JPH02168310A - スイッチマトリックスの入力検出装置 - Google Patents

スイッチマトリックスの入力検出装置

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JPH02168310A
JPH02168310A JP1212885A JP21288589A JPH02168310A JP H02168310 A JPH02168310 A JP H02168310A JP 1212885 A JP1212885 A JP 1212885A JP 21288589 A JP21288589 A JP 21288589A JP H02168310 A JPH02168310 A JP H02168310A
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英雄 山田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 複数個のスイッチがマトリックス状に配設されたスイッ
チマトリックスにおいて、動作させたスイッチの入力を
検出する方法に関し、 10個以下の重ね動作による廻り込み電流を識別させる
ことを目的とし、 抵抗素子(6)とスイッチ素子(5)とが直列に接続さ
れて構成された複数個のスイッチ部材(S)のそれぞれ
が 駆動回路(2)に接続された複数本の第1の配線(1゜
〜1.)の1本と、検出回路(4)に接続された複数本
の第2の配線(30〜36)の1本とにそれぞれ接続さ
れたスイッチマトリックスであって、該駆動回路(2)
には該複数本の第1の配線(to〜1.)を一本づつ順
次零ボルトに接線するデコーダ(11)を有し、又該複
数本の第2の配線(30〜36)の各々はその一端が該
検出回路のセレクタ(7)を介して一本づつ順次電圧検
出器に接続されるように構成されており且つその他端は
該セレクタと同期して該第2の配線の各々を一本づつ順
次オープンにするデコーダに接続されるとともにスイッ
チ動作検出電圧よりも高い電圧を付加する手段が設けら
れていることを特徴とするスイッチマトリックス入力検
出装置。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、キーボードの如く複数個のスイッチを配設し
たスイッチマトリックスにおいて、動作させたスイッチ
の入力を検出する方法、特に、キーボードにおいて10
キー以下の重ね打ち(一定期間内で複数個のキースイッ
チが同時に導通している状態)に対し廻り込み信号を識
別する検出方法に関する。
コンピュータの入力装置等に利用されるキーボードは、
近年、高信顧に加えて低コスト化が要求されている。一
対の絶縁フィルムのそれぞれに複数個の固定電極または
可動電極とそれらの配線を形成し、第1の絶縁フィルム
に形成した固定電極に対して、第2の絶縁フィルムに形
成した可動電極が適当な間隙で対向するシート状スイッ
チ(通称メンブレンシート)は、低コストのキーボード
に広く利用されるようになった。しかし、通常はダイオ
ードを使用する重ね打ちの廻り込み信号防止方法は、シ
ート状スイッチ素子においてダイオード等の回路部品を
搭載するが困難なため、その対策に苦慮していた。
〔従来の技術〕
第2図は従来のキーボードの入力検出回路の基本構成を
示す模式図であり、複数本(第2図には7本の例を示す
)の第1の配線であるX配線10〜1.は駆動回路2に
接続され、複数本の第2の配線であるY配線30〜36
(第2図では7本の例を示す)は検出回路4に接続され
ており、一端がX配線1゜〜1.に接続された複数個の
各スイッチ素子5(第2図では例えば49個である)は
、抵抗素子6を介してY配線30〜36に接続される。
なお、検出回路4はY配線30〜3hを1本ずつ順次電
圧検出器に接続させるセレクタ7を具え、該電圧検出器
はコンパレータ8と、コンパレータ8の一方の入力端子
に適当な電源電圧(例えば5■)を印加させるインピー
