JPH02208400A - 漂白剤組成物 - Google Patents

漂白剤組成物

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JPH02208400A
JPH02208400A JP1027956A JP2795689A JPH02208400A JP H02208400 A JPH02208400 A JP H02208400A JP 1027956 A JP1027956 A JP 1027956A JP 2795689 A JP2795689 A JP 2795689A JP H02208400 A JPH02208400 A JP H02208400A
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JP
Japan
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lipase
protease
activity
hlb
bleach
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JP1027956A
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English (en)
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Kazuto Nakamura
和人 中村
Tomoko Nasu
那須 智子
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、酵素としてリパーゼ及びプロテアーゼを含有
する漂白剤組成物に関する。更に詳しくは、漂白剤使用
時に水や湯に溶かした状態でリパーゼがプロテアーゼに
よって捕食される事によるリパーゼ活性の低下を抑制し
た漂白剤組成物に関する。
〔従来の技術〕
過炭酸ナトリウムや過硼酸ナトリウムに代表される過酸
化化合物は、次亜塩素酸塩に代表される塩素系漂白剤に
比べ、使用できる衣類の種類が多い事、色・柄物にも使
えること、及び塩素系特有のにおいが無いこと等の理由
から酸素系漂白剤の主剤として、衣類用漂白剤はもとよ
り、台所用漂白剤や業務用漂白剤等、幅広く用いられて
いる。
ところで、衣類や食器等に付着したじみや汚れは種々の
ものがあり、酸素系漂白剤による酸化漂白のみでは充分
に落しきれない多くの汚れがある事も事実である。この
ような汚れの代表として、蛋白質汚れや油脂汚れがある
。これらの汚れを効果的に落すものとして、酵素を配合
する事が効果的であり、酸素系漂白剤中に酵素を安定に
配合する技術も種々提案されている(例えば、特公昭6
1−16319号公報や特開昭59−129300号公
報等)。
しかし一般に酵素は漂白浴中では比較的安定であり、通
常の漂白処理時間程度ではあまり失活しないので、これ
らは漂白剤製品中での酵素の保存安定化を主目的とした
ものである。
一方、種々の汚れに対しては、単一の酵素より複数の、
しかも分解対象が異なる酵素を配合した方が種々の汚れ
iこ対して効果を発揮できるので有利である。しかしな
がら、目的が異なる複数の酵素として、例えばアミラー
ゼとセルラーゼを配合したような場合は問題はないが、
酵素としてプロテアーゼが配合された場合には、他の酵
素も蛋白質であるのでプロテアーゼに捕食されてしまい
、漂白浴中で急速にその酵素活性を失ってしまう。
洗剤や漂白剤用の酵素の開発の経緯をみると、まず洗剤
や漂白剤処理液と同じ弱アルカリ性で効力を発揮するア
ルカリプロテアーゼが開発され、最近になって、弱アル
カリ性でも効果を発揮するアルカリリパーゼが提案(例
えば、特開昭63−68697号公報等)されるように
なってきた。
確かにこれらの酵素を単独で弱アルカリ性の漂白剤組成
物中に添加すると目的の汚垢に対して良好な洗浄(漂白
)効果を示すが、両者を同時に漂白剤組成物中に添加す
るとリパーゼがプロテアーゼに捕食される為、油脂汚れ
