JPH02187366A - インクジェット記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はインクジェット記録装置に関し、詳しくは予備
吐出によってヘッドの吐出口より吐出されたインクを吸
収除去するためのインク吸収体を備えたインクジェット
記録装置に関する。

〔従来の技術〕

プリンタやファクシミリなどの記録装置は、記録方式に
より、サーマル式、ワイヤドツト式、インクジェット式
などに分けることができる。

このうち、インクジェット方式（インクジェット記録装
置）は、少なくとも１つの微細な径の吐出口を有する記
録ヘッドにインクを供給すると共に、印字データに基づ
いて該液路に設けられたエネルギー発生体を駆動し、液
路内のインクに膨張及び収縮を与えて吐出口よりインク
滴を飛翔させ、このインク滴を紙やプラスチック薄板な
どのシートに付着させてトソトパターンを形成していく
ように構成されている。

ところで、この種インクシェアド記録装置は、印字開始
前のインク（又は印字中でも不使用の液路内のインク）
がインク溶剤の蒸発によりインク増粘し、或いは埃の付
着や気泡の混入等により液路に目詰まりを生じる場合が
ある。これを防止し、安定な吐出を行えるようにするた
め、予備吐出をおこなっている。予備吐出されたインク
は、第１０図に示すようなインク吸収体に染み込ませる
ように構成されている。

第１０図のように、インク吸収体５０はホルダ５１に着
脱自在に装着され、ホルダ５１はホームポジション等に
ヘッドのインク滴吐出面に対向させて配設されている。

また、第１１図に示すように、インク吸収量を大きくし
、インク吸収体の交換を不要にした構成も提案されてい
る。即ち、ヘッドの底面積程度の大サイズの吸収体５３
を設け、この吸収体５３に垂直に予備吐出によるインク
を直接受ける小サイズの吸収体５２を連結して構成され
ている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、このような従来のインクジェット記録装置にあ
っては、第１０図の構成のインク吸収体を用いた場合、
小スペース化が図れる利点はあるものの、インクの収容
量が少ないために定期的なインクの交換を必要とし、使
用感および操作性が悪いものであった。

また、第１１図の構成のインク吸収体を用いた場合、吸
収体が大きくなるため、コストアップを招くことになる
。加えて、広いスペースを必要とするために、記録装置
全体の大型化を招く不具合がある。

〔目的〕

本発明の目的は、このような従来技術の問題を解決でき
、必要最小限のインク吸収体を用いながら予備吐出によ
るインクの吸収を効果的に行うことが可能なインクジェ
ット記録装置を提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、吐出口によりインクを吐出して記録を行う為
の記録ヘッドと、記録に用いられないインクを吐出させ
る手段と、吐出されたインクを吸収するインク吸収体と
を備えたインクジェット記録装置において、動作中に発
熱し且つインクジェット記録装置を構成する部材の１つ
に、前記インク吸収体を近接配設し或いルよインク吸収
体の少なくとも一部を密着させる構成により、上記目的
を達成するものである。

前記発熱する部材には、キャリッジ駆動用のモータ、電
圧変圧器、ヘソドドライハアレイ等を用いることができ
る。

〔作用〕

請求項１のように構成することによって、発熱する部材
からの熱が、インク吸収体に輻射或いは伝熱し、インク
吸収体内のインクが蒸発する。したがって、インク吸収
体の吸収能力が限界になることはなく、常に、インクを
吸収できる状態にされている。このため、小さいインク
吸収体を用いながら、インク吸収体を交換する必要が無
＜、操作性を低下させることが無い。

更に、請求項２〜４のように構成することによって、発
熱する部材からの熱が効果的にインク吸収体に付与され
、吸収したインクの蒸発が速やかになされる。したがっ
て、よりインクの吸収能力が高められると共に余分な熱
がヘッドの吐出特性に悪影響を及ぼすことがない。

