JP3047473B2 - 制振遮音材用組成物 - Google Patents
制振遮音材用組成物Info
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- JP3047473B2 JP3047473B2 JP2414376A JP41437690A JP3047473B2 JP 3047473 B2 JP3047473 B2 JP 3047473B2 JP 2414376 A JP2414376 A JP 2414376A JP 41437690 A JP41437690 A JP 41437690A JP 3047473 B2 JP3047473 B2 JP 3047473B2
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- Japan
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- parts
- component
- vibration damping
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、実用温度領域（−４０
〜８０℃）において優れた制振性を有する、制振、遮音
材用粘着性組成物に関する。
〜８０℃）において優れた制振性を有する、制振、遮音
材用粘着性組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、自動車においては、エンジンま
たは走行路面より伝達される振動、騒音を吸収してこれ
を緩和抑制するための制振材料が、車体の床部などに施
工されている。かかる制振材料としては、例えばアスフ
ァルトなどの瀝青物にアスベスト、タルクなどの無機充
填剤を加えたシートや加熱により硬化する樹脂拘束シー
トなどがあり、これらのシートは粘着剤を介して貼り合
わせて使用されるとが多い。この粘着剤は、最近の自動
車の軽量化に伴ない、軽量で粘着力があり、かつシート
間から洩れないものであること、さらには粘着剤自体に
も制振性があることが必要であるが、従来これらの性能
をすべて満たす粘着剤はなかった。
たは走行路面より伝達される振動、騒音を吸収してこれ
を緩和抑制するための制振材料が、車体の床部などに施
工されている。かかる制振材料としては、例えばアスフ
ァルトなどの瀝青物にアスベスト、タルクなどの無機充
填剤を加えたシートや加熱により硬化する樹脂拘束シー
トなどがあり、これらのシートは粘着剤を介して貼り合
わせて使用されるとが多い。この粘着剤は、最近の自動
車の軽量化に伴ない、軽量で粘着力があり、かつシート
間から洩れないものであること、さらには粘着剤自体に
も制振性があることが必要であるが、従来これらの性能
をすべて満たす粘着剤はなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記課題を解
決し、軽量で粘着力を有し、シート間からの洩れもな
く、それ自体にも制振性を有する粘着剤に好適な制振遮
音材用組成物を提供するものである。
決し、軽量で粘着力を有し、シート間からの洩れもな
く、それ自体にも制振性を有する粘着剤に好適な制振遮
音材用組成物を提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、（Ａ）天然ゴ
ム、合成ゴムおよび熱可塑性エラストマーからなる群よ
り選ばれた少なくとも１種１００重量部、（Ｂ）中空無
機質充填剤１〜５００重量部、（Ｃ）粘着剤１〜１００
０重量部、ならびに（Ｄ）軟化剤５０〜１０００重量部
を配合してなり、非架橋であることを特徴とする制振遮
音材用組成物を提供するものである。
ム、合成ゴムおよび熱可塑性エラストマーからなる群よ
り選ばれた少なくとも１種１００重量部、（Ｂ）中空無
