JPH02209936A - 制振、遮音材用組成物 - Google Patents

制振、遮音材用組成物

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JPH02209936A
JPH02209936A JP3081189A JP3081189A JPH02209936A JP H02209936 A JPH02209936 A JP H02209936A JP 3081189 A JP3081189 A JP 3081189A JP 3081189 A JP3081189 A JP 3081189A JP H02209936 A JPH02209936 A JP H02209936A
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巧 宮地
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a、産業上の利用分野 本発明は、実用温度領域(−50〜80℃)において高
いtanδ(損失正接)を有する材料、換言すれば外部
より加えられたエネルギーを吸収してしまう(エネルギ
ーロスが大きい)材料を提供するもので、架橋、非架橋
、発泡、非発泡のいずれの形態を問わず、良好な制振、
防振、遮音、吸音、防音、断熱特性を有し、自動車、内
装材、建材、家電機器内装材用途に好適な制振、遮音材
用組成物に関する。
b、従来の技術 ゴム弾性を有する中〜高反撥ゴム(ブタジェンゴムなど
)系組成物は、本発明組成物に外観、形態を合わせるこ
とが可能であるが、これらは本発明と全く反するエネル
ギーロスの少ない材料で、音、振動を伝搬しやすく、当
該用途には使用できない。
一方、汎用樹脂(PE、PPなど)、高硬度樹脂(PS
SABS、ナイロンなど)は本発明の実用温度領域では
エネルギーロスを殆んど示さず、音、振動を容易に伝搬
し、当該用途には使用できない。
また、ゴム、プラスチックの中間に位置する熱可塑性エ
ラストマー(ウレタンなど)系組成物の中には一部エネ
ルギーロスを発現し、僅かではあるが音、振動などを吸
収する材料もあるが、本組成物とは比較にならない低能
力であり実用性を有さない。
C0発明が解決しようとする問題点 本発明者等は、自動車内装材、建材、家電機器内装材用
途に優れた制振、遮音、特性を有する組成物を鋭意検討
した結果、1001(zのtanδ(損失正接)ピーク
温度域が一50〜80℃の範囲にあり、そのピークが0
.5以上のゴム状重合体などを用いることにより上記目
的が達成されることを見い出し、かかる知見に基づいて
本発明に到達した。
d0問題を解決するための手段 すなわち、本発明は(A)100Hzのtanδ(損失
正接)ピーク温度域が一50〜80℃の範囲にあり、そ
のピーク値が0.5以上を有する少なくとも一種の(B
)を除くゴム状重合体5〜95重量%、(B)1.2−
ポリブタジエン、ビニル芳香族化合物と共役ジオレフィ
ンとのブロック共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体
の中から選ばれた少なくとも一種95〜5重量%とから
なることを特徴とする制振、遮音材用組成物を提供する
ものである。
また、上記(A)と(B)とからなる上記の制振、遮音
材用組成物100重量部に対して軟化剤(C)1〜30
0重量部 粘着剤(D)1〜300重量部 無機充填剤(E)  1〜500重量部を配合してなる
ことを特徴とする制振、遮音材用組成物を提供するもの
である。
本発明に使用される(A)成分のtanδ特性を有する
ゴム状重合体としては、例えばブチルゴム、乳化または
溶液重合高スチレン(ST50%以上)型スチレン−ブ
タジェン共重合ゴム、3゜4−結合イソプレンゴム、フ
ッ素ゴム、タロロプレンゴム、アクリル系ゴム(ACM
、ANM)、NV(アクリロニトリル−ブタジェンゴム
と塩化ビニルブレンド物)ゴム、ハロゲン化ブチルゴム
、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレン−ブタジェンゴ
ム、アクリロニトリル−ブタジェンゴム、エチレン−プ
ロピレン系ゴム、溶液重合スチレン−ブタジェンゴムな
どが挙げられる。特に好ましいゴムは、ブチルゴム、ハ
ロゲン化ブチルゴム、高スチレン型(結合スチレン50
%以上)スチレン−ブタジェンゴム、3.4−結合イソ
