JP6779566B2 - あと施工アンカー及びその設置構造 - Google Patents
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これによれば、マーキング部の位置までインナー部材の後端面がくるようにスリーブが打ち込まれていれば適正な打設状態であることを認識することができる。従って、作業者の熟練度に依拠せずに、作業者があと施工アンカーを適正な拡開状態で確実に施工することができると共に、作業者以外の者がアンカー打設状態の施工確認を簡単かつ確実に行うことができる。また、打込棒等を介してスリーブを打ち込む際には、スリーブの後端面が打撃されるが、マーキング部をスリーブの拡開部より後方の内周に設けておくことにより、マーキング部やインナー部材の雌ねじが打撃によって損傷することが防止される。また、マーキング部をスリーブの長手方向に間隔を開けて複数形成することにより、同一のスリーブに対して長さが異なる複数種類のインナー部材を適用することができる。そして、長さが異なる複数種類のインナー部材のそれぞれを適用した場合について、作業者の熟練度に依拠せずに、作業者があと施工アンカーを適正な拡開状態で確実に施工することができると共に、作業者以外の者がアンカー打設状態の施工確認を簡単かつ確実に行うことができる。
これによれば、マーキング部の位置までインナー部材の後端面がくるようにスリーブが打ち込まれていれば適正な打設状態であることを認識することができる。従って、作業者の熟練度に依拠せずに、作業者があと施工アンカーを適正な拡開状態で確実に施工することができると共に、作業者以外の者がアンカー打設状態の施工確認を簡単かつ確実に行うことができる。また、打込棒等を介してスリーブを打ち込む際には、スリーブの後端面が打撃されるが、マーキング部をスリーブの拡開部より後方の内周に設けておくことにより、マーキング部やインナー部材の雌ねじが打撃によって損傷することが防止される。また、例えばスリーブとなるワークを回転させて内周を切削することにより、簡単に且つ低コストでマーキング部となる溝若しくは段差を形成することができる。
これによれば、取付ボルトとの所定のねじの嵌め合い長さを確保しつつ、インナー部材の全長を短くすることができ、部品コストを低減することができる。
これによれば、あと施工アンカーをスリーブの外径の3倍以上の埋め込み深さでコンクリート構造物に打ち込むことにより、取付ボルトに引抜方向の力が作用したときにコンクリートが破断することを確実に防止することができる。そして、取付ボルトに引抜方向の力が作用したときにインナー部材がスリーブを拡開させる方向に力を作用させる効果を確実に得ることができ、取付ボルト自体が破断するまで安定的な引張強度を確実に発現させることができる。
本発明による第1実施形態のあと施工アンカー1は、雌ねじタイプのスリーブ打込み式のものであり、図1及び図2に示すように、後側の筒部21と前側のテーパ部22を有する略円筒状のインナー部材2を備え、テーパ部22は前方に向かって漸次拡径する略截頭円錐形状に形成されている。インナー部材2には、後端面23から内部に雌ねじ孔24が形成されており、図示例ではテーパ部22の一部にかかるまで雌ねじ孔24が形成されている。
本発明による第2実施形態のあと施工アンカー1aも、雌ねじタイプのスリーブ打込み式のものであり、図4及び図5に示すように、そのインナー部材2は第1実施形態と同一である。また、インナー部材2の筒部21の外周には外装される筒状のスリーブ3aは、第1実施形態と同様に、スリーブ本体31と、スリーブ本体31の前側に設けられるスリット33で分割された拡開部32と、拡開部32の外面には形成された弧状溝34を有する。
本発明による第1実施形態のあと施工アンカー1bも、雌ねじタイプのスリーブ打込み式のものであり、図6に示すように、後側の筒部21bと前側のテーパ部22bを有する略円筒状のインナー部材2bを備え、筒部21bは第1実施形態の筒部21よりも短尺であり、テーパ部22bは前方に向かって漸次拡径する略截頭円錐形状に形成されている。インナー部材2bには、後端面23bから内部に雌ねじ孔24bが形成されており、雌ねじ孔24bは前端面25bまで貫通して形成されている。
本明細書開示の発明は、各発明、各実施形態の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な構成を本明細書開示の他の構成に変更して特定したもの、或いはこれらの構成に本明細書開示の他の構成を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な構成を部分的な作用効果が得られる限度で削除して特定した上位概念化したものを含むものであり、下記変形例も包含する。
Claims (4)
- 後側の筒部と前側のテーパ部を有し、後端面から内部に雌ねじ孔が形成されているインナー部材と、
前側にスリットで分割された拡開部を有し、前記筒部に外装されるスリーブとを備えるスリーブ打込み式のあと施工アンカーであって、
前記スリーブの前記拡開部より後方の内周に、拡開状態における前記インナー部材の前記後端面の適正な位置を示すマーキング部が設けられ、
前記マーキング部が前記スリーブの長手方向に間隔を開けて複数形成されていることを特徴とするあと施工アンカー。 - 後側の筒部と前側のテーパ部を有し、後端面から内部に雌ねじ孔が形成されているインナー部材と、
前側にスリットで分割された拡開部を有し、前記筒部に外装されるスリーブとを備えるスリーブ打込み式のあと施工アンカーであって、
前記スリーブの前記拡開部より後方の内周に、拡開状態における前記インナー部材の前記後端面の適正な位置を示すマーキング部が設けられ、
前記マーキング部が溝若しくは段差であることを特徴とするあと施工アンカー。 - 前記インナー部材の前記雌ねじ孔が前端面まで貫通して形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のあと施工アンカー。
- 請求項1〜3の何れかに記載のあと施工アンカーの設置構造であって、
前記あと施工アンカーが前記スリーブの外径の3倍以上の埋め込み深さでコンクリート構造物に打ち込まれていることを特徴とするあと施工アンカーの設置構造。
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