ダンスRと、コンパレータ8の他方の入力端子に検出基
準電圧(例えば2、5 V )を印加させる抵抗rl+
rffiを具えているものである。
このように、抵抗素子6を使用したキーボードは、数個
のキーの重ね打ちによる廻り込み電流を防止することは
可能である。
なお、抵抗素子6に替えてダイオードを使用したものは
、キーの重ね打ちに対し廻り込み信号を完全に防止する
完全なNキーロールオーバになるが、ダイオードより安
価かつ取り扱いが容易であり、膜形成の可能な抵抗素子
6を使用したNキーロールオーバ方式のキーボードは、
安価かつ薄型となり実用的である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら第2図に示すように、抵抗素子6と共にス
イッチ5をマトリックス状に配設し、それを駆動回路2
と検出回路4に接続した従来のキーボードは、3キーの
重ね打ちによる廻り込み信号を防止できる程度のもので
あり、それ以上の重ね打ちに対し廻り込みを防止できな
いという問題点があった。
コンパレータ8に印加する検出電源電圧を5■、スイッ
チ5の閉成を検知する検出基準電圧を2.5V、インピ
ーダンスRをIOKΩとしたとき、各スイッチ5と直列
に接続する抵抗素子6は7にΩが好ましい値になる。か
かるキーボードにおいて、任意の1個所のスイッチ5を
閉成し検出される電圧Vl、例えば■で示す個所のスイ
ッチ5を閉成し配線1.と30とを接続させたとき検出
される電圧■1は、 V、〜5・r/ (R+r)’;2V となり、検出基準電圧2.5vより小さいため該閉成が
検出される。
次いで、図中に■、■、■で示す3個所のスイッチ5を
重ねて閉成したとき、あたかも■のスイッチ5が閉成さ
れたように検出される廻り込み電圧v3は、 Vs 〜3・r”5/ (R+3・r) ’i364 
Vとなり、検出基準電圧2.5vより大きいため廻り込
みの発生したことを検知可能である。
次いで、6箇所のスイッチ5を重ねて閉成させた最悪条
件、即ち図中に■〜■で示す6箇所のスイッチ5を閉成
させたとき、あたかも■のスイッチ5が閉成されたよう
に検出される廻り込み電圧V、は、 V& 〜5・1.5・r / (R+ 1.5・r )
i2.56Vとなり、検出基準電圧2.5vに著しく近
位するため廻り込みの発生は検知できないようになる。
さらに、図中に■〜[相]で示す9個のスイッチを重ね
て閉成させたとき、あたかも■のスイッチ5が閉成され
たように検出される電圧v9は、■、−2v となり、1個のスイッチを閉成し検出される電圧V、と
同じになる。
以上説明したように、廻り込み電流の検出用として抵抗
素子を使用した従来のスイッチマトリックスは、重ね打
ちによる廻り込みが3個の程度スイッチまでしか識別で
きないと共に、廻り込み電圧がインピーダンスRと抵抗
素子6との双方に係わる。
そのため、・インピーダンスRに対し抵抗素子6の抵抗
値が制約されることになり、インピーダンスRと抵抗素
子6の抵抗値との差を大きくすることができない。従っ
て各抵抗素子6の抵抗値は規定値に設定する必要があり
、抵抗素子6は製造単価の安価な印刷手段が採用できな
いという問題点があった。
本発明の目的は前記問題点を除去し、両手の指を使って
高速に操作する際のキーの誤操作による廻り込みの有無
を最低10個のスイッチキーに対し識別可能にすること
である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記の目的を達成するため第1図に具体例が示
されているように、 抵抗素子(6)とスイッチ素子(5)とが直列に接続さ
れて構成された複数個のスイッチキー(S)のそれぞれ
が駆動回路(2)に接続された複数本の第1の配線(1
゜〜1.)の1本と、検出回路(4)に接続された複数
本の第2の配線(30〜36)の1本とにそれぞれ接続
されたスイッチマトリックスであって、該駆動回路(2
)には該複数本の第1の配線(16〜1.)を一本づつ
