JPH02208317A - 共重合ポリエステル - Google Patents

共重合ポリエステル

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JPH02208317A
JPH02208317A JP1027478A JP2747889A JPH02208317A JP H02208317 A JPH02208317 A JP H02208317A JP 1027478 A JP1027478 A JP 1027478A JP 2747889 A JP2747889 A JP 2747889A JP H02208317 A JPH02208317 A JP H02208317A
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acid
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JP1027478A
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Inventor
Hirotaka Tanisaka
谷酒 廣香
Koji Yamamoto
幸司 山本
Toshikazu Hirota
俊積 広田
Kazuo Maruo
和生 丸尾
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/02Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/60Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds derived from the reaction of a mixture of hydroxy carboxylic acids, polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds

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  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、400℃以下の温度で溶融成形可能であり、
優れた耐熱性、耐加水分解性を有する成形品を与えるこ
とのできる新規な共重合ポリスチルに関するものである
[従来の技術] 従来、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレートのごとき芳香族ポリエステルは高結晶性、高
軟化点を有し、機械的強度などの点で優れているため繊
維、フィルム、その他の成形物に広く使用されているが
、耐熱性の点では必ずしも十分とは言えない。
近年、技術の高度化に伴ない素材の高性能化への要求が
高まってきており、種々の新規性能を有するポリエステ
ルが数多く開発され、市場に供されている。
なかでも溶融状態で光学的異方性を有するサーモトロピ
ック液晶ポリエステルが優れた性質を有する点で注目さ
れている。
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ートなど工業的に広く使用されている従来のポリエステ
ルとは大きく異なり、サーモトロピック液晶ポリエステ
ルは、溶融状態でも分子鎖は折れ曲がりにくく棒状を保
っており、溶融時に分子のからみ合いが少なく、わずか
な剪断応力を受けるだけで一方向に配向する♂言う特異
な流動挙動を示し、これをそのまま冷却しても分子が配
向したまま固化するので、優れた溶融成形性、機械的性
質および耐熱性を有している。
このサーモトロピック液晶ポリエステルとしては、US
P 4.161.470に見られるようにp−ヒドロキ
シ安息香酸と6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸とを基本
構成成分とする全芳香族ポリエステルが知られている。
 この全芳香族ポリエステルは優れた機械的性質、耐熱
性を有しているが、原料の6ヒドロキシ〜2−ナフトエ
酸が高価でポリマーも高価であるため需要の拡大が妨げ
られている。
一方、USP 3,778,410に見られるように、
ポリエチレンテレフタレートをp−アセトキシ安息香酸
でアシドリシスしつつ重縮合させて得た共重合ポリエス
テルは、溶融加工温度が約240〜260℃と低いので
、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンチレフタ
レ−1−などの成形に使用されている通常の射出成形機
で成形が可能であり、かつ比較的安価なサーモトロピッ
ク液晶ポリエステルとして知られているが、熱変形温度
が約65〜70℃てあり、耐熱性の点で満足出来るもの
ではなく、また全芳香族ポリエステルに比べて耐加水分
解性に劣ると言う欠点がある。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明者らは、これらの問題を解決し溶融成形性、機械
的性質、耐熱性、耐加水分解性に優れ、且つ経済性にす
ぐれたサーモトロピック液晶ポリエステルを得るべく鋭
意検討した結果、本発明に到達した。
[問題点を解決するための手段] すなわち本発明は、 下記構造単位(I)(n)(III)および(IV)か
らなり、単位(IV)が単位[(I) +(II) +
 (m) + (TV)]の5〜80  モル%、単位
[(I) + (II)]が単位(III)と実質的に
等モル、単位(I)が単位[(I)+ (n)]の10
〜90%であって、ペンタフルオロフェノール中に0.
