JPH02172537A - 水素添加触媒および水素添加方法 - Google Patents

水素添加触媒および水素添加方法

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JPH02172537A
JPH02172537A JP32599888A JP32599888A JPH02172537A JP H02172537 A JPH02172537 A JP H02172537A JP 32599888 A JP32599888 A JP 32599888A JP 32599888 A JP32599888 A JP 32599888A JP H02172537 A JPH02172537 A JP H02172537A
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hydrogenation
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伍嶋 邦夫
Toshio Teramoto
俊夫 寺本
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橋口 悦治
Mikio Takeuchi
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
    • C08F8/04Reduction, e.g. hydrogenation

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は水素添加触媒およびこれを用いた水素添加方法
に関し、詳しくは触媒調製後長時間触媒自体が安定し、
高い水添活性を持続し、さらにオレフィン性不飽和二重
結合金有ポリマーの水添反応に用いて優れた耐候性、耐
熱性、耐酸性等を付与することのできる水素添加触媒お
よびこれを用いた水素添加方法に関する。
[従来の技術] オレフィン性不飽和二重結合金有ポリマーに耐候性、耐
熱性、耐酸性等を付与する目的で該ポリマーの水添に用
いる触媒としては、ニッケル、コバルト、チタン等の有
機金属化合物等と有機アルミニウム、有機マグネシウム
、有機リチウム等の還元性化合物とを溶媒中で反応して
得られる均一系触媒が一般に知られている。この均−一
系触媒は不均一系触媒に較べて活性が高く、触媒の使用
t1が少なくて済み、より温和な条件で水添できるとい
う特徴がある。
[発明が解決しようとしている課題J しかし、約−系触媒はその触媒成分を混合し還元した際
の還元状態によっては水添活性が十分に発現しない場合
があった。更に、反応系中に存在する不純物により触媒
成分が容易に単語性化されるため触媒の安定性に欠ける
ので、繰り返し水添反応を行った場合の再現性が低いと
いう欠点を有していた。
また、水添反応の再現性が低いためオレフィン性不飽和
二重結合金有ポリマーに優れた耐候性、耐熱性、耐酸性
を有効に付与することが困難であった。
従って、本発明の目的は、高い水添活性を有し、しかも
触媒自体の安定性に優れて長時間高い活性を持続する水
素添加触媒、およびこれを用いた水素添加方法を提供す
ることにある。本発明の他の目的は、オレフィン性不飽
和二重結合金有ポリマーの水添に用いて、優れ耐候性、
耐熱性、11酸f1笠を付与する水素添触媒、およびこ
れを用いた水素添加方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者は、均一系触媒の萌述の欠点を改良し一定性状
水添ボリマーが得られる触媒に関して鋭意検討した結果
、オレフィン化合物とビス(シクロベンジェニル)チタ
ニウム化合物等と還元性有機金属化合物とからなる触媒
成分を混合することにより得られた触媒が極めて高い活
性を長時間持続し、しかも再現性良く、高速度で安定し
て高水添ポリマーを与えることを見い出し、本発明に至
ったものである。
すなわち1本発明は、(A)オレフィン化合物の少なく
とも1種、(B)ビス(シクロペンタジェニル)チタニ
ウム化合物、ビス(シクロペンタジェニル)ジルコニウ
ム化合物、ビス(シクロペンタジェニル)ハフニウム化
合物の少なくとも1種、および(C)還元性有機金属化
合物の少なくとも1種を混合してなり、好ましくは(A
)成分の二重結合含有1it/(B)成分(モル比)が
20/1以上でかつ、(C)成分/(B)成分(モル比
)が0.5/I〜20/Iである水素添加触媒、並びに
ト記触媒を用いて20〜100℃、水素圧4〜20 k
g/ cm”下で反応させるオレフィン性二重結合含有
ポリマーの水素添加方法である。
本発明の水素添加触媒について具体的に説明する。
本発明においては触媒(A)成分のオレフィン化合物と
してオレフィンモノマー、オレフィンポリマーのいずれ
も用いられる。
オレフィンモノマーとしては炭素数5〜8の千ノオレフ
ィンが好ましく具体例としては、シクロベンゾン、シク
ロヘキセン、シクロオクデン、2−ペンテン22−ヘキ
セン、3−ヘキセン。
2−ヘプテン、3−ヘプテン、2−メチル−2−ブテン
、4−メチル−2−ペンテンが挙げられる。
また、オレフィンポリマーの具体例としては。