〔実施例〕

以下、第１図〜第９図を参照して本発明を具体的に説明
する。

第１図は本発明によるインクジェット記録装置の一実施
例を示す模式的斜視図である。

第１図において、１は以下に示す各部材が搭載されるベ
ースであり、側板１ａ、１ｂおよび中間側板１ｃが立設
されている。２は側板１ａ、ｌｂ感に回転自在に軸支さ
れたリードスクリューであり、所定のリードピッチによ
る送りネジ部２ａ及び溝２ｂが形成されている。３はリ
ードスクリュー２の一端に設けられた伝達ギヤ、４は伝
達ギヤ３に対し軸方向には摺動自在に係着し回転方向に
は駆動力が伝達するようにして伝達ギヤ３に近接させて
リードスクリュー２に外嵌されるクラッチギヤである。

５は伝達ギヤ３とクラッチギヤ４との間に装着されて常
時クラッチギヤ４を記録方向へ付勢するコイルバネであ
る。このコイルバネ５によって付勢されるクラッチギヤ
４の位置を規制するため、第２図に示ずようにＣリング
６が伝達ギヤ３の端部に形成されている溝３ｂに係着し
ている。

７はキャリッジであり、その詳細は第３図の如くである
。７ａ、７ｂはリードスクリュー２に嵌合する軸受部、
７Ｃは軸受部７ａにに設けられる押圧部、７ｄはキャリ
ッジ７の下部に設けられる遮蔽板、７ｅは前部の両側に
設けられる突起形のガイド部、７ｆはポリアセタール等
の弾性を有するプラスチック材料を用いてキャリッジ７
に一体に形成されるヘノドロックレバー、７ｇはヘッド
ロックレバ−７ｆの前部に形成されたフック部、７ｈは
キャリッジ７０両側面に装着されるキャリッジロック部
、８はキャリッジ７の所定位置でかつリードスクリュー
２のリード角に沿って、第４図のように斜めに取付けら
れている駆動ビンである。

９は第３図のようにキャリッジ７の下部に設けられた「
コ」の字形のキャリッジバネである。９ａはキャリッジ
バネ９の一端に形成された圧接部であり、先端部に回動
自在にガイドコロ１０が設けられ、このガイドコロ１０
によってベース１のレール部１０１を押圧している。９
ｂは第６図に示すように、リードスクリュー２に押し当
てられるパット１１を先端に装着したバット押え部、９
Ｃはヘッドの取り外しを容易にするだめの撥ね上げ部で
ある。

１２は液体の吐出に利用される熱エネルギーを発生ずる
為の電気熱交換体が設けられたべ・ノド部１２ａとヘッ
ド部１２ａに供給するインクを収容する為のインクタン
ク１２ｂが一体的にキャリ・ノジ７に着脱可能に搭載さ
れ得る使い捨て型のへ・ソドであり、第５図のように搭
載される。１２ｃはキャリッジ７の取付は部に挿入され
る取付ピン、１２ｄはヘッド１２の後端に形成されてへ
・ラド１２の取付時にフック部７ｇが係着されるフック
部である。１３はキャリッジ７の上面に設けられて装着
されたへ、ド１２の電極に接触可能なフレキシブルコン
タクト、１４はリードスクリュー２に平行配設されて記
録紙を巻付けながらｔａ送する紙送りローラである。１
５は紙送りローラ１５を回１耘駆動する紙送りモータ、
１６は被記録体としての印字用紙、１７は紙送りローラ
１４へ送り込む印字用紙１６のガイドとなるベーパーパ
ンである。

１８は印字位置における印字用紙１６がヘッド１２側へ
折れ曲がるのを防止する紙押え板、１９はキャリッジ７
の駆動源となるモータ、１９ａはモータ１９を側Ｆｉ１
　ａに固定するためのステー１９ｂはモータ１９の回転
軸、２０は回転軸１９ｂの軸端部に装着されたピニオン
、２２はピニオン２０及び伝達ギヤ３に噛合してピニオ
ン２０の回転を伝達ギヤ３に伝達するアイドルギヤであ
り、そのギヤ軸２１は側板１ａに軸支されている。