16  g/d Itの濃度で溶かして60℃で測定し
た対数粘度(InηreL/cが0,3dβ/g以上で
あることを特徴とする溶融成形可能な共重合ポリエステ
ル oc−x−c。
(ただし、式中のXは (n) より選ばれる1種以上である。) o−y−。
(ただし、式中はyは (m) から選ばれた1種以上である。) o−z−c。
(ただし、Zは (IV) から選ばれた1種以上である。) である。
本発明の共重合ポリエステルにおいて上記構造単位(I
)は、1.6−ビス(フェノキシ)ヘキサン−4,4′
−ジカルボン酸の構造単位を意味する。
■、6−ビス(フェノキシ)ヘキサン−4,4′−ジカ
ルボン酸の製法についてはとくに制限はないが例えば次
のような方法で製造することが出来る。
p−ヒドロキシ安息香酸メチルもしくはp−ヒドロキシ
安息香酸エチルと1.6−ヘキサンジクロライドもしく
は1,6−ヘキサンジクロライドとを、ジメチルホルム
アミドのごとき非プロトン性極性溶媒中で炭酸ソーダな
どのアルカリ存在下に反応させ、1,6−ビス(フェノ
キシ)ヘキサン−4゜4”−ジカルボン酸メチルもしく
は1,6−ビス(フェノキシ)ヘキサン−4,4゛−ジ
カルボン酸エチルを生成した後、水酸化カリウムなどの
アルカリで鹸化し、さらに塩酸などで中和して1.6−
ビス(フェノキシ)ヘキサン−4,4゛−ジカルボン酸
を製造する。
上記構造単位(II)はテレフタル酸、4.4”−ビフ
ェニルジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸
の構造単位を意味し、単一成分でもよいが、これらから
選ばれた一種以上でもよい。
上記構造単位(I)は1,4−ジヒドロキシベンゼン、
1,3−ジヒドロキシベンゼン、4.4’−ジヒドロキ
シビフェニル、4.4’−ジヒドロキシジフェニルエー
テル、4.4’−ジヒドロキシベンゾフェノンの構造単
位を意味し、単一成分でもよいが、これらから選ばれた
一種以上でもよい。
上記構造単位(IV)はp−ヒドロキシ安息香酸単位お
よび6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸単位から選ばれた
一種以上である。
本発明の共重合ポリエステルの構造単位(IV)の単位
[(I) + (II) −1−(m) + (IV)
コに対する割合は5〜80モル%、好ましくは10〜7
0モル%であり、構造単位(I)の単位[(I) + 
(II)〕に対する割合は10〜90モル%、好ましく
は20〜80モル%である。
本発明の共重合ポリエステルは400℃以下で溶融成形
可能であり、優れた機械的性質 耐熱性、耐加水分解性
を有する成形品を容易に得ることが出来る。
ここで例えば構造単位(IV)が単位[(I)+(n)
 +(I[) 十(IV) ]に対して5モル%以下も
しくは80モル%以上の場合には、溶融成形性が悪く本
発明の目的を達成することが出来ない。
本発明の共重合ポリエステルの対数粘度はペンタフルオ
ロフェノールなどを溶媒にして測定可能であり、0.3
以上、好ましくは0.5〜10.0である。
対数粘度が0.5未満では得られた成形品の強度が低く
、10.0よりも大きいと溶融成形が困難となる。
本発明における共重合ポリエステルは、ポリエチレンテ
レフタレートのごとき通常の芳香族ポリエステルに比べ
耐熱性、耐加水分解性に優れているのみならず、USP
 3,778.410に記載されるポリエチレンテレフ
タレートとp−アセトキシ安息香酸とから生成される液
晶性ポリエステルに比べても耐熱性、耐加水分解性に優
れており、USP4,161、470に記載されるp−
ヒドロキシ安息香酸と6ヒドロキシー2−ナフトエ酸と
から生成される液晶性全芳香族ポリエステルに比べ安価
であり、かつ溶融成形性に優れている。
本発明の共重合ポリエステルは、従来のポリエステルの
重縮合法によって製造できる。 すなわち、1,6−ビ
ス (フェノキシ)ヘキサン−4,4′−ジカルボン酸
又はそのエステル、構造単位(II)を残基とする芳香
族ジカルボン酸又はそのエステル、構造単位(I)を残
基とする芳香族ジヒドロキシ化合物又はそのエステル、
及び構造単位(IV)を残基とする芳香族ヒドロキシカ