順次零ボルトに接線するデコーダ(11)を有し、又該
複数本の第2の配線(30〜3&)の各々はその一端が
該検出回路のセレクタ(7)を介して一本づつ順次電圧
検出器に接続されるように構成されており且つその他端
は該セレクタと同期して該第2の配線の各々を一本づつ
順次オープンにするデコーダに接続されるとともにスイ
ッチ動作検出基準電圧よりも高い高電圧を付加する手段
が設けられているスイッチマトリックス入力検出装置で
ある。
〔作 用〕
上記手段によれば、本発明方法は、廻り込み(重ね接続
)なしの検出電圧がほぼ零ボルトであるのに対し、廻り
込みによる検出電圧は検出基準電圧に対して常にプラス
電圧になる。そのため、閉成しないスイッチに対する従
来の誤検出をなくすと共に、所要のスイッチと一緒に他
のスイッチを閉成させて生じた廻り込み電位の検出が容
易となる。しかも、検出回路のインピーダンスは廻り込
み電圧の検出にほとんど係わらないため、インピーダン
スを各スイッチの抵抗素子に対し迩かに大きく設定可能
であり一同−スイッチマトリックス内で各スイッチに接
続させる抵抗素子のばらつきを抑制すれば、異なるスイ
ッチマトリックスで該抵抗素子の抵抗値に差異があって
も一向に差支えないことになり、該抵抗素子を印刷によ
って形成可能とする。
〔実施例〕
以下に、図面を用いて本発明によるスイッチマトリック
スの入力検出装置を説明する。
第1図は本発明の一実施例によるキーボードの入力検出
回路の模式図である。
第1図において、それぞれに抵抗素子6とスイッチ素子
5とが直列に接続したスイッチ部材Sを複数個(本例で
は例えば49個)用意しておきそのそれぞれは個々にそ
の一端が第1の配線111−16(X配線)の一本に接
続され、他端が第2の配線30〜36(Y配線)の一本
に接続されている。
第1の配線10〜l、は、その一端を駆動回路2のデコ
ーダ(オープンコレクタ出力)11に接続されている。
第2の配線30〜36は、一端をデコーダ12に接続さ
れ、他端を検出回路4のセレクタ(アナログスイッチ方
式のデータセレクタ)7に接続されている。
デコーダ12は選択される第2の配線30〜36の1本
をオープンとしその他の配線のそれぞれに所望の定電圧
を印加するように機能する。ここで上記定電圧としては
、例えば3vとする。
また、デコーダ12と各第2の配線30〜36との間に
は、過電流防止用の抵抗r4と前記定電圧を設定するた
めのダイオードDiおよびツェナダイオードZDiが接
続される。
一方第2の配線30〜34の他端はセレクタ7に接続さ
れており、該セレクタは第2の配線30〜36を一本づ
つ選択してスイッチ動作検出電圧回路であるコンパレー
タに順次接続する。
上記デコーダ12とセレクタ7とはクロック信号により
同期して走査を行うものであり、従ってデコーダ12に
より選択された第2の配線の1つ例えば30が同時にセ
レクタ7でも選択されコンパレータ8に接続される。又
コンパレータ8の一方の入力端子Nlには電源電圧Vc
c(例えば5V)からインピーダンスRを介して電圧が
印加され同時にこの入力にセレクタ7の出力も入力され
るのでセレクタ7により選択された第2の配線の電圧も
印加される。又他方の入力端子N2には検出基準電圧(
例えば2.5〜3V)を決める抵抗r、とツェナダイオ
ードZDiが接続されている。
本実施例ではこの基準電圧を2.6vとする。又第1の
配線(1゜〜1.)の一方の端部は駆動回路2に設けら
れたデコーダ11に接続されており、該デコーダ11は
上記のデコーダ12とセレクタ7と同様にこれ等と同期
して走査を行い選択された1本の配線(1,〜1.)の
電圧をOvとし他の配線の端部はオープンとなるよう・
に機能する。
従って令弟2の配線のうち配線30がデコーダ12とセ
レクタ7により選択され、第1の配線のうち配線1.が
デコーダ11により選択されたとすると、第2の配線3
0の電圧は5■に維持され、他の第2の配線36〜36
のそれぞれは3vに維持される。又第1の配線の10が
