JPH02178412A - 液状化対策用孔あき管およびその製造方法 - Google Patents

液状化対策用孔あき管およびその製造方法

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JPH02178412A
JPH02178412A JP33390788A JP33390788A JPH02178412A JP H02178412 A JPH02178412 A JP H02178412A JP 33390788 A JP33390788 A JP 33390788A JP 33390788 A JP33390788 A JP 33390788A JP H02178412 A JPH02178412 A JP H02178412A
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Takeshi Iida
毅 飯田
Hiroshi Kida
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、地震時に液状化発生の可能性のある砂質地盤
の液状化防止工法に用いる孔あき管およびその製造方法
に関するものである。
〔従来の技術] 従来、液状化対策として、地盤中に多数の孔あき管を離
散的に設け、地震時に生ずる過剰間隙水圧を液孔あき管
内に逸散させて、液状化を防止する工法がある(特開昭
61−146910号公報、特開昭62−211416
号公報など参照)。
すなわち、第15図に示すような、長手方向および周方
向に多数の小孔2を穿設し、その孔部に通水性のあるフ
ィルター4を設けた孔あき管1を、液状化の恐れのある
砂質地盤の所定深さに立設することにより、地震時に砂
質地盤に発生する過剰間隙水圧を、その孔2を通して孔
あき管1内に逸散させることができる。上記通水性のフ
ィルター4は、砂が間隙水とともに孔あき管1内部に侵
入するのを阻止するために設けられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の通水性のフィルター4は通常ナイロンなどの薄い
材料からなり、土砂、施工機械などとの接触により損傷
を受けやすい。そして、損傷を受けた場合には孔部から
の砂の侵入を阻止する役割を十分果たせないことになる
。したがって、孔あき管1はその運搬、地盤への設置時
などの取り扱いに十分注意しなければならないという問
題点があった。
また、上記フィルター4は、土砂、施工機械などとの接
触による損傷の可能性を若干でも少なくするためには、
通常孔あき管1の内側から取り付けることが好ましいが
、この場合、孔あき管1の内部の空間が狭く、取り付は
作業が非常に煩雑となる恐れがある。
本発明は、上述のような問題点の解決を図ったもので、
孔あき管の運搬、地盤への設置時などの取り扱いを容易
にするとともに、フィルターの取付は作業を容易にする
ものである。
〔課題を解決するための手段] 本発明の液状化対策用孔あき管は、長手方向および周方
向に多数の孔を穿設し、その孔部に通水性のあるフィル
ターが内設された栓を取付けることにより、孔あき管の
運搬や地盤への立設の際のフィルターの損傷を防止する
とともに、フィルターの取付は作業を容易にするもので
ある。すなわち、栓にはその軸方向に貫通孔が設けられ
、該貫通孔にはフィルターが内設されている。
液状化対策用孔あき管の製造方法としては、上述の栓を
孔あき管の答礼に嵌合し、固定することにより、容易に
フィルター付きの孔あき管を製造することができる。例
えば栓の形状を円錐台状の外形を有し、先端から後端に
向けて外径が漸次大きくなるような形状とすれば、栓を
孔に押し込むことにより、固定することができる。また
、栓に軸方向の注入管を設け、該注入管より、栓の先端
に設けた袋に硬化材を注入し、硬化材の硬化により栓の
先端に拡大部を形成して、孔あき管の孔に固定すること
もできる。
〔作 用] 液状化抑止効果は、基本的には従来の孔あき管と同じで
あり、地震時に砂質地盤に発生する過剰間隙水圧を、孔
あき管の孔を通して中空の孔あき管内に逸散させ、液状
化の発生を防止することができる。そして、フィルター
が内部に装着された栓を孔あき管の孔部に取付けるとい
う方法を用いることにより、孔あき管の運搬や地盤への
立設の際のフィルターの損傷を防止できる。また、フィ
ルターはあらかじめ栓の内部に装着されているので、従
来の孔あき管におけるフィルターの取付は作業に比べは
るかに容易なものとなる。
〔実施例] 次に、図示した実施例について説明する。