プレンゴムである。
本発明でいうtanδとは、貯蔵弾性率(E′)と損失
弾性率(E′)の比(E’ /E’ )で損失正接(ロ
スタンジェント)を意味する。
本発明のtanδのピーク温度は一50〜80℃、好ま
しくは一20〜70℃、さらに好ましくは0〜60℃、
特に好ましくは10〜60℃、ピ一り値は0.5以上、
好ましくは0.8以上、さらに好ましくは1.0以上で
ある。
(A)成分の使用世は5〜95重量%、好ましくは10
〜90重量%、さらに好ましくは30〜90重量%であ
る。5重量%未満では制振、遮音性が損なわれ、95重
世%を超えると成形、加工性が損なわれ好ましくない。
本発明に使用される(B)成分の1,2−ポリブタジエ
ンは、適度な加工性と制振、遮音特性を得るために1,
2結合金量が70%以上、好ましくは85%以上、結晶
化度が5%以上、好ましくは10〜40%である。また
分子量は広い範囲に亘って選択可能であるが、成形加工
性および制振、遮音、特性を得るためには[η](トル
エン、30°C)が0.5dj!/g以上であることが
好ましい。
本発明に使用される(B)成分の芳香族ビニル化合物−
共役ジエンブロック共重合体としては、少なくとも一つ
の芳香族ビニル化合物の重合体ブロックと、少なくとも
一つの共役ジエン化合物の重合体ブロックとを含むもの
であり、直鎖型であっても、ラジアル型であってもよい
。また、共役ジエンブロックが少量の芳香族ビニル化合
物とのランダム共重合体であってもよいし、芳香族ビニ
ル化合物含量が漸増する、いわゆるテーパー型ブロック
であってもよい。
ブロック共重合体の構造については特に制限はなく、(
A−B)  型、(A−B)  −A型またn    
             nは(A−B)。−〇型の
いずれでも使用できる。
式中Aは芳香族ビニル化合物の重合体ブロック、Bは共
役ジエン系の重合体ブロック、Cはカップリング剤残基
、nは1以上の整数を示す。なお、上記ブロック共重合
体において、共役ジエン部分が水素添加されたブロック
共重合体を使用することももちろん可能である。
本発明に使用する芳香族ビニル化合物−共役ジエンブロ
ック共重合体の芳香族ビニル化合物としては、スチレン
、α−メチルスチレン、0−メチルスチレン、m−メチ
ルスチレン、p−メチルスチレン、あるいはビニルナフ
タレンなどが用いられるが、特にスチレンが好ましい。
また共役ジエンとしては、1,3−ブタジェン、イソプ
レン、ピペリレンなどが用いられ、このなかでは1. 
3−ブタジェン、イソプレンが特に好ましいものである
ブロック共重合体の重量平均分子量は10000〜5o
ooooが好ましく、さらに好ましくは50000〜5
00000である。また、ブロック共重合体中の芳香族
ビニル化合物の含量は5〜60重量%が好ましく、さら
に好ましくは20〜50重量%である。
(B)のエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)は適
度な硬度および成形加工性を得るために、酢酸ビニル結
合金有量は好ましくは5〜45%、さらに好ましくは1
0〜30%、メルトフローインデックス(190℃、2
160r)は好ましくは0. 2〜50 g/ 10m
1n 、さらに好ましくは0、 5〜20 g/ I 
Qminである。
(B)成分の使用量は95〜5重量%、好ましくは90
〜10重量%、さらに好ましくは70〜10重世%であ
る。95重量%を超えると制振、遮音性が損なわれ、5
%未満では成形加工性が損なわれ好ましくない。
(A)/ (B)混合成分のtanδのピーク温度は一
50〜80℃、好ましくは0〜70℃、さらに好ましく
は10〜60℃、tanδのピーク値は0.5以上、好
ましくは0.8以上、さらに好ましく1.0以上である
(C)成分の軟化剤としては、例えばプロセス油、潤滑
油、パラフィン、流動パラフィン、石油アスファルト、
ワセリンなどの石油系軟化剤、コールタール、コールタ
ールピッチなどのコールタール系軟化剤、ヒマシ油、ア
マニ油、ナタネ油、ヤシ油などの脂肪油系軟化剤、トー
ル油、サブ油また蜜ロウ、カルナウバロウ、ラノリンな
どのロウ類、リシノール酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、
ラノリン酸亜鉛などの脂肪酸および脂肪酸塩、石油樹脂
などの合成高分子物質などが挙げられる。これらのうち