ポリブタジェン、ポリイソプレン、ポリジメチルブタジ
ェン、ブタジェン−スチレンランダムコポリマー、ブタ
ジエンーイソブレンランダムフボリマー、ブタジェン−
アクリルニトリルランダムコポリマー、ブタジェン−a
−メチルスチレンセンダ11コポリマー、スチレン−ブ
タジェン−スチレンブロックコポリマー、スチレン−イ
ソプレン−スチレンブロックコポリマーが挙げられる。
(A)成分の添加けは、後述の触媒(B)成分に対して
、好ましくは(A)成分の二用結合金有量/(B)成分
=20/1 (モル比)以上、実用トより好ましくは+
oo / 1〜200口/!である。
20/+  (モル比)未満では、触媒活性が不充分で
ポリマーの水添が困難になる傾向がある。
なお、(A)成分の二重結合含有Rtとはオレフィンモ
ノマーを用いた場合はその使用ミリモル数、オレフィン
ポリマーを用いた場合はポリマー中に二重結合を付与し
た千ツマ−のミリモル数を指す6 次に、本発明の触媒(B)成分に用いられるビス(シク
ロペンタジェニル)チタニウム化合物、ビス(シクロペ
ンタジェニル)ジルコニウム化合物、ビス(シクロペン
タジェニル)ハフニウム化合物は、〜最大(1) %式%(1) [式中、Mは1”i、Zrまたは11「であり、R1■
<2はハロゲン原子、炭化水素基、アリロキシJll、
、アルコキシ基またはカルボニル基であり、R’、11
”は同一であっても異っていてもよい]で示される化合
物である。
(B)成分に用いられるビス(シクロペンタジェニル)
チタニウム化合物の具体例としては、ビス(シクロペン
タジェニル)チタニウムジメチル、ビス(シクロペンタ
ジェニル)チタニウムジエチル、ビス(シクロペンタジ
ェニル)チタニウムジ−ローブチル、ビス(シクロペン
タジェニル)チタニウムジー5ec−ブチル、ビス(シ
クロペンタジェニル)チタニウムジエチル、ビス(シク
ロペンタジェニル)チタニウムジオクチル、ビス(シク
ロペンタジェニル)チタニウムジェトキシド、ビス(シ
クロペンタジェニル)チタニウムジェトキシド、ビス(
シクロペンタジェニル)チタニウムジェトキシド、ビス
(シクロペンタジェニル)チタニウムジフェニル、ビス
(シクロペンタジェニル)チタニウムジ−m−トリル、
ビス(シクロペンタジェニル)チタニウムジ−p−トリ
ル、ビス(シクロペンタジェニル)チタニウムジーm、
p−キシリル、ビス(シクロペンタジェニル)チタニウ
ムジー4−エチルフェニル、ビス(シクロペンタジェニ
ル)チタニウムジー4−ブチルフェニル、ビス(シクロ
ペンタジェニル)チタニウムジー4−へキシルフェニル
ビス(シクロペンタジェニル)ヂタニウムジフェノキシ
ド、ビス(シクロペンタジェニル)チタニウムジクロラ
イト、ビス(シクロペンタジェニル)チタニウムジクロ
ライト、ビス(シクロペンタジェニル)グ・タニウムブ
ロマイド、ビス(シクロペンタジェニル)ヂタニウムジ
イオダ・イド、ビス(シクロペンタジェニル)チタニウ
ムジカルボニル、ビス(シクロペンタジェニル)チタニ
ウムクロライトメデル、ビス(シクロペンタジェニル)
チタニウムクロライドエトキサイド、ビス(シクロペン
タジェニル)チタニウムクロライドフェノキシト、ビス
(シクロペンタジェニル)チタニウムベンジル等が挙げ
られ、単独あるいは相互に組み合わせて用いることがで
きる。これらビス(シクロペンタジェニル)チタニウム
化合物のうち、ポリマー中のオレフィン性不飽和二重結
合に対する水添活性が高く、かつ温和な条件で不飽和二
重結合を良好に選択的に水添する好ましいものとしては
、ビス(シクロペンタジェニル)チタニウムジメチル、
ビス(シクロペンタジェニル)チタニウムジ−n−ブチ
ル、ビス(シクロペンタジェニル)チタニウムジクロラ
イト、ビス(シクロペンタジェニル)チタニウムジフェ
ニル、ビス(シクロペンタジェニル)チタニウムジ−p
−トリル、ビス(シクロペンタジェニル)チタニウムジ
カルボニル、ビス(シクロペンタジェニル)チタニウム
ジベンジルが挙げられ、最も好ましいものはビス(シク
ロペンタジェニル)チタニウムジクロライトである。
(B)成分に用いられるビス(シクロペンタジエニlし
)ジルコニウム化合物の具体例としては。
ビス(シクロペンタジェニル)ジルコニウムジメチル、
ビス(シクロペンタジェニル)ジルコニウムジエチル、
ビスくシクロペンタジェニル)ジルコニウムジー〇−ブ
ヂル、ビス(シクロペンタジェニル)ジルコニウムジー
5ec−ブチル、ビス(シクロペンタジェニル)ジルコ
ニウムジオクチル、ビス(シクロペンタジェニル)ジル
コニウムジオクチル、ビス(シクロペンタジェニル)ジ
ルコニウムジェトキシド、ビス(シクロペンタジェニル
)ジルコニウムジェトキシド、ビス(シクロペンタジェ
ニル)ジルコニウムジェトキシド、ビス(シクロペンタ
ジェニル)ジルコニウムジフェニル、ビス(シクロペン
タジェニル)ジルコニウムジ−m−トリル、ビス(シク
ロペンタジェニル)ジルコニウムジ−p−トリル、ビス
(シクロペンタジェニル)ジルコニウムジーm、p−キ
シリル、ビス(シクロペンタジェニル)ジルコニウムジ
ー4−エチルフェニル、ビス(シクロペンタジェニル)
ジルコニウムジフェノキシド、ビス(シクロペンタジェ
ニル)ジルコニウムジフル才うイト、ビス(シクロペン
