JPH02165561A - 鉛蓄電池用電極基板並にその製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鉗′＃ｉ電池用電極基板に関する。

〔従来の技術〕

従来の鉛蓄電池用電極基板としては、鋳造法により鋳造
した鉛格子基板、鉛合金などの圧延板を打ち抜き加工又
はエキスバンド加工により製造した多孔基板、更に、鉛
繊維を合成樹脂バインダーで結着してマット状とした鉛
１１１繊維シート型多孔基板は公知である。

〔発明が解決しようとする課題〕

かする従来の電極基板は、いずれも鉛又は鉛合金を材料
とするため、その重量は重く、又これに活物質を充填し
極板とし、電池に組み込み鉛蓄電池に構成するときは、
相当の重量となり、その製造時の極板や電池の搬送その
他の取り扱いが不便且つ不経済である。

その軽量化のため、鉛格子の基板を肉薄にしたり、その
格子桟を細くするなどの対策を取るときは、機械的強度
が著しく低下し、又活物質の剥離、１Ｂ！落が増大する
などの不都合を伴う。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、上記従来の課題を解決し、比較的軽量な而も
機械的強度の増大した鉛蓄電池用電極基板を提供するも
ので、多孔基板を、表面に鉛メッキ被覆を施された非金
属繊維から成るシートで構成して成る。

〔作　用〕

本発明の電極基板は、非金属繊維を本体とし、その繊維
表面に鉛メッキ被覆を施したものであるので、基板全体
を鉛又は鉛合金で作製する従来の各ｆｉ集電板に比し著
しく軽量となる。又、これに活物質を充填し、極板とし
て使用する場合は、その繊維表面の鉛メッキ被覆を介し
て充放電作用を行うことができる。又、その非金属繊維
として炭素繊維、導電性合成樹脂などの導電性繊維を用
いるときは、その導電性繊維自体が、充放電時の通電に
役立つ、又、合成繊維を使用するときは、特に軽量化と
基板の強靭性の付与に役立つ、ガラスｍＨは、機械的強
度の増大に役立つ、又、これら各種の繊維の混合は、所
望の物理的特性の付与に役立づ。

更に本発明は上記の本発明の鉛蓄電池用基板の製造法を
提供するもので、非命ＸＩ維シートに無電解メッキ処理
を施して、繊維の表面に金属メッキ被膜を形成し、次で
、これに電解メッキ処理を施し該金属メッキ被膜面に鉛
メッキ被覆を施すことを特徴とする。このＷ造法におい
て、予め、非金属Ｉａ維レシート１！！電解メッキ処理
を施すので、鉛メッキ被覆が非金属繊維に該金属メッキ
被膜を介して良好に形成できる。

〔実施例〕

次に、本発明の実施例を詳述する。

本発明の非金属繊維は、炭素ｍ維（黒鉛繊維をも含む）
、導電性合成樹脂などの導電性繊維、合成繊維、Ｃガラ
スなどのガラス繊維の単独又はこれらの繊維の少なくと
も２種から成る混合繊維であり、多孔繊ｍ基板の合成、
靭性、屈撓性、導電性などを考慮し、適宜組み合わせて
使用される。

非金属繊維から成るシートは、織布又は不織布が通常で
、適宜の厚さのシートとする。繊維相互は少量の熱硬化
性合成樹脂バインダーにより或いは加熱により繊維表面
の結着により一体のシートとすることができる。繊維間
隙（ボア）の径、その開放率、繊維密度なども適宜選択
される。

第１図及び第２図は、本発明の鉛蓄電池用基板の１例を
示す、該基板１は、本発明の鉛メッキ被１！２ａされた
カーボン繊維２を材料とし、その無数を厚さ１　ｒａｔ
ｒａ度の繊維間のボア口径５０μｍを有する不織布から
成る。尚、該電極基板１には、その外周に鉛などの耐酸
性金属囲枠３の一対をその前後から決着して、全体とし
て合成の基板に製造されている。３ａは、囲枠３より突
出させた耳を示す。