に対して充分な効果を発揮する事が出来なかった。この
問題を解決するために、特開昭6 L−68697号公
報ではプロピレングリコールを用いる方法が開示されて
いる。
このプロピレングリコールを用いる方法は液体洗剤に対
するものであって、多量の過酸化物が存在する漂白剤水
溶液中では、そのような効果は顕著:ごは8忍められな
5)。又、プロピレングリコール液体の溶剤である為、
粉状の洗剤や漂白剤には造粒して添加する必要があり、
実効が認められるプロピレングリコール量を添加するに
は多量の造粒物を添加する必要がある等不経済な面もあ
る上に、経口保存下での安定性に対する問題点もあった
〔発明が解決しようとする問題点〕
従って、本発明は漂白剤浴中でのプロテアーゼによるリ
パーゼの活性低下を抑制し、蛋白質汚れ及び油脂汚れの
いずれに対しても良好な漂白洗浄力を有する漂白剤組成
物を提供することにある。
〔問題を解決する為の手段〕
本発明は、特定の物性値を有するノニオン界面活性剤を
同時に用いると、プロテアーゼによるリパーゼ活性の低
下が著しく改善されるという知見に基づいて完成された
ものである。
即ち、本発明は、 (A)過酸化水素付加物 (B)リパーゼ (C)プロテアーゼ (D) H L B値(親木基と親油基のバランス)が
8〜15のノニオン界面活性剤 を含むことを特徴とする固体状漂白剤組成物を提供する
事にある。本発明の漂白剤組成物は固体状、すなわち粉
状、粒状、頴粒状若しくはタブレット状等の何れの形態
であってもよい。
本発明で用いる成分(、A.)の過酸化水素付加物とし
ては水溶液中で過酸化水素を放出する物質ならば何れも
使用可能である。このような物質としては、過炭酸塩、
過硼酸塩、過燐酸塩等の過酸化物、硫酸ナトリウム、尿
素、クエン酸ナトリウム等の過酸化水素付加物、及び特
公昭63− 41842号公報に記載されているような
超酸化固体硼酸塩等がある。これらの過酸化水素付加物
の配合量は、特に規定されないが、有効な漂白効果を得
る為には、漂白剤中の有効酸素量が3%以上、好ましく
は5%以上存在する量を配合すべきである。もし、有効
酸素量がこの値以下の場合は、後述するような、過酸化
水素の漂白活性化剤を配合するか、もしくはその他の過
酸化物(例えばモノ過硫酸カリウム等)を併用するべき
である。過酸化水素付加物は、公知の方法で造粒したも
のを用いるのが好ましく、平均粒径約500μm程度に
造粒するのが好ましい。
成分(B)のリパーゼとしては、いかなるリパーゼを用
いることもできるが、特にpH9におけるリパーゼ活性
がpH7のリパーゼ活性の30%以上、好ましくは50
%以上を有するアルカリリパーゼである事が望ましい。
従来知られていたリパーゼは使用pHが弱酸性でその活
性が最大:こなるものが殆どであり、洗剤や漂白剤の使
用溶液のような弱アルカリ性溶液中では、その酵素活性
が著しく低下するものが殆どであった。ところが最近に
なって、弱アルカリ性水溶液で高い酵素活性を有するア
ルカリリパーゼが開発され、その中でもノボ・インダス
トリー社よりリポラーセと′、I)う商標で市販されて
いるアルカリリパーゼは、至適pHが8〜11であり、
洗剤や漂白剤中で使用するのに適した酵素である。従っ
て、本発明には、このようなアルカリリパーゼを用いる
事が特に好ましい。もっとも、使用量が多ければ、通常
のリパーゼを用いることもできる。しかし、pH9のリ
パーゼ活性がpH7における活性の30%以下に低下し
てしまうリパーゼでは、洗剤や漂白剤水溶液中でその油
脂汚れを除去する為には相当量のリパーゼを添加する必
要があり、コスト等の点よりあまり好ましいものではな
い。尚、リパーゼ活性の測定方法は、例えば基質として
オリーブ油を用い、リパーゼ作用によって遊離した脂肪
酸をアルカリ滴定で定量してリパーゼ活性を求めればよ
い。本発明jこ好適なリパーゼとしては、Cancli
da cylindracea 。
Humicola lanuginosa 、 The
rmomyces lanuginosus 。
Pseudomonas fragi 、 Pseud
omonas cepacia 。
