JPH0217989Y2 - - Google Patents

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JPH0217989Y2
JPH0217989Y2 JP17676085U JP17676085U JPH0217989Y2 JP H0217989 Y2 JPH0217989 Y2 JP H0217989Y2 JP 17676085 U JP17676085 U JP 17676085U JP 17676085 U JP17676085 U JP 17676085U JP H0217989 Y2 JPH0217989 Y2 JP H0217989Y2
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JP
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cushion material
seat
cushion
recess
bottom plate
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JP17676085U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動二輪車等の車両に取付ける車両
用シートに係り、特に幅広且つ大型の車両用多層
構造クツシヨンシートに関する。
[考案の概要] 本考案は、硬度の異なるクツシヨン材を多層と
したので、シート座面の高さを高くすることな
く、十分なクツシヨン効果が得られる車両用のシ
ートを提供することができる。
[従来の技術] 大型自動二輪車に多く取付けられるシートとし
て幅が広く大型で豪華なシートがあるが、このシ
ートは、ライダーが跨つた際に、シートが幅広の
ためライダーは両足を広げた搭乗姿勢をとること
となる。
従つて、シートに跨つた状態での停車時等にお
ける足先の接地可能な高さも一般のスリムな形状
のシートの場合より低く制約されることから、足
付き性を確保するために、シートの座面高さを低
くする必要があり、車体の高さとの関係で、その
分シートのクツシヨン材の厚みは薄くなつてしま
い、充分なクツシヨン効果が得られず、例えば走
行時に車体がバウンドした際等に、ライダーの尻
がシートのクツシヨン材を圧縮し、該シートのボ
トムプレートに接するような感じの底つき感を生
じ、乗り心地が損なわれるおそれがあつた。
そこで、一部の車種においては、シートのボト
ムプレートの一部(ライダーの尻の位置)に凹所
を形成し、該凹所にクツシヨン材を装填してシー
トの座面の高さを高くすることなくクツシヨン材
の厚みを増加させてクツシヨン効果を増加させた
シートを採用しているものもあつた。
しかし、シートのボトムプレートに形成できる
凹所の深さも、車体側のメインフレームやフユエ
ルタンク等の位置関係から、あまり深く形成でき
ず、その結果クツシヨン材の充分な厚みが確保で
きず、クツシヨン効果も必ずしも満足できる状態
ではなかつた。
本考案は、上記問題点に鑑みなされたもので、
シート座面の高さを高くすることなく、十分なク
ツシヨン効果が得られる車両用シートの提供を目
的としている。
[問題点を解決するための手段及び作用] 本考案は、上記問題点を解決するためになされ
たもので、硬さの異なる少なくとも三種のクツシ
ヨン材を用いる。そして、最も硬い第1のクツシ
ヨン材を前記ボトムプレートの凹所内に配設す
る。次に第1のクツシヨン材より軟かい第2のク
ツシヨン材で前記最も硬い第1のクツシヨン材の
上面を覆う。この時の第2のクツシヨン材は、比
較的硬度の高いものを用いる。この第2のクツシ
ヨン材でボトムプレートの凹所を閉塞するように
凹所縁にかけて配設する。そして、さらに第2の
クツシヨン材より軟かい第3のクツシヨン材を用
いて、前記第2のクツシヨン材に載置する。
このようにして形成された多層のクツシヨン材
に表皮材を被覆して車両用のシートを形成する。
[実施例] 以下、本考案に係る多層構造クツシヨンシート
を自動二輪車のダブルシートに適用した一実施例
について図面を参照して説明する。
但し、当然のことであるが、以下の説明例に記
載し、または図示している構成部品、その他の部
材および配置は、本考案を限定する趣旨ではな
く、単なる説明例に過ぎない。
第1図は本考案に係るダブルシートを取付けた
自動二輪車の後部を示す側面図、第2図はダブル
シートの斜視図、第3図は同じく平面図、第4図
は第3図の−線による断面図、第5図は第3
図の−線による断面図である。
自動二輪車1は、前輪(図示せず)と後輪2間
の車体略中央に大排気量のエンジン3が車体フレ
ーム4に支持されて搭載されている。
前記エンジン3の上方にはフユエルタンク5が
車体フレーム4のメインフレーム(図示せず)に
支持して配設されており、該フユエルタンク5の
後方にダブルシート6が前記メインフレーム及び
シートレール(図示せず)に支持されて取付けら
れ、また該ダブルシートの両側下部は、前記後輪
2の上方の車体後部両側を覆うリヤカウル7の上
部に接している。
また、前記ダブルシート6は、車体前側(第1
図において左側)のライダーシート8と、該ライ
ダーシート8の後方のタンデムシート9とを備え
ている。
ダブルシート6の前記ライダーシート8は、ラ
イダーの尻が乗る後部を幅広く、ライダーの両腿
部に挟まれる前部を幅狭くしたサドル形に形成さ
れ、また、このライダーシート8の後部に連続す
るタンデムシート9は、前記ライダーシート8の
後方を幅狭に絞つてスリムな形状に一体形成され
ている。
そして、前記ダブルシート6は、バツクボーン
となるボトムプレート10と、該ボトムプレート
10の上部に配設されたクツシヨン材11と、該
クツシヨン材11を覆い、周縁部を前記ボトムプ
レート10の周縁に係止して設けられた表皮部材
12とから構成されている。
また、前記表皮部材12はライダーシート8の
座面及びタンデムシート9の座面をそれぞれ覆う
部分に、ワデイング材13aをビニルレザー等の
表皮材13bと不織布等のワデイングカバー13
cとの間に挟持した表皮部材として形成されてお
り、豪華仕上げのシートとなつている。
一方、ダブルシート6のバツクボーンである前
記ボトムプレート10は、下面を開放した断面略
コ字状に形成されると共に、車体側取付け部の形
状に合せせて天井部分を凹凸形成されており、更
に該ボトムプレート10のライダーシート8に跨
乗したライダーの尻の位置の下方となる部分(第