タジェニル)ジルコニウムジクロライド、ビス(シクロ
ペンタジェニル)ジルコニウムジブロマイド、ビス(シ
クロペンタジェニル)ジルコニウムジオクチル、ビス(
シクロペンタジェニル)ジルコニウムジカルボニル、ビ
ス(シクロペンタジェニル)ジルコニウムクロライドメ
チル、等が挙げられ、単独あるいは相互に絹み合わせて
用いることができる。これらビス(シクロペンタジェニ
ル)ジルコニウム化合物のうち、ポリマー中のオレフィ
ン性不飽和二重結合に対する水添活性が高く、かつ温和
な条件で不飽和二重結合を良好に選択的に水添する好ま
しいものとしては、ビス(シクロペンタジェニル)ジル
コニウムジメチル、ビス(シクロペンタジェニル)ジル
コニウムジ−n−ブチル、ビス(シクロペンタジェニル
)ジルコニウムジクロライド、ビス(シクロペンタジェ
ニル)ジルコニウムジブロマイド、ビス(シクロペンタ
ジェニル)ジルコニウムジフェニル、ビス(シクロペン
タジェニル)ジルコニウムジ−p−トリル、ビス(シク
ロペンタジェニル)ジルコニウムジカルボニルが挙げら
れる。さらに安定に取り扱え、(C)成分の還元性金属
化合物と組み合わせた場合、最も活性の発現しやすいよ
り好ましいものはビス(シクロペンタジェニル)ジルコ
ニウムジクロライド、ビス(シクロペンタジェニル)ジ
ルコニウムジブロマイド、ビス(シクロペンタジェニル
)ジルコニウムジフェニル、ビス(シクロペンタジェニ
ル)ジルコニウムジ−m−トリルであり、ビス(シクロ
ペンタジェニル)ジルコニウムジーp−)リルは溶解性
にも優れるので最も好ましい。
(B)成分に用いられるビス(シクロペンタジェニル)
ハフニウム化合物の具体例としては、ビス(シクロペン
タジェニル)ハフニウムジメチル、ビス(シクロペンタ
ジェニル)ハフニウムジエチル、ビス(シクロペンタジ
ェニル)ハフニウムジー〇−ブヂル、ビス(シクロペン
タジェニル)ハフニウムジー5CC−ブチル、ビス(シ
クロペンタジェニル)ジヘキシル、ビス(シクロペンタ
ジェニル)ハフニウムジェトキシド、ビス(シクロペン
タジェニル)ハフニウムジェトキシド。
ビス(シクロペンタジェニル)ハフニウムジェトキシド
、ビス(シクロペンタジェニル)ハフニウムジフェニル
、ビス(シクロペンタジェニル)ハフニウムジ−m−ト
リル、ビス(シクロペンタジェニル)ハフニウムジ−p
−1−リル、ビス(シクロペンタジェニル)ハフニウム
ジーm。p−キシリル、ビス(シクロペンタジェニル)
ハフニウムジフェノキシド、ビス(シクロペンタジェニ
ル)ハフニウムジクロライト、ビス(シクロペンタジェ
ニル)ハフニウムジクロライト、ビス(シクロペンタジ
ェニル)ハフニウムジクロライト、ビス(シクロペンタ
ジェニル)ハフニウムジイ才ダイド、ビス(シクロペン
タジェニル)ハフニウムジカルボニル、ビス(シクロペ
ンタジェニル)ハフニウムクロライドメチル、等が挙げ
られ、単独あるいは相仔に組み合わせて用いることがで
きる。これらビス(シクロペンタジェニル)ハフニラ1
1化合物のうち、ポリマー中のオレフィン性不飽和二屯
結合に対する水添活性が高く、かつ温和な条件で不飽和
二重結合を良好に選択的に水添する好ましいものとして
は、ビス(シクロペンタジェニル)ハフニウムジメチル
、ビス(シクロペンタジエニル)ハフニウムジ−n−ブ
チル、ビス(シクロペンタジェニル)ハフニウムジクロ
ライト、ビス(シクロペンタジェニル)ハフニウムジブ
ロマイド、ビス(シクロペンタジェニル)ハフニウムジ
フェニル、ビス(シクロペンタジェニル)ハフニウムジ
−p−トリル、ビス(シクロペンタジェニル)ハフニウ
ムジカルボニルが挙げられる。さらに安定に取扱え、(
C)成分の還元性金属化合物と組み合わせた場合最も活
性の発現しやすいより好ましいものはビス(シクロペン
タジェニル)ハフニウムジクロライド、ビス(シクロペ
ンタジェニル)ハフニウムジブロマイド、ビス(シクロ
ペンタジェニル)ハフニウムジフェニル、ビス(シクロ
ペンタジェニル)ハフニウムジー1)−トリルであり、
ビス(シクロペンタジェニル)へフニウムジーp−トリ
ルは溶解性にも優れるので彼も好ましい。
次に、還元能力を有する有機金属化合物を触媒(C)成
分として加える。
この還元性有機金属化合物として、アルミニウム化合物
、亜鉛化合物、マグネシウム化合物を(C)成分のチタ
ニウム等の化合物/(B)成分の還元性有機金属化合物
(モル比)=0.5/I〜20/lの割合で加えると、
さらに一定の高水添ポリマーが得られる。
(C)成分に用いられるアルミニウム化合物の具体例と
しては、トリメデルアルミニウム、トリエチルアルミニ
ウム、トリイソブチルアルミニウム、トリフェニルアル
ミニウム、ジエチルアルミニウムクロリド、エチルアル
ミニウムジクロライト、メチルアルミニウムセスキクロ
リド、エチルアルミニウムセスキクロリド、ジエチルア
ルミニウムヒドリド、ジイソブチルアルミニウムヒドリ
ド、トリフェニルアルミニウム、トリ(2−エヂルヘキ
シル)アルミニウム等が挙げられる。
(C)成分に用いられるIIj鉛化合物としては。
ジエブール亜鉛、ビス(シクロペンタジェニル)亜鉛、
ジフェニル11r:鉛等が挙げられる。
(C)成分に用いられるマグネシウム化合物としては、