Pseudomonas n1troreducens
 SPseudomonasgladioli、Pse
udomonas fluorescens 、λIu
corm+ehei、五1ucor sp、  、Ch
romobacterium viscosum。
Aspergillus niger XRh1zop
us japonics等の微生物起源のものがあり、
リパーゼMY、!Jパーゼ○F(以上、名糖産業■製、
起源Candidacylindracea)、リパー
ゼP1リパーゼCBS (以上、大野製薬側、起源Ps
eudomonas fluorescens)、リパ
ーゼCE(大野製薬(lす製、起源Humicolal
anuginosa) 、リパーゼsp(ノボ・インダ
ストリー類、起源’;Iucor sp、)、リポラー
ゼ(ノボ・インダストリー類、起源遺伝子組換Aspe
rgillusoryzae) 、リパーゼ(東洋酸造
(社)製、起源Chromobacterium  v
iscosum  va、r、   lipolyti
cum) 、オリバーゼ(大阪細菌研究新製、起源Rh
1zopusjaponics) 、リパーゼB(サラ
ポロビール側腹、起源Pseuclomonas属)等
として市販されている。
又、特公昭53−49394号には、Humicola
属(Thermomyces属も包含する)に属するり
パーゼ生産糸状菌を培養し、培養物からリパーゼを採取
すること、及びこの生産菌の一例としてHumicol
alanug+nosus S −33株(微工研菌寄
第1045号)が報告されているが、このようなリパー
ゼも使用できる。
さらに、遺伝子組換え微生物から生産されるリパーゼも
使用できる。このような−例として、特開昭62−27
2988号には、Aspergillusoryzae
を宿主とし、組換えDNA技術で形質転換し、これを培
養基質中で培養してリパーゼを生産する事が報告されて
いる。成分(B)のリパーゼの配合量は、そのリパーゼ
活性の酵素単位が1000〜1,000,000単位の
ものを0.01%〜5%好ましくは、0.05%〜1%
配合するのが好適である。又、これらの酵素は通常平均
粒径約100〜1000μm程度;こ造粒されたものを
用いるのがよい。尚、ここでいう酵素単位とは、37℃
で基質オリーブ油から、1分間に1μmolの脂肪酸を
遊離する酵素量を1単位とする。
成分(C)のプロテアーゼとしては、セリンプロテアー
ゼ、ペプシン、トリプトシン、キモトリプシン、コラ−
ゲナーゼ、ケラチナーゼ、エステラーゼ、スブチリシン
、パパイン、カルボキシペプチターゼA及びB1アミノ
ベブチターゼが挙げられ、この中でもセリンプロテアー
ゼ′が好ましい。
これらの酵素は、アルカラーゼ、エスペラーゼ、サビナ
ーゼ(以上ノボ・インダストリー社)、ビオプラーゼ(
長潮産業■)、マクサターゼ、(ギスト・プロケーデス
社)、スペラーゼ(ファイザー社) 、ALP−2(明
治製菓01)等の市販品として入手する事ができる。成
分(C)のプロテアーゼの配合量は、そのプロテアーゼ
活性の酵素量位が1〜50単位のものを本発明の漂白剤
組成物重量に対して0.05%〜10%、好ましくは、
0.1%〜3%配合するのが好適である。通常は平均粒
度径約100〜1000μm程度に造粒されたものを用
いるのがよい。尚、ここでいう酵素量・位とは、37℃
で基質カゼインから、1分間:こ、チロシン1ミリ当量
(181,19mg/dm’ )に相当するアミノ酸を
遊離する酵素量を1単位とする。
成分(D)のノニオン界面活性剤としては、アルキレン
オキシド付加型のノニオン界面活性剤でそのHLB値(
Hydrophile−1pophile Ba1an
ce親木性/親油性のバランス)が8〜15のものなら
ば何れも使用可能である。尚、HLB値の計算式につい
ては、幾つかの方法が提案されている(例えば、Gri
ffin式、Davies式、世上式等)が、本発明に
いうHLB値は有機概念図より計算したものである。有
機概念図!ごついは、゛化学の領域″Vol、 11.