第1図は本発明の孔あき管の概要を示したもので、孔あ
き管工の穿孔部13には栓3が取付けられており、その
栓3の内部にはフィルター4が内設されている。
第2図は孔あき管1への栓3の装着方法の一例を示した
ものである。また、第3図は栓3の一例の概要を示す正
面図で、第4図はその側面図、第5図は第3図における
I−T断面図である。
この実施例において、栓3は軸部5と頭部6とから構成
され、ボルト状の形状をなし、その軸方向に貫通孔7を
有している。そして、その貫通孔7の軸方向中央部付近
には通水性のあるフィルター4が内設されている。軸部
5の外径は、先端部8において孔あき管1の孔2の直径
と略同寸法となっており、先端部8から基部9の方向に
向かって漸次大きくなっている。すなわち、第3図〜第
5図に示されるように孔あき管1の孔2への貫入部とし
ての軸部5が円錐台の外形をなしている。
また、孔あき管1は、孔2に栓3が取付けられた状態で
運搬され、さらには地盤中に立設されるものであるため
、栓3はその過程で損傷をうけることのないよう十分な
強度を有す必要がある。さらに、軸部5はその先端部8
の外径が孔あき管1の孔2の直径と略同寸法であり、か
つ基部9の外径はこの孔2の直径より大きいため、これ
を孔あき管1の孔2に挿設するためには、栓3を圧縮性
のある材料とする必要がある。したがって、栓3の材料
としては、上記の条件を満足するものであれば特に限定
されないが、例えば硬質塩化ビニルなどが考えられる。
栓3は孔あき管1の孔2の中に、その軸部5を所要の押
込み力により押込むことによって挿設される。この際、
円錐台の外形を有する軸部5は、その直径方向に圧縮力
を受け、基部9においても先端部8と略同寸法の直径と
なる。したがって、軸部周面11と孔あき管lの孔2の
内周面12との間には摩擦力が生じ、この摩擦力によっ
て栓3は孔1に固定されることとなる。よって、孔あき
管1を地盤中に立設する場合、周辺の地盤から抵抗力を
うけても、栓3は脱落することなく孔1に固定されたま
まとなる。
この栓3は、軸方向に貫通孔7を有し、その貫通孔7の
軸方向中央部付近には通水性のフィルター4が内設され
ているので、栓3を取付けた孔あき管1を液状化の恐れ
のある砂質地盤の所定深さに立設することにより、その
栓3の貫通孔7を通して地震時に砂質地盤に発生する過
剰間隙水圧を孔あき管1内に逸散させることができると
ともに、砂が間隙水とともに孔あき管1の内部に侵入す
るのを防止することができる。
フィルター4の材料としては、特に限定されないが、た
とえばナイロン製の経編布やポリプロピレン製の不織布
などを用いることができる。また、フィルター4を内設
する位置は第2図〜第5図に示されるものに限定される
ものではな(、栓3の軸部5、頭部6のいずれに内設し
てもよい。ただし、孔あき管1の運搬時や地盤への立設
時にフィルター4が損傷するのを防ぐためには、頭部6
付近に内設するのは避けた方がよい。
なお、過剰間隙水圧を逸散させるためには、孔あき管1
の穿孔部13の全表面積に対する割合で少な(とも3%
以上、好ましくは5%以上の通水しうる面積が必要でと
考えられる。したがって、本発明の場合は、孔あき管1
の穿孔部13の全表面積に対する栓3の貫通孔7の面積
の総和の割合を、少なくとも3%以上、好ましくは5%
以上とするのがよい。
第6図〜第9図は他の実施例を示したものである。この
実施例においては、栓3の軸部6がその先端において拡
大されており、軸部6は前述の実施例のように必ずしも
円錐台形状とする必要はない。すなわち、拡大部10以
外は孔あき管1の孔2の直径とほぼ等しい外径を有する
円柱状でよい。
第6図はこの実施例において栓3を孔2に取付けた状態
を示し、第8図はその状態における栓3の側面図、第9
図は同じ(断面図である。この例においては、第8図ま
たは第9図の状態の栓3を孔2に挿設するのは困難であ
るため、次のような方法により孔2に取付ける。すなわ
ち第7図のように栓3は、孔2への取付は前は軸部6の
先端が拡大されていない状態となっている。ただし、孔
2へ挿設の後、硬化材の注入によって先端部8を拡大で
きるよう、軸部5の内部に予め注入管14を設けておき
、先端には硬化材を収納しうる袋15が設けておく。栓
3を孔2へ挿設した後に、硬化材を注入管14の中に注
入することによって、袋15の中には硬化材が充填され
、軸部先端8において拡大され、第6図、第8図または
第9図に示されるように拡大部10が形成される。その
結果、栓3は孔2に係止され固定される。フィルター4
の内設される位置は前述の実施例の場合と同様である。
なお、硬化材とは経時により硬化する特性のある材料で