デコーダ11により選択されたとすると、第1の配線1
0の電圧はOVとなり、他の第1の配線1+−1iはオ
ープン状態となる。
かかる状態でスイッチS■を押下げると配線30と配線
1.とが接続されるため電源Vcc (5V)により維
持されていた配線30の電圧はOに近くなり、コンパレ
ータの入力Nt もOVに近い電圧が印加される。厳密
に言えば配線30の内部抵抗とスイッチ部材Sの抵抗素
子(6)のrが存在しているため完全に0■にはならな
いがインビーダンスRに比べてスイッチ部材の抵抗素子
(6)の「を小さくとれば例えばRの10分の1以下と
すれば端子N、の入力電圧は0とみても差支えない。
これは後述するように本発明においてはインピーダンス
Rと抵抗素子6のrとは独立に変化させうろことが出来
ることに起因している。
従って上述のような構成からなる入力検出装置において
、1個のスイッチだけを閉成させたとき、該スイッチの
接続された第2の配線の検出電圧は0■となり、検出基
準電圧=3Vより小さくなるのでその結果が検出出来る
そして、スイッチS■を閉成せずに誤って例えばS■〜
S■のスイッチ部材Sを同時に閉成させた場合第3の等
価回路に示されるように少くともスイッチ部材S■の抵
抗r4とスイッチ部材S■の抵抗r、との間が定電圧3
vにホールドされているためコンパレータの入力N1は
3■以上となっているので、検出が出来るためスイッチ
S■が閉成されないのにそのまわりのスイッチS■〜S
■が閉成されたそれによる廻り込みに電圧の発生の結果
あたかもスイッチS■が閉成されたかのように判断され
る誤は防止される。
しかしながら、所望のスイッチSと共に複数個の他のス
イッチを同時に閉成させると、該他のスイッチの接続さ
れた第2の配線より廻り込む電圧が発生して電位が上が
り、所望のスイッチの動作を判断できない場合が生じる
ので、以下にその場の廻り込み電圧について説明する。
第1図において、S■のスイッチ5を閉成させるべきと
ころ誤って同時にS■とS■〜S■で示す7個のスイッ
チ5を重ねて閉成させたとき、スイッチS■の検出に際
し他の配線からの廻り込み電圧■フは、 の式で表わされこの式より約1.9Vとなる。この値は
、検出基準電圧=3Vより識別可能に小さい値であり、
スイッチS■が押されたという検出が正常に行えること
になる。
次いで、所望のスイッチ例えばスイッチS■と共に10
箇所の他のスイッチSを同時に閉成させた最悪条件、即
ち第1図中にS■とS■〜S■で示す10箇所のスイッ
チSを重ねて閉成させたとき、スイッチS■の検出に際
し他の配線からの廻り込み電圧V16は、 の弐より約2.05Vとなる。この値は、検出基準電圧
=3Vより識別可能に小さい値であり、スイッチS■の
検出が正常に行えることになる。
以上の具体例をまとめてみると第4図に示すようなグラ
フが得られる。第4図は同時に押下げられるつまり閉成
されるスイッチSの数とまわり込みにより発生する検出
電圧の変化を所望のスイッチを同時に押した場合(グラ
フA)と押さない場合(グラフB)とに分けて表示した
ものである。
つまりグラフAは所望のスイッチ例えばS■を押したの
にそのまわりのスイッチS■〜S[相]のいくつかが同
時に押されたため検出電圧が上昇(スイッチS■だけが
押圧される時は上述の通り検出電圧はOvとなる)して
、スイッチS■が押されなかったと判断される危険があ
ることを示すものであり、そのグラフAが電圧検出器の
基準電圧3vに接近すればするほど識別が出来なくなり
上記の問題が発生する危険があることを示している。−
方グラフBは所望のスイッチS■を押していない状態で
その囲りのスイッチS■〜S[相]のいくつかが押され
た結果、スイッチS■を押していないのに押していると
判断される危険があることを示すものでありグラフBが
前記基準電圧3■に接近し、その差が判別出来なくなる
と上記の問題′が発生する危険がある。
従ってスイッチマトリックスを設計するに当っては所定
数のスイッチを同時に押圧閉成しても図中の基準電圧3