 No、10 (1957年10月号) p、 719
や甲田善生著゛有機概念図−基礎と応用−″′三共出版
(1985)等に詳しく記載されているが、有機化合物
が炭素鎖間の共有結合が連鎖されて構成される炭化水素
の「有機性」と、置換基(官能基)に存在する静電性の
影響による「無機性」の2因子により成立っている事に
着目し、個々の有機化合物をこの「有機性」と「無機性
」で特定するものであり、有機概念図より計算されるH
LB値は、次式で示される。
HLB−(無機性値/有機性値)×10ここで有機性値
とは化合物の構造式中の炭素原子1個あたり20として
計算され、無機性値とは前記刊行物に記載された可能基
ごとに定まった値を用いて計算される。尚、通常エーテ
ル基の無機性値は20であるが、  COCH2CH2
〕−基内及び、○ヘテロ単環内の一〇−の無機性値は、
日本国特許No、 1362396号(特公昭60−3
9791号公報)に記載されている、75を用いて計算
した。従って、例えばポリオキンエチレンく平均重合度
10)ラウリルエーテルの場合、Cl28250CH2
CH2(OCH2CH2) 9叶であり、有機性値=2
0X32−640、無機性値−20+75X9+100
−795で、HLB=12.4となる。この値は、J上
式によるHLB値12.1(世上式HLB=711、7
10gにhハ、Io ) −12,1j+、  (親水
基分子量)=44XIO+16÷IMo  (親油基分
子量)12X14+1)と良く一致する。
このようなノニオン界面活性剤の例としては、炭素成約
8〜24の高級アルコール、多価アルコ−/べ脂肪酸、
脂肪酸アミド、脂肪酸アミン、アルキルフェノール及び
n−パラフィンやα−オレフィンをM化して得られる合
成アルコールのアルキレンオキシド付加物である。アル
キレンオキシドとしては、エチレンオキシド、プロピレ
ンオキシド、ブチレンオキシドが用し−られる。具体的
には、POE (下−10)ラウリルエーテル[:HL
Bl2.4’l、POE(下=9) C,2,4第2級
アルキルエーテル[:HLB=11.8]、POE (
〒15)へキシルデシルエーテル[HLB=12.9]
、POE (下=20)ノニルフェニルエーテル[:H
LBl 4.61、POE (不−11)ステアリルエ
ーテル[HLB=10.9:] 、POE (下=10
)グリセリルモノステアレート[HLB−11,0) 
、PO8(下−=10)イソステアリルエーテル[HL
B−10、6コ、POE(下−50)トリメチロールプ
ロパンI:HLB=12.O〕、POE (〒−30)
硬化ヒマシ油[HLB=11.0′J、FOE (下6
0)、硬化ヒマシ油モノラウレート[:HLBl2.6
) 、POE (下−20)ソルビタンモノオレト[:
HLB=13.9] 、POE (下−30)グリセル
トリイソステアレー) [’HLB=9.81、POE
 (p−20)グリセリルモノステアレート[:HLB
=13.51 、POE (〒=10)モノステアレー
ト[11,O〕、POE (〒=6)ステアリルアミン
[:HLB= 15.0:l 、ラウロイルジェタノー
ルアミドI:HLB=12.5] 、POE 罰10)
ステアリルアミド、POE (下=9)POP (不−
b)  Cl2−14第2級アルキルエーテル[HLB
=9.0]等である。尚、POEはポリオキシエチレン
、POPはポリオキシプロピレン、pはアルキレンオキ
シドの平均付加モル数を示す。
ノニオン界面活性剤のHLB値がこれ以下では急激にプ
ロテアーゼのリパーゼに対する捕食抑制効果が失われる
し、HLB値がこれ以上でも捕食抑制効果が暫滅するの
で大量のノニオン界面活性剤を添加する必要があり経済
的でない。成分(D)の配合量としては、本発明の漂白
剤組成物重量に対して約0.05〜10%、好ましくは
0.5〜5%である。尚、成分(D)の必要配合量は、
成分(C)のプロテアーゼの量によって多少は異なり、
成分(C)が多い程成分(D)の必要配合量も増加する
傾向にある。従って、成分(C)が成分(B)の捕食を
抑制するのに必要な成分(D)の配合量は、成分(C)
/成分(D)の比率が1/30〜1/1、好ましくは、
1/10〜1/2の範囲になるように、成分(C)と成
分(D)の配合量を決定するのが良い。但し、成分(D
)のノニオン界面活性剤のうち、炭素数8〜12でエチ
