JPH02191728A - 紡績機械における糸切れ検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 切れ現象を検出する装置に関するものである。

（従来技術及びその問題点） 一般に、紡績工場においては、精糸等の糸条中に含まれ
る糸むら変動乃至二恵糸、太糸、細糸等の糸欠陥を監視
する装置として、測定コンデンサー等の測定ヘッドを有
するヤーンモニターが２１されているが、この装置は１
１１１！定ヘツド中を通過する糸条中に前述の糸欠陥が
含まれ′Ｃいるか否かをに張力異常等の原因で切れた場
合にはこれを検出することはできなかった。

そのため、従来は走行中の糸条の張力が糸切れによって
変化するのを機械的に検知して紡績機械の運転を停止さ
せるか、ヤーンクリアラーのカッターを駆動させて糸条
を貴所するかを指令する信号を発するようにした装置を
ヤーンモニターとは別途に設けていたが、この装置にあ
っては、糸切れ発生から反応するまでに時間がか−るだ
けでなく、確実性に乏しい欠点を有していた。

（発明の目的） 本発明は、上記従来技術の間鳳点を解決するためにヤー
ンモニターからのモニター信号を利用して糸切れを短時
間で、かつ、確実に検出することができる紡績機械にお
ける糸切れ検出装置を提供することを目的とするもので
ある。

（発明の開示） 本発明に係る糸切れ検出装置は、測定コンデンサーから
成る測定ヘッド２１と、同測定ヘッド中を通過する糸条
の太さ等の物理量変動に応じて電圧が変化するモニター
信号Ｕを出力する測定回路２とから構成されるヤーンモ
ニター１におψて、モニター信号Ｕ中に含まれろ糸条の
走行信号を監視し、走行信号が零となったときに停止信
号Ｕ、？を出力する走行監視回路５と、前記モニター信
号Ｕが入力されている状態において停止信号ＵＩが入力
されたときのみ糸切れ検出信号Ｕｄを出力するアンド回
路４を設けたことを特徴とするものである。

尚、走行監視回路５は、デジタル回路の場合、モニター
信号Ｕの電圧と予め設定された基準電圧Ｖｍとを比較し
て、モニター信号の基準電圧ｖｎａより高い電圧部分を
パルス信号Ｕｐとして出力する比較回路６．と、同比較
回路からのパルス信号Ｕｐが予め設定された時間内に少
なくとも一個入力されないときにこれを糸停止とみなし
て信号（Ｊｚを一定時間継続して出力する比較回路Ｓｊ
ｌ！とから構成されるもので、基準電圧ｖｒｍは監視す
べき糸条の杏子の違い等によって可変できるように設定
器６αにより調節し、捕捉すべきパルス信号Ｕｐの時間
間隔は設定器５ｂにより調節するものである。図中、５
はヤーンクリアラーのカッター駆動回路、６はガイドロ
ーラ６１を回転させる巻糸機の駆動装置である。

（発明の作用） 本発明の上記構成に従い、糸条を精糸とした場合につい
て本発明の詳細な説明する。

即ち、これから巻糸機にかけようとする糸の杏子等によ
って決定される糸の平均太さに関連する電圧が基準電圧
ｖ１１Ｌとして出力されるように設定器６αをｍ節し、
かつ、捕捉しようとするパルス信号Ｕｐの発生時間間隔
が適当な値となるように設定器６ｂを予め１４節してお
く。

面して、巻糸機の駆動装置６を駆動してガイドローラ６
□を回転させ、この回転によって巻糸ドラム６２に糸を
巻き取らせると、糸は巻取ドラム６２に向って走行し始
める。糸を測定ヘッド２１中に投入する前にあっては測
定回路２からのモニター信号Ｕは零であるから、走行監
視回路６の比較回路６１からはパルス信号Ｕｐは出力さ
れず、パルス信号Ｕｐの入力のなφ否定回路である比較
回路６２からは停止信号Ｕ」が出力されるが、モニター
信号Ｕの入力のなφアンド回路４は停止信号ＵＪＰの入
力のみでは作動しない。前記走行し始めた糸を測定ヘラ
）’　２１中に投入すると、測定回路２からモニター信
号Ｕが出力され、この出力信号ＵＫより糸欠陥の監視が
始まるが、糸が正常に巻糸ドラム６２に巻き取られて走
行しているときには比較回路６１からは設定時間内に少
なくとも一個のパルス信号Ｕｐが出力されているので、
比較回路５２はこのパルス信号Ｕｐの入力によって出力
信号つまり停止信号零の状態を保持する。