このように構成の本発明の鉛繊維シート型電極基板は、
これに陽極活物質又は陰極活物質を任意の手段で充填し
て鉛￥ｉ電池の陽極板又は陰極板として製造され、電池
に組み込まれて使用される。この場合、該基板は、従来
の鉛から成る上記の各種基板に比し、軽量な電極板、従
って又電池をもたらす、この場合、ポリオレフィン系樹
脂、ポリアシド樹脂などの合成繊維を使用するときは、
特に軽重な基板が得られる。而も、この場合、その非金
属繊維の表面の鉛メッキ被膜が電池の充放電時の通電作
用をなす、導電性繊維（金属繊維は除く）として、代表
的には、炭素繊維を使用するときは、繊維自体が導電性
となるので、通電性能を高めることができる。炭素繊維
として黒鉛繊維でもよいことは言うまでもない。

活物質の充填は、硝酸鉛などの鉛塩水溶液に基板を浸漬
しその溶液を含浸せしめた後、Ｋ酸に浸漬させて、繊維
間に硫酸鉛を析出させることを複数回繰り返して、所望
量の硫酸鉛を該基板繊維全体に均一に含有せしめた後、
化成により［６鉛をｐｂｏ、に、或いはｐｂに転換し、
所望により陽極板或いは陰極板とすることができる。

次に、上記の本発明の電極基板の製造法の実施例につき
説明する。

市販のポリエステル繊維不織布を、温度６０℃のりＤム
混酸（７５ｇ／Ｊ！　、　Ｃｒへ、２５０ｇ／Ｊ。

Ｈ２Ｓ　Ｏ４）で１０分間表面処理を行った後、水洗、
乾燥し、次でこれら無電解メッキ処理を施す。

電解メッキ処理は、例えば、硫酸銅とホルマリンを主体
とし、錯化剤、安定剤などを少量添加して成る溶液に、
該基板を浸漬することにより、厚さ１μ程度の銅メッキ
被膜を該基板の繊維の表面に形成せしめる０次に水洗、
乾燥後、該基板を硫酸浴に浸漬して表面の酸化銅を溶解
除去し、次で水洗し硫酸を除去後、その銅メッキ繊維か
ら成る基板に鉛電解メッキ処理を施す、電解“メッキ浴
は、硅弗化釦浴を使用し、電流密度０、５Ａ／ｄａｄ以
下、２５℃でパルスによる通電を行う。

かくして、該銅メッキ被膜上に鉛メッキ被覆の密着し、
本発明の鉛メッキ被覆の合成繊維から成るシート状電極
基板が得られる。導電性金属被覆は、銅メッキ被膜に限
られないことは言うまでもない。

このようにして得られた本発明の鉛ｌａＭＩ型シート状
電極基板は、その繊維本体が合成繊維から成るため、機
械的強度、靭性に優れ、又その基面が銅メッキ被覆と鉛
メッキ被覆とから成るので、電極活物質からの集電体と
して良好に作用する。

〔発明の効果〕

このように本発明によるときは、多孔基板を紹メッキを
被覆した非金属繊維で構成するようにしたので、従来の
基板全体を鉛で構成する各種電４ｉｉ基板に比し軽重な
電極基板が得られ、これに活物質を充填し極板とし、電
池に組み込み使用するときは、電池の重量を著しく軽量
化でき、単位重量当たりの電池容量の大きい充放電作用
を行う低コストの電池をもたらす、この場合、非金属繊
維の種類を採択しその単独又は混合繊維の使用で電極基
板に所望の機械的強度、靭性などを付与できる。

又、本発明によるときは、非金属繊維を原料とし、その
シートに無電解メッキ処理により導電性金属メッキをそ
の表面に施し、次で、これに鉛電解メッキ処理を施すの
で、容易に且つ低コストで本発明の電極基板が円滑に得
られる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明電極基板の平面図、第２図は、その一
部の拡大図を示す。 第１図 ■・・・本発明電極基板 ２ａ−・・鉛メッキｗ１．′Ｉｆｉ ２・・・非金属繊維

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、多孔基板を表面に鉛メッキ被覆を施された非金属繊
   維から成るシートで構成して成る鉛蓄電池用電極基板。 ２、非金属繊維は、炭素繊維などの導電性繊維、合成繊
   維、ガラス繊維のいずれか一種の単独繊維又は少なくと
   も２種の混合繊維である請求項１に記載の鉛蓄電池用電
   極基板。 ３、非金属繊維シートに無電解メッキ処理を施して、繊
   維の表面に金属メッキ被膜を形成し、次で、これに電解
   メッキ処理を施し該金属メッキ被膜面に鉛メッキ被覆を
   施すことを特徴とする鉛蓄電池用基板の製造法。