レンオキシドを平均8〜20モル程度付加させたものは
、洗浄剤とし ら使用可能であるので、この様の場合に
は本発明の成分(D)は10%以上であってもよい。従
って、漂白剤組成の性能、コスト及び成分(A)の過酸
化水素付加物の安定性等を考慮して決定すれば良い。尚
、成分(D)は固体状のものもあるが通常は液体状態か
ペースト状態であり、そのまま漂白剤組成物に添加する
事は好ましくない。従って適当な手段で造粒して添加す
る事が望ましい。公知の造粒方法は種々あるが、一番手
軽な方法は成分(D)をそのまま、ないしは適当な溶媒
(例えば、水や低級アルカノール)に溶解させ、室温〜
100℃程度の温度で後述する無機ビルグーに転動させ
ながら噴躊し造粒する方法である。その他の造粒方法と
しては、例えば、原画重文、東畑平一部著゛化学工学■
″東京化学同人(1977)等に記載があるが、本発明
の成分(D>はこれらの造粒方法で限定されるものでは
ない。
本発明の漂白用組成物には、この他に種々の添加物を配
合する事ができる。このような添加物のうち、特に重要
なものは、特開昭59−129300号公報で開示され
ているような漂白剤組成物中での酵素の失活防止剤であ
る。このような化合物としては、無水硫酸カルシウム、
硫酸カルシウム・1/2水塩、塩化マグネシウム、硫酸
アルミニウム等が挙げられる。これらの酵素の安定化剤
の配合量は、成分(A)の漂白剤配合量や酵素の配合量
によっても異なるが、本発明の漂白剤組成物中に0.1
〜10重量%、好ましくは、0.5〜5重量%で配合さ
れる事が望ましい。
又、酵素を漂白剤中に配合した場合、酵素特有の臭気(
以下酵素臭と略記)を発する場合がある。
この酵素臭は一般には酵素の製造過程での培養培地に由
来するものと考えられているが、このような臭は好まし
いものではない。この酵素臭をマスキングする方法とし
て、例えば特公昭61−11996号公報で開示でいる
様な香料を用いると特に優れたマスキング効果が発揮さ
れる。
又、リパーゼ、プロテアーゼ以外の酵素たとえば、セル
ラーゼやアミラーゼ等の他の酵素を添加しても良い。こ
のような酵素としては、セルクラスト、セルザイム(以
上ノボ・インダストリー社)、[:ellulase 
 (ギスト・プロケーデス社)、ソルブル・スクラーゼ
(三共@)、マイセラーゼ(明治製菓側)といったセル
ラーゼ、クーマミル(ノボ・インダストリー社)と′J
)った細菌α−アミラーゼ等がある。これらを本発明の
漂白剤組成物に対して0.01〜5%で用いることがで
きる。
本発明では更に、成分(A>の安定化体として、各種の
リン酸塩やマグネシウム塩、ケイ酸塩を添加するのが良
い。具体的にはリン酸塩、ピロリン酸塩、メタリン酸塩
、三リン酸塩、メタケイ酸塩、オルトケイ酸塩、ケイ酸
マグネシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムや
有機のキレート剤(例えば、エチレンジアミンテトラ酢
酸塩、ニトリロ酢酸ナトリウム、ジエチレントリアミン
五酢酸塩)等である。これらの安定化剤は成分(A)の
造粒時に添加されるのが特に望ましい。
又、洗浄剤ビルグーとして公知のアルミノ珪酸塩類(例
えば、ゼオライトA)、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、硫酸カリウム、ケイ酸ナトリウム、リン酸塩類(ト
リポリ燐酸す) IJウム)、エチレンジアミンテトラ
酢酸塩、ニトリロ酢酸ナトリウム、ジエチレントリアミ
ン五酢酸塩、クエン酸、リンゴ酸、1−ヒドロキシエタ
ン−1,1ジホスホン酸塩、アクリル酸と無水マレイン
酸と共重合体アクリル酸の塩、メタクリル酸の共重合体
の塩等の無機及び有機の各種のビルダーを加える事が洗
浄力の向上の面より、より好ましい。これらのビルダー
は通常本発明の漂白剤組成物に対し0〜30重量%重量
%台する事ができる。
又、洗浄効果を高める為に、成分(D)で規定したプロ
テアーゼの捕食抑制剤としてのノニオン界面活性剤以外
にも種々の界面活性剤を添加する事ができる。このよう
な界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩
、オレフィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレン(p−