VとグラフA又はBとの差ΔVをコンパレータが識別し
うる最小値以上に維持しておく必要がある。
一般的には最大10個のスイッチを同時に押下閉成した
場合を最悪の誤動作条件と考え、この状態でΔVを十分
大きく保てるように設計することが望ましい。
そこで上記ΔVの値をいかに決定するかが問題となる。
勿論押圧スイッチの数が少くて両グラフと基準電圧との
差が十分ある間は問題ないが押圧スイッチの数が増えて
その差が狭ばまった時が間!!きなる。上述のように最
大10個のスイッチキーを押下した場合でも区別が出来
ることを保証するとすればかなりシビャな条件をクリヤ
する必要がありかかる状態においては、抵抗素子そのも
のの抵抗値のバラツキ例えば初期値のバラツキや経時変
化によるバラツキが問題となる他、押下スイッチのパタ
ーン(どのスイッチを押したかというパターン)や回路
定数の偏差(即ち抵抗値の偏差)も問題となる。
本発明者等は上述した保証を行うための条件について種
々検討の結果、スイッチマトリックスがシート状のメン
ブレーンに形成される場合にはシー)1枚ごとに形成さ
れている抵抗素子(6)の抵抗値の分布が正規分布を示
すことを前提とし抵抗値の平均値7その3σが判ってい
る場合には第5図を参照しながら最悪の条件を考えると
、所望のスイッチとして最大の十の偏差値を有する即ち
抵抗値が一番大きい抵抗r、が選ばれ、その他の9個の
スイッチとして最小の抵抗値をもつものから順に9個の
抵抗r8〜rhoが選択された時と考えられるので、こ
の条件においてキーロールオーバーが保証出来ればよい
との考え方で設計することになる。
本発明者等は抵抗値の初期規格値を選択するため種々検
討した結果第7図に示すようなチャートが得られたので
あり、このチャートの初期規格領域F、 Gから抵抗値
を選択すると良い。尚第7図におけるラインCは限界許
容値を示すラインであり又エリアDは経時変化等のマー
ジンを示すエリアでありかつエリアEはその他のマージ
ンを示すエリアであるが、領域F、Gの範囲から抵抗値
を選択することが好ましい。
本発明における抵抗値の設定にあたっては各シートの全
ての抵抗値を測定し次のへ条件とB条件とを同時に満す
ように選択すればよい。
または B条件  そのシートでの最悪組合せでの検出電圧を計
算し検出限界値にはいるか確認 する。例えば V、l>2.80 (V) vL<2.70 (V) 又回路上の状態に関しては、まず所望のスイッチSがO
Nの場合には、第6図に示すXの部分(抵抗素子9個分
の合成抵抗を示す等価回路)の合成抵抗が最小となる時
のXを求め検出抵抗Vt(最小値)を求める。
一方所望のスイッチSがOFFの場合、計算の都合上全
てのスイッチが抵抗素子rg(最小の抵抗値をもつもの
)であるとして計算し■、を求める。
前述したように、抵抗値ばらつきを検討する場合、初期
製造ばらつきと経時変化等の環境特性を考慮する必要が
ある。製品試験においては環境特性+α(マージン)を
さし引いた値を規格とするのが妥当であり第7図に示す
大枠エリアを初期規格とする。
本発明においては前記したようにまわり込み電圧の検出
にインピーダンスRはほとんど関与しないので、本発明
においては、インピーダンスRに対しスイッチ部材の抵
抗素子6の抵抗rは轟かに小さく規定することが出来る
。例えばインピーダンスRを500 KΩにしたとき該
抵抗rは、同一スイッチマトリックス内でのばらつきを
20%程度以下に抑えるならば、インピーダンスRの1
0分の1以下例えば10〜30にΩ程度の幅を持たせて
規定すればよい。
かかる抵抗rは、印刷手段で形成させたとき同一工程で
のばらつきを20%以下にすることが容易であるため、
本発明をシート状のマトリックススイッチ(メンブレン
スイッチ)に適用したとき抵抗素子6は、スイッチSの
固定電極を形成した絶縁フィルムに印刷手段で形成させ
ることができる。
本発明にかかるスイッチマトリックスをシート状物体上
に形成した例を第8図に示す。
