート部材の幅に実質的に等
    しいことを特徴とする特許請求の範囲第4項に記載のシ
    ート部材の湿気制御装置。
  6. (6)前記圧力室はその長手方向へ向かって複数の室に
    気密に区画され、かつ、各々の室に前記圧送機構が設け
    られていることを特徴とする特許請求の範囲第5項に記
    載のシート部材の湿気制御装置。
  7. (7)特許請求の範囲第6項に記載のシート部材の湿気
    制御装置に、前記圧力室からシート部材の移送方向へ向
    かって離間するとともにシート部材の表面に近接して設
    けられ、シート部材の湿気を測定してその測定結果を信
    号として発するセンサと、このセンサと前記圧送機構に
    接続され、センサが発する信号に基づいてそれぞれの室
    に圧送する気体の圧力を制御する制御機構を備えたこと
    を特徴とするシート部材の湿気制御装置。
  8. (8)特許請求の範囲第6項に記載のシート部材の湿気
    制御装置に、排気口の内側に設けられ、室内で溜まった
    凝結物が排気口から滴下するのを阻止する堰部材を備え
    たことを特徴とするシート部材の湿気制御装置。
  9. (9)特許請求の範囲第7項に記載のシート部材の湿気
    制御装置に、排気口の内側に設けられ、室内で溜まった
    凝結物が排気口から滴下するのを阻止する堰部材を備え
    たことを特徴とするシート部材の湿気制御装置。
  10. (10)特許請求の範囲第8項に記載のシート部材の湿
    気制御装置に、上記室の壁部に室内に溜まった凝結物を
    外部へ排出するドレインを設けたことを特徴とするシー
    ト部材の湿気制御装置。
  11. (11)特許請求の範囲第9項に記載のシート部材の湿
    気制御装置に、上記室の壁部に室内に溜まった凝結物を
    外部へ排出するドレインを設けたことを特徴とするシー
    ト部材の湿気制御装置。
  12. (12)前記堰部材は、前記排気口の長手方向に沿う一
    側縁に設けられた第1の堰部材と、他側縁に設けられた
    第2の堰部材とから構成され、第1、第2堰部材は排気
    口の全長にわたって設けられていることを特徴とする特
    許請求の範囲第10項に記載のシート部材の湿気制御装
    置。
  13. (13)前記堰部材は、前記排気口の長手方向に沿う一
    側縁に設けられた第1の堰部材と、他側縁に設けられた
    第2の堰部材とから構成され、第1、第2堰部材は排気
    口の全長にわたって設けられていることを特徴とする特
    許請求の範囲第11項に記載のシート部材の湿気制御装
    置。
  14. (14)特許請求の範囲第9項に記載のシート部材の湿
    気制御装置に、前記排気口から流出した気体を真空吸引
    する吸引口を設け、この吸引口は、シート部材側の排気
    口からシート部材の移動方向へ離間した箇所に設けられ
    ていることを特徴とするシートの湿気制御装置。
  15. (15)前記吸引口は、前記シート部材の幅に実質的に
    等しいことを特徴とする特許請求の範囲第14項に記載
    のシート部材の湿気制御装置。
  16. (16)前記第1の堰部材の端部に、該端部から突出し
    て前記排気口を覆う遮蔽板を設けたことを特徴とする特
    許請求の範囲第12項に記載のシート部材の湿気制御装
    置。
  17. (17)前記第1の堰部材の端部に、該端部から延在し
    て前記排気口を覆う遮蔽板を設けたことを特徴とする特
    許請求の範囲第13項に記載のシート部材の湿気制御装
    置。
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