3図において破線で表示した部分)には凹所10
aが形成されている。
そして前記ボトムプレート10の上部に配設さ
れ、且つ表皮部材12により被覆された前記クツ
シヨン材11は、ボトムプレート10の前記凹所
10a内に装填される押込み硬さの硬度が高い
(比較的硬い)、例えば低発泡・連続気泡のウレタ
ンフオーム等から成る第1クツシヨン材11a
と、前記凹所10aの上方を閉塞するように該凹
所10aの縁に支持されて、前記第1クツシヨン
材11aの上部に横架される中硬度、例えばフオ
ームラバーあるいは独立気泡と連続気泡とが混在
する状態のウレタンフオーム等から成る板状に形
成された第2クツシヨン材11bと、該第2クツ
シヨン材11bの上部及び前記凹所10a以外の
ボトムプレート10の平坦部10bの上部全体を
覆う硬度の低い(比較的軟い)、例えば高発泡・
連続気泡のウレタンフオーム等の第3クツシヨン
材11cの三層構造となつており、前記クツシヨ
ン材11a,11b,11cとは互いの当接面を
接着材により接着するか、または第1クツシヨン
材11aあるいは第3クツシヨン材11cの発泡
成形時に第2クツシヨン材11bを一体成形する
ことにより形成される。
そして、ボトムプレート10の凹所10aに装
填された第1クツシヨン材11aにより、該ボト
ムプレート10の平坦部10bと略同一平面上
に、底部の代りとなる若干の弾力性を有する平面
が形成されて、また、該第1クツシヨン材11a
の上部を覆う前記第2クツシヨン材11bは、第
1クツシヨン材11aと第3クツシヨン材11c
との中間の硬度を有することから、両クツシヨン
材11a,11c間において緩衝材の役割りを果
し、車体のバウンド等によつて、ライダーの尻が
ライダーシート8に沈み込んだ際に、ボトムプレ
ート10の凹所10aの口縁段部に接触しても異
物感を生じることなく、良好なクツシヨン効果が
得られ、大型シート特有のゆつたりしたライデイ
ングが楽しめ、特に長い距離を走るツーリングが
快適なものとなる。
また前記タンデムシート9は、前記ライダーシ
ート8より高い位置に設けることにより、第3ク
ツシヨン材11cの十分な厚みを確保し、良好な
クツシヨン効果が得られるようになつている。
したがつて、上記したように、本実施例に係る
ダブルシート6は、ライダーシート8をサドル形
の幅広で、且つワデイング材13aを有する表皮
部材12で覆つた豪華仕様にすると共に、ライダ
ーの足の接地性を確保するためにクツシヨン材の
厚みを増加することなく、良好なクツシヨン効果
が得られ、乗り心地の優れたシートとすることが
できる。
また、本実施例は、自動二輪車のダブルシート
のライダーシートに本考案を適用した例で説明し
たが、ダブルシート以外のライダーシートのみの
自動二輪車・三輪車、バギー車、スリーモビル、
水上バイク、乗用作業機等の他の車両の跨座式シ
ートにも好適に用いることができる。
[考案の効果] 本考案は、上述のように構成されているので、
以下のような効果がある。
シート座面の高さを高くすることなく、十分な
クツシヨン効果が得られる車両用シートの提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はダブルシートを取付けた自動二輪車の
後部を示す側面図、第2図はダブルシートの斜視
図、第3図は同じく平面図、第4図は第3図の
−線による断面図、第5図は第3図の−線
による断面図である。 6……ダブルシート、8……ライダーシート、
9……タンデムシート、10……ボトムプレー
ト、10a……凹所、11……クツシヨン材、1
1a……第1クツシヨン材、11b……第2クツ
シヨン材、11c……第3クツシヨン材、12…
…表皮部材、13a……ワデイング材、13……
b表皮材、13c……ワデイングカバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 凹所を形成したボトムプレートと、該ボトムプ
    レートに載置されるクツシヨン材と、該クツシヨ
    ン材を被覆する表皮材を備えたシートにおいて、
    前記クツシヨン材は硬さの異なる少なくとも三種
    のクツシヨン材から成り、最も硬い第1のクツシ
    ヨン材を前記ボトムプレートの下部の凹所内に配
    設し、次に第1のクツシヨン材より軟らかい第2
    のクツシヨン材で前記最も硬い第1のクツシヨン
    材の上面を覆い、且つ前記凹所を閉塞し凹所縁に
    かかるように配設すると共に、さらに第2のクツ
    シヨン材より軟らかいの第3のクツシヨン材を用
    いて、前記第2のクツシヨン材に載置し幅広且つ
    大型に形成された車両用多層構造クツシヨンシー
    ト。
JP17676085U 1985-11-16 1985-11-16 Expired JPH0217989Y2 (ja)

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JP17676085U JPH0217989Y2 (ja) 1985-11-16 1985-11-16

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JP17676085U JPH0217989Y2 (ja) 1985-11-16 1985-11-16

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JPS6283796U JPS6283796U (ja) 1987-05-28
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JP17676085U Expired JPH0217989Y2 (ja) 1985-11-16 1985-11-16

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2003242126A1 (en) * 2002-06-10 2003-12-22 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Seat support structure for saddle-mounting type vehicles

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6283796U (ja) 1987-05-28

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