ジメチルマグネシウム、ジエチルマグネシウム、メチル
マグネシウムブロマイド、メチルマグネシウムクロライ
ド、エチルマグネシウムブロマイド、エチルマグネシウ
ムクロライド、フェニルマグネシウムブロマイド、フェ
ニルマグネシウムクロライド、ジメチルマグネシウム、
t、−ブチルマグネシウムクロライド等が挙げられる。
これらの他にリチウムアルミニウムヒドライドの如き還
元性金属を2秤以F含も化合物も色合される。
1某」−の人手難易度、取扱いの容易性などを加味する
と、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニ
ウム、ジエチルアルミニウムクロリド、エチルアルミニ
ウムジクロライトが好ましい。
(C)成分に用いられる有機リチウム化合物としては、
アルコキシリチウム化合物を除き、メチルリチウム、エ
ヂルリチウム、n−プロピルリチウム、n−ブチルリチ
ウム、5ec−ブチルリチウム、イソブチルリチウム、
n−ヘキシルリチウム、フェニルリチウム、p−1リル
リチウム、キシリルリチウム、鉛活性末端リチウム等が
挙げられる。
特に(B)成分と好ましい組み合わせはn−プリルリチ
ウム、secブチルリチウムである。
叉、(C)成分に用いられるアルコキシリチウム化合物
の具体例としては、メトキシリチウム、エトキシリチウ
ム、n−プロポキシリチウム。
i−プロポキシリチウム、n−ブトキシリチウム、 5
ec−ブトキシリチウム、L−ブトキシリチウム、ペン
チルオキシリチウム、ヘキシルオキシリチウム、ヘプチ
ルオキシリチウム、オクチルオキシリチウム、フェノキ
シリチウム、4−メチルフェノキシリチウム、2.6−
ジーし一ブチルー4−メチルフェノキシリチウム、ベン
ジルオキシリチウム、更にはアルキルリヂウム化合物と
アルコール性化合物又はフェノール性水酸基化合物との
反応生成物界が挙げられる。
触媒(C)成分と組み合わせた場合最も活性の発現しや
すいより好ましいものは、2.6−シーしブチル−4−
メチル−フェノキシリチウムである。
触媒(C)成分/触媒(B)成分のモル比が0.5/1
〜20/lであることが好ましい。触媒(C)成分が(
B)成分1モルに対し0.5モル未満では触媒活性が不
充分で温和な条件下でのポリマーの水添が難しくなり好
ましくない。一方、20モルを越えると水添の触媒活性
は保有しているが、実質的に活性向上に関与しないで触
媒(C)成分を多情に用いることになり不経済であるば
かりでなく、ポリマーのゲル化や副反応を招くので好ま
しくない。好適な触媒(C)成分/触媒(B)成分のモ
ル比はI/I〜10/lである。
次に、本発明の触媒を用いて水添するオレフィン性不飽
和二1n結合金有ポリマーについて説明する。
本発明で用いるオレフィン性不飽和二用結合金有ポリマ
ーなる語は、ポリマー鎖中あるいは側鎖中にオレフィン
性の炭素−炭素不飽和二重結含有するポリマーは全て包
含される。好ましい伐倒として共役ジエンポリマーある
いは共役ジエンとオレフィンモノマーとのランダム、ブ
ロックグラフトコポリマー等が挙げられる。
かかる共役ジエンポリマーとしては、共役ジエンホモポ
リマー及び共役ジエン相1jあるいは共役ジエンの少な
くとも1種と共役ジエンと共電可能なオレフィンモノマ
ーの少なくとも1種とを共重合して得られるコポリマー
等が包含される。かかる共役ジエンポリマーの製造に用
いられる共役ジエンとしては、一般的には4〜約12個
の炭素原子を有する共役ジエンが挙げられ、具体的な例
としては、1,3−ブタジェン、イソプレン、23−ジ
メチル−1,3−ブタジェン、1.3−ペンタジェン、
2−メチル−1,3−ペンタジェン、1.3−へキサジ
エン、4.5−ジエチル−1,3−オクタジエン、3−
ブチル−1,3−オクタジエン、クロロブレン等が挙げ
られる。
T業的に有利に展開でき、物性の優れたエラストマーを
得る上からは、1.3−ブタジェン、イソプレンが特に
好ましく、ポリブタジェン、ポリイソプレン、ブタジェ
ン/イソプレンポリマーの如き弾性体が本発明の実施に
特に好ましい。かかるポリマーにおいては、ポリマー類
のミクロ構造は特に制限されずいかなるものも好適に使
用できるが、1.2−ビニル結合が少ないと水添後のポ
リマーの溶解性が低下し、均一・に水添を行う為には溶
媒が限定されるので該結合を約lO%以に含イ1するポ
リマーより好ましい。
本発明の水添反応に用いるポリマーは、一般的には分子
量約1000〜約100万を有するもので、直鎖型の他
に、カップリング剤でカップリングしたいわゆる分岐型
、ラジアル型あるいは星型のブロックコポリマーが包含
される。
カップリング剤の具体例としては、(ジクロロメチル)
トリクロロシラン、(ジクロロフェニル)トリクロロシ
ラン、1.2−ビス(トリクロロシリル)エタン、ヘキ
サクロロジシラン、1,2゜34、7.7−へキサクロ
ロ−6−メチルジクロロシリル−2−ノルボルネン、オ
クタクロロトリシロキサン、トリクロロメチルトリクロ
ロシランなどが挙げられる。
また、リビングアニオン重合において、末端な極fト基
で修飾したポリマー、およびその他の手段でポリマーを
極性基で修飾したポリマーも包含される。修飾される極
性基としては、水酸基、カルボギシ基、エステル基、イ
