JPH02197107A - 静電容量・電圧発生素子 - Google Patents

静電容量・電圧発生素子

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JPH02197107A
JPH02197107A JP1510989A JP1510989A JPH02197107A JP H02197107 A JPH02197107 A JP H02197107A JP 1510989 A JP1510989 A JP 1510989A JP 1510989 A JP1510989 A JP 1510989A JP H02197107 A JPH02197107 A JP H02197107A
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film
voltage
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capacitance
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Taro Hino
太郎 日野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業、ヒの1j  分野 本発明は絶縁超薄膜とくにラングミュア・プロジェット
(L B )膜の極めて薄い絶縁膜を金属電極で挟み、
単位面積あたり非常に大きな静電容量を持つと同時に、
その電極間に直流電圧を発生する新しい素子に関、する
従来の技術 一般に静電容量素子すなはちコンデンサは絶縁体(81
1体)膜をtfL極で挟んで作製される。そしてこのコ
ンデンサは別の電源によって充電されて電荷を蓄積し、
電気・電子回路の様々な所に利用されている7コンデン
サの容量は絶縁膜の薄い程大きく、LB膜を絶縁膜とし
た超薄膜コンデンサが発明されている(特願昭62−2
15353号)。
発明が 決しようとする問題点 しかしコンデンサは別な電源によって充電されて始めて
利用されていて、コンデンサと電源とは別個なものであ
った。したがってコンデンサであると同時に電源も内蔵
している本発明の静電容量・電圧発生素子が作られれば
、極めて有用な素子となるばかりでなく、全く新しい素
子が発明されたことになる。
湧−虱l亙迭まjための手段 本発明の静電容量・電圧発生素子は二種の形に分けられ
る。第一は絶縁超薄膜がLB膜のように分極しているか
或いは分極している膜を含む異種複合膜であるときで、
この絶縁、tf1M膜を挟む何電極金属が同種でも異種
でも電圧が発生する。もちろん静電容量も極めて大きい
、第二の形は絶縁超薄膜に分極のないときで、画電極金
属が異種のときに電圧を発生する。そして絶縁超薄膜の
厚さが10−’I+!以下で抵抗が10’Ω/cm”程
度共、ヒのときにl〆F/cm”程の極めて大きな容量
を有し数百mVの直流電圧を発生する静電容量・電圧発
生素子を供する。
(実施例) 次に本発明の静電容量・電圧発生素子を実施例について
図面を参照して説明する。
実施例1 この実施例においては、第1図及び第2図に示すように
先ず顕微鏡用のスライド・ガラス(1)の面に2000
〜3000人の厚さのアルミニウムを蒸着させて電極端
子(5)を備えた一方の電極(7)を形成する。アルミ
ニウムは空気中で自然酸化されるから、電極(7)の表
面は酸化アルミニウムAI、0..の薄膜(9)によっ
て被覆される。該薄膜(9)は約30人の厚さを有する
。該薄膜(9)にLB法によって5〜10層すなわち2
0〜40人のポリイミド膜B膜(11)を被着させる。
さらに該ポリイミドL B膜(11)の上に電極端子(
13)を備える他の電極(15)として金を蒸着させる
ことによってAl/AlKO3/ポリイミドL−B膜/
Auの構造を有する本発明の静電容量・電圧発生素子が
形成される。ここでポリイミド膜もA1□0.l膜もと
もに分極し・ていない膜である。
第3図は発生電圧の測定回路である。本発明素子の試料
(1)は金属容器(2)の中に収められ光から遮断され
ている。AI′W1極は接地され、AII[極は金属板
(3)に接続されている。該金属板(3)の電位はAu
電極の電位と同じであり、この電位が表面電位計(5)
のヘッド(4)によって電極非接触で取り出され該表面
電位計(5)で測定される。該表面電位計(5)の出力
はXYレコーグ(6)に入り増幅されて記録される。す
なわち本素子の発生電圧が記録される。スイッチ(7)
は外部回路にコンデンサC6を接続するためのものであ
りスイッチ(8)は本素子の両電極を短絡するために用
いられる。第3図のスイッチ(7)を閉じて、コンデン
サCFを外部回路に挿入し、本素子の両電極を短絡して
いたスイッチ(8)を開いた時点からの電圧発生を測定
した。この結果を第4図に示す、挿入コンデンサの容t
 c pが大きくなると電圧発生速度が小さくなるが、