、例えばセメントモルタル、ポリマーモルタル、合成樹
脂などを用いることができる。
第10図〜第14図はさらに他の実施例を示したもので
ある。この実施例において、栓3が軸方向に貫通孔7を
有し、通水性のあるフィルター4を有するのは、前述の
実施例と同様であるが、軸部のみから成り、頭部を有し
ない構造となっている。したがって、第10図に示すよ
うに、栓3を孔2に挿設した際、前述の実施例における
頭部などが孔あき管1の外周面上に突出することがなく
、孔あき管1を地盤中に立設する際、栓3が損傷する可
能性が少なくなる。
第11図はこの実施例における栓3の側面図、第12図
は断面図である。また、第13図は頭部を有しない構造
の栓3において、フィルター4を栓3の先端部に設けた
場合の側面図、第14図は同じく断面図である。
〔発明の効果] ■ 運搬時あるいは地盤内への施工時に損傷をうけやす
い薄厚のフィルターが、栓の軸方向中央部に内設され、
周辺の砂等に直接接触することが避けられるため、運搬
や施工が容易となる。
■ 薄厚のフィルターが損傷をうけることなく孔あき管
が地盤内に設置されるため、孔あき管本体内への土砂の
侵入が完全に防止され、液状化抑止効果を長期にわたり
維持することができる。
■ 薄厚のフィルターは予め栓の内部に内設されている
。したがって孔あき管の孔に栓を挿設することでフィル
ター付きの孔あき管を製作できるため、製作作業が容易
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における液状化対策用孔あき管の概要を
示す斜視図、第2図は一実施例における栓の取付は状態
を示す鉛直断面図、第3図、第4図および第5図はそれ
ぞれ第2図の実施例における栓の正面図、側面図および
断面図、第6図は他の実施例における栓の取付は状態を
示す鉛直断面図、第7図は第6図の実施例における硬化
材注入前の栓の様子を示す側面図、第8図および第9図
はそれぞれ第6図の実施例における硬化材注入後の栓の
様子を示す側面図および断面図、第10図はさらに他の
実施例を示す鉛直断面図、第11図および第12図はそ
れぞれ第10図の実施例における栓の側面図および断面
図、第13図および第14図はそれぞれ第10図の実施
例における栓の変形例を示す側面図および断面図、第1
5図は従来の孔あき管の例を示す斜視図である。 】・・・孔あき管、2・・・孔、3・・・栓、4・・・
フィルタ5・・・軸部、6・・・頭部、7・・・貫通孔
、8・・・先端部、9・・・基部、10・・・拡大部、
11・・・軸部周面、12・・・孔の内周面、13・・
・穿孔部、14・・・注入管、15・・・袋 第1図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)長手方向および周方向に多数の孔を穿設してなる
    孔あき管の前記各孔に栓が取付けられており、該栓には
    その軸方向に貫通孔が設けられ、該貫通孔にはフィルタ
    ーが内設されていることを特徴とする液状化対策用孔あ
    き管。
  2. (2)前記栓は少なくとも、前記孔あき管の孔に貫入す
    る部分が円錐台状の外形を有し、先端から後端に向けて
    外径が漸次大きくなっている請求項1記載の液状化対策
    用孔あき管。
  3. (3)軸方向に貫通孔を有し、該貫通孔内にフィルター
    が内設された栓を、前記孔あき管の各孔に嵌合し、固定
    することを特徴とする請求項1または2記載の液状化対
    策用孔あき管の製造方法。
  4. (4)前記栓には軸方向に注入管が設けられており、該
    注入管より、前記栓の先端に設けた袋に硬化材を注入し
    、該硬化材の硬化により前記栓の先端に拡大部を形成し
    て該栓を前記孔あき管の孔に固定することを特徴とする
    請求項1記載の液状化対策用孔あき管の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04289315A (ja) * 1991-03-19 1992-10-14 Sumitomo Metal Ind Ltd 排水機能付矢板、その製作方法、および栓
CN108264120A (zh) * 2018-04-03 2018-07-10 济宁鑫科船舶科技开发有限公司 一种旅游厕所污水净化用曝气池
JP2021067121A (ja) * 2019-10-25 2021-04-30 東京電力ホールディングス株式会社 ドレーン杭

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