ソシアナート基、ウレタン基、アミド基、尿素基、チオ
ウレタン基などが挙げられる。
その他公知のいかなる重合方法、例えばアニオンi9合
法、カチオン重合法、配位重合法、ラジカル小合法、あ
るいは溶液車合法、エマルジョン巾合法等で製造される
ポリマーを用いることができる。
史にはMo、W等のメタセシス触媒を用いて開hJ 重
合により得られるノルボルネン誘導体の重合体も本発明
で用いられるオレフィン性不飽和二重結合を有するポリ
マーに包含される。
かかる重合体の+Ni体の具体例として、シクロブテン
、シクロペンテン、シクロオクテン、1.5−シクロオ
クタジエン、1,5.9−シクロドデカトリエン、ノル
ボルネン、5−メチル−ノルボルネンなどのシクロアル
ケン、5−ノルボルネン−2カルボン酸メヂル、5−ノ
ルボルネン−2−カルボン酸工°チル、5−ノルボルネ
ン−2−カルボン酸フェニル、2−メチル−5−ノルボ
ルネン−2−カルボン酸メチル、3−フェニル−5−ノ
ルボルネン−2−カルボン酸ブチル、5−ノルボルネン
2.3−ジカルボン酸ジメチル、5−ノルボルネン−2
−カルボン酸シクロヘキシル、5−ノルボルネン−2−
カルボン酸アリール、5−ノルボルネン−2イルアセテ
ート、5−ノルボルネン2−ニトリル、3−メチル−5
−ノルボルネン2ニトリル、2.3−ジメチル−5ノル
ボルネン2.3−ジニトリル、5−ノルボルネン−2−
カルボン酸アミド、N−メチル−5ノルボルネンー2カ
フボン酸アミド、N、N−ジエチル−5ノルボルネン−
2−カルボン酸アミド、N、N−ジメチル2−メヂルー
5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸ジアミド、5
−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物(無水ハ
イミック酸1.2.3−ジメチル−5−ノルボルネン−
2,3−ジカルボン酸イミド、N−フェニル−2−メチ
ル−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸イミド、
5−メチル−5−カルボキシシクロへキシルビシクロ[
2,2゜1]−2−ヘブデン、5−メヂルー5−カルボ
キシ(4−LerL−ブチルシクロヘキシル)ビシクロ
[2,2,1] −]2−ヘプテン8−メチル−8−カ
ルボキシシクロへキシルテトラシクロ[4,4,012
・6.17・10]  a−ドデセン、5−メチル−5
−カルボキシトリシクロ[5,2,1,0”・6]デシ
ル−8゛−ビシクロ[2°、2.l ] −]2−ヘブ
デなどのノルボルネン語導体が使用できる。
以−ヒに述べた(A)成分のオレフィン化合物。
(B )成分のビス(シクロペンタジェニル)チタニウ
ム化合物等、(C)成分の還元性有機金属化合物を含有
してなる触媒は、再現性良く、長時間高い水素添加活性
を持続する。(A)成分のオレフィン性化合物と触媒(
B)、(C)成分をあらかじめ混合する場合は不活性雰
囲気下の他に水素雰囲気下で行うことができる。本発明
での触媒を用いた水添反応は20〜100℃において4
〜20kg/rn”の水素圧下で行うとポリマー中のオ
レフィン系不飽和二重結合を選択的に好適に水素添加す
ることが可能である。
水素添加後に水素添加されたポリマーからの触媒の除去
は極めて容易である。すなわち、アルコールなどの極性
溶媒と水素添加後のポリマーを接触させることにより、
又触媒除去をより効果的に行う場合は極性溶剤に少量の
酸を添加して使用することにより除去可能である。
本発明の触媒はL業的に使用する際、特にバッチ式、連
続式水素添加プロセスにおいて安定した高い活性の触媒
を長時間持続できるので工業−1,きわめて有利である
次に1本発明の水素添加触媒を用いた水素添加方法につ
いて説明する。
本発明の水添反応は、オレフィン性不飽和二重結合金有
ポリマーを不活性有機溶媒に溶解した溶液において行わ
れる。「不活性有機溶媒」とは溶媒が水添反応のいかな
る関与体とも反応しないものを意味する。好適な溶媒は
、例えばn−ペンタン、n−へブタン、n−オクタンの
如き脂肪族炭化水素類、シクロペンタン、シクロヘキサ
ン、シクロへブタンの如き脂環族炭化水素類、ジエチル
ニーデル、テトラヒドロフランの如きニーデル類の11
独もしくは混合物である。また、ベンセン、トルエン、
キシレン、エチルベンセンの如き芳香族炭化水素も、選
択された水添反応条件下で芳香ぞうく二重結合が水添さ
れない時に限って使用することができる。より好ましく
は1本発明に使用する水添用ポリマーを、水添反応に使
用する溶媒と同一の溶媒中で重合し、その重合溶液をそ
のまま水添反応に用いるのがfj利である6本発明の水
添反応はポリマーを溶液に対して1〜50 Tn nt
%、好ましくは10〜30重量%の濃度に溶解した溶液
中で行われる。
本発明の水添反応は、−・般的には上記ポリマー溶液を
所定の温度に保持し、攪拌下または不攪拌士にて所定圧
に加圧することによって実施される。
触媒(A)、(B)、(C)をあらかじめ混合した後系
中へ加える。
また、各々の触媒は不活性雰囲気下で取扱うことが必要
である。不活性雰囲気とは、例えば窒素、ヘリウム、ネ
