JPH02209111A - 浴槽水浄化装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は浴槽水浄化装置に関する。

〈従来技術とその課題〉 この種浴槽水浄化装置として、従来、例えば実開昭６２
−２４９１４号公報記載の装置が提供されている。この
装置は浄化用循環路の途中に反転できる濾過器を備える
ことにより、浴槽水を同方向に循環させて、該浴槽水の
浄化と前記濾過器の逆洗ができるようにしたものである
。が、この様な装置では、前記濾過器自体がこし網とい
った程度の簡単なものに限られ、十分な浴槽水の浄化は
できない欠点がある。

一方、浴槽水を浄化用循環路に対して正、逆方向に循環
させることにより、浴槽水の浄化と、濾過器等の逆洗を
行う装置も提供されているが、この様な装置には種々問
題があった。すなわち、濾過器の効率を維持するため、
又特に循環ポンプ自体に毛やゴミが付くのを防止するた
め、通常集毛器が循環ポンプの手前に設けられることに
なるが、この集毛器を逆洗するのに浴槽水を逆循環させ
ると、前記循環ポンプや弁に毛が付着し、循環ボンプや
弁の故障を早める結果となったり、また濾過器に毛が付
着する問題があった。またこのような事態を防ぐには、
前記集毛器を最低２つ以上膜けなくてはならなかった。

また、何れにせよ、浴槽水で逆洗する限り、集毛器や濾
過器の洗浄は不十分であり、付着物が経時的に増し、結
局のところ人力によるメンテナンスが必要となる。

そこで本発明は、上記従来の欠点を解消し、メンテナン
スをほとんど必要とすることなく、自動で、しかも確実
且つ十分に濾過器、集毛器の洗浄が行える浴槽水浄化装
置の提供を目的とする。

〈課題を解決するための手段〉 本発明の浴槽水浄化装置は、浴槽から集毛器とそれに続
く濾過器を経て浴槽へ戻る浴槽水浄化循環路を備えた浴
槽水浄化装置であって、上水道等からの清浄水を前記浴
槽水浄化循環路へ導入する手段を設け、導入された清浄
水が、浴槽水浄化時とは逆方向に、前記濾過器と集毛器
を直列若しくは並列に通過した後前記浴槽水浄化循環路
外へ排出されるよう構成したことを第１の特徴としてい
る。

また本発明の浴槽水浄化装置は、上記第１の特徴におい
て、清浄水が濾過器と集毛器を直列に通過するよう構成
すると共に、清浄水の導入開始からしばらくの間は、前
記濾過器と集毛器の何れか一方だけを通過して浴槽水浄
化循環路外へ排出されるよう構成したことを第２の特徴
としている。

〈作用〉 上記第１の特徴によれば、清浄水導入手段からの清浄水
が濾過器、集毛器を、浴槽水浄化時とは逆方向に通過し
た後、循環路外へ排出される。よって清浄水により濾過
器、集毛器の残渣が除去され、再使用に適した清浄な濾
過器、集毛器が再生される。前記導入された清浄水は濾
過器を通ってさらに集毛器を通るように直列に通過させ
てもよいし、また導入された清浄水が並列に配置された
濾過器と集毛器をそれぞれ別々に通って排出されるよう
にしてもよい。

また上記第２の特徴によれば、導入された清浄水は、そ
の導入開始からしばらくの間は、直列に配された濾過器
と集毛器のうち何れか一方だけを通って排出され、しか
る後両方を通過して排出される。このようにタイムラグ
を設けることにより、洗浄水が先に通過する一方がまず
洗浄され、その汚水が他方へ行くことなく排出される。

そして通過水が奇麗になった時点で他方へも水が通され
る。よって洗浄水が後に通過する側も汚されることなく
、十分に洗浄される。

〈実施例〉 第１図は本発明に係る浴槽水浄化装置の実施例を示す構
成図である。

浴槽１０に対して、浴槽水を浄化するため集毛器２０と
濾過器３０が設けられ、浴槽１０からの浴槽水が循環路
１を実線矢印で示す方向に、集毛器２０、濾過器３０を
通って浴槽１０へ循環され、浄化される。