、特に好ましいものはナフテニックオイル、アロマティ
ックオイルなどのプロセス油、石油アスファルトである
(C)成分の軟化剤の配合量は、成分[(A)+ (B
)1100重量部に対して1〜300重量部、好ましく
は5〜200重量部、さらに好ましくは10〜80重量
部である。混練加工性の効果を十分得るためには1重量
部以上必要である。300重量部を超えると制振、遮音
性の低下とともに組成物の粘度が著しく低下し、加工作
業に支障をきたし好ましくない。
(D)成分の粘着剤としては、ロジン系樹脂、テルペン
系樹脂、テルペン変性系樹脂、脂肪族・芳香族系石油樹
脂、クマロンインデン系樹脂などを挙げることができる
。これらのうち、60℃以上の軟化点を有するものは特
に好ましい。
(D)成分の粘着剤の配合量は、成分[(A)+(B)
1100重量部に対して1〜300重量部、好ましくは
5〜200重量部、さらに好ましくは10〜180重量
部である。混練加工性の効果を十分得るためには1重量
部以上必要である。
300重量部を超えると粘着性が著しくなり、加工作業
性や後工程作業性が損なわれ好ましくない。
(E)成分の無機充填剤としては、例えば軽質炭酸カル
シウム、重質炭酸カルシウム、種々の表面処理炭酸カル
シウムのほか、タルク、水酸化マグネシウム、マイカ、
クレー、硫酸バリウム、天然ケイ酸、合成ケイ酸、酸化
チタン、ガラス繊維、カーボン繊維、コツトンフロック
および種々のカーボンブラックなどが使用できる。これ
らの無機充填剤のうち、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸
カルシウム、タルク、カーボンブラックが加工性、制振
、遮音性の上で好ましい。
(E)成分の無機充填剤の配合量は、成分[(A)+ 
(B)1100重量部に対し1〜・500重世部、好ま
しくは10〜400重量部、さらに好ましくは50〜2
00重量部である。組成物の風合い(主として腰)、面
重量の効果を十分帯るためには1重量部以上必要である
。500重量部を超えると混練加工性に問題が生じ好ま
しくない。
本発明の組成物には、使途により架橋剤、活性剤、可塑
剤、分散剤、カップリング剤、熱安定剤、紫外線吸収剤
、発泡剤など、ゴム、樹脂に使用される薬品を添加する
ことができる。このうち、架橋剤としてはイオウ、架橋
配合の場合、粉末イオウ、沈降イオウ、表面処理イオウ
などが、促進剤としてはTMTDSTMTM、OBS、
CBS。
MBTSSMBTなどが使用できる。
有機過酸化物架橋配合の場合、ジクミルパーオキサイド
、ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3゜5−トリメチル
シクロヘキサン、α、α′ −ジ−t−ブチルパーオキ
シ−p−ジイソプロピルベンゼン、n−ブチル−4,4
−ビス−t−ブチルパーオキシバレレート、t−ブチル
パーオキシベンゾエート、t−プチルパーオキシイソプ
ロピルカーボナート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(
を−ブチルパーオキシ)ヘキサンなどが使用できる。
また、過酸化物架橋の場合は同時に種々の多官能性上ツ
マ−などを添加してもよい。
架橋系の配合量は、成分[(A)+ (B)1100重
量部に対して100重量部以下が好ましい。
発泡剤としては、炭酸アンモニウム、重炭酸ナトリウム
、無硝酸ナトリウムなどの無機発泡剤、ジニトロソペン
タメチレンチラミン、N、N’ジメチル−N、 N’ 
−ジニトロンテレフタールアミド、ベンゼンスルホニル
ヒドラジド、P−1ルエンスルホニルヒドラジド、P、
P’ −オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)
、3.3’−ジスルホンヒドラジドジフェニルスルホン
、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスホルムアミド
などの有機発泡剤がある。また、発泡剤とともに尿素系
、有機酸系、金属塩系の発泡助剤を用いることができる
。発泡助剤は、ジニトロペンタメチレンテトラミン、ア
ゾジカルボンアミドなどの分解温度の高い発泡剤ととも
に用いて、発泡温度を適当に低下調整するなどの目的で
加えられる。
発泡剤系の配合量は、成分[(A) +(B)1100
重量部に対して200重量部以下が好ましい。