オン、アルゴン等の水添反応のいかなる関ry体とも反
応しない雰囲気Fを意味する。空気や酸をは触媒を酸化
したりして触媒の失r^を招くので好ましくない。
触媒をあらかじめ混合する場合は、不活性雰囲気下の他
の水素雰囲気丁で行うことができる。
本発明における触媒の好ましい添加量は、ポリマー10
0gに対し、触媒(A)成分の(11で20ミリモル以
−トである。
この添加量範囲であれば、ポリマー中の不飽和二、1結
合を優先的に水添することが01能で、芳香核二重結合
の水添は実質的に起こらないで、極めて高活性に水添反
応が進行し、高水添率のポリマーが得られる。また繰返
し、実施した時の出現性も極めて良い。
本発明の水添反応は元素状水素を用いて行t)れ、より
好ましくはガス状でポリマー溶液中に導入される。水添
反応は攪拌上行われるのがより好ましく、導入された水
素を充分迅速にポリマーと接触させることができる。水
添反応は一般的に0〜120℃の温度範囲で実施される
。0℃未満では触媒の活性が低トし、かつ水添速度も遅
くなり多τ、tの触媒を要するので経済的でなく、また
120℃を越えるとポリマーの分解やゲル化を併発し易
くなり、かつ芳香核部分の水添も起こりやすくなって水
添選択性が低下するので好ましくない。さらに好ましく
は20〜100℃の範囲である。
水添反応に使用される水素の圧力は1〜100kg/c
m’が好適である。Ikg/am″未満では水添速度遅
くなって実質的に頭打ちとなるので水素率をl−けるの
が難しくなり、100kg/cゴを越えると、51!圧
と同時に水添反応がほぼ完了し、実質的に意味がなく、
不必要な副反応やゲル化を招くので好ましくない。より
好ましい水添水素圧力は4〜20kg/cm″であるが
、触媒添加量等との相関で最適水素圧力は選択され、実
質的には前記好適触媒量が夕晴になるに従って水素n〜
力は高圧側を選択して実施するのが好ましい。
本発明の水添反応時間は通常数秒ないし20時間である
。他の水添反応はバッチ式、連続式等のいかなる方法で
実施しても良い。水添反応の進1−rは水素吸収Mを追
跡することによって把握することができる。
本発明の方法によって、ポリマー中の不飽和ニ重結合の
任意の割合を水添させることができる。
本発明の水添触媒を用いればきt)めて高速度にFIG
現性良く高水添ポリマーが得られるので1漬1゛たいへ
/υ有利である。
又、本発明の水添触媒はスゲ川ノンなとのオレフィン類
の水添にも用いることが可能である。
本発明のノJ法により水添反応を打ったポリマ溶液から
は触媒の残渣を除去し、水添されたポリマーを溶液から
容易にり1離することができる。例えば、水添後の反応
液にアセトンまたはアルコールなどの水添ポリマーに対
する貧溶媒となる極性溶媒を加えてポリマーを沈殿せし
める方法。または反応液を熱湯中に攪拌上投入した後、
溶媒と共に蒸留することによって溶媒を除去する方法等
で行うことができる。これらの水添ポリマーの単離過程
においても触媒も大部分が分解、除去され、ポリマーよ
り除かれる。従って触媒を脱蔵、除去するだめの特別な
操作は必要としないが、触媒除去をより効果的に実施す
る場合は、酸性の極性溶媒または水をポリマー水添反応
液に加えることが6rましい。
[実施例] 以[・、実施例により本発明を具体的に説明するが1本
発明はこれらに限定されるものではない。
尚、実施例中の共役ジエン系ポリマー中の1.2ビニル
結合金イf率は赤外吸収スペクトルを用い、ハンプトン
法(R,R,HampLom、^na 1. Chcm
、 、第29巻923自(1949年)]によって測定
した。
実施例1.2 下に示した各ポリマーを精製乾燥したシクロヘキサンに
溶解しポリマー濃度20?I’jfff%に調整した。
A : JSRSL 552 (日本合成ゴム社製)・
・・スチレン/ブタジェン分岐ランダムポリマー、結合
スチレン量24%、ブタジェン部の1.2結合」439
% B:クレイトンI)−1101(シェル社製)・・・ス
チレン−ブタジェン−スチレンブロックポリマー このポリマー溶液5kgを乾燥した10gオートクレー
ブに仕込み、70℃に攪拌、保持した。次いでビス(シ
クロペンタジェニル)チタニウムジクロリド1ミリモル
とIg(11,3ミリモル)のジエヂルアルミニウムク
ロリドを含むトルエン溶液50mJ2に混合し更にシク
ロヘキセン100mε(987ミリモル)を混合した後
1時間放置したものを102オートクレーブに仕込み、
乾燥した水素ガスをlokg/cm″Gの圧力で供給し
攪拌下1時間反応を行った。反応液を常温常圧に戻して
オートクレーブより汲出し水中に攪拌、投入後、溶媒を
水蒸気蒸留除去することによって白色の水添ポリマーを
得た。得られた水添ポリマーの水添率を赤外吸収スペク
トルより求め表−1に示した。
比較例1〜4 実施例1と同様に各ポリマーを調整棟70℃に攪拌保持
した0次いで、ビス(シクロペンタジェニル)チタニウ
ムジクロリド1ミリモルと1gのジエチルアル趣ニウム
クロリドを含むトルエン溶液50m℃を混合した後放置
時間を変えたものを各々l0I2オートクレブに仕込み
水添反応を行なった。その結果得られた水添ポリマーの
水添率を表−1に示した。
表−1 *オレフィン性不疎…にi℃、−合の水添率(以F同じ