機質充填剤１〜５００重量部、（Ｃ）粘着剤１〜１００
０重量部、ならびに（Ｄ）軟化剤５０〜１０００重量部
を配合してなり、非架橋であることを特徴とする制振遮
音材用組成物を提供するものである。
【０００５】（Ａ）成分として用いられる合成ゴムとし
ては、スチレンーブタジエンゴム（ＳＢＲ）、ポリイソ
プレンイソブチレンゴム（ＩＩＲ）、ハロゲン化ブチル
ゴム、ポリイソプレンゴム（ＩＲ）、エチレン−プロピ
レンゴム（ＥＰＴ、ＥＰＤＭ）、アクリロニトリル−ブ
タジエンゴム（ＮＢＲ）、ブタジエンゴム（ＢＲ）、ク
ロロプレンゴム（ＣＲ）、ポリイソブチレン、ノルボル
ネンゴムなどを、熱可塑性エラストマーとしては、スチ
レン−ブタジエンブロック共重合体（ＳＢＳ）、スチレ
ン−イソプレンブロック共重合体（ＳＩＳ）などのスチ
レン系熱可塑性エラストマーなどを挙げることができ
る。（Ａ）成分のうちでは、ＳＢＳ、ＳＩＳ、ＩＩＲ、
ハロゲン化ブチルゴム、ＥＰＴ、ＥＰＤＭ、ポリイソブ
チレンなどが好ましい。本発明の（Ｂ）成分の例として
は、シリカバルーン、シラスバルーン、ガラスバルー
ン、フライアッシュバルーンなどの中空無機質充填剤を
挙げることができる。これらの中空無機質充填剤のう
ち、シリカバルーン、シラスバルーン、ガラスバルー
ン、フライアィシュバルーンなどのＳｉＯ2、Ａｌ2 Ｏ
3 系の中空無機質充填剤が（Ａ）成分の補強効果が高
く、好ましい。
ては、スチレンーブタジエンゴム（ＳＢＲ）、ポリイソ
プレンイソブチレンゴム（ＩＩＲ）、ハロゲン化ブチル
ゴム、ポリイソプレンゴム（ＩＲ）、エチレン−プロピ
レンゴム（ＥＰＴ、ＥＰＤＭ）、アクリロニトリル−ブ
タジエンゴム（ＮＢＲ）、ブタジエンゴム（ＢＲ）、ク
ロロプレンゴム（ＣＲ）、ポリイソブチレン、ノルボル
ネンゴムなどを、熱可塑性エラストマーとしては、スチ
レン−ブタジエンブロック共重合体（ＳＢＳ）、スチレ
ン−イソプレンブロック共重合体（ＳＩＳ）などのスチ
レン系熱可塑性エラストマーなどを挙げることができ
る。（Ａ）成分のうちでは、ＳＢＳ、ＳＩＳ、ＩＩＲ、
ハロゲン化ブチルゴム、ＥＰＴ、ＥＰＤＭ、ポリイソブ
チレンなどが好ましい。本発明の（Ｂ）成分の例として
は、シリカバルーン、シラスバルーン、ガラスバルー
ン、フライアッシュバルーンなどの中空無機質充填剤を
挙げることができる。これらの中空無機質充填剤のう
ち、シリカバルーン、シラスバルーン、ガラスバルー
ン、フライアィシュバルーンなどのＳｉＯ2、Ａｌ2 Ｏ
3 系の中空無機質充填剤が（Ａ）成分の補強効果が高
く、好ましい。
【０００６】（Ｂ）成分の平均粒径は、加工性の点から
５００μｍ以下であることが好ましい。（Ｂ）成分の配
合量は、（Ａ）成分１００重量部に対して１〜５００重
量部であり、好ましくは４０〜２００重量部、さらに好
ましくは５０〜１５０重量部である。１重量部未満の場
合、軽量化の効果が得られず、また垂れを発生する。５
００重量部を超えると、十分な粘着性が得られない。
５００μｍ以下であることが好ましい。（Ｂ）成分の配
合量は、（Ａ）成分１００重量部に対して１〜５００重
量部であり、好ましくは４０〜２００重量部、さらに好
ましくは５０〜１５０重量部である。１重量部未満の場
合、軽量化の効果が得られず、また垂れを発生する。５
００重量部を超えると、十分な粘着性が得られない。
【０００７】（Ｃ）成分の粘着剤としては、ロジン系樹
脂、テルペン系樹脂、テルペン変性系樹脂、脂肪族・芳
香族系石油樹脂、クマロンインデン系樹脂、およびこれ
らの水素添加物などを挙げることができる。これらのう
ち、６０℃以上の軟化点を有するものが特に好ましい。
（Ｃ）成分の粘着剤の配合量は、（Ａ）成分１００重量
部に対して１〜１０００重量部、好ましくは２０〜５０
０重量部、さらに好ましくは５０〜２００重量部であ
る。混練り加工性の効果を十分得るためには、１重量部