ルボン酸又はそのエステルを、単イ立[(I) +(n
) +(m)+ (IV) ]に対する単位(TV)の
割合、単位(I)と(II)の割合、および単位[(I
) + (IF) ]と(III)の割合が所定範囲に
なるように反応させエステル結合によって結合させるこ
とによって得られる。 代表的な製法としては例えば次
の(イ)〜(ロ)が挙げられる。
(イ)ジカルボン酸類と芳香族ジヒドロキシ化合物の酢
酸エステルとヒドロキシ酸の酢酸エステルとから脱酢酸
重縮合反応により製造する方法。
(ロ)ジカルボン酸類のジフェニルエステルと芳香族ジ
ヒドロキシ化合物とヒドロキシ酸のフェニルエステルと
から脱フエノール重縮合反応により製造する方法。
とりわけ(イ)法が無触媒で重縮合反応が進行する点で
望ましい。しかしく口)法においては重縮合反応触媒と
して酢酸第1スズ、テトラブチルチタネートなどの金属
化合物を使用することができる。
[効果] 本発明によって得られる共重合ポリエステルは優れた機
械的性質、耐熱性を有し、溶融成形性に優れ、かつ安価
に製造でき、従来のサーモトロピック液晶ポリエステル
、例えばUSP 4.16L 470や11SP 3.
778.410に比べて工業的に優れている。
本発明の共重合ポリエステルは充填材、安定剤、ガラス
繊維、難燃剤および他の添加剤も含有できる。
[実施例等] 以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本
発明は以下の実施例に限定されるものではない。
各側における共重合ポリエステルの対数粘度((inη
r−L )/c、 dA/g)は以下の方法により求め
た。
試料溶液 :濃度0.16g/d (lのペンタフルオ
ロフェノール溶液 粘度計  :ペンタフルオロフェノールのみのフロータ
イム286秒の(毛細管式改良 ウベローデ型)粘度計 測定温度 :60℃±0.01℃ この測定により、試料溶液のフロータイムを測定し、η
r、、、を求め、対数粘度(InηraL )/cを算
出した。
また、極限粘度は以下の方法により求めた。
試料溶液 :濃度0.5g/dAのフェノール/テトラ
クロロエタン−60/40 (重量比)粘度計  :フ
ェノール/テトラクロロエタン60/40 (重量比)
のみのフロータイム140秒の(毛細管式改良ウベロー
デ 型)粘度計 測定温度 :25℃±0.01℃ この測定により、試料溶液のフロータイムを測定し、η
、、P/cを求め、濃度ゼロに外挿し、極限粘度[η]
を求めた。
また、熱分析についてはセイコー電子製TG/DTA2
00を使用し、試料2〜20mgを乾燥空気300rn
Il/min中、10℃/minの昇温速度で測定した
ものである。 Td(t)は試料の熱分解開始温度を表
わす。
ポリマーの溶融による吸熱を示す温度(Tm)はセイコ
ー電子製の示差走査熱量計(DSC)SSC1560S
型を使用し、試料10mgをアルミニュウム製非密封容
器に入れ、窒素ガス(30m l/m i n)気流中
昇温速度20℃/minで測定したものである。
見掛けの溶融粘度は島津製作所製フローテスターCFT
−500を使用して測定した。 ただし、ダイはl+n
mφ×2叩である。
ポリマーの光学的異方性の有無はホットステージを装着
したニコンの0ptiphoto−POLを用いて観察
した。
見掛けの溶融粘度は島津製作所製フローテスターCFT
−500を使用して測定した。 ただし、ダイ 1mm
φx 2mm、荷重10Kgあるいは50Kgである。
各側における共重合ポリエステルの製造において使用し
た1、6−ビス(フェノキシ)ヘキサン4.4′−ジカ
ルボン酸、次の方法で合成した。
1.6−ビス(フェノキシ)ヘキサン−4,4゛−ジカ
ルボン酸の合成 撹拌機、温度計、圧力計および窒素ガス導入管を付した
11オートクレーブに、p−ヒドロキシ安息香酸メチル
91.2g、■、6−ヘキサンジクロライド46.6g
、ジメチルホルムアミド600m12および炭酸ナトリ
ウム34.9gを仕込み、オートクレーブを密閉したの
ち撹拌および昇温を開始した。  120℃で7時間反
応をおこなったのち130℃に昇温して7時間反応を続
けた。 この間オートクレーブの内圧は5Kg/cm2
であった。
反応液を冷却した後析出物を濾別し、濾別された粗1.