２３はアイドルギヤ２２に同軸に軸支されてキャップ２
７を回動させるキャップギヤである。キャップギヤ２３
は、キャップレバー２４を揺動°Ｊ−るためのカム２３
ａを−・体加工により備えている。

２４はレバー軸２５に回動自在に取付けられたキャンプ
レバーであり、カム２３ａに当接する当接部２４ａ、キ
ャップレバー２４に回転力を付与するバネ部２４ｂを備
えている。２６はキャップレバー２４の前面に装着され
たキャップホルダ、２７はキャンプホルダ２６の前面に
装着されたキャップであり、密着性を良好にする為のリ
ブ２７ａを有している。２８は側板ＩＣに取付けられた
ブレードであり、記録ヘッド１２の吐出口面をキャリッ
ジ７の移動によって清掃する。２９は多孔質の親水化処
理が施されて側板１ｃに装着されたインク吸収体、３０
は伝達ギヤ３の近傍のベース底面に設けられたホームポ
ジション検出用のインクラブタである。

次に、以上の構成による実施例の動作について説明する
。

まず、モータ１９が回転すると、ピニオン２０、アイド
ルギヤ２２を介して駆動力が伝達され、伝達ギヤ３が回
転する。伝達ギヤ３が回転することによってリードスク
リュー２が回転することによってリードスクリュー２が
回転し、Ａ方向に回転するときキャリッジ７はａ方向に
移動する。逆に、リードスクリュー２がＢ方向に回転す
るとき、キャリッジ７はｂ方向へ移動する。リードスク
リュー２は、記録情報に応じて交互にａ、ｂ方向へ回転
し、キャリッジ７を往復させ、その過程で・＼・ノド１
２の吐出口よりインク滴を吐出させる。　次に、印字中
に一定時間を経過しても印字データが入力されないとき
、或いは電源投入に伴ってキャップを開けた後など、流
路内のインクが増粘する可能性があるときの予備吐出に
ついて説明する。

まず、キャリッジ７をｂ方向へ移動させ、インク吸収体
２９に吐出口１２ａを対向させ、所定量の予備吐出を行
う。吐出されたインクはインク吸収体２９に毛細管現象
により吸収され、インク吸収体２９の全体に拡散する。

インク吸収体２９にはキャリアモータ１９が近接配設さ
れており、このキャリアモータ１９は動作中に成る温度
（約３０度〜５０度）に上昇する。このため、インク吸
収体２９にとって、キャリアモータ１９は乾燥機として
機能し、インク吸収体２９に吸収されたインクは徐々に
蒸発し、インク吸収体２９の吸収能力以上にインクを吸
収保持する恐れは無い。したがって、インク吸収体２９
を交換する等の必要が無くなり、操作性が向上する。

第７図は本発明の第２実施例の主要部の構成を示し、イ
ンク吸収体２９をキャリアモータ１９のケーシングの約
半周に巻付けるようにし、キャリアモータ１９の発する
熱が効果的にインク吸収体２９に伝わるようにしたもの
である。

また、第８図は本発明の第３実施例の主要部の構成を示
し、インク吸収体２９を装置の電源変圧器５４のケーシ
ングに密着させ、電源変圧器５４の発する熱が直接イン
ク吸収体２９に伝達されるようにしたものである。

更に、第９図は本発明の第４実施例の主要部の構成を示
し、インク吸収体２９をヘッドドライバアレイ５５に密
着させるようにしたものである。

ヘッドドライバアレイ５５は、ヘッドの駆動に伴って発
熱するので、この熱をインク吸収体２９の乾燥熱源とし
て用いることができる。

第７図〜第９図の実施例によれば、いずれもインク吸収
体２９を何らかの乾燥熱源によって強制的に乾燥させて
いるので、第１図の実施例に比べ、インク吸収体２９に
吸収されたインクは速やかに蒸発し、インク吸収体２９
に保持されるインク量を少なくすることができる。