以上必要である。１０００重量部を超えると粘着性が著
しくなり、加工作業性や後工程作業性が損なわれ、好ま
しくない。
脂、テルペン系樹脂、テルペン変性系樹脂、脂肪族・芳
香族系石油樹脂、クマロンインデン系樹脂、およびこれ
らの水素添加物などを挙げることができる。これらのう
ち、６０℃以上の軟化点を有するものが特に好ましい。
（Ｃ）成分の粘着剤の配合量は、（Ａ）成分１００重量
部に対して１〜１０００重量部、好ましくは２０〜５０
０重量部、さらに好ましくは５０〜２００重量部であ
る。混練り加工性の効果を十分得るためには、１重量部
以上必要である。１０００重量部を超えると粘着性が著
しくなり、加工作業性や後工程作業性が損なわれ、好ま
しくない。
【０００８】（Ｄ）成分の軟化剤としては、例えばナフ
テニックオイル、アロマティックオイル、パラフィニッ
クオイルなどのプロセス油、潤滑油、パラフィン、流動
パラフィン、石油アスファルト、ワセリンなどの石油系
軟化剤、コールタール、コールタールピッチなどのコー
ルタール系軟化剤、ヒマシ油、アマニ油、ナタネ油、ヤ
シ油などの脂肪油系軟化剤、トール油、サブ油、また、
密ロウ、カルナウバロウ、ラノリンなどのロウ類、リシ
ノール酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ステアリン酸
バリウム、ステアリン酸カルシウム、ラノリン酸亜鉛な
どの脂肪酸および脂肪酸塩、液状石油樹脂などの合成高
分子物質などが挙げられる。これらのうち、特に好まし
いものはプロセス油、石油アスファルトなどである。
テニックオイル、アロマティックオイル、パラフィニッ
クオイルなどのプロセス油、潤滑油、パラフィン、流動
パラフィン、石油アスファルト、ワセリンなどの石油系
軟化剤、コールタール、コールタールピッチなどのコー
ルタール系軟化剤、ヒマシ油、アマニ油、ナタネ油、ヤ
シ油などの脂肪油系軟化剤、トール油、サブ油、また、
密ロウ、カルナウバロウ、ラノリンなどのロウ類、リシ
ノール酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ステアリン酸
バリウム、ステアリン酸カルシウム、ラノリン酸亜鉛な
どの脂肪酸および脂肪酸塩、液状石油樹脂などの合成高
分子物質などが挙げられる。これらのうち、特に好まし
いものはプロセス油、石油アスファルトなどである。
【０００９】（Ｄ）成分の軟化剤の配合量は、（Ａ）成
分１００重量部に対して５０〜１０００重量部、好まし
くは５０〜７００重量部、さらに好ましくは５０〜１５
０重量部、特に好ましくは５０〜１００重量部である。
混練り加工性の効果を十分得るためには、５０重量部以
上必要である。１０００重量部を超えると制振、遮音性
の低下とともに組成物の粘度が著しく低下し、加工作業
に支障をきたし、好ましくない。
分１００重量部に対して５０〜１０００重量部、好まし
くは５０〜７００重量部、さらに好ましくは５０〜１５
０重量部、特に好ましくは５０〜１００重量部である。
混練り加工性の効果を十分得るためには、５０重量部以
上必要である。１０００重量部を超えると制振、遮音性
の低下とともに組成物の粘度が著しく低下し、加工作業
に支障をきたし、好ましくない。
【００１０】さらに、本発明の組成物には、上記物質以
外に必要に応じて、炭酸カルシウム、タルク、クレー、
シリカ、マイカ、カーボンブラックなどの（Ｂ）成分以
外の無機充填剤、さらに酸化防止剤、紫外線吸収剤など
の安定剤を添加してもよい。また、本発明の組成物に
は、各種性能を所定のレベルより低下させない限りにお
いて、加硫剤や発泡剤を添加してもよい。
外に必要に応じて、炭酸カルシウム、タルク、クレー、
シリカ、マイカ、カーボンブラックなどの（Ｂ）成分以
外の無機充填剤、さらに酸化防止剤、紫外線吸収剤など