6−ビス(フェノキシ)ヘキサン−4,4′ジカルボン
酸メチルを水洗し、ついでメタノール洗浄し85.6g
  の白色板状結晶を得た。 この白色板状結晶50g
を、撹拌機、温度計、窒素ガス導入管を付したガラス製
セパラブルフラスコに仕込み、エチルアルコール900
dおよび水酸化すトリウム52gを加えて80℃で4時
間加熱処理し1,6ビス(フェノキシ)ヘキサン−4,
4゛−ジカルボン酸メチルを鹸化した。 この処理液に
200(7の水および35%塩酸100iを加えて中和
し、粗 1,6ビス(フェノキシ)ヘキサン−4,4′
−ジカルボン酸を得た。 水洗、濾過を繰り返し高純度
の1.6−ビス(フェノキシ)ヘキサン−4,4°−ジ
カルボン酸(rBHB」)37gを得た。
実施例1 撹拌機、温度計、圧力計、窒素ガス導入管、凝縮器に連
結した蒸留ヘッドなどを装着した50d反応缶に、p−
アセトキシ安息香酸10.8 g(0,06m。
1)、ハイドロキノンジアセテ−) 3.88 g(0
,02m。
1)、r B HB J 5.38g(0,015mo
+) 、テレフタル酸0.83g (0,005mo 
])を仕込み、窒素で3回パージした後、ゆるやかに撹
拌しながら反応缶内に少量の窒素を流しつつ200℃ま
で昇温した。  200t:に到達後、撹拌速度を上げ
、この混合物を段階的に昇温し240℃で2時間、26
0℃で2時間280t:で2時間、300℃で1時間、
320℃で1.5時間、さらに350℃で4時間反応さ
せた。 留出した酢酸の量は4.9gであった。 次い
で反応缶内を徐々に減圧し0.5Torrの真空に保ち
つつ350t:で4時間撹拌し重合を完了させた。
このポリマー(rA−IJ)の対数粘度は1.92であ
った。 このポリマーの示差走査熱量計(DSC)によ
る測定では明瞭な吸熱ピークは観察されなかった。 こ
のポリマーは、溶融状態で光学的異方性を示した。
実施例2 実施例1で用いた反応缶に、p−アセトキシ安息香酸1
0.8 g(0,06mol)、4.4′−ジアセトキ
シビフェニル3.88 g(0,02mol)、[B 
HB J 3.58g(0゜Olmol)、テレフタル
酸1.66g(0,Olmol)を仕込み、実施例1と
同様にして、240℃で3時間、250℃で3時間、2
80℃で4.5時間反応させた。 留出したした酢酸の
量は3.9gであった。次いで反応缶内を徐々に減圧し
0.5Torrの真空に保ちつつ280℃で3時間、3
20℃で1時間、350℃で1時間撹拌し重合を完了さ
せた。
このポリマー(rA−2J)の対数粘度は4.62であ
った。 このポリマーの示差走査熱量計(DSC)によ
る測定では314℃に吸熱ピークが観察された。
実施例3〜5 4.4゛−ジアセトキシビフェニル5.41 g(0,
02mol)の替りに、4.4’−ジアセトキシジフェ
ニルエーテル5.73g(0,02mol) 、4.4
−ジアセトキシベンゾフェノン5.97g(0,02m
ol) 、あるいはレゾルシノールジアセテート3.8
8g (0,02mol)を用いた以外は実施例2と同
様にしてポリマーrA−3J〜rA−5Jを合成した。
 得られたポリマーの対数粘度、DSCによる溶融吸熱
を示す温度(Tm)および熱分解開始温度(Td)を併
せて第1表に示した。