本発明組成物の制振、遮音特性は、(A)成分のtan
δとゴム弾性、(B)成分のエラスティックな性能が相
互に作用し合い、その効果を顕著に発現させているもの
である。また、(A)成分のtanδは、(B)、(C
)、ぐD)、(E)を複合した本特許組成物においても
損なわれるものではない。
前記(A)、(B)あるいは(A)〜(E)および他の
配合剤を混合する方法は特に制限はなく、バンバリー型
ミキサー、加圧ニーダ−、オープンロールなど一般のゴ
ム配合物に対して使用される混合方法で可能である。こ
うして得られる配合物は、カレンダーロール、押出機な
どを使用して、例えばシート状などに成形した後、単層
もしくは積層形態で熱プレスまたは熱媒体下、加工(架
橋、発泡も含む)に供せられる。媒体としては、熱空気
、熱窒素などの熱気体、熱流動パラフィンなどの熱流体
、細ガラスピーズなどの熱細粒子などが使用できるが、
これらのなかでは、熱気体、特に熱空気が好ましい。ま
た、マイクロ波による加熱をすることもできる。架橋温
度は120〜250℃、好ましくは140〜180℃の
範囲の熱プレス、熱媒体中で加熱、加工(架橋、発泡も
含む)を行なう。また、加工時に他種シート、アスファ
ルト系シート、樹脂、繊維、紙、無機物、合板、金属な
ど)と積層したり、接着剤、粘着剤などを使用し種々の
材料と複合することも可能である。
本発明の組成物は、各種ライニング、工業用品、自動車
または建材用の制振材、拘束材、遮音材、鋼板補強材、
その地熱硬化性樹脂の代替用途などに広く使用すること
ができる。
特に本発明の組成物は、アスファルト系シート、または
ゴム状重合体や1,2−ポリブタジエン、芳香族ビニル
−共役ジエン系ブロック共重合体などの熱可塑性エラス
トマーや樹脂、繊維、紙、無機物、合板、金属、粘接着
剤や各種樹脂などの発泡体と任意の組み合わせで積層し
、自動車鋼板上にセットし、熱処理施工(塗装焼付は炉
通過の工程時)することができたり、シート状態もしく
は成形物状態、かつ架橋、非架橋、発泡、非発泡任意の
形態で木質合板などの床材、カーペット、マット、人工
芝の中間層や裏面に施工することもできる。
e、実施例 次に、実施例および比較例を示して本発明をさらに具体
的に説明する。
なお、実施例、比較例において比重は浮力法により測定
した。混練加工性は、ロール、パンバリ、ニーダ−1押
出機混練時のコンパウンドのまとまり性およびシーテイ
ング性により評価し、まとまり性およびシーテイング良
好組成物は[○]、やや良好は[Δ]、不良は[×]と
した。tanδ(損失正接)は、動的粘弾性測定装置(
ゴムタイプは東洋ボールドウィン製レオパイブロンを、
粘性タイプはポリマーラボラドリース製PL−DMTA
を使用)を用い、100 Hzの周波数域で一100〜
100℃の雰囲気温度下にピーク温度とピーク値を測定
した。評価は一50〜80℃のなかにピークを有し、か
つピーク値が0.5以上の組成物を[良:O]と判定、
これより外れる組成物を[不良:×]と判定した。
制振性は、JIS  M329−83 5・10防振性
に準拠した。
すなわち、200X20mmの試験板の上に、170X
20a+mの試料シート村)の縦方向、横方向をそれぞ
れ合わせ、鋼板からなる試験板の一端より301111
1あけて乗せて焼付けた後、室温まで放冷したものを試
験片とする。
村)試料シートは、1゜5mn+厚アスファルト制振材
/ 1 am厚本発明組成物/2ma+厚樹脂系シート
(日本合成ゴム製、特開昭62−288647に準拠)
の積層シートとし、08mm鋼板に貼合わせ焼付けた。
次に試料を焼付けていない方の試験板の端を試験器にし
っかり固定する。電磁加振器に130〜140 fiz
の電流を流して板を共振させ、次の振幅が最大となると
きの周波数を測定する。次にその両側で振幅が1/7N
になる点の周波数を測定する。次の式により防振係数を
算出する。
ここに   d:防振係数 fo:共振点の周波数Hz fl、f2:共振点の両側で振幅が共通点のピーク値の
1/V7となる 周波数Hgf2>fl (評価)発泡形態をとらないものを対象とした。
0:d=0.4以上 Δ:d=0.4〜0.3 X:d=0.3未満 吸音特性αは、JIS  A1405垂直入射吸音率測
定方法に準拠した。
吸音率の算出 a−1−I r/I iw (I i−I r) /I
 i■i:入射する音の強さ ■r:反射する音の強さ (評価)発泡体を対象とした。