の安定剤を添加してもよい。また、本発明の組成物に
は、各種性能を所定のレベルより低下させない限りにお
いて、加硫剤や発泡剤を添加してもよい。
【００１１】また、本発明の組成物は、１０Ｈｚのｔａ
ｎδ（損失正接）のピーク温度が−５０〜８０℃、好ま
しくは０〜７０℃、さらに好ましくは１０〜６０℃の範
囲にあり、かつそのピーク値が通常１．０以上、好まし
くは１．５以上、さらに好ましくは３以上である。
ｎδ（損失正接）のピーク温度が−５０〜８０℃、好ま
しくは０〜７０℃、さらに好ましくは１０〜６０℃の範
囲にあり、かつそのピーク値が通常１．０以上、好まし
くは１．５以上、さらに好ましくは３以上である。
【００１２】本発明の組成物は実質的に非架橋であり、
２０℃の環境温度下でのＰＳＴＣ＃６ローリングボール
タック試験のボールの転がり距離が、好ましくは２０ｃ
ｍ以内、さらに好ましくは１５ｃｍ以内、特に好ましく
は１０ｃｍ以内である。このボール転がり距離が２０ｃ
ｍを超えると、例えば瀝青物シートと樹脂拘束材シート
との貼付に用いた場合に剥れが生じやすくなる。また、
本発明の組成物の比重は、軽量化の効果を得るためには
１．２以下が好ましく、特に好ましくは１．０以下であ
る。
２０℃の環境温度下でのＰＳＴＣ＃６ローリングボール
タック試験のボールの転がり距離が、好ましくは２０ｃ
ｍ以内、さらに好ましくは１５ｃｍ以内、特に好ましく
は１０ｃｍ以内である。このボール転がり距離が２０ｃ
ｍを超えると、例えば瀝青物シートと樹脂拘束材シート
との貼付に用いた場合に剥れが生じやすくなる。また、
本発明の組成物の比重は、軽量化の効果を得るためには
１．２以下が好ましく、特に好ましくは１．０以下であ
る。
【００１３】本発明の組成物により好適に貼付されるシ
ートとしては、瀝青物からなるシートや特開昭６２−２
８８６４７号公報に記載される樹脂拘束材シートなどが
挙げられる。瀝青物としては、石油アスファルトにタル
ク、クレー、炭酸カルシウム、灰分、繊維質などを配合
したものを挙げることができる。
ートとしては、瀝青物からなるシートや特開昭６２−２
８８６４７号公報に記載される樹脂拘束材シートなどが
挙げられる。瀝青物としては、石油アスファルトにタル
ク、クレー、炭酸カルシウム、灰分、繊維質などを配合
したものを挙げることができる。
【００１４】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、実施例によって本発明の範囲が制限されるもの
ではない。なお、実施例、比較例において、ｔａｎδ
（損失正接）は、動的粘弾性測定装置（ＰＬ−ＤＭＴ
Ａ、ポリマーラボラトリース製）を用い、１０Ｈｚの周
波数域で−１００〜１００℃の雰囲気温度下にピーク温
度とピーク値を測定した。評価は−５０〜８０℃のなか
にピークを有し、かつピーク値が１．０以上の組成物を
［量：○］と判定、これより外れる組成物を［不良：
×］と判定した。制振性は、ＪＩＳ Ｍ３２９−８３
５・１０防振性に準拠した。すなわち、２００×２０ｍ
ｍの試験板の上に、１７０×２０ｍｍの試料シートの縦
方向、横方向をそれぞれ合わせ、鋼板からなる試験板の
一端より３０ｍｍあけて乗せて焼付けた後、室温まで放
冷したものを試験片とする。
するが、実施例によって本発明の範囲が制限されるもの
ではない。なお、実施例、比較例において、ｔａｎδ
（損失正接）は、動的粘弾性測定装置（ＰＬ−ＤＭＴ
Ａ、ポリマーラボラトリース製）を用い、１０Ｈｚの周
波数域で−１００〜１００℃の雰囲気温度下にピーク温
度とピーク値を測定した。評価は−５０〜８０℃のなか
にピークを有し、かつピーク値が１．０以上の組成物を
［量：○］と判定、これより外れる組成物を［不良：
×］と判定した。制振性は、ＪＩＳ Ｍ３２９−８３
５・１０防振性に準拠した。すなわち、２００×２０ｍ
