JPH0218098Y2 - - Google Patents

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JPH0218098Y2
JPH0218098Y2 JP3425885U JP3425885U JPH0218098Y2 JP H0218098 Y2 JPH0218098 Y2 JP H0218098Y2 JP 3425885 U JP3425885 U JP 3425885U JP 3425885 U JP3425885 U JP 3425885U JP H0218098 Y2 JPH0218098 Y2 JP H0218098Y2
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JP
Japan
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roll
pinion gear
rolls
arm
fixed
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JP3425885U
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JPS61152004U (ja
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Landscapes

  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Road Paving Machines (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は転圧車両等に使用される2分割ロール
の差動装置に関するものである。
従来の技術 転圧機械の大型化に伴い、ロールの幅寸法が大
型化される。
従来上記ロールは一体的構造のものと第4図に
示す如く2分割されたものがあり、一体的構造の
ものについては車両旋回時にはロールの旋回内側
と旋回外側との旋回距離の差によりロールと地盤
間に引摺り現象が生じ、その摩擦力により地盤の
平坦性を損なう不具合や、地盤表面に幅狭の多数
の割れ目を生ずる等の仕上がり上の問題が生ずる
と共に、ロール表面を損傷させる不具合が生じ
た。また従来の2分割ロールは図示の如く両ロー
ル1,2のそれぞれの側に駆動モータ4,5を設
け歯車6,7等を介してロール1,2を独立に駆
動せしめ、差動させるべく形成されているが、極
めて高価のものとなる欠点があつた。
考案が解決しようとする問題点 本考案は上記不具合および欠点等を解決するも
ので、旋回時のロールの引摺りをなくし、良好の
転圧作業を可能にすると共に、構造簡単で、安価
に製作し得る2分割ロールの差動装置を提供する
ことにある。
問題点を解決するための手段およびその作用 本考案は上記問題を解消するため、ロールを2
分割にすると共に、ロールが枢着される回転中心
軸にアームの一端部を固定し、該アームの他端側
に並設して枢支される2つの軸を設け、この軸の
それぞれ一端部に第1のピニオンギヤ、他端部に
第2のピニオンギヤを設け、上記第1のピニオン
ギヤは互いに噛合すべく配設し、上記第2のピニ
オンギヤを上記ロールと同心軸上に配設される歯
車に噛合せしめて形成される2分割ロールの差動
装置をその手段としたもので、簡単な構造で差動
機能を達成したことを特徴とする。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図に示す如く、転圧車両のフレーム8には
駆動モータ9が固定され、駆動モータ9に一端側
を連結する回転中心軸10の他端側は同じくフレ
ーム11に枢支される。回転中心軸10にはロー
ル1,2が軸受12を介し軸支される。ロール1
および2は微小間隙13を介し隣接して配設さ
れ、ほぼ同一形状に形成される。ロール1および
2の外周面は普通鋼材等で形成されるもの、又は
ゴムコーテイングされるもの等が一般に採用され
る。またロール1および2はロツク機構14によ
り同時に旋回し得るように連結される。勿論、後
に説明する差動装置を動作せしめる場合にはロツ
ク機構14は解除される。ロツク機構14は片方
のロール1に固定される筒15内に着脱可能に挿
入されるピン16と挿入されたピン16の先端が
係止する他方のロール2側に固定される係止部材
17等とから形成される。なお、ピン16にはス
プリングピン18が係合し、ピン16を所定位置
に保持する。ロツク機構の解除はピン16を係止
部材17から外して行う。
次に差動装置19を説明する。
第1図および第2図に示す如く、アーム20は
その一端側をキー21により回転中心軸10に固
定される。アーム20の他端側は回転中心軸10
の軸芯から角度を隔ててそれぞれ二股状に突設さ
れ、第3図に示す如く、2つの軸22,23がブ
ツシユ24を介し、枢支されている。軸22,2
3の一端側には同一形状の第1のピニオンギヤ2
5,26が形成され、他端側には同一形状の第2
のピニオンギヤ27,28が形成されている。第
1のピニオンギヤ25と26は互いに噛合すべく
配設される。
ロール1,2の回転中心部に形成されるボス部
29には歯車30,31が固定され、歯車30,
31は第2のピニオンギヤ27,28とそれぞれ
噛合すべく配設される。
また第2図に示す如く、軸22,23をアーム
20に組込むため、キヤツプ32がアーム20の
他端部にボルト33により固定される。
差動装置19はカバー34により被包される。
カバー34はロール1に一端側を固定すると共
に、他端側はシール部材35を介しボス部29に
当接する。