−0,5〜8)アルキルエーテル’&Ae 塩、アルキ
ル(アルケニル)硫酸塩、飽和又は、不飽和脂肪酸塩及
びα−スルフォ脂肪酸塩又はエステルといったアニオン
界面活性剤、ポリオキシエチレン(p−40)アルキル
フェニルエーテル、ポリオキシエチレン(下50)アル
キルエーテルといったノニオン界面活性剤及び、ジアル
キルジメチルアンモニウムクロライド、アルキルトリメ
チルアンモニウムクロライドといったカチオン界面活性
剤、アルキルアミ7ベタインといった両性界面活性剤、
アルキルジメチルアミンオキシドやN−アシル基を有す
るモノあるいはジェタノールアミドといった半極性活性
剤、フッ素系界面活性剤等である。尚、ここでいうアル
キル基やアシル基とは平均炭素数が8〜20の飽和、不
飽和又は分岐を有するアルキル基やアシル基の総称であ
る。尚、界面活性剤の配合量は本発明の漂白剤組成物重
量に対し通常20%以下で配合する事ができる。
又、漂白効果を更に高める為に、過酸化水素付加物以外
の過酸化化合物を配合する事もできる。
このような化合物としては、過硫酸カリウム、ペルオキ
シ−硫酸カリウム(ペルオキシ硫酸水素カリウム2モル
と、硅酸水素カリウム1モル及び硫酸カリウム1モルの
複合塩でデュポン社よりオキソンの商標名で市販されて
いる。)のような過酸化化合物である。更には、造粒さ
れた形態にあれば、有機過酸のような化合物も使用でき
る。このような有機過酸としては、ドデカンジ過酸、モ
ノ過フタル酸等であり、これらの有機過酸と不活性な無
機塩(例えば硫酸ナトリウムや塩化す) IJウム等)
とを用い種々のバインダーを用−八で造粒した形態にあ
る有機過酸が特に好ましい。
尚、漂白効果を高める為に、公知の過酸化水素の活性化
剤を用いても良い。このような活性化剤としては、過酸
化水素と反応して有機過酸を生成するN−アシノペO−
アシル型の過酸前駆体が知られている。具体的には、テ
トラアセチルグリコールウリル、ペンクアセチルグルコ
ース、テトラアセチルエチレンジアミン、ノナノイルオ
キシベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキルオキシカ
ルボニルオキシベンゼンスルホン酪す)IJウム等であ
る。又、特開昭61270800号公報や***特許DE
−3731506,4A号に記載されたような、複素環
内の第2級アミン基の水素原子がハロゲン原子で置換さ
れた含窒素複素脂環式化合物や非複素環式N−ハローヒ
ンダードアミン化合物のようjご、過酸化水素と反応し
て一重項酸素を発生させる方法がある。この方法によれ
ば、低温でも優れた漂白効果が得られる上に、色・柄物
衣料に対して殆ど変退色させないという画期的な効果を
得る事ができる。このような化合物としては、1−クロ
ロ−ピペリジン、1−クロローイソニベコチン酸、1−
クロロ−4−ヒドロキシ−2゜2.6.6−チトラメチ
ルピペリジン、1−クロロ−4−〔N−アセチル−N−
メチルアミノ〕2.2,6.6−チトラメチルピペリジ
ン、2(N−クロロ−t−ブチルアミノ)−エタノール
等である。これらの活性化剤の配合量は、使用する成分
(A)の過酸化水素付加物中に含有されるH2O2の1
モル当り活性化剤0.02〜1モル量程度添加する事が
望ましい。
又、本発明品には更に、顔料、染料等の着色剤、シリコ
ーン順、殺菌剤、酸化防止剤、螢光増白剤、紫外線吸収
剤等の種々の微量添加物を適量(本発明の漂白剤組成物
に対し各々0〜約2重量%程度)配合する事が出来る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、リパーゼとプロテアーゼを同時に使用
しても、リパーゼがプロテアーゼ:二よって、はとんど
捕食されることが無いので、蛋白質汚れ及び油脂汚れ共
に優れた漂白効果を有する漂白剤組成物を得ることがで
きる。
以下に実施例により本発明を説明するが、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
〔実施例〕
・酵素活性の測定方法 (1)  リパーゼ活性測定方法 基質としてオリーブ油を用い、リパーゼ作用によって遊
離した脂肪酸をアルカリ滴定で定量し、その数値からリ
パーゼ活性を求めた。
ポリビニルアルコールで水に分散させたオリーブ油乳液