ｍの試験板の上に、１７０×２０ｍｍの試料シートの縦
方向、横方向をそれぞれ合わせ、鋼板からなる試験板の
一端より３０ｍｍあけて乗せて焼付けた後、室温まで放
冷したものを試験片とする。
【００１５】試料シートは、１．５ｍｍ厚アスファルト
制振材／０．５ｍｍ厚本発明組成物／２ｍｍ厚樹脂系シ
ート（日本合成ゴム製、特開昭６２−２８８６４７に準
拠）の積層シートとし、０．８ｍｍ鋼板に貼り合わせ焼
付けた。次に、試料を焼付けていない方の試験板の端を
試験器にしっかり固定し、恒温槽にて４０℃に保つ。電
磁加振器に１３０〜１４０Ｈｚの電流を流して板を共振
させ、次の振幅が最大となるときの周波数を測定する。
次に、その両側で振幅が１／ルート２になる点の周波数
を測定する。次の式により防振係数を算出する。 ｄ＝（ｆ2 −ｆ1 ）／ｆ0 ここに、ｄ：防振係数、ｆ0 ：共振点の周波数Ｈｚ、ｆ
1 、ｆ2 ：共振点の両側で振幅が共振点のピーク値の１
／ルート２となる周波数Ｈｚ、ｆ2 ＞ｆ1 。評価は、
○：ｄ＝０．４以上、△：ｄ＝０．４〜０．３、×：ｄ
＝０．３未満。
制振材／０．５ｍｍ厚本発明組成物／２ｍｍ厚樹脂系シ
ート（日本合成ゴム製、特開昭６２−２８８６４７に準
拠）の積層シートとし、０．８ｍｍ鋼板に貼り合わせ焼
付けた。次に、試料を焼付けていない方の試験板の端を
試験器にしっかり固定し、恒温槽にて４０℃に保つ。電
磁加振器に１３０〜１４０Ｈｚの電流を流して板を共振
させ、次の振幅が最大となるときの周波数を測定する。
次に、その両側で振幅が１／ルート２になる点の周波数
を測定する。次の式により防振係数を算出する。 ｄ＝（ｆ2 −ｆ1 ）／ｆ0 ここに、ｄ：防振係数、ｆ0 ：共振点の周波数Ｈｚ、ｆ
1 、ｆ2 ：共振点の両側で振幅が共振点のピーク値の１
／ルート２となる周波数Ｈｚ、ｆ2 ＞ｆ1 。評価は、
○：ｄ＝０．４以上、△：ｄ＝０．４〜０．３、×：ｄ
＝０．３未満。
【００１６】粘着性は、２０℃の環境温度下でＰＳＴＣ
＃６ローリングボールタックに準拠し、ボールの転がり
距離を測定した。測定値は各サンプル数５個の平均値で
ある。判定は、２０ｃｍ以内＝○、２０ｃｍを超える場
合＝×。比重は、ＪＩＳ Ｋ−７１１２の水中置換法に
て測定する。判定は、１．０以下＝◎、１．０〜１．２
＝○、１．２を超える物＝×。垂れは、５０×５０×５
０ｍｍの試験片を垂直な鋼板に貼り付け、２００℃のオ
ーブンに３０分間投入する。放冷後、最初に試験片を貼
った最下端から垂れた分の長さを読みとる。判定は、１
０ｍｍ以内＝◎、５０ｍｍ以内＝○、５０ｍｍを超える
物＝×。
＃６ローリングボールタックに準拠し、ボールの転がり
距離を測定した。測定値は各サンプル数５個の平均値で
ある。判定は、２０ｃｍ以内＝○、２０ｃｍを超える場
合＝×。比重は、ＪＩＳ Ｋ−７１１２の水中置換法に
て測定する。判定は、１．０以下＝◎、１．０〜１．２
＝○、１．２を超える物＝×。垂れは、５０×５０×５
０ｍｍの試験片を垂直な鋼板に貼り付け、２００℃のオ
ーブンに３０分間投入する。放冷後、最初に試験片を貼
った最下端から垂れた分の長さを読みとる。判定は、１
０ｍｍ以内＝◎、５０ｍｍ以内＝○、５０ｍｍを超える
物＝×。
【００１７】実施例１および２（Ａ）成分としてＳＢＳ
（ＴＲ２９００、日本合成ゴム社製）を、（Ｂ）成分と
してシラスバルーン（ＭＳＢ−３０２、イヂチ化成社
製）を、（Ｃ）成分として石油樹脂（エスコレッツ５３
２０）を、（Ｄ）成分のパラフィン系オイル（エッソプ
ロセスオイル８１５）およびその他の配合剤を、表１、
表２に示す配合割合で５リットルプラネタリーミキサー
により混練し、組成物とした後、プレス機により所定厚
さに調整しサンプルを得た。そのテスト結果を表１、表
２に示した。
（ＴＲ２９００、日本合成ゴム社製）を、（Ｂ）成分と
してシラスバルーン（ＭＳＢ−３０２、イヂチ化成社