、C’j味に用いる)実施例3 10βオートクレーブに脱気脱水したシクロヘキサン5
kg、スチレン150gを仕込み、テトラヒドロフラン
5g。n−ブチルリチウム0.8gを加えて30℃から
の断熱重合を行なった。30分後にブタジェン700g
を仕込み30分間重合を行なった後、スチレン150g
を加え更に30分間重合を行なった。得られたポリマー
の一部を窒素雰囲気下で容器に200m A (556
ミリモル)採取し、1ミリモルのビス(シクロペンタジ
ェニル)チタニウムジクロリドとジエヂルアルミニー1
ムクロリド6ミリモルを含むトルエン溶液50mρに混
合し、容器内でポリマーと更に混合した後1昼夜放置し
たものをオートクレーブに加え、攪拌ド水素ガスを15
 kg/cm” Gの圧力で供給し1時間反応を行なっ
た。その結果得られたポリマーの水添率を表−2に示し
た 比較例5.6 実施例3と同様に重合を行なった後反応液を40℃に保
ち、1ミリモルのビス(シクロペンタジェニル)チタニ
ウムジクロリドとジエチルアルミニウムクリロド6ミリ
モルを含むトルエン溶液50mj2を混合した後放置時
間を変えたものを各々IO氾オートクレーブに仕込み水
添反応を行なった。その結果得られたポリマーの水添率
を表−2に示した。
表−2 実施例4 JSI(5L552をテトラヒドロフラン3. ooo
ppmを含むシクロヘキサンに溶解しポリマー濃度20
重111%に調整した。このポリマー溶液5kgを乾燥
した10℃オートクレーブに仕込み、rl−ブチルリチ
ウムを10ミリモルを加え、9ミリモルの2,6−シー
し一ブチルーp−クレゾールを仕込み10分間反応を行
った後40℃に攪拌保持した。次いでこのポリマーの一
部を窒素雰囲気下で容器に20On+12(556ミリ
モル)採取し、1.5ミリモルのビス(シクロペンタジ
ェニル)チタニウジクロリドとジエチルアルミニウムク
ロリド5ミリモルをあらかじめ窒素トで5On+42の
トルエン中で混合したものを加えた後12時間放置した
ものをオートクレーブに加え、攪拌上水素ガスを15k
g/cm”Gの圧力で供給し1時間反応を行なった。
得られた水添ポリマーの水添率を表−3に示した。
比較例7.8 実施例4と同様にポリマーを調整した後、このポリマー
溶l&5kgを乾燥したlOβオートクレーブに仕込み
、11−ブチルリチウムを10ミリモル加え、9ミリモ
ルの2−6−シーし一ブチルーp−クレゾールを仕込み
、10分間反応させた後40℃に攪拌、保持した。次い
で1.5ミリモルのビス(ジクロペンタジェニル)チタ
ニウムジクロリドとジエチルアルミニウムクロリド5ミ
リモルをトルエン溶液に混合した後放置時間を変えたも
のを各々オートクレーブに仕込み、攪拌上水素ガスを1
5 kg/cm”の圧力で供給し1時間反応を行なった
。得られた水添ポリマーの水添率を表−3に示した。
表−3 実施例5 1Oρオートクレーブに脱気脱水したシクロヘキサン5
kg、スチレン300g、ブタジェン700gを仕込ん
だ後、テトラヒドロフラン5g。
n−プチルリチム0.7gを加えて30℃から90℃の
W温市合を行なった。転化率がほぼ100%となった後
、2,6−シーし一ブチルー4−メチルフェノキシリチ
ウム1.5ミリモルを加え攪拌した。
次いでビス(シクロペンタジェニル)チタニウムジクロ
リド0.8ミリモルを含むトルエン溶液50mβを混合
し、更に、上記ポリマーの一部100mで(217ミリ
モル)を窒素雰囲気ドで汲出し、混合した後2時間放置
したものを10βオートクレーブに仕込み1反応γルを
40 ’CI’12拌Fで乾燥した水素ガスをI Ok
g/crn” (Eの1「カドで攪拌11時間反応した
。得られた水添ポリマーに水添率は98%であった。
実施例「5 実施例5と同様に1n合を行なった後、2.6−シーし
一ブチルー4−メチルフェノキシリチウ115ミリモル
を加え攪拌した後、ビス(シクロペンタジェニル)チタ
ニウムジクロリド0.8ミリモルを含むトルエン溶液5
0n+Q及びシクロヘキセン+00mj2 (987ミ
リモル)を混合し直ちにオートクレーブに仕込んだ後、
−・昼夜放置した。
この反応液を40℃攪拌下で乾燥した水素ガスを10 
kg/cm’ Gの圧カドで1時間反応した。得られた
水添ポリマーの水添率は99%であった。
実施例7 実施例1と同様にポリマーを調整後50℃に攪拌保持し
、5ec−ブチルリチウム20ミリモルを添加し、20
分間反応を行なった。次いでトルエンl容i夜100m
βにシクロペンテン100mff(1132ミリモル)
とビス(シクロペンタジェニル)チタニウムジクロリド
2ミリモルと2.6−ジーし一ブチルー4−メチルフェ
ノキシリチウム1ミ1ノモルを加えた後5時間数1νt
したものをオートクレーブに仕込み、攪拌−ドで乾燥し
た水素を供給し20 kg/cm″Gで30分間水添し
た。得られた水添ポリマーの水添率は98%であった。
実施例8 10氾オートクレーブに脱気脱水したシクロヘキサン5
 kg、スチレン300 g、ブタジェン700gを仕
込んだ後、デトラヒドロフラン5g。
n−プチルリヂウム0.7gを加えて30℃から90℃
の昇温重合を行なった。転化率がほぼ100%となった
後、 4.4’−ジフェニルメタジイソシアネート2.