1000Hzの場合 0:d=0.3以上 Δ:d−0.2〜0.29 X:d=0.2未満 実施例1.2.3 イオウ架橋、遮音スポンジの実施例であり、(A)成分
のハロゲン化ブチル(1066、日本合成ゴム■製)、
3.4−結合IR(TY207、日本合成ゴム■製)、
高ST  SBR(T162、日本合成ゴム■製)、(
B)成分のR8830(1,2−ポリブタジエン、日本
合成ゴム■製)、TR2900(スチレン−ブタジェン
ブロック共重合体、日本合成ゴム■製)、(C)成分の
オ・イル、アスファルト、(D)成分のクリアロン、ア
ルコン、(E)成分の重炭、カーボンブラックおよびそ
の他配合剤を表−1に示す配合割合で32加圧ニーダ−
により混練し、10インチテテストロール機により厚さ
1.5+amにシーテイングを行なった。シートは15
0または160℃で30分熱空気下に架橋発泡させた。
そのテスト結果を表−1に示した。
実施例4 過酸化物架橋制振シート配合の実施例であり、(A)成
分として3,4−結合IR,(B)成分としてEVA 
 UE63B (エチレン−酢ビ共重合体、東ソー■製
)を用いた系である。表−1に示す配合割合で実施例1
と同様に加工シートを得た。シートを重ね熱プレス(1
2關厚モールド使用)にて160℃15分架橋を行なっ
た。架橋物試料は所定の形状にスライス切断し、評価に
供した。そのテスト結果を表−1に示す。
実施例5.6.8 イオウ架橋(加硫)制振シート配合の実施例であり、(
A)成分、(B)成分を単独もしくは複合して用いた系
で、発泡剤を除いた以外は実施例1と同様に混練し、実
施例4と同様に架橋(架橋温度は150または160℃
とした)を行ない試料を作製した。そのテスト結果を表
−1に示す。
実施例7 非架橋非発泡型粘性制振シート配合の実施例である(A
)成分3,4−結合IR1(B)成分子R2900、(
C)成分アロマオイル、(D)成分アルコンP125、
(E)成分カーボンブラックを予め予備混合しておき、
40mm2軸押出機(Tダイ)を通してll1lI11
厚にシート化した。このシートは、アスファルト系制振
シート(1,5mm厚)、剛質樹脂製シート(211℃
1m厚)と積層し、銅板(0,8ma+厚)に貼合わせ
て制振測定に、また他の評価はシートを所定の形状に熱
プレスなどで調整し供した。テスト結果を表−1に示し
た。
比較例1〜8 比較例は本特許請求範囲外の組成物である。
比較例1.6.8は実施例1と、比較例2.5.7は実
施例7と、比較例3.4は実施例4と同様に加工し評価
試料を得た。そのテスト結果を表−1に示す。
表−1より、実施例は混練加工性、tanδ(損失正接
)のピーク温度およびピーク値、制振性、吸音性のいず
れも満足している優れた組成物であるのに対し、比較例
はいずれかの評価で欠点を有し満足できるものではない
なお、上記実施例、比較例に使用した各(A)成分およ
び(B)成分のtanδの値は次のとおりであった。
10発明の効果 本発明の組成物は、実用温度領域(−50〜80℃)に
おいて外部より加えられたエネルギーを吸収する能力に
優れ、架橋、非架橋、発泡、非発泡の形態を問わず、良
好な制振、遮音、吸音、防音、断熱特性を有し、自動車
内装材、建材(床裏打ち、壁、天井材など)、家電、O
A機器内装材など広範な用途に亘って有用でき、産業上
の利用価値は極めて大きい。
特許出願人  日本合成ゴム株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)100Hzのtanδ(損失正接)ピーク
    温度域が−50〜80℃の範囲にあり、そのピーク値が
    0.5以上を有する少なくとも一種の(B)を除くゴム
    状重合体5〜95重量%、(B)1,2−ポリブタジエ
    ン、ビニル芳香族化合物と共役ジオレフィンとのブロッ
    ク共重合体およびエチレン酢酸ビニル共重合体の中から
    選ばれた少なくとも一種95〜5重量%とからなること
    を特徴とする制振、遮音材用組成物。
  2. (2)(A)と(B)とからなる請求項(1)の制振、
    遮音材用組成物100重量部に対して 軟化剤(C)1〜300重量部 粘着剤(D)1〜300重量部 無機充填剤(E)1〜500重量部 を配合してなることを特徴とする制振、遮音材用組成物
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