製）を、（Ｃ）成分として石油樹脂（エスコレッツ５３
２０）を、（Ｄ）成分のパラフィン系オイル（エッソプ
ロセスオイル８１５）およびその他の配合剤を、表１、
表２に示す配合割合で５リットルプラネタリーミキサー
により混練し、組成物とした後、プレス機により所定厚
さに調整しサンプルを得た。そのテスト結果を表１、表
２に示した。
【００１８】実施例３〜６ （Ａ）成分として実施例１と同様のＳＢＳ、ＩＩＲ（ブ
チル０６５、日本合成ゴム社製）、ＥＰ（ＥＰ１１、日
本合成ゴム社製）を、（Ｂ）成分としてシラスバルー
ン、ガラスバルーン（グラスバルブス、Ｂ３８／４００
０、住友スリーエム社製）を、（Ｃ）成分として石油樹
脂を、（Ｄ）成分としてパラフィン系オイルおよびその
他の配合剤を、表１、表２に示す配合割合で３リットル
加圧式ニーダーにより混練し、組成物とした後、プレス
機により所定厚さに調整しサンプルを得た。その結果を
表１、表２に示した。
チル０６５、日本合成ゴム社製）、ＥＰ（ＥＰ１１、日
本合成ゴム社製）を、（Ｂ）成分としてシラスバルー
ン、ガラスバルーン（グラスバルブス、Ｂ３８／４００
０、住友スリーエム社製）を、（Ｃ）成分として石油樹
脂を、（Ｄ）成分としてパラフィン系オイルおよびその
他の配合剤を、表１、表２に示す配合割合で３リットル
加圧式ニーダーにより混練し、組成物とした後、プレス
機により所定厚さに調整しサンプルを得た。その結果を
表１、表２に示した。
【００１９】比較例１〜５ 各成分の量を表１、表２のとおり変化させた以外は、実
施例１と同様にしてサンプルを得た。テスト結果を表
１、表２に示す。 比較例１は、（Ｂ）成分の使用量が本特許請求の範囲未
満のものであり、防振係数および垂れにおいて欠点を有
している。 比較例２は、（Ｂ）成分の使用量が本特許請求の範囲を
超えるものであり、ｔａｎδ、防振係数、粘着性におい
て欠点を有している。 比較例３は、（Ｃ）成分の使用量が本特許請求の範囲を
超えるものであり、ｔａｎδ、防振係数に劣る。 比較例４は、（Ｄ）成分の使用量が本特許請求の範囲を
超えるものであり、垂れに欠点を有している。 比較例５は、（Ｂ）成分が本特許請求以外の物であり、
ｔａｎδ、防振係数、比重、垂れにおいて劣っている。 以上、表１および表２により、実施例はｔａｎδ、防振
係数、粘着性、比重、垂れのいずれも満足し、優れた物
性を有する組成物であるのに対し、比較例はいずれかの
評価で欠点を有し、満足できるものではないことがわか
る。
施例１と同様にしてサンプルを得た。テスト結果を表
１、表２に示す。 比較例１は、（Ｂ）成分の使用量が本特許請求の範囲未
満のものであり、防振係数および垂れにおいて欠点を有
している。 比較例２は、（Ｂ）成分の使用量が本特許請求の範囲を
超えるものであり、ｔａｎδ、防振係数、粘着性におい
て欠点を有している。 比較例３は、（Ｃ）成分の使用量が本特許請求の範囲を
超えるものであり、ｔａｎδ、防振係数に劣る。 比較例４は、（Ｄ）成分の使用量が本特許請求の範囲を
超えるものであり、垂れに欠点を有している。 比較例５は、（Ｂ）成分が本特許請求以外の物であり、
ｔａｎδ、防振係数、比重、垂れにおいて劣っている。 以上、表１および表２により、実施例はｔａｎδ、防振
係数、粘着性、比重、垂れのいずれも満足し、優れた物
性を有する組成物であるのに対し、比較例はいずれかの
評価で欠点を有し、満足できるものではないことがわか
る。
【００２０】
【００２１】
【００２２】
【発明の効果】本発明の組成物は非膨張性中空無機質充
填剤を用いることにより、実用温度領域において高い制
振性能を保ったまま、粘着力が強く、垂れが少ないこと
により、瀝青物系シートと樹脂拘束シート間に施工した
場合のシート剥れや、粘着性組成物のシート間よりの洩
れを防ぎ、また塗布型として用いた時の垂れもなく軽量