(オリーブ油25%含有)4mlとQ、l mol  
・dm−3りん酸緩衝液(pH7,0)  4mβとを
50mβ容共栓三角フラスコに正確にとり、よく混合し
、37℃の恒温水槽を用いて10分間予熱する。これに
酵素試料溶液1m+j!を正確に加え、よく混合し、振
とうを加えながら37℃に保つ。正確に10分後アセト
ン・エタノール混液を20mβ加えて、反応を停止後、
フェノールツクレインを指示薬として、0.05規定水
酸化す) IJウム溶液で滴定する。試料溶液を含まな
い系で同一の操作を行い対照液とした。
試験液と対照液の滴定量の差分をもって酵素活性量とし
た。
尚、pH9での測定は、Q、 2mol  ・dm−3
)リス緩衝液を用51、他は上記方法に準拠して行った
(2)プロテアーゼ活性測定方法 基質として、ミルクカゼイン(Merck社製Hamm
arsten Ca5ein)を用い、プロテアーゼ作
用によって生じたチロシン等のフェニル基を有するアミ
ノ酸に由来する275nmの吸光度を測定し、プロテア
ーゼ活性を求めた。
カゼイン6.0gを精秤し、これにIN −Na[]8
330mを徐々に加えながら、ガラス棒でよく練り膨潤
させ、0.05mol −d+rr3はう酸溶液を80
9mp!加えて分散させ、最後にI N −NaOHで
pH10,5に調整後、16m3 に定容する。18m
m径の試験管に1mβの酵素試料溶液と、まえもって3
7℃!こしたカゼイン溶液5mβを正確に加えフラッシ
ュミキサーで約10秒間撹拌し、37℃恒温水槽にいれ
、正確に30分後0.44mol・clm−3) IJ
クロロ酢酸溶液5mff1を正確に加えフラッシュミキ
サーで撹拌して反応を停止させ、恒温水槽に戻し30分
後に濾過をする。
試料溶液を含まない系でも同一の操作を行い対照液とし
た。この濾液を比色計を用いて測定波長275nmで吸
光度(0,D、値)を測定し、試験液と対照液の吸光度
の差分をもって、酵素活性量とした。
・漂白効果の測定方法 (1)試験布の前処理 平織綿布(#100.20X30cm)を市販洗剤(ラ
イオン0の製゛′アルファ″)を用いて家庭用洗濯機に
より浴比30倍で50℃で15分間洗浄した後、5分間
脱水する。再度、同一操作にて洗浄、脱水を行う。次い
で、オーバーフロー濯ぎを15分間行った後、5分間脱
水をする。オーバーフロー濯ぎ及び脱衣操作を合計5回
繰り返し、その後風乾して前処理布とした。
(2)紅茶汚染布の作成 紅茶(トワイニング紅茶:0RANGE PEKOE几
A)2%溶液を5分間煮沸させ、茶からを濾過後この中
に上記前処理布を浴比30倍で浸して30分間煮沸し、
更に40℃で30分間放置し風乾後、5X5cm!ご裁
断して試験布く紅茶汚染布)とした。
(3)ミルク紅茶汚染布の作成 紅茶(トワインク紅茶: 0RANGE PEK口ET
E八)へ%溶液を5分間煮沸させ、茶からを濾過後同僚
の市販牛乳(明治乳業■:明治3.4牛乳)を加え、こ
の中に上記前処理布を浴比30倍で浸して60℃で30
分間放置し風乾後、5 X 5 cmに裁断して試験布
(ミルク紅茶汚染布)とした。
(4)油脂汚染布の作成 1リンドルのベンゼン(試薬1級)に局方大豆油30g
を及びカーボンブラック0.25 gを5分間超音波分
散させ、安定な分散液を作成して汚垢浴とする。この汚
垢浴に中に上記前処理布を浸漬し、風乾する。この汚垢
布を105℃で30分間乾燻した後、汚垢布の両面を2
5回づつラビングする。5 X 5 cmに裁断して試
験布(油脂汚染布)とした。
(5)漂白率の測定 漂白剤組成物を20℃の水(硬度:3°DH)に濃度が
0.5%になるように溶解させ、この中に浴比100倍
で各種汚染布を浸して、所定時間(30分)放置した。
このようにして処理した試験布を家庭用洗濯機で1分間
の脱水、1分間のオーバーフロー濯ぎ及び、1分間の脱
衣工程を順次行った後、アイロンがけにより乾燥して漂
白処理布とした。前処理布、各種汚染布、漂白処理布の
反射度(Z値)を測色色差計(日本重色■製′1−80
)を用いて測定し、次式により漂白率を算出した。
実施例1 (A)  過炭酸ナトリウム(有効酸素量14.0%、
平均粒径的500μmのもの)ニア5.0 (重量%) (B)  リバーセ(ノボ・インダストリー社製;リボ
ラーゼ30T 造粒品) (C)  プロテアーゼ(ノボ・インダストリー社製;