特に本実施例の様に熱エネルギーを利用してインクを吐
出させる記録ヘッドを用いる構成では、装置内で発生す
る余分な熱が、記録ヘッド及びヘッド内のインクの温度
に微妙な影響を与えインク滴の大きさや濃度等を変化さ
せるおそれがあるが、このような熱を予備吐出されたイ
ンクの乾燥に用いることでその影響をできるだけおさえ
ている。

〔発明の効果〕

本発明は上記の通り構成されているので、次に記載する
効果を奏する。

請求項１のインクジェット記録装置は、吐出口によりイ
ンクを吐出して記録を行う為の記録ヘッドと、記録に用
いられないインクを吐出させる手段と、吐出されたイン
クを吸収するインク吸収体とを備えたインクジェット記
録装置において、動作中に発熱し且つインクジェット記
録装置を構成する部材の１つに、前記インク吸収体を近
接配設し或いはインク吸収体の少なくとも一部を密着さ
せるようにしたので、インクの蒸発が促進され、小さい
インク吸収体を用いながらインク吸収体の交換を不要に
し、安価で小型なインクジェット記録装置を提供するこ
とが可能になる。

請求項２〜４のインクジェット記録装置においては、発
熱する部材に、キャリッジ駆動用のモータ、電源変圧器
、又はヘッドドライバアレイを用いるようにしたので、
インクジェット吸収体よりのインクの蒸発を一層促進さ
せることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるインクジェット記録装置の一実施
例の模式的斜視図、第２図は第１図の伝達ギヤ部の詳細
を示す分解斜視図、第３図はキャリッジの詳細を示す分
解斜視図、第４図は駆動ピンと送りネジ部との係合を示
す模式的側面図、第５図はヘッドのキャリッジへの装着
状態を示す模式的側面図、第６図はバットの取付は状態
を示す模式的側面図、第７図〜第９図は本発明の第２〜
第４の実施例を示す斜視図、第１０図および第１１図は
従来のインクジェット記録装置のインク吸収体の構成を
示す斜視図である。 １−・−−−−−一−−−ベース、２−一一一−・−・
−リードスクリュー３−一一一−−−−・・伝達ギヤ、
４−−−−−・−クラッチギヤ、７キヤリソジ、１２−
−−−・−＝−ヘッド、１２ａ−・ヘッド部、１９−−
−−−・−−−−−・モータ、２２−・−・−・−アイ
ドルギヤ、２３・−一−−−−−−−−キャップギヤ、
２４−・−・キャンプレバー　２７−−−−・・−キャ
ップ、２９・−インク吸収体、５４−・−−−−一・電
源変圧器、５５・−−−−−ヘッドドライバアレイ。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）吐出口によりインクを吐出して記録を行う為の記
   録ヘッドと、記録に用いられないインクを吐出させる手
   段と、吐出されたインクを吸収するインク吸収体とを備
   えたインクジェット記録装置において、動作中に発熱し
   且つインクジェット記録装置を構成する部材の１つに、
   前記インク吸収体を近接配設し或いはインク吸収体の少
   なくとも一部を密着させたことを特徴とするインクジェ
   ット記録装置。
2. （２）前記発熱する部材は、キャリッジ駆動用のモータ
   であることを特徴とする請求項１に記載のインクジェッ
   ト記録装置。
3. （３）前記発熱する部材は、電源変圧器であることを特
   徴とする請求項１に記載のインクジェット記録装置。
4. （４）前記発熱する部材は、ヘッドドライバアレイであ
   ることを特徴とする請求項１に記載のインクジェット記
   録装置。