発生電圧の飽和値はC1の大きさには関係がなく、CF
=0 (10] ) 、C++=IJF(102)、c
、=24F(102) 、Cy=4pFC103)の曲
線は皆同じ飽和電圧値■。rに達する。このような電圧
発生は相当な長期間にわたる、第5図はその例で、曲線
(2)が約2年間にわたる電圧の発生を示している。こ
の測定では、測定時以外は素子の両電極が短絡されてい
て、測定時に外部回路を開放し挿入図の曲AI!(1)
に示すように電圧の発生を測定して発生電圧の飽和値V
。1.を求めたものである。
第4図の時開tと発生電圧Vとの関係をlog((Vo
c−V)/Vo、、)〜tの関1系に書き替えたものが
第6図である。C,、=0 (l O1) 、C,、=
1μF(102)、C,、、=2.FC103)の各特
性とも直線となっている(V″:1Vocになると測定
誤差が増加する)。
以上筒4.5.6図の結果は本発明の素子が静電容量と
電圧発生源とを合わせ持ち、さらに絶縁膜として抵抗も
あることを示している。本素子の電圧発生源は電圧源よ
りもむしろ電流源とした方が良いことを本素子の温度特
性と関連して後述するが、静電容量C6、電気抵抗R6
、電流源■。で構成される第7図のような等価回路で本
発明の素子の緒特性を説明出来るものである。すなわち
、第7図の回路で短絡していた端子(1)及び(2)を
開放した時点から該端子(1)と(2)の間に発生する
電圧Vの時間変化は V=IaRo[1−exp(−t/(C,+CIりRo
b]    (1)ただしC1,は外部回路に挿入した
静電容量の大きさであり、tは経過時間である。■。1
.を発生電圧の飽和値とすると、式(1)より Voc” LRo             (2)し
たがって式(1)より In((V、1c−V)/Voc)=−t/(C++−
!−Cp)Ro  (3)上式は第6図の直線関係を良
く説明している。
さらに第4図の原点における曲線(101)、(102
)、(103)等の接線の傾斜つまり初期電圧上昇速度
の逆数(dV/dt)。を求め、これと外部挿入台A 
C、、どの関係を求めると、第8図のような直線関係が
得られる。rMには第4.6図に示した本素子の試料の
特性(10)の他に二種の素子試料の特性(5)、(6
)も掲げた。括弧内の数字は素子中のポリイミドLB膜
の単分子膜の暦数を意味している。
この直線関係は第7図の等価回路を用いて以下のように
説明することができる。すなわち第7図の該端子(、1
,)と(2)を開放にした時点からの発生電圧Vの時間
変化は式(1)で表される。よって式(1)を時間tt
’微分して初期電圧上昇速度の逆数をとると (dV/dt)o= (1/Io) (Co+ GK)
      (4)」−式は第8図の(dV/dt)。
〜CVの直線関係を説明している。さらに第8図ではこ
の直線が原点を通らずC1の横軸を負の側で切っている
。この横軸の負の切片は式(4)を参照してC6の値を
示していることになるが、図から見て三つの素子試料で
0.2〜0.31Fであり、本素子の電極面積が002
cm2であるから、Coこの値は1.(1〜1.5 x
F/cm2と大きな値である。別に容量計を用いた測定
でも同様な数値が得られている。
以ト実験と解析で示したように、本発明の素子は1.0
1F7cm”程度の大きな静電容量を持つと同時に0.
1〜0.2ボルトの電圧を発生する新しい素子であるこ
とがわかった。
実施例2 第7図のCFを外部回路に挿入せず、端子(1)と(2
)の間の発生電圧を種々の温度で測定し、その飽和値■
、工を求めて示したちのが第9図であるにの図にはポリ
イミドLB膜の単分子膜暦数がlnj:!Jの素子の特
性(10)とこれが5層のもの(5)とが示されている
。何れも温度の上昇とともに発生電圧V。、、は増大す
るが、200℃近くで1.0ボルト程の値で飽和する傾
向にある。
この発生電圧V。C1の温度特性は第8図の等価回路で
見るならばこの回路を構成する要素によると考えられる
が、静電容1!:Coは式(2)に示すように■。Cに
は関係しない、よって■。、、の温度特性は電流源I0
又はR6或いはその双方の特性によると考えられる。し
かし本発明の素子に用いたような絶縁超薄膜に流れる電
流は主としてトンネル電流であるから、これに対する抵
抗R8は温度依存性が無いと見られる。更にこれを確か
めるために初期電圧上昇速度の逆数(dV/dt)−’
を求めてこれと絶対温度の逆数1/Tとの関係を調べた
。結果を第10図に掲げる8この図における初期電圧上
昇速度は発生電圧が零の時のものであるから、第8図を
参照して、この時点では抵抗R6には電流が流れていな
い、したがって第10図の特性には抵抗R0は関与して
いない筈である。初期電圧上昇速度については式(4)
でC,=Oとして(dV/dtl’= (1/L)C,
、(5)したがって第1013!ffの温度特性は電流
源工。起因()ているとみられる。
第10図はlog((dV/dt)−’)〜1/Tの直