アルカラーゼ 2.0T、造粒品) (D)  HLB値が異なるポリオキンエチレンステア
リルエーテル型ノニ オン活性剤 (E:任意成分)炭酸す) IJウム(軽灰)0.5 1.0 : 残部 からなる漂白剤組成物を調製した。尚、成分(D)のノ
ニオン界面活性剤は80〜90℃で炭酸ナトリウム(軽
灰)に噴霧し、充分に転勤撹拌し、平均粒径約150μ
mの粉末洗剤とした。このものと、成分(A)、(B)
、(C)とを粉体ブレンドし、漂白剤組成物とした。こ
れらの漂白剤組成物で各種汚染布を漂白処理した結果、
及び漂白剤1.5%溶液を37℃で30分間保存した後
の溶液中の酵素活性残量を表−1に示した。
尚、HLB値が16.1のノニオン界面活性剤を同じ割
合で使用したもの、及びノニオン界面活性剤を全く使用
しないものを調製し、比較例とした。
表−1からも判るように、HLBが8〜14のノニオン
を用いると漂白剤溶液中でのリパーゼの残存量が多くな
り、その結果、特に油脂汚れに対する漂白率が高くなる
事がわかる。
実施例2 次に配合量を種々変化させた組成物を調整し性能を評価
した。尚、ここで用いたリパーゼは未造粒品であり、次
のように造粒して用いた。
各種リパーゼ100gに食塩500g及びCa5O< 
・2H20300gを添加し、カルボキシメチルセルロ
ースの1%水溶液100gを添加しながら混合造粒機(
奈良製作所製しλ、IA−10型)を用いて20Orp
mで造粒した。この粒子を流動層で乾燥し、水分3%に
調整した後、PEG#600 30g、酸化チタン50
gを添加し表面をコーティングした。冷却後に篩分けし
、平均粒子径500μmのリパーゼ粒子とした。又、成
分(D)の造粒方法は、実施例1の方法に準じた。
結果を纏めて表−2に示す。これらの漂白剤組成物は、
表−2に示すように優れた漂白効果を示した。
リパーゼ■;リパーゼP (Pseuclomonas
f 1uorescensより生産さ れたリパーゼ 天野製薬) 活性比−100%(pH9/pt17)リパーゼ■:リ
パーゼCE (Humicola lanuginos
aより生産されたリパーゼ 天野製薬) 活性比=70%(pH9/ρ117) リパーゼ゛■;リパーゼ゛AP(八spergillu
s nigerより生産されたリパーゼ 天野製薬) 活性比=20%(pH9/pH7) モノ過硫酸カリウム;オキソン(デュポン社)アニオン
系洗剤;直鎖アルキルベンゼンスルフオン酸ナトリウム
30%含有洗剤 手続補正書 1、事件の表示 平成1年特許願第27956号 2、発明の名称 漂白剤組成物 3、補正をする者 事件との関係

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)過酸化水素付加物 (B)リパーゼ (C)プロテアーゼ (D)HLB値(親水基と親油基のバランス)が8〜1
    5のノニオン界面活性剤 を含むことを特徴とする固体状漂白剤組成物。
  2. (2)成分(B)のリパーゼがpH9に於けるリパーゼ
    活性がpH7に於けるリパーゼ活性の30%以上のアル
    カリリパーゼである、請求項1記載の漂白剤組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0628625A1 (en) * 1993-06-07 1994-12-14 The Procter & Gamble Company Protease compatible with lipase in dry, concentrated bleach compositions
JP2013183773A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Akita Prefectural Univ 皮革類の除菌方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0628625A1 (en) * 1993-06-07 1994-12-14 The Procter & Gamble Company Protease compatible with lipase in dry, concentrated bleach compositions
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