Ｐ、は循環路１に設けられる濾過ポンプである。

前記集毛器２０は毛髪やその他の粗大ゴミ等が濾過ポン
プＰ、及び濾過器３０へ持ち越されて、機能を低下ない
し不能とするのを防止するために設けられるもので、濾
過器３０及び濾過ポンプＰｌより循環路１の上流側に設
けられている。浴槽１０からの浴槽水は集毛器２０の下
部から入って、網体等のフィルタ２１を下から上へ通過
する際に除毛される。

前記濾過器３０には例えば上部にセラミック濾材層３１
、下部に小径の玉シャリ層３２と大径の玉シャリ［３３
が充填されており、微細ゴミ、湯あか等までを確実に除
去する構成となっている。３４は入水口で、上向きシャ
ワー口となっている。また前記濾過層より下方には、三
方分岐点Ａを備えた濾過済み水の出口３５が設けられ、
別の位置には排出口３６が設けられている。

また前記濾過器３０から浴槽１０への循環路１には、薬
品槽４０及びその注入ポンプＰ３からなる薬品注入手段
や、熱交換器５０と昇温ボイラ５１と熱交換用ポンプＰ
４からなる加熱手段が設けられている。

符号６０は清浄水のシスタンで、該シスタン６０と逆洗
ポンプＰ２と電動弁■３で清浄水の導入手段を構成する
。前記シスタン６０にはフロート弁６１が設けられ、水
位が一定以下になると上水道等から清浄水が補給される
。シスタン６０からの清浄水は清浄水導入路２を通って
前記三方分岐点Ａから出口３５を経て濾過器３０内へ入
る。なお、符号■２、Ｖ２、Ｖ、、Ｖ４．Ｖ、、■６は
電動弁である。

前記濾過ポンプＰ、に対してはバイパス路３が設けられ
、該バイパス路３からは第１の排出路４が分岐されてい
る。また前記集毛器２０から第２の排出路５が設けられ
ている。

今、浴槽水の循環浄化が行われる場合には弁Ｖ。

、ＶＺが開とされ、弁Ｖ３、Ｖい■１、■、が閉とされ
て、濾過ポンプ３４が駆動される。これにより、実線矢
符に示すように、浴槽水がまず弁■、を経て集毛器２０
に入り、除毛される。さらに集毛器２０から濾過ポンプ
Ｐ、を経て濾過器入水口３４から濾過器２０に入り、下
方へ通過する際に濾過される。そして出口３５から三方
分岐点Ａを弁■２側に流れ、浴槽１０に戻る。

次に濾過器３０及び集毛器２０の逆洗が行われる場合に
は、まず最初の弁Ｖ、、ＶいＶ６が閉とされ、弁Ｖ１、
Ｖい■、が開とされて、逆洗ポンプＰ２が駆動される。

これにより、破線矢符に示すように、シスタン６０から
の清浄水が弁Ｖ１、三方分岐点Ａ、出口３５を経て濾過
器３ｏの下部内へ送られ、さらに上方へ濾過１３３．３
２．３１を通過して、該濾過層３３．３２．３１の逆洗
を行う。そしてさらに入水口３４から三方分岐点Ｂを通
ってバイパス路３に入り、さらに三方分岐点Ｃを通って
第１の排出路４に入り、外部へ排出される。そしてしば
らくの間この状態が続けられた後、前記弁■、が閉とさ
れ、弁ｖ６が開とされる。これにより三方分岐点Ｂより
バイパス路３に入った水は、第１の排出路４側へ行かず
に、三方分岐点りから集毛器２ｏに入り、フィルタ２１
を上から下へ通過して、フィルタ２１の下側に付着して
いる毛等を落とし、−緒に第２の排出路５を通って排出
される。

上記のように、逆洗の開始からしばらくの間は、濾過器
３０を通過した水を集毛器２０側へ送ることなく排出す
るようにすることによって、初期における濾過器３０逆
洗通過水の汚れを集毛器２０へ持ち越さないようにする
ことができる。すなわち集毛器２０へは濾過器３０を通
った逆洗水が比較的清浄な状態となった時点で送られる
ので、集毛器２０の逆洗も良好となる。なお前記「しば
らくの間」については、タイマー等で一定時間としても
よいし、水量センサを設けて一定水量が通過するまでの
時間としてもよいし、また水の汚れ具合を検出するセン
サ等でスイッチングするようにしてもよい。

勿論、上記において、第１の排出路４及び弁■５を設け
ないことも可能である。この場合には、シスタン６０か
ら濾過器３０を通った逆洗水は最初から集毛器２０へ送
られて逆洗に利用されることになる。よって逆洗開始初
期の汚水が集毛器２０にそのまま持ち越されることにな
るが、それなりの逆洗効果はある。