6gを加えポリマー末端をイソシアナートで修飾した。
この時一部カツブリングが起こり、カップリングポリマ
ーと未カップリングポリマーの比率がほぼ半々となった
。このポリマー溶液を40℃にし、n−ブヂルリヂウム
0.8gと2,6−ジし一ブチルー■)−クレゾール1
.5gを加えた。−・部このポリマーを窒素雰囲気下で
容器に200+nJ2(556ミリモル)採取し1次に
ビス(ジクロペンタジェニル)チタニウムジクロリド1
ミリモルとトリイソブチルアルミニウム1,5gをトル
エン溶液50m1に混合したものを更に混合し6時間放
置後オートクレーブに仕込み、攪拌下で乾燥した水素ガ
スを供給し、水素圧20 kg/crrl″Gで30分
間水添した。得られた水添ポリマーの水添率は100%
であった。
実施例9 実施例1と同様にポリマーを調整後50℃に攪拌保持し
、n−ブチルリチウム20ミリモルを添加し、20分間
反応を行なった0次いでトルエン溶液100mfiにシ
クロオクテン100mQとビス(シクロペンタジェニル
)ハフニウムジクロライト2ミリモル及び2.6−ジー
し一ブチルー4−メチルフェノキシリチウム1ミリモル
を加えた後5時間放置したものをオートクレーブに仕込
み、攪拌下で乾燥した水素を供給し’ 5 kg/cr
n” Gで30分間水添した。得られた水添ポリマーの
水添率は99%であった。
実施例10 実施例1と同様にポリマーを調整後50℃に攪拌保(つ
し、5ec−ブチルリチウム18ミリモルを添加し、2
0分間反応を行なった。次いでトルエン溶i夜100m
尼に上記ポリマー100mJBとビス(シクロペンタジ
ェニル)ジルコニウムジクロライト2ミリモル及び2.
6−ジーt、−ブチル−4−メチルフェノキシリチウム
1ミリモルを加えた後10時間放7771.たものをオ
ートクレーブに仕込み、攪拌下で乾燥した水素を供給し
I Okg/cm″(]で!時間水添した。得られた水
添ポリマーの水添率は97%であった。
[発明の効果] 本発明の水素添加触媒は調製後長時間を経ても調製直後
とほぼ同等の活性を持続し、オレフィン性不飽和二ir
結合金有ポリマーを温和な条件下で極めて高速度に高転
化率に水添することが可能である。
添加するオレフィン化合物(ポリマー叉は千ツマ−)と
して水添1111のポリマーも用いることができるので
触媒を経済的かつ簡11′Lに調製することがri(能
となり、得られる水添ポリマーは耐候性、−4熱性、t
41酸性のイqれたエラストマー、熱iT ff!性エ
ラストマーもしくは熱+jJ ill性樹脂として使用
され、また紫外線吸収剤、オイル、フライヤー笠の添加
剤を加えたり、他のエラストマー、樹脂とブレンドして
使用され工業上有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)オレフィン化合物の少なくとも1種、(B)
    ビス(シクロペンタジエニル)チタニウム化合物、ビス
    (シクロペンタジエニル)ジルコニウム化合物、ビス(
    シクロペンタジエニル)ハフニウム化合物の少なくとも
    1種、および(C)還元性有機金属化合物の少なくとも
    1種を混合してなる水素添加触媒。 2、(A)成分の二重結合含有量/(B)成分(モル比
    )が20/1以上でかつ、(C)成分/(B)成分(モ
    ル比)が0.5/1〜20/1である請求項1記載の水
    素添加触媒。 3、(B)成分のビス(シクロペンタジエニル)チタニ
    ウム化合物、ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウ
    ム化合物、ビス(シクロペンタジエニル)ハフニウム化
    合物が下記一般式( I )で示される化合物である請求
    項1記載の水素添加触媒。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、MはTi、ZrまたはHfでありR^1、R^
    2はハロゲン原子、炭化水素基、アリロキシ基、アルコ
    キシ基またはカルボニル基であり、R^1、R^2は同
    一であっても異っていてもよい]4、還元性有機金属化
    合物が有機アルミニウム化合物、有機亜鉛化合物、有機
    マグネシウム化合物、有機リチウム化合物またはアルコ
    キシリチウム化合物である請求項1記載の水素添加触媒
    。 5、請求項1記載の触媒を用いて20〜100℃、水素
    圧4〜20kg/cm^2下で反応させるオレフィン性
    二重結合含有ポリマーの水素添加方法。
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