第8図において、シート状スイッチマトリックス71は
、複数箇所に透孔75をあけたフィルム状の絶縁スペー
サ72と、スペーサ72をその厚さ方向に挟む一対の可
撓性絶縁フィルム73674とを具えたものである。ス
ペーサ72、絶縁フィルム73674には、例えばポリ
エステルフィルムが使用される。
一方の絶縁フィルム73はスペーサ72との接触面(上
面)に、各透孔75内に表呈する複数の第2の電極76
と、電極76の各リード部76aに一端が接続する抵抗
素子77と、抵抗素子77の他端が接続する配線78と
を、少なくともパターン形成してなる。
又第2の配線30〜36に相当する複数本の各配線78
は主幹配線78aと、例えばY方向に並ぶ複数の抵抗素
子77を同一主幹配線78aに接続される分枝配線78
bにて構成される。
他方の絶縁フィルム74はスペーサ72との接触面(下
面)に、透孔75内に表呈し第2の電極76に対向する
複数の第2の電極79と、第1の電極79をそれぞれ外
部接続する第1の配線2゜〜l、に相当する複数の配線
とを、少なくともパターン形成している。X配線30〜
36に相当する複数本の配線80は、例えば複数の電極
79の間を接続する接続部80bと、一連の接続部80
bで接続された複数の電極79を外部接続する主幹部8
0aにて構成される。
電極76、89と配線78.80は、銀等にてなる導体
層にそのマイグレーシラン防止用の低抵抗層を積層させ
た二層構成または、低抵抗層のみの一層構成にて形成さ
れる。
第8図のシート状スイッチ素子71は、絶縁フィルム7
3に対しスペーサ72と絶縁フィルム74の一部分を剥
離させた状態であり、このように構成したシート状スイ
ッチ素子71は、電極79の形成された絶縁フィルム7
4の上面をキー等にて押下すると、絶縁フィルム74が
変形することによって、その電極79は対向する電極7
6に接触し、次いで該押下刃を除去すると電極79は、
絶縁フィルム74が有する復元力で復帰し、電極76と
電極79は開離するようになる。
次に本発明における他の実施例を第9図に沿って説明す
る。
上記した具体例では、スイッチマトリックスには、定電
圧を供給するためのツェナーダイオードZDiが第2の
配線30〜3hにそれぞれ1個づつ設けられるとともに
コンパレータ8に供給される基準電圧を設定する部分に
も使用されている。
本具体例では第9図に示すようにツェナーダイオードZ
Diを1つだけ設け、各配線30〜30への定電圧供給
と、コンパレータの基準電圧設定の両機能を兼用させる
ものである。
このように構成することによって、本発明のスイッチマ
トリックス回路をシンプル化するとともに、ツェナーダ
イオードのバラツキによる影響を除去することが可能と
なる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明方法は廻り込みなしの検出
電圧がほぼ零ボルトであるのに対し、廻り込み電流は検
出基準電圧に対して常にプラス電圧になるため、該廻り
込みよって閉成しないスイッチを誤って検出する誤検出
をなくすことができると共に、所要のスイッチと共に複
数の他のスイッチを閉成させたとき、該所要スイッチは
他のスイッチを9個同時に閉成させても検出可能なlO
キーロールオーバを実現し得た効果がある。
また本発明方法によれば、検出回路のインピーダンスに
対し各スイッチの抵抗rの規定値を1ノ20以下程度に
小さ(設定できることによって、同一スイッチマトリッ
クス内でのばらつきが20%程度以下であれば、抵抗r
の値は比較的大きい自由度を持たせることが可能となり
、印刷手段によってその製造が容易となる効果を有する
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるキーボードの入力検出
回路の模式図、 第2図は従来のキーボードの入力検出回路の基本模式図
、である。 第3図(a)は本発明におけるまわり込みが発生した場
合の電流経路の例を示す図であり、第3図(b)は第3