而して、測定ヘッドλ中を正常糸として通過した糸が巻
糸ドラム６２へ至る間に糸切れを起こした場合、糸が測
定ヘッド２１中に留まった状態になるため、モニター信
号Ｕ中に電圧変化がなくなり、基準電圧ＶＦＸを超える
電圧部分が零となるため、比較回路６１からの出力信号
Ｕｐは零となり、これによって比較回路６２から停止信
号Ｕ／が出力される。測定ヘッドｈ中に糸がある限りモ
ニター信号Ｕが常時入力されているアンド回路４は前記
停止信号ＴＪｚの入力により作動して糸切れ検出信号Ｕ
ｄを出力する。この検出信号ＵｃＬによりヤーンクリア
ラーのカッター駆動回路５を作動させて不良糸として切
断除去し、同時に、巻糸機の駆動装置６に停止信号を送
ってガイドｎ−ラ６１の回転を停止させて巻糸作業を空
所させる。切れた糸をノッティング装置により結んだ後
、巻糸作業を再開し、前述の糸監視を行う。

（発明の効果） 以上述べた如く、本発明に係る糸切れ検出装置によれば
、スライバー、粗糸、精糸等の糸条を巻ｉ％機等の紡Ｉ
ＩＩＮ械により巻き取る際に生じる糸切れ現象を一？−
＝−６−モニターから出力されろモニター信号を利用し
て電子的に検出するようにしたものであるから、従来の
張力変化によって糸切れを検出する装置に較べて反応時
間が短かく、かつ、確実性が高いもので、紡績作業の能
率向上に大きく貢献できるものである。

また、ヤーンモニターからのモニター信号を利用するも
のであるから、既設のヤーンクリアラーに走行監視回路
とアンド回路を付加するだけで、糸切れ検出機能を持っ
たヤーンクリアラーに改良することができて便利である
。

尚、本実施例にあっては、走行監視回路５にデジタル回
路を採用したが、モニター信号中に含まれる交流信号部
分を走行信号として捕えるアナログ回路を採用すること
も可能であり、回路構成にはデジタル、アナログの如何
を問わないものであるＯ また、本実施例にあっては測定ヘッドに測定コンデンサ
ー等の電気容量式のものを使用したが、光電式、音波式
のものであっても本発明装置の電気回路はそのまま適用
でき、その作用、効果は同一である。

また、本実施例にあっては精糸の巻糸工程における作用
、効果を説明したが、粗紡、線条、精紡の紡績全工程に
おけるスライバー、粗糸、精糸の糸切れ現象を検出する
場合も同一の作用を行うもので、その場合には、測定ヘ
ッドを通過する前の糸切れを検出するために、別のモニ
ターを併設しておくものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施態様を例示する電気回路図である。 １・・・ヤーンモニター　２・・・測定回路、２１・・
・測定ヘッド、５・・・走行監視回路、５１１％　５２
・・・比較回路、５ａ、５．６・・・設定器、４・・・
アンド回路、５・・・カッター駆動回路、６・・・駆動
装置、６エ・・・ガイドローラ、６ｚ・・・巻糸ドラム

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 電気容量式、光電式、音波式の測定ヘッド２＿１と、同
   測定ヘッド中を通過する糸条の太さ等の物理量変動に応
   じて電圧が変化するモニター信号Ｕを出力する測定回路
   ２とから構成されるモニタ ー１において、モニター信号Ｕ中に含まれる糸条の走行
   信号を監視し、走行信号が零となったときに停止信号Ｕ
   ｓを出力する走行監視回路３と、前記モニター信号Ｕが
   入力されている状態において停止信号Ｕｓが入力された
   ときのみ糸切れ検出信号Ｕｄを出力するアンド回路４を
   設けたことを特徴とする紡績機械における糸切れ検出装
   置。