線関係を示しているので、この傾斜から活性化エネルギ
ーとしてH=D、43 eVが求められる。AllとA
1の仕事関数の差を 八W=1.OVとして下式を採用
し1.= A(ΔW −Voc)exp(−)!/kT
)= A(1,OVo−)exp(−0,43/kT)
  (6)この式を式(2)に用いて Vo、、”ToR。
= RoAΔWexp(−H/kT)/(1+RoAe
xp(−!l/kT))= RoAexp(−0,43
/kT)/ (]、+RoAexp(−0,43/kT
)第9図にあげた発生電圧■。l−の温度特性の実測値
(5)の−点の値を用いて上式の定数R6Aを定めた後
にこの式の関係を示したものが第11図の実線であり、
黒丸は第9図に挙げた測定値を再び示したものである。
図示するように計算値と実測値とは略一致している。
以と述べたように、電流源I。に熱活性形の式(6)の
特性を与えることによって、本発明の静電容量・電圧発
生素子の室温で得られた種々の特性及び温度特性を説明
することが出来たが、電圧発生源として電圧源を取り上
げた場合には、第9図、第10図のような温度特性を理
解することが困難である。
第9図に見られるように、本発明の一素子でも1ボルト
近い電圧を発生するので、この素子を4個直列に接続し
て90℃に保持したところ、各素子の発生電圧は加算さ
れ約2.5ボルトになった。この電圧を2ボルトで作動
する抵抗が略10”Ωの液晶素子に印加したところ、該
液晶素子に表示があられれてこの素子の駆動されたこと
が確認された。
ただし−回表示されると発生電圧が低下してしまうので
、回路を開いて数秒間電圧の上昇を待ち再び電圧を液晶
素子に印加すればその駆動が可能になる。このような液
晶素子の駆動では本発明の素子のコンデンサに充電され
たエネルギーが液晶素子に与えられて該液晶素子が駆動
され、同時にコンデンサは放電してそのエネルギーを失
って電圧が低下して該液晶素子の駆動は停止するが、画
素子の接続を切って本発明素子のコンデンサが充電され
て電圧が上昇すれば、このコンデンサのエネルギーによ
って再び液晶素子を駆動することが可能になるものであ
る。
以上述べたように、本発明の静電容量・電圧発生素子の
今後の工業的応用が期待されるが、最後に本発明の素子
が第8図の等何回路で表せるとして、室温における該等
価回路の要素の値及び発生電圧の値の例を表1に挙げて
おいた。
【図面の簡単な説明】
竿1図は本発明の静電容量・電圧発生素子の実施例の概
略図、第2図は第1図のII−II線による断面図、第
3図は第1図に示した本発明の素子の発生電圧測定回路
の概略図、第4図は本発明の素子の外部回路にコンデン
サを挿入した時の該素子の電圧発生の時間特性、第5図
は本発明素子の長時間にわたる電圧発生を示す図、第6
図は本発明素子の発生電圧■と時間tの関係を示す図、
第7図は本発明素子の等何回路、箒8図は本発明素子の
初期電圧−上昇速度と外部挿入静電容量との関係を示す
図、第9図は本発明素子の発生電圧の温度特性を示す図
、第10図は本発明素子の初期電圧上昇速度と絶対温度
との関係を示す図、第11図は本発明素子の発生電圧の
温度特性について、理論計算値と実測値とを比較した図
、第12図は本発明素子の特性の例を示した表である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絶縁超薄膜を金属電極で挟んだ構造で、電極間に
    静電容量を持つと同時に電圧を発生する素子。
  2. (2)前記絶縁超薄膜はラングミュア・プロジェット法
    によって前記電極上に被着された単分子膜一層または数
    層から形成された膜或いは電極金属の酸化物超薄膜や他
    の単分子膜との異種複合膜であることを特徴とする静電
    容量・電圧発生素子。
JP1510989A 1989-01-26 1989-01-26 静電容量・電圧発生素子 Pending JPH02197107A (ja)

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JP1510989A JPH02197107A (ja) 1989-01-26 1989-01-26 静電容量・電圧発生素子

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017152632A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 エクボ株式会社 発電素子の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017152632A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 エクボ株式会社 発電素子の製造方法

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