化が施され、自動車内装材、建材（床裏打ち、壁、天井
材など）、家電、ＯＡ機器内装材など広範な用途にわた
って有用でき、産業上の利用価値は極めて大きい。
填剤を用いることにより、実用温度領域において高い制
振性能を保ったまま、粘着力が強く、垂れが少ないこと
により、瀝青物系シートと樹脂拘束シート間に施工した
場合のシート剥れや、粘着性組成物のシート間よりの洩
れを防ぎ、また塗布型として用いた時の垂れもなく軽量
化が施され、自動車内装材、建材（床裏打ち、壁、天井
材など）、家電、ＯＡ機器内装材など広範な用途にわた
って有用でき、産業上の利用価値は極めて大きい。
【００２３】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮地 巧 東京都中央区築地２丁目11番24号日本合 成ゴム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−115653（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−156051（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−27418（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−112438（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−146564（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) C08L 21/00 C08K 7/24 C08L 101/16 C09J 121/00 F16F 15/02
Claims (1)
- 【請求項１】 （Ａ）天然ゴム、合成ゴムおよび熱可塑
性エラストマーからなる群より選ばれた少なくとも１種
１００重量部、（Ｂ）中空無機質充填剤１〜５００重量
部、（Ｃ）粘着剤１〜１０００重量部、ならびに（Ｄ）
軟化剤５０〜１０００重量部を配合してなり、非架橋で
あることを特徴とする制振遮音材用組成物。
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|---|---|---|---|
| JP2414376A JP3047473B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 制振遮音材用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2414376A JP3047473B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 制振遮音材用組成物 |
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ID=18522863
Family Applications (1)
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| JP2414376A Expired - Lifetime JP3047473B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 制振遮音材用組成物 |
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-
1990
- 1990-12-26 JP JP2414376A patent/JP3047473B2/ja not_active Expired - Lifetime
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