実施例6 実施例1で用いた反応缶に、p−アセトキシ安息香酸7
.56 g(0,042mol) 、6−アセトキシ−
2−ナフトエ酸4.14g(0,018mol)、ハイ
ドロキノンジアセテート3.88 g(0,02mol
)、r B HB J 3.58g(0゜Olmol)
、テレフタル酸1.66g (0,Olmol)を仕込
み、実施例1と同様にして、240℃で2時間、260
℃で2時間、280℃で3.5時間反応させた。留出し
た酢酸の量は4.9g、であった。 次いで反応缶内を
徐々に減圧し0.5Torrの真空に保ちつつ280℃
で2時間、300℃で3時間時間撹拌し重合を完了させ
た。
このポリマー(rA−6J)の対数粘度は1.65であ
った。 このポリマーの示差走査熱量計(DSC)によ
る測定では257℃に吸熱ピークが観察された。 この
ポリマーは、溶融状態で光学的異方性を示した。
実施例7〜8 ハイドロキノンジアセテート3.88 g(0,02m
ol)の替りに、4.4′−ジアセトキシジフェニルエ
ーテル5.73g (0,02mol)あるいは4,4
″−ジアセトキシベンゾフェノン5.97g(0,02
mol)を用いた以外は実施例6と同様にしてポリマー
rA−7J、「A8」を合成した。得られたポリマーの
対数粘度、DSCによる溶融吸熱を示す温度(T m)
および熱分解開始温度(Tcl)を併せて第1表に示し
た。
実施例9 実施例1で用いた反応缶にp−アセトキシ安息香酸10
.8 g(0,06mol)、ハイドロキノンジアセテ
ート3.88 g(0,02mol)、 r B HB
 J 3.58g (0,Olm。
1)、2,6−ナフタレンジカルボン酸2.16g(0
,Olmol)を仕込み、実施例1と同様にして、24
0℃で3.5時間、260℃で2時間、280℃で1.
5時間反応させた。 留出した酢酸の壷は4.8gであ
った。
次いで反応缶内を徐々に減圧し0.5Torrの真空に
保ちつつ280℃で3.5時間、300℃にて3時間撹
拌し重合を完了させた。
このポリマー(rB−IJ)の対数粘度は2.56であ
った。 このポリマーの示差走査熱量計(DSC)によ
る測定では286℃に吸熱ピークが観察された。 この
ポリマーは、溶融状態で光学的異方性を示した。
実施例10 実施例1で用いた反応缶にp−アセトキシ安息香酸10
.8 g (0,06mo+)、ハイドロキノンジアセ
テート3.88 g(0,02mol)、 「B HB
 J 3.58g (0,Olm。
1)、4.4°−ビフェニルジカルボン酸2.42g 
(0,Olmof)を仕込み、実施例1と同様にして、
240℃で2時間、260℃で2時間、280℃で2時
間、300℃で1時間、320℃で3時間反応させた。
 留出した酢酸の量は4.9gであった。 次いで反応
缶内を徐々に減圧し0.5Torrの真空に保ちつつ3
20℃で3時間、330℃にて3時間撹拌し重合を完了
させた。
このポリマー(FB−2J)の対数粘度は3.07であ
った。 このポリマーの示差走査熱量計(DSC)によ
る測定では355℃に吸熱ピークが観察された。 この
ポリマーは、溶融状態で光学的異方性を示した。
実施例11〜14 ハイドロキノンジアセテート3.88g (0,02m
ol)の替りに4,4′−ジアセトキシビフェニル5.