図(a)の等価回路を示す図である。 第4図は押下スイッチ数(N)と検出電圧Vとの関係を
示す図である。 第5図は抵抗素子の抵抗値の分布を示す図である。 第6図はまわり込み発生時の検出電圧を算出するための
等価回路図である。 第7図は抵抗素子の抵抗値ばらつき規格を示す図である
。 第8図は本発明をシート状物体に形成した場合の例を示
す図である。 第9図は本発明の他の実施例を示す図である。 図中において、 1゜〜1には第1の配線、 2は駆動回路、 30〜36は第2の配線、 4は検出回路、 5はスイッチ素子、 6は抵抗素子、 7はセレクタ、 8はコンパレータ、 11、12はデコーダ、 Rはインピーダンス、 Sはスイッチ部材、 ZDiはツェナーダイオード、 71はシート状スイッチ素子、 72はスペーサ、 73、74は絶縁フィルム、 75は透孔、 76は第2の電極、 77は抵抗素子、 78、78a、 78bは第2の配線、79は第1の電
極、 80は第1の配線、 を示す。 従来のキーボードの入力検出回路の模式9第2FA 押下スイッチ数(N)と検出電圧Vとの関係を示す図第 図 第 図 抵抗業予の抵抗値の分布を示す図 廻り込み発生時の検出電圧を算出するための等価回路第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、抵抗素子(6)とスイッチ素子(5)とが直列に接
    続されて構成された複数個のスイッチ部材(S)のそれ
    ぞれが 駆動回路(2)に接続された複数本の第1の配線(1_
    0〜1_6)の1本と、検出回路(4)に接続された複
    数本の第2の配線(3_0〜3_6)の1本とにそれぞ
    れ接続されたスイッチマトリックスであって、該駆動回
    路(2)には該複数本の第1の配線(1_0〜1_6)
    を一本づつ順次零ボルトに接線するデコーダ(11)を
    有し、又該複数本の第2の配線(3_0〜3_6)の各
    々はその一端が該検出回路のセレクタ(7)を介して一
    本づつ順次電圧検出器に接続されるように構成されてお
    り且つその他端は該セレクタと同期して該第2の配線の
    各々を一本づつ順次オープンにするデコーダに接続され
    るとともにスイッチ動作検出電圧よりも高い電圧を付加
    する手段が設けられていることを特徴とするスイッチマ
    トリックス入力検出装置。 2、該第2の配線(3_0〜3_6)の各々に一定の該
    高電圧を付加するためのツェナーダイオードからなる定
    電圧回路を設けたことを特徴とする請求項1記載のスイ
    ッチマトリックス入力検出装置。 3、該電圧検出器に入力される基準電圧の供給源と該高
    電圧の電圧供給源とが等しいことを特徴とする請求項1
    記載のスイッチマトリックス入力検出装置。 4、少くとも第2の配線(3_0〜3_6)のそれぞれ
    に加えられる該一定の高電圧は1個のツェナーダイオー
    ドを介して供給されるものであることを特徴とする請求
    項1乃至3記載のスイッチマトリックス入力検出装置。 5、該スイッチマトリックスは積層された少くとも2枚
    のシート状物の対向する表面間に形成されていることを
    特徴とする請求項1乃至4記載のスイッチマトリックス
    入力検出装置。
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US6211694B1 (en) 1997-05-26 2001-04-03 Nec Corporation Bus driver having noise removing circuit
JP2016504685A (ja) * 2012-12-21 2016-02-12 アップル インコーポレイテッド キー毎に個別ledを備えるコンピュータキーボードキースキャン共有マトリックス

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