また前記第１の排出路４は図面上、バイパス路３から分
岐させているが、集毛器２０と三方分岐点りとの間の循
環路１から分岐させてもよいし、三方分岐点Ｂと入水口
３４との間の循環路１から分岐させてもよい。後者の場
合は逆洗開始初期に濾過器３０を通過した汚水が弁ｖ４
にも送られることな（、外部へ排出されるので、弁ｖ４
の詰まりや故障の虞れも回避できる。

また上記実施例では、逆洗時、シスタン６０からの清浄
水は、濾過器３０を経て集毛器２０を経るという直列方
式になっているが、シスタン６０からの清浄水がます集
毛器２０を経た後濾過器３０を経るような直列方式とし
てもよい。この場合はシスタン６０からの清浄水がます
集毛器２０に入って、その上部から下部に通過して付着
物を洗い落とし、排出される。そしてしばらくその状態
が続けられた後、今度は集毛器２０を通った逆洗水が濾
過器３０へも送られ、濾過器３０を下方から上方へ通り
抜けて逆洗を行った後外部へ排出される。

また以上説明した例の場合には、逆洗時に洗浄水が濾過
器３０と集毛器２０を直列状態に通過する場合を述べた
が、シスタン６０からの清浄水が濾過器３０と集毛器２
０を並列に通過して逆洗が行われるようにしてもよい。

この場合にはシスタン６０からの洗浄水導入路２が途中
で分岐され、その一方は濾過器３００出口３５に接続さ
れ、清浄水が濾過器３０内を下から上へ逆洗した後外部
へ排出されるようにする、また他方は集毛器２０の上部
に接続され、集毛器２０内を上から下へ逆洗した後外部
へ排出されるようにする。このようにしても洗浄水によ
る集毛器２０と濾過器３０の逆洗を行うことができる。

なお以上の説明において、弁やポンプの作業経過に伴う
切り換えは自動的に行うように制御機構を組むが、手動
型でも可能である。

また逆洗を行う時期は、例えば浴槽水の浄化運転が停止
される毎に、自動的に行うようにしてもよいし、浴槽水
の浄化運転が長時間に亘って連続運転される場合には、
その運転中、一定間隔で逆洗を行うようにしてもよい。

く効果〉 本発明は以上の構成よりなり、請求項１の浴槽水浄化装
置によれば、浴槽水を逆循環させるようなことはせず、
洗浄水でもって濾過器と集毛器の両方を逆洗することが
できるので、濾過器、集毛器の洗浄再生が同時に、且つ
十分良好に行うことができる。よって濾過器や集毛器に
対するメンテナンスを必要とすることな（長期に亘って
連続使用することができる。

また請求項２の浴槽水浄化装置によれば、洗浄水が濾過
器と集毛器を直列に通過するようにすることにより、配
管構成が簡単であると共に、逆洗初期の間は先の器具を
逆洗した水が後続の器具へ送られることなく排出される
ので、前記濾過器や集毛器や濾過ポンプ等が逆洗時に２
次汚染されることなく、確実に再生せられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る浴槽水浄化装置の実施例を示す構
成図である。 １：循環路　　　　　　　２：清浄水導入路３：バイパ
ス路　　　　　１０：浴槽 ２０：集毛器　　　　　　　３０：濾過器Ｐ、：濾過ポ
ンプ Ｐ２：逆洗ポンプ ■、〜ｖ、：電動弁

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）、浴槽から集毛器とそれに続く濾過器を経て浴槽
   へ戻る浴槽水浄化循環路を備えた浴槽水浄化装置であっ
   て、上水道等からの清浄水を前記浴槽水浄化循環路へ導
   入する手段を設け、導入された清浄水が、浴槽水浄化時
   とは逆方向に、前記濾過器と集毛器を直列若しくは並列
   に通過した後前記浴槽水浄化循環路外へ排出されるよう
   構成したことを特徴とする浴槽水浄化装置。
2. （２）、清浄水が濾過器と集毛器を直列に通過するよう
   構成すると共に、清浄水の導入開始からしばらくの間は
   、前記濾過器と集毛器の何れか一方だけを通過して浴槽
   水浄化循環路外へ排出されるよう構成したことを特徴と
   する請求項１記載の浴槽水浄化装置。