41g(0,02mol)、4,4′−ジアセトキシジ
フェニルエーテル5.73g(0,02mol) 、4
..4’−ジアセトキシベンゾフェノン5.97g (
0,02mo +) 、あるいはレゾルシノールジアセ
テート3.88g (0,02mo I)を用いた以外
は実施例10と同様にしてポリマーrB−3J〜rB−
6Jを合成した。 得られたポリマーの対数粘度、DS
Cによる溶融吸熱を示す温度(Tm)および熱分解開始
温度(Td)を併せて第2表に示した。
比較例1 撹拌機、温度計、圧力計、窒素ガス導入管、凝縮器に連
結した蒸留ヘッドなどを装着した51加圧反応缶に、テ
レフタル酸1495g (9,0mol)、エチレング
リコール838g (13,5mo 1)の順に仕込み
、低速撹拌を開始した。 窒素で3回パージしたのち、
窒素で内圧2 Kg/cm2にし、20Orpmで撹拌
しツツ昇温を開始した。
内圧2.5Kg/cm2を越えないように注意しつつ2
15〜240℃で脱水縮合反応をおこない初期縮合物を
得た。 初期縮合物にl・リフェニルホスファイ)1.
3g、二酸化ゲルマニウム0.4gを添加して約5分間
撹拌したのち、51重縮合缶へ移した。
撹拌しつつ昇温し280℃に達したら徐々に減圧をおこ
ない約30分で0.5Torrにした。0.5Torr
以下の真空度を保ちつつ重縮合反応をおこない所定のト
ルクに達した時点で反応を終了し、ポリエチレンテレフ
タレート「C−1」を得た。  「C1」は極限粘度0
.62であり 、末端カルボキシル基濃度1g、 7e
q/106gであった。  「C−1」のTdおよびD
SCにより溶融吸熱を示す温度(Tm)を併せて第1表
に示した。
比較例2 撹拌機、温度計、圧力計、窒素ガス導入管、凝縮器に連
結した蒸留ヘッドなどを装着した300m1゜反応缶に
、rC−I J 76.8g 、 p−アセトキシ安息
香酸108gを仕込み、窒素で3回パージした。
この混合物を窒素雰囲気下275℃で撹拌し約1時間脱
酢酸反応をおこなった後、0.5Torr以下の真空下
で4時間重縮合をおこない、極限粘度0.59、末端カ
ルボキシル基濃度149eq/106gを有するポリエ
ステルrc−2Jを得た。 このポリマーは、溶融状態
で光学的異方性を示した。
ポリマーrC−2JのTdおよびDSCにより溶融吸熱
を示す温度(Tm)を併せて第1表に示した。
実施例15 実施例1〜14により得られたポリマーの元素分析値を
第3表に示した。なお、○(%)は100%からC(%
)とH(%)を引いて求めた。
実施例16 実施例1〜14により得られたポリマーの見掛は溶融粘
度を第4表に示した。
第1表、第2表より、rA−IJ〜rA−8」およびr
B−IJ〜rB−6Jのポリマーの耐熱性が比較例rC
−IJ、rC−2Jのポリマーより優れていることは明
らかである。
第3表 第4表 特許出願人 三菱瓦斯化学株式会社 代理人  弁理士 小 堀 貞 文 平成2年2月13日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記構造単位( I )(II)(III)および(IV)からな
    り、単位(IV)が単位[( I )+(II)+(III)+(
    IV)]の5〜80モル%、単位[( I )+(II)]が
    単位(III)と実質的に等モル、単位( I )が単位[(
    I )+(II)]の10〜90%であって、ペンタフル
    オロフェノール中0.16g/dlで60℃で測定した
    対数粘度(1nη_r_s_■)/cが0.3dl/g
    以上であることを特徴とする溶融成形可能な共重合ポリ
    エステル。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) −OC−X−CO−(II) (ただし、式中のXは ▲数式、化学式、表等があります▼及び▲数式、化学式
    、表等があります▼ より選ばれる1種以上である。) −O−Y−O−(III) (ただし、式中はYは ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼
    、 ▲数式、化学式、表等があります▼及び▲数式、化学式
    、表等があります▼ から選ばれた1種以上である。) −O−Z−CO−(IV) (ただし、Zは ▲数式、化学式、表等があります▼及び▲数式、化学式
    、表等があります▼ から選ばれた1種以上である。)
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