次に、本実施例の作用を説明する。
直進走行時には駆動モータ9の回転駆動力によ
り回転中心軸10に固定されたアーム20が回転
すると、第2のピニオン27,28は歯車30,
31に沿つて同一回転方向に回転しようとするが
第1のピニオン25,26が噛合しているため第
2のピニオン27,28は結果として相互にロツ
クされる状態となり、歯車30,31を同一方向
に回転させる。従つてロール1,2は同一回転で
回転駆動される。
直進走行時は上記の如くして駆動されるが、旋
回時には差動装置19が作動される。例えば、ロ
ール1が旋回内側にあり、ロール2が旋回外側に
あるとする。ロール1が旋回抵抗により一時的に
停止した状態を仮定すると、歯車31は停止す
る。従つて歯車31に噛合する第2のピニオンギ
ヤ28は歯車31の外周を公転しながら自転せざ
るを得ない。これにより第1のピニオンギヤ26
が回転し、これを第1のピニオンギヤ25に伝え
る。従つて第2のピニオンギヤ27が回転し、歯
車30を回転させる。
今、リングギヤ30,31の歯数をZ1とし、第
1および第2のピニオンギヤの歯数をZ2とする
と、ロール1が停止状態ではローラ2は 1+Z1/Z2・Z2/Z1=2 すなわち2回転し、アーム20は同方向に1回転
する。勿論、第1および第2のリングギヤ25,,
26,27,28それぞれの歯数および歯車3
0,31の歯数を変えることにより上記回転数は
変化する。しかし、いづれの場合にせよ上記構造
によりロール1および2間は差動し、ロール2は
早く旋回することになる。
以上によりロール1,2は円滑に旋回し地盤に
悪影響を与えない。ロール1,2に外周にゴムコ
ーテイングして地盤との接触面積を増大させたも
のに対しても、良好の旋回が確保され、より優れ
た転圧効果が上げられる。
差動装置19を固定する場合には、ピン16を
挿入し、ロール1,2を一体的に連結し、上記し
た如く駆動モータ9を回転することによりロール
1,2の同時回転が行われる。
以上の如く、差動装置19はコンパクトな簡単
の構造かつ形成され、安価に、かつ簡便に実施で
きる。
なお本実施例でアーム20を一体的の二股構造
としたが勿論これに限定しない。
考案の効果 以上の説明によつて明らかな如く、本考案によ
れば、旋回時にロールの引摺りがなく、良好の転
圧作業が可能になると共に、構造簡単で安価に適
用し得る効果が上げられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の軸断面図、第2図は
本実施例の差動装置の側面図、第3図は第2図の
−線断面図、第4図は従来の2分割ロールの
軸断面図である。 1,2……ロール、8,11……フレーム、9
……駆動モータ、10……回転中心軸、12……
軸受、13……微少間隙、14……ロツク機構、
15……筒、16……ピン、17……係止部材、
18……スプリングピン、19……差動装置、2
0……アーム、21……キー、22,23……
軸、24……ブツシユ、25,26……第1のピ
ニオンギヤ、27,28……第2のピニオンギ
ヤ、29……ボス部、30,31……歯車、32
……キヤツプ、33……ボルト、34……カバ
ー、35……シール部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転中心軸に枢支され、隣設するロール間に介
    設される2分割ロールの差動装置において、上記
    回転中心軸にその一端側を固定されるアームと、
    該アームの突設した他端側に上記回転中心軸芯か
    らそれぞれ角度を隔てて並設されて枢支される2
    本の軸のそれぞれ一端部に固定され相互に噛合す
    る第1のピニオンギヤと、上記2本の軸のそれぞ
    れ他端部に固定される第2のピニオンギヤと、該
    第2のピニオンギヤに噛合し上記2分割ロールの
    同心の軸上に配設される歯車とを有することを特
    徴とする2分割ロールの差動装置。
JP3425885U 1985-03-11 1985-03-11 Expired JPH0218098Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3425885U JPH0218098Y2 (ja) 1985-03-11 1985-03-11

Applications Claiming Priority (1)

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JP3425885U JPH0218098Y2 (ja) 1985-03-11 1985-03-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61152004U JPS61152004U (ja) 1986-09-19
JPH0218098Y2 true JPH0218098Y2 (ja) 1990-05-22

Family

ID=30537459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3425885U Expired JPH0218098Y2 (ja) 1985-03-11 1985-03-11

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JP (1) JPH0218098Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPS61152